10/01/23 16:53:28
真性の要因でまっさきに挙がるのがテストステロンまたは変換されたより強力なDHT
問題はDHT受容体の感受性。普通の人より過敏?やはり遺伝的問題か。
女性の場合は生成するDHTは男性に比べて少ない。5α酵素も受容体も男性の半分といわれてる。
(テストステロンをエストラジオールに変換するチトクロームP450の働き)
一般的に男性より女性の皮脂量が少ないのはこのあたりか。
ただ一般論であり、前述のとおり受容体の感受性や生成されるDHTも男女含めて個人差がある模様。
その他いろいろ。
-ペルオキシゾーム増殖因子活性化受容体-
脂腺細胞の増殖に関与。腫瘍壊死因子(TNF-α)、インターロイキン(IL-1)の産出を促す。
これらは角化亢進や炎症性の皮膚トラブル?休止期脱毛を誘導?
この視点からの皮脂分泌抑制に外用レチノイドが効果を上げているとのこと。
-サブスタンスP(神経伝達物質の受容体)-
ストレスによって脂腺から産出される。これが皮脂腺に存在する受容体を活性化させ皮脂量を増加させる。
-インスリン様成長因子1(IGF-1)受容体、コルチコトロピン放出ホルモン受容体-
脂腺に存在、皮脂増加に関与。
皮脂分泌といっても複雑なもんで最近報告されてるものも少なくない。