10/06/22 20:22:13
「“君が真実(シンジツ)だって、
最初からわかっていたはず”か…」
真実はつぶやいた。
「いい歌詞だろ?ダジャレじゃねーぜ」
シュンが得意げに言う。
「うーん……ちょっとキザだけど素敵。自分の名前が好きになっちゃった」
真実は、自分の横で寝転がるシュンの顔をじっと見た。
「そうだ。もう描きあがったよ、シュンの顔」
真実は絵の上にかけてあった布をはずし、
シュンに肖像画を見せた。
シュンはじっと絵を見つめ、言葉を発しない。
そして黙ったまま真実を抱き寄せキスをした。
うっふ~~~ん♪
「絵が出来上がったらって約束、覚えてる?」
真実はうなずいた。
シュンは、真実の服を静かに脱がせていった。
時間をかけてお互いすっかり裸になってしまってから、
あらためて肌と肌を合わせる。
あっは~~~ん♪