ストーリーを教えてもらうスレ Part22at CSALOON
ストーリーを教えてもらうスレ Part22 - 暇つぶし2ch1:マロン名無しさん
09/02/17 12:55:40 gV+VPy9A
暇がない、金がない、手に入らない、等の事情により、読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ Part21
スレリンク(csaloon板)

ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
URLリンク(wikiwiki.jp)
未解決リクエスト表
URLリンク(wikiwiki.jp)

初代まとめサイト(※全過去ログ保管済み)(07/12/13より更新休止中)
URLリンク(malon.my.land.to)

【リクエストされる方へ注意点】
その漫画が既出である場合があります。要望を出す前に、未解決リクエスト表にてご確認下さい。
どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待せず、気長にお待ちください。

【教えてくれる方へ注意点】
要望が出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい(※解説が終了した作品の加筆・修正も大歓迎)。
ただ、要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」とお書き下さい。
書く際は予め予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです(※必須ではありません)。
また、書くのはよそうと思われた時には、面倒でも予約の取り消しをお願いします。

2:マロン名無しさん
09/02/17 12:56:24
落ちてたので立てなおしました

3:マロン名無しさん
09/02/17 15:16:31
>>1乙です!

最後のレスから1週間も経ってなかったと思うんだけど、
そのくらいでも落ちちゃうんだな

4:マロン名無しさん
09/02/17 21:26:05
この板は下手すると三日レスがないと落ちる。
板のトップにも書いてあるけど「ごみ箱」的な板だからね・・・

5:マロン名無しさん
09/02/17 21:54:39
>>1
スレ再建、乙カレ!

>>4
へぇそうなんだ。3ではないが、初めて知った。

6:マロン名無しさん
09/02/18 14:15:29
1乙

つか単に圧縮があっただけじゃないの?

7:マロン名無しさん
09/02/19 01:09:29
1乙

今度は落ちないうちに、何か投下するわ

8:マロン名無しさん
09/02/20 00:16:41
あー落ちないうちに何か投下すれば良かった…
それにしても三日で落ちるってのはつらい

9:マロン名無しさん
09/02/21 00:45:10 EsQHv4sx
age進行でいくか

10:思春期未満お断り
09/02/21 08:15:41
未解決リクエスト表にあったので投下します。
今はもう手元に無いので大雑把で。

思春期未満お断り


主人公の樋口飛鳥(高校生)は父親を探すため上京。

その父親の家には、兄弟の須藤真斗(飛鳥の弟で和沙の兄)と須藤和沙(妹)だけが住んでいた。
そこに飛鳥が強引に加わり、3人で暮らし始めるがハプニング続出。

和沙が友達の家に泊まって、飛鳥と真斗は夜二人きりになったり
お風呂場でバッタリ(もちろん裸)会っちゃったり。
あげくに飛鳥と真斗は血が繋がっていないと言われ、
二人は意識し始め、結局結ばれます。

ブラコンでクールな和沙は最初、飛鳥を姉と認めていなかったが
次第に心を開き始め、飛鳥が怪我をした事がキッカケで「お姉ちゃん」と呼ぶ様になる。

そして飛鳥の探していた父親は、飛鳥が入っている部活(体操部)の顧問の先生で
最後は4人で家に暮らして終わります。


前半は真斗と和沙が兄妹で、飛鳥は血は繋がってないとなってたり。
後半はやっぱり飛鳥と真斗が姉弟で、和沙が義理だったり、
でも最終的には、飛鳥と真斗は兄弟じゃないというオチです。

血縁関係はかなりごちゃごちゃで分かり難いです。

11:マロン名無しさん
09/02/21 15:51:36 EsQHv4sx
おつですよ

>飛鳥の探していた父親は、飛鳥が入っている部活(体操部)の顧問の先生で
これは??顧問の先生になるってこと?
それともずっといたのに気づかなかったってこと?

12:マロン名無しさん
09/02/22 00:16:09
気づかなかったってこと

13:マロン名無しさん
09/02/22 00:36:18
Wikiの中にあるローゼンメイデンの項目が、
雛苺が桜田家に居候するところで止まってますが、勝手に書いてもいいですか。
一応Phase43(幻冬舎で連載していた分)までなら所持してるので、書いてみたいのですが。

書いてもいいとしたら、最初から書くべきですか。続きから書くべきですか。

14:マロン名無しさん
09/02/22 00:50:03
書いて欲しいです
続きからか最初からかは、書く人が書きやすいほうでいいと思います

15:マロン名無しさん
09/02/23 03:24:44

>>13です。それでは続きから。
内容は、Phase24以前は幻冬舎版を、Phase24以降43まではヤングジャンプの新装版に準拠してる……違いはよく分からないけど。
設定資料集やアニメ版など、その他メディアミックス展開された部分についてはまったく考慮してない(全然見てないので)
あれこれ考えながら書いたので、信じられないぐらい長くなってしまった。原作ではたったの8巻(新装版では7巻)なのに。

題材・ローゼンメイデン(RozenMaiden) 作者・PEACH-PIT バーズコミックス
バーズという幻冬舎発行の雑誌で連載されていたが、いろいろあって現在ではヤングジャンプで連載している。
お求めの際は、集英社が発行している新装版の方が便利。


※“二重引用符”でくくってある部分は、原作からの台詞を引用したもの。
 「鍵括弧」でくくってある単語は、特別な意味で使われていると思われる単語。



16:マロン名無しさん
09/02/23 03:25:44


用語説明。
「nのフィールド」
物質の存在する世界とは異なる世界。
いくつもの世界が混在する場所であり、それぞれの世界へ通じる扉を開くことで世界を行き来できる。
原作ではここから、それぞれの人間が見ている夢の世界や、「無意識の海」などを行き来した。
ローゼンメイデンは特定の場所から、「nのフィールド」への入り口を開くことができる。

「無意識の海」
様々な人間の記憶が混在する世界。この中にいると、自分や他人の記憶を覗き見することもある。

「9秒前の白」
「無意識の海」の底にある飛沫。曖昧になってしまった記憶や魂が迷い込むことがある。

「人工精霊」
ローゼンメイデンが従えている浮遊発光体。ローゼンメイデンとは会話ができるようだ。
偵察や連絡係として、普通の世界や「nのフィールド」を飛び回ることが多い。
それぞれ従えている人工精霊の組み合わせは、以下のようになっている。

水銀燈→メイメイ、レンピカ(蒼星石のローザミスティカを奪ったとき、一緒に奪った)
金糸雀→ピチカート
翠星石→スィドリーム
蒼星石→レンピカ
真紅→ホーリエ、ベリーベル(雛苺からローザミスティカと共に受け継いだ)
雛苺→ベリーベル
雪華綺晶→(不明)



17:マロン名無しさん
09/02/23 03:26:31
<PHASE7>
桜田家に居候することになった雛苺だが、何故か朝から何も食べようとしない。
※ローゼンメイデンは人形でありながら、人間と同じように食事する。

泣き叫ぶ雛苺を真紅は放置し、騒がしさに辟易するジュン。
どうやら“にゅーって黒くて赤くて”“ふわふわで白くて甘いの”でなければ、雛苺は食べたくないらしい。
ジュンはそれが苺大福であると考え、ひきこもりであるにもかかわらず、苺大福を探して店をはしごする。
何とか苺大福を買って帰宅したジュンだが、家には雛苺の癇癪を予想していた巴が、既に苺大福を持って雛苺に会いにきていた。
巴に先を越される形になったが、結局雛苺は“ジュンもトモエもだーいすきー”と無邪気に喜んだ。


<PHASE8>
ジュンが操作しているパソコンのモニタから、いきなり黒い羽が大量に飛び出し、水銀燈が現れる。
雛苺に勝利したにもかかわらず、雛苺のローザミスティカを奪わない真紅を、水銀燈は“どうかしている”と吐き捨てた。
水銀燈はローザミスティカに強い執着を見せるが、すぐに撤退する。
真紅と雛苺が協力して戦ったため、ジュンはそれまで以上に消耗していた。

※ローゼンメイデンは、指輪を媒介にしておのおののマスターの力をもらい、力を行使する。
 雛苺は真紅から力を分けてもらって活動するため、真紅の力の供給源であるジュンには、二人分の負担がかかることになる。
(ちなみに真紅はこの場面で、真紅と雛苺を指す指示代名詞として「二人」を使っている)


18:マロン名無しさん
09/02/23 03:27:06
<PHASE9>
のりが体調不良で倒れてしまった。そのとき桜田家を訪ねてきた巴が、のりの代わりに夕食の支度をすることを申し出る。
ジュンと巴はかつて親しい友人であったが、今の二人はなかなか会話が続かない。支度が一段落すると、巴は抱いていた危惧をぶつけてきた。
のりの体調不良は、かつての巴と同じように、雛苺が人間の体力を吸い過ぎてしまったのではないか、と巴は思ったのだった。
巴の危惧を真紅は否定し、さらにローゼンメイデンが全部で七人いることをジュンと巴に明かす。

元々ひとつであったローザミスティカが七つに割られ、その欠片を一人ひとつずつ割り当てられてローゼンメイデンは創られた。
そしてアリスゲームでローザミスティカを奪い合うのは、七つのローザミスティカの欠片をひとつに戻すためだ、と真紅は語った。


<PHASE10~11>
再び窓ガラスを叩き割って、ジュンの部屋に闖入者がやってくる(最初の闖入者は、序章でジュンを襲撃したくまのブーさん人形)
部屋に飛び込んできた鞄から出てきたのは、ローゼンメイデン第三ドール・翠星石であった。
翠星石は双子の妹のローゼンメイデン第四ドール・蒼星石といつも一緒に行動していたが、
双子のゼンマイを巻いた人間が、ローゼンメイデンの力を悪用しようとしているのを知り、契約を拒否して逃亡した。
しかしその時には、既に蒼星石はその人間と契約を完了してしまっており、双子は離れ離れになってしまった。

逃亡の経緯で人間不信になった翠星石は、真紅に助けを求めるため、桜田家に侵入したのだった。
真紅は双子のドールが持つ能力が対になっていることから、蒼星石のマスターはいずれ翠星石の力も欲すると予測した。
そして真紅の提案で、翠星石はジュンに自身の能力を見せることになる。
翠星石の力で意識を失ったジュンは、何故か大樹の上で目覚めていた。

19:マロン名無しさん
09/02/23 03:28:03
<PHASE12>
翠星石は、現実の世界と夢の世界を繋ぐ扉を開けることができる。
翠星石はジュンを眠らせて、ジュンの夢の世界へと入っていった。ジュンが目覚めた大樹は、夢の世界のものだった。
大樹の上から降りたジュンと翠星石は、ツタや草の絡まった小さな木を見た。

夢の世界では、誰でも一本の木を持って育てている。
そして夢の世界で木が育つことによって、その夢を見ている人間の心が創られていく、と翠星石は言った。
ジュンの夢の世界にあった小さな木は、ジュンの持っている木であり、ジュン自身を現すものであった。
そして翠星石は能力を発揮する。その能力とは、「庭師の如雨露」を用いて木に水を与え、元気にすることだった。
一方蒼星石の能力は、「庭師の鋏」で、木の成長の邪魔をする草を刈り取ることだった。

真紅は翠星石に、ジュンと契約することを持ちかける。
翠星石は誰とも契約していないためマスターがおらず、満足に力を使えない状況だった。しかし翠星石は、真紅の提案をにべもなく拒否する。



20:マロン名無しさん
09/02/23 03:30:56
<PHASE13>
真紅はジュンに、自身の服のボタンを繕って欲しいと頼んだ。
ジュンは何でもないことのようにボタンを繕うが、真紅は裁縫をするジュンの指を“魔法の指”と呼んだ。
※ジュンはPHASE3で、水銀燈に破壊されたくまのブーさん人形を、裁縫道具で修復したことがあった。
 その際、一度破壊されたら戻ってはこないはずの人形の魂を、ジュンは呼び戻している。

真紅の球体関節を目の当たりにして、ジュンはローゼンメイデンが人形であることを再認識する。
真紅は、ゼンマイの切れたローゼンメイデンについてジュンに語った。
ゼンマイが切れると、ローゼンメイデンは深い眠りに落ちる。誰かが再びゼンマイを巻くまで、目覚めることは無い。
そして誰かがゼンマイを巻いて、ローゼンメイデンが目覚めたときが、アリスゲームの合図であった。

真紅たちの製作者である「お父様」は、自分の中だけにいる至高の美しさを持つ少女「アリス」を形にするべく、ローゼンメイデンを作り出した。
しかし誰もアリスには届かず、七体(※原文ママ)作ったところで「お父様」は悲嘆に暮れて姿を消した。

真紅は“闘うことって生きるってことでしょう?”とジュンに語った。
アリスゲームという闘いが、ローゼンメイデンにとっての生きることだった。


<PHASE14>
翠星石の悪戯で、雛苺が拗ねてしまった。
二人の騒動はジュンや真紅を巻き込んでしまうが、のりがなんとか収めた。

21:マロン名無しさん
09/02/23 03:36:03
<PHASE15>
翠星石は、蒼星石がどこかで夢の扉を開いているのを感じ取る(※夢の扉を開けることは、双子共通の能力)
どうにかして蒼星石とコンタクトをとるため、翠星石はジュンを騙して夢の扉を開き、世界樹を経由して蒼星石を探しに行く。
※ジュンがPHASE11で目覚めた大樹は「世界樹」といって、全ての夢の世界を枝と枝で繋ぐものだった。
 また、夢の世界から「nのフィールド」に行けることも、ここで明らかにされる。

「nのフィールド」の中のある場所で、蒼星石は水銀燈と接触する。
開けっ放しになっていた夢の扉から、水銀燈は夢の世界に入り、蒼星石の後をつけていたのだった。
蒼星石は水銀燈を突き放すが、水銀燈は蒼星石に取引を持ちかけた。

蒼星石のマスターは、ある人物に復讐することを望んでいた。
復讐の方法は、「庭師の鋏」を蒼星石に使わせて、ターゲットの心の木を傷つけることだった。
水銀燈は提案した。ターゲットの心の木の場所を教える代わりに、「庭師の鋏」の力を貸す……
目的を問う蒼星石に、水銀燈は言った。“殺してしまいたい人間がいるの……”



(中断します)

22:マロン名無しさん
09/02/23 09:22:49
(再開します)

<PHASE16~18>
翠星石は真紅、雛苺、ジュンを伴って、「nのフィールド」で蒼星石を探し回る。ほどなく一行は蒼星石を発見する。
しかし蒼星石は“僕らはもはやマスターを違えた、ローザミスティカを奪い合う敵同士だ”と告げて、「庭師の鋏」で一行に斬りかかる。
一方、蒼星石と同行していた水銀燈も、真紅にジャンク呼ばわりされたことで激怒し、闘いがはじまった。

闘いは、水銀燈が真紅の右腕をもぎ取るなどして圧倒的な力を見せる。
真紅を追い詰めたところで水銀燈は、四姉妹を一網打尽に仕留めるべく、蒼星石やジュンにも攻撃を仕掛ける。
焦るジュンに、翠星石が左手を伸ばす。その手には薔薇の指輪があった。

水銀燈の攻撃を凌いで、なんとか契約を果たしたジュンと翠星石。
翠星石は早速力を発揮して水銀燈の攻撃を跳ね返し、形勢が逆転する。
しかしその直後、戦場であった夢の世界が崩れだした。このとき真紅の右腕を回収しようとしたジュンは、見知らぬ誰かの記憶の中に落ちてしまう。
落ちたジュンをなんとか雛苺が救い上げるが、真紅の右腕はどこかにいってしまった。

戦闘が終わり、一行は現実世界の桜田家に帰り着くが、右腕を失った真紅は、ひどく落ち込んでしまう。
ジュンは真紅を励まそうしたが果たせず、翠星石の力を借りて、真紅の右腕を探しに「nのフィールド」へ行く。
ラプラスの魔がジュンと翠星石を導き、二人は再びジュンが落ちた誰かの記憶の中に入り込んだ。
そこでジュンと翠星石は、その記憶の持ち主が蒼星石のマスターであることを知る。

記憶が途切れ、ついに真紅の右腕を見つけ出したジュンと翠星石。
籠に入れられた真紅の右腕を持ち帰ろうとするジュンだが、その途中でジュンは自身の持つトラウマの記憶に入り込んでしまう。
心の傷をダイレクトに突かれてもがき苦しむジュンを、翠星石は叱咤する。
“……しっかりするです!! そんなのは幻です…! 全部過ぎ去ったことですよ! にんげ…ジュンには、もっと大切な今があるですよ…!”
ジュンはどうにか真紅の右腕を持ち帰るが、籠が開けられないため真紅の修復はできなかった。
しかし真紅は、欠損して不完全になった自分を受け入れ、ジュンに感謝するのであった。

23:マロン名無しさん
09/02/23 09:24:38
<PHASE19>
籠を開ける方法を探るため、ジュンは記憶を手がかりに蒼星石のマスターを特定しようとする。
翠星石はジュンを励まそうとしたが、ジュンの様子を見て取りやめる。その代わりに翠星石は、籠の存在はジュンの心と関係していることをジュンに話す。

ジュンと翠星石は、蒼星石のマスターが結菱(ゆいびし)一葉であると断定する。結菱家は有名な財閥であったが、現在は没落していた。
一葉は戦後間もない時期に、外国の女性と駆け落ちし、海外に渡る途中で事故死したことになっていた。
しかしジュンは記憶を覗いているため、実際に駆け落ちして死亡したのは、一葉の双子の弟である結菱二葉であることを看破する。

さらに情報を集め確信を深めるジュンの前に、蒼星石が現れる。
ついに蒼星石のマスター(=結菱一葉)は翠星石の力に気づき、その力を欲したのだった。
一葉は復讐のターゲットの心を壊すつもりだったが、そのためには「庭師の鋏」「庭師の如雨露」の両方が必要だった。
そしてターゲットとは、一葉の弟の駆け落ち相手だった。
しかし蒼星石は一葉の気持ちを“半身という影に縛られる”などと謎めいた言葉で語りつつ、翠星石に迫る。
ここに到って翠星石は、蒼星石と闘う覚悟を決める。不利を悟った蒼星石は“薔薇屋敷で待っている、闘おう”との言葉を残し、去っていった。




24:マロン名無しさん
09/02/23 09:25:55
<PHASE20>
ひきこもりの身体をおして、ジュンは真紅、雛苺、翠星石と、一葉の邸宅である薔薇屋敷へ向かう。
薔薇屋敷で一葉と面会したジュンは、蒼星石によって真紅達ごと一葉の夢の世界に引きずり込まれる。

夢の中で一葉は、復讐の動機を語り始める。
自分の半身とも思っていた二葉を失った一葉は、その事実を認められず、事故死したのは二葉ではなく一葉である、と偽ってしまった。
しかし二葉が帰ってくるはずも無い。また一葉が事故死したことになったため、一葉は死んだ弟の名前である二葉を名乗るしかなかった。
結果的に一葉は、弟と自分自身を同時に失ってしまうこととなった。
最近になって一葉は、行方不明だった二葉の駆け落ち相手が生きていることを知る。
まるで二葉とのことなど無かったかのように、今や別の男と幸せに暮らしている駆け落ち相手のことを、一葉は許せなかったのだ。

一葉の復讐を成し遂げようとする蒼星石と、それを阻止しようとする翠星石。二人の闘いが始まった。
一葉は、二葉の死から数十年がたっても、双子の弟である二葉から精神的に独立できていなかった。
蒼星石は、一葉に自分の姿を重ねていた。蒼星石もまた、双子の姉である翠星石から、精神的に独立できていなかったのだ。
一葉は、二葉の愛した女性を殺すことで、二葉から決別しようとしていた。
蒼星石は、翠星石に逆らって一葉の復讐を果たすことで、翠星石から決別しようとしていた。

闘いは蒼星石が翠星石を退けた。しかし蒼星石は闘いを止めた。
翠星石の「庭師の如雨露」が、二葉の駆け落ち相手の木を育てた結果、駆け落ち相手の記憶が一葉に流れ込んだのだった。
その結果、一葉は彼女の悲しみを理解し、そして思い出す。一葉もまた、二葉の駆け落ち相手を愛していたのだった。
二葉と同じように、彼女に愛されたかった。その気持ちが一葉に、弟である二葉の名を名乗らせた。
そのときから、一葉が持っていた彼女への気持ちは、二葉の形をとって現れるようになった。
本当に一葉が消し去りたかったのは、二葉の名を騙って現れる自分自身の気持ちであったのだ。


25:マロン名無しさん
09/02/23 09:27:27
<PHASE21>
一葉の望みを叶えた蒼星石は、アリスゲームの続行が不可能になった。
蒼星石のローザミスティカが身体から飛び出した。それは翠星石の目の前で、突然現れた水銀燈に奪われた。
水銀燈は敗者のローザミスティカを回収するため、ずっと双子の闘いを見ていたのだった。
※水銀燈は、二葉の駆け落ち相手が持つ心の木を知っていたことから、闘いの結末を予測していたフシがある。

ローザミスティカの欠片が二つに増え、水銀燈の力はさらに強大になる。
手負いの真紅は再び水銀燈に追い詰められるも、怒ったジュンが水銀燈に立ちはだかる。
その瞬間、真紅の右腕が収められていた籠が砕け散り、ジュンの指輪から蔓が延びて、真紅の右腕を本体に組み直した。
ローゼンメイデンのパーツを組み直すことは、不可能に近いことであった。目の前で起こされたそれに動揺する水銀燈。
そのとき雛苺が水銀燈を捕らえ、真紅は戻ってきた右腕の拳で水銀燈を殴りつけた。
“私達ローゼンメイデンの体は…ひとつひとつが生命の糸で繋がっている…誰かはそれを絆とも呼ぶのよッ”

雛苺の拘束を振り払った水銀燈は、捨て台詞を残して去っていった。
“キズナなんて、なんて陳腐で美しくない言葉…”
“いいこと…? 姉妹の絆もマスターの絆も、最後にはぜんぶぜんぶ引き千切られてしまう……
 私たちは絶望するために生まれてきたの、それがアリスゲームだもの―…”

蒼星石はローザミスティカを失い、その身体は普通の人形と同じになってしまった。
翠星石は、蒼星石の形見のローザミスティカを、水銀燈から取り戻す決意を固めた。


26:マロン名無しさん
09/02/23 09:30:36
<EXTRAPHASE>
雛苺は日本の文字の勉強をして、ジュンにお礼の手紙を書いた。
※雛苺は日本語の読み書きが苦手であるらしい。また雛苺は、かつてフランス人の少女をマスターとしていたせいか、
“Tu viens jouer avec moi!(=これからヒナと一緒に遊ぼ)”や“Je suis heureux!(=嬉しい!)”など、
 たまにフランス語を使うが、こちらがどの程度読み書きできるかは不明だったりする。

手紙を出そうとする雛苺だが、翠星石の嘘を真に受けて、ポストを怪物だと勘違いする。
※何故直接ジュンに渡さないかは不明である。
雛苺は真紅についてきてもらおうとするが、真紅は桜田家の近所に棲む野良猫を恐れ、外出しようとしない。
意を決した雛苺はひとりで手紙を出しに行き、途中野良猫の助力を得てなんとかポストに手紙を投函する。
その様子を見た巴は、甘えん坊だった雛苺の成長を感じるのだった。


<PHASE22>
外から桜田家を窺うひとりのローゼンメイデンがいた。ローゼンメイデンの第二ドール・金糸雀(かなりあ)である。
ローゼンメイデン一の頭脳派を自称する金糸雀は、こっそりと桜田家に侵入しようとするが、まったくうまくいかない。
一方、ジュンは巴と学校のことについて会話できるぐらいに立ち直っていた。



27:マロン名無しさん
09/02/23 09:34:15
<PHASE23>
水銀燈は、真紅たちとの戦いで負った傷が癒えていなかった。それどころか、自身の持つ翼の制御もままならない状態であった。
水銀燈が取り込んだ蒼星石のローザミスティカが、水銀燈の中で拒絶反応を起こしていたのだった。

水銀燈は、自分のネジ(※原文ママ)を巻いた少女・柿崎めぐのことを思い浮かべていた。
普通ローゼンメイデンは、契約を交わして人間のマスターを得ることで、マスターから力を供給してもらう。
しかし水銀燈は契約を交わすこと無しに、人間から力を奪うことができた。
今にも力を奪い取ろうとする水銀燈に、めぐは“貴女は天使よ”と呼びかけた。めぐは自分の生に倦んでいたのだった。

めぐは病に冒されていた。病室から出ることもできなかった。
“私ね、5歳までに死ぬって言われてたの。その次は7歳までに死ぬ、10歳までに死ぬ、親達もいー加減悲しむのに疲れちゃったのね”
今まで接したことの無いタイプの人間に、水銀燈は契約をためらい、そのままめぐのペースに巻き込まれていった。

真紅とジュンは、ローゼンメイデンとそのマスターの心について話し合った。
「nのフィールド」の中にある「無意識の海」の中に、人間はそれぞれ心の領海を持っている。
ローゼンメイデンがマスターから力を分けてもらうときは、マスターの心の領海から力を汲み上げている。
そのためローゼンメイデンとそのマスターの心は非常に近いものとなっている。
※蒼星石がアリスゲームを続けられなくなったのは、蒼星石のマスターである一葉の心の一部を、
「庭師の鋏」を使って刈り取ったせいだと、ここで説明されている。

ジュンとの会話で、水銀燈をジャンク呼ばわりしてしまった(PHASE16)ことを思い出した真紅は、
「nのフィールド」を介して水銀燈に詫びに行くが、またしても絆のことで口論になってしまう。


<PHASE24>
日曜日。のりがラクロス部の試合で家を空けるため、桜田家の家事担当が不在となる。
ジュンに最近構ってもらっていない翠星石は、ジュンの気を引くために、雛苺を巻き込んで家事をやろうとする。
しかし翠星石と雛苺の行動はことごとく失敗する。また偶然これらの失敗が、金糸雀の桜田家への潜入を妨害した。

28:マロン名無しさん
09/02/23 09:36:27
<PHASE25~26>
翠星石は夢と夢の間を行き来するうちに、蒼星石が居た頃の自分の記憶に入り込んでしまう。
記憶の中の蒼星石の姿に、翠星石は涙する。表向きは立ち直ったように見せていたが、内心では淋しさと悲しさを抱いたままだった。
翠星石を見つけた真紅は、「迷子」になってしまった魂が帰ってくることもある、と慰めた。
※人形に死は無い。人形の魂の器である身体が壊れるなどして、人形の魂が居場所を失ってしまった場合、
 人形の魂はそこに存在することを止めて遠くへ行ってしまう。原作ではこのことを「迷子」になると現している。
“魂が帰ってくる”とは、PHASE3でジュンが、くまのブーさん人形の魂を呼び戻したことを指すと思われる。

夢の中で、目覚めることの無い蒼星石と茶を飲んでいる一葉を見た翠星石は、
窓ガラスをぶち破って一葉の住む薔薇屋敷に侵入する。翠星石は、一葉の淋しさを理解したのだった。

29:マロン名無しさん
09/02/23 09:38:17
<PHASE28~29>
めぐの入院している病院の、古い礼拝堂が取り壊された。水銀燈が住んでいた場所だった。
水銀燈はまだ翼を制御できないままだったため、鞄で休むこともできない。あてもなく彷徨った末に、水銀燈は倒れてしまう。
一方マスターの元に帰宅した金糸雀は、ジュンと三体のローゼンメイデンについてマスターに話す。
金糸雀のマスターであるOLの草笛みつ(みっちゃん)は、その話に興味を持つ。

ジュンは「9秒前の白」を彷徨っていた。
「9秒前の白」は、現実世界からはみ出した存在が集まってくる吹き溜まりであった。
そこには、ローザミスティカを失った蒼星石の魂もいた。しかし二人とも意識が無く、自分のことも分からない。
しかし蒼星石は“君には帰るべき場所がある”とジュンに告げ、「無意識の海」でジュンの記憶を探し始める。
蒼星石が探し当てた記憶は、ジュンが幼い頃に見た不思議な人形使いの演じる人形劇だった。

蒼星石が探し当てた記憶によって、ジュンは自分が何者かを思い出した。
しかし直後にラプラスの魔によって、ジュンは自らのトラウマの記憶の中に押し戻された。
苦しみのあまり、再び「9秒前の白」に転落するジュン。そこで聞こえてきたのは、水銀燈の声だった。
ジュンのことを「お父様」だと思った水銀燈は、覚束無い身体をおしてジュンに縋り付く。
水銀燈の腕がジュンに触れると、ジュンの中に水銀燈の記憶が流れ込んできた。アリスゲーム、めぐ、蒼星石……
そして水銀燈がローザミスティカに執着する理由が明らかになりかけたとき、二人は「無意識の海」に放り出され、離れ離れになる。

ジュンが「無意識の海」にいることを感じ取った真紅は、ジュンの傍まで来て呼びかける。
初めて「9秒前の白」に、共に足を踏み入れたときのように。
梅岡の訪問以来眠り続けていたジュンは、呼びかけに応えて目覚めた。そこで真紅は、一瞬だけ謎の白い少女人形の姿を見る。

同じ頃、目覚めた水銀燈の目に入ったのは、水銀燈を探して病室を抜け出してきためぐの姿だった。

30:マロン名無しさん
09/02/23 09:43:00
<PHASE30>
金糸雀はまた桜田家への潜入を試みていたが、今度はのりに見つかってしまう。
以前庭で遭遇したときに、金糸雀の泣き落としに押されたため、雛苺は金糸雀がローゼンメイデンであることを言わなかった。
しかし流石ののりも金糸雀がローゼンメイデンであることを見抜き、敢えて真紅たちに知らせずに桜田家の中に連れ込む。
が、金糸雀はのりの作った夕食を雛苺と奪い合い、その騒ぎで真紅たちにまで潜入がばれてしまう。


<PHASE31>
めぐは、水銀燈を自分の病室に隠した。礼拝堂が取り壊されて居場所の無い水銀燈は、不満げながらめぐに従った。
夜、未だ苦しむ水銀燈にめぐは“私の命を使ってよ”と言った。
水銀燈は何も応えなかった。めぐはいつものように、水銀燈に歌を唄って聞かせた。
水銀燈は、めぐの歌声に包まれて眠りについた。

真紅は、ジュンの心の領海に紛れ込んでいた白い少女人形について、翠星石に語った。


<PHASE32>
真紅と翠星石は、白い少女が七番目のローゼンメイデンであると推測する。
真紅は自身の人工精霊であるホーリエに命じて、白い少女人形の行方を探させた。
金糸雀は、マスターのみつが出勤している間、桜田家に来るようになった。

めぐの力を使うことで、水銀燈は回復しつつあった。しかし水銀燈が回復した分、めぐは目に見えて消耗した。
水銀燈は、以前真紅に聞かされた絆の力を実感するが、めぐの身体を危惧する水銀燈は、契約に踏み切れなかった。

真紅は夢の中でラプラスの魔と出会い、七番目のローゼンメイデンの目覚めを確信した。

31:マロン名無しさん
09/02/23 09:44:37
<PHASE33>
桜田家に謎の女性が尋ねてくる。彼女はオディール・フォッセーと名乗り、ローゼンメイデンとの契約の証である指輪をしていた。
オディールは、雛苺のかつてのマスター・コリンヌの孫娘であった。
不本意な形で雛苺を手放すことになってしまったコリンヌは、死ぬまでそのことを悔やみ、
孫のオディールに雛苺を取り戻して欲しい、とオディールに遺言したのだった。
そしてオディールは、夢の中で白薔薇と水晶に導かれ、桜田家を探し当てたのだった。

オディールの話を聞いて、巴は白い少女人形を連想する。巴の呟きを聞いた真紅は、さらに白い少女人形について考え込む。
雛苺の処遇も問題となった。手に入れた経緯が曖昧とはいえ、雛苺の指輪を持つオディールは、雛苺のマスターたる条件を満たしている。
しかし雛苺は、突然現れたマスター候補に混乱するばかりだった。


<PHASE34>
眠りについた雛苺が目覚めてみると、そこは桜田家ではなかった。
そこには、雛苺がかつてコリンヌと共に過ごした屋敷の風景が広がっていた。
誰もいない屋敷を歩き回る雛苺。そして雛苺がひとつの扉を開けると、コリンヌとの別れの場面が蘇ってきた。
さらに続けざまに巴やジュン、真紅から別れを告げられる幻影を見せられ、雛苺は再びひとりぼっちになってしまう。
打ちのめされる雛苺の前に、白い少女人形が現れる。

“第七ドールは幻の中にしか存在し得ない、何故なら私もまた幻……
 肉の器のしがらみを持たない、無機の器に宿された神秘の魂、それが薔薇乙女”
“しかしそれでも至高の少女になり得ない……まだ足りない”
“物質世界に存在を縛られる事自体がアリスへの枷へとなってしまう不要の形骸なのか”
“第六ドールの貴女を創り終えて、お父様はそう考えた…だから第七ドールは…実体を持たない…
 でもそれでも足りない、私でもまだアリスには到達できない…だから…”

第七ドールは身体を持たない存在だった。
身体を持たないからこそアリスになれるはずだったが、それでもアリスになることは叶わなかった。
そのため、目覚めた第七ドールは、アリスゲームから脱落した雛苺の身体を奪おうとしていたのだった。

32:マロン名無しさん
09/02/23 09:45:56
<PHASE35~36>
雛苺の危機を悟った真紅は「nのフィールド」へ急行するが、既に雛苺は身体を奪われていた。
かろうじて残されたローザミスティカと人工精霊だけが、真紅に第七ドールのことを伝えた。
真紅の慌てた様子を怪しんだ金糸雀が、真紅の後をつけていた。
雛苺のローザミスティカを手にする真紅に、金糸雀は言葉を投げた。“貴女があの子を倒したのかしら…”
真紅は金糸雀の問いに答えた。“それはイエスでもありノーでもあるわ”

真紅の答えを聞いて、金糸雀は本気で真紅と闘おうとする。
しかしローザミスティカの奪い合いになる寸前で、雛苺が最後の力を振り絞って、二人に言葉を渡した。

“ヒナは幸せだったの”
“毎日が楽しくて 楽しくて 楽しくて”
“もう鞄から目覚めるのは怖くない、ヒナはひとりじゃない”
“大切な毎日を大切な人達をずっと守りたい―でも、アリスゲームは止まらない―”
“真紅……ヒナはもうみんなが戦ったり傷ついたりするのはいや―だから”
“ヒナのローザミスティカを使って、みんなを、どうか護って―”

雛苺は、遠くへ去っていった。雛苺のローザミスティカは、真紅が受け継いだ。
真紅は、雛苺が身体を奪われたことを、ジュンやのりには隠すことにした。

一方、実体を手に入れた第七ドールは、水銀燈とめぐの前に現れる。白い少女人形―第七ドールは、雪華綺晶(きらきしょう)と名乗った。
雪華綺晶は、水銀燈とめぐの感情―届かない父親への、愛と憎しみ―を既に見切っていた。
めぐが近くにいるため、戦闘を仕掛けられない水銀燈に、雪華綺晶はある提案をした。
“可哀相なお姉さま”
“私は知ってる、貴女の本当の願いを、ローザミスティカを欲する本当の理由を”
“だから……そのかわり、私に…”

33:マロン名無しさん
09/02/23 09:50:13
<PHASE37>
水銀燈は、雪華綺晶の提案について考えていた。
その提案とは、ローザミスティカを必要としない雪華綺晶が、水銀燈にローザミスティカの欠片を渡し、
その代わりに水銀燈は、自分のマスターを雪華綺晶に明け渡すというものだった。

めぐの入院する病院に、オディールが搬送されてきた。
身体はどこにも異常が無かったが、オディールは幸せそうに微笑んだまま、ずっと眠っていた。
“10階に眠り姫がいるんですって、素敵よね、水銀燈”
既にオディールは雪華綺晶のものとなり、偽りの幸せな夢に抱かれて眠っているのだった。

“―めぐ、左手を出しなさい”
“契約!! 契約の指輪ね、そうでしょ!?”

“早く早くっ、指輪出して~、ねぇってばー”
“バカじゃない…? 怖くないの?”

“ぜんぜんっ。約束どおり死なせてくれるんでしょ?”
“―ええ、アリスゲームが終わったらね…”

“病める時も健やかなる時も…あ…私、病みっぱなしだけど”
“死が二人を別つまで…?”
“いいえ、死んでも一緒だわ”

“―めぐ、貴女は私の―”

ついに水銀燈は、めぐとローゼンメイデンの契約を果たした。

金糸雀は、マスターであるみつのマンションに帰宅した。
金糸雀の帰宅を迎えるみつの姿を見て、金糸雀は雛苺のことを思い返すのだった。
“ち…違うの…カナ幸せだなーって思ったら…”

34:マロン名無しさん
09/02/23 09:52:03
<PHASE38>
雛苺を失った桜田家の寂しさを感じ取った金糸雀は、なんとかしてそれを埋めようとする。
そのために金糸雀のとった行動とは、マスターであるみつと共に桜田家を訪れることだった。
ドール収集を趣味とし、長い間ローゼンメイデンを追い求めていたみつは、真紅と翠星石を目の前にはしゃぎ回る。
金糸雀の意図を悟った翠星石は、人目を避けて金糸雀にそのことを告げた。
“チビカナがいくら頑張っても、雛苺の代わりにはならないですよ”
“何も言わなくても、寂しいは寂しいに決まってます”
“言葉にできる寂しさは誰かが慰めてくれます。言葉にしない悲しみは自分で乗り越えていくしかないのです”


<PHASE39>
ジュンのデザインの才能に興味を持ったみつは、自身が作って販売しているドール服について、ジュンに助言を求めた。
みつの勢いに押され、ジュンはなし崩し的にみつに協力することに。
仕事はなかなかうまく行っていなかったが、それでも自分の店を持つ、という目標を生き生きと語るみつを、ジュンは黙って見つめていた。
結局ジュンは、再びドール用のドレスを作り始めることになった。

一方、真紅、翠星石、金糸雀らローゼンメイデンたちは、「nのフィールド」で雪華綺晶の行方を追っていた。
普通ローゼンメイデンは互いの気配をある程度感じられるのだが、真紅たちは雪華綺晶のそれを感じられなかったのだ。
真紅は、いずれジュンも雪華綺晶とのアリスゲームに巻き込まれると考えていたが、
それがジュンの社会復帰を邪魔することを真紅は嫌がり、雪華綺晶の捜索をもジュンやのりに対しては隠すことにした。

ジュンは、作っていたドール用のドレスの試作品をみつに見せた。
そんなもの誰も欲しがらない、とジュンはぼやくが、みつはそれを強引にネットオークションに出品してしまう。
ドレスはみつの予想どおり高騰し、ジュンは愕然としてそれを見るのだった。

35:マロン名無しさん
09/02/23 09:52:36
<PHASE40>
みつはジュンに、ディーラーとしてドール服を本格的に作ってみないかと持ちかけた。
ジュンはドレスの評価とモノ作りの楽しさは認めたが、ディーラーとしてのデビュー話は笑って断った。
ジュンは学校に復帰するべく、机に向かって勉強をし始めた。真紅や翠星石と話す時間が減っていった。

翠星石は、先日「nのフィールド」で発見した蒼星石の帽子を一葉に見せる。「nのフィールド」にあるはずの無いものだった。
蒼星石の身体は鞄ごと一葉が保管しており、翠星石も薔薇屋敷を訪ねるたびに確認していた。
慌てて蒼星石の鞄を開ける一葉。しかし蒼星石の身体は、鞄から消えていた。
一方、真紅も「nのフィールド」の中で、水晶に閉じ込められているオディールの姿を目撃する。

36:マロン名無しさん
09/02/23 09:54:01
<PHASE41>
ジュンは巴と図書館に勉強しに出かけた。ひきこもりを脱しつつあるジュンを、真紅と翠星石は部屋から見つめていた。

“本当は相手してもらえなくて淋しいのではないですか? 真紅”
“……仕方ないわ、ジュンは自分から重い扉を開いたのだもの、私達はこちらから見守る側よ”

“そりゃ翠星石だってわかってるですよ、ジュンにとっては前の生活に戻る事が幸せだって……
 外に出て色んな人間と過ごして色んな事も見たり感じたり、それが人間にとっての成長だってわかってるですよ、
 でも私達は? もう開かない扉の前で、閉ざされた鞄の中で、ずぅっと置いてけぼりですか?
 時が流れ、一人また一人と消えてゆく背中を、ただ見守るしかできないですか…?”
“翠星石…人は成長するわ、子どもは在りし日の人形遊びを忘れていく、
 やがては老いて土に眠るけれど、人形は人形のまま…朽ちて塵へと還るの”

“私達は人形でジュンは人間よ、いくら深い想いで繋がったとしてもその事実は変わらない、
 あの子は年を重ね変わっていくでしょう、心も体も、見える世界も全て”
“……薔薇乙女は変わらない…? 世界に取り残されて塵になるまで…?
 いいえ真紅、違うんです、そんなことは綺麗ごとです、だって雛苺は食べられてしまった、
 蒼星石も消えてしまった…何も残っていない!!”

“ただの人形の方が…ずっと幸せです…!”

桜田家を飛び出した翠星石は、薔薇屋敷を訪れた。
そこで翠星石は、眠ったまま一行に目覚めない一葉の姿を認めた。


37:マロン名無しさん
09/02/23 09:56:53
<PHASE42>
翠星石は一葉の夢の扉を開けようとするが、何故か開けることができず、「nのフィールド」から一葉の夢に入ろうとする。
そこで翠星石は真紅と遭遇した。ここで二人は情報を交換し、オディールと一葉が昏睡状態になっていることを知る。
雛苺も蒼星石も、体を失くしてしまっている。しかしオディールと一葉の指には、ローゼンメイデンの契約の証、指輪があった。
真紅と翠星石はひとつの仮説に辿り着いた。即ち、雪華綺晶はオディールをマスターとしているのでは―

ここでラプラスの魔が、雪華綺晶の秘密を真紅と翠星石に語り始める。
“薔薇が美しく咲き誇るためには、豊かなる土壌が必要、養分を吸い上げる土壌が必要なのです”
“七番目の姉妹は土壌を増やし根を張り巡らせることで、さらに美しくなる…”
雪華綺晶は、マスターの心を糧とするローゼンメイデンだった。

※ここの記述と、水銀燈とめぐに関する記述を参考にする限り、
 あくまで雪華綺晶以外のローゼンメイデンは、マスターの心の領海から力を汲み上げるが、
 力を汲み上げられたときのマスターの消耗は肉体的なものである、ということになる。

真紅は焦っていた。予想よりも早く、ジュンが闘いに巻き込まれてしまいそうなのだ。
ジュンのもとに急ぐ真紅だったが、桜田家に辿り着く前に、雪華綺晶により囚われてしまう。
一方、雪華綺晶を探していた翠星石は、「無意識の海」の近くに落ち込んでしまい、そこで蒼星石の姿を見る。



38:マロン名無しさん
09/02/23 10:01:22
<PHASE43>
“これは約束の刻を知らせる鐘…お迎えに上がりました、黒薔薇さま”
“もうすぐ…もうすぐです、全てがここに集うのです”
“そして、終わりが始まるの”

雪華綺晶は、遂にマスターたちを自分の土壌にしようとする。
まず水銀燈のマスターであるめぐが引きずり込まれ、次にジュンをも引きずり込もうとする。
真紅は人工精霊のベリーベルで金糸雀に窮地を知らせ、ジュンをおびき寄せないために、ローゼンメイデンの契約、薔薇の誓いを解いた。
ジュンの左手薬指の指輪―ローゼンメイデンの契約の証が軋み、砕け散った。

ベリーベルによって真紅の窮地を知った金糸雀は、桜田家へと急行する。
金糸雀と共に桜田家に辿り着いたベリーベルは、ジュンとのりに雛苺の最期を見せた。
初めて目の当たりにするアリスゲームの光景に、泣き崩れるのり。しかし金糸雀はそれを止めた。
“のり…泣かなくていいかしら、私達、自分をかわいそうとは思わないわ”
“私達はジュンやのりのように、お母さんのお腹の中から生まれてはいない、お父様に体を作られ、ローザミスティカを入れられたお人形”
“でも生きているわ、闘っているから、それがローゼンメイデンの誇り”

ジュンは、今まで自分を見守っていた者達を、いつの間にか黙殺していた。
焦って前に進もうとするあまり、真紅や翠星石の言葉も耳に入れていなかった。ジュンはそれに気づいたのだった。

“nのフィールドへ、アイツらを迎えに―”
“心配しないで、必ずみんな一緒に戻ってくるから―だから、待ってて”

ラプラスの魔の導きに従い、ジュンは扉を開ける。
その先に広がる光景は、誰も知らない。


39:マロン名無しさん
09/02/23 10:02:27

※バーズに連載していた分は、ここで終了。

雰囲気が好きな漫画だから、あんまり言いたかないが……設定に関わる発言が煙に巻くようなものばかりで表現に困った。

なぜローザミスティカが七つに分かれてしまったか明らかにされていないし、
なぜローザミスティカをひとつに戻さなければならないかも明らかにされていないし、
(ローザミスティカがひとつになればアリスが誕生する、とは誰も明言していないはず……)
誰がアリスゲームを闘わせているかも明らかにされていないし、
(「お父様」が失踪した後にアリスゲームがはじまった、としか言われていないはず……)
「nのフィールド」についての説明もかなり不親切だし、
雪華綺晶がローザミスティカを必要としない理由も明らかにされていないし、
いつの間にか翠星石の契約が無かったことにされてるし、

このあらすじでも、どうやって解釈したらいいのか迷う部分が結構あった。

例えば<PHASE25~26>の「迷子」についての注釈は、原作での語義が曖昧なので、強引な解釈をしているかもしれない。
「意識」が、人形の魂が‘自分はここにいる’と認識している‘自己への認識’のことで、
「観念」が、人形以外の第三者が‘その人形がここにいる’と認識している‘(人形を主体とする場合の)他者からの認識’のことであって、
「魂」というのが本来の辞書的な意味での‘意識’を指している、とここの書き込みでは解釈している。
こうすれば、真紅の台詞の語義が通る……はず……たぶん……

他にも<PHASE41>の図書館での巴の台詞をどう扱ったらいいものかとか……巴はどこまで感付いているのやら。

とにかくバーズに連載していた分は書いたので、足りない点は諸兄の補足をお願いする。


40:マロン名無しさん
09/02/23 16:49:04 nL1vUlJY
執筆乙です!

41:マロン名無しさん
09/02/26 00:12:00 I5Ljhj6f
ほしゅ

42:マロン名無しさん
09/02/27 23:24:49
>>39です。張り忘れを発見。
本来>>28-29の間に↓の内容がありました。

<PHASE27>
ジュンはひきこもりをやめ、再び学校へ行こうと準備をする。そこに、ジュンのクラスの担任である梅岡が桜田家を訪れた。
しかし、梅岡は不用意にもジュンのトラウマに触れてしまい、ジュンはたまらず嘔吐し寝込んでしまう。

ジュンは幼い頃から裁縫が得意だった。姉であるのりに付き合い、よく人形の服を作っていた。
指を動かすばかりでなく、人形の服のデザインを考えることも得意だった。
しかし時が経ち成長したジュンは、気恥ずかしさからその特技を隠すようになる。

ジュンが中学一年の文化祭のときに、演劇でお姫様役が着る衣装を募集することになった。
お姫様役に選ばれたのがクラスの可愛い子だったため、ジュンは軽い気持ちで、その子に似合うようなドレスのデザインをノートにスケッチした。
後日、ジュンがスケッチの存在を忘れかけていたときに、何故かそのスケッチが掲示板に張り出される。
スカートがエロい、絶対女のセンスだ、描いたのが男だったらキモい、などと言われていたが、おおむねデザインの評判は良かった。
もしスケッチの作者が自分だと知られたら……焦るジュンは、スケッチをしたノートをそのまま先生に提出してしまったことを思い出す。
スケッチが衆目に触れた直後に、全校集会があった。その場で梅岡がスケッチの作者を暴露してしまう。
恐れが現実となってしまったジュンは嘔吐して意識を失い、それ以来ひきこもりとなった。

同じ頃、金糸雀は桜田家への潜入を試みていたが、庭で雛苺に見つかってしまう。


43:マロン名無しさん
09/02/28 01:07:20
ちょいと質問。
まとめには乗ってるのだけど、そこまで詳しく無いあらすじのみの作品は、詳しく書き直し?てもいいのでしょうか?

44:マロン名無しさん
09/02/28 01:30:29
梅岡って先生はジュンに恨みでもあるのかw

>>43
いんじゃね?俺は読みたい。

ちなみい前まとめサイトの未解決・進行中作品のページに載ってる
「補完キボン」ってのは基本的には「途中までしかないから続き書いて」っていう依頼があった作品だけど
そういう「もっと詳しく」っていう依頼があった作品も含まれてたはず。

45:マロン名無しさん
09/02/28 16:28:14
逆に長すぎるあらすじの場合は短いのもあっていいな

46:マロン名無しさん
09/03/03 00:42:40 ESjfcibY
あげ

47:老人と宇宙
09/03/03 13:27:06 shw87SZT
若返ったジジババがセックスしたり
小人や虫と戦ったり
10歳に満たない幼女を嫁にしたり

48:マロン名無しさん
09/03/03 13:32:42
>10歳に満たない幼女を嫁にしたり

kwsk

49:マロン名無しさん
09/03/03 16:42:36
というよりかつての嫁が幼女になってるんだよ。
マンガでもライノベでもないからかわいいかどうは知らん

50:マロン名無しさん
09/03/04 02:07:51
マンガじゃないなら板違いじゃん
というかマンガだとしても>>47はストーリーとは言えない
失せろ

51:マロン名無しさん
09/03/04 23:18:37
まとめWikiにある「砂時計」なんですが、途切れているようです。
書いた方が途中で止めたのか、ただまとめに乗っていないだけなのか、どちらかわかりますか?

52:マロン名無しさん
09/03/05 09:37:00
>>51
途切れてるだけ。前スレで投下後、続き書くみたいだったけど今の所はあそこで止まってる。

53:マロン名無しさん
09/03/07 13:59:59 s+pGW3AH
ほす

54:マロン名無しさん
09/03/10 18:45:06 Ni0lbKr+
ほしゅ

55:マロン名無しさん
09/03/10 22:10:54
黒執事の6巻以降の詳細バレ。一言一句、漏れのない物をヨロシクお願いします。

56:マロン名無しさん
09/03/10 23:04:48
>>55
そこまで欲しいならもう読めばいいのにw

57:マロン名無しさん
09/03/10 23:32:18
>>55
漫画を文章化するのって、もの凄く大変なんだよ。
何時間もかかることもある。
そんな要望を出したら、ただでさえ過疎ってるスレなのに
投下してくださるボランティア減っちゃうと思う…。

58:マロン名無しさん
09/03/11 07:00:15
>>55
釣りですか?w

59:マロン名無しさん
09/03/11 16:55:32
>>58
マジだと思う。黒執事スレで同じこと(未収録ぶんのバレを一字一句逃さず教えて)
書いてスルーされてた
>>55
自分が持ってる単行本で、どれでもいいから「一話ぶん」の詳細を『一言一句漏らさず』
ノートにでもなんでも書いてみるといいと思うよ。どれくらいムチャな要求をしてるかわかるから

60:マロン名無しさん
09/03/11 22:28:13
ほっとけばいいよ

61:名無しさん
09/03/12 15:29:23
天上天下→バカヤロー!ストーリーなんか無えーよ!

エア・ギア→暴走族グループ同士の抗争を描いた不良漫画。

62:マロン名無しさん
09/03/12 15:42:18
天上天下って格闘物でいいんですよね

63:マロン名無しさん
09/03/12 18:05:58
>>61
それはストーリーではなくてただの紹介だ

64:マロン名無しさん
09/03/12 20:05:33
よつばとってどんなマンガなんだ?
古本屋とか見たけど見つからん、若干興味あるんだが


65:マロン名無しさん
09/03/12 20:58:29
>>64
都市近郊ののんびりした住宅街に引っ越してきた、30前後の男と
そのやんちゃな娘(6歳)の、ありそうでないまったりのんびりした日常の話。

隣に大学生・高校生・小学生の3姉妹の家族がいて、引っ越し当日から
なにかと関わってくる感じ。
夏休みの初日からスタートして、一日一話くらいのペースでのーーーーーんびり
進んでる。

今、単行本8巻で10月くらいかな
試し読みできるよ
URLリンク(www.yotuba.com)

前作の「あずまんが大王」とはかなり印象が違うので、あず大知ってる人には意外かも

66:マロン名無しさん
09/03/12 21:48:09
>>65
さんくす!
なんか思ってたより面白そうかも
次はちゃんと本屋で探してこよー


67:マロン名無しさん
09/03/16 03:17:18
ほしゅ

68:マロン名無しさん
09/03/19 00:33:18 +65wJoBC
ほしゅ

69:マロン名無しさん
09/03/22 09:19:38 1/5dGU5D
あげ

70:マロン名無しさん
09/03/25 02:00:46
もいっちょ

71:未解決リクエスト表から
09/03/26 21:53:25
ハイティーンブギ 全26巻(復刻版は全20巻)牧野和子漫画・後藤ゆきお原作
   昭和の少女漫画で「プチセブン」で連載されてました。

主人公の桃子はポニーテールの女子高生で、まじめで勉強ができて容姿も可愛いが、家庭に恵まれず貧乏で苦労をしていきている。
そんな桃子に、不良で暴走族でリーゼントヘアーが自慢の翔が惚れる。
しかし桃子は不良男が大嫌いで、翔から好かれるのは迷惑でしかなかった。
あまりに翔がしつこいので桃子は「リーゼントをやめたらつきあってもいい」
ということを言ってあきらめさせようとするが、翔はリーゼントをやめてフツーのさわやかな男子の髪型になり、不良からも足を洗う。
そんな翔に桃子はだんだん心を開いていく。
しかし、翔が変わってしまったのが気に入らない別の不良達が、翔がへたれになったのは桃子のせいだと逆恨みして、桃子をさらい、強姦する。
翔はさらわれた桃子を助けに行くが、もう桃子は強姦されたあとだった。
強姦中気を失っていた桃子は、自分を強姦した男が翔だと誤解していて、翔のことを軽蔑する。
翔も、桃子が強姦されたのは自分に責任があると思っていたので、傷ついた桃子のそばについてやろうとする。
桃子は自分を強姦した憎い男のはずなのに優しい翔に心が揺れる。
いつしか翔と桃子は両思いになり、二人は同棲するようになる。
そして桃子は妊娠。月日を逆算すると強姦された日に宿った命。
桃子は優しい翔に強姦なんてできるわけがない、自分を強姦したのは翔ではないのではないか?と思いはじめる。
そして中絶を考えるが、翔は、桃子のおなかの中の子を俺と桃子の子だから安心して産んでいいようなことを言う。
***************************
ここから先は立ち読み等で読んだのでうろ覚えです。
きちんとコミックスを持ってる方からのフォロー・補足は大歓迎です。
***************************
翔はアマチュアバンドをやっているのだが、翔のバンドがプロデビューすることになる。
でも翔に女がいるのはデビューにマズイということでプロデューサーから桃子に別れるように命令されたりする。
最終回では桃子は不治の病にかかって死亡。

72:マロン名無しさん
09/03/27 00:01:27
>>71
リクエストした者ではないが、乙カレー!どぞ。

    (  (           _
      ) )          __(;;; )___
   i⊂二⊃i       /´____,ji
   |○ー○|ニヽ,.     ||::::::::::::::::::::::::::{
   |(・(ェ)・)| 〉 ) ,.-‐ij;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{○○‐-、
   |(    )|ノノ   ー==============─'
   `ー---‐'~´

73:マロン名無しさん
09/03/27 14:04:22
>>71
おつかれさまです
重い話だな

74:マロン名無しさん
09/03/27 20:13:28
お腹の子供はどうなったの?

75:マロン名無しさん
09/03/29 19:23:25 l/jw/4Zt
あげ

76:マロン名無しさん
09/03/29 21:47:54
YJローゼンならすぐ書けるけど
ここでのローゼンってのはバーズ版のみ?

77:マロン名無しさん
09/03/29 22:43:24
ローゼンはこのスレ内で書かれてるよ。
ログ見てみ。

78:マロン名無しさん
09/03/29 23:00:56
このスレ内にあるのはバーズ版ローゼンだけだと思うんだが……
一応>>76はバーズ版の続きの話ことね

79:マロン名無しさん
09/03/30 00:23:22
「かくてる・ポニーテール」星里もちる をお願いします。

あと>>76がYJ版書いてくれるなら読みたいな
読んだことないんでできれば詳しくがいいな

80:マロン名無しさん
09/03/30 17:13:05
>>79
サンクス
YJローゼン書かせてもらうわ
とりあえず一話だけ
残りも近い内にやります

>>38のバーズ版ローゼンからの正当なる続編です
>>38の方とは別人です
纏め方下手でスマン


81:マロン名無しさん
09/03/30 17:14:03
《TALE1 まきません》
少年の元に届いた一通の手紙
『まきますか まきませんか』
少年は少し悩み○をつける
……『まきません』に

―ここじゃない
青年には居場所が無かった
バイトに行くと店長と同じバイトの女の子、斉藤が雑談している
内容は青年に対しての悪口で店長がそれを
面白おかしく斉藤に話していた

とあるアパート
『島田』という表札がある一室で
こんなはずじゃなかったと青年は悔やんでいた
引きこもっていたあの中学の二年間を後悔していた


82:マロン名無しさん
09/03/30 17:16:46
ある日青年はバイトで『週刊 少女の作り方』という
本(ディアゴスティーニ)を見つける
返本したものの送り先不明で帰ってきたらしい
聞いたことない出版社だし捨てろとテキトーな対応の店長
その本にはローゼンメイデンについて書かれていた
青年が本のページをめくる、とそこには
『まきますか まきませんか』
慌てて本を閉じる青年
奇妙な感覚に捕らわれていると
本から何かが落ちる
それは創刊記念特別付録の薔薇の薇(ぜんまい)であった
とそこで店長から怒声
慌てて仕事に戻る青年は薇をポケットにしまう


83:マロン名無しさん
09/03/30 17:22:13
家に帰ると宅配便が届いていた
宅配便を開けるとそこには週刊 少女の作り方 第二号が入っていた
第二号の付録は鞄とドールの大腿部
毎号届くパーツを集めて第5ドール真紅を
目覚めさせて下さいと本に書いてあった
青年はその日から真紅を作ることに没頭する

今日は少女の作り方が届く日
しかしレジ金が合わないという事で残業させられそうになる青年と斉藤
早く帰りたかった青年はすぐにレシートを確認、ミスを見つける
一緒に帰ることになった青年と斉藤
斉藤は以前の悪口のことを謝罪する


84:マロン名無しさん
09/03/30 17:25:33
家に帰ると少女の作り方休刊のお知らせが届いていた
ショックを受ける青年
せめて残りのパーツをと休刊のお詫びを読むのだが
・残りパーツはお客様自身の手でnのフィールドにて回収して下さい
・当方でも最大限努力を致しましたが第7ドールの
妨害により叶いませんでした
と内容が意味不明だった
そして携帯が鳴る
そこには青年がすごい昔に使っていたアドレス
『島田って誰だよ?
見つけるのに苦労した
時間がないから用件だけ書く
雪華綺晶が強すぎて僕と金糸雀だけでは―』
またまた意味不明の文章

85:マロン名無しさん
09/03/30 18:29:39
しかし最後に
『力を貸してくれ』
そして送り主であるだろう者の名前―桜田ジュン
「昔の僕からのメール…?」
青年は、いや桜田ジュンは携帯を持ったままただ茫然としていた


TALE2へ続く

86:マロン名無しさん
09/03/30 18:47:01
>>71
不良と恋に落ちる+レイプ+妊娠+不治の病で死亡って
昭和の少女漫画なのに
ケータイ小説みたいですね。

87:マロン名無しさん
09/03/30 20:07:15
>>74
ググって続きを調べたんですが

・桃子は男の子を産み、風太って名前をつけた
・実は翔は、金持ちの御曹司だった
・翔のバンドはアメリカのビルボード一位になった
・桃子はあと半年の命だったが、実際の死因は肺炎
・桃子を強姦した「重(シゲ)」という不良は、桃子に恋してしまう

だったらしいです。
実際にマンガを読むとまた印象は違うのかもしれないけれど
あらすじを抜粋すると「ちょ…ねぇよwwww」という印象。


>>86
そうですね。
昭和の女子中高生向けの少女マンガや10代向け小説でも
レイプや妊娠が出てくるような話はありましたね。
ただ「まゆたんマンガ」や「少コミマンガ」等に比べると
重く考えさせられる話になってるのが多かったような気がします。

88:マロン名無しさん
09/03/31 00:26:34
>>74
風太→桃子が産んだ男の子。おっぱいあげてた描写はあったけど…
桃子→癌で余命半年と診断されるが、その前に肺炎で死去。
翔→音楽で成功するも、渡米中に桃子が急死。その死に目に会えず。

ラストは風太を抱いてバイクに跨った翔に作者フォローのナレーション
「…藤丸翔19歳と10ヶ月…翔は…オンリー桃子でまだ独身・子持ち
早く桃子さんにかわる女性が現れる事を作者は祈ってます」

89:マロン名無しさん
09/03/31 18:24:16
YJローゼンありがとうございます
ちょっとwikipediると、移籍前が『Rozen Maiden』で
移籍後が『ローゼンメイデン』なんだね。
なんかまぎらわしいな・・・

90:マロン名無しさん
09/03/31 20:39:00
>>86-87
昔の少女漫画って不良とレイプは多かったよね。
昔は襲われる!→次のページで翌日、とかセックスそのものの
描写は避けてたけど、内容そのものは今時とあんまり変わらないよなあ。

91:マロン名無しさん
09/03/31 21:08:05
>>71 >>86-88

ハイティーンブギ、補足

・翔=藤丸翔、桃子=宮下桃子
・桃子を強姦するように命令するのは、翔の仲間のミキで、強姦したのは翔の親友の重(シゲ。
・翔のバンド=藤丸翔&ライダース
・翔のバンドには、サミーという黒人メンバーもいた。
・翔は「MOMOKO」というタイトルのラブソングを歌う。
・実は金持ちの御曹司の翔には、「かおり」という許嫁がいた。かおりもどっかの金持ちの娘
・翔の父、桃子と翔を別れさせようと色々画策
・かおりも、桃子と翔を別れさせようと色々画策。かおりは桃子を殺そうとしたこともする。
・実はかおりと桃子は異母兄弟だった(かおりは正妻の子、桃子は浮気相手の女が産んだ子)
・重は桃子を強姦した犯人なのに、桃子に惚れてるし、桃子も重を良い人だと思っているし、翔と重もなぜか和解してるし。
・重には病弱な妹がいて、妹の手術代のために多額の金がほしくて、重はヤクザに入ってしまう。そして鉄砲玉になって重死亡。
・桃子が癌と肺炎で死んだあと、翔は後追い自殺しようとするが、風太を残して死ねないと思いなおし、生きることを決意


正直、桃子は苦労&不幸だらけの人生だったと思う。
桃子と翔が幸せだった時期って、3巻頃の、貧乏だけど幸せな同棲生活の頃ぐらいだ。


おまけ

映画版のハイティーンブギでは
翔=近藤真彦、桃子=武田久美子、重=ハゲ(田原俊彦)、サミー=野村義男

映画版では、重のキャラが変わっていた。重は強姦は無し。翔と桃子の良き理解者で味方。
映画版では、桃子は、翔とは対立していた暴走族のメンバーの複数の男達に輪姦されたことになっていた。

92:マロン名無しさん
09/03/31 21:10:00
かおりは桃子を殺そうとしたこともある

に訂正
スマソ


93:マロン名無しさん
09/04/01 02:25:19
ハイティ-ンブギ

桃子悲惨すぎ…まだ二十歳にもなってないくらいでしょ?
不良に好かれたばっかりに、癌は関係ないけど

94:マロン名無しさん
09/04/01 15:56:59
ハイティーンブギははじめの数ページだけ無料で読めるサイトでちょっと読んだことあるが、
そんな深刻な話になっていくのか・・・

95:マロン名無しさん
09/04/01 22:34:50
>>85からの続き
読み返すと纏め方が下手すぎて死にたくなるorz
もうちょい見易いように努力します
あと何か小出しばっかですまん
TALE3も近日中に……orz

《TALE2 過去からのメール》
ジュンのもとに届いたメール
それは過去の自分から送られてきたメールだった
中学時代に届いたダイレクトメールに答えた結果により
世界は『まいた世界』と『まかなかった世界』に別れたのだ
メールを送ってきたのは『まいた世界』の中学生のジュン
メールを受け取ったのは『まかなかった世界』の大学生のジュン


96:マロン名無しさん
09/04/01 22:36:38
ちなみに家の表札の『島田』は前の住人のもの
中ジュンは大ジュンにメールでこれまでの過程を大まかに伝える
半信半疑な大ジュンに雪華綺晶の影が忍び寄る
まいた世界とまかなかった世界では時間の経過が違うため
中ジュンからのメールは時々コマギレになる
現在、中ジュンはある事情で動けないので
雪華綺晶に見つからないように人工精霊を使い別の自分に託したという
真紅を呼び戻すにはそれ相応の身体が必要らしい
そういう事で大ジュンは真紅の仮の器を作ることになった
一部パーツが無いものの大半を完成させた大ジュンは力尽きて眠る


97:マロン名無しさん
09/04/01 22:38:11
目覚めるとそこは大量のドールパーツの山があった
ウンザリする大ジュンに中ジュンから
『雪華綺晶に見つかった』とメールが来る
ここはnのフィールドで大量のドールパーツは
雪華綺晶の用意したフェイクらしい
本物パーツを見つけて真紅を起こせとメールが送られてきたが
雪華綺晶の妨害により携帯が壊れてしまう
探すのを諦めかけたものの中ジュンから
『真紅を頼む』と言われ遂に本物パーツを見つける
その瞬間、作りかけのボディが光り輝き真紅が完成した


98:マロン名無しさん
09/04/01 22:39:31
中ジュンから言われた大ジュンの三つのやるべきこと
①真紅を作れ
②真紅を起こせ
言われた通り真紅を起こす
③最後は……
目覚めた真紅にいきなり往復ビンタを喰らう大ジュン

防御しろ

「聞いて…な…」
大ジュンはそのまま倒れた

《TALE3へ続く》

99:マロン名無しさん
09/04/01 22:47:43
ハイブギから読み取れる教訓
「不良に好かれたら全力で逃げろ!!!!」


さて、ストーリーを教えてもらうスレリクエストです。
細野不二彦の「ママ」を誰か長文で書いてください。

私はこの漫画が好きでコミックスも買ってたんですが
恵というキャラにやたらと感情移入しながら読んでたせいで
主人公の「コオ」が、彼女の「恵」を捨てて「みさを」を選んだあたりで
むかついてコミックスをベリベリにやぶってゴミに捨ててしまい
その後は読まないようにしていたから、ラストを知らないのです。

みさをも、ハイブギの桃子のように
美人で真面目だけど家庭に恵まれなくて
(自分を強姦するような父と、DQN父から守ってくれない母に育てられていた)
家庭から逃げるようにリーゼントの不良と同棲して
10代のうちに子持ちになった女子だったんです。
ハイブギあらすじを読んで思い出してしまいました。

100:「ママ」細野不二彦 
09/04/02 00:40:23
>>99
手元に本が無いのでだいぶはしょってしまいますが


主人公のコオは男子高校生。母子家庭で育つ。母親は理容室を経営。

コオは、年齢はコオと同じで子持ちのワケアリの少女・みさをと知り合って、みさをに惚れるが、みさをから見るとコオは子供っぽく見えるようで、全く相手にされない。

みさをは家庭に恵まれず育ってきて、男と駆け落ちするように家を逃げ出して子供をもうけるも、その男とも上手くいかなくなって別れて、女手一人で働きながら子供を育てているせいで、若いのに苦労してきているのだ。

コオは勉強ができない。
あまりに成績が悪くて高校を留年しそうだったコオは、クラスメートで美人で勉強もできるの恵(このころはロングヘア)が勉強を教えてあげるから一緒に進学しようと励まされるが、賭けビリヤード事件に巻き込まれて退学。
恵との交流もなくなる。

母親はコオに勉強なんてできなくてもいい、理容師の勉強をしてウチの店を継いでくれればいいと言うようなことを言うが、コオは理容師になる気はなく、調理師になりたいと言う。

実はコオと母を捨てて出ていった父が調理師だったので、調理師になることは絶対に許さないと母は猛反対するが、コオの熱意に負けて認めるようになる。

高校を中退したコオは、料理の専門学校に入学。
そこで、調理の勉強を頑張り、仲間もでき、充実した日々を送る。

そんなある日、コオは、恵と再会する。(つづく)


101:「ママ」細野不二彦 
09/04/02 00:47:48
(つづき)

恵はショートヘアでボーイッシュな外見の女子大生になっていた。
コオと恵はつきあうようになる。
そしてラブホテルに入って初セックル……に挑戦するのだが、初めての時はコオがたたなくて失敗。
二回目は、ちゃんとできる。
(初セックルにいたるまでの初々しいエピソードや、失敗時、失敗後のムードは、ページ数を使って詳しく描かれているので、読んでて非常に切ないです)

一方、みさをは、保育園を経営している金持ちのイケメンメガネの若手園長とつきあうようになる。
しかし、みさをの子供が園長を酷く嫌っているせいで、みさをと園長はセックルまでにはいたらない。

セックルさせてくれないみさをと園長の仲がギクシャクしはじめ、その一方でみさをとコオ(みさをの子供はコオにはなついている)の仲がよくなっていく。
みさをとコオの仲に嫉妬した恵はコオに対して重たい行動を取るようになり、だんだんとコオは恵のことを鬱陶しくなっていき、そうなればなるほど恵はウザイ行動になってゆく悪循環になり、最後にコオは恵を完全に捨てる。

コオとみさをはつきあうようになる。

そしてラストでは、自分のレストランを持てるようになったコオがみさをと結婚してハッピーエンド。


-------------------------------------------------------
「ママ」が連載されていたヤングサンデーの読者投稿のページでは
恵を捨てたコオに非難囂々でしたw
恵の処女だけ奪って捨てるとは何事だ、みたいな投稿もあった。
男向けの恋愛漫画の場合
真ヒロイン(まどかさんとか響子さんとか成瀬川とか)のほうが
当て馬のサブヒロイン(ひかるちゃんとか八神さんとかむつみさん等)よりも
読者人気が高くなるものですが、ママは当て馬の恵のほうに
読者人気が集まってしまったのです。

102:しあわせ半分こ
09/04/02 03:32:04 q8DZ5FMI
未解決リクエスト表にあったので、ストーリー書きます。
初めて覗いたスレなので、キシュツならすみません。

<しあわせ半分こ>作者:高橋千鶴(昭和54年「なかよし」連載全1巻)

主人公は小西彩子(さいこ:本名あやこ)。中学2年生。薬を飲むのが趣味。
ひとつ上の姉、章子(しょうこ:本名あきこ)がサブ主人公。めがね&ポニーテール。
二人にはさらに大学生の透というハンサムな兄がいる。

初夏のある日、二人は四葉のクローバーを探しに草むらに行き、
二人同時に同じ四葉のクローバーを見つける。
取り合いになり、クローバーは真っ二つに別れてしまう。
ケンカになるが、とりあえずお互い半分こずつ持って幸運のお守りにすることにした。

二人はひとつ違いということもあって姉妹というより親友のような関係。
なので、好きになる男の子のタイプも一緒。
ある日、彩子は友達とスケート場に行くが、男の子と衝突してしまい捻挫する。
彼は荻くんといって、章子の隣のクラスの男子だということが判明。
彩子は一目ぼれしてしまうが、実は章子も前から彼を好きだったことが判る。
お互い、いろいろ画策を練り、彼に手紙を渡すことにする。
二人で同時に彼のクラスに行くと、教室の前には、小木君と彼女らしき女子が話をしているのを見て、
結局失恋してしまう。
<つづく>

103:しあわせ半分こ
09/04/02 03:47:05 q8DZ5FMI
荻くん(「荻」です。小木ではありません。失礼しました)に失恋した二人は、
その夜、パパさんのジョニ黒をヤケ飲みして、翌日二日酔い&大目玉。
そこへ兄の透が友達を連れてきた。
その友達は「姫宮」という、長髪のすっごい美形だった。
彩子と章子はまたまた二人そろって姫宮に一目ぼれ。

透に聞くと、姫宮はスナックで弾き語りのバイトをしているというので、
二人は早速スナックへ。
そこにはたくさんの姫宮ファンがいて、ファンクラブまであった。
が、姫宮は「女の子には興味ないわ」という。
二人は姫宮がホモでオカマだと思い、なんとか男らしくなってもらおうと
いろいろプレゼントをする。
そんなある日、姫宮がLサイズ女性服専門店から出てくるのを目撃。
ちょうど、ファンクラブの会長さんがLサイズなので、
二人は、姫宮が会長さんへ、ワンピースのプレゼントをするんだと思い込んだ。
またまた失恋濃厚な二人は、またお酒を飲んで酔っ払ったまま姫宮のいるスナックへ行ってみた。
すると、今日は会長さんの誕生日パーティーで、
ますますあのワンピースをプレゼントするんだと思った彩子。
章子はまだ酔っ払っていて、彩子は酔いを醒まさせようと薬を飲ませるが、
その薬は実は強力なピリン系の鎮痛剤だった。
あわてて電話で透を呼び出す彩子。
そうこうするうちに、章子が姫宮に告白してしまう。
<つづく>

104:しあわせ半分こ
09/04/02 04:06:18 q8DZ5FMI
ラリラリな状態で迫る章子に、姫宮は言い放った。
「あたし、女なのよ!!お・ん・な!」
姫宮は、なんと女性だったのだ。驚く彩子。
「ちゃんと好きな人だっているのよ」
そういう姫宮に「誰よ」と問いただす章子。
答えは「あんたたちのお兄さん!」。
「しゃべらないでね」という姫宮の後ろには、妹たちを迎えにきた兄・透がいた。
そして透も、姫宮を好きで、両思いだったことを知る彩子。
とたんに姫宮が女性らしく可愛く見えてしまうのだった。

やがて夏休み。
姫宮と透が夏休みに軽井沢に連れて行ってくれる、というので喜ぶ彩子だったが、
章子は受験生だしクラブ(バスケ部)もあるし、行かないと言う。
その様子に疑問を持った彩子は、夏休みのバスケ部を覗きに行った。
校庭には、陸上部で活躍するクラスメートの森の姿もあった。
普段から憎まれ口を利く森を無視して、体育館を覗くと、
バスケの練習をする章子と、ハンサムなコーチを見つけてしまう。
彼は原田先輩といい、彩子より3年上の高校生だった。
章子は明らかに原田先輩を好きな様子で、あとから聞くと、
章子の初恋の先輩だと知った彩子は、協力しようとするが、章子は反発する。
が、原田先輩は彩子に、章子の志望校を聞いたりと、ちょっと気になる様子。
やがてバスケ部の夏の練習も終わりが近づく。
彩子は思い切って、3人で帰りながら、原田先輩に、章子と付き合ってあげてと頼んでしまう。
恥ずかしさで逃げ出す章子は、彩子とケンカしてしまう。
翌日、泣いて店番(家は花屋)をする章子のところへ、原田先輩が訪問してくる。
「昨日の返事は・・・」こうして、章子と先輩はめでたくハッピーエンド。
<つづく>

105:しあわせ半分こ
09/04/02 04:23:43 q8DZ5FMI
好きな人の好みが同じはずなのに、原田先輩には惚れなかった彩子。
実は、夏休みに学校に通う間に、彩子は、
クラスメートの森のことが気になりだしていた。

夏休みがあけると、宿題を写しあっていた生徒たちは廊下に立たされてしまう。
彩子と親友たちのほか、森たちの姿もあったが、
森は友達に、宿題を写させてあげたほうだった。
よく観察していると森は頭もよかったのだ。
森を意識している彩子は、勉強に身を入れだし、中間テストもいい点を取れるくらいになる。
やがて体育祭が近づいて、運動オンチな彩子はどの競技にも出たくないと思っていたが、
親友たちと窓の外に現を抜かしているあいだに、怒った森にリレーの選手にされてしまう。
練習はしんどかったが、ある日、森のおじが経営する喫茶店にみんなで行くことになる。
そこで彩子は、独身のそのおじが、自分の母親・ママさんと親しげにしている場面を見てしまう。
おじはママさんが既婚者だと知らず、ママさんは近所でもちょっとしたプレイガールだったのだ。
翌日、そのおじがやってきて、ママさんに告白。
そこへ、パパさんが現れてしまい、ママさんのプレイガール振りがばれてしまう。
パパとママは大喧嘩。
追い出されそうになったママさんは、彩子と章子の部屋に泣きながら逃げ込んでくる。
このことで彩子は、ママさんに失恋したおじを気遣う森とも気まずくなってしまう。
そのま日々がすぎ、ママさんの近所のBF連中が話し合いに来るが、
頑固なパパさんは許さないまま。
その様子を影で見ていた彩子と章子だったが、このとき彩子が胃痛で倒れてしまう。
原因は、近頃頻繁に飲んでいた薬の摂りすぎ。
パパさんとママさんはこれがきっかけで仲直りするのだった。
<つづく>

106:しあわせ半分こ
09/04/02 04:33:24 q8DZ5FMI
胃を壊した彩子は体育祭には出られなくなった。
親友がお見舞いに来てくれ、森からの憎まれ口の書かれた手紙も預かってきた。
それでも内心喜ぶ彩子。
体育祭のフォークダンスだけ参加し、森とも踊る。

数日後、偶然制服のポケットからいつのものかわからない胃薬を発見した彩子は、
久しぶりの薬(薬大好き)に喜び、飲もうとすると、
森が邪魔してしまう。
「そんなに心配ならずっと見張ってりゃいいわ」という彩子に
「それもそうだな」という森。
が、そのあとに「でも、無理だ」という言葉が、彩子の心に引っかかった。

その週の日曜日、章子がBFの原田先輩を始めて家に連れてくることになり大騒ぎ。
部屋を片付けている間に、半年前に二人で半分こにした四葉のクローバー(彩子のぶん)が出てきて懐かしく思う二人。
その日は、兄の透も姫宮を連れてきた。
ママパパ、章子たち、透たちの3組のカップルに、一人だけあぶれる彩子。
<つづく>

107:しあわせ半分こ
09/04/02 04:50:23 q8DZ5FMI
数日後、彩子が親友に「森くんがいるよ」とそそのかされて
日誌を取りに職員室に行くと、いうとおり森の姿があった。
教師との会話を少しだけ耳にした彩子はびっくり。
森が、北海道へ転校するというのだった。

ショックを受けている彩子に、親友のひとりが、
森たちが日曜にサイクリングに行くという情報を持ってきた。
翌日から中間テストなのに。
彩子は思わず、「あたしも行きたい、あたしも入れて!」と男子たちに頼み込む。
彩子は親友たちも巻き添えにして、電車で森たちの行く先に向かった。
そこでボートに乗る彩子と森。
彩子が告白しようとした瞬間、他のボートが衝突してきて、彩子は湖に落ちてしまう。
なんて不運な日・・・ということで、そのまま帰ることになってしまった。
告白できずに後悔する彩子。
翌日、中間テスト初日の朝、登校すると、森が北海道にいってしまったと聞かされる。
テストをほっぽりだし、上の駅へ向かう彩子。
結局森に会えないまま、好きだといえないまま。
帰ってこない彩子を心配した章子が向かったのは、姫宮のスナック。
彩子はそこでヤケ飲みしてすっかり酔っ払っていた。
あっという間にそそのかされて一緒に飲んでしまう章子。
姫宮が仕方なく透に電話して戻ってくると、すでに二人は店からいなくなっていた。

二人は酔っ払ったまま、腹が立ってバス停をひとつずつずらしていく。
6つずらしたところでへたりこみ、泣き出す彩子と慰める章子。
こうしていろんなことを経験して、大人になったとき、いい想い出に変わるよ、と。
そのうち、眠ってしまい、二人の姿をやっと見つけ出す透と姫宮。
二人は、憎めない姉妹を温かく見守ってあげるのだった。

<おしまい>

108:マロン名無しさん
09/04/02 07:07:08
おつ

昔の漫画ってリアルというかシビアというか…
今のがご都合すぎるとも言えるか

109:マロン名無しさん
09/04/02 10:18:03
>>99-101
ママってキュンキュン来るラブコメ系恋愛漫画だったと思いこんでた。
全体はそんな重い話だったんか。
自分がよく覚えてたのも主人公とショートヘアがつきあってた頃の話だな。

110:マロン名無しさん
09/04/02 10:29:30
>>102-107
昭和の少女漫画で主人公の女子中学生の趣味が「クスリを飲むこと」って、すごい設定だな

111:マロン名無しさん
09/04/02 16:34:46
>>99
>ハイブギから読み取れる教訓
>「不良に好かれたら全力で逃げろ!!!!」

ww
確かに、その通り

ママは読んだことあったけどみさをの家庭環境は覚えてなかったなぁ
ラストはコオが初志貫徹したんだ、ハッピーエンドだねと思ったけど
恵の引き際も良かったな
あんな、付き合ってる最中にも「江夏江夏」言ってる奴とは別れて正解

112:ママ
09/04/02 17:08:24
付き合ってた当時に、コオの引っ越し祝いにみさをがあげた物をコオに内緒に捨てて、
そっくり同じのを買ってきて部屋に置く

恵のウザイ行動で徐々に悪循環ていうのではこれが印象に残ってる

113:マロン名無しさん
09/04/02 17:36:40
>>110
クスリっていっても、今みたいな危ない類のクスリじゃないよ。
このマンガに出てきたのは、鎮痛剤、胃薬、ビタミン剤、せいぜいカフェイン。
とはいえ、子供心に、
「主人公の趣味がこれじゃあ、
影響されて薬を大量に飲みだす読者が出るんじゃないか」と心配だった。
実際、自分も薬を飲むとき、ちょっと多めに飲んだりしてしまったw

114:マロン名無しさん
09/04/02 20:05:05
>>100-101
高校中退=中卒のコオがなぜ女子大生の恵とつきあえるようになったんだ?

115:ママ補足
09/04/02 20:25:32
>>114
コオ自身も、なんで高校中退でさえない自分を恵が好きになってくれるのか
ずっと不思議がってたのだが、
恵は自分の大学の男子生徒はチャラチャラしてるのばっかりで
調理師になるという目標があって頑張ってるコオのほうが
断然イイみたいに思っていた。

みさをも、高校生の頃のコオのことは子供っぽく思ってたけど
調理師を目指して頑張って成長してきたコオのことは
だんだん見直すようになっていた。


>>111-112
コオとみさをの仲を疑って嫉妬してだんだんウザくなる恵の行動は
読んでいてつらかったです。

女性はつきあってる男に
「捨てられたくない!」「私を捨てないで」と強く思いつめすぎると
男に「うざい」「重い」「もうコイツやだ\(^o^)/ コイツはもう、捨てるしかw」
と思わせてしまうような逆効果行動をとってしまうことがあるように思うのですが、
恵もそのパターンにはまってましたね。

116:ママ補足
09/04/02 21:17:45
恵とコオがつきあう経過やつきあってる最中のもっともラブラブな頃
(セックル前後)にページ数を使って詳しく描いてたのに比べると、
みさを(江夏みさを)とコオがつきあうようになってからは
駆け足な感じでヤングサンデーの連載が終わった。

年月がたち
コオが自分のレストランを持ってみさをと結婚しているエピソードは
ヤングサンデーでは載っていなかったエピソードで
コミックスで描きおろされた分。

117:マロン名無しさん
09/04/02 22:05:53
>>116
それ知らないかも
その描き下ろされたエピってたった一ページのレストランの前で家族写真撮ってる雰囲気のやつ?

118:マロン名無しさん
09/04/03 04:22:31
女子中学生がスナックに行って飲酒する少女漫画って、いいのか?w
バス停をずらすってのも、真似する奴が居たら迷惑このうえねえ

119:マロン名無しさん
09/04/03 05:03:48
>>118
マジレス要らないだろうけどw、一応。

スナックについては、兄の透が姫宮に電話で
「しばらく保護者代わり、ということで頼むよ。
あとで埋め合わせするから」と頼んでくれてた。
(この人の他の作品でも、高校生の主人公が喫茶店に出入りするのを
そこのバイトの大学生が「兄貴代わり、保護者代わり」として周りに容認させてたw)

バス停に関しては、さすがに「なかよし」の少女読者層がマネするのは無理だろうし、
この発想自体がこれまでの少女マンガで新鮮だったので、逆に印象に残った。
あと、この作者の作風からいって、
おそらくこのあと、兄たちがバス停を元通りにしてくれたか、
妹たちを早朝に起こして元通りに直させに行ったか、
バス会社に謝罪に行かせたか・・・・・
そんな感じに続いたんじゃないかと想像できるw

120:ママ補足
09/04/03 09:10:36
>>117
その家族写真のページは間違いなくコミックス版描きおろしだった。

そのほかにも、コミックス版のほうが
みさをとコオがつきあってからのページの補足があったような気がしているのだけど
私の思い違いだったらいけないから、断定はしない。

121:マロン名無しさん
09/04/03 15:19:51
まとめてで失礼しますが、書き手の皆さん乙です

「ママ」リアルタイムで単行本派で読んでたが、
そんな派閥争いみたいなになってたとは知らなかった
自分の感覚では、最初からコオとみさをの話で、
2人の立場と目線が合うようになるまでの話だと思ってたし
偶然出会って隣住まいの同じ年とか、子供が懐いてるとか、
みさをの世話になってる先が定食屋でコオの職選択が調理師とか、
フラグ立ちまくりだしw
コオが一人前になるまで(人間性にしろ、仕事関係にしろ)の過程は
ちゃんと描かれてるから、別に納得いかない部分は無かったな
確かに、恵に入れ込んで読んでる人にはつらかったかもしれんが

122:マロン名無しさん
09/04/03 18:42:22
てか、タイトルが「ママ」だから、コオはみさを(=子持ち女)とくっつくしかないんだろうなと思ったよ。
「涼風」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公は涼風とくっつくしかないとか
「みゆき」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公はみゆきとくっつくしかない、みたいに。

「いちご100%」はラスト近くまで主人公が東城と西野のどっちとくっつくかわからなかった。
タイトルでフラグたってたのは東城(=いちごパンツの女)のほうだったし。

123:マロン名無しさん
09/04/03 22:10:24
>「みゆき」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公はみゆきとくっつくしかない、みたいに。
これは例にならないだろうw
ヒロインどっちもみゆきw

124:マロン名無しさん
09/04/04 00:12:16
>>121
まぁそうだよね
コオの成長ぶりとか、みさをとどうやってくっつくかとか、その過程を見ていく漫画だった

125:まとめの人
09/04/04 15:32:16
書き手の方、いつもありがとうございます。
ここまでのあらすじと未解決をまとめておきました。
最近編集作業がちっとも出来てなくてすみません…。

126:マロン名無しさん
09/04/04 18:06:36
>>123
そういえばそうだな。

>>125
本当に乙です。

127:マロン名無しさん
09/04/04 18:18:53
ママで思い出したんだが、
同じ頃連載されてた星里もちるの「りびんぐげーむ」も
サラリーマンの青年が15歳の美少女と同居!?みたいな
男の夢みたいな明るいラブコメかと思ったら
ヒロインがワケアリの非処女でシリアスな話だったな。
最後は出てきた登場人物の殆どが幸せになる大円団で終わってたけど。

星里もちるの「りびんぐゲーム」キボン。
他にも星里もちるの漫画のストーリーキボン

128:メンズ校
09/04/04 19:11:20
未解決リクエスト表にあったので

海と山に囲まれた僻地にある全寮制男子高校が舞台。
名門校ではあるが、極端に女との出会いが乏しいために、
思春期真っ盛りの生徒たちからは「アルカトラズ刑務所日本支店」と呼ばれている。

主人公の牧主税(まき・ちから)は童顔な少年。
他の生徒たちと共に彼女が欲しいと口では言いながらも、
中学時代にツンデレな彼女を交通事故で失った傷が癒えておらず、
恋愛にあまり積極的ではない。しかし色々あってサーファーな彼女ができたりする。

他に、校内一のイケメンだが義理の姉への思いが捨てきれない神木累(かみき・るい)や、
保険医に片思いをしている野上や、神木にハァハlァしているオカマの花井などが中心になり、
こっぱずかしい純情恋愛をしたり、それをギャグで笑い飛ばしたりする話。

129:マロン名無しさん
09/04/04 20:37:49
>>125
いつもありがとうございます
wiki編集は本来スレのみんなでやっていくものなんだから
とどこおってたとしたら管理人さんのせいじゃなくて
スレ全体の責任さ。

130:マロン名無しさん
09/04/04 23:53:52
>>125
ストーリーバレさんも、まとめさんも乙カレ!

131:マロン名無しさん
09/04/05 11:23:33
>>128
メンズ校の作者って5年くらい前?に兄弟間の三角関係をテーマに漫画描いてたよね
なんか血縁関係があるとかないとか、どうなるのかなとハラハラして見てたのに
その肝心の親の代の話が想像以上に壮絶ドロ沼劇で、一気に興味が失せたの思い出した

でもこの話は読みやすそうだね

132:マロン名無しさん
09/04/05 17:27:57
泥沼すぎて当初は一番常識外れだと思われていた
主人公たちの母が一番清純派でまともな人になったのにはびっくりした

133:マロン名無しさん
09/04/05 18:05:48
>>131-132
あれはないよね
主人公の母が「(あの事故死がなければ)すべてうまくいくはずだった」とか言ってたけど
いやーそれはないだろーと思ったわ

>>128
おつです

134:マロン名無しさん
09/04/06 07:01:52
ホットギミック(相原実貴)のあらすじ知りたいです。
初期の頃は読んでたけど読まなくなった漫画ってたくさんあるなー…

135:マロン名無しさん
09/04/06 20:19:11
ホットギミックと聞くと対戦ホットギミックしか思い出せないぜ

136:ホットギミック
09/04/06 20:41:40
うろ覚えだが

女子高生の成田初(なりた・はつね)は両親と兄と弟妹と共に社宅に住んでいる。
社宅内では、役職によるヒエラルキーがあり、各家族間は結構ギスギスした関係にあった。
内気で心配性の初は、特におどおどと周囲の目を気にしがちだった。

初の妹で中学生の茜はビッチで、生理が来ないから妊娠検査薬を買ってきてと初にねだる。
買ってきた帰りに、初は社宅内でうっかり買い物袋をぶちまけてしまい、
中身をリョーキという少年に見られてしまう。
リョーキの父は重役で社宅内ではかなり立場が強いので、
彼が検査薬のことを周囲に批判的に話せば、成田家の立場は危うくなってしまう。
ばらさないでとすがる初に、リョーキは交換条件として性奴隷になることを命じた。
結局茜は妊娠していなかった。

色々あって、イケメンモデルの梓や、実は血縁関係のなかった義兄とかにも惚れられて、
なんか色々もめるが最終的にリョーキが初にちゃんと惚れて、
奴隷と主人という関係ではなく恋人同士になる。
そんでもって梓はモデル事務所の所長といい感じになり、
義兄は初への思いを胸に出家する。
義兄のファンが多かったらしく、義兄と結ばれるアナザーエンドの小説が後に発売された。

137:マロン名無しさん
09/04/06 20:55:24
>>134

ホットギミック 相原実貴 全12巻

主人公はトロくてお人好しな女子高生・成田初(はつみ)。
初の家は父親の会社の社宅で、会社の上下関係が全て反映されている。
ちょっとした噂が命取りになる住みづらい場所であった。

社宅のトップは常務である橘家。
その一人息子の暴君・亮輝(りょうき)は初と同い年。
幼い頃は仲良くしていたが、ある日いきなり初を階段から突き落とし
凶暴になった亮輝は、初にとって恐怖の対象でしかなくなっていた。

男関係の激しい妹・茜が「妊娠したかもしれない」と漏らし、初が代わりに
妊娠検査薬を購入するが、そこを亮輝に目撃されてしまう。
初は亮輝に脅され、個人的な奴隷の地位に甘んじることに。

そんなとき、かつて同じ社宅に住んでいた小田切梓が戻ってくる。
彼は初の幼馴染でかつて何度も亮輝から初を守ってくれた。今度も
亮輝に襲われかけていたところを助けられた初は梓に恋をする。
梓と初は付き合うようになるが、梓が初に近づいたのは目的があった。
(つづく)

138:137
09/04/06 20:57:32
あ、書いてる間に被っちゃった;

139:マロン名無しさん
09/04/06 21:43:31
おっつん
出家って比喩ではなく本当に寺に行っちゃったの?
仏教系の学校に行ってるキャラだったりすんの?

140:マロン名無しさん
09/04/06 21:45:33
長文バージョンの137さんのあらすじ続けてください。
お待ちしております。

141:マロン名無しさん
09/04/06 21:49:25
>>139

一橋大学の学生だったが、比喩ではなく本当に唐突に出家した。

142:マロン名無しさん
09/04/06 23:16:31
>>136
>義兄のファンが多かったらしく、義兄と結ばれるアナザーエンドの小説が後に発売された。

それはよっぽどヒョーキ氏の人気がなかったんだねぇ
性奴隷という表現にも現れてるか…

143:マロン名無しさん
09/04/06 23:18:18
ヒョーキって誰だ…リョーキね

144:マロン名無しさん
09/04/07 01:32:54
未解決に藤子・F・不二雄氏の「中年スーパーマン左江内氏」があったので投下します。

145:中年スーパーマン左江内氏1
09/04/07 01:34:14
■主な登場人物

左江内…万年係長のサラリーマン。はんこ屋のスーパーマンからスーパー服を
託され、スーパーマンとして人助けをする事になる。ちえの輪を解くのが得意。

左江内円子…左江内の妻。夫の事をややないがしろにしがちで、夫の出世はあきらめた
と言いつつ、愚痴る事が多い。
左江内はね子…左江内の娘。反抗期を向かえて親と対立する事あり。
左江内モヤ夫…左江内の息子(はね子の弟)。父親をあまり尊敬していない。

■その他設定

スーパー服…いわゆるスーパーマンが着てる服。2話以降胸に六角形に「左」の字が
入ったマークがつく。普段はハンカチ状で広げるとスーパー服に変化、
どんな服の上からでも着る事ができ、性別年齢を問わず誰にでも
フィットする。生地からは記憶消去光線が出ており、スーパーマンを目撃しても
その記憶はすぐに消去され、空いた部分の記憶は各人の想像力で補われてしまう為、
スーパーマンの活躍は誰にも知られない。当然正体も知られない。
また、持っているだけでスーパーマンが解決すべき事件を察知する能力がつく模様。

服を着る事によって身につく能力は以下の通り
・力は岩をもくだき、弾丸よりも早く走く、高いビルもひとっとびに飛べる
・必要に応じて何段階にも透視できる
・弾丸に当たっても跳ね返し、怪我をする事はない
・水中でも呼吸する事が可能
尚、裏返しに着ると通常よりも弱体化する。

スーパーマンの条件
・最大公約数的常識家
・力をもっても大それた悪事のできぬ小心さ
・ちょっと見、パッとしない目立たなさ
以上の三条件を満たした人物である事。

146:マロン名無しさん
09/04/07 01:35:52
うだつのあがらない万年係長のサラリーマン左江内は、ある週末の帰宅時に妙な男に
会社内からずっと後をつけられる。自宅の最寄駅を降りてもつけてくる男を
不審に思って問いただすと、男は自分はスーパーマンで左江内をスーパーマンに
する為に後をつけていたのだと答えた。
左江内は当然本気せず男を無視して家へと向かうが、男にはそんな左江内の行動も
予想の範疇で、とりあえず駅前に引き返して一杯やらないかと誘う。
その誘いも無視して左江内が帰宅すると、妻は玄関に置手紙を残して外出中で
子供たちも帰っておらず、その上鍵を置いていくのを忘れられた為家にも入れない。
仕方が無いので駅前に引き返した左江内の前に先ほどの男が再び現れ、結局二人で
赤ちょうちんで飲む事に。
男ははんこ屋をやっていたのだが、スーパーマン業にせいを出しすぎて左前になり、
奥さんにも逃げられ、もう歳も歳なので引退を考えて後釜に左江内を選んだのだと
言う。左江内は選んでくれた事は光栄だが、本業をないがしろにする訳にいかないと
断る。それでも男は「テキトーにやってくれればいい」と言いながら、スーパー服の
説明をし、左江内と屋台の親父はそれを酒の上での冗談として聞いていた。
男は別れ際までスーパーマンの勧誘をするが、左江内も断り続けて帰宅。
すると、娘のはね子がまだ帰っていないと言う。心配になった左江内が迎えに出ると
さっきの男が待っていた。「急いだ方がいい」と告げる男についていくと、はね子が
バイクに乗った男に腕を捕まれ、無理矢理バイクに乗せられそうになっていた。
左江内は思わず男に殴りかかるがあっさり返り討ちになり、はね子は連れ去られて
しまう。
道に倒れた左江内に、先ほどの男が再びスーパーマンへの誘いをかける。
左江内は娘を助ける為にスーパーマンになる事に同意し、スーパー服を受け取ると
はね子を助けに向かい、見事バイク男を倒して救出するのだった。
スーパーマンの能力の余りの凄さにしばし呆然としていた左江内に、
先代スーパーマンとなった男が左江内の行動を褒め、最後の説明をする。
スーパー服には記憶消去光線が出ており、誰の記憶にも残らないと。


147:中年スーパーマン左江内氏3
09/04/07 01:36:28
事実、左江内が家に帰ると、先に帰宅していたはね子がバイク男との顛末を家族に
話していたが、左江内の事は忘れられており、バイクが事故を起こした隙に
逃げてきたと言う事になっていた。

こうしてスーパーマンになった左江内はスーパーマンの力で会社に通い、課長の目を
気にしながらも事件を察知してはその現場に駆けつけ適当に解決したり、部下の
女の子の事を気にしたり、年頃の娘の心配をしたり、美人局にひっかかった部下を
助けたり、左遷を気にしたり、部下ともっと密接な関係になった方がいいと言う
アドバイスを受けて部下と飲みに行こうとしたり、朝出て夜帰るというプチ家出を
敢行したり、風邪を引いてる間だけ予知能力がついたり、ストレスから暴力に酔って
しまい落ち込んだり、幽霊に化けてボロ家の住人を追い出そうとしてた奴らを
追い出したり、いわゆる正義厨にスーパー服を奪われかけたり、スパルタ教育を
受けてる子供を空の散歩に誘ったり、と地味にスーパーマン活動をやっていく。


148:中年スーパーマン左江内氏4
09/04/07 01:37:10
が、世の変化から終身雇用制が揺らぐようになり、会社は部課の統廃合を進め、
左江内の会社での立場も微妙な物になっていた。早期退職をして再就職も考えるが、
不確定要素が多すぎて何とも言えない。
そんなある夜、左江内が事件を察知して駆け付けると、理想党所属衆院議員の
砂城浪角(さじょうろうかく)が複数のやくざとおもしき男達に襲われていた。
国会の爆弾男ともあだ名される砂城は、国有地払い下げに絡む不正を国会で
追求しているところで、それに対し与党幹事長・肥原(ひはら)が砂城の口を
塞ぐ為に刺客を向けてきたのだ。
砂城から事の顛末を聞いた左江内は持ち前の正義感から肥原を問い詰めるが、
肥原は悪びれる事なくむしろ堂々と政治とは清濁併せ持たねばやれぬと言い切り、
今自分の党が政権を担っていないと日本の将来が危うい、砂城ごときに引っ掻き
回される訳に行かないと語る。
その言葉に混乱する左江内だったが、とにかく砂城を守る事を決めると、クビに
なるのを覚悟で会社に国会の会期中の休暇を申請、砂城を付きっ切りで守っていく。
ところが砂城は一向に爆弾発言を行わない。いぶかしむ左江内が見た物は、
記憶消去光線で左江内に助けられた事をすっかり忘れている砂城が、影の帝王と
呼ばれる男を仲介に肥原と手打ちをし、さらには金を受け取っている姿だった。
三人が会合をしていた東屋を持ち上げ、泣きながら川にぶち込む左江内。
すべてがむなしくなった左江内が枯れ木に腰をかけてたたずんでいると、
夜空の向こうから、マスクにマント、胸にPをかたどったバッチをつけた
やや太目の青年(※後述参照)が大きな荷物を持って飛んできた。スーパーマンは
自分一人だけだと思っていた左江内は驚くが、青年によるとスーパーマンは結構
あちこちにいるそうで、紹介しても良いと大阪弁で答えくる。
青年はスーパーマン業にむなしさを感じていた左江内の話を聞くと、「えらい
純情なおっさんやな」と左江内を評した上で、スーパーマン業など重大に考えずに
ボチボチやっていけば良いと諭し、青年がスーパーマンの力を使ってやっている
運送業の共同経営者にならないかと、左江内に誘いをかける。
立ち話も何だからと、朝日の中を飛びながら二人は詳しい話をしていくのだった。
<了>


149:中年スーパーマン左江内氏おまけ
09/04/07 01:38:16
※最後に出てくる青年について
本人ははっきりと名乗らないが、姿形からF氏の代表作の一つ「パーマン」の
パーマン4号ことパーやんである事がすぐ判る。「パーマン」時よりも成長してる
ようなので青年と表記した。


150:マロン名無しさん
09/04/07 01:44:02
中年スーパーマン左江内氏の人、ありがとう!面白かった。

151:中年スーパーマン左江内氏
09/04/07 01:59:15
あと、もし「中年スーパーマン左江内氏」を購入しようと思ってる方がいたら
アドバイス。

藤子不二雄ランド版は未収録があります。買うのだったら双葉社版、または
愛蔵版SF全短編3巻「征地球論」をおすすめします。
また、今年夏から刊行される予定の藤子・F・不二雄全集にいずれ収録される
事を期待して待つと言うのも手です。古本屋ではどの単行本もそこそこな金額で
売られている事が多いので。

>>150
楽しんでもらえて幸いです。

152:マロン名無しさん
09/04/07 06:54:36
>>145-151
あらすじ投下乙です! つ旦~ 粗茶ですが、どぞ~


153:マロン名無しさん
09/04/07 07:13:25
中年スーパーマン左江内氏おもしろかった。
あらすじだけで「読んでみたい」と思えたなー。

154:マロン名無しさん
09/04/07 18:45:14
上の流れ読んでて思ったけど、
少女漫画は昔っから「明るく見えるけど
実は暗い過去があって」なエピソードが多かったのかな。
最近は少年漫画もその手の話が増えたけど。

155:マロン名無しさん
09/04/07 18:58:32
光源氏時代からのお約束設定です

156:マロン名無しさん
09/04/07 19:23:54
>>136-137
亮輝(りょうき)DQNだな。
名前を猟奇に改名したらいいのにw


157:マロン名無しさん
09/04/08 01:00:00
ホットギミック、できればラストまでお願いしたいです

158:マロン名無しさん
09/04/08 01:01:48
あ、ごめんなさい。言葉がおかしいですね
ラストまで→詳細希望、です

159:ドラゴン桜 1
09/04/09 22:06:52
ドラゴン桜が未解決表にあったので行きます。

登場人物

桜木 主人公。元ヤンで低学歴で弁護士になった男。倒産寸前のDQN高校の私立龍山高校を超進学校にすることで立て直すことを思いつく。自らも教師となって龍山高校で世界史と現代社会を教える。

水野 龍桜高校の女子高生。高3。母子家庭で育つ。カラオケスナックのママをやってる母親と母目あての男性客を軽蔑している。母のようになりたくなくて東大を目指す。

矢島 龍桜高校の男子高生。高3。金持ちの家の落ちこぼれ息子。兄貴は優秀。桜木に反発していたが、親を見返すために東大を目指すことになる。

井野先生 龍山高の英語教師。女。サバサバした性格で面倒事が大キライ。つぶれそうな龍山高校をさっさと辞めて条件のいい仕事に転職したいと思っている。お見合いパーティで自分を振った桜木を恨んでいる

高原先生 龍山高の数学教師。男。学校行事や部活等で生徒の心を育てたいという考えを持った、まっすぐで真面目で正義感の強い先生。桜木に反発している

宮村先生 龍山高の国語教師。女。美しい文学作品を通して生徒の心を育てたいという考えを持った優しいお嬢様風の先生。桜木に反発している

柳先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ数学教師。「詰め込み教育こそ真の教育である」がモットー

芥山先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ国語教師。芥川龍之介に似ている。

川口先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ英語教師。デブマッチョ。

阿院先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ理科教師。アインシュタインに似ている。

大沢 他校の男子高校生。高3。イケメンで勉強もスポーツも家の家事もできる出来杉くんで、東大を目指している。水野が惚れている。

本田先生 矢島の親が無理矢理矢島につけた家庭教師で、東大の女子大生。社会人になってから猛勉強して東大に入ったので年齢が上だが、見た目は10代のように見える。

エリカ 本田先生の教え子。高3。中学までは勉強ができたが、親に期待されるのが苦痛になって高校を中退。その後大検を受けて、今は東大を目指して猛勉強中。

160:ドラゴン桜 2
09/04/09 22:07:44
弁護士の桜木は、元ヤンで低学歴のため仕事が少なく、ビンボーだった。
桜木が世話になってる弁護士先生から紹介された破産寸前の私立高校「龍山高校」
の案件で、「龍山高校」を超進学校にすることで再建して、一穴当てようと考える。
龍山高校の生徒達に桜木は言う。
この世の中は頭の良いやつが頭の良いやつの都合のいいように動かしていること。
頭の悪いやつは、頭の良いやつに搾取されつづけること。
そうなりたくなければ、勉強をして頭の良いやつの側に行くしかないこと。
日本では頭の良いやつの側に行くプラチナチケットが東大だという。
桜木の話に心が動かされた女子生徒水野と男子生徒矢島は、東大を目指すことになる。

桜木は龍山高校に桜の木を植え「ドラゴン桜」と名付けた。

最初に水野と矢島が桜木から出された課題は、勉強の習慣をつけるための
小学校の漢字ドリルや計算ドリルだった。
DQN生徒の水野と矢島には「勉強をする」という習慣そのものがないのと、
小学校レベルの基礎からつまづいているので、ここからやる必要があるのだ。
次に、古文対策として、少女漫画の「あさきゆめみし」を読ませた。

桜木が外部から龍山高に呼んだスパルタ数学教師・柳も加わって、
水野と矢島の算数&数学特訓が続いてゆく。
柳は素早くミスのない計算を重要視した。
数学の解法を身につける際は、「問題→少し見てわからなかったら解答を見る→理解→解法暗記」の特訓をさせるようにした。

161:ドラゴン桜 3
09/04/09 22:10:20
次は英語対策だ。
桜木が外部から龍山高に呼んだ英語教師・川口は、ビートルズの歌詞を歌って
覚えることと、大学受験向けの基本的な単語集を1冊マスターすることと、
川口が容易した100の基本例文を暗記して英作文対策をすることを教えた。
ビートルズの歌詞は中学英語+αの易しく基礎的な文法力をつけるのにぴったりで、
基本的な英語をどれだけ使いこなせるかを問われる東大の英語対策になるという。
リスニング対策は徹底的な音読・追い読み(シャドーイングのこと)が効くという。
黒板を漫然と写すだけ、英文を訳すだけ、英語を聞くだけ…の受け身的な勉強では
つまらないし力もつかない、能動的な勉強をするべきだというのが川口の考えだ。
(注・川口のモデルは、京大卒で大学受験塾の塾長で英語講師の竹岡広信。
 竹岡は「ドラゴンイングリッシュ」という100の基本例文集を出している。)

国語対策は外部から呼ばれた教師・芥山。
芥山は国語力をのばすには、正しく読むこと、論理的に考えることの重要性を言う。
それには物事に「なぜ、そうなるんだろう?」「どうしてこうなんだろう?」
と言う問いを常に持つことが必要だという。
論理的に考えることと問いを持つことは小論文対策にもなるという。
(注・芥山の章には、現代文の参考書のカリスマ著者・出口注のエッセイが出てくる)

162:ドラゴン桜 4
09/04/09 22:14:29
理科対策は外部から呼ばれた教師・阿院。東大受験には物理と地学が有利だと阿院は言う。
物理は難しいと思われているが、暗記しなければいけない量が少なく、
コツさえわかれば力を伸ばしやすく、一方、地学を勉強する高校は少ないが、
地学を受験で選択すると問題が易しいというのが阿院の考えだった。
物理は数学の解法を身につける時のように「問題→解答を見る→理解→解法暗記」をさせる方針だ。
一方、地学の勉強には「メモリーツリー」で地学まとめノートを作ることを教える。
メモリーツリーは脳の構造に合っていて暗記がしやすいのだという。
メモリーツリーでのノートの取り方が漫画内で大変詳しく丁寧に書かれている。
(注・メモリーツリーは、トニープザンの「マインドマップ」と同じものだが、
 トニープザンの本を読むよりもドラゴン桜の7巻を読むほうがわかりやすい)

社会科対策は桜木が行った。
桜木は阿院の紹介したメモリーツリーで山川出版の世界史の教科書をまとめるよう指導。

勉強を通して水野と矢島は学力だけではなく内面も成長していった。

桜木は勉強法だけではなく、普段の生活のコントロール、睡眠、生活指導もしていった。
「本番に強い」とは、本番で特別な力を出せる人のことではなく、本番で普段の力を
普段通り出せる人のことだとか。

桜木に反発していた高原と宮村や他の先生達も、水野と矢島、そして他の生徒達の成長を見てだんだん桜木の考えを支持するようになっていく。
井野だけは桜木に反発していたが。

水野と矢島には、大沢、エリカという一緒に東大を目指す他校の仲間もできた。

163:ドラゴン桜 5
09/04/09 22:16:14
水野と矢島はそれからも学力を上げていき、センター試験でぎりぎり足きりを突破。
井野もしぶしぶ桜木を認めるようになる。
水野は母親に、矢島は両親に反発していたが、このころにはどちらも親への反発は
無くなっていった。

そして二次試験が終わり、合格発表の日。

水野・大沢・エリカは東大に合格したが、矢島は落ちてしまう。

水野が東大に合格したことで龍山高校の入学希望者が殺到し、再建の見通しがついた。
龍山高校の「ドラゴン桜」が満開になった。
矢島は1年浪人して来年また東大を目指すという。

その後は皆、それぞれの場所でそれぞれの生活を頑張っている。
おわり



おまけ
続編の「エンゼルバンク」という社会人の転職漫画では
桜木、井野、東大生水野と水野より学年が一つ下の東大生矢島が出てくる。


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