08/11/26 20:56:07
第126話 黒の章!!の巻
桑原が〝水兵〟の空間を越えて御手洗を切り裂く!
今までの霊剣と違う、光の刀を手にした桑原。
仙水が捜し求めていた次元を切る能力の持ち主とは、桑原だったのだ。
御手洗は倒れ、〝水兵〟の領域も破れた。
そのまま死を覚悟する御手洗だが……桑原は御手洗を抱え上げる。あと連れの3人も一緒に。
あくまで証言者として御手洗を助けるのだと言う桑原。
仲間や色々なこと。そして何より、何故それほど人間界を壊したいのか。
御手洗が目を覚ますと 「よぉ」 そこは幽助の部屋。
さらに蔵馬と、眠りこけている桑原もいた。手当ても施されている。
昨晩、桑原が四人を抱えマンションの前で倒れていたという。
他の三人も無事で、御手洗の情報も得ていた。その後、三人には昨晩の事を全て忘れてもらったが。
柳沢もいる。黙秘は無駄だと、幽助は御手洗に全てを喋らせる──。
僕たちは死ぬべきだと、御手洗。「僕たち」とは全ての人間のこと。
御手洗は「黒の章」というビデオを見てそう思ったのだと言う。
「黒の章!? まさか!」 「蔵馬知ってんのか?」
黒の章。霊界の巨大資料館に収められている極秘テープで、人間の陰の部分を示した犯罪録。(飛影も欲しがってました)
その中には今まで人間が行ってきた罪の中でも、最も残酷で非道なものが、何万時間という量で収録されているという。
黒の章を見て、御手洗は人間の価値観が変わっていたのだ。
「殺されるために並んでいる子供の列を見たことあるか?
その横に蹲ってるウジ虫だらけの死体を
明日殺されることがわかっててオモチャにされてる人間を見たことあるか?
それを笑顔で眺めてる人間の顔をよ
目の前で子供を殺された母親を見たことあるか!? その逆は!?
殺ってる奴らは鼻唄まじりで いかにも「楽しんでます」って顔つきだ わかるか!?
人は笑いながら人を殺せるんだ!!
お 前 だ っ て き っ と で き る ぜ 気 が つ い て い な い だ け で な !!」