ストーリーを教えてもらうスレ Part22at CSALOON
ストーリーを教えてもらうスレ Part22 - 暇つぶし2ch400:TRIGUN MAXIMUM
09/06/16 00:58:35
以上、3巻の内容でした。

さらに補足。
メリルとミリィは意識を取り戻したジェシカに導かれシップに到着していました。
2巻にシップと外界を繋ぐロープウェイに到着した姿が描かれています。

401:400
09/06/16 01:02:06
>>391
まとめさんご苦労様でした。

1巻2レスって長いですか?
もっと簡潔にまとめた方がいいのか…。

それにしても調べたのにレスが長すぎというエラーが出るのがなんとも…。

402:マロン名無しさん
09/06/16 03:53:18
昔なかよしに掲載されていた
あいりんドリーム(猫部ねこ著)のストーリーお願いします
この話はK様の正体が重要だと思うのですが序盤しか読んでなくてまったく分からなかった
(作者スレでは最後の方に出てくるキャラで序盤だけでは分からないと説明されたんですが)
できるだけ詳しく頼みます

403:マロン名無しさん
09/06/18 01:20:07 Bsj6isHE
>>401
詳しい方が読み応えがあって好きだな

404:マロン名無しさん
09/06/18 08:25:38
私は文章力が無いので自分では詳しいまとめが書けないのだけど
長文読むのは全然苦にならないタイプなので
簡易まとめより詳しいまとめのほうが好き。

読んだことある漫画や、好きで全巻持ってる漫画でも
まとめが載ってると必ず読む。

文章の上手い人が書いた詳しいまとめを読むと
「ああ、そこってそういう解釈だったのか。気づかなかった」
「私より、このまとめ書いてくださった人のほうがずっと
 深く読み込んでるなぁ」
「なるほどなー」
と感心することが時々あるよ。
難解なテーマの漫画や、読解力の必要な漫画の場合は、特にそうなる。


405:マロン名無しさん
09/06/18 11:32:21
このスレの姉妹スレとしては
ゲームやエロゲーのストーリーを教えてもらうスレはあるけれど
映画のストーリーを教えてもらうスレって無いんだろうか?

見たけど難解で意味わかんなかった映画を
誰かの書いた、最初から最後まで載っている
長文あらすじで読んでみたいんんだよなー。


406:マロン名無しさん
09/06/18 11:34:48
ググったら「あの映画のココがわからない」ってスレとまとめサイトがあったけど
「ストーリーを教えてもらうスレ@映画板」はやっぱり無いみたいだ。

407:マロン名無しさん
09/06/18 11:40:59
映画のあらすじは「goo映画」で検索するとごく最近の映画以外は出てくるよ。
それも随時更新されていってるから、3~4年くらい前の映画なら既に載ってると思う。
少し前までは「映画の結末教えてスレ」があったと思うけど最近なくなったのかな?
DVD出てるような映画ならレンタルで数百円、2時間ほどあれば見られるんだし
それくらい見ろってことかもしれないなw

408:マロン名無しさん
09/06/18 11:52:35
ちなみにここ↓

URLリンク(movie.goo.ne.jp)

409:マロン名無しさん
09/06/18 13:25:58
>>405
まずはgoo映画を調べた方がいいと思うけど、ノンジャンルでのスレが他板にあるよ

映画・小説・ドラマetc.の最初~結末が知りたいスレ
スレリンク(kankon板)

あの映画・小説・ドラマ,etc.の結末が知りたい 15
スレリンク(kankon板)

テンプレにここへのリンクも貼ってある


410:マロン名無しさん
09/06/18 14:25:36
>>407-409
みなさん、レスありがとうございます。
goo映画は知ってた(せっかく教えてくださったのに気持ちを踏みにじったみたいでごめん)けど
2ch内にもそういうスレがあったんだね。
見てみたら簡単なバレじゃなくて、長文バレオケみたいだったので読むことにします。

411:400
09/06/18 18:44:49
>403
>404
レスありがとう!
そう聞いてちょっと安心しました。

またまとめたらきます。

412:マロン名無しさん
09/06/21 22:41:55 tfPjMRsg
保守

413:マロン名無しさん
09/06/25 03:20:59 1eH5Q7kc
保守

414:マロン名無しさん
09/06/27 21:05:27 DTU2pHUO


415:マロン名無しさん
09/06/27 21:39:11
情報ツウは得をする!
⇒ 情報サイト URLリンク(sho-zai.com)


416:マロン名無しさん
09/06/30 03:14:45 HF78XhOL
乙橘「少年メイド」をお願いします

417:マロン名無しさん
09/07/04 02:16:24
保守

418:マロン名無しさん
09/07/07 23:28:48 4+4ReNwg
hosyu

419:マロン名無しさん
09/07/11 13:09:21 p3Yagb0j
hosyu

420:マロン名無しさん
09/07/14 02:19:38 r4nsA93O
hosyu

421:マロン名無しさん
09/07/14 05:46:42
ヤングガンガンで連載していた
「すもももももも~地上最強の嫁~」お願いします。
桃子と優介の結婚式に、孝士が乱入して再対決をしてる最中まで見ました。
日光菩薩が戦いを見ながら「いかん、そのままでは百鬼封檻を使えないぞ」
みたいな事を考えてる話まで見たのですが、知らぬ間に連載終了していました。

・どうやって決着したのか
・各主要キャラのその後
を箇条書きで良いのでお願いします。


422:マロン名無しさん
09/07/17 23:55:21 rdXnhuc0
hosyu

423:マロン名無しさん
09/07/18 17:14:47 gd9XAzKL
DCコミックスのウォッチメン
 第一章~第六章まで

*登場人物
 ・ロールシャッハ(コバックス):違法に活動している唯一のヒーロー
 ・コメディアン(ブレイク):政府公認ヒーロー 太平洋戦争、ベトナム戦争を経験した特殊工作員
 ・Drマンハッタン(ジョン):政府公認ヒーロー 世界ただ一人の“超人” アメリカの切り札
 ・オジマンディアス(ヴェイト):引退し、大企業の社長となったヒーロー 世界一の天才であり、肉体を完璧に制御できる
 ・ナイトオウルII世(ダニエル):引退したが、現役時代を忘れられないヒーロー ロールシャッハの元相棒
 ・2代目シルクスペクター(ローリー):初代(母親)に無理やりヒロインにさせられた 引退した現在はDrマンハッタンの恋人

*世界観
 1930年代に“本物の”ヒーローがあらわれた以外は、まったく現実と同じ世界。
 つまりヒーローは基本的にコスチュームを着て鍛えただけの生身の人間。
 しかし1950年代に“超人”Drマンハッタンが誕生し、アメリカの力が強大に。
 ベトナム戦争に勝利し、ウォーターゲート事件は隠蔽され、ニクソン大統領が現役続行。
 結果的にソビエトとの関係は悪化しており、核戦争の危険性はより高まっている。
 更に70年代には警察のストライキをきっかけにヒーロー排斥の暴動が発生。
 ヒーロー禁止法『キーン条例』が作られ、二人の公認ヒーローを除いて他は違法になってしまった。
 そんな世界の1985年、金曜の夜に起きた殺人事件から、全てが始まる。

424:WATCHMEN
09/07/18 17:15:44
*第一章『真夜中、全てのスパイが……』
 1985年、金曜日の夜、ブレイクという男がビルから突き落とされて殺された。
 調査に乗り出したロールシャッハは、ブレイク=コメディアンであった事を突き止める。
 彼はこれを何者かによる陰謀であると考え、かつての仲間へ警告して回る。
 ダニエル「強盗の仕業って線もあるんじゃないかな?」
 ヴェイト「彼はナチス並に憎まれていたから、誰が殺してもおかしくはない」
 マンハッタン「ソ連の陰謀じゃないか? 人間は死んでも分子構造は変わらないから、些細な問題だ」
 ローリー「ブレイクは私の母をレイプしようとしたから死んで当然」
 しかし芳しい結果は得られず、ロールシャッハは一人調査続行を決意する。

 一方、ロールシャッハの訪問に苛立ちを覚えたローリーは、ダニエルを食事に誘っていた。
 ヒーローへの情熱を捨てきれないダニエルは、ロールシャッハの訪問で沈んでおり、これに同意。
 しかしヒーロー活動に多くの時間を割いてきた二人の共通の話題は、やはりヒーロー時代の事ばかり。
 「ごめんなさいね、最近笑える話が無くって」「そりゃそうさ。コメディアンが死んだんだから……」

425:WATCHMEN
09/07/18 17:16:32
*第二章『ここにいないダチ公』
 エドワード・ブレイク=コメディアンの葬式が開かれるその日、ローリーは母の元を尋ねていた。
 既にブレイクの事を許しているという母の言葉にローリーは激昂するが、彼女は寂しげに呟く。
 「あれから40年。人生は続くのよ、ハニー。どんな思い出でも、人生を明るく輝かせてくれるのよ……」
 1940年代、ヒーローの黄金期。ミニッツメンの撮影会の直後、彼女はコメディアンにレイプされたのだ。
 「そんな侮辱を受けてどうして黙っていられるの、母さん!」「あんたが世間のイメージを気にするなんてね。水爆と寝てるのに……」

 雨の降り続く墓地では、参列していたヴェイト、ダニエル、マンハッタンもまたコメディアンの事を回想していた。
 1966年、オジマンディアスが新たにヒーローチームを結成しようとした際に、コメディアンはこう言い放った。
 「俺達が戦ったところで何もかわらねぇ。30年もしないうちに水爆が皆燃やして、残ったオジーが世界一賢い男になれるのさ!」
 ベトナム戦争に合衆国が勝利した夜、捨てられた情婦がコメディアンを襲い、彼が女性を射殺するのをマンハッタンは目撃していた。
 「あんたは止められた筈なのに何もしなかった。人間なんて虫けら同然なんだろ? ドク。くそ、あんたまでおかしくなっちまうなんて……神よ、救いたまえ」
 キーン条例制定前夜、ヒーロー排斥の暴動を起こした市民達へ躊躇無く発砲するコメディアン。あまりの惨状に呆然とするナイトオウル。
 「故郷で仕事するのはウォーターゲート以来だ」「この国は、アメリカンドリームは、どうなってしまったんだ?」「アメリカンドリーム? こいつがそうさ!」

426:WATCHMEN
09/07/18 17:17:18
 葬式会場から立ち去った一人の老人。彼が帰宅すると、待ち伏せていたロールシャッハによって襲撃されてしまう。
 老人はかつて暗黒街の顔役だった悪漢モーロックだったのだ。何故そんな人物が宿敵コメディアンの葬式に訪れたりするのか。
 「行かなきゃならん気がしたんだ。あの夜……彼がわしの部屋を訪れたものだから……!」
 死の直前、コメディアンはモーロックの部屋を訪れ、「ある島で目撃したもの」のせいで泣き崩れたのだという。
 「俺はひでぇマネばかりしたさ。だが、俺はあんなマネだけは……聖母様、お許しください、お許しください。
  ……何がおかしいんだ、わからねぇ、わからねぇよ……誰か、教えてくれよ!」

 ―こんなジョークがある。一人の男が精神科医を尋ねてこう言った。「人生に希望が持てないんです」
 「それなら有名なピエロのパリアッチのショーを見なさい。明るくなりますよ」
 すると男は突然泣き崩れた。「私がパリアッチなんです!」上出来のジョーク。ドラムロール、そしてカーテン。
 かつての宿敵以外誰も花をたむけないブレイクの墓前に立ったロールシャッハは、彼の仇討ちを決意するのだった。

427:WATCHMEN
09/07/18 17:18:05
*第三章『世をあまねく裁かるる御身』
 一方その頃、人々の関心は今夜の番組にDrマンハッタンが生出演する事だった。
 しかしローリーは、自分とベッドを共にしている間も分身して平行で研究を進めていたと知って激昂、彼に別れを告げる。
 またかつてDrマンハッタンことジョンの恋人であった女性は病身でありながら新聞社のインタビューを受け、彼を辛らつに罵った。
 「彼はなんでも知っているような顔をしているけど、人間の事はわかっていない。私が死んだって、彼は哀しまないわ」
 そして生放送の最中。Drマンハッタンに関与していた人物百名以上が、重度のガンを患っているという事実が突きつけられる。
 かつての親友、かつての恋人、そして幾度と無く対決した悪漢モーロック、それらがガンになった原因はDrマンハッタンにあるというのだ。
 口々に罵られ、吊し上げられるという酷く猥雑な状況から逃れるべく、Drマンハッタンは火星へとテレポートしてしまう。

 同時刻、ヒーロー活動を嫌っているのに頼れる友人はヒーローしかいないと泣きながら、ローリーはダニエルの家を訪ねていた。
 彼女を落ち着かせようと、初代ナイトオウルとの思い出話に誘うダニエルだったが、その途中でチンピラ達に襲撃を受けてしまう。
 往年の活躍がある為、そこらの不良に負けるような二人ではなかったが……戦い終わった後、心地よい高揚感に浸っている事に気付くのだった。

 そして状況は刻一刻と悪化しつつあった。アメリカ防衛の切り札であったDrマンハッタンが消失した事で、ソビエト連邦はアフガン侵攻を決意。
 アメリカ合衆国への攻撃される可能性も高く、ニクソン大統領は一週間が経過してもDrマンハッタンが戻らぬ場合は先制攻撃すると宣言する。
 全面核戦争―世界の滅亡は、時間の問題となりつつあったのだ。

428:WATCHMEN
09/07/18 17:19:20
*第四章『時計職人』
 火星へとテレポートしたDrマンハッタンは、自分の今までの人生を振り返っていた。
 平凡な時計職人の息子として生まれたジョン・オスターマンは、父親の教育方針から原子力科学者への道を歩む。
 最新鋭の研究施設で得た親友、恋人、恩師との素晴らしい日々。だが、不幸な事故がオスターマンから全てを奪った。
 放射線実験の事故によって肉体が原子レベルにまで分解され、しかし再構築に成功した彼は世界唯一の『超人』になってしまったのだ。
 実在したスーパーマン、合衆国防衛の要、あらゆる原子を分解再構築できる超人、Drマンハッタン。
 しかし彼の過去、未来、現在の全ての時間軸が入り乱れ、同時に目の前に現れる「量子学的認識」を理解してくれる人物はおらず、
 恋人とも疎遠になり、友人はおらず、ヒーロー達も彼を受け入れてはくれず、新たな恋人であるローリーからも拒絶されてしまった。
 またその認識故に、彼が徐々に人間性を喪失し―最後の騒動で、もはや人類にも愛想が尽きた事を自覚する。
 Drマンハッタンは火星の砂を用いて巨大なガラスの城―時計を作り、そこから火星へと降り注ぐ流星群を眺めるのであった。


429:マロン名無しさん
09/07/18 17:24:44 vCP5dG/B
支援

430:WATCHMEN
09/07/18 17:24:53
*第五章『恐怖の対象形』
 一人、孤独に調査を継続していたロールシャッハ。
 彼は再度モーロックを訪問し、様々な情報を整理していくが進展はみられない。
 コメディアンが画家や芸術家の集まっている島で見たものとは何か。ガン疑惑者のリストを作ったものは誰なのか。
 傷心のローリーに家へ泊まるようダニエルが誘っているのを見て、彼女が事件を仕組んだのかとまで疑うようになる。
 街を行くのは退廃に浸りきった屑どもばかり。誰かが何とかしなければならないのだと、ロールシャッハは呟く。

 一方その頃、ヴェイトもまた危機的状況に陥っていた。会議の為に社長室を出たところを暗殺者によって襲撃されたのだ。
 だがオジマンディアスとしての腕前は鈍っておらず、秘書を殺害されるものの、みごと撃退。しかし暗殺者には自害されてしまう。
 
 この事件を知ったロールシャッハは、同時に送られてきたモーロックからの協力要請を関連付ける。
 しかし約束の時刻にモーロック宅を訪れたロールシャッハを待ち受けていたのは、眉間に銃弾を受けた彼の死骸。
 ハメられた事に気付くも、既に警察はモーロックのアパートを完全に包囲している。降伏? そんな事をするわけもない。
 果敢に反撃を試み、幾人もの警官を叩きのめしていくロールシャッハ。だが多勢に無勢。やがて路上に押さえ込まれ、マスクを剥がされてしまう。 
 「俺の顔をかえせぇっ!!」 現れたのは、今まで幾度と無く物語の片隅に登場していた、小汚い赤毛の醜男だった。
 彼を連行しながら警察は呟く。「因果って奴だな。物事の帳尻はいつか必ず……合うことになってるんだ」

431:WATCHMEN
09/07/18 17:25:48
*第六章『深淵もまた見つめる』
 「このカードは何に見える?」「綺麗なチョウチョ」「じゃあこれは?」「花束」
 ロールシャッハこと本名ウォルター・コバックスの診察を担当した精神科医。
 彼から突きつけられたカードの模様に、コバックスは過去の記憶を呼び覚まされる。
 ―頭の割れた犬。 そして寝室で交わる娼婦の母と、客の男の姿。 母に虐待される自分。
 囚人達からは罵られ、時として襲撃も受ける。刑務所の中でコバックスは孤立無援だった。
 やがて彼は、精神科医に対してロールシャッハの誕生経緯を告白しはじめる。

 不良を返り討ちにし、一人を失明させた事から虐待の事実が発覚し、施設へ引き取られたコバックス。
 施設を出た後は服飾工場で働きだし、白と黒の模様が流動し続けるという特殊なドレスを製作する。
 しかし注文した女性はレイプされて殺されてしまい、衆人環視の中であったにも関わらず誰も彼女を助けなかった。
 その事実を知ったコバックスは、ドレスをマスクへ改造。ロールシャッハとなって犯罪社会と戦い始める。
 「なるほど、だけどその事件だけで人間がみんな腐っていると判断するのはどうかな? いい人だっているよ」
 「あんたみたいに? 心の中では自分が善人だと思ってるんだろう? なら他の患者も診ろよ。そうしないのは……俺が有名だからだろ」

 精神科医はプライベートでは幸福な生活を送っていた。愛しい妻。大切な友人達。
 しかしコバックスの診察にのめり込むにつれて、その環境にも亀裂が入り始める。
 それが決定的になったのは―全てを聞いた日の夜だった。

432:マロン名無しさん
09/07/19 00:49:44
乙。面白い。

433:マロン名無しさん
09/07/19 11:05:02
海外のヒーロー物に新風を巻き起こした名作だよなあ

434:マロン名無しさん
09/07/20 04:43:52
続きが気になるな。うまい書き方だと思う。
早く続きを教えてくれ。

435:SEED X ASTRAY
09/07/21 03:26:28
ガンダムエースで連載されたガンダムSEED X ASTRAYを投下
SEED本編で出てくる用語や設定に付いて説明を省いている部分もありますので、
分からない用語などがあった場合はwikiなども参考にしていただけるとありがたいです。

○用語○
■コーディネイターとナチュラル■
遺伝子操作で高い能力を持った人間がコーディネイター、それ以外がナチュラルと呼ばれる。
コーディネイターは半ば地球を追い出される形で宇宙コロニー群(通称プラント)に移住した。
コーディネイターの軍がザフト、ナチュラルの軍が地球連合。
■ニュートロンジャマーとニュートロンジャマーキャンセラー■
ニュートロンジャマーは核兵器を使用不能にするため地球にばら撒かれた機械(通信やエネルギー生産にも影響を与える)、
ニュートロンジャマーキャンセラーは文字通りその効果を無効にする機械。
どちらもプラントで開発されたもの。
キャンセラーが地球連合に渡ってしまうと、核兵器使用可能・モビルスーツの使用時間無制限となり戦争が泥沼化すること必至。
■大西洋連邦とユーラシア連邦■
簡潔にいうと、この二つは同じ地球連合所属なのに仲が悪い。

436:ガンダムSEED X ASTRAY
09/07/21 03:28:52
■ガンバレルとドラグーン■
地球連合で使用された有線のもの(ガンバレル)とザフトで使用された無線式のもの(ドラグーン)という違いはあるが、
どちらも機体から離れて飛び回り攻撃する兵器。
扱うには高い空間認知能力が必要。

主要登場人物
■カナード・パルス■
遺伝子操作によってコーディネイターすら超える能力を与えられた存在、「スーパーコーディネイター」の実験作。
失敗作として処分されそうになったところを逃げ出してユーラシア連邦軍に拾われ、地球連合の特務兵として戦っている。
SEED本編の主人公、キラ・ヤマトは「スーパーコーディネイター」の唯一の成功例であり、
カナードはキラと良く似た顔立ちをしている(余談だがゲームに出た際の声優もキラと同じ)。
成功作のキラに憎悪を燃やしている。
■プレア・レヴェリー■
マルキオ導師という人物のもとで暮らす孤児。
その出自には大きな秘密がある。
マルキオの指示で、宇宙からとあるMSをマルキオの元へ運ぶことになった。
■ロウ・ギュール■
戦争で生まれた鉄くずを回収したりするジャンク屋。
仲間と一緒に宇宙でジャンク回収などの仕事をしている。劾やマルキオと知り合い。
■叢雲劾(ムラクモガイ)■
「サーペントテール」という傭兵部隊のリーダー。ロウとは知り合い。
■風花(かざはな)・アジャー■
「サーペントテール」メンバーの娘で、幼いながら自らもメンバーとして働いている。

437:ガンダムSEED X ASTRAY
09/07/21 03:29:37
マルキオ導師にとあるMSの運搬に付き添うよう頼まれた少年・プレアは、「ドレッドノート」というそのMSが積まれた宇宙船に乗っていた。
しかし、その宇宙船は傭兵部隊「サーペントテール」の襲撃を受け、ドレッドノートの頭部が奪われてしまう。
マルキオの頼みで、プレアの乗る船と接触する予定だったジャンク屋のロウとその仲間は、プレアから詳しい事情を聞き、驚愕する。
ザフトから持ち出されたドレッドノートは、核動力モビルスーツ(以下MS)開発のため頭部にニュートロンジャマーキャンセラー(以下NJC)を積んでいたというのだ。
マルキオは、エネルギー不足に陥り苦しむ人々の為に、実験終了で解体されるはずだったドレッドノートごと、NJCを地球へ運び込もうとしていた。
もちろん、争いのために使われることがないよう地球連合には秘密で。
そして、劾率いるサーペントテールは、マルキオに協力したプラント側の人間から「NJCを渡す事で軍事に利用されたり混乱が起きたりしないか見極め、NJCの処遇を決めてほしい」と依頼を受け、NJCの積まれたドレッドノートの頭部を奪ったのだ。

ドレッドノートのロウたちのもとへ、現状確認のためにサーペントテールの風花がやってきたが、そこへドレッドノートを奪還しようとするザフトと、NJC搭載MSの情報を掴んだ地球連合(ユーラシア連邦)の両方が現れる。
ザフトと連合の争いは「ハイペリオンガンダム」に乗る特務兵・カナードの圧倒的な実力によって連合の勝利に終わり、ロウの船はカナードたちに占拠されてしまう。
窮地に陥るプレアたちだが、そこへドレッドノートの頭部を持った劾が駆けつける。
NJCのデータが地球連合(大西洋連邦)に流出してしまったため、劾たちの任務は必要なくなったという、最悪の報せと共に。
任務が終わった劾はこれ以上介入せず引き上げようとするが、風花は自分の意思でプレアのもとに残ることを決める。
プレアはロウの協力を得て、返還された頭部を「ドレッドノート」に戻して起動させ、カナードたちを船から追い出すことに成功。
怒りに燃えるカナードは尚もドレッドノートを奪おうとするが、プレアの高い空間認知能力を活かした攻撃により撤退を余儀なくされる。

438:ガンダムSEED X ASTRAY
09/07/21 03:31:33
ロウは戦闘の疲労で倒れてしまったプレアを連れ、ジャンク屋の組合の補給ステーションで補給を受けるが、ロウが知り合いに呼び出され離れた隙に、三度カナードが現れる。
成功作であるキラを倒し自分が成功作になる、そのためにはまず自分を倒したプレアを倒さなければいけない、と敵意を燃やすカナードに対して、
争いを望まないプレアは風花を説得して一人ドレッドノートに乗り、投降する。

ひとまず上司の指示通りドレッドノートを手に入れたカナードだが、既に大西洋連邦にデータが渡ってしまったためドレッドノートは必要なくなっており、
ユーラシア連邦が大西洋連邦に遅れを取った責任を上司に押し付けられ、捕えられそうになる。
元々忠誠心のなかったカナードはドレッドノートとハイペリオンを乗せた戦艦ごと逃亡し、仲間の基地を攻撃して量産されたNJCを奪い取り、ハイペリオンに搭載する。
なぜ仲間を攻撃するのか問い詰めるプレアに、カナードは「ドレッドノートのNJCを奪うとお前と戦って倒すことができない」と答える。
苦悩するプレアのもとへ、劾がロウからのメッセージを持って現れる。呼び出しのあった知り合いからデータを渡され、ドレッドノートをパワーアップさせるパーツを作ったというのだ。
カナードに「パワーアップしたドレッドノートで俺と戦え」と言われ、一時的にロウのもとへ戻されたプレアは、ロウから「思い次第でドレッドノートは兵器ではなくなる」と諭され、
カナードの心を救うためにドレッドノートに乗って戦うことを決意する。
そんなプレアを見て、ロウは新たな装備としてXの形にドラグーンを搭載したドレッドノートを、「兵器としての王道を外れているもの、Xアストレイ」と呼ぶ。

439:ガンダムSEED X ASTRAY
09/07/21 03:32:13
そして、ドレッドノート改めXアストレイとハイペリオンの戦いが始まる。
プレアとの戦い、殺し合いを求めるカナードに対し、プレアは自らの秘密を明かす。彼は、とある地球連合兵のクローンだったのだ。
スーパーコーディネイターの実験体であるカナードも、クローンである自分も、決して戦うためだけの存在ではない、と訴えるプレア。
それを否定しようとするカナードのハイペリオンを、プレアはドラグーンで作り出したシールドで包み込む。
無理に殻を割ろうとせず、ただひたすらに包み込むというプレアの思い。
その思いを感じながらも受け入れることを拒否するカナードは、ハイペリオンを包むシールドに最大火力の砲撃を浴びせる。
それはシールドを破壊し、同時にハイペリオン自体にも深刻なダメージを与えた。

廃棄コロニーへの墜落と砲撃のダメージによって核エンジンが暴走を始めたハイペリオンのコックピットで、死を覚悟するカナード。
しかし、プレアはいつ爆発するかもしれない機体に迷いなく近付き、カナードを助け出した。
機体でカナードを爆発から庇ったプレアは、Xアストレイから降りてカナードに歩み寄ろうとするが、そのまま地面へ倒れてしまう。
プレアは欠陥を抱えた不完全なクローンあり、余命幾ばくもない身体だったのだ。
カナードに人と人の繋がりの大切さを伝え、静かに息を引き取るプレア。
「他人を殺してでも生き残る、それを望んでいたはずだ。だが、これが本当に求めていた勝利なのか?」
駆けつけた風花の前で、カナードはプレアの亡骸を抱え慟哭する。
全てを見届け劾の元へ報告に戻った風花も、プレアの死に大粒の涙を零した。

440:ガンダムSEED X ASTRAY
09/07/21 03:37:52
―そして、数ヵ月後。
マルキオのもとへ、カナードがNJCを届けに訪れる。
プレアの思いが受け継がれている、プレアはあなたと一緒にいる、というマルキオの言葉を噛み締めるカナード。
マルキオの家を後にし、砂浜を歩いていたカナードは、向こうからやってくる二人組みに気付く。
友人と話しながら、砂浜を歩いてくる少年。
それは間違いなく彼が誰より憎んだ存在、キラ・ヤマトその人だった。
キラが、カナードのすぐそばを通り過ぎていく。しかしカナードはその後を追おうとはしなかった。
キラを殺しても自分が別の人間に変われるわけではない、というプレアの言葉を思い出していたからだ。
夜空を見上げ、カナードは、自分の生きる道を探すための第一歩を踏み出した。

441:ガンダムSEED X ASTRAY補足
09/07/21 03:39:06
以下は本筋にあまり関らないちょっとした補足です
○劾の依頼者○
依頼者はシーゲル・クライン(本編にも登場したラクス・クラインの父)。
○ロウを呼び出した人物○
SEED本編に登場するアンドリュー・バルトフェルド。
○プレアの正体○
高い空間認知能力を持っている、夢に月のクレーターでの戦闘の様子が登場する、などの要素から、
プレアはSEED本編に登場するムウ・ラ・フラガ(月のクレーターの戦闘で壊滅したガンバレル部隊の唯一の生き残り)のクローンと思われる。

442:WATCHMEN
09/07/23 02:12:16
第六章~第十章まで いよいよクライマックス

*第六章『深淵もまた見つめる』後半
「あの時までは、ロールシャッハになったと思い込んでいたコバックスだった」
そう呟くコバックスは、ロールシャッハ誕生の瞬間を精神科医に告白する。

キーン条例制定直前に発生した少女誘拐事件。幼い子供が怯えている事に我慢できず、彼は単独で介入した。
しかし犯人の拠点に踏み込んだコバックスは、忌まわしい光景を目の当たりにする事になる。
燃やされた子供の下着。使い込まれた肉切り包丁。真新しい傷跡のある俎板。窓についた血痕。骨を取り合う二匹の番犬。
―犯人は幼い女の子を殺し、解体し、犬の餌にしていたのだ。
その時、マスクの内側で「母ちゃん」と呻いて眼を閉じたのは、コバックスだった。
だが―次に眼を開いた時、彼は“ロールシャッハ”だった。

包丁で犬の頭を叩き割り、その死骸を犯人に叩きつけて拘束すると、彼は油を撒いて火を放った。
人間の燃える煙が昇って行く先に、神はいない。冷たい真空が続くだけ。世界は無意味で、我々は孤独だ。
「この最低の世界を作ったのは形而学的な超越力なんかじゃない。少女を殺したのは神じゃないし、その死体を犬に食わせたのも運命じゃない」
「俺達だ。……すべて、俺達なんだ」

―そして妻が去り、一人家に取り残された精神科医はカードの模様を眺めていた。猫の死体と蛆虫に見えるのだ。
だが真に恐ろしいのは、それが無意味なインクの染みに過ぎないと言う事実。我々は孤独。それだけだ。

443:WATCHMEN
09/07/23 02:14:46
*第七章『ドラゴンの兄弟』
ナイトオウルの秘密基地へ偶然迷い込んだローリーは、ダンからかつての思い出話を聞かされる。
ヒーローに憧れ、正義の為に戦いたくて装備を揃え、ヒーローとして華々しく戦い、しかし引退に追い込まれてしまったという過去。
もう吹っ切った。ヒーローなんてバカみたいな子供の夢だ。だが世界情勢は悪化しているのに何もできない。様々な恐怖に襲われているというダン。
「あなたはね、真面目すぎるのよ」そう呟き、ローリーはダンにキスをし、交わろうとするが―ダンは不能だったのだ。
その後、悪夢を見て眼が覚めたダンは、一人で秘密基地へと降りてコスチュームを着ようとしていたところを、ローリーに見つかってしまう。
「馬鹿な中年のタワゴトだね……」「あら、良いじゃない。忘れたの? 私だって、深夜に出歩いて馬鹿な真似をするのには慣れているわ」
―長い間、埃を被っていた特殊飛行船オウルシップが、再び夜空へと飛び立った。
アパートで火災が発生し、多くの住人が取り残されているのを見つけた二人は、果敢に飛び込んで全員を助け出す事に成功する。
往年のヒーロー活動時、そして先日不良を叩きのめした後と同じ高揚感に襲われた二人は、飛行船の中で再び愛を交わす。今度は、しっかりと。
「コスチュームを着ると、火がついたように自信が沸いてきて、ヒーロー狩りも世界大戦も解決できそうな気がしてきたよ」
そして彼は仲間への義務を果たすべく、ロールシャッハを脱獄させる事を決意する。―ナイトオウルが、復活したのだ。

444:WATCHMEN
09/07/23 02:20:51
*第八章『古き亡霊』
10月31日、ハロウィン。初代ナイトオウルことホリス・メイソンは、初代シルクスペクター……サリーの母親へと電話をしていた。
「私の後継者と君の娘がヒーロー活動に復帰したようだよ」「やっと子供時代に受けさせた教育に感謝してくれるわ」

ナイトオウルが復活した事を悟った警官がダンの自宅をたずね、釘を刺していく。「今の人、どうしたの?」「時間切れが近いって意味さ」
そして刑務所では、かつてロールシャッハによって叩きのめされたギャング、ビッグフィギュアの復讐が進行していた。
囚人達の暴動に乗じて牢屋を脱出したビッグフィギュアは、二人の部下を伴ってコバックスを襲撃する。
だが―其処にいたのはコバックスではなかった。其処にいるのは、たとえマスクをしていなくても『ロールシャッハ』なのだ。
「1対0、そっちの番だ」「2対0、お前の番だ」
瞬く間に二人の部下を抹殺したロールシャッハは、逃げ出したフィギュアを追って悠々と牢屋から歩み出る。

時を同じくして、ナイトオウル達も刑務所に到着していた。暴れる囚人を蹴散らし、ロールシャッハの元へとたどり着く。
「ロールシャッハか? どうした、何か用事でも?」「いや、悪いが便所に行かなければならん」
―トイレの中から聞こえる奇妙な音。そして何時までも流れ続ける水の音。ゆっくりとトイレから出てくるロールシャッハ。
「慌てて動いて、頭から厄介ごとに飛び込むのはごめんよ!」「ふむ。良い台詞だ。誰もが賛成するだろうな」
三人が立ち去った後には、ドアの下から流れ出た血溜りが徐々に広がりつつあった…………。

―ホリス・メイソンの身を不幸が襲ったのは、その直後だった。
ロールシャッハを『梟の格好をした男』が脱獄させたと知った不良達は、それを初代ナイトオウルと勘違いして襲撃してきたのだ。
果敢に立ち向かうメイソンだったが、もはや老齢の彼では激昂したジャンキーどもに歯が立つわけもない。
走馬灯のように過去の記憶が脳裏をよぎる。悪漢達と戦い、左フックで叩きのめしてきた栄光の日々。そして不良に叩きのめされている現在。
床に転がされ、呆然と見上げたメイソンの視界に飛び込んできたのは、不良によって振り上げられる引退記念に贈られた銅像だった。
それが彼の頭を無残に砕き―全てが終わった。

445:マロン名無しさん
09/07/23 02:25:21 r+6dAz0f
支援

446:WATCHMEN
09/07/23 02:25:51
*第九章『単に存在することの暗黒』
脱獄を成功させ、一旦ダンの家に戻ったシルクスペクターを待ち受けていたのは、火星からテレポートしてきたDrマンハッタンであった。
彼は『彼女が自分を説得することになっているから』シルクスペクターを伴い、再び火星へとテレポートする。
「私が君を理解していないように、君も私の感覚を理解していない。君の一番古い記憶はなにかね?」「そうね、両親が分かれた頃の記憶かな……」
そしてローリーは、自分の過去の記憶を辿り、その時のことを思い返していく。

父と母の口論。父は自分の本当の父親ではなかったこと。「罵ったら、彼は驚いていたのよ。なぜ恨まれるのかわからないみたいで。怒りが萎えてきて……」
コメディアンと初めて会った時のこと。激昂する母の姿。「口も聞いちゃいけねぇのかよ。自分の……その……昔の友達の娘とよ?」
彼が母をレイプした事を知った後、再びあった時のこと。「惚れた女に暴力を強要するなんて!」「一度だけだ」そして酒をぶちまけたこと。

そういった彼女の絶望や悲しみといった感情を、しかしDrマンハッタンは否定する。「人の一生にオリンポス山に比肩しうる高みがあるかね?」
その態度に、ローリーは彼の説得を諦める。そして地球へと自分を送り返すように要求するが―次々に、脳裏へとかつての記憶が浮かび上がる。
『友達の娘』『自分の……その……』『一度だけだ』『怒りが萎えてきて』『自分の……』『……娘とよ?』
「ちがぁぁぁぁぁぁうッ!!」
――ローリーの父親は、彼女が心底憎んでおり、そして既に死んでしまった……コメディアンだったのだ。

447:WATCHMEN
09/07/23 02:29:13
なんて無意味で無価値な人生なのだろう。存在自体が最悪のジョークだ。母も、自分も……お笑い種だ。
そう言って泣き崩れるローリーに、しかしDrマンハッタンは呟く。
「いや、私は君の人生が無意味だとは思わない」
遥か昔から、人類は交配を繰り返してきた。一つの卵子に対して数億の精子が放たれ、その度に適切な子孫が生まれ、繁殖適齢期まで生き延びてきた。
その果てに生まれたローリーの母親は、憎んでも憎みきれない筈の男を愛し、ただ一度だけ交配し、その結果として彼女が生まれた。
これは酸素が自然に金に変わるほどの、天文学的に低い確率でしか発生しないだろう―『熱力学的奇跡』なのだと。
「でも、もしも私の誕生が熱力学的奇跡なら―地球の全人類が残らず、奇跡的存在なんじゃないの?」
「そうだ。地球上のあらゆる人間が奇跡だ。だからローリー、涙を拭いて……地球へ帰ろう」

448:WATCHMEN
09/07/23 02:32:42
*第十章『二人の乗り手が迫る』
脱獄したロールシャッハとナイトオウルは、警察の追っ手を交わし、調査を再開させていた。
まずはロールシャッハのアパートを訪れ、予備のコスチュームとマスク、そして日記を回収する。
だが全面核戦争の可能性は迫りつつある。時間は殆ど無い。急がなければならない。

コメディアンは何かの島の話と、Drマンハッタンを陰謀に陥れる計画の話をしていた。
またジョンの“犠牲”になったという人物は全員、かつて同じ『次元開発社』に雇われていた事もわかった。
これはヒーロー狩りではない。何らかの計画が先にあって、それを知ったせいでコメディアンが殺されたのでは?
恐らくモーロックの部屋は盗聴されていた。だから告白したコメディアンも、介入したロールシャッハも陥れられたのだ。
問題はヴェイト―オジマンディアス。彼だけは単純に、殺し屋を雇っての暗殺だった。
「だからバーで屑どもを締め上げて殺し屋の足取りを追う。お前は怠け過ぎた。仕事の段取りも忘れたか」
「怠けすぎ? 何様のつもりだ! 君が人を侮辱しても何も言わないのは、みんな君が狂人だと思っているからだ!」
「…………………」「僕は……その……すまない。ロールシャッハ。言い過ぎた……」
「………ダニエル」「……?」「お前は、いい友人だ。わかっている……すまん。苦労をかけるな」
「いや、その……すまない、忘れてくれ。良いんだ。君のやり方でやろう」

酒場を訪問し、二人は悪党どもを締め上げていく。手馴れた様子で、澱み無く。
殺し屋に依頼の仲介をしたのは、『ピラミッド宅配会社』だという事が発覚。
だが、それと同時に―ナイトオウルは、ホリス・メイソンが殺されたという事実も知ってしまう。
「犯人に言っておけ、必ず殺してやる! 私がどんな武器を持っているか知っているな!?」「よせ、一般人の前田」
「まさか、ホリスが……くそ、畜生、畜生……!」「…………正体不明のギャングが彼を殺した。ヒーロー狩りかもしれん」
「知るもんか! 今は推理なんか聞きたくない!」「ヒーロー狩りの黒幕を倒せば、仇が討てると言いたかっただけだ。慰めようと思って」
「慰めるだって? こんなときに慰めなんて……ああ、そうか、悪かった。ロールシャッハ、ありがとう」

449:マロン名無しさん
09/07/23 02:33:10 r+6dAz0f
支援支援

450:WATCHMEN
09/07/23 02:35:34
二人が次に向かったのは、ヴェイト社の社長室。
資金の流れを追うことで犯人を突き止められるかもしれない。そして、人類最高の天才の頭脳を借りる事ができれば……。
だが、其処には誰もいなかった。普段は明け方までいるにも関わらず、今日のヴェイトは南極の秘密基地カルナックに向かったようだ。
彼に相談することは諦めて、ヴェイトの保有するコンピューターや資料を使っての調査を開始する二人。
だが、その結果―驚くべき事実が明らかになった。
ピラミッド社も、次元開発社も全部―巧妙に隠蔽されていたが―彼の所有する企業だったのだ!

『ロールシャッハ記 最終章 ヴェイトか……考えうる限り最悪の敵だ。奴なら素手で銃弾を止めても不思議ではない。
 俺達はこのまま極寒の地で果てるかもしれない。今からこれを信頼できる唯一の報道機関に郵送する。黒幕はヴェイトだ。
 俺自身には悔いは無い。妥協を許さず、良い人生を送った。喜んで暗黒に脚を踏み入れる事にしよう―』

そして極寒の南極を駆け抜けるロールシャッハ、ナイトオウルの姿を眺め、オジマンディアスはゆったりと待ち受けるのだった……。

*今回は此処まで 残りはラストの第十一章、第十二章。
本当は章の合間に入ってる作中内資料とかも書きたいし、色々省いてるが
まあ、このあらすじ見て原作なり映画なりに触れてくれる人が増えると信じて

451:マロン名無しさん
09/07/23 06:39:07
スレチを覚悟でタイトル教えて欲しいんだけど
小学校のころ学校で読んだ戦争の漫画で

主人公は韓国人か台湾人か中国人で
大食いでとても力持ちで
日本に仕事を求めてきたら
強制労働みたいに働かせられて(鉱山かなんかで
掘ってたような?)
しかも食い物を殆ど貰えなかったっていう悲惨な話
スープに砂を混ぜて食べて死んだ人も出てきた

その時は何でこんな漫画が小学校にあるんだろうと思ったが
昨今の嫌韓の流れでもしかしてあれ
韓国人だったんかなーと色々気になってしまってる
まぁめっちゃマイナーだから誰も知らないかもしれないけど
お願いします

452:マロン名無しさん
09/07/23 09:55:11
>>451
こちらへどーぞ

あの漫画なんだった? 31巻目
スレリンク(rcomic板)

453:マロン名無しさん
09/07/23 14:07:25
リクエスト
チーム猫十字社「幻獣の国」をお願いします。
簡単な概要と大体のストーリーだけで結構です。

454:1/2
09/07/23 17:18:28
>>453
「幻獣の国物語」の大まかなストーリー

異世界人の両親を持つ普通の女子高生が夏休みを利用して初めて里帰りする。
観光客気分でファンタジー世界を満喫する女子高生。
しかし旅の途中で滞在していた国が侵略されてしてまう。
オロオロする女子高生だが、護衛に守られて脱出することに。
(女子高生の祖父はフィローンって国の国家元首。こそーり護衛がついていた)

途中でいろいろあって祖父の国に帰らず、秋津という国に赴く女子高生一行。
訪れた国は科学とオカルトの混じった変な国だった。
暴れん坊の双子王子と関わったせいで酷い目に合うが、双子王子が親に愛されず
王子としても遇されず、いじけて育ったことを知って双子を救おうと頑張る女子高生。
おかげで更正した双子。さらに双子の片割れとデキちゃう女子高生。

455:2/2
09/07/23 17:19:31
しかし元の世界に戻る方法はないこと、どうやって異世界に来たのか覚えていないこと、
自分がいつの間にか変な力を持っているなど多くの謎が出てくる。
さらに世界情勢は刻一刻と悪化していた。
戦争を収めるために首脳会談を開けば、また別の国が攻めてきて
各国首脳陣がまとめて捕まる始末。世界各地で戦乱の火種がくすぶっていた。
そしてそれらを裏から攪乱して楽しんでいる者もいた。

双子王子は実は三つ子だった。
三人目は生まれた時点で殺されたが、肉体を失っても存在は消滅していなかった。
魂だけの存在になった三人目は、双子の身体を無断借用して現世に干渉ができた。
この三人目が女子高生に粘着していて、双子とデキちゃったことに気が狂いそうになる。
(女子高生がこの国に来たのも、三人目におびき寄せられた)
女子高生を手に入れるため、身体のない自分の存在意義を確かめるために
異世界全体を巻き込んだウォーゲームを引き起こそうとしていた。
一方、女子高生は死にかけのペットを救うためにさらに異世界の奥地を目指す。

ってところで漫画は終わり。未完。
小説で続きがあるけど、そっちはしらない。

456:マロン名無しさん
09/07/23 19:41:00
ウォッチメン乙です!

457:マロン名無しさん
09/07/24 09:44:39
>>455
ありがとうございました。
漫画は未完なんですね・・・残念。

458:マロン名無しさん
09/07/24 23:23:32
ウォッチメン続き期待

459:マロン名無しさん
09/07/25 09:42:27
山名沢湖先生の「つぶらら」をお願いします
結末やキャラが最後どうなるかまで全てネタバレして下さい

460:マロン名無しさん
09/07/27 15:57:16 ZbYakW+/
あげ

461:マロン名無しさん
09/07/30 18:03:02
押切蓮介さんの「ミスミソウ」をお願いします。

462:ミスミソウ
09/07/31 19:41:37
いじめの延長で家族をバーベキューにされた女の子が復讐のためにいじめっ子を殺してまわる話

463:マロン名無しさん
09/07/31 21:41:35
>>462
ラストはどうなるんですか?

464:マロン名無しさん
09/07/31 21:53:46
てか、一行バレや三行バレじゃなくて、長文バレを書いてほしいのですが…

465:マロン名無しさん
09/07/31 22:04:20
>>463-464
後だしで文句言う前に>>1嫁よボケ

466:マロン名無しさん
09/07/31 23:41:31
>>461ですがあらすじではなくストーリーをおねがいします。
ちなみに463-464は別人です。

467:マロン名無しさん
09/08/01 13:27:37
いや、だから>>1読んだ?

468:マロン名無しさん
09/08/01 15:38:23
>>461-466
帯以下の一行カキコは見ていて腹が立ちますね。
そんなのでもまとめサイトに「解決済」として載るのはどうよ?と思いますし。

ミスミソウ、一回だけ読んだけど、手元にコミックスが無く、簡単なあらずじしか書けないのでパスします。
人間の心の闇や悲しさや切なさや狂気をきっちり描いた名作だと思うのですが、ひたすら残酷で救いの無い話で
何度も読み返したい話ではないから、コミックスを買って手元に置きたくなかったんです。
きちんとコミックスを買った人の長文ネタバレを自分も待ってます。


469:マロン名無しさん
09/08/01 15:56:24
ブラッドハーレーの馬車 おねがいします
長文詳細バレで

470:マロン名無しさん
09/08/01 16:01:08
>>468
>どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
>(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
ここらへんについて言われてたんだろ

471:マロン名無しさん
09/08/01 16:05:42
>>461>>466>>468 ?
依頼者側が無駄に偉そうだと敬遠されるよ

472:マロン名無しさん
09/08/01 16:11:05
志村貴子の「青い花」をお願いします
1レス程度の分量で既刊分の概要をさらっとやる感じで
それで書ききれない内容であれば数レスにわたっても問題ないです

473:まとめの人
09/08/01 21:38:16
書き手さんいつも有難う御座います。
ここまでのあらすじ&未解決はまとめておきました。遅くなってすみません。



474:マロン名無しさん
09/08/02 00:06:20 /nZc2FUE
いつもおつですよ

475:マロン名無しさん
09/08/02 01:37:04
>>469
ブラッドハーレーの馬車、詳細バレで今から書きます。
添削してないんで誤字脱字とかあるかもしれないけど脳内保管でよろしく。


476:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:39:09
ブラッドハーレーの馬車 沙村広明

時代は18世紀後半から19世紀初頭のヨーロッパのどっかの国。

第一話
孤児院のダイアナがブラッドハーレー家の養女に選ばれるところから始まる。
ブラッドハーレーは国4位の財産を有する公爵家。
年に一度各地の孤児院から少女を養女にし、孤児院出身の養女だけの劇団を作っている。
孤児院では年に一度その劇団の公演を見に行くので少女たちの間では選ばれることは=幸福になることであった。

ダイアナは選ばれたことを孤児院の仲間たちに祝福され親友のコーデリアにも手紙を書くと約束をして出立する。
だが幸せになれると信じて連れて行かれた場所は刑務所だった。
ワケの分からないまま囚人たちに輪姦されるダイアナ。
そこでネタバラシ。
実はこの国では過去に囚人たちが暴動を起こし大問題になったことがあった。
スポーツや各自イベントを行っても囚人たちの不満は解消されないとブラッドハーレー家が主導して
孤児院から13歳以上の少女を選び、年に一度だけ輪姦できるようにしたのが『1.14計画』と呼ばれるオチ。
そして一話では輪姦初日が終わりボロボロになったあたりで場面が変わりコーデリアがダイアナに手紙を書くところで終了。

477:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:40:35
第二話
一話とは別の孤児院から選ばれたステラという少女の話。
輪姦3日目を終えボロボロになっているステラ。
そのステラの隣の部屋には同じ孤児院出身のプリシラがいて話相手になっている。
プリシラは1年前に選ばれ、初日に刑務所の所長に気に入られ専属の女になっていた。
そのせいもあり輪姦ほど酷い目にはあっておらず1年を生き抜いてこられたのだった(輪姦コースなら数日で死ぬ)
二話はステラとプリシラの思い出話がメイン。
その中でこの輪姦に1週間耐えられればブラッドハーレー本家に引き取られる噂があるとプリシラが言う。
だが日に日に人数が増えていく輪姦。どうやら他の孤児院から来た少女が死んだ分の囚人もあてがわれているらしい。
6日目が終わり全身ボロボロになったステラはプリシラに今まで言えなかったことを言う。
実はプリシラが選ばれたときに用意されたドレスを妬んで切ったのは自分だという。
しかしプリシラは知っていた、と答える。
そしてステラだから許そうと決めていたと。それを聞いたステラは「ごめん」「ありがとう」と繰り返す。
そしてその翌日の朝、ステラは死亡。
これにて今年度のプログラムを終了します、と偉いさんの会話で終了。

478:マロン名無しさん
09/08/02 01:40:40
ある程度書きためてから一気に投下ってほうがいいよ

479:マロン名無しさん
09/08/02 01:41:23
おっとごめん、今から書くというのを言葉通りに受け取っていた

480:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:41:58
第三話
年老いたジョナスと呼ばれる男性の回想の話。
若かったジョナスの生家の近くに小さな孤児院があり、ジョナスはそこのフィリパと言う少女にしょっちゅう会いに行っていた。
フィリパは自分がブラッドハーレー家の劇団に入れたらなぁ、と憧れる。
そして、一週間後。フィリパがその年のその孤児院から選ばれることとなった。
その2年後。
ジョナスは父親が死に、町に住んでる叔父の家に引き取られた。
そこでその年のブラッドハーレーの劇団のチラシを見つけ、フィリパに会えるかもと出待ちをする。
そこで見習いをしてるフィリパに会え、それからも暇を見つけては会いに行くジョナス。
そしてフィリパの初舞台が決まりフィリパに招待され劇を見に行くがどこにもフィリパが見当たらないことに気づく。
優しくしてくれる劇団員に話を聞くと初舞台の前日に足に大怪我をしてしまったらしい。
それから教えてもらった場所に行くもフィリパはもう舞台には立てないと絶望していた。
何とか励ましたかいもあり、フィリパは徐々に元気を取り戻していく。
それから夏が過ぎある秋の日。
フィリパはお義父様が足を完全に治せる医者を用意したと聞き喜ぶ。
そしてジョナスにその医者のいる住所を書いた紙を渡し、会いに来てと伝え馬車で出立する。
その日がジョナスがフィリパを見た最後の日となった。
後日、その場所に行っても何もなく彼女が戻ってくることは二度となかった、と回想に戻り終了。

481:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:45:04
第四話
刑務所の中にいるトマスという囚人の話。
トマスは12年刑務所におり、少女を輪姦するイベント-通称「パスカの羊」が始まったのは7年前。
最初は女を抱けると聞き喜ぶも最初の年の少女の目とそれに写った自分を見て何もできなかったのだ。
トマスはそれから7年不参加。囚人仲間のクリフも不参加。
クリフは政治家のスキャンダルを追ってるうちに捕まり身に覚えのない殺人容疑で終身刑になった男。
彼は色々と知識があり、刑務所に入る馬車がブラッドハーレー家のものに類似していることや
パスカの祭りの詳細、なども知っていた。(一話の囚人の暴動に関する話、等)
そしてクリフは更に深い推測の話もしだす。
パスカの祭りはブラッドハーレーが権力などを得るために提出した計画であること、
世間に一切バレてはいけないためあらゆる手段を持って不安要素を排除するであろうこと、
つまり、一度でも参加した囚人は仮釈放すら絶対にされずに死ぬまで刑務所の中だろう、とも。
そんな話を刑務所内でしてしまったクリフは2日後、謎の喧嘩に巻き込まれそのまま姿を消す。
それからトマスと仲間たちはブラッドハーレーの名を出すことをしなくなった。
そんなある日、その年のパスカの羊が刑務所内に運ばれ囚人たちの前に連れてこられる。
その少女を見た瞬間、トマスの仲間の一人のピアスが叫び泣き崩れる。
実はその少女はピアスの娘であったのだ。
ピアスは少女を抱え、刑務官を振り切り逃げようとする。トマス達もそれを手伝う。
しかしトマス達が押さえ込まれたのとほぼ同時にピアスと少女は射殺される。
トマスは罰として一週間の懲罰房に入り、そこから出たときに偉い人に質問する。
あの2人は同じ墓に入れたのか?と。
当然だろ、それが?と答える偉い人。
アンタ方にも少しは人間らしいところがあったんですね、と言い部屋に戻るトマス。
最後に部屋に戻ったトマスは妻から送られた娘の写真を見て泣きそうになって終了。

482:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:46:10
第五話
孤児院の話。
ジェンとルビーは年も近いこともあり親友だった。
その年のブラッドハーレーは2人を最終選考に残し、そしてジェンが選ばれる。
ルビーはジェンのために何かしてあげたいとお菓子を作ることを提案する。
その翌日のお茶会で食中毒が発生、ジェンは重症になるも命に別状はなく回復する。
調査により、ケーキの中に毒物が入っていたことが判明するも誰がやったかまでは不明。
その翌日にジェンが井戸の底から死体となって発見される。
その年の養女に選ばれるはずだったジェンの代わりにルビーが選ばれる。
そして馬車で運ばれるルビーが忘れていった鞄の中の手紙を偶然見つけるお手伝いさん。
その手紙はルビーの母からルビーに当てたもので

ルビーは貴族の血を引いており、ブラッドハーレー家の一員となって本当の父に会いに行きなさい。
またこの小瓶を用意するから今が辛いならすぐ飲みなさい、私に会えるから。(母は自殺
恐ろしかったり何も分からないなら警察に手紙ごと渡しなさい。
そしてそのどちらでもないなら貴方の人生のしかるべき局面で使いなさい。

と書かれてあった。
その手紙を読んだ園長先生はもう彼女は私たちの手が届くところにはいない。
だが犯した罪が本物ならルビーはいずれ過酷な罰を受けるだろう。
と言ったところで終了。

483:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:47:20
第六話
パスカの祭に選ばれた少女の部屋の警備をしてる刑務官ケネスの話。
ケネスは初日を終えた少女の様子を見ていると少女は自殺をしようとしていた。
その日は何とか説得するもそれからも自殺をしようとし困ったと上司に相談する。
その話を聞いた上司は「一週間耐えられればブラッドハーレー家に引き取られる」と伝えればいいという。
それは本当なのかと問うケネスに上司は「嘘だが、一昨年その自己暗示のおかげで6日生き延びた少女がいる」と言う。
実際は一週間生き延びても毒殺されるだけなのを知りケネスは悩む。
だが、2日目を終えた少女の姿を見てケネスはとっさに「あと2日我慢すればブラッドハーレー家に引き取られる」と言ってしまう。
なんとか3日目を生き延びた少女にケネスは重罪と知りながら連れ出すための準備をする。
そして4日目が終わり、ケネスは少女を連れ出そうと計画を実行する。
だが連れ出すための馬車のところにいたのは上司だった。
上司は「悪いことをした、君が博愛主義だと知ってればここには呼ばなかった」と言い
それに対し「自分でも驚いています」と答え射殺される。
最後は雪が降る中、待ち合わせ場所でケネスを待つ少女の場面で終了。

484:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:50:12
第七話
劇団員に選ばれた女レスリーの話。
ある日、いつものように劇をこなすレスリー。
劇が終わり劇場を出るとかつて同じ孤児院にいたメイティがかけつける。
メイティはブラッドハーレーではなく普通の家に引き取られ幸せに暮らしている少女。
そんなメイティがレスリーに「マーガレットはどこ?」と無邪気に聞く。
実はマーガレットはレスリーが劇団に選ばれた以降の年に選ばれた少女でメイティはマーガレットを確かに送り出したという。
しかしブラッドハーレー家にはマーガレットという名の少女は養女にしていないと言われる。
念のためレスリーは孤児院の恩師に確認の手紙を出すが
マーガレットは選ばれていない、病気で別の場所で療養中、メイティの勘違いではないか?と返事が返ってくる。
その話を聞いたメイティは確かに送り出したといい、レスリーは困惑する。
劇団員の仲間のカザリンも似たような話がいくつかあがってるらしく誰かが嘘をついているのではないか、と怪しむようになる。
しかし恩師の手紙に不審な点はなくメイティにも病院に送るのを勘違いしたのではないか、といい宥める。
そして最後に確かめるようにマーガレット宛に猫のぬいぐるみを添えて手紙を出す。
それに対する恩師の返事はマーガレットは猫のぬいぐるみを喜んで云々。
実はマーガレットは過去に飼っていた鶺鴒を猫に殺されてから猫を病的なまでに嫌っていたのだ。
その返事を見たレスリーはブラッドハーレー家により禁じられている孤児院への帰省をする。
そして恩師に過去に送った手紙を見せてもらったところ自分が送った手紙は一枚もないことが判明する。
そのことを当主に話すと「裏門から馬車を出すので真実を知りたければ乗りなさい、マーガレットもそこにいる」と言われる。
そしてその馬車に乗り込みメイティが見送りに来て馬車が走り出すところで終了。

485:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:51:53
第八話
主人公は第一話に出てきたコーデリアとブライスと呼ばれる女性。
ブラッドハーレー家は3年前に戦争が始まってから衰退の一途を辿っていた。
『議員からは兵員不足の中、『1.14計画』は有期刑者さえも無期刑にし、執行猶予さえ無効にし釈放させないとして批判されている。
一蓮托生になることはないからその城を出てこっちにおいでよ。』
と馬車の中からマシュウと呼ばれる者から手紙を読む女性。
あれから7年が経ち20歳になったコーデリアが孤児院から選ばれ、馬車に乗るところから始まる。
コーデリアは同乗者のブライスという女性と今の劇団について会話する。
今のブラッドハーレー家はボロボロと暗に言うブライスにコーデリアは戦争が終わればまた元の劇団に戻れると言う。
そして過去に養女になったダイアナはいるか?会えるか?と質問、それに対し会えると答えるブライス。
コーデリアは送られた少女達の数と劇にあがる少女たちの数が合わないことに気づいていたと言い、
そしてみんなが幸せになれるわけではない、どんな過酷な現実があろうともブラッドハーレー家を恨まないと言う。
何故なら選ばれなかった少女はもし選ばれたら、という仮定でこの8年間幸せに過ごせた、
親のいない私達は毎日そればかり言ってとても素晴らしい毎日だった、と言う。
そしてコデーリアはブラッドハーレーの劇がいかに素晴らしかったかを熱く語りだす。

そんな言葉を聞いている途中、空から爆弾が降ってきて馬車の近くに落ちる。
馬車を引いていた者は即死、コーデリアはブライスに庇われるもブライスは瀕死の重傷を負う。
そこでブライスは少しボカしながら今までブラッドハーレー家がやったことのネタバラシ。
貴方は今さっきの場所でお祭りをする予定だった、と言う。
実は今コーデリアが馬車に乗ったのは刑務所からでそこの刑務所では『1.14計画』が中止になったために
別の刑務所に移送する途中だったのだ。

続く

486:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 01:53:00
そして「ブラッドハーレー家に行きたい?」と問うブライス
「舞台に上がれなかった少女がどうなるか私は知らなければならない」と返すコーデリア。
コーデリアは7年間舞台に一度も立たなかった親友がどうなったかをどうしても知りたかったのだ。
そんなコーデリアにブライスはある資料を渡し「それを持ってとある新聞社に行け、
それを渡せばダイアナがどうなったかが分かる、それからでもブラッドハーレー家に行くのは遅くない」と言う。
そして最後に名前を教えて欲しいと言うコーデリアに答えるブライス。
実はその名前はコーデリアの死んだ母が好きだった歌手の名前だったのだ。
その言葉を聞き「ありがとう、覚えていてくれて」と言い息を引き取るブライス。

そこでブライスの回想。
ブライスはブラッドハーレー家の当主が苦しんでいたことを知っていた。
当主の部屋の天井には天使の絵が描かれており、
『パスカの祭り』が終わるごとに死んだ少女の数だけ天使を足していたのだ。
そのことに唯一気づいたブライスは自分からその苦しみを手伝わせて欲しいと願ったのだ。
そして文字だけの回想で過去に遡っていく。
-元恋人が死んだ話
-婚約をした話
-後輩のカザリンが挨拶をしにきた話
-初めて舞台に立った日の話
-孤児院から選ばれて兄マシュウに祝福される話


487:マロン名無しさん
09/08/02 02:00:59
おつ

488:ブラッドハーレーの馬車
09/08/02 02:02:10
エピローグ(2Pの文章のみ
1917年、小さな新聞記事の発端から『1.14計画』-通称『パスカの祭り』が完全に撤廃された。
それから25年後の1942年、被弾した連合軍の戦闘機がブラッドハーレー邸に墜落。
パイロット2名と場内にいた数名が死亡。
場内にいたのはブラッドハーレー当主と二十六女カザリン、三十七女サンザ、使用人二人。
それがこの時代のブラッドハーレー家の全ての人間であった。

489:マロン名無しさん
09/08/02 02:09:47
星の瞳のシルエットお願いします。

490:マロン名無しさん
09/08/02 02:10:03
以上で ブラッドハーレーの馬車 終わりです。

そろそろ溜まった本を売ろうと片付けてる最中にリクエストされた本作が
たまたま手元にあったのを思いつきだけで書いたので見づらいとこがあるかと思います。
ですので分からなかったところがあれば質問してください。
ですが今日には売るので今晩以降の質問は答えられないかもしれないっす。

あと最後に間が空いたのはバイさる規制に引っかかったからです
他の教えてもらうスレで引っかかったことないのにこのスレ初カキコ初サルとは条件違うんですかね。


491:マロン名無しさん
09/08/02 02:13:40
なんつーか氏賀Y太系のノリですね。
ひたすら悲惨な話だ。沙村の絵付きなら案外深みのある話に感じられるんだろうか。
長文乙でした。

492:マロン名無しさん
09/08/02 09:38:37
>>491
バレさんの文章からは抜けてる部分がある。
二話のラスト。
ステラのいた部屋は角部屋で、ステラが壁越しに語り続けていた隣の部屋が存在しなかったことが
最後のページで明らかになる。

493:マロン名無しさん
09/08/02 10:42:18
>>492
そんなオチがあったのか…見逃してた。
指摘thx

第二話の説明の最後の行の「偉いさん」=所長でやけに年老いた女性っぽいなぁ
でもプリシラの話があるから本当は酷いヤツで男なんだろうなぁ、と思ってたが
全部ステラの妄想だったのね。

494:マロン名無しさん
09/08/02 15:53:38
なんだか陰気な話だな

495:マロン名無しさん
09/08/02 16:45:08
>>476-492
バレ様、ありがとうございました。

496:マロン名無しさん
09/08/05 15:00:30 O82zgiSs


497:WATCHMEN
09/08/08 17:46:05
*第十一章『神よ見よ、我が業を』
極寒の地、南極。ヴェイトの基地を目指して直走るロールシャッハとナイトオウル。
「どうにも腑に落ちないな。社長室の書類を読む限り、楽観的でこそないもののヴェイトは未来の計画を練っていた。
 人類を滅ぼそうとしている者の発想じゃない。それに今まで人を殺した事もない男が、どうして世界を滅ぼそうなんて」
「ふん、気でも狂ったんだろ」
「問題はそこさ。世界一利口な男の精神が異常かどうかなんて、誰に判断できるというんだ?」

一方、ヴェイトはある装置のスイッチを入れると「祝杯をあげよう」と告げて、部下をドームへと呼び出した。
酒を振舞い、ガラスの向こうの雪嵐を眺めながら、彼は己の過去を振り返り、語り始める。。
幼い頃から自分が人並み外れた知能を持ち、それ故に自分の歩く道を決定したこと。
両親の遺産をすべて処分し、唯一尊敬できる男アレキサンダー大王の足跡を辿ってアジアを旅したこと。
しかしやがて、アレキサンダーもまた最終的には失敗した事実に気がついたこと。
やがてエジプト最大の英雄にしてファラオ、ラムセス2世―オジマンディアスと自分を同一視するに至ったこと。
そして人々の心の内に潜む悪を征服するため、ヒーローとしての戦いを始めたことを……。
「そして、その戦いに終止符を打つ時がきた。諸君のお陰だ。それにこのような形で報いねばならないとは……」
だが、部下たちの反応は無い。―彼らは既に、酒に混ぜられた毒によって死んでいたのだ。

498:マロン名無しさん
09/08/08 17:46:51
深夜、ニューヨークの街角。人気バンド『ペイルフォース』のライブ当日、人々が会場へと向かっている。
路上で新聞の売店を営んでいる男は、馴染みの客や、通りすがりの女性とたわいもない会話をしていた。
不仲になった恋人と話したいという女性、精神科医の夫を探しているという妻……。
だが、新聞売りの顔色は悪い。多くの記事を同時に読める彼は、戦争と滅亡が近づいている事に気がついていたのだ。
思わず、いつもコミックを立ち読みにしに来ている少年に愚痴を零してしまう。
「おめぇだって何週間も前からここにいるが、まともに話もしねぇ」
「話したって意味ないだろ。だから漫画読んでるんだよ」
「意味が無くはねぇさ。女房が死ぬと友達が減ってな……だから人と話したくて、この仕事を―お前、名前は?」
「名前はバーニィ。母ちゃんが仕事で、姉ちゃんも家にゃいねぇから、暇つぶしにきてるんだ」
「バーニィ? バーナードかい? こいつぁたまげた、俺と同じ名前だ!」
「別に珍しくもないだろ、バーナードなんて名前は」「そりゃそうだが……おい待て、ありゃあ喧嘩か?」



499:マロン名無しさん
09/08/08 17:47:44
ついにヴェイトとの対決に臨む、ロールシャッハとナイトオウル。
だが、人類最高の天才、最強のクライムファイターを相手に、二人掛かりでもまるで歯が立たない。
軽々とかつての仲間を叩きのめしたヴェイトは自信たっぷりに、自らの計画を打ち明ける。
―コメディアンとの因縁。最初の対決で敗北したこと。
―コメディアンとの因縁。犯罪者を殴ったところで、核戦争で世界が滅びること。
―人類を救う義務感。人類最高の天才である自分にしかできないこと。
―現代のゴルディアスの結び目。疑心暗鬼にかられた東西両陣営による核軍備の増強。
―ヴェイトは計画した。

1.あまりにも強力かつ予測不能、そして核戦争の危機を煽っているDrマンハッタンを排除する。
彼と過去に交友のあった人物に放射線を浴びせ、それによって社会的に孤立させた。
2.キーン条例制定以前に引退し、財産を築き、技術を確保していく。
遺伝子工学の発展と、Drマンハッタンの所持していたテレポート技術の再現。
3.絶海の孤島に絵描きや小説家、科学者を集め、怪物を作る。
その根幹には若くして死亡した超能力者の脳を用いる。

これらの計画を知ってしまった為、コメディアンは暗殺されたのだ。ヴェイトの手によって。
そしてヒーロー狩りという誤った推理を加速させるために自分の暗殺事件を偽装し、ロールシャッハも排除した。

「ジョン無しで行うテレポートには欠点があった。生物を送り込むと爆発して死んでしまうんだ。
 怪物はニューヨークへ転送されると同時に爆死し、超能力者の脳が精神的な衝撃波を放って市民を殺す。
 その余波は地球中を襲い、さまざまな芸術家の生み出した異次元の光景を人々に叩き込むだろう。
 この明確な、そして恐るべき第三の脅威を前にすれば、国家間の戦争は終結せざるをえない。
 ―民衆は大きな嘘ほど鵜呑みにしやすい。ヒトラーの名言だよ」
「エイドリアン……残念だが、君には治療が必要だよ。ともかく、大惨事の前に阻止できて良かった」
「ダン、私は昔の漫画本の悪役ではないんだ。妨害される可能性が少しでもあるなら、計画を明かすと思うかね?」
「?」

「35分前に実行したよ」

500:WATCHMEN
09/08/08 18:00:43
*第12章『より強き愛の世界』
地球へと転移したDrマンハッタンと、ローリー。
二人の前に広がっていたのは……血を撒き散らして発狂死している、ニューヨーク市民たち。
そして、街の中心に鎮座している……巨大な―巨大な『イカ』だった。

「タンドリーチキンを……この人たちはただ、タンドリーチキンを食べにきただけなのに……どうして……」
「待ってくれ、考えてみよう。南極からの波を辿るべきだな。タキオンを発生させた者が大量死を招いた可能性が高い」
「ジョン、私は今すぐ、この人たちと……怪物から……離れたいのよ!」
「すまない、気がつかなかった。この光景は君には苦痛だろう……」

混乱しているのか、思わず倒れていた刑事の拳銃を手に取るローリー。
そして青い閃光が二人を包み込み、次の瞬間、南極へテレポートしていた。

Drマンハッタンの襲撃に気がついたヴェイトは、タキオンによって彼の『量子力学的認識』を混乱させつつ、
徐々に徐々に研究施設の奥へとおびき寄せていく。そして、其処に待ち受けていた装置を起動した。
―次の瞬間、全身の細胞を原子レベルにまで分解され、Drマンハッタンの肉体が散り散りに吹き飛んだ。

「ふぅ、この手が通じるという確信は無かったが、タキオンでなければ奇襲を仕掛ける事もできなかったか……」
「ヴェイト……」「うん?」「地獄に堕ちろ、くそったれ!!」
ローリーの銃撃を受け、研究所の床へと倒れこむヴェイト。だが―彼は死んでなどいなかった。
“弾丸を素手で受け止めた”ヴェイトの反撃を受け、逆に叩きのめされるローリー。
「この外道が! もし彼女を傷つけたら―」
「ああ、ダニエル、頼むよ。頼むから……大人になりたまえ」

501:マロン名無しさん
09/08/08 18:01:41
激昂するナイトオウルを、子供をたしなめるように制するヴェイト。
もはや彼の勝利は揺らがない。その筈だった。
―青く光る巨大な手が、ヴェイトを襲うまでは。
「失望したぞヴェイト。君には深く失望した……。
 分解された肉体を再構成する方法は、大昔に学んだのだ。
 ジョン・オスターマンが死ななかったのに……私が死ぬと本当に思ったのかね?」
地面をはいつくばったヴェイトは、慌てて手にしたリモコンを操作する。
「……また何か別の最終兵器かね?」「ああ、そう言っても良いだろう」

それはTVのリモコンだった。
『死者は数百万人に』『異星生物の攻撃でしょうか』『人類全体の脅威であると』
『アフガニスタンからの撤退を約束』『人類同士の対立を捨て』『停戦が実現』
『またジュネーブでは緊急サミットを』『戦争は終結』

「やった……やったぞぉっ!! 人類を滅亡から救ったんだ! 次はユートピアへと導いてみせる!」

―コメディアンさえ笑えなかった、人類史上最悪のジョーク。
オジマンディアスが、現代のゴルディアスの結び目を切るために用意した存在。
あの『イカ』によって、人類は救われてしまったのだ。

その事実を、その場にいる者すべてが理解していた。
核戦争を防ぐには―人類を救うには、口を紡ぐしかないのだ。
ヴェイトが殺されても、誰かが真実を口にしても、事件は捜査され―
―すべてが明るみになれば、再び最終戦争が始まり、人類は滅ぶ。
妥協せざるをえない。誰もがそう思った。

「笑わせるな」

「たとえ世界が滅んでも…………絶対に、妥協はしない」

今まで沈黙を保ってきた、ロールシャッハ以外は。

502:WATCHMEN
09/08/08 18:07:41
―たった一人、雪原へと歩き出した彼を待ち受けていたのは、Drマンハッタンだった。
「ふん。いまさら人間愛が芽生えたか。都合の良い話だ。
 ヴェイトの創った世界を守るんだろう? いまさら一つぐらい死体が増えても同じことだ・
 どうした? 何を待っている? ―やれよ」
そうつぶやきながら、ロールシャッハはマスクを脱いでいく。
露になる、コバックスとしての素顔。
今まで決して感情を見せず、表情を変えなかった男が、泣きながら叫んだ。

「殺せ!!」

Drマンハッタンは、彼を殺した。

―ヴェイトの瞑想室。
座禅を組み、神経を集中させていたヴェイトの前に、Drマンハッタンが現れた。
「ふむ。あれが彼の知性の限界か。一種の現実逃避かもしれないな……。
 ああ、君と話したいと思っていたんだ。……君なら理解してくれるだろう、ロールシャッハと違って」
「ロールシャッハの事なら、心配あるまい。そして君の主張は理解できるとも。賛成も反対もしないがね。
 私はもう人類に関心がない。だが興味はある。銀河を離れ、違う世界で創造してみようと思う」
「待ってくれ、その前に答えてくれ。私のしたことは正しかったんだな? 最後には―」
「最後? 何事にも最後などありはしない」

そして……世界唯一の超人、神に等しい男、Drマンハッタン―ジョン・オスターマンは、永久に地球を去った。

503:WATCHMEN
09/08/08 18:15:17
―そして、世界に平和がもたらされた。

ダン・ローリー夫妻は、カリフォルニア保養地の初代シルクスペクターをたずねる。
「ママ、本当の父親が誰かわかったわ」「えっ……ああ、そんな……ごめんなさいね……」
「ママ、いいのよ、もう。人生にはいろいろ奇妙なことがあって、みんな奇妙なことをするのよね。
 中には人に言えないことだってある……ママ、愛しているわ。謝ることなんてないのよ」
―二人が立ち去った後、初代シルクスペクター、サリー・ジュスピツェクは……
涙を流しながら、愛していた男、コメディアン、エドワード・ブレイクの写真へとキスをした。

「ね、これで良かったろ? ところで、さっきお母さんも言ってたけど……」
「赤ちゃん? まだよ、あなたが戦ってる間、家でオムツを替えるのはお断り」
「ナイトオウルとシルクスペクターのコンビか」
「シルクなんて弱そうね。革でマスクのついたコスチューム……それに銃も!」


―ニューヨーク
 
『ニューフロンティアーズマン』編集部は、相変わらずゴタゴタ続きだった。
政府の方針でソ連を中傷するような記事はかけなくなってしまい、紙面に穴が開いているのだ。
何とかして穴埋め記事をでっちあげなければならないと、ノロマな編集員が頭を悩ませていた。
後ろからは上司の激が飛ぶ。一刻も早く何かしらでっちあげなければ。
「ロバート・レッドフォードが大統領選に出馬表明した話題とか……」
「報道機関を侮辱するな! カウボーイ役者をホワイトハウスに送る話など論外だ!」
「ええと、じゃあ、読者投稿のファイルから見繕ってみます」
「ああもう、何でもいい、せめて悲惨な人生のなかで一度くらい意味のある仕事をしてみせろ!」
シーモアの手が、見覚えのある日記帳へと伸ばされていき、そして―

「全部お前に任せるからな!!」
 
 
――WATCHMEN The END

504:マロン名無しさん
09/08/08 18:29:27
WATCHMEN、超乙。最後まで楽しく読ませてもらった。
映画はDVDまで待つが、原作は日本でも買えるのか? 翻訳版出てる?

505:WATCHMEN
09/08/08 18:33:11
というわけで、ウォッチメンについてはこれで完結です。

正直なところ、『傑作小説』としても紹介されるこの作品ですが、
とうてい文章では表現不可能な領域の話(1コマ1コマの情報量がすさまじい)ので
できれば原作コミック、それが難しければ映画(9月DVD発売です)を見ていただければ。
作中内資料とか見所というか読み所満載ですし。値段相応の価値はあるかと。
ともあれ、これで興味をもっていただける人が一人でも増えてくれれば幸いです。

月面にニクソンのサインがあることを思うと憂鬱にもなるけれど、
火星の表面に本当にスマイリーがあったというのは、なんだか元気が出る話です。

笑顔を忘れずに。

506:マロン名無しさん
09/08/08 18:35:23
>>504
はい、原作は翻訳されて発売されています。
映画化と同時に再版になりまして、カバー+設定資料付というなかなか豪華な。
3400円とちょっと高いですが、これでも旧版より安くなっているので。
特設サイトで翻訳者の方が解説を書いているので、それもよければ見てください。

探せば旧版もあるのでしょうけど、絶版だったので高価という。
(まあ、解説は充実しているのですけどね、どうにもこうにも)

507:マロン名無しさん
09/08/08 23:32:51
ウォッチメンの人乙!
すげー面白かった!
ありがとう

508:マロン名無しさん
09/08/09 14:25:08
ウォッチメンの人超乙!
原作読んでる身としても、分かりやすくて良い解説だったよ
これで原作に触れてくれる人が少しでも増えてくれたらなぁ…

ロールシャッハさんマジカッコいいよな。
そりゃマスクとったら中身はブサ面だし、身長低くて靴は上げ底シューズだし、
友人の家の鍵を壊して勝手に中に入った挙句、食料(といっても冷えた豆の缶詰と角砂糖)を勝手に食い荒らしていくし、
とてもじゃないがまともに働いてるようには見えないし、悪党相手にはマジ容赦ないし、
尋問する時には容赦なく指を折るし(そりゃもうポキポキと)…
それでも神に等しい力を持ったDr.マンハッタンにすら一切妥協せずに「No」と言い切ったロールシャッハさんは
誰がなんと言おうと俺の中じゃ正真正銘のヒーローです

そーいや、劇場版だとラストが「イカ」じゃないって聞いたんだけどそこんとこ、どうなの?
なんでもDr.マンハッタンがどうとか…
劇場版見た人、いるのであればもし良ければ教えては頂けないだろうか…スレ違いかな?


509:マロン名無しさん
09/08/12 01:07:31
hoshu


510:マロン名無しさん
09/08/12 16:38:46 7i6VorqP
依頼してもよろしいでしょうか?
尾崎南の「絶愛」と続編の「ブロンズ」をお願いします。

マーガレットに連載が始まった頃、「キャプ翼の同人作家が
メジャー少女誌でBL漫画を!」とセンセーショナルでしたが、
休載も多く内容も迷走してる内にいつのまにか完結してたそうで・・。

あの世界観が苦手でしたが、どう結末をつけたのか気になります。
ご存知の方いらっしゃったら、よろしくお願いします。


511:マロン名無しさん
09/08/12 21:47:41
昔、小学●年生に載ってた、「蒼いバラ」?とかいうホラー漫画。
少女漫画的な絵だった。
何年生だったかは不明。
貧乏で毎号買ってもらえなかったため、読めなかった。
どんな話だったのか気になる。
ちなみに自分は今年30歳なので、同じ学年の人で覚えてる人がいたら教えてください。

512:マロン名無しさん
09/08/12 21:59:05 f4t607s0
それはスレ違いじゃないの
作者とか分かってから来てよ

513:マロン名無しさん
09/08/13 00:35:40
>>511
ここ行け

あの漫画なんだった? 31巻目
スレリンク(rcomic板)

514:マロン名無しさん
09/08/15 13:49:32 Q8NYd0ZY
保守

515:マロン名無しさん
09/08/15 23:25:18
専スレあると思ったら、無かったので名探偵コナンおねがいします。
記憶が薄いのですが、コナンの家(と言うより工藤新一の家)に
誰かが間借りしていた辺りまでは見ました。
・間借りしていたのはどこの誰なのか
・メインストーリーはどの辺まで進行してるのか
等をお願いします。

516:マロン名無しさん
09/08/18 17:20:14 MN8xtd7Y
7SEEDSのあらすじの続き読みたいなぁ

517:マロン名無しさん
09/08/24 02:25:54


518:マロン名無しさん
09/08/27 12:37:15
age

519:マロン名無しさん
09/08/31 03:39:53 GPpkidHL
ほしゅ

520:マロン名無しさん
09/08/31 03:59:38 GPpkidHL
「アガルタ」と「ニライカナイ」をおねがいします

521:マロン名無しさん
09/08/31 05:49:34
オリオン街 - 山本ルンルン

連作短編だから、とりあえず一話を。
登場キャラ↓

・スモモ
おしゃれ大好き。ちょっとミーハーで勝気な女の子。
色々な事に興味はあるが、あんまり長続きしない。
大人っぽくて、カッコいい小学生を目指して頑張っている。

・みどり
スモモとは幼なじみで、我が道を行くかなり個性的な女の子。
人形劇やクラシックギター、老人ホーム通いなどさまざまな趣味を持つ。
スモモとは正反対の性格。

※そばかすだらけでキノコカット。目が前髪で隠れている。
 流行りのお洒落とは無縁。

522:521
09/08/31 05:53:11
一話 おさななじみ

スモモとみどりは幼なじみ。とても仲が良かったが、
小学校も高学年になって来ると流行りや周りの目が気になるお年頃。
大人のお洒落に興味津々なスモモは、どん臭く、流行りや周りを気にしないみどりを
少し疎ましく感じ始めていた。

・1

体育の授業中。二人ひと組でバレーのトスを20回行うことになり、
スモモはみどりではなく、クラスのイケてる系女子・カンナを誘う。

「カンナちゃーん!一緒にやろう!」

「え~、でもスモモちゃん、カンナちゃんと一緒にやるんでしょ?」

みどりはどん臭いため、いつまで経っても20回成功しない。
一方、あっと言う間に終わらせて遊ぶカンナ達。

その日のお昼休み。スモモはカンナのグループと食事しようとするも、
「男子達と約束があるからダメ」と断られ、みどりと食事。

「スモモちゃん、見て!私が作った魔女(のマペット)だよ!」

「(またヘンなの作って…)上手だね」

「ホント?今日ね、老人ホームで人形劇やるの!
余った紙粘土でお揃いの魔女のキーホルダー作ったから、スモモちゃんのカバンにつけてあげる!」

スモモは思う。

---みどりといると、あたしまでダサい子って思われてない…!?

523:521
09/08/31 05:54:14
・2
下校。スモモとみどりはいつものように一緒に帰宅。
みどりはスモモを老人ホームに誘うが、スモモはとてもそんな気になれない。
ダサいから。

カフェでカンナ達を見かけたスモモは、みどりの話を無視して走り寄る。

「何してるのーッ?」
「これから映画見に行くんだぁ。スペースコロニー2」
「あたしもそれ見たかったんだ!」
「…いっしょに見に行く?」
「わーっ、行く行く!」

カンナはみどりも誘うが、前述の通り老人ホームに行くので辞退。
じゃあね、と帰宅(※気にしてる感じは一切ナシ)。
みどりに対し、スモモはおざなりに別れのあいさつをしてカンナ達と一緒のテーブルにつく。

---みどりってホント変な子。老人ホームより映画の方が断然お洒落で楽しいのに。

その席でカンナは、友達に遊園地のフリーパスを見せる。
子どもなら何人でもはいれるから、来週日曜に

「みんなで行こうよ!」

うかれる友達。スモモも俄然ハイテンションに。

「あたしその日誕生日なんだーッ!」

524:521
09/08/31 05:57:00
・3

帰宅後、さっそく日曜に着ていく服を吟味。
うかれているとみどりが来訪。楽しい気分に水を差されたスモモは不機嫌になり、
悪感情を隠さず冷淡な対応をする。

「あのねスモモちゃん。人形劇の音楽作りを任されたから作ってみたんだ。
 聴いてもらおうと思って」

再生するも、スモモは聴く気にもなれない。早く帰ってほしかったしとにかく気に入らない。

「はっきり言って…ダッさーい。なんでアンタが曲作り任されたの?全然センスないじゃん」

スモモは悪感情から罵声を浴びせる。聞かずにテキトーに言っただけなのだが、
それを「親友からの批評」とシリアスに受け止めたみどりは
どこをどう直せばいいかなどを真面目に質問してきた。
スモモはいよいよ閉口し、みどりを追い返す。

525:521
09/08/31 05:58:25
・4

家族で夕食。

「ママ~、服買ってぇ」

「誕生日だものね。日曜にデパート行こうか」

「それじゃ遅いの。その日はカンナちゃんたちと遊園地に行くんだもん!」

「みどりちゃんは一緒に行かないの?」

「…だって、みどりとは幼馴染みってだけで…別に仲良くないもん。昔と今は違うの!」

言いながら、罪悪感にかられるカンナ。

526:521
09/08/31 06:03:32
・5

翌日。学校にて。

いつものようにみどりが話しかけてきた。

「ねースモモちゃん。今度の日曜誕生日だよね。一緒にどこか行かない?」

「ごめーんみどり!その日はカンナちゃんたちと遊園地行くんだよね」

「え?じゃあ私も行くー」

「え!?ダメだよ、だってカンナちゃんのフリーパスで行くんだもの。
 4人までだからこれ以上人数増やせないし」

来られると困る。せっかくイケてる子たちと遊びに行くのに、みどりも一緒なんて…。

「じゃあ、私普通の料金払って入るよ。一度行ってみたかったんだー」

スモモはとにかくダサいみどりと一緒にいたくない。行きたくない!

「あんたとは一緒に行きたくないの!」

口をついて出てしまった本音。こみ上げる罪悪感。
走り去るスモモ。残されるみどり。

527:521
09/08/31 06:12:26
・6
昼。スモモは一人、カンナのもとへ。

「カンナちゃーん、お昼一緒に食べよう!」
「え?でもみどりちゃんは…?」 「いいのいいの」

こうして、スモモはカンナ達と楽しい昼食。
日曜の遊園地のことで盛り上がるカンナ達。スモモもテンションがいや増す。

「(遊園地の)新しい乗り物乗れるといいね、カンナちゃん!」
「えー、でもあれすっごく怖そう。あ、ティッシュ持ってない?」

持ってる、とカバンから出そうとするスモモ。その時、カンナの友人が吹き出した。
スモモのカバンについていた、悪趣味な魔女のキーホルダーを見て笑ってしまったのだ。

みどりが作ってくれたものだ。

「あ…笑ったりしてゴメン。上手にできてるけど…魔女?スゴいセンス」
「や、やだ、これはみどりが勝手に…」

スモモは慌ててそれをむしり、カバンの中に放り込む。

「さすがみどりちゃん、個性的~。取らなくてもいいじゃない」
しかし、スモモはとにかくイケテる女子グループに混ざりたい。ダサいと思われたくない。

「あたしがこんなダサいのつけるわけないじゃな~い!」

その時、近くのベンチでひとり食事しているみどりに
スモモ達は気づいてしまった。こちらを見ている。聞かれたかもしれない。でも…。

528:521
09/08/31 06:17:18
・7
日曜。当日。
ママに作ってもらったお弁当。新しい服。スモモは待ち合わせ場所の駅へ駆けて行った。
誕生日。カンナちゃんたちと遊園地。イケてるグループの仲間入り!

「カンナちゃーん!」
「あ~、スモモちゃん。またしても偶然~」
「え?」
「スモモちゃんもおでかけ?どこ行くの?」
「…え」
「あたしたちこれから遊園地行くんだよね。特別パスでタダなんだよ!」

ここでスモモは気付いた。

---みんなで行こうよ!

『みんな』

あの日、カンナちゃんの言った「みんな」に自分は入っていなかったのだ。
最初から。

「そういえばスモモちゃん、今日誕生日だったっけ。おみやげ買ってきてあげるね。
 スモモちゃんはどこまで行くの?途中まで一緒に行こうよ!」
「…あ、あたし動物園に行くんだ」
「ひとりで?」
「まッ、まさかぁ。向こうで友達と待ち合わせしてるんだ、あたし急ぐから!」

スモモは逃げ出した。電車に飛び乗った。

529:521
09/08/31 06:20:15
・8
動物園。

「こ、こども一枚…」

ひとり。呆然と動物園をさまようスモモ。
同年代の子たちの楽しそうにはしゃぎまわる声が聞こえる。

ベンチでひとり、ママの作ってくれたお弁当を食べる。

涙がこみ上げてくる。

通りすがりの親子がこちらを見た。
「ねえママ、なんであの子泣いてるの?」
「あら、あなた大丈夫?はぐれたの?ひとり?友達とはぐれたの?」

…泣いてなんかいないもん!
他人からの善意がいたたまれず、逃げ出すスモモ。

当てもなく走り回り、挙げ句転んでしまった。カバンの中身が地面に散らばる。
その中に、あの、悪趣味な魔女のキーホルダーを見出した。
むしってカバンに放り込んだままだったものだ。

「…フン、変なキーホルダー!」

530:521
09/08/31 06:22:46
・8
夕方。スモモはひとり、帰路についた。
誕生日の日に勘違いして浮かれて、一人動物園泣きながらうろついてたことなど
誰にも知られたくない。ママにもだ。だから…

「ただいまァーっ!あー楽しかった!」

笑顔で、元気よくドアを開けた。

「あのね、パレードがキレイだったよ!でもすっごい混んでて…」

楽しさが忘れられない、とでも言った風を装い、それらしいことを口走りながら応接間へ。
しかし。

「スモモちゃん…」

そこには、ママ、と、カンナちゃん達がいた。表情は一様に暗い。

なんで?

「あの…、わたしたち、おみやげを渡そうと思ってきたの…
まさかスモモちゃんもいっしょに行くつもりでいたなんて思ってなくて…
ほら、スモモちゃんはいつもみどりちゃんと一緒だったし…」

なんで!?

スモモは逃げ出した。

531:521
09/08/31 06:30:13
・9
涙で歪む夜の町をひたすらに走るスモモ。
全て知られてしまった。カンナちゃん達にも、ママにも!
溢れる涙をぬぐおうともせず、ひたすらに走る。逃げる。

走りつかれた頃、先の路地の角から何かの弾む音と、聞き馴染みのある声がした。
みどりだった。壁を相手にバレーの練習をしていたのだ。

「スモモちゃん、いまの見た?さっきなんて五回連続で出来たんだよ。
 これで今度の体育はバッチリだよ!また一緒に組もうねー。…あ、ちょっと待ってて」
みどりは包みを取り出した。

「お誕生日おめでとう」

包みを開くとノートがあった。
手描きの絵にいろどられた表紙。その中心にこう書かれている。

『おさなともだち』

いつになく照れ笑いを浮かべながら、みどりは言った。
「初めて小説を書いてみたの!スモモちゃんに最初の読者になってほしくて…。
 また厳しく批評してよ。アハハハ…」

曲を聞かされた時みどりにぶつけたのは、ただの悪口である。みどりがどう思うかなど何一つ考えず。
それなのに、みどりは…。いつも通り、我が道を行き、そして自分のことを思いやってくれている。
一方、己のことしか考えず、結果このような目にあっている自分。

スモモは、己の浅はかさ醜さと共に、みどりが本当に大切な自分の幼なじみ、
幼な友達であることに思い至った。
「ありがとう。読んでみるよ」
「エヘヘ…」

532:521
09/08/31 06:41:25
・9
※みどりはその時、スモモのカバンに魔女のキーホルダーがついているのに気付いた。
 一度は「ダサい」とむしられたはずのものだ。

 実は、スモモは動物園で転んだ時、それをカバンにつけ直していたのだった。

 みどりは嬉しくてしょうがなかった。口に出さないだけで、みどりも密かに胸を痛めていたのだ。

みどりは言った。
「あのねスモモちゃん、実はケーキも焼いてるところなんだ。
 あした学校に持っていくつもりだったけど…」

その時、スモモを追ってカンナ達がやってきた。

「あの…スモモちゃんホントにごめ…」

謝ろうとするカンナ。

そもそも己の浅はかさによる一人相撲であったのだ。
以前のスモモであれば、己の恥ずかしさから逃げ出したり、
あるいは己の悪感情をそのまま相手にぶつけたかもしれなかったが…。

スモモはカンナを制した。

「それ以上言わないで。…ケーキが焼けるんだって。みんなで食べようよ」

こうしてスモモとみどりとカンナ達の、少し遅い誕生日パーティが始まったのだった。

533:521
09/08/31 07:01:05
これで終わりです。
オサレな可愛い絵、人をナメてるようなペンネームとは裏腹に
話作りがやたら堅実なため、これ以上自分には省略できませんでした…

自分の文章力では表現しきれませんでしたが、
痛々しい展開をラスト2ページで一気に大団円に持っていくという
手腕の鮮やかさにヤラれたものです。

絵にしても話にしても、作話上無駄な部分は省き、
必要な部分を的確に描くというのが徹底しており
オサレ系漫画ってだけで馬鹿にしていた自分の不明を恥じましたね…。

この一話以降は、比較的ライトながら教訓的なちょっとイイ話が続き
読後感は非常に爽やか。ただ、話作りが堅実すぎるのが災いしてか
今イチブレイクしない作家でもあります。

534:マロン名無しさん
09/09/01 20:43:05
宮本から君へ
(作者:新井英樹)

のバレお願いします。

長くないバレでもかまいません。


535:マロン名無しさん
09/09/02 04:03:50 1MRfkf2o
>>521-538

なんか心に突き刺さってくるなあ

536:マロン名無しさん
09/09/06 04:58:29 erWL6msJ
ほしゅ

537:マロン名無しさん
09/09/07 20:46:24
鈴木みそ「銭」の声優編をお願いします。

538:マロン名無しさん
09/09/11 14:43:32
「さくらの唄」と「さくらがんばる!」等中平正彦ストⅡ漫画なら
まとめ書けるけど、
ざっと過去スレ見たらリクエストは3年前か。
リクした人が見るわけもないし、こういうの書くのもアリなんですか?


「蒼天航路」は、過去こういうスレがあったね。全巻のあらすじがまとめられた。

「蒼天航路」を週一冊づつ読み返すスレ
URLリンク(mimizun.com)
URLリンク(mimizun.com)

単行本横に置いてる人向けのまとめだから、あらすじってレベルじゃないんで、
未読者向きじゃないけど。

539:マロン名無しさん
09/09/11 17:40:19
>>538
自分は何年も前からこのスレにいるし未解決の作品は
リクエストした人がリクエストが撤回してない限り書いていいと思うよ

540:マロン名無しさん
09/09/11 21:18:36
サバイバル(さいとうたかを)のストーリーを教えてください

541:マロン名無しさん
09/09/14 05:05:06
538>>539
レスありがとう。じゃあ来週あたり書いてみるよ。

542:まとめの人
09/09/15 20:28:56
あらすじ書きさん乙です。
ここまでのあらすじと未解決まとめておきました。

>>520
「アガルタ」はすでにリクエストに入っていたので今回はいれていません

543:マロン名無しさん
09/09/16 10:12:35
いつも乙です!

544:マロン名無しさん
09/09/17 02:49:59 VwPvrq6n
乙です
ありがとう

545:銀河-流れ星銀-
09/09/18 19:22:59
何かまとめ見ててあまりにもあんまりだったんで加筆したいと思います。

熊撃ち名人竹田のじっさまと名熊犬リキとの死闘の末、片目から脳の一部を撃ち抜かれ生態が狂い、
冬眠しなくなり凶暴性や知恵、体格などが異常成長するようになった赤カブト。
竹田のじっさまはリキの仇を討つためリキの虎毛の仔、銀を選び過酷な熊犬の訓練をさせる。
銀も成長した翌年、赤カブトを撃つために近代的な狩猟法を用いる秀俊が帰郷。
マタギvs洋式ハンティングの一幕の後、竹田のじっさまは体を壊す。
銀を可愛がる大輔少年は秀俊に唆され、洋弓の訓練をしついに銀と共に熊を一頭仕留める(法律違反)。

しかしここで妙な成り行きを見せる。ここまでは比較的リアル系熊退治物語だったが、
その地味さゆえか犬任侠物語に変貌を遂げる。
赤カブトの山に妙な野犬集団(主にはぐれて見捨てられた猟犬)の群が出現し、あろうことか犬だけで熊を噛み殺す。
さらにそのボスは死んだはずのリキしかも記憶喪失でも使命感健在。
かくして赤カブトを犬だけでブチ殺すべく、全国の男(強者と同義)を探しに犬達は旅だった。

546:銀河-流れ星銀-
09/09/18 19:24:34
異様な貫禄を誇るリーダー犬ベンに率いられ、ベンを恩犬と仰ぐ甲斐の三兄弟、
霞岳の魔王モスとその軍勢、伊賀忍犬とその頭領赤目、横綱武蔵率いる土佐闘犬軍団、
四国の山賊ビリーとその群れ、伝説の大横綱紅桜と次々強豪を仲間に加えていく。
さらに救援先の陸奥で五班を下した四天王と配下を吸収、日常的に羆を噛み殺す北見の白狼一行も加わり一大軍団を手に入れ奥羽に帰参。
一方男探しを続けた居残り組も九州全土を平らげ、大軍団を率いて奥羽へ向かう。
瀬戸内を渡る数百頭の犬の列はもはや天変地異の前触れである。

かくして集結した千を軽く超える犬の群による双子峠攻略が始まる。
一方の赤カブトも(居ながらに)全国から(雄度で?)集めた手下を要所に配置しており、さらにバリケードを設置したりしており準備は万全である。
敵味方の無数の屍を乗り越え、ついにリキの軍団は赤カブトの牙城に辿り着いた。
側近の羆と岩雪崩攻撃に苦戦するが、記憶を取り戻し熊犬の血滾るリキが一撃で羆の首を落としついに赤カブトは丸裸にされる。
なおも猛威を振るう赤カブトだが、残る一つの目をも失い異変に気付き現れた竹田のじっさまの村田銃と熊犬親子の秘技「絶 天狼抜刀牙」についに散る。
しかしリキも致命傷を負っており、抜刀牙を使ってはならんと言い残しその命を落とす。

547:銀河-流れ星銀-
09/09/18 19:25:33
八犬士編
赤カブトを倒しそれぞれ故郷に帰った男たちが何者かに襲われる事件が発生。
銀の抜刀牙に反応して現れた狼の末裔達で、八種の抜刀牙を操る八犬士の伝説がどうたらこうたらで抗争になる。
戦う内に奥羽軍団の何頭かも抜刀牙を会得し、ついに首領霊魔の前に辿り着いたとき
第三勢力の存在が明らかになって両勢力は和解、協力してそっちに当たることになる。
敵地に乗り込んで敵ボスと霊魔が相討ちになって戦いは終わった。

そして数年後(?)、竹田のじっさまが息を引き取り、奥羽のボスになった銀とその軍勢が道の脇にずらっと並んで見送って完。


やっぱ第二部うろ覚えだわ…嫌いじゃないんだけど。

548:マロン名無しさん
09/09/18 21:28:32
乙。

>しかしここで妙な成り行きを見せる。

たしかに冷静に突っ込めばそうだよなw
月刊ジャンプで「白い戦士ヤマト」とかも同時連載中で
犬バトル漫画家として人気絶頂の頃だったなあ。
海外でもアニメが放送されて、北欧ではなぜか大人気だったりするんだよな。

549:マロン名無しさん
09/09/19 03:57:43 BYYgTbhE
なんか変な話だなw

550:みどりのマキバオー
09/09/19 11:29:18
歳の数え方とか今とは違うところもあるけど、文中表記に従います。


北海道みどり牧場に生まれた期待の良血馬ミドリコの97はロバ似のとても馬とは思えない珍獣でした。
牧場長の飯富源治郎はこの不祥事を仔馬ごともみ消す気だが、息子の潜在能力に気付いたミドリコは
なんとかしてそれを牧場長に気付かせようと手の限りを尽くし、ついに売られる別の馬に身代わりになることでそれを遂げた。
しかしチビは母に会いたい一心で牧場を脱走、単身旅に出た道中の森でネズミのチュウ兵衛親分と運命の出会いを果たす。
キンタマくさ男改めうんこたれ蔵の名を貰い、ついに母が売られ堀江たひげ牧場に到着。
しかしミドリコは心を鬼にして他人の振り。たれ蔵もリス兄弟のおかげでそれを理解し、遅めの子離れを果たした。

みどり牧場に帰郷したたれ蔵とチュウ兵衛だが、馬の下見に来る調教師で兄の昌虎に
あんな悪い意味で馬並はずれた生き物は見せられないと裏庭に繋がれる。
他の馬から(ニセ)ミドリコの仔を見繕ってもらおうとするが、飛び抜けた馬がいないのか案外眼力がないのか(あるからか?)gdgdになり白状させられる。
しかし帰郷中のロッククライミング現場に遭遇していた昌虎は大激怒、ロバの種がついたと恐縮する源次郎に今すぐ走らせろと一喝。
一人では曲がれないたれ蔵にがっかりしかけるが、チュウ兵衛が騎乗し挽回すると昌虎大喜び。

源次郎の借金先本多リッチファームについていったたれチュウコンビは
同い年のくせに異様な風格を放つ、ミドリコを破ったヒロポンの仔カスケードと出会う。
源次郎の意向に反しレースを受けるチュウ兵衛だが、ほとんど相手にならず挙げ句心房細動で失神し、鼠馬共に完全敗北を喫する。




551:みどりのマキバオー
09/09/19 11:32:01
チュウ兵衛も反省し海岸でのトレーニングを繰り返し着実に実力を付けるたれ蔵、
体格故の騎手問題も落馬事故で馬上恐怖症になっていたチビ管こと山本管助を昌虎が見出し割れ鍋に綴じ蓋、解決。
馬名もタイトルを変えるわけにもいかないのでミドリマキバオーに決定、美浦に出発し競走馬生活が始まった。
さまざまな苦戦や特訓を挟みつつデビューから三連勝、一番人気で3歳王者決定戦朝日杯3歳ステークスに出走。
因縁のカスケードと、カスケードに潰された二冠馬ピーターIIの弟アマゴワクチンとの三強対決の結果、
潜在能力に覚醒したカスケードが一着で兄の想いを継いだワクチンが二着、マキバオーは惜しくも三着。

雪辱に燃える飯富厩舎一行は何と冬をモンゴルで修業。凍死しかけたりマキバオーの所有権を奪われたりしながら見事新走法を会得した。
一方日本ではワクチンが骨折、ドバイに遠征に行ったカスケードはガリッガリになって帰ってきており、皐月賞は楽勝ムード。
しかし不屈の闘将ワクチンの策に見事にかかり見抜いていたカスケードと直線で並ばれる。
それでもマキバオーが一歩抜けるがチュウ兵衛が落馬、そのヨレでハナ差の二着に転落。
チュウ兵衛は一命を取り留めるものの、医師からは騎乗停止命令が告げられてしまう。

それでもなんとか気を立て直し、チュウ兵衛の参加も条件付きながら許され、万全の体勢でダービーに臨んだ飯富厩舎。
一方のカスケードも馬体を戻し、NHKマイルカップで○外最強のニトロニクスを下し弱点を克服、両者共に死角無し。
マキバオーが逃げる異例のレース展開の末、壮絶なデッドヒートを演じ写真判定の結果、なんとGI史上初の同着1位。
しかし喜びも束の間、医師の言い付けを破り無茶をしたチュウ兵衛は控え室で静かに息を引き取っていた……

552:みどりのマキバオー
09/09/19 11:34:18
偉大な大親分を失い抜け殻のようになってしまったマキバオーは、彷徨の末モンモンモンにも出たやくざの宮蔦一家に拾われる。
そこでそっくりの妹マキバコに遭遇、茫洋としていた意識に火が入る。
しかし誘われて出場した八百長草競馬で、直線で走れなくなるトラウマ発覚。
立ち直らせるためのガチンコ草競馬で源次郎の助けもあり見事復活。おまけにマキバコもみどり牧場に引き取られることに。

菊花賞に向けてのトレーニングを始めるマキバオーだがカスケードは凱旋門賞に向かい不参加。三強対決は有馬に持ち越されることになった。
障害戦に参加したりいつもの無茶な特訓をこなすマキバオーだが、菊花賞はワクチンの執念に完敗、心を折られ4着に。
一方カスケードも見せ場こそ作るものの二の脚も出さずなんだか不完全燃焼気味に敗北。

そして迎えた暮れの有馬記念。三強に加え古馬最強の将軍トゥーカッター、○外最強のニトロニクスを交えた五強の戦いは
病を押しながらも抜けたカスケードをマキバオーが破りついに単独日本一に輝く。
そしてカスケードの引退式で世界への挑戦権を託され、マキバオーは一路ドバイへ。


553:マロン名無しさん
09/09/19 11:40:11
以上第一部完。第二部はまた今度ね。
主にレース展開とか思い切り端折ったが、、これは是非読んで欲しい。
1巻のギャグ空気に騙されるな!いやギャグも悪くないどころか逸品なんだが。とまで言うと信者か。

554:マロン名無しさん
09/09/20 00:53:57
おつ!

555:マロン名無しさん
09/09/20 01:05:43
乙です。

556:マロン名無しさん
09/09/20 21:47:09
マキバオー5歳の春、ドバイから帰ってきたはずのマキバオーは一切姿を見せなかった。
それどころかワクチン、ニトロ、アンカルジア、トゥーカッターといった実力馬まで姿を消していた。あとベアナックルも。
嶋島が執念で辿り着いた本多リッチファーム所有の秘密特訓基地では、五頭が過酷な訓練を積んでいた。ベア?別に……
そこで昌虎の口から明かされる、ドバイ国王企画の競馬ワールドカップ。これはそのための特訓だった。

なんやかんやでドバイに到着、島国競馬と馬鹿にされ闘志を燃やす五頭。
しかし相手はカスケードと同格以上の馬が少なくとも九頭。苦しい戦いが予想される。
特に凱旋門でカスケードを下した"世界を震撼させる馬"聖馬エルサレムの風格と実力は別格。

肝心のレースは少年漫画らしい無茶なコース。
具体的には、森林コースに超アップダウンコース、漏斗状超短距離コースに深砂水撒きコースと
馬の安全を考えない実にバラエティ豊かな取り揃えとなっており、日本代表に限らず各国代表の名馬たちは次々脱落故障していった。

そして迎えた第五レースはうって変わって凱旋門賞に似た正統派コース。
マキバオーとエルサレムが激突し、死地を越えたエルサレムの覚悟が圧倒するが、
ただのレースにさえ命を懸けたチュウ兵衛の、カスケードの想いを継いだマキバオーが食らい付き、そして─

557:マロン名無しさん
09/09/20 21:48:57
結局マキバオーとトゥーカッターが倒れ、現時点最高得点ながらも最終競技のリレーを残し日本代表は棄権、帰国した。
特にマキバオーの故障は深刻で、安楽死の選択が普通だったが源次郎が断固としてこれを拒否。
必死の説得で治療、終身介護を認めさせる。
結局トゥーカッターも引退し、振り返ってみればこの二年の海外遠征は散々な結果に終わったのだった。

数年後、日本競馬界はミドリコのSS産駒ブリッツがニトロやワクチンも下し圧倒的に席巻していた。
そしてこの年からの新レース「ジャパンチャンピオンシップ(国際交流戦)」にエルサレムと
さらにまさかのマキバオー、あとマキバオーを越える世界の珍獣王と化したベアナックルの参戦に盛り上がる下馬評。
とはいえマキバオーは脚にはボルトが入っているし、復帰後の入賞も無く話題作り以上の期待はない。

しかしレースが始まると一変、ベア、マキバオー、エルサレム、ブリッツの四頭が引っ張る展開に。
四頭の内三頭はとうに全盛を過ぎた馬だという事実に後続馬も奮い立ち、混戦になるが
それを制したのはやはり世代交代の象徴ブリッツだった。

マキバオーそっくりのマキバコ産駒を代理母として育てるミドリコという、未来と過去を感じさせる一景で完。

558:マロン名無しさん
09/09/20 22:11:05
実際の所ブリッツもマキバオーと一歳違いで新世代と呼べるほど離れてないんだけどねー。
当初はクラシック路線の後の敵として設定したんだろうけど、少年漫画的な方向に行ったせいで見事に空振り。
とりあえずみどりのマキバオーは以上。

559:マロン名無しさん
09/09/20 23:54:30
長編まとめ乙!

560:マロン名無しさん
09/09/22 03:36:58
乙です!懐かしかった
ベアかわいそすwwww

561:マロン名無しさん
09/09/23 00:59:07

ベアは最後には馬ではなく、新しい生物になってたもんなw
体格も普通の馬の倍くらいなかったっけ?

562:マロン名無しさん
09/09/24 04:04:01 5A5T/Yei
35年くらい前に、NHKで放映されていた人形劇で「空中都市008」というのがあったのですが
どのような内容か教えてください。

宇宙にある7つそろえれば願いが叶うという玉を探して旅をするのですが
ラストがわかりません。よろしくお願いします。

563:マロン名無しさん
09/09/24 04:39:32
何で漫画サロンで人形劇?
懐かしテレビ板かNHK板で聞いた方がいいのでは。

564:マロン名無しさん
09/09/24 09:19:37
>>562
板違い
ここは漫画のストーリーを要約するスレです

565:マロン名無しさん
09/09/24 19:27:12
基本構造
小学一年生にしてセクハラ顔のリーダー的存在たけしを中心としたギャグコメディ漫画(人情もあるよ!)
だいたい一話完結の形を取るが、たまに数話続く中編があったり、シリアスバトル長編が始まったりする。
そしてその割合はジャンプのご他聞に漏れず多く長くなる。あと異常なまでの年齢不相応な容貌と言動。
日常編を解説してもしょうがないので長編だけ抜き出して書いていくことにした。
うろ覚えで書いてるので順番は前後してると思うし、抜けもたぶんある。

ボンチュー編
臆病キャラの元気が怪しい道場に入門しの素行が変化。
調査しにというか乗り込んでいくと、ボンチューのネームバリューを利用した詐欺道場だった。
しかしそこへ当のボンチューが帰還。リーダー保育園でたけしと同期ながら圧倒的な戦闘力を誇っていたが、
主席の証「リーダーバッジ」を貰えなかったことで執着があったボンチューと激闘。
戦闘力差は変わらず圧倒されるが、スーパーたけしに覚醒(申し訳程度の髪が逆立ち、目つきが悪くなる)逆転勝利。
以後実力派ライバルポジションとしてちょくちょく出てくるようになる。

へるスィー編
初詣に出かけたたけし一行だがポッポ神社(学問)は超満員。脇にあるやたら高い山の上の神社を目指すことにする。
道中上の神社の侍従サムソンとユンケルの妨害や謎の妖怪の妨害をくぐり抜け、ポッポ神社(健康)に辿り着く。
しかし健康の神へるスィーにお前らの健康さを試すとか言われてサムソン、ユンケルらと三本勝負。
実は学歴偏重社会で参拝者が極端に減って寂しくなったへるスィーの全力レクリエーションでした。

566:世紀末リーダー伝たけし!
09/09/24 19:30:12
ごめん、名前欄抜け。
世紀末リーダー伝たけし!

567:世紀末リーダー伝たけし!
09/09/24 19:31:34
マミー編
(小学生の)不良グループが組織化し問題に。その上ボンチューとガチれる実力の馬場まで病院送りに。
緊急事態ということでえんチョー(人名)がたけしの同期生を集合させ、対策を練るリーダー合宿を開催。
しかし合宿所にもマミーファミリー四天王が襲撃。壊滅状態に陥るもボンチューと馬場の登場で危機は脱する。
残存戦力でマミーのアジトに逆襲をかけるが、マミーの傍らには「史上最高のリーダー」トニーの姿があった。
保育園卒業後、世紀末な和田町に赴き、いろいろあって挫折して完全壊滅させて荒んでマミーファミリーに入っていたトニーだが、
スーパースーパーたけし(?)に破れ、えんチョーに慰められ救われた。マミー?ボンチューと喧嘩友達になったみたいよ。

ガッツ島編
・戦闘力値(ガッツ)とスカウターのある魔境冒険物
たけしの飼い犬(?)小次郎が奇病に冒され半死。健康の神へるスィーでも現状維持が精一杯で、
あらゆる病を治すと伝えられるモービーの血を求めてガッツ島へ赴くたけし、ゴン蔵、馬場。
尋常でないクリーチャーのみが闊歩するガッツ島で謎の青年シシカバに出会い、共にモービーの血を求めて奥地へと進む。
謎の暴君マリオに撃墜されたりシシカバがマリオの兄ガッツ神の仮の姿だったりいろいろあって
モービーの血を得てガッツ神が復活、しかし情が入ってマリオに敗北、さらにマリオは凶悪になるが
同様に血を浴びたたけしがクリーチャー化、マリオを圧倒。モービーはガッツ島そのものでしたとかなんやかんやあって大団円。

568:世紀末リーダー伝たけし!
09/09/24 19:32:33
世界最強コンビ決定戦とみせかけて魔黒編
・能力バトル物 魔黒側:一人一能力、リーダー側:魂コントロールによる変形 
大会も佳境に入ったあたりで怪しいコンビが本性を現し阿鼻叫喚の渦に。観戦に来ていたトニーすら歯が立たず一蹴される。
緊急事態と全世代のリーダー達が集結、魔黒に乗り込む。魔黒には生身では入れないので魂になり、
それぞれ合体して同時に魔族に対抗できるパワーを身につける。たけし、ゴン蔵、ボンチュー、トニー、マミーの五人。
十二何たらと戦いながら、さらに合体して「たけ蔵」「ボミー」「トボミー」になったりしながら進む元五人。
リーダーバッジ授与者にして魔黒の王子パレットのチート能力が父王ブラックに奪われ、最終決戦。
六人合体+リーダーバッジパワーでブラック撃破。ありがちな過去の悲劇が語られてなんか救われて自己犠牲、魔黒救済。

りーだら病編 あんまり覚えてない
でかくなったたけしの体内に潜入してりーだら病の原因を叩く話。
暴れるでかいたけしはたけしのばあちゃんが抑える。
学研漫画みたいに体の各所を司る○○(部位名)たけしたちと邂逅しながら
プレッシャーでぐれた脊髄たけしに到達。ばあちゃんが父ヒロシを降ろし救済。

天界編
wikiには載ってるけど全然覚えてない。加筆求む。


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