08/10/11 09:12:27
例えば作者がとある登場人物を介して自分の意思・意図を表現するのは
ありふれた手法ではあるが、それは「作者がいっているから」が通用する唯一の手段だ。
ところが作品の外で作者が何かいっても、それは作品の考察とはまるで関係ないアナザーストーリー。
何故ならこういうことがまかり通るなら、作者が亡くなるとその作品も死ぬことになるからだ。
生きている作者の後付けが有効となるなら、その作者の作品は存命中に変化することが起こりうるわけ。
そして作者が死ぬと作品も死ぬというパラドックス。
故に作品は生み出された瞬間に、万人の受け取り方が違う別人格を持つ。