08/10/15 23:52:34
原田の弟がオタクとか2ちゃんネラーとか完全なオリジナル設定ついてるぞ
970:マロン名無しさん
08/10/16 00:24:30
オナマスにキャラは実写版でそれぞれふさわしいタレントって中々いないよね
971:マロン名無しさん
08/10/16 12:27:39 lE6Zbz5B
北原最高
972:マロン名無しさん
08/10/16 13:39:25
>>970
黒沢は藤原竜也
夜神月役なので
973:マロン名無しさん
08/10/16 19:11:49
黒沢は柳楽君、マギはセカチューで丸刈りにして激痩せしたあと
ショートのヅラかぶってた頃の綾瀬はるか
974:マロン名無しさん
08/10/16 23:50:31 V9srexsx
最高や
975:マロン名無しさん
08/10/18 12:45:29
もうそろそろ黒沢×須川のＳＳ投下よろ
976:マロン名無しさん
08/10/19 00:50:15
URLﾘﾝｸ(up3.viploader.net)
977:マロン名無しさん
08/10/19 17:05:46
黒沢は柳浩太郎かなーﾃﾆﾐｭの
あと「正しい王子～」とかも出てたけど
根暗感が黒沢っぽい
978:マロン名無しさん
08/10/20 17:45:03
>> 977
なんか、滑舌が悪くておどおどした感じの黒沢になりそう。。。
979:マロン名無しさん
08/10/21 08:00:07
さて>>460の続きﾃﾞｽ('A`)
推敲もロクにしてないけどいってみますかﾈｰ
4分割で落としま
980:マロン名無しさん
08/10/21 08:01:06
「相変わらず殺風景だなぁ、オメーの部屋」
「そりゃあ、そんな急にモノが増えたりはしないよ」
勉強のためにテーブルを一台運び込んだ以外は、前に須川を連れてきたときと変わってない僕の部屋。
…本当は須川のポートレートがあったりするのだが、見られたら何を言われるか分かったものじゃないので、隠しておいたけれど。
冷たいものを取りに行って部屋に戻ると、須川が座布団の上にぺたんと女の子座りしているのが見えた。
その姿がまたなんというか、個人的に愛らしくてツボにヒットしてしまい、しばらく見入ってしまった。
無論、僕の脳内お気に入りフォルダにある須川ディレクトリにも上書き禁止でしっかり保存だ。
「何ジロジロ見てんだよ」
「え？いや、須川が地べたに座ってるところって、レアなシーンだなって」
「レアって…おま、私ゃ珍獣かっつうの！」
普段会うときは屋外なこともあって、彼女が地べたに座っている姿自体、中学の体育祭以来見た記憶が無いに等しい。
今日の須川はレギンス姿だから、実のところ胡坐でもかくんじゃないかと思っていたので、意表を突かれたというのもある。
もっとも、そんなことを素直に口にしたら、まず確実に殺されるような気がしないでもない。
とにかく、フォローを入れなければ。
「悪い悪い、いや、座ってる姿…かわいいよ？」
「うっせバカ、どうせ珍獣ですよーだ」
須川は僕の肩をばしんと叩くと、プイッとそっぽを向いてしまった。
…こいつは困ったな。
叩いてきた手を両手で柔らかく包んで、もう一度フォローを入れてみるか。
「須川」
「フン」
「…すーがーわ」
拗ねるように手をプラプラさせてはいるが、本気で振り払われたりしない分、なんとか脈はあるはずだ。
「……んだよぉ」
ようやくこちらを向いてくれたので、そのまましばらくじっと目を見つめてからささやいた。
「かわいいって…ホントに」
「…～～～～っ」
須川の頬にぱっと朱が散って、彼女はうつむくとつないだ手をちょっとだけ握り返してきた。
「ばっ、バカなこと言ってねーで、勉強すんだろ勉強！」
981:2/4
08/10/21 08:01:38
電車内のときのように雑談を交えながら、僕らは勉強を始めた。
「…試験終わったらさぁ、ちゃんとしたデートしようぜデート」
「いいけど…この間の旅行で僕も金欠気味だからなぁ…そこ、違うよ」
「ん？あ、ヤベ…近場でもいいじゃん？金かけて遊びてーんじゃなくて、アタシはデートしたいんだっつーの」
「うーん…ズーラシアとか、どうかな？」
珍獣つながりでなんとなく思いついたのだが。
「行きてー！ぜってー行く！」
思いのほか好反応が返ってきて、むしろ面食らってしまった。しかも目とかキラキラさせてるし。
「…動物好き？」
「カワイーじゃん！オカピとかヤバくね？」
中学の修学旅行の奈良公園で見かけた、鹿と戯れるときの須川の姿が、なんとなく思い出された。
「ぜってーだかんな？指切りしよーぜ指切り！バックレたらハリセンボン飲ますかんね」
発音のニュアンスが…魚？
「…ハリセンボンて、魚じゃなくて針を千本だよ？」
「うっそ、マジで？」
…オカピより須川のほうがヤバくね？
彼女の機嫌が良くなったのはいいけれど、態度まで少しデレたことも手伝って、妙に甘い感じの雰囲気になってしまった。
須川は須川で時節、僕のほうをチラ見している気配があり、僕のほうは僕のほうで
「まず最初にかわいいって褒めるべきだったんじゃないか！？会話の流れ的に」
「てか説得したトキの空気ならチューできたんじゃね！？つうか押し倒しても？」
「そんなことやって嫌われたらどうするつもりだったんだ！」
「おっぱい！おっぱい！」
「フフ…さて君は最後まで自分を抑制できるのかね？」
と、脳内黒沢会議員の皆さんが後の祭りだったりこれからどうする的な議題をループし続けていたりする。
悶々とした気持ちをなんとか振り払おうと自分の課題に集中していると、ふと右肩に重みを感じた。
須川がいつの間にか、僕とくっつく程のすぐ隣に動いてきて、肩にもたれかかっているのが見えた。
982:3/4
08/10/21 08:02:10
「須川？」
「……今日は…って今日だけじゃねーか。いつも…その、あんがとな」
「…どうしたの、急に？」
「なんかさ…考えたくもねーけど、もしオメーが居なかったら、私…今ごろどーなってたのかなーってよ」
ノートを書く手を止めて、彼女の話を聞くことにした。
ひざの上に置いた僕の手に、須川のほうから指を絡ませてくる。
「どんだけ考えてもさ、今よりハッピーになってる自分が全ッ然想像できねーの」
「…高校落ちてたり…とか？」
「それもあんだけど…もっと前」
「前？」
「……思い出させてわりーと思うけどさ…私とあゆみの制服に、その…ぶっかけたことあんじゃん」
「…自分でもバカなことしたもんだと思うよ、アレは」
「それはそうだけど…アレ無かったら、それこそ私、チョーシくれて北原のこと…マジ殺してたかもって」
小さく鼻を啜る音が聴こえた。
「それでなくても十分ひでーことしたけど…許してくんなかったけど、謝ることも出来なかっただろうしさ」
須川は今でもたまに、折に触れて北原にもう一度謝りたいと言う。
仲立ちをすること自体は吝かでないが、勘のいい北原のことだから、僕と須川の関係に気付いてしまう可能性もある。
僕らが付き合ってると知ったとき…北原がどんな気分になるかと思うと、僕も今ひとつ積極的になれない。
「なんか、その…グダグダしゃべっちまったけど…うまい事言えねーから簡単に言うと…」
ため息を一つついて、須川は続けた。
「……大好き」
983:4/4
08/10/21 08:03:08
お互いの呼吸の音だけが聞こえるような沈黙が数瞬過ぎて、僕はおもむろに体勢を少し変え、須川を胸の中に抱きしめた。
「え？や、ちょ」
「僕も、大好きだよ」
彼女に耳にそう囁くと、須川はジタバタし始め、暫くしてから大人しくなった。
「…なんか、ずりぃ…なんでそんな落ち着いてんだよ…」
「そう？…鼓動聴いてみてよ」
「…おー…バクバクいってんじゃん」
ここは…今日のその時と見た。
僕は須川の髪をゆっくり撫でながら、落ち着くのを待ってお願いしてみた。
「……顔、見せて？」
「やだ、見んな」
僕の胸に顔をうずめて、須川は抵抗した。
「ぜってーユデダコんなってっから、やーだー」
「笑わないから。顔見せてよ」
ようやく、渋々といった感じで顔を上げた須川の顔は確かに、すごく…ユデダコです…
でも、笑ったりはしない。
真剣な目で暫く見つめる。
「麻衣子」
「目…閉じて」
僕と須川の、初めてのキスは…
少し涙が混じった、噛んでたガムのライムミントの味がした。
984:マロン名無しさん
08/10/21 08:11:34
超ＧＪ
985:マロン名無しさん
08/10/21 14:44:57
>>981-983
最高です。涙が出ましたｗ
ここでお互い名前で呼び合うのかな？
つか結局勉強はどうなったんだろうｗ 性行為もキスで終わりか？
さぁ続きが見たい。続きは動物園かｗ
986:マロン名無しさん
08/10/21 21:49:40 i7+xxZd8
爆発するよ
987:マロン名無しさん
08/10/21 23:48:44
おーもいで、ずっとずっと、はーなれていっても♪
きっと、ずっと わーすれない空♪
こんな好きな人に出逢う季節二度とないぃ～♪
988:マロン名無しさん
08/10/21 23:50:24
GJ
ちょっと痴漢男混じってたなｗ
989:マロン名無しさん
08/10/22 01:31:17
ドクオ氏GJすぐる
このスレは全盛期と比べても見劣りしないくらいのSSの宝庫だったな
質・量ともに