09/01/18 12:30:14
>>849
四国女てw
名前覚えてあげなよ
土佐の親分とこの娘の……えーと…
851:マロン名無しさん
09/01/18 16:00:05
正直、天麻の名前もあまり記憶に残ってないんだよなぁ。
朱里に味方するくだりだけで、あとはなんとなく味方という位置づけで、
間接的に影響力は発揮してくれたんだろうけど、
本人が具体的に漫画に描かれるレベルで何かしたり、大きな変化があったりということがなかったから。
でも奥さんのお龍さんはおぼえてる。後ろにいた土佐犬もなぜか印象にのこってる
四国だとユニークな帽子のフタミさんの方が印象にのこってる
852:マロン名無しさん
09/01/18 19:43:26
確かに他の地域に比べて四国勢は影が薄いな~。
あの後、どうなったんだろうね<四国
853:マロン名無しさん
09/01/18 22:24:25
四国民の自分としては寂しいなぁ
854:1/4
09/01/18 22:59:27
番外編・私立ばさら学園の夕暮れ
(イメージこわれそうな人はよまんでよろしい!)
私立ばさら学園 禁断の男子寮──
ここに今日、わたし更紗(16)が、双子の兄・タタラのかたきをさがすため、
タタラのふりをして潜入することにしたのだ。
寮に入ると寮母・マザー茶々どの(おこるとめしぬき・美少年はエジキにされるらしい)
が用務員・座木に掃除を命じながら、早速タタラの怪我を見舞う。
と、今まで一人部屋だったのが、きのうからルームメートが入ってきていると言う。
ハヤト「やあ!ルームメートのハヤトだよ。よろしく!」
更紗 (一人部屋って聞いてたのにー)
早速制服を脱ぎ出すハヤト。タタラも着替えなよって私は女よ!
全裸のハヤトに思わず部屋を飛び出す更紗。
そういえばトイレも男子用しかないんだわ。と、トイレに入ると
那智 「飛ばしっこ、飛ばしっこ、負けへんでえ」
聖 「でかさと持続力やったら負けへんわい(あと、他のもん飛ばすならー)」
お兄ちゃん・・・・・更紗は目からウロコが落ちました
855:2/4
09/01/18 23:00:05
深夜、一人風呂に入る更紗
更紗 (これから毎日、みんなが寝静まってからおフロに入らなきゃダメなのね)
と、人が入ってくる!全裸で肩からタオルを引っ掛けたすもう部員・朱理!
思わず顔を湯の中につけてしまう更紗。
朱理は体を洗いながら、タタラ(正体は更紗)に語りかける。
朱理 「おまえさあ、体どっから洗うー?」
更紗 「(どうでもいいや、てきとうにゆっとこ)・・・あ、あそこ」
朱理 「あそこか、オレもだ。気が合うな」
更紗 (あそこってどこー)
朱理が入ってきて更紗は湯船から出るに出られない。しかも朱理が隣にやってきた。
朱理 「はー、一日の終わりはやっぱフロだな。
のぼせないか?おまえ長ブロだったっけ?」
更紗 「う・・・うん(もうのぼせてるー、早く出てってー)」
朱理 「そうか、オレもだ。気が合うな。よし競争だ」
更紗 (うそーん)
朱理が一から百まで数えてそこから逆に7ずつ引くというわけのわからないボケ防止法を語っている間に、
更紗はついにのぼせきってしまって、湯船に沈んでしまった。
急ぎ引き上げた朱理はタタラ(正体は更紗)の体を見てしまう。
朱理は更紗を布で巻いて、保健室へ駆け込む。
朱理 「大変だータタラが女になっちまったー」
保健室にいたのはお医者さんごっこをしていた揚羽先生(先生役)とナギ先生(患者役)
揚羽先生の見立てでは正真正銘女の子。
朱理がさっきまでは男だった、一緒にフロに・・・と言うと
揚羽 「入ったのか?」
朱理 「う・・・うむ」
揚羽 「女の子と」
・・・鼻血を噴出す朱理だった。
856:3/4
09/01/18 23:00:42
目を覚ました更紗が自分の正体とここに来た目的を語る。
タタラは寮の窓から突き落とされ、足を折った。その犯人を捜しにきたと。
それを聞き、本当なら許せん、捕まえると生徒会長・朱理が怒りに燃え上がる。
いい雰囲気の更紗と朱理。けどやっぱり鼻血を噴く朱理だった。
そういうことをしそうなヤツに心当たりがある、
と朱理たちが向かった先は群竹・蘭丸をそばにはべらす理事長の隠し子・浅葱!
本妻の子・朱理とは仲が悪いらしい。
朱理が浅葱におまえがタタラを突き落としたと言うと
浅葱 「それは僕のしゅみじゃないね。
僕ならナイフでぐっさり──か、毒薬を使うよ
(おまえのその決めつけるとこがキライさ。大キライ)」
つかみかかる朱理。短絡的なとこ直せと浅葱。浅葱を心配する群竹。
そこにハヤト・茶々・那智・聖もやってくる。
いつの間にか殺されてることになってるタタラ。それを信じてる那智。単なる野次馬の市松。辺りが騒然としてきた。
何がなんだかよけいわからなくなりそうと危惧した更紗は決定的な証拠を出す。それは・・・
古典的なしましまぱんつ!タタラのそばに落ちてたこのぱんつの持ち主が犯人!
ざわめく一同。浅葱のだという朱理に僕はあんなのははかないと浅葱。ハヤトのズボンを脱がす茶々。
857:4/4
09/01/18 23:01:22
と、そこでドアが開く。入ってきたのは兄・タタラ!曰く「それは僕のだ」
何をしているというタタラに兄に弱い更紗は慌てながら答える。
更紗 「背中を押されて落とされたって」
タタラ「ちがう。
洗たくものを干してたら落としたって言ったんだ
(ひろおうとして自分も落ちた)」
聞き間違えにショックを受ける更紗。
どうききちがえたらそうなるんだ、「せ」と「落と」しか合ってないぞ、と冷静に突っ込む一同。
この中に犯人はいない、まったくおまえはどうしてそうおっちょこちょいなんだと責めるタタラ。
ごめんなさいーと泣く更紗。
と、更紗はおまえのためを思って来たんだぞと便所スリッパを履いた朱理がタタラをなだめる。
また、いつでも遊びに来い、またフロに入ろうぜと更紗に言う朱理。いい雰囲気の二人。
角じい「不純異性交遊は許しませんぞ!!」
教頭先生・角じいが二人をとがめる。
タタラも妹思いの兄としては赤点の王・朱理に妹を渡せないと憤慨している。
ともかく、ギャグマンガ特有のどたばたオチがつき、ばさら学園男子寮は今日もにぎやか。
用務員・多聞もわざわざコイをとるなと札の出ている池で釣り糸を垂らしている。
更紗はお友だちがたくさんできました(ボーイフレンドも)
更紗 「また行こうかな」
菊音 「更紗ちゃん、更紗ちゃん、今度あたしもつれてってー
お目当ての人がいるのー(2人ほど)」
858:マロン名無しさん
09/01/18 23:04:28
那智 「飛ばしっこ、飛ばしっこ、負けへんでえ」
聖 「でかさと持続力やったら負けへんわい(あと、他のもん飛ばすならー)」
ここらは女性作者なんだなーと思った
859:マロン名無しさん
09/01/18 23:37:26
ちょーワロタwww
お兄ちゃん、私も目からウロコが落ちました…
860:マロン名無しさん
09/01/19 00:06:24
すもう部員の朱理w
こういうギャグもいいねー。皆幸せそうだし。
861:マロン名無しさん
09/01/19 00:40:20
設定が皆ぴったりでウケた 笑
てかウンコが理事長なのか。そして教頭が角じい。あれ橘は?
ほんと楽しそうだし幸せそうで見てて微笑ましい。
でも実際こんな幸せじゃないんだよね、とか余計なこと考えちゃったりして見てるうちに泣きそうになってる自分がいる。歳なのかな
862:マロン名無しさん
09/01/19 19:17:45
そうだね。
>便所スリッパを履いた朱理がタタラをなだめる。
実際もこんなであったらどんなにか…。
863:マロン名無しさん
09/01/20 01:04:20
アゲハ先生何やってるんすかwww
864:マロン名無しさん
09/01/20 20:26:54
お兄ちゃんアホスw
865:1/3
09/01/20 22:59:10
番外編・みんなでゲームをやったなら
太郎 「はーい、太郎ちゃんとつげきレポートにおハガキいただきました。ウソやけど
『バサラのみんなはどんなゲームが好きですか』
はーい、それでは見てみましょう」
太郎 「あ、あそこにタタラの一団がいるようです」
ルーレットをからから回し、ピンの刺さったこまを進めている。これはまさしく・・・
タタラ、千手たち
「人生ゲーム」(ナギは銀行)
太郎 「ああ、つらい。重い、重いです。人生の悲哀を感じますね」
別の場所、穴から出た、モグラをハンマーで殴っている黒髪の男。これはまさしく・・・もぐら叩き!
太郎 「ああいう人(朱理)はあれでいいとして・・・
むっ、このはりつめた空気、ここは何でしょう」
聖・揚羽・増長・四道がトランプを見つめ真剣な表情。聖は金がかかってるとまで言っている。これはまさしく・・・
太郎 「ポーカーですね。渋いですね。頭脳戦ですね。
このメンツでマージャンをやっても楽しいでしょう。
お好きなかたは柊などたしてみましょう」
866:2/3
09/01/20 23:00:58
玉が赤と黒の枠の中をカラカラ音を立てて回ってる。今帰仁・市松・那智はその出目で大騒ぎしている。
これはまさしく・・・ルーレット!
にぎやかでんなと太郎。
スザクノホマレ、ビャッコダイオーと叫びながら茶々・角じい・(なぜか)夜刀が大騒ぎしている。
これはまさしく・・・競馬!
角じい「ああ、全財産があぶくに」
太郎 「角じい・・・勝てるとは思えません」
雷蔵と座木は隣り合ってハンドルを握ってる。これはまさしく・・・レースゲーム!
太郎 「雷蔵ちゃん、座木さん、レースですか」
雷蔵 「話しかけないでくれるかね」
太郎 「・・・意外な一面を見たようです」
と、太郎の足元から声がする。「ふまないでー」
その声の元を見ると、土の山に刺さった棒を倒れないように土をどけようとする菊音の姿。
これはまさしく・・・棒たおし!
一人で棒たおしに興じる菊音の姿に
太郎 「自分の世界に入っているようです。渋い、渋すぎる」
ハヤト「あーっ、またババ」
更紗、ハヤト、千手、ナギ
「こんどはババぬきやってます」
太郎 「またしても人生を感じてしまいました」
867:3/3
09/01/20 23:02:25
太郎 「おや、誰か足りないと思ったら、浅葱はどこでしょう」
と、どこからかパタパタパタと何かが倒れていく音がする。これはまさしく・・・
おお、ドミノたおし!さすが浅葱だ!
と、大きな足音を立てている巨体がある。
那智 「聖ちゃーん、チップ足りへんーかしてー」
と、那智は気づかずに浅葱のドミノを倒してしまった!青ざめる太郎。
浅葱はおもむろに命じる。
浅葱 「群竹、殺せ」
しかし群竹はTVに向かい、コントローラーを握りなにやらしている様子。
群竹 「あっ、まって下さい。今、手がはなせません。
あっ、あっ、ゾンビが、ゾンビが」
これはまさしく・・・TVゲーム(しかもバイオハ○ード?)
浅葱 「おまえがゾンビになれ」
あわれ群竹さん、画面の主人公と同様に浅葱のナイフで死んじゃったとさ。(ナイフが頭に刺さってる)
桜田と芭蕉が盤を前にゲーム(オセロ?将棋?囲碁?その他?)を楽しむ中、太郎の締めのコメントが始まる。
太郎 「はい、というわけでかけ足でおつたえしてまいりました。いかがでしたでしょうか。
みなさん熱くもえるタイプのようです
(出てなかったキャラはてきどにそうぞうして下さい)
また『もしみんながこういうことをしたら?」という企画がありましたらおハガキ下さい
レポートはハエ男・太郎ちゃんでした。
(オレはしんけいすいじゃくとかとくいやでーん)」
───────────────────────
やっぱつり!(・・・言わずもがな)
868:マロン名無しさん
09/01/20 23:22:42
群竹さんwwwwwwwwwwwwwwww
869:マロン名無しさん
09/01/20 23:29:24
浅葱w
菊ちゃんもすごいw
870:マロン名無しさん
09/01/20 23:35:28
多聞カワユス。
柊と一緒にしてほしいなー(そこは『技』のみな感じで)
871:マロン名無しさん
09/01/21 00:44:46
>那智は気づかずに浅葱のドミノを倒してしまった!
浅葱感がよーく出てるな
浅葱ってこういう奴だった
872:マロン名無しさん
09/01/22 12:44:02
何この和むww敵味方関係なく仲良くていいな
平和だったら本当にこんな図があったかもな…
873:1/9
09/01/22 23:04:20 4sXeE6QB
番外編・納涼紅白歌合戦
そのすごく大切な日、朝起きると・・・・・タタラお兄ちゃんの足が2倍にふくらんでいた。
更紗 「お、お兄ちゃん、どうしたの」
タタラ「こないだ誰かにくつの中に画ビョウを入れられたんだ。
放っておいたら化膿してしまった・・・。かなり熱もあるみたいだ」
更紗 (くつの中に画ビョウ(押しピンとも言う)!!今どきそんなことを!)
「誰なの!?そんなことするなんて、許せない!」
タタラ「わからないよ。芸能界はいろんな人がいるから」
──そうなのだ。更紗の双子の兄・タタラは今をときめくジャガーズの新人アイドルなのだ。
更紗 「お兄ちゃん、お兄ちゃんしっかりして、今日はすっごく大事な日なのに。
今日はあの紅白歌合戦に出るのよ!初出場じゃない、お兄ちゃん!」
タタラ「うーん、うーん、わかってるけど・・・動けない・・・」
そうこうしているうちに、タタラのマネージャーがタタラを迎えに来た。
更紗 (どうしよう、どうしよう、そうだ!)
はさみを手に取り、更紗が言う。
更紗 「あたしが、行く」
しかし敏腕マネージャー・ナギさまは簡単に更紗の変装を見抜いてしまった。更紗より事情を聞く。
ナギ 「自分の健康管理もできないとは、アイドル失格です」
ナギは何とか考えるといい、変装した更紗を一緒に連れて行こうとする。
と、タタラが寝間より這い出し、更紗に警告する。
タタラ「あ・・・あかの・・・おうに・・・気をつけろ」
更紗 (あかのおうに気をつけろ!?あかのおうって何!?
そいつがくつに画ビョウを入れたのかしら!?
ようし、あたしがきっと正体をあばいてやるわ!)
874:2/9
09/01/22 23:05:20 4sXeE6QB
タタラに扮した更紗は紅白歌合戦の放送局に着いた。四君子はじめ、みんなダンスのリハーサルに余念がない。
白野銀子さま(美少年軍団「ジャガーズ」社長・元アイドル)
「はい!みんなリハーサルはきっちりとね。
今日もわがジャガーズの美しさを全国に知らしめるんですからね」
柊 「(手拍子を打ちながら)
もっとリズミカルに!バラバラだぞ四君子!ダンスは心技体がそろってこそ一人前だ!」
と、更紗はようやくレッスンルームに入り、ダンスの練習に加わる。
しかしうまくいかず、柊に盆踊りと評されてしまう。あげく、手足がもつれて玉のように転がってしまう。
柊 「タタラ・・・おまえはまるでキャベツのようだな」
激しいレッスンにジャガーズJr.の水木や辛夷たちも思わずぼやきを口に出す。
水木 「柊先生きびしいよなー、自分では全然踊ったりしないのに」
辛夷 「いや昔はすごかったらしいぜー」
水木 「能あるタカはつめを隠すっていうやつー?」
辛夷 「それそれ、先生はタカの能と呼ばれてるんだぜ」
これを聞いていた更紗。
更紗 (タカの能・・・
あかのおう・・・
たかののう?
お兄ちゃんはそう言いたかったのかしら!?この人(柊)が画ビョウ犯人!?
お兄ちゃんの若さと人気に嫉妬して・・・)
と考えるうちにAD・サーボがレッスンルームに入り、皆に会場入りするよう呼び込む。
更紗たちは会場に向かって歩き出す。背後には怪しい掃除人。そして眼鏡の男。
更紗はバレないようにしなくちゃと思いつつも、自らのオンチに不安になる。
更紗 (がんばれ、がんばれ、今あたしは、タタラなんだ!)
875:3/9
09/01/22 23:06:21 4sXeE6QB
那智・聖
「真夏の紅白歌合戦、始まるでーっ」
満員の大ホール、二人にかかる雨嵐のような声援、そしてTVの生中継の中、紅白歌合戦が始まった。
聖 「今年もやってきました、伝統とお笑いの紅白歌合戦!納涼──」
那智 「司会はなんと、紀州KIDS・那智でーす。白組でーす」
聖 「赤組は聖でーす
なんで、おまんが白組でオレが赤やのん」
那智 「逆やったらへんやん」
聖 「どっちにしろへんやん」
那智 「そんなことゆうても、聖ちゃん連載時、女の子にまちがえられたやん」
聖 「ほな女装でもしちゃろかな」
聖 「(女装して)とゆうことで(どーゆうこっちゃねん)」
那智 「行こかーっ、まずは白組のトップバッター、平成の王子さまこと
浅葱&バックダンサー四君子ー!今日もおへそが出てるでー」
浅葱(一部群竹)に対する大声援の中、ステージに上がる浅葱たち。
浅葱 「なんで僕がトップなのさ。こんなのは新人にやらせりゃいいんだよ、タタラとかさあ。
もう、やんなっちゃうなあ」
浅葱たちがステージで歌の準備をする間、浅葱の言葉を聞き、更紗は考える。
更紗 (たしかジャガーズの先パイだわ。お兄ちゃんと仲悪いのかしら)
朱理 「気にするなタタラ。何が王子様だ。バカの王のくせに」
更紗 (バカの王・・・
あかのおう・・・
ばかのおう?こいつか?)
歌の準備は整った。
那智 「曲は『サファイア・ブルーのゆううつ』ほな歌ってちょーっ」
浅葱♪ ブルー・ブルー・ブルー 僕はブルーが好きさー
ブルーを求めて旅に出るんだ 水も空も僕のもの
君のひとみも僕のもの 世界中のサファイアは あー 僕のものー
876:4/9
09/01/22 23:07:15 4sXeE6QB
と、バックダンサーの一人のフリがおかしい。
那智 「群竹さん、群竹さん」
群竹 「なんですか。踊ってる時に声かけないで下さい」
那智 「反対やで、反対!
もうーしゃあないなあ、わいも踊っちゃろ」
場内大爆笑。柊は群竹に減点20と査定し、銀子は黙って奥へと引っ込んだ。
浅葱はボソッと言った「恥さらし(おまえのせいでコミックバンドと思われちゃう)」
しかし会場からは大爆笑の笑い声の中、その群竹のキャラのせいか「かわいーっ」なんて声まで飛んでいたのだった。
赤組トップの「遅れてきたアイドル」志麻の歌が始まる中、
更紗はナギの勧めもあり、シャワーを浴び、衣装を着替えることとした。
男子用のシャワー室でシャワーを浴びる中、タタラのくつに画ビョウを入れた犯人を推理する更紗。
と、シャワー室の上からこちらを呼ぶ声がする!
朱理 「おう、入ってんのタタラだろ。石けんとって石けん」
不意にシャワー室の上から覗かれ、思わず悲鳴を上げる更紗。見ないでーと更紗は叫ぶが朱理の目には入ってしまう。
朱理 (タタラが、女!?)
じゃ、なんで白組に?と再び覗こうとするが更紗に湯をかけられた。
と、朱理のマネージャー・錵山が「わが君、わが君、出番ですぞ」と呼び込んできた。
那智 「お次はこの人──お祭りには必要不可欠やね。
5年連続出場・朱理くんで曲は『最後はオレが勝つ』」
朱理♪ オレは嵐だ 嵐だぜ涙だぜ
GOGO嵐を呼ぶぜー 最後はオレが勝つー
聖 「なんちゅうタイトルや。今どきへビィやのう、水もしたたって」
那智 「はずかしー」
聖 「オレは嵐だぜって言うときながら、嵐を呼ぶて言うてますぜ」
那智 「歌詞もめちゃくちゃですね(ヤローのファンが多いざます)」
控え室のモニターを見ていた芸能界に疎い更紗は今覗かれた相手が朱理であることを悟る。
と、くつの中にはまたもや画ビョウが!いったい誰なの!?アホの一つおぼえなのは誰!
877:5/9
09/01/22 23:08:01 4sXeE6QB
ステージでは時代を席巻する沖縄のNo.1チーム、芭蕉アクターズスクール出身のユウナ&今帰仁が紹介される。
那智 「なんであんた男やのに紅組にいてんの」
今帰仁「ユウナにひっついてるから!」
那智 「なんかおまえ気にいらんわー」
今帰仁「ぼくもだ」
ユウナ「あたまにてるから?」
大道具・サカキがパイナップルを模したセットを抱え、ステージの準備をしている中、朱理は更紗に詫びに来た。
朱理 「さっきはごめんな」
更紗 「あの・・・」
朱理 「大丈夫だ。誰にも言わないよ。オレ、おまえの歌とか好きだし。
なんか事情があるんだろうけど、がんばれよタタラ」
と、浅葱が通りがかる。
浅葱 「タタラ、朱理なんかとひっついてると時代遅れになるよ(ぼくは忙しいからもうかえるよーん)
と、朱理は「なんだとー」とつっかかる。この二人には義兄弟の噂があってワイドショーをにぎわしているということだ。
那智 「ほな、気ィとりなおして行くでー。じゃーん!ビジュアル系やでー
揚羽&きれいどころGo!(一応)(ちょっとうそーん、色物なだけとちゃうーん)」
出てきたのはギター・市松、ベース・密、ドラム・飛車、キーボード・四道、そしてボーカル・揚羽の色男5人組!
揚羽♪ 運命の女をさがしてるー
那智 「いやーなんか夏やのに暑そうやなー。その赤い尾っぽはなんやねん」
揚羽 「今日のコンセプトはおさるなんで」
更紗 (赤い尾っぽ?
あかのおう・・・
赤の尾・・・
あかのお?
この人たちかしら)
878:6/9
09/01/22 23:08:50 4sXeE6QB
聖 「ほなうちもお姫さまで行きまーす
ぶりぶり千手姫ー」
出てきたのは聖子ちゃんドレス姿の千手姫。赤ん坊まで背負っている。
マダム・バタフライたちが鎮座する審査員席では芭蕉が率直な感想を述べている。
芭蕉 「去年はぬいぐるみをしょってたが、今年は赤子とはちょっとあざといのう」
更紗 (赤子を背負う・・・
あかのおう・・・
あかごをおう!?(ちょっと苦しい))
更紗 (困ったわ。気になる人がいっぱいいすぎる。お兄ちゃんはほんとは誰のことを言ったのかしら)
那智 「くさっ、くさーっ、桜田さんあいかわらずおフロ入ってないやろーっ」
桜田 「ケケケ、もうアカだらけよ」
更紗 (アカの王!?)
聖 「さわやかデュエット・廉子&ほづみー
ほづみくんはぼーやのくせに画家なんですー」
更紗 (画家の坊!?)
那智&聖
「ここらで一発、郷土芸能を!熊野サンバ!」
更紗 (まっ赤なお花で飾られたぞうさん・・・あかのぞう!)
あらゆるものが怪しく見える更紗は便所にこもって、考えを整理していた。
更紗 (これではみんながあやしく見えるばっかりだわ。
とにかくお兄ちゃんのかわりにしっかり歌うことだけ考えなきゃ、オンチなのにー)
と、更紗は出ようとするが、便所のドアが開かない!もしや・・・画ビョウ犯?
先ほどの掃除人が、便所に「故障中 使用禁止」の札を立て去っていく。
もうすぐ出番なのに、間に合うのか更紗!?
879:7/9
09/01/22 23:09:40 4sXeE6QB
歌合戦は後半を迎えた。
聖 「さあて、後半戦は紅組からやで(ふー、もうつかれたわ)。
みなさんおまちかね(ちゅうか、なちがおまちかね)
むちむちぼいーんなこのかた」
那智 「むちむちぼいーん」
聖 「やめんかい!茶々&座木さん(ボーカル・茶々、ギター・座木)、曲は海のえれじー、どうぞー」
茶々♪ 海ーそれはわたしのことー わたしの胸でお眠りー
那智 「さあ、後半に入ってどんどん重くなっていきます。
白組はこのかた、旧ご三家のらいぞうちゃんですー、曲は『星にねがいを』」
ちなみに旧ご三家のもう1人は、このあとに出る増長さんやでー、曲は『北海の荒波よ』」
ちなみにもう一人は、今はジャガーズの振り付けの先生、柊。
柊 (昔は明るかった)
タタラの出番が迫ってきた。更紗はまだ便所に閉じ込められている。
と、意を決した更紗はキーホルダー新橋に伝言を書き、便所の下から転がした!そしてそれをたまたま見つけた朱理!
会場はもうタタラの出番である。朱理は急ぎ、便所のドアを開け更紗を救出した。
と、そこに「行かせないぞ」と掃除人が立ちはだかる!
その正体は・・・えーと、えーと・・・・・エジプト!じゃない萩原!
紅白万年補欠・出場回数0回の萩原である!
萩原 「なんとしても、なんとしても1回でも出たいのだ!おまえさえ休めば・・・」
更紗 「じゃあ、くつに画ビョウを入れたのも!?」
萩原 「そうよ。わたしは策士でね」
? 「聞いたで」
と、レコーダーのスイッチを切り、声の主がその姿を現す。それは週刊バサラ記者・太郎!
最近、新人のくつに画ビョウが入れられてるという噂を聞き、調べていたと言う。証拠の写真やビデオも撮った!
愕然とする萩原
萩原 (なんだかまたあいつにやられたような)(デジャブ?)
と、ガードマン・蜂也が間に入ってきた。
蜂也 「マスコミは立ち入り禁止だ。このスタジオのスズメバチが許さんぞ。出て行ってもらおう!」
太郎は蜂也にひきづられていったのであった。
880:8/9
09/01/22 23:10:26 4sXeE6QB
ともかく一件落着と落ち着いてると、タタラの曲の前奏が流れ出した。
朱理は更紗にステージに急ぐよう促す。ステージに向かう更紗。その姿に思わず「かあいい・・・」と感じる朱理。
そして、朱理がモニターを見ると、もうそこにはバックダンサー・ハヤトを引き連れたタタラの姿が!
「なんて見事な女」と感心する朱理。
しかし実際は本物の兄・タタラだった。
更紗 (お兄ちゃん!よかった、元気になったのね)
タタラ(更紗、ありがとう。でもこれはぼくの舞台だから。
誰にも渡さない。たとえ熱があろうと、足が巨大化してようと。生きてる限り)
更紗 (お兄ちゃん、かっこいいい)
ステージの端で感涙に伏せる更紗であった。
聖 「さて、とうとうトリですね」
那智 「コケコッコー」
聖 「もう、つっこむ元気もないわ。トリです。最後です。
紅組トリは芸能界きっての大御所、ご存じ紫の上!歌は『雪国女一人旅』。
最近リコンもしましたが、女一匹ド根性、切々と歌い上げます」
紫の上♪ 女の旅はあ
那智 「そして白組のトリはこの人、演歌の花道、いよっまってました角じい──」
聖 「まってへん、まってへん」
那智 「歌は『能登半島、海の男は耐え忍んで・・・』」
聖 「長いで」
那智 「あっ歌始まってもた」
角じい♪ 海の男はよー あー きびしい冬を あー はあーあ 波だよおっかさん
881:9/9
09/01/22 23:11:12 4sXeE6QB
聖 「はーくたびれましたがおわりましたー」
那智 「もう二度とやりたないー」
聖 「那智ちゃん、こんど歌手で出よらよ」
芭蕉・鬱金王・安里・運天といった審査員が投票し、一般客は紅白のプラカードを出す。
その枚数を多聞たち野鳥の会の人たちが数えている。
那智 「あんた、そんなもんに入ってたん。やる気あんの?マジでトリさがしてんのとちゃうやろな」
多聞 「トリすき、魚もすきー」
歌の終わったタタラを朱理は抱擁する。しかしタタラは男だった!
愕然とする朱理を傍らに、兄・タタラは更紗を呼び寄せ、例の謎解きをする。
朱理は昔、すおうシティというバンドをくんでいて、そのころ自分のことを赤の王と呼んでいた。
(ちなみに当時の朱理はスキンヘッドであり、バンドは解散、というよりメンバーに逃げられた)
そう、「あかのおう」とは女の子に手が早い、朱理のことだったのだ!
それを聞いて、なーんだと思い、朱理をねぎらう更紗。
まだ歌合戦の結果は出ていないが、朱理は更紗をご飯に誘う。
止めようとするが足が巨大化して動けない兄・タタラをおいて、二人は出て行ったとさ。
すっごくスリリングだった紅白歌合戦はおわりました。視聴率はなんと80%!
萩原は雑誌でたたかれて、再起不能だそうです。
(見出し「南の萩原ご乱行 くつに押しピン、ダサダサな どうしても出たかった」)
お兄ちゃんはあいかわらず忙しくて、事務所の先輩(特に浅葱)にいびられ・・・じゃない、かわいがられているそう。
あたしは有名人のボーイフレンドができて、ちょっち幸せ。
朝からジョギングに励む、やっぱり濃い朱理、それに従う更紗でした。
おしまい
882:マロン名無しさん
09/01/22 23:18:54
なんちゅー無理やりなこじつけwww
>多聞 「トリすき、魚もすきー」
マジで?www
883:マロン名無しさん
09/01/22 23:42:32
最近のBASARAは楽しいw
884:マロン名無しさん
09/01/23 01:08:07
無花果とミノタウロスの話と同じ漫画とはおもえんほど
あの鬱の分、セルフ同人誌化でたのしく明るくバランスとってんのかな
885:マロン名無しさん
09/01/24 22:10:54
ここでも群竹さんギャグ要員…w
886:1/3
09/01/24 23:20:30 Kya+ghh0
TAKARA・黒の話─桜桃─
18の当時から多聞は誰よりも強かった。当時、かなりの腕前と自負していた増長も一度もかなわなかった。
しかし稽古の時も、多聞は自分から打ち込んでこない。増長は多聞になぜと聞く。
「打ち込んだら痛いのだす。それはあんまし意味のないことだべ」
この言葉に馬鹿にされたと感じた増長は多聞に必ず勝つと思ってるのかと聞く。そう決まってると多聞。
増長が敵に蹂躙されても戦わないのか?と尋ねると、その時に考えると多聞。
増長は多聞には守りたいものがないのだと言い放ち、その場を去った。
そう、当時より多聞は戦ギライの勝負ギライ。増長は幼馴染ながらその理解のしがたさにいつも苛立っていた。
郷土愛、人への愛情・感謝もなく、己さえ遊んで暮らせればよいのかと。
しかしながら、不思議と鹿角の長老には、多聞は覚えがよく、それにも腹を立てていた増長であった。
鹿角地域には世代を超えて受け継がれる4つの名前がある。それは仏教の四天王の名前。
20年ごとに12歳の少年から選ばれた4人が将来、4方の柵を守る将軍となるためである。
そして彼らが18歳を迎えた時、儀式により一人が選抜され、玄武の刀の継承者となる。
当時の増長たち4人も選抜の時を迎えていた。課題は普段封印されている火トカゲの祠に入り、
ヤマタノオロチかサラマンダーか見るものにより姿を変える聖なるものを退け、奥の宝を持ち帰ること。
3日3晩歩いた深淵に出会う、己が宝と思うものを持ち帰れと告げられ、4人は祠に入っていった。
4人は祠の中を進む。祠の中は暗かった。が、持ち物が制限されてたので明かりは時々しかつけなかった。
皆、やる気満々であったが、同時に皆激しく緊張していた。道中変な匂いを感じていた多聞をのぞいて。
887:2/3
09/01/24 23:21:16 Kya+ghh0
陽がささぬため時間がわからぬ、誰も止まらぬため眠らずに歩き通す。皆疲れ果てた頃にそれは始まった。
一同の前に怪物が現れたのだ。刀を抜き、応戦する多聞以外の3人。
増長はヤマタノオロチといい、広目は火を吹く怪物・サラマンダーといい、持国は羽を持つ怪物だという。
3人は一心不乱に交戦する。その先にある宝を得るため!
増長がヤマタノオロチの一つの首を取り、ヤマタノオロチの悲鳴の上がる中、多聞が叫んだ!
「やめるべ、互いを傷つけてるだ!」
初めて聞いた多聞の大声に、増長たちは我に返る。増長が斬っていたのは広目と間に入った多聞。
多聞は言う。みんなおかしくなっている、ここには山椒魚がいるだけと。
多聞が続ける。刀に斬られたことは痛い。でも斬ったほうも痛い。だからイヤだ。
自分は魚を釣って食べる、魚も自分を食べていい、それらは普通のこと。
しかし戦とかは普通じゃなくて気持ち悪い!しなかったらしなくていい・・・。
増長たちはようやく目が慣れてきて、辺りに金銀財宝があるのがわかった。だが宝とは?
「宝とは命だべ。魚を釣って食べることのできる命だべ。食べて食べられる命が、宝だべ」
涙ながらに語る多聞に、何がなにやらと思いつつも、増長は確信した。
多聞は攻められても、蹂躙されても、ただの一人も斬り殺さんだろうと。
力尽きた時に斬り殺されるだけだろうと、そのための剣のウデだと。
増長は広目に斬ったことを詫びた。その心中に思う。仲間を傷つけたことこそが痛かった。
888:3/3
09/01/24 23:22:15 Kya+ghh0
毒気が抜けた一同は、帰路につこうとしていた。とりあえずろうそくをつける多聞。
ルール違反と広目に言われるが生きて出ねばと多聞はあっさり否定する。
山椒魚も食べようとする多聞に、皆の力が抜け、課題のことも忘れてたころ、どこからともなく声がかかる。「そこまで」
多聞の言っていたとおり、洞窟は人工のもので、全部監視されていたのだ。
「玄武の刀は戒めの刀」ということで、刀は多聞に渡された。誰も文句は言わなかった。
なぜならそれは竹光だったからだ。柿を落とすのにいいと多聞。本物は地中深く封印されていると言う。
多聞と二人になり、増長は多聞に言う。今回は勉強になった、なんとなく。
そして少しは友人を大事だと思ってくれたと思うとうれしいと。
多聞は深いイミはないといい、房の多い桜桃をとりだす。
桜桃は一つにたくさんついてる方がうれしくておいしいと言った。
わかるような、わからんような・・・増長は感じていた。
わし(増長)はこのときからこいつ(多聞)を見つめ続けている。
あの時の大声はわしの宝となったよ。
(青春だったよのう)
889:マロン名無しさん
09/01/24 23:38:14
多門さんと増長さん好きだw
890:マロン名無しさん
09/01/24 23:54:17
多聞にこんな一面があったとは…
ただの変人じゃなかったんだなw
一気に好きになった
891:マロン名無しさん
09/01/25 13:34:40
おお、いい話だな
多聞かっこいい!
892:マロン名無しさん
09/01/25 23:13:11
多聞用意良すぎw
しかし山椒魚って食べれるのか…?
893:マロン名無しさん
09/01/26 17:59:29
多聞カコ(・∀・)イイ!
894:1/1
09/01/27 00:02:12
HAKAMA・紫の話─梨─
母は毎晩欠かさず、父の袴に火熨斗をかける。
再びお城勤めになる日のため、息子に家の誇りと王家への忠義を忘れないように言う。
息子はただ「虚しい」と思うだけだった。
父は内職をしながら、息子・蜂也に語る。
あらぬ疑いでお取りつぶしになったが由緒正しい名門の家系。王家を恨んではならない。
国を造った王家と共に先祖はあった。王家のため働け。やがて必ず家は再興していただけると。
そう言って、父は病に伏し、母もボロボロになった。けれど母は火熨斗をかける。
王家への忠義と家の誇りを語る母に、蜂也は尚も虚しさを感じていた。
そして思う。どうして自分だけが虚しさを感じるのかと。どうしたらあなたがたと・・・。
タタラが現れた。革命家気取りで破壊と殺戮を繰り返すテロリスト。「王家の敵」
蜂也は思う。はじめて、王家を愛せるような気がする。そして両親と同じになれると。
京の警備隊に雇われた蜂也を歓迎すべき父と母はすでに世を去っていた。
蜂也は毎晩、父の袴に火熨斗をかけていた。
家の玄関先には父が継ぎ木した梨の木があった。
「なし」という名は不吉だと笑って父はそれをありのみと呼んでいた。
繁栄を願ったその木は、両親と自分の姿だった。
895:マロン名無しさん
09/01/27 22:40:11
蜂の感じてた虚って、揚羽が言ってた『信じるものがなくて可哀相だな』って指摘されてたことかな?
896:マロン名無しさん
09/01/28 01:51:08
>>892
多聞なら食べる!(キッパリ
897:マロン名無しさん
09/01/28 21:49:35
すずめ蜂さん嫌いだったけど、何だかぐっときた
すばらしいご両親だけど哀しいね…
898:1/3
09/01/28 22:59:34 CBpvvRdt
PAJAMA・花の話─それぞれの愛しき日々─
ここはどこかの異国、目を覚ました更紗は朱理を起こそうとする。朝が来たのは「気のせい」と朱理。
雨の音が聞こえる中、朱理を起こそうとするが、腹が減ったら起きると起きようとしない朱理。
そんな朱理に夜の帝王・聖に思いをはせる更紗。
紀州──
聖 「なーんかめちゃんちゃ気ィ重いわ。やっぱしやめたほうがええんちゃうかな」
那智 「今さら何ゆうてんねん、聖ちゃん。もう決まったことやんか、腹くくらんかいな」
聖 「けどなー。なんか早まった気ィするわ。結局親の言いなりっちゅうのも気にくわん。
ちょっくら出てくるわ。」
止める那智を聞かず、外へ出る聖。と、聖に声をかけるものがいる。
薫子 「聖さん、うちとの祝言を夜にひかえてどこ行くねん」
聖 「どっこも行けへんわ。散歩や」
薫子 「うちのことがいややったら、そう言うたらええ。ウロウロ落ち着かれんのは気ィ悪いわ」
聖 「あんたがいやなんとちゃう。わりかし気に入ってる」
薫子 「ほなええやんか。結婚したからちゅうてなんも変わらへんぞ
あんたも変わらんでええし、うちも変われへん。
うちはもう腹くくってんで、わりかし気に入ってるしな」
(聖さん、あんた責任感強そうやさけ、1人で重いもんしょいこむ気分になってんねやろ。
けどな、うちらは荷物を半分にするために、一緒になるんやで)
那智がなんだかわからないがバタバタ忙しく立ち振る舞う中、菊音のカメラで写真撮影。
オレらも式しちゃおうとなぜかついてきている市松にうるさいと言いつつ、シャッターを切る。
普通に座ってる聖。扇を広げてご満悦の那智。つつましく見えつつちゃっかりVサインしてる薫子。
那智 「聖ちゃん、今晩がんばらな」
聖 (みんな見てんのかい)
薫子 (どんとこいやで)
899:2/3
09/01/28 23:00:36 CBpvvRdt
更紗は浅葱の話を朱理にふるが、朱理はあいつの話はするなと言う。
なぜそんなにキライと更紗が聞くと、なぜかわからんがあいつがオレをキライだからと朱理。
キライというのとはちがうようなと思いつつ、浅葱に思いをはせる更紗。
浅葱はろくろを回していた。できたものを焼いといてくれと土をこねている群竹に言う浅葱。
群竹は浅葱にたまには自分でしろと言うが熱いのはヤと聞かない。
料理をしても片づけは群竹の仕事。楽しいとこしかしない!とおかんむりの群竹。
これで働いてるというつもりですかっと言う群竹。
浅葱は甘やかしたのはおまえ、今さら育て方なんて言われても知らないよと言う。
と、浅葱のすそをつかんで泣いている少女がいる。聞いてくると飛び出した群竹。
タタラに似ているその少女をまじまじと眺め、名を聞く浅葱。ミドリと言う。
群竹 「えっ、自分で育てるですって!?自分のことも満足にできないのに!?」
浅葱 「僕は人のことのほうができるんだよ」
群竹 (まさか白の王と同じことをしようとしてるのでは)
しかし、ミドリをお腹に乗せ、ハンモックで寝そべる浅葱の姿にちょっといいかなと思う群竹であった。
群竹 (せんたくものが増えた・・・2人であそんでばっかだし)
多聞は更紗の予想通り、あいかわらず釣り三昧であった。
鹿角の長老も、増長もその妻・さゆりも嫁のことを心配している。
ある日、多聞が大漁といいながら増長の家を訪れた。そして言う。
見たことないほどキレイなべっぴんさんに会ってコーフンしたと。
その言葉に増長は自分みたいに押しまくれとアドバイスするが、押しては駄目、引くのだと多聞。
なるほど、極意だなと感心する増長。しかしそのべっぴんさんは・・・やっぱりおさかなさんでした。
増長 「さゆりさん、案外心配いらんかもしれんぞ」
さゆり「あなた、甘いですわ」
900:3/3
09/01/28 23:01:44 CBpvvRdt
更紗と朱理は皆の消息を語り合う。
千手姫は桜田の下で働き、ハヤトは学問、ナギと角じいは学校の先生、今帰仁たちも元気だと。
そして更紗は揚羽を思う・・・。
揚羽 「ここはどこだっ!地獄か!?なんでオレがこんなところに落ちるんだ!」
四道 「まあ落ち着けよ揚羽」
揚羽 「だいたい、おまえと一緒なのが気にくわん、なぜだ」
(げーっ、やだ夜郎組もいるんじゃねえか、萩原とか)
四道 「そうか?住めば都だぞ。オレはエンマ大王に気に入られて、出世街道まっしぐらだ」
と、そこに雲に乗って現れたメガネの男。
太郎 「やーい、人斬り軍団。オレは天国で通信係や」
揚羽 「太郎ちゃん!このやろー」
と、お腹のすいた朱理が起きようとする。しかし更紗は笑顔のまま動かない。
どうも再び寝てしまったようだ。顔を近づけ起こそうとするが、やっぱりやめる。
「雨だしな」
901:マロン名無しさん
09/01/28 23:15:59
地獄けっこう楽しそうw
薫さん好きだなー。
902:マロン名無しさん
09/01/29 01:19:22
増長 「さゆりさん、案外心配いらんかもしれんぞ」
さゆり「あなた、甘いですわ」
ええのう
903:マロン名無しさん
09/01/29 10:40:42
揚羽!四道と会えたのか、よかったな!
太郎ちゃんは天国、揚羽は地獄行きなのが面白い
904:マロン名無しさん
09/01/29 11:23:52
地獄の鬼の絵の手抜きっぷりに笑える
905:マロン名無しさん
09/01/29 18:24:17
>うちらは荷物を半分にするために、一緒になるんやで)
薫子は俺の嫁
異論は認める
906:マロン名無しさん
09/01/29 20:13:50
浅葱の紫の上計画ktkr
907:マロン名無しさん
09/01/30 02:10:29
>>906
BASARAで紫の上と言ったらあのおばちゃんになるぞ
908:nana
09/01/30 16:54:41 mY69ohxQ
2ちゃん初心者です。
色々調べてはみたのですが・・・
このスレって、「実際に再連載」されたんではなく
そういう設定で読み進めて語り合おうっていう主旨・・・ですか?
場が白けたら、すみません。
909:マロン名無しさん
09/01/30 20:30:02
>千手姫は桜田の下で働き
あの鼻クソほじってた桜田の下で千手姫が…なんか想像できない。
>>908そうだよ。
910:1/6
09/01/30 23:01:37 kfXRrIgN
──そうして この国にまた激動の時がやってくる──
WAKABA・緑の話─胡桃─
その激動の世に1人動かぬ男がいた。左頬に切り傷の跡の残るその男の名は隼(しゅん)。
隼は山中の胡桃細工職人の家にもう1年も居候していた。隼は職人の孫娘・ナナと茸採りをしていた。
得体の知れない自分を家においてもらって感謝していると言う隼に、どう見ても悪い人じゃないとナナ。
隼は昔いつも言われていたようにナナに聞く。「単純バカそうだから?」
そんな隼にナナは笑って言う。「いいとこじゃんそれ」
隼の採った茸をナナが調理し、隼とナナ・その祖父は団欒の時を迎える。
隼は職人になりたいと言う。10年マキ割りをしてからと婉曲に断るナナの祖父。
と、ナナが麓に軍人のような連中が現れ、人を探していたと言う。その人物の名は「ハヤト」
一瞬、食事の手が止まる隼。祖父は軍人はキライだと言う。
胡桃材は銃床に向くと中央政府から大量に発注が来た。家具ではなく、武器を作れと・・・・・
中央政府──それは今、名古屋にある。タタラが去った後、それぞれの地区代表が話し合い、国をまとめようとした。
しかし、皆、郷土愛が強すぎ、まとめる総代表が必要になった。
聖はハヤトにその役を勧めるが、ハヤトは器じゃないと断る。
そうこうしているうちにある男が立った。革命時どこにも属していない文人上がりの才人。
はじめはよかった。でもやがて、軍国主義の色を帯びてゆく。
「目指すのは豊かさだ。国を一つにまとめ、軍事力を強化し、大陸を攻め取って行こう!」
民衆は「タタラの再来」と支持し、東北・関東・関西は離反し、会議は決裂した。
聖だけが真っ向からかみついていた。あげく、議場は大乱闘となった。
当時、いつもウロウロ、じたばたしてただけのハヤトたちも止めに入るが、男の振り上げたナイフがハヤトの左頬を切り裂いた。
一瞬手が止まる一同。ハヤトはやってられないと言い残し、その場を去った。
疲れてうざくてバカらしかった、そんな理由を勝手につけて、ハヤトは中央から逃げたのだ。名を隼と偽って。
911:2/6
09/01/30 23:02:56 kfXRrIgN
ナナの家、テーブルに置かれた胡桃を手にし、ハヤトは思う。
タタラたちと旅していたときは楽しく、すべてが一つにまとまってた。
消えたタタラを恨みつつ、タタラがいればとそんなことばっかり考えているハヤト。
そして自身を殻を破れない胡桃に重ねていたのであった。
ある日、ハヤトが家のそばで薪割りをしていると忍び寄る影がある。
振り向きざま斧でけん制するハヤト。
影の正体は群竹であった。群竹は何度となくハヤトに帰るよう促しているよう。
皆心配して捜しているという。
ハヤトが群竹に自分のことを誰にも言ってないよねと確認すると
「言って・・・はいまあ、言ってません(自分からは)」
群竹曰く、今回来たのは別件の用と言う。
欧州を本拠地とし、世界を股にかける貿易会社のグリーン商会が堺屋と提携して
西日本に巨大な資本を投入し緑化をはかっており、
この地方の胡桃材も扱いたいと使者をよこすという。
ハヤトはじいさんに直接言えと言うが、群竹は老人を直視できないと言うわけのわからない理由で拒否する。
ともかく、使者が来ると言い残し、群竹は去った。
代わってナナがハヤトの前に現れた。また軍人がハヤトを捜していると言う。
ハヤトって人何したんだろうというナナに、帰るに帰れない人かもと隼。
そんな隼を気遣い、ナナは言う。事情は話さなくていい、祖父も仕事を教えたくてウズウズしてるはずと。
ナナの父は亡くなっており、跡継ぎがいなくて淋しがっていると。だから隼が職人になってくれたら・・・
「えっ、跡継ぎっていってもべ、別にムムム婿養子に入ってって言ってるんじゃないからねっ」
912:3/6
09/01/30 23:04:10 kfXRrIgN
そんな人生もアリ、月夜の晩、外で火をくべながら一人ハヤトは思う。
しかし・・・・・放っとけない。オレは何を、どうしたらいい?
タタラ、あんたがいたら、オレにどうしろって言う?
と、そこへ馬に乗り、二人の少年少女がやってきた。
胡桃材職人の家を尋ねるグリーン商会の使いを名乗る二人。
名は少女が歩・グリーン、少年がヒカル・グリーン。二人は双子だと言う。伝書梟も連れている。
その二人の姿を見た瞬間、ハヤトは呆然とし、そして脳裏に一人の名が浮かんでいた。
「タタラ」
そう、二人は更紗と朱理の面影を強く継いでいたのだ。
ハヤトは自然と涙を流していた。そして二人に言う、ご両親を・・・・・知ってる。
その言葉に、歩は母と一緒にタタラ軍にいた?なんて名前?と問う。
ハヤトは・・・・・隼と答えた。聞いたことない名前におかんむりの歩。
と、歩のお腹が鳴った。焚き火の中の焼き芋をよばれる歩。
ハヤトは歩に皆の話を聞く。
ナギ・角じい・那智・聖・茶々・今帰仁たち・多聞・雷蔵・菊音・市松、皆、話に聞いていると言う。
自分の名が出ることを少し期待しながら、誰か忘れていない?二人に尋ねるハヤト。
出てきた答えは・・・・・「浅葱」。両親と浅葱の過去を噂する二人だった。
死んだ人のことも思い出し、母は未だに時々泣くと言う。
ハヤトは自分の名が出ることを少し期待しながら、更に二人に問う。
散々考えて思い出したのは、すっごい手がかかって困ったヤツだったハヤト。
思わぬ悪評にひっくり返るハヤト。
しかし二人は続ける。弓の腕はすごい、何度も助けられた、
今はかっこいい大人になってがんばっているはずだと。
913:4/6
09/01/30 23:05:04 kfXRrIgN
ハヤトが二人に両親のことを尋ねると、今も二人はらぶらぶ、
しかも事業としてグリーン商会をやっていると言う。
二人が言う。欧州に日本を紹介し、文化・産業を理解し認知してもらえれば国としての力になると。
両親は日本のこと心配してて仕事でしょっちゅう立ち寄っているが皆に会えないと。
欧州も昔はたくさんの国があったが一つにまとまった、最初に統一されたのはお金だった。
武力でなく経済から国をまとめる方法もあると父が、日本はみんながいるから大丈夫と母が言っていると言う。
と、そこへ馬に乗った少年が現れた。
ヒカルたちのまたいとこというその少年の顔に隼ははっきりと見覚えがあった。
四道の面影を多分に残した求道である。生まれた時のことを知ってると言うハヤト。
きっとあなたにもお世話になったと求道。
タタラの子供と四道の子供たちが仲良く過ごしている。
この光景に涙を流すハヤトであった。
そして、今でも前を向いて走っているタタラの姿を思い浮かべるハヤト。
手の平の胡桃を眺め、自身を省みるのであった。
と、もう一人、馬に乗ってやってきた。それは雷蔵の息子・雷太!
早駆けで知らせにきたその内容は、兵の一団の東への進行!
群竹も現れ、状況を語る。総代表が武力で関東を制圧し、同時に聖暗殺の命も出たと。
その言葉にいつの時代だと激昂するハヤト。
雷太は親に知らせるため去り、残った面々で足止めすることとなった。
火責めで足止めすることにした一同は早速行動に出る。
歩は隼と名乗るハヤトに危ないからと下がるように言う。
兵は約3百。夜襲に出るよう。
ハヤトは思う。どうして権力持つと人間こうなると。そんな国じゃない。
「タタラとともに目指したのは、そんな国じゃねえぞ!」
914:5/6
09/01/30 23:06:27 kfXRrIgN
兵の行く手に油を撒き、火矢で着火し火柱を上げ、兵を下がらせると共に関東への合図とする。
油は撒いた。求道・ヒカルは弓が苦手なので、歩が火矢を放とうとするが、放てない。
わたわたしているうちに兵が通り過ぎようとしている。
ハヤトは求道の顔を見つめながら思っていた。
自分は求道の父親を殺した。奪ったものがたくさんある。
だから、だからちゃんと・・・・・
ハヤトは歩の弓を取り、かまえた。
「久しぶりだけどなっ!行っけえええ!」
ハヤトの放った火矢は見事、仕掛けた油に着火し、火柱が上がり、兵は撤退した。
そして、求道が気づき、本人が正体を明かした。
「オレがハヤトだ」
群竹は鈍っていないと言い残し、聖の下に向かおうとする。
それを止め、ハヤトが尋ねる。
「オレのところに子供たちよこしたのは誰のさしがね?」
聖でしょと言うとしどろもどろになりながらも群竹は聖の意思を伝える。
自分は参謀タイプ。トップに誰かいててくれるほうがやりやすい。
「ハヤトがええとおれは思う」
915:6/6
09/01/30 23:06:55 kfXRrIgN
意を決したハヤトは自身も聖の下に向かうことにした。
と、ナナの祖父が現れ、ハヤトに言う。
ハヤトに作業を教えなかったのは職人にならないと思ったから。
胡桃の殻は食べるためには割らにゃならん。しかし・・・
「種として土に落ちればそのままでおればいいんだ。
殻は無理に割らにゃいかんものではない。
外に出たいと思う時、自然になくなってるものだろうよ」
息子は革命で亡くなった、死なんように気をつけろ。ナナの祖父は言った。
ハヤトは世話になった礼を言い、もう一つ、願いを伝えた。
部屋に戻ったハヤトは出発の準備をしていた。それを眺めているナナ。
遠くから応援してるからがんばってと言うナナに、なんでそんなに冷静なこと言うのさとハヤトは言う。
行かないでなんて言えないというナナにハヤトは言う。
「一緒に行こう」
祖父の心配をするナナにハヤトは許可をもらったと言い、ナナを抱きしめる。
「苦労すると思うけど、危ないけど、行こう」
残ったナナの祖父の下には歩が現れ、胡桃材をピアノや家具として作って、取引して欲しいと口説きにかかる。
楽器なら武器よりよほどいいなとご満悦のナナの祖父。
「世界に進出しましょうー」じじごろしぶり発揮の歩であった。
そんな子供たちの様子にハヤトは革命時の自分を思い出す。
子供たちと同じぐらいの齢で、阿呆みたいに元気で、前しか見えなかった。
今は少し大人になり、体も重くなって頭も固くなり、後ろも振り返る。けれど・・・・・
だからこそ、できることがある。
ハヤトはナナと朱雀の宝刀とともに旅立った。
「タタラ、見ててくれ。オレがこの国を背負ってみせる。
生 き て み せ る ぜ ! 」
916:マロン名無しさん
09/01/30 23:31:52
ハヤト成長したなぁ
感慨深い
917:マロン名無しさん
09/01/30 23:35:07
ハヤト格好いい大人になったなあ!
歩が朱理似でヒカルがタタラお兄ちゃん似に見える。
918:マロン名無しさん
09/01/31 13:40:01
>>917
なるほど、朱理とタタラの子供か
919:マロン名無しさん
09/01/31 21:39:06
聖さんはいつも嫌な事を引き受けてくれる損な役回りだな…
哀愁漂う後ろ姿にジワッときた
920:マロン名無しさん
09/02/01 02:15:17
雷太イケメンすぎワロタ
求道は四道に似て残念な垂れ目だ
921:マロン名無しさん
09/02/01 02:29:26
なんだと 四道はタレ目でもかっこいいぞ
922:1/1
09/02/01 23:00:06 PiVefEry
SARASA・砂の話─そして はじまりの日─
公園。どこかで見た二人・セーラー姿の更紗そっくりの少女とブレザー姿の朱理そっくりの少年が
ブランコをこぎながら例の予言について語り合っている。
女 「もうじき地球が滅びるってみんな言ってるね」
男 「滅びない、滅びない。7月だって何もなかったじゃん」
女 「そうだけど・・・。最近地震も多いし、天気も変だし、人も変だよ」
男 「とかなんとかより、オレはおまえの親父さんが一番こわい(あと兄貴。くっそー)
そろそろ帰ろ。送ってくよ。」
女 「帰りたくない・・・な。
滅びるときって一緒にいられるかなあ」
男 「それは現実問題としてムリでは」
女 「ムリ!?」
男 「あっ、いや・・・一緒にいよう」
抱き合い口づけする二人。
女 (生まれかわっても、また会えるかなあ)
男 (そんなの信じてない)
女 (そうなの?)
男 (でも、また、会うよ・・・会うよ)
砂漠。更紗と呼ばれる少女が止めるのを聞かず、砂漠を走る。
その心にあるのは熱い思い。
砂の向こうに何があるのか、誰がいるのか・・・・・見に行くんだ!
923:マロン名無しさん
09/02/02 00:23:00
おお、壮大だなあ。
そしてタイトルにSARASAが来たのがなんか泣けるわ(つД`)
924:マロン名無しさん
09/02/02 07:46:07
…安易な『前世からのさだめ』ネタに走った…?
925:マロン名無しさん
09/02/02 22:53:05
ん?前世ネタ?まあこういうのもいいねー
926:マロン名無しさん
09/02/02 22:55:43
他キャラの前世も気になるわー現代風BASARA見てみたいw
世界崩壊時のこの2人の話とかでも一本描けそう
927:マロン名無しさん
09/02/02 23:13:47
「ムリ!?」の顔がかわいい
“また会えるよ”じゃなくて“会うよ”という言い方がいいなぁ
928:マロン名無しさん
09/02/03 17:44:53
次回は来世編?
929:マロン名無しさん
09/02/04 02:29:04
画集のバレはまだですかのう?
930:1/3
09/02/04 23:00:35
虹の章─序─
赤いものを見た
赤玉(ルビー) 石榴 石榴石(ガーネット)
珊瑚 珊瑚樹 鳳仙花
緋衣草(サルビア) 鶏頭 彼岸花
海老 蟹 紅葉 百日紅(さるすべり)
炎 夕焼け 唐辛子
薔薇 梅 トマト 紅玉髄(カーネリアン)
鳥居 葡萄酒 桜桃
そして・・・・・血
赤の群の中に浮かぶ赤の男・朱理。恋の色が赤いと思うのはなぜ。
931:2/3
09/02/04 23:01:50 fYSbLY+x
黄色い光が降っていました
聖 「朝ごはん!おれの朝ごはん」
那智 「起きてくんの遅いよってに食べてもた」
聖 「ほな昼ごはん」
黄玉石(トパーズ) パパイヤ フリージア
麒麟 菜の花 女郎花(おみなえし)
琥珀 金糸雀(カナリア) 虎 檸檬
金雀児(えにしだ) アカシヤ トウモロコシ
蒲公英(タンポポ) 卵
蜜柑 向日葵 福寿草
聖「ばななん ばななん」那智「ぱいなっぷー」
那智 「黄疸 小便 反吐」
聖 「それは黄色とちゃう」
いつものとおりの那智・聖・ハヤトでした。
青い人がいました
青玉(サファイヤ) 露草 矢車草
瑠璃 トルコ石 藍 紫苑
紫陽花 竜胆(りんどう) 勿忘草(わすれなぐさ)
青空 海原 夜の帳(とばり) 瑠璃タテハ
青の群に浮かぶ二人の男・浅葱と揚羽。もっとも熱い炎は青いと知っています。
932:3/3
09/02/04 23:02:32 fYSbLY+x
更紗、更紗・・・・・
ナギ 「更紗!いつまで寝てるんです。タタラはとっくに起きてますよ」
更紗 「なんか夢見てたの。色つきの夢。
知らない人がいっぱいいたみたい。幸せで哀しい感じ・・・」
ナギ 「それはこれから出会う人たちかもしれませんね。
たくさんの人に会いなさい更紗。金の砂が積もるように、あなたを育んでくれるでしょう」
緑の夢を見る
緑柱石(エメラルド) 翡翠 空豆 莢えんどう
草 苔 松 竹 孔雀石(マラカイト)
抹茶 オリーブ 菠薐草(ほうれんそう)
蛙 蟷螂 覇王樹(さぼてん) 胡瓜
山葵 鶯 かんらん石(ヘリドット)
誰かに会う。あなたに会う。
ナギ 「風が・・・不吉な西風が・・・」
そして、物語が始まる。
933:マロン名無しさん
09/02/05 07:50:46
朱理の赤、揚羽浅葱の青は言うまでもないけど
熊野組は緑の印象があったんだけどなぁ。
934:マロン名無しさん
09/02/06 22:02:17
那智の髪の色のせいか黄色なイメージ
935:マロン名無しさん
09/02/06 22:11:21
青い人(揚羽と浅葱)は何か共通項があったのかな
意図的にというか何かの伏線で…
と思った時期がありました
936:1/3
09/02/06 22:59:32
SARADA・夜の話─蕃茄─
夜、角じいが常々訊きたかったことをナギに問う。あんたは何者かと。
白虎の村の先代の医師の遠縁の者というが、本当かと。
ナギは答える。生まれた場所にいたら更紗の敵になったかもしれない。
それを聞き王家方の人間と驚く角じい。
ナギは言う。自分は父親に殺されかけた子供。矢を射られ、川に落ち、流れ、芭蕉に救われた。
「人はどこに生まれるかということより、誰に出会うか、出会わないかが大切だと思いませんか」
出会うということ──
森の中、一人の男が傷ついているが悟ったような顔で寝転がっている少年を見つける。
? 「なんだおまえは。何をしてる。ケガをしてるのか?」
浅葱 「うん、ちょっとね。野犬退治でミスった。このままほっとくと僕死んじゃうかもしれないな。
でも別にいいんだ、死んだって。誰か知らないけどほっといてよ」
?=揚羽
「このオレの前で別に死んでもいいなんてセリフが、まかり通ると思うのか、ガキ」
浅葱 「・・・・・冗談だよ。もう少し生きてるつもりだから」
揚羽 「生きたかったら、生きたいと言え。まず、願え」
浅葱 「熱血漢だね、お兄さん」
揚羽 「揚羽だ。弁当食うか?ガキ」
浅葱 「浅葱だよ」
937:2/3
09/02/06 23:00:30
ナギにはぐらかされそうになった角じいだが、急いで元の話に戻す。
ナギはいう。芭蕉に救われた時は瀕死の状態で高熱が何日も続き、熱が引いた時には視力がなくなっていた。
グレてしまいたかったと言うナギ。真に受ける角じいにナギは「冗談ですよ」
おかんむりの角じいを置き、ナギは話を続ける。芭蕉の弟子に物知りな女性がいて話をしてくれたと言う。
面白おかしく、時には書物をひもときながら、歴史や異国やさまざまな人の話をしてくれた。
ナギは言う。心豊かな優しい女性だった。これからも生きられると思ったと。
愛されるということ──
洗濯物を干す群竹の前に一人の少女が現れる。
群竹 「おや菊音、久しぶりですね。お嫁に行くとききましたが」
菊音 「はい、あの、群竹さん・・・」
群竹 「今までのことは忘れて幸せになりなさいね」
菊音 「ありがとうございます。・・・・・あの、群竹さん・・・・・
あたしずっと、群竹さんのことが好きだったんです」
群竹 「そうですか。もと四君子筆頭としてうれしい限りですね。どうもありがとう」
────────────────────────
市松 「おう、ちゃんと言ってきたか?」
菊音 「うん、予想どおりのリアクションだったよ」
市松 「すっきりしたか。じゃあ、心おきなく来い」
市松&菊音
「楽しく、幸せになろーぜ」
938:3/3
09/02/06 23:01:13
思わぬナギの初恋話に角じいはその顛末を問う。間もなく女性は亡くなったとナギ。
思わず顔を伏せる角じいだったが、ふと我に返り、はぐらかさないようにと言う。
それを受け、ナギは言う。
「わたしは鬱金王の第2王子でした」
一瞬驚くものの、ひっかからない、そういう冗談はやめてくれと角じい。
ナギは「冗談ですよ」と答えた。
なおも出自を問おうとする角じいに、ナギは唐突に話を変える。「更紗は元気にしてますかねえ」と。
こないだ手紙が来て、船を一隻、手に入れたとうれしそうに語る角じい。
今も自分にとってたった一つの光とナギ。
愛するということ──
どこかの港。更紗は朱理に荷積みの完了を告げる。出航の合図をする朱理。
水が多い国、少ない国。木が多い国、少ない国。海のある国、ない国。暑い国、寒い国。全てが商売になる。
「世界は面白いな」船上の2人はそう言いあい、航海につくのであった。
更紗の話を出せばはぐらかせると思ったかと言う角じいにナギは問いかけをする。トマトは野菜か果物か?
野菜と思っていたと答える角じいにナギは言う。トマトにとってはどっちでもいいこと。
「ただ一個のトマトとして、その人生をまっとうすればいいのです」
一瞬、角じいは感心するが、また素に戻り、ナギに尚も聞こうとする。
と、そこに那智と聖が入ってきた。聖の東北新婚旅行のお土産。みちのく2人旅!しぶっと那智。
それを受け、千草がお茶を入れようとする。代わろうとする角じい。
しぶしぶの茶をいれてと那智、しぶて言うなと聖。
結局、角じいははぐらかされたと思うのであった。
それはある月の美しい夜──
おわり
939:マロン名無しさん
09/02/06 23:20:40
なんというか切ない話だな
命粗末に扱われる時代
それを諦め受け入れなければならない沢山の人達がいて今変えることが出来た
自分でも何言ってんのかよく分からんがみんなが仲良く出来る時代が続いて欲しい
940:マロン名無しさん
09/02/06 23:26:18
ナギって、本当に………?
941:マロン名無しさん
09/02/07 00:04:40
> 「うん、予想どおりのリアクションだったよ」
www
市松&菊音は楽しそうでいいなあ
942:マロン名無しさん
09/02/07 01:46:41
白の王・銀子
黒の王
ナギ
蒼の王・浅葱(もしくは藍良?)
紅の王・朱理
のロイヤルファミリー?
943:マロン名無しさん
09/02/07 01:59:36
なんか四君子の長髪ストレートの人
実はかなりダメダメの天然くんなのではないか?
梅か蘭が浅葱に何か言った時「殺しましょうか」なんて言ってたから
実力的にも、いざというときの冷酷さ的にも筆頭にふさわしいのかと思ってたが
気弱でおめでたいので掃除当番を押し付けられるノリで面倒な筆頭をおしつけられてるだけな気がした
944:マロン名無しさん
09/02/07 02:30:52
浅葱と揚羽が美少年すぎるんですが
945:マロン名無しさん
09/02/07 05:09:17
俺の菊音が……
946:1/4
09/02/08 05:35:22 7Eo7qBJE
SAKANA・光の話─金柑─(前)
とある漁村。荒海から大漁で帰ってくる漁師たち。大漁と漁師の無事を祝う宴。
しかし、せっかくの収穫の魚をほとんど食べれない。貢物としてもって行かれてしまうからだ。
ぼうぼうの総髪をうしろでたばねた野性的な青年、そんなのはおかしいと憤慨。
しまってある魚を盗み出して仲間たちとたらふく食い散らかし、大目玉を食らう。
大人たちは貢物が払えないと困惑している
「食った分なんて俺が何倍にもして返してやる」と青年。
危険と言われている夜中の海に繰り出し、闇の中たいまつの灯りに寄ってくる魚やイカをとり大漁。
しかし、みんな無事だったからよかったものの、仲間を危険に巻きこんだことを叱られ、
しかも余計なことをした、魚は海に戻せと言われ、青年は頭にきて村を飛び出す。
あくる日、王族の使者が魚を徴収に来た。
結局、いつもより多くの量でも大丈夫だと思われ、以後さらに多くの魚を差し出さなければならなくなった。
戻って来た青年は、大人たちが魚を戻せと言ったのにもちゃんと理由があったと知り、愕然。
しかも、青年が安定した量以上の魚をとりすぎたせいで、以後の漁獲量ががくんと落ち、
苦しくなった。自然の恵みである魚を、とりすぎてはいけなかったのだ。
青年の早まった行動は、二重の意味で漁村を苦しめることになってしまった。
俺たちから根こそぎ奪い取る王族が悪い!考えを改めさせねば
青年は血気にはやって村を飛び出す。大人たちが止めようとするが、
長老が「角は考えが足りん。じゃが、すぐさま思いきった行動が出来るというのは強みじゃ
あいつには広い世界を見聞させた方がためになる」と止める。
角じいの若かりし日の話である
947:2/4
09/02/08 05:36:04 7Eo7qBJE
角青年、なんの工夫もなく、鹿角との戦場に向かう兵の行列の前にしゃしゃり出る。
たちまち組み伏せられ縛り挙げられるが、いつまでもじたばたするあきらめの悪さと恵まれた身体に
目をつけられる。夜営地では隊長に兵に加わるよう勧められる。
漁村と違って、比較的まともな食事。貧富の差を実感した角青年は奮起。漁村から収奪するのを
やめろとわめく。隊長はおだやかに角青年をあしらう。
兵の進軍は、途中から除雪や木の伐採など過酷な作業を伴うようになる。
角青年も手伝わされる。身体には自信があったのにヘトヘトに。
我々が漁村よりいい食事なのは、決して贅沢をしているわけではない
それに見合うだけのことはしているのだ、と言う。角青年納得。税を取る側にも理があることを知る。
隊長はさらに、鹿角との戦争がすめば皆が豊かに暮らせるのだと説得。
角青年、やる気まんまんで兵に加わる。
さて、ヘトヘトになったのは漁業とは勝手が違い、慣れてなかったせい。すぐ慣れて
持ち前の体力で3人分くらいの働きをするようになる。
戦闘のために剣を習うが、これまた大ベタクソ。でも力だけですませようとして
技術をみがこうとしない。
948:3/4
09/02/08 05:38:06 7Eo7qBJE
ある日、隊の中でもあまり作業をしないくせに、どこからか女をつれてきてじゃれあってたりする
不真面目なやさ男に腹を立てた角青年、やさ男に斬りかかる。
ところが、肉体労働とは無縁そうなヒョロヒョロの色男、めっぽう剣の腕が立つ。それに
細い手足には無駄のない筋肉が。みごとな剣技で、あっさり剣をたたきおとされる。
これにこりて、角青年は剣の技術をまじめに学ぶ。いざ思いを定めるとクソ真面目。
すぐに腕が上達。
さて、重装備の紫黒兵だが、どういうわけか兵の多くの頭頂部がはげている。
不審に思って訊ねると、かぶとをずっとかぶっていると頭がムレるので、わざと剃っているそうだ。
この髪型を月代(さかやき)といい、またはきんか頭(金柑頭)とも言う。
金柑と聞いても何か分からない角青年。南の方の果物で、今の王の代に従順を誓った猩々一族が
貢物として国王に送ったものが、この紫黒の地まで届けられたのだという。
食事のとき実物を見る。つやつやな表面が、たしかにはげ頭に似ていた。
戦場が近づき、戦闘がはじまる。
おぼえたての剣技に夢中で、どんどん敵をたおし手柄をあげた。
夢中になる余り、集団行動を乱し、単独で深入りすることも多く、隊長ややさ男に注意されるが
手柄を立ててるんだからいいじゃん、という調子で反省の色なし。
例によって命令違反で単独行動をしてて、窮地に陥る角青年。
心配してあとをつけてたやさ男に助けられる。敵を斬ったやさ男は
普段の軽々しい調子とうってかわって、神妙に手をあわせている。
実は彼はなんと僧侶で、兵としてでなく、味方の死者や倒した敵の供養のために従軍していた。
彼が普段、戦闘をしないのも僧侶だから。
謎の土地・鹿角が相手で、タタリが怖いというので、彼が連れて来られたのである。
僧侶のくせに剣の腕が立つのは、実家の寺が刀鍛冶をしているからだという。
僧侶の敬虔な様子を見て、敵兵にも当然のことながら命があること、命の尊さなどを思い知る角青年。
949:4/4
09/02/08 05:38:40 7Eo7qBJE
さて極端に走る角青年、今度は鹿角との和平を唱え始める。
これには刃傷沙汰を好まないやさ男僧侶もびっくり。
僧侶、角青年のあまりの無茶さに、ばかなのかとあきれる。
それに対し隊長、常識に縛られずに発想し行動できるのは強みかもしれないと言い、
コロンブスの卵の逸話を語る。
突発的な和平策だが、角青年の隊は紫黒軍の一部隊でしかない。
上層部に話を通さなければ。しかしそんなことは角青年にはまだるっこしい。
よくよく集団行動より単独行動向きなのだろう、
そんなの待ってるくらいなら自分が鹿角に潜入すると言い出す。
漁村では長老が角青年のことを想う。
角は皆のことを想う熱い魂を持ってはいるが、それを御するすべを持っていない
だからいつも一人単独行動に出てしまう。
太陽のような、皆の光だ、だがそれゆえに孤独にもなる。
950:マロン名無しさん
09/02/08 05:42:56
やさ男「角よ、そんなに髪の量があると兜におさまるまい。おまえも剃ったらどうだ」
角青年「いやだ。はげみたいじゃないか。それよりあんたこそ坊主のくせに頭をまるめないのかね」
951:マロン名無しさん
09/02/08 14:26:58 1CQz7PqE
これなに?
952:マロン名無しさん
09/02/08 21:11:21
角青年かっこいい~!後編が楽しみ
ここからどうやって白虎の村まで辿り着いたのか…
953:マロン名無しさん
09/02/08 21:30:18
>角よ、そんなに髪の量があると兜におさまるまい。
角じい栄光の日々w
954:マロン名無しさん
09/02/08 23:02:00
~~ここから楽屋裏です~~
955:マロン名無しさん
09/02/09 00:34:18
え、つづきは無しなの?
956:マロン名無しさん
09/02/09 06:19:26
それ、誰かの二次創作だよ。スレ違い。
やるならエロパロあたりに投下するのが正解
957:マロン名無しさん
09/02/10 08:02:03
静かだね
958:マロン名無しさん
09/02/10 10:36:08
みんな余韻に浸ってるんだよ。
ばさらんさん、お疲れ様でした
959:マロン名無しさん
09/02/10 16:12:59
お疲れ様でした!
楽しかったです
960:マロン名無しさん
09/02/11 00:58:18
バレの人乙です!
しかし後編が気になるわwエロパロ板に投下希望☆
961:マロン名無しさん
09/02/12 20:12:27
なんか俺の知らない外伝があったのかとwktkしてしまった
もうBASARAの新作はないんだろうなあ
962:マロン名無しさん
09/02/12 21:25:35
お疲れさまでした!
楽しませて頂きました☆
新作絶対見れないんだよね。。寂しいなあ
963:マロン名無しさん
09/02/14 16:10:38
もう終わったのかという感じが…
お疲れ様でした
964:マロン名無しさん
09/02/15 19:54:51
連載終わっても、あのキャラたちはいつでもしっかり生活してるよーなリアル感があるよね
965:マロン名無しさん
09/02/17 03:12:14
短パンうざす