07/07/10 19:10:06
>>199
ちょwww見たいような見たくないようなw
そして>>200(σ・∀・)σゲッツ!!
201:マロン名無しさん
07/07/10 20:33:41
私も夢見たよ。クレパラアニメ化の夢。
花ゆめ4作品のアニメ化でWOWOWかNHKBSのどっちかで放送。
クレパラ、悩殺、SA、しゃにむの順で30分×4の2時間枠。
202:マロン名無しさん
07/07/11 12:28:58
新聞のTV欄
夜 7:00~9:00
『夏休みこどもまんが祭り』
みたいな感じかw
203:マロン名無しさん
07/07/11 23:44:38
本スレでクレパラの話題になってるけど。
ボーイッシュな服を買いに行こうとしたり、髪を切りに行こうとしたりすると
ありとあらゆる手段(子分、武器を含む)を使って阻止にかかる竜二ってのが浮かんだw
美容院に着く頃にはボロボロになってるというオチで。
204:マロン名無しさん
07/07/12 09:34:20
蓮とQooが会うことになったとしてお互い有名だからホテルの
一室とか暗いバーとかになると思う
で、二人の会話を考えてみたんだが
Q「何をそんなに怒ってるんだ?」
蓮「あなたは何もわかってない!俺がどんな気持ちでここに
来てるか!」
Q「それを聞いているんだクオ・・・」
蓮「その名前はやめてくれ!」
Q「はぁ、俺が悪かったのか?」
蓮「もう昔の事は・・・捨てたんだ・・・」
Q「そんなこと言わないでくれ俺は今でもお前の事を」
蓮「やめてくれ!いつまでも子供じゃないんだ」
Q「クオ・・・蓮」
(´・ω・`)なんかゲイカップルの別れ話みたいになっちゃった
205:マロン名無しさん
07/07/12 09:43:31
>>204
そして次の週の週刊誌に
「人気絶頂俳優敦賀蓮の素顔!?」
「抱かれたい男NO.1その実態!!」
とかいう見出しで「クーと蓮おホモだち疑惑」が報じられるんだなw
206:マロン名無しさん
07/07/12 10:56:33
>>205-206
気持ち悪い。
207:マロン名無しさん
07/07/12 11:21:00
吹いた。
蓮はクーのこと心底尊敬してるってかんじがするよな。
208:マロン名無しさん
07/07/12 12:07:44
>>204
美容院に着く頃には司も街もボロボロになっていそうだね。
209:マロン名無しさん
07/07/12 19:14:49
スキビの作中では12月だから、季節的なイベントがいっぱいあるね。
12月はクリスマスや年越し、1月は初詣や年賀状(イベントになるのか?)、
2月は蓮の誕生日にバレンタインなど。作中ではやらなさそう。
210:マロン名無しさん
07/07/13 19:12:50
レンタルビデオショップに行って思いついたネタ。
スターウォーズのダーズ・ベイダーはクー、ルークは蓮で親子共演。
帝都物語の加藤に保津周平、もしくは蓮。
211:マロン名無しさん
07/07/14 23:13:41
>>210
ヨーダは松で頼むw
クーと妻の会話を想像してみた。
「ねえあなた、この日本人の方はいったい何がすごくて人気なのかしら?」
「ああ、彼はホットドッグをこうやって短時間で食べられることがすごいんだよ」
「あ、短時間だからすごいのね!量だったらあなたのほうがすごいのに、って不思議に思ってたの」
212:マロン名無しさん
07/07/15 01:51:58
話豚切りスマソ
まだキョーコが坊やってるの蓮にはばれてないよね?
ばれるタイミングやらばれたあとのことを考えると妄想が膨らんで膨らんで仕方がない
213:マロン名無しさん
07/07/15 03:33:32
>>211
アメリカではそのホットドッグ早食いの日本人がアニメの主役になったらしい。
クーの食事風景が有名だったらアニメでパロディにされてるかもね。
214:マロン名無しさん
07/07/15 09:24:43
坊バレはあってもそこまで扱い大きくない気がする。
コーンバレだったら
「敦賀さんがコーン!?」
次回へ続く、的な展開もあるだろうけど。
「最上さんがニワトリ!?」
で次週まで引っ張れないだろう。
215:マロン名無しさん
07/07/15 09:50:36
充分に引っ張れると思った自分が通りますよ…
坊に好きな子の話をしたことを思い出し
頭を抱えるヘタ蓮が見たいw
216:マロン名無しさん
07/07/15 10:19:08
喰いタンをアメリカでリメイク。もちろん主役はクー。
217:マロン名無しさん
07/07/15 11:30:50
>>216
食ってるシーンは全部マジ食いなわけですねw
218:マロン名無しさん
07/07/15 17:22:22
小ネタ。蓮とキョーコの会話。
「敦賀さん、野菜食べてますか?」
「野菜?ちゃんと飲んでるよ」
「飲んでる?ああ、スープにしているんですね」
「違うよ、ペットボトルのやつだよ」
「つーるーがーさーん、それは野菜じゃありません」
「え?そうなの?」
以上です。
219:マロン名無しさん
07/07/15 23:44:40
>>218
続けさせてもらって小ネタいきます。
「敦賀さん、お食事されてます?」
「食事?ああ、ちゃんとしてるよ」
「コンビニおにぎりとか、カロリーなんとかですか?」
「いや、食パンだよ。バターやチーズもつけたし」
「バターやチーズはおかずに入りませんっっ」
「ジャムは?」
「ジャムもですっっ!!」
「最上さんは細かいなぁ」
「そういう問題じゃありませーーんっ!」
220:マロン名無しさん
07/07/16 00:07:12
>>218-219
きっと、いや絶対そう思ってそうだな、蓮w
221:マロン名無しさん
07/07/16 00:15:08
>>218-219
蓮が妙に可愛くて素敵v
222:マロン名無しさん
07/07/16 00:44:52
ねえキョーコ、たこ焼きは?
223:マロン名無しさん
07/07/16 02:09:35
キョーコがブログを作ったりしたら毎日チェックするな。
綺麗な日本語で更新して欲しい。
「今日はドラマの撮影でした」
と、蓮との写真を載せたり、(事務所同じだから問題もなさそう)
「今日の晩御飯です。うまくできました。おいしそうでしょ?」
とレシピ付きでウマーな写真があったり、
たまにはアイドルぽくかわいい目線や、メイク後やすっぴん写真もおk。
蓮の公式ブログは多忙な蓮に代わりに撮影中などに社さんが更新。
または社さんが隠れてバレないように名前を伏せてブログ作成。
○月×日
「今日、担当俳優の破顔を見た。
なぜか片手にトンカチを持っていた。
まったくわかりやすいんだか謎なんだか・・・」
224:マロン名無しさん
07/07/16 09:32:06
うほーブログヨミテー!!!!
225:マロン名無しさん
07/07/16 10:16:31
>>223
ブログに載せたレシピを一冊にまとめて料理本を出版。
キョーコが調理してるところを収録したDVD付き。
おまけページは某ハリウッドアクションスターに出した料理のレシピと写真。
226:マロン名無しさん
07/07/16 10:32:55
>>223だが社ブログ妄想が膨らんでしまった。
名前を伏せているが、ネットでは
「いったいあの恋するヘタレ担当俳優とは誰なのか」と様々な憶測が飛び交い始める。
蓮スレでの反応↓
435:日本一の名無しさん[sage]
なあなあ、あのY氏の担当俳優って蓮とスケジュールがよくかぶってね?
まさかとは思うがあの担当俳優ってry
436:日本一の名無しさん[sage]
蓮があんなヘタレた情けない男なわけないだろpgr
437:日本一の名無しさん[sage]
>>436
釣りにマジレス乙
でも確かにスケジュールかぶってるなと思っていた
というわけであの担当俳優は貴島ではないかと大胆予想
438:日本一の名無しさん[sage]
>>437
ちょww日本一の女好きがあんなにヘタレかと思うとハライテーwww
439:日本一の名無しさん[sage]
ヘタレな貴島……ちょっと萌える。
貴島かわいいよ貴島(*´Д`)
----------
などという展開で蓮スレではヘタレ貴島がネタキャラ状態で人気になったりして。
交際スタートでは祭りになり、
結婚で「実はこの人でした」と公表されたら大騒ぎになる蓮スレが浮かんだ。
227:マロン名無しさん
07/07/16 10:36:33
>>225
クーに出した料理w見てはみたいが参考にならねーww
228:マロン名無しさん
07/07/16 13:14:38
>>226
コミクス追いなんで貴島氏て知らないけども、
その流れで蓮スレに貴島スレから怒涛のような嵐が来ても面白いかナーと。
440:日本一の名無しさん[sage]
ふざくんなてめーら貴島ネタにすんなゴラ マジやっちゃうぞ?
…続かない……
229:1
07/07/16 15:13:10
うおっ、>>228さん、続き書けなくてごめんなさい。ブログあったら毎日通いそうだな~。
流れトン切りですみません。全4レス予定で久々に投下させてください。
甘甘ではないのですが、ギャグにもなりきれてません。暇つぶしに読んでくだされば。
「あ、あの……敦賀さん、お、お邪魔してもよろしいでしょうか?」
(最上さん?)
トーク番組収録後、蓮は楽屋の外から聞こえた弱々しいノックの音とその愛おしい声に、
思わず裸の肩にシャツだけを羽織った姿で勢い良くドアを開けてしまった。
反動で逞しい胸板に唇が触れそうになったキョーコは、一瞬表情が固まった後、
すぐに全身真っ赤になり、廊下の壁際に後じさりする。
「……ぃや、す、すすすすすみません。すみませんっ。お着替え中だったとはっ!
でで出直してまいります! い、いえもう二度とこのような破廉恥な真似は致しませんのでっ」
バカバカバカ。もうやだ。頭をふるふると振り、恥ずかしさに涙目で俯く少女に、蓮は口元を押さえる。
(く、そっ)
うっすらと上気した顔に、拳を握った。
(だから、どうしてそんなに可愛い仕草をするんだ、全く君はっ)
男に慣れていない反応。決して自分だから見せる表情なのではない。己に言い聞かせても、
理性が途切れそうになる。願ってしまう。彼女を、自分だけのものにして誰にも見せたくはない。完全なるエゴだ。
「つ、敦賀さん? あの、すみません。た、大したことではないので、本当にお、お邪魔しました」
蓮の沈黙に、キョーコは深く頭を下げた。
「いや、最上さん。駄目だ、行くな」
「え」
蓮はキョーコの手首を掴んで引き寄せたくなる衝動を、腕組みをして誤魔化した。
「……その、確かこの後、ダークムーンの収録があるんだろう。俺も撮りがあるから一緒に行こう。
社さんも今戻ってくるから。何か話があったんだろう? 言ってごらん。相談にのるよ。
……それとも俺じゃ、やっぱり頼りにならないから無理かな」
苦しそうに微笑む蓮に、キョーコはそんなことあるはずがありませんっと必死で頭を振った。
230:2
07/07/16 15:15:44
「ファンとの関係?」
「は、はい。実は、光栄なことに私のファンクラブが立ち上がりまして」
着替えを済ませた蓮の前に、キョーコは姿勢正しく座った。
「そう言えば、週刊誌にも君のこと出ていたね」
クー・ヒズリと一緒にいた少年は誰だということで、マスコミが久遠少年を演じていた京子を取り上げ、
単発の探偵ドラマで主人公の少年役に抜擢され、人気急上昇中と報道していた。京子の人気にあやかって
連続ドラマになるという話も浮上している。
「沢山の方に応援を頂けるのは有難いんですが、ファンへの対応が私、よくわからなくて。
敦賀さんになら良いアドバイスを頂けると思いまして、ついふらふらと来てしまいました」
「またストーカーに付きまとわれているとか?」
「い、陰湿なものではなくて。その、出待ちというんですか? テレビ局とかで待ち伏せをされて。
敦賀さんほどではないんですが、囲まれてしまって」
赤面するキョーコに、蓮は自分がファンにされる行動を思い起こす。
黄色い悲鳴と共に、抱きつこう、触れようと群がる女性たち。蓮は彼女らを傷つけないように、
身をかわす。大好き大好き蓮。こっち見てぇ。溢れんばかりのラブコール。いつも見てる。
愛してる! 社がいなかったら、毎回収拾がつかない事態になるだろう。
マネージャーもまだついていないキョーコならひとたまりもない。
細い身体。男に思いっきり抱きつかれたら、軽い怪我だけでは済まないのではないか。
何よりも、他の異性にキョーコが抱きすくめられる状況を想像しただけで、頭が痛くなる。
柔らかい肌、甘い香りがよみがえる。
231:3
07/07/16 15:16:46
「俺が、抱きしめたい……」
「え」
「あ、いや、……抱きしめたいと思っている君のファンを俺が上手くかわしてあげようか。
ファンに怪我させそうで怖いんだろう、最上さんは」
「は、はい。しょっちゅう後ろから腕を回されて、ほっぺにキスされたりとか、頬ずりされたりとか、
この前は勢いあまってむむむむ胸を鷲づかみにされたり……して、そのだんだんとエスカレートしていて」
もじもじと膝をすり合わせるキョーコに、蓮は腕組みをがっちりと強化して微笑み続ける。
「…………それは、徹底的に君をガードしなければならないようだね」
「でも、それではやはり敦賀さんにご迷惑を掛けることに」
「気にしない。可愛い……困っている後輩をほっとくわけにはいかない。絶対に君を守る。
仕事が重なって無理な時には、社さんにお願いする。
早く腕の立つ女性マネージャーがつくように、さわらさんにもお願いした方がいいだろうな」
今日はスケジュールが丁度合うから、一緒に行動しようとキョーコは手招きされた。
232:4
07/07/16 15:18:37
テレビ局の玄関入り口には、多くの人影が見えた。
当然、敦賀蓮のファンも混じっていて、ガードマンたちが一生懸命取り押さえている。
社の力で、蓮のファンを静めることはできるだろうが、果たしてキョーコのファンには効果があるのか。
蓮は不安になりながら、玄関ホールを抜けていく。
隣に並んで歩く社は、キョーコから事情を聞いてから、ずっとドラえ○ん笑いを浮かべている。
「れぇーんー、お前は本当に可愛い奴だなぁー、女性マネージャー? 腕の立つ女性ぃ?
どうせならさ俺のマンションにおいでって、一生守ってあげるよ、ベッドでも添い寝してめくるめく夜をって」
「社さん? 本当に俺のことはどうでもいいんで、今日は最上さんを中心に必ず守ってあげてくださいね」
紳士スマイルに殺気を感じて、社は口ごもった。
「わ、わかった」
そして神経を張り詰めさせた三人が、自動ドアの前に立った。
スモークのかかったドアが左右に開かれる。蓮は目を丸くした。
駐車場まで続くファンの数、数、数。大きな声援。京子命。京子ぞっこんラブ。
沢山の団扇、旗。手作りのハッピ。もしかしたら、日本一のいい男・敦賀蓮以上のファンの数だ。
蓮目当てのファンなどは輪の外側に追いやられて、苦闘している。
だが、野太い声が聞こえない。全てが甲高い声。そう、男の姿がほとんどなかったのだ。
「……この方たちが、最上さんのファン?」
「は、はいっ。いつもこのように出迎えてくださいまして」
ヨ○様もびっくり、チャ○ドンゴンもどっきり、氷○きよしも真っ青。
おば様たちの群れに、蓮は息を呑んだ。
「どうして女性ファンがこんなに」
「やはり少年役が影響しているようで、有難いんですが、パワーに毎回圧倒されまして」
きゃー、京子ちゃんよー。こっち見てー。
てれてれと小さく手を振る姿に、おば様たちが色めき立つ。
ついでに蓮の眩暈も引き起こす。
(だから、公衆の面前であやうい表情をしないでくれ)
社のにやにや笑いに、表情を引き締める。腰に回しそうな手を引っ込める。
握手して~。うちの子になって~。ああー、可愛いー!!
どうやら自分の心配は杞憂に終わったようだと、蓮は胸を撫で下ろす。しかし。
233:5
07/07/16 15:20:35
「あら、敦賀蓮が一緒よ」
蓮の存在に今さら気が付いた一人が、指差した。さらにヒートアップするかと思いきや、
おば様たちがひそひそと顔を寄せ合い出す。
まずいわ何てこと、京子ちゃんと一緒に出てきたのよ。強敵だわ。
蓮は空耳かと首を傾げた。女性に敵呼ばわりをされたのは初めてだ。
いいえ、ここで引き下がってはいけないわ。意を決して一人が叫んだ。
「京子ちゃーん! うちの息子のお嫁さんになって、一緒にショッピングしましょー!」
「わたしなんか、あなたと親子ペアルックをして歩きたいわー!!」
「息子の写真持ってきたのー! 見てちょうだーい。隣にいる敦賀蓮さんより現実的にイイ男よー?!」
「へ」
蓮は耳を疑った。
「キョー、最上さん?」
「はい、その、いつもいつも、公開お見合いといいますか、縁談を持ち込まれ」
キョーコの芸能人らしくない庶民感覚に満ち溢れた姿に、世の奥様たちはキョーコを理想の娘と
位置づけたようだ。しかも少年姿が初々しく、側に置いておきたい、ひなが一日愛でていたい。
乙女心をもくすぐるようだった。中にはおじ様も混じっている。
「京子ちゃん、おじさんの娘になりなさい! 女房と一緒にネズミーランドへ行こう!!」
子供に恵まれない夫婦のようで熱心に見つめる二人の姿に、キョーコの瞳が揺れ動いた。
(まずい)
蓮は危険を察知して、キョーコの耳元に囁いた。
234:6
07/07/16 15:26:06
「ねぇ。最上さんは、クー・ヒズリの娘になるつもりはない?」
「え、先生、の……?」
キョーコの頬が紅潮した。笑顔が花開く。
卑怯な手段だと思いながらも、効果的なのを知っている。しかもかなり悔しいやり方だ。
(彼女を口説くのに、あなたの名前を出すとは思いませんでしたよ、全く。
しかも最上さん今までになく一番反応が良い)
けれど背に腹はかえられぬ。少しでも他の男を牽制したい。
「娘になれる簡単な方法、俺、知っているんだけど。ずっと」
「ずっと?」
「うん。あのね」
蓮の艶っぽい瞳が間近にある。キョーコはきゅっと目をつむり、かすれた声を出す。
「ぁっ、や、敦賀さん、だ、だめ、そんなの、怖い」
それはクーの子供になれるという期待からなのか、蓮の色香に
やられたせいなのか、キョーコは目を回し蓮の腕の中で力尽きていた。
蓮は『夜の帝王』バージョンで、周囲の京子ファンに妖艶に微笑んだ。
「これから次の撮影がありますので、少し急いでいます、道を開けてくれますか?」
ファンの群れはモーゼが海を割った時のように左右に開いた。
(って、蓮、俺は特に必要なかったのでは……)
大事そうにお姫様抱っこをするキョーコの額に唇を寄せて、蓮は悠然としている。
まるでベッドまで運びそうな雰囲気をかもし出している。
社は、二人の姿に惚れ惚れする京子ファンたちを見回して、しみじみ思った。
(キョーコちゃんもすごいけど、やっぱり芸能界一良い男だね、お前。
しかも、さっきのは何気にいやらしかったぞ。次の撮影今忘れてやしないか?)
自体の収拾のために、社はやれやれとワイシャツの袖を捲くった。
235:マロン名無しさん
07/07/16 15:27:38
大した落ちもなく……ガクガク(゜Д゜;)ブルブル
しかも投下に時間かかりすぎた。
ホテルで久遠少年演じるキョーコに出会ったおば様たちの反応を見て、
キョーコは年上のファンが多くつきそうだな~という妄想から作ってしまいました。
しかし男子ファンが増えると今までになく、蓮の胃腸が大変なことになりそうだ。
ヘタレまっしぐらにならないように祈ります……。
236:マロン名無しさん
07/07/16 15:48:05
イヤー素敵!!!
キョーコ萌えのOBA様ファンに笑わせていただいちゃいました。
自分もヤバイ。やばすぎる。
GGGGJ!!!!!
237:マロン名無しさん
07/07/16 16:25:01
> 「俺が、抱きしめたい……」
ちょwww
238:マロン名無しさん
07/07/16 17:47:52
おばさま方の姿を想像して笑い転げた!
おもしろかったです~
239:マロン名無しさん
07/07/16 18:09:31
ブログネタに便乗!
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240:マロン名無しさん
07/07/16 18:24:02
>>239
全部「続き」をクリックしてしまう自分が浮かんだww
しかし蓮だとわかっているから読むだろうが
なにこのヘタレ男、でスルーしてしまうかもしれない。
241:マロン名無しさん
07/07/16 18:28:29
おまえさんら面白すぎww
242:マロン名無しさん
07/07/16 22:06:26
ちょwww
ペアルックして歩きたい姑なんていやだwww
しかも便乗する敦賀蓮!!お前こそやはりまさに強敵だ!!
243:マロン名無しさん
07/07/16 22:14:08
今、坂口憲二がやっているルーツのCMを蓮キョにアレンジ。
収録が一段落したので撮影スタジオから控え室に戻っていた蓮。
途中、キョーコを見かけたので声をかけようと後ろから近づく。
キョーコは雑誌を見ながら携帯電話で誰かと話をしているようだった。
「ホントに寝ている間に胸が大きくなるんですか?……基本的に全裸です」
気配を感じ振り向いたキョーコは、蓮がいたことに驚く。
「も、も、もしかして今のき、き、聞いてました?」
蓮がうなずくと同時に蓮の鼻から血がたらりと落ちた。
キョーコの全裸を想像したからだった。
244:マロン名無しさん
07/07/16 23:08:27
>>229
どんな野郎どもが出てくるのかと思いきや、おばさま達とはw
めちゃワロタ!!
>>243
『基本的に全裸です!!』
「……―聞いてましたね? メモまで取って…」
「えっ…いや、ちょっ、これは!!」
こんなオチだったっけ?
鼻血&腰が抜けて立ち上がれないヘタ蓮w
GJ~!!
245:マロン名無しさん
07/07/16 23:36:50
サイトでCM見てみた。ワロタ。
>>244
正確には「盗み聞きですか?メモまで取って」だったよ。
あのクールな女に動揺しまくりの男、蓮キョでそのままCMでも見たいw
246:マロン名無しさん
07/07/17 08:09:38
今日見た夢。
蓮・キョーコ・松の三人が『ビーチボーイズ』的なドラマで共演。
その中でキョーコがサーフィンをして、蓮と松が浜辺から見守るシーンが。
キョーコはなぜかスクール水着。
目のやり場に困る蓮、反対に凝視する松。
しかし大きな波がきてキョーコ転覆、溺れてしまう。
助けだしたのは松。
震えるキョーコをきつく抱き締める。
……と、いうところで『次回へ続く』。
夢の中でも「くそー、いつも良いとこで続くんだよな」と言っていた。
247:マロン名無しさん
07/07/17 10:41:09
スクール水着ww
松が助けたことに嫉妬で内心怒り狂う蓮、という軽井沢展開もよさげ。
248:マロン名無しさん
07/07/17 11:06:43
ちょ………
>スクール水着
249:マロン名無しさん
07/07/17 11:28:54
胸が大きいと将来垂れそうだからキョーコは小さい胸のままでいいと思う。
胸が大きい祥子さんや麻生さんの将来心配。
250:マロン名無しさん
07/07/17 11:46:18
もしキョーコが巨乳だったら……
と考えると嫌だなw
251:244
07/07/17 12:26:34
>>255
CM見てみました!!
正してくれてありが㌧!!
おもしれ~w
252:マロン名無しさん
07/07/17 21:24:02
>>250
思春期だし、これから大きくなる分には大歓迎だよ。
253:マロン名無しさん
07/07/17 23:01:30
キョーコのスタイルがよくなるとますます蓮は焦るかもね
蓮の独占欲が原因で、キョーコは蓮以外の男とはラブシーンのあるドラマに出られないんじゃなかろうか…
254:マロン名無しさん
07/07/18 07:24:35
>>253
いやー連のことだから、仕事のほうではきっちり分けてきそう・・・
んで、一人で悶々としてそうw
255:マロン名無しさん
07/07/18 19:46:46
蓮の本来の色は茶色か黒で、父親のクーに似てないとか誰かに言われて
子供の頃から金髪に染めていたが、日本に来て染めるのやめたとかってないかな?
256:マロン名無しさん
07/07/18 21:39:39
>>255
蓮は甘ったるい派手な顔のような気がする・・・・・・
それに対して親父は精悍な顔立ちのような・・・・
あのマンガで見る限りだけど
例えは悪いが小池徹平と玉山鉄二くらいの差はあるかも・・・
257:マロン名無しさん
07/07/18 21:46:39
わかりにくいよww
元が金髪のほうがなんか・・・萌える。
今の黒っぽい髪も好きだから、変化したってのが自分は倍萌えでおいしくいただけます。
258:マロン名無しさん
07/07/18 22:30:34
ゴメン
間違った顔じゃなく髪の毛の色だった・・・・
色素薄い髪の色が成長と共に濃くなるかも?
だったらそれもあり。
成長と共に色素が薄くなったのはキ○○ッ○ア○だけ?
259:255
07/07/18 22:51:50
ごめんなさい、髪の字が抜けてました。
×蓮の本来の色は
○蓮の本来の髪色は
浅○忠信(クオーター)が子供の頃は金髪だったらしい。
260:167
07/07/18 23:30:00
日本で活動するために黒に染めたのかなという気も。
話題を止めてしまってすみませんがSS投下します。
キョーコ視点のときに感想くれた方、ありがとでした。
その後の蓮視点で8レスぐらいの予定です。
261:confidence 1
07/07/18 23:32:08
はーーーーーーーーーっ。
現在の心持ちそのままに深い息をつく。
どうしていつもこうなるのか。
彼女を追い詰めるつもりはなく、まして傷つけるつもりなど毛頭なかったというのに。
俯いた顔をあげずに、そのまま走り去っていったあの子。
おそらくはその瞳に涙を浮かべていたのだろう。
誰よりも俺が彼女を守りたいと願っているのに。
その俺自身が彼女への執着が故に、あの子を精神的に追い込んでしまっては……本末転倒だ。
だがそれが分かっていても、あの状況で俺は彼女に答えを聞くという選択肢しか選べなかっただろう。
この恋を伝えることができないと自らを戒めながらも、彼女が俺をどう思っているのか知りたいと、
それがどんな些細なことであっても聞いてみたいと切に願ってしまうこの強欲さ。
重症だ………。
そして俺はまた悔恨の溜息を繰り返す。
262:confidence 2
07/07/18 23:37:43
「あ!あそこにいるのキョーコちゃんじゃないか?」
事務所での打ち合わせが終わり、駐車場へと向かう途中で社さんが指差した観葉樹の影。
そこにはLMEの人間なら誰もが知っているピンクツナギを着た少女がいた。
彼女は持っているジョウロで樹木に水をやると何やら嬉しそうに独り言を言っている。
木の精とでも会話をしているんだろうか……?
彼女の筋金入りのメルヘン思考を思い、ふと笑みが浮かんだ。
驚かさないように、あの子の笑顔が消えないように、慎重に距離を詰める。
もし彼女が逃げ出しても捕獲できるぐらいの間合いに来てから俺は声をかけた。
「やあ、最上さん。植木の水やりかい?」
一瞬にしてガチガチの氷付けの塊になる目の前の少女。
それは専ら予想の範囲内だったので気にせずに話を続ける。
「ずいぶん楽しそうだね。この樹と話していたの?」
彼女はビクッと震え、まるで悪戯が見つかった子供のようにそろそろと俺を見上げた。
………が、これは計算外。
そんなに頬を赤く染めて、上目遣いで俺を見るのは心臓に悪いからやめてほしい。
心の中で訴えたところで彼女に届くわけもなく、自覚してから何度となく襲われたストレスを感じつつ
平静を装い彼女に話しかける。
263:confidence 3
07/07/18 23:40:19
「青々として綺麗な葉だね。いつもここは通っているはずなんだけれど気がつかなかったよ」
「あ……いえ、これは今ここに運び込んだばかりなんです」
「最上さんが?そうするとこれはラブミー部の仕事なのかな?」
「いえ、そういうわけではないんですが……」
躊躇いがちに話す様子に先日の例もあり、踏み込んで聞いて良いものか迷い、彼女の次の言葉を待つことにする。
「元々は違う所にあった樹で少し枯れかかっていたんです。一本だけポツリと物影に置いてあったのが
気になっていて、私、事務の人にお願いして肥料とか水やりをさせてもらったんです」
「キョーコちゃんは植物が好きなんだねぇ」
「特に植物が好きというわけではないんですが、なんか放っておけなかったんですよ」
社さんの言葉に一瞬彼女が見せた憂いを帯びた微笑。
人に顧みられることもなく、一本だけ離されていた観葉樹に彼女が重ねて見たのはおそらく………
「ここまで綺麗に育ちましたよって事務の人に話したら、これならロビーに飾っても見栄えがするからって
移動することになったんです。それで思わず私、樹に良かったねって話しかけちゃったんですよ。
まさかそれをお二人に見られるとは思いませんでしたけど」
彼女はバツの悪さからか、頬を染めて唇をついっと尖らせた。
264:confidence 4
07/07/18 23:43:31
「そんなことで今更取り繕わなくても構わないのに」
彼女の仕草が可愛らしくも可笑しく、ついからかってしまうのは悪い癖だと分かってはいるのだが。
「ええ、どーせ今更ですけどね。私はトリップしては奇行に走る妄想全開娘ですから」
「いや、そこまでは言ってないよ」
とはいえ、とりあえず自覚はあるんだな……と最上さんが聞いたら憤慨しそうなことを思いつつ、
ぶちぶちと呟き続ける彼女に視線を合わせるため腰をかがめる。
今、正に自分の世界へと入り込みつつある彼女の意識をこちらへ向けるために。
「最上さん、樹が回復して皆にお披露目できて良かったね」
彼女はそろりと俺を見ると、思考がまだ追いつかないのか小首をかしげた。
「最上さんが愛情をこめて育てたことが樹にも伝わったんだよ……」
彼女の中で徐々に言葉が意味を成していったのか、目を大きく見開いた次の瞬間にふわりと嬉しそうな笑みを
浮かべた。
それがたまらなく可愛いと……感じてしまうのはこの想い故なのだろうか。
「それはね、多分、樹でも人でも同じことなんだ」
彼女がきょとんとした表情をする。どういう意味ですか、と言わんばかりに。
265:confidence 5
07/07/18 23:47:14
「最上さん。何にでも一生懸命に物事に向かう君に好感を持っている人は、君が思うよりも多いということだよ。
真っ直ぐな笑顔を向ける君に好意を持つ人もたくさんいる」
変化した話の方向性を彼女は気づいたらしく、彼女はいささか緊張した面持ちになる。
張り詰めた空気がこの子の傷の深さを語っていた。
「君が想うほどには相手が気持ちを返してくれないことは、確かにあるかもしれない。
でもそれ以上に受け入れてくれた人達も多かったはずだよ。俺が知っているだけでも君の親友の琴南さんや
姉と慕っているマリアちゃん。社長や椹さん、それに社さん」
隣にいる俺のマネージャーに目を向けると、彼は強く頷いてみせた。
「そして……もちろん俺も君に好感を抱いている。それを忘れないでくれ」
そう、知って欲しいんだ。
背を向けて走っていった君に言えなかった言葉、言い損ねた想いを。
君は多くの人の愛情を受けて今、ここにいるのだと気付いて欲しい。
266:confidence 6
07/07/18 23:49:20
ピクリともせず固まって話を聞いていた彼女は、小さな瞬きをするとポツリと一言呟いた。
「……え?」
届かなかった言葉を聞き返すと、彼女は嬉しそうに顔をほころばせた。
「凄いって、言ったんです。やっぱり敦賀さんは凄い。私に勇気と自信を与えてくれる……
小さな殻の中でうずくまっていた私に、こっちだよって手を差し伸べてくれる。私、敦賀さんと出会えて
本当に良かったって思います!」
「…………」
「も、もちろん社さんもですよっ」
言った言葉に照れたのか、真っ赤になって社さんに訴えかける最上さんと、「うんうん」と笑うマネージャーと。
そんな二人を俺は無言で見つめていた。
………参った。本当に参った………。
喜びの波ががじわじわと胸の奥から溢れ出してくる。
彼女は大した意図もなく言ったのだと、そんなことは分かっている。
それでも「出会えて良かった」と言ってくれるこの子に、再会することができた運命に感謝せずにはいられない。
落ち込んでいるだろう彼女を励ますつもりが、返って俺の方が力をもらっている。
俺にとって最高の勇気と自信をくれるのは君なんだよ、最上さん――
267:confidence 7
07/07/18 23:50:28
「もちろん俺も……ねぇ」
車の助手席で、社さんが俺に含みのある笑顔を向ける。所謂ニヤニヤ笑いというやつだ。
「どうしてわざわざそこを強調するんですか……」
「べーつーにーー。一番言いたいところを補足みたいに付け足すあたりがなんとも姑息だなぁと思ってさぁ」
「姑息って……容赦がないですね、社さん」
「だってお前、全然素直にならないんだもん」
「だもん」などと子供のように拗ねるマネージャーを見て、溜息が出たのは仕方のないことだろう。
どうしてこう女子高生のごとく人の恋事にちょっかいを出すのだろう、この人は。
「ま、キョーコちゃんのことを否定しつつも、気持ちがありありと出てしまう辺りが若さだよなあ」
悪かったですね、若造で。
一筋縄ではいかない彼女に振り回されていることは嫌というほど自覚してますよ。
「蓮………俺はさ」
「え?」
社さんの声に揶揄する響きが消えたことに気付き、赤信号でブレーキを踏んだ俺は横にいる彼に視線を向けた。
268:confidence 8
07/07/18 23:53:29
「俺はいつも鉄壁の笑顔で境界線を引いていたお前より、今のお前の方がいいと思うよ」
「社さん……」
――この人がマネージャーに就任してから数年が経つ。
いつも俺の傍にいた彼は、俺の人付き合いのあり方を心配してくれていたのだろう。
社長曰く、広く浅く、人に深入りしない俺を。
公私共に気遣ってくれるこの人には頭が下がる思いだ。
「社さん、俺は……」
「それにさ」
彼は俺の言葉を遮ると、ポンと肩を叩いた……ニヤリと口角を上げて。
「芸能界一イイ男が一人の女の子に振り回されて、右往左往する様というのはなかなかに面白くてな~」
……前言撤回。
この人はあの子をダシに俺をからかっているだけだ!
「社さん、俺で遊ぶのがそんなに楽しいですか?」
「楽しいよぉ」
恨めしげに聞く俺に間髪いれずに是と言ってのけた彼の言葉は、音符でもつきそうな軽やかさだ。
俺はこのままずっと社さんの玩具になり続けるのだろうかと一抹の不安がよぎる。
しかし、このくだけた空気が以前の俺と彼の間には存在しなかったことに気付き、これも彼女のもたらした
変化の一つなのだろうと思うとクスリと笑みが零れた。
以上です。
269:マロン名無しさん
07/07/19 10:07:45
GJです。
さりげなく自分の気持ちを言った蓮。がんばったね。
270:マロン名無しさん
07/07/19 16:39:56
GJ!!!
蓮と社さんのやりとり好きだから楽しめました。
蓮って社さんに対して自分の過去話すんのかな?
二人には友情(兄弟愛?)的なものを深めて欲しいな
271:マロン名無しさん
07/07/19 21:29:23
社さんにとっては弟みたいな感覚なんだろうけど、蓮自身は一歩ひいた付き合い方だよね。
過去バナができるぐらいに気を許した仲になるといいなあ。
272:マロン名無しさん
07/07/19 21:52:41
GJ!!社さんと蓮の関係いいよねー。
なんの脈絡もなく浮かんだ恋人設定での妄想ネタなんだが。
ふたりで仲良く屋台や市場で買い物するふたり。
テレビをあまりみないおばあちゃんに「おやーハンサムな男だねえ。おまいさんの彼氏かい?」と声をかけられる。
真っ赤になり俯くキョーコに代わり「ええ、そうです」とにっこり答える蓮。
273:マロン名無しさん
07/07/20 09:46:48
造花の蓮が300円で売っていた。色は白、赤、ピンク。買うか迷った。
274:マロン名無しさん
07/07/20 11:25:13
蓮祭り@東南植物楽□、行って来ました。
画像は何か蓮が祭りワショーイ状態になった時にうpしようかと思っています。
蓮のちんすこう、今年は無かったみたいです(;_;)
275:マロン名無しさん
07/07/20 19:06:39
>>274 お疲れ様でした。うP楽しみにしてます。
夢を観た。
クーとキョーコがジョー〇アのCMに出てた。
あとサン〇リーのウーロン茶のCMで
チャイナドレスを着てマスコットの猿と踊るキョーコ。
撮影の後で偶然、TV局で蓮と遭遇。
スリットから覗く生足に赤面する蓮とキャーキャー言いながら蓮をひやかす社さん。
キョーコがデラべっぴんでした。
276:マロン名無しさん
07/07/21 10:21:42
>>274
画像いつの日か見せておくれ。
できれば雰囲気や感想教えてくれまいか。
蓮の花って心が洗われそうだなー。
277:マロン名無しさん
07/07/21 14:14:40
演技指導のお礼に、クーに久遠を会わせてあげようと思いつくキョーコ。
20歳になった久遠を演じてほしいとキョーコから頼まれた蓮。どうする?
1 久遠を演じる。2 断る 3 自分が久遠だと話す
思いついたのはこれだけ。あと何があるだろう?
278:マロン名無しさん
07/07/21 15:48:39
>>277
でも、キョーコは久遠は死んでると思ってるはず。
279:マロン名無しさん
07/07/21 16:00:15
>>278
だから蓮に演じてほしいと頼むってことだろう。
ただし3の続編に
「必死に話すのに全く信じてくれず『私をからかって…敦賀さんのばかぁっ』と逃げられる」
も加えていただこうか。
4.きゅらきゅら笑顔で快諾し、しかしそれ以前にクーとキョーコを会わせまいとさまざまに邪魔をする。
280:マロン名無しさん
07/07/21 16:09:09
>>277
返事をうやむやにして誤魔化しているうちに、強引にクーの前に連れてこられた蓮。
しかし特に演じる必要もないため普通に対応。
「クオン!」
「こんにちわ、父さん、元気そうですね・・・相変わらず・・・食欲旺盛のようで・・・(見てるだけで気持ち悪い)」
「ああ、これか?ちょうどいい、ほらここに座ってクオンも食べたらどうだ」
「あー・・・いえ、俺は・・・」
―さすが敦賀さんだわっ!あまりに役に溶け込みすぎて、先生に思わず「クオン」と呼ばせちゃうなんて・・・!!
目の前で繰り広げられるクーとクオンのいかにも自然な親子会話。
それはすべて蓮の役者魂によるものだとますます崇拝するキョーコであった。
281:マロン名無しさん
07/07/21 16:14:41
5.催眠術をかけてお願い事の記憶を消す。
6.夜の帝王でなんとかごまかす。
7.クーに予定より早く日本を発ってもらい、お願いの実行出来ないようにする。
282:281
07/07/21 16:20:34
リロってなかった。ごめんなさい。
>>280
キョーコなら絶対そう思うだろうね。さらに蓮を崇拝しそう。
283:名無しさん@ピンキー
07/07/22 00:53:10
今ニュースやってた!「蓮の花見ごろ」だって。
284:マロン名無しさん
07/07/22 00:55:15
いま蓮が旬なんですね
どのくらい咲いて・・・枯れるんでしょうかね
285:マロン名無しさん
07/07/22 05:07:57
なぜか、枯れるのところでふいた。
286:274
07/07/22 13:54:24
>>276
「蓮祭り2007」は真夏の炎天下の中行ってきました。
植物園の中心に湖があり、何10種類もの一面の蓮でした。
湖に着く前に「蓮祭り」ののぼりがたくさん並んでおり、ニヤニヤしそうになったよ…
蓮は朝早くには元気にピンと立ち上がっているらしいのですが、
行ったのが午後だったため花はしぼんでいるものが多かったです。
暑さには強いのですが寿命は1週間だったかな?
また写真うpする機会があれば見てくださいな~
287:マロン名無しさん
07/07/22 14:41:05
蓮は朝花を開いて夕方までに閉じる、を3日間繰り返して、
4日後に萎むとテレビでいってた気がする。
288:マロン名無しさん
07/07/22 16:11:35
>>286
レポ乙!
一面の蓮、蓮、蓮・・・蓮好きにはたまらん響きだ・・・
なんとなくわかったからまとめてみたよ。
「蓮の一生」
朝 午後
1日目 (・∀・)!! (´・ω・`)ショボーン
2日目 (・∀・)!! (´・ω・`)ショボーン
3日目 (・∀・)!! (´・ω・`)ショボーン
4日目 (´・ω・`)(´・ω:;.:... (´:;....::;.:. :::;.. ..... 死亡
番外編:「蓮・軽井沢の一生」
(・∀・)!! 電話かかる
( ;゚д゚)!! 様子が変
(・∀・)!! 軽井沢やっと着いた
λ......... 怯えさせちゃった・・・
(´∀`)ホッ 森で仲直り
( ゚д゚ )… 「敦賀さんがアイツにお礼を言う義理なんてどこにもないんですよ!!」
_ノ乙(、ン、)_ 蓮玉砕・・・チーン
結局は「敦賀さんの存在は、私に勇気と自信をくれるみたい」と膝枕と抱擁で生き返ったから良いもののry
289:マロン名無しさん
07/07/22 19:07:58
>>288
グハァ(*´Д`)蓮カワイス
>死亡
(つД`)
290:マロン名無しさん
07/07/22 20:35:02
蓮、愛されてるなぁ。
291:マロン名無しさん
07/07/22 22:49:59
今映画のpromiseを観てるんだが
脳内で蓮キョに変換してしまう。
ただキャラ的に蓮は公爵なんだよな・・・・・。
俳優さんには悪いが、公爵ってキモい。
扇持ってクルクル回る蓮とか爆笑しそう(´・ω・`)
292:マロン名無しさん
07/07/23 00:15:53
>>291
公爵ってキモかった?確かサ○ダさんだよね?
私は観たことないんだけど、前にポスターを見たときはかっこいいと思った。
293:マロン名無しさん
07/07/23 01:09:25
>>292
291だけどサ○ダさんは将軍役だから、別だ。
公爵はニ○ラス・ツェー。
やたら白い羽でわさわさでクルクル回るわ
扇で戦ったりと気障なんだ。
ヒロインを取り合うって話は壺なんだけどな・・・
294:マロン名無しさん
07/07/23 10:48:43
ドラゴン桜の再放送見て思った。
桜木(阿部寛が演じてる)を蓮にやってほしいな。やさぐれ役をみてみたい。
で、キョーコは生徒役で出演。
295:マロン名無しさん
07/07/24 00:02:49
今朝通勤電車で隣に立った人がすごい身長高い人だった。
190cmかどうかは分からないけど、確実に185cmは超えてた。
つり革を通してるパイプを上からガシっと持っていて
「おお!蓮のような背の高さだ!」
と思い、最初は気配だけだったから勝手な期待をしたが、
よくよく見たら40代だろうなーっていうメガネの疲れたおじさんだった。
ごめんよおじさん、勝手にがっかりして。
296:マロン名無しさん
07/07/24 00:23:18
>>293
そうなのか。
ヒロインをとりあうのは、公爵と、名前が出てこない…韓国の俳優さんかな?
サナ○さんも活躍してほしいな。
プロポーズ大作戦の出演者がスキビのキャラにはまってしまう。
蓮は(藤木○人の役)いい男オーラを消して、いい人オーラを出すんだろうな。
キョーコのウェディングドレス姿は綺麗だろうな。
松は役と自分を重ね合わせて演技が結構好評だったりして。
297:マロン名無しさん
07/07/24 00:28:16
私も190cmぐらいありそうな30代ぐらいの男性を見たよ。
奥さんと子供と一緒だったから、思わず蓮キョで想像しちゃった。
やっぱり背が高いと目立つね。
298:マロン名無しさん
07/07/24 01:00:51
>>296
松は山下が演じてた役?それならその役はリーダーにやってもらいたい。
299:マロン名無しさん
07/07/24 01:20:34
チラ裏スマソ
キ〇キの愛のかたまりが蓮キョソングにしか聞こえません
300:マロン名無しさん
07/07/24 19:10:41
あみんの「待つわ」の歌詞の内容が松と一緒にいた時のキョーコみたいだ。
301:マロン名無しさん
07/07/24 20:58:47
>>299
○一の「mirror」の中の『SNAKE』が
滅茶 蓮ソングに聴こえませんか? すっげ~エロくて萌える。
302:マロン名無しさん
07/07/25 01:59:40
>>298
リーダーか。いいかも。
ラー○ンズの出ているMac(だったっけ)のCMの配役。
中谷美○…キョーコ
かっこいい方の人…リーダー
メガネかけた個性的な人…ブリッジメンバー1。
女装してる人…ブリッジメンバー2
303:マロン名無しさん
07/07/25 03:31:23
中谷美○といえばちょっと古いが「ケーゾク」が蓮とキョーコなら激萌え。
このスレは本誌の流れに沿ったほうがわりと好まれてるのかな?
たまにはラブラブなバカップルになった蓮の話なんかもしてみたいんだが。
ケータイの待ち受けがお互いの顔写真だったり、
ストラップやその他持ち物にはお揃いがどんどん増え、
一緒にいるときには必ず手を繋ぎ見つめあい、
特に公表しているわけでもないのに周知の仲。
304:303
07/07/25 03:33:13
途中で送信してしまった・・・
>>303
そんな様子に密かに肩を落とす可哀相な光リーダー萌え。
普通ならキモいくらいのバカっぷりでも蓮キョに変換するとなぜかおいしくいただける。
305:マロン名無しさん
07/07/25 09:39:51
>>303
ケーゾク、いいね!蓮とキョーコで事件を解決していくんですね。
たしかに蓮キョに変換するとOKになることが多い。
306:マロン名無しさん
07/07/25 21:20:53
>>303
ケーゾク、イイ!
是非モー子さんを中谷美紀を裏切る?友人役に……名前が出てこない
ラブラブというなら、
松が以前妄想したキョーコが蓮にお弁当をあーんと食べさせているシーンが実現したらなぁ~。
恋人となった暁にはキョーコのお弁当は美味しそうだから、ロケ弁は食べずに毎回持参しそう。
同じ収録現場になって
「暑いからって食事なしはだめです」
「うーん。美味いのはわかるんだけど、胃が……」
「胃が……。あ、でも、ほんの少しでも食べてくださいっ。倒れてしまいますっ!
食べてくれたら、晩御飯は、れ、蓮の(←まだ呼びなれていない)好きなおかずを用意します!」
「じゃあ、キョーコ」
キョーコ真っ赤になりながら口をぱくぱく。
収録現場騒然。近くにいたリーダー撃沈。
「冗談だよ」
と言いながらもにこにこ完食する蓮であった。
カップルになったら、蓮と呼ぶのか、本名で呼ぶのか。
できればプライベートでは本名で呼んで欲しいな。
307:マロン名無しさん
07/07/25 21:44:24
>>306
「れ、蓮」に萌えたよ
308:マロン名無しさん
07/07/25 21:49:02
>>306-307
「れ、蓮・・・・・・こん、食べますか?」とごまかしてしまうキョーコ。
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ<蓮
309:マロン名無しさん
07/07/25 23:01:23
>>308
ズコー蓮カワユスw
310:マロン名無しさん
07/07/25 23:26:48
リーダーだけはいつも同じオチなんだよなww
311:マロン名無しさん
07/07/25 23:50:10
ちょっと長めの妄想。
夜、蓮に車でだるまやまで送ってもらっていたキョーコ。
寝不足と過労で体調がよくなかった為、車酔いしてしまう。
キョーコの異変に気付いた蓮は、車を公園近くに停めキョーコを外へ連れ出す。
蓮は芝生の上にキョーコを寝かした後、そばに座る。
そして、キョーコの頭を自分の膝の上に乗せた。
蓮の膝枕に体がガチガチになるキョーコだったが、蓮に髪を撫でられて
気持ち良くなり、心も体もほぐれていく。
飼い主に撫でられてる猫状態のキョーコは寝てしまう。
起きたのは数時間後で蓮は足が痺れて立てず、車は駐禁を取られて
レッカー車に持っていかれていた。
312:マロン名無しさん
07/07/26 00:41:05
>>311
ちょw
313:マロン名無しさん
07/07/26 10:48:08
>>311
ちょwww萌え萌えになっていたら哀れなオチワロスww
314:マロン名無しさん
07/07/26 12:11:18
もえ
315:マロン名無しさん
07/07/28 11:43:33
もし、ローリィがお化け屋敷をつくったとしたら、
ものすごく豪華でものすごく怖いものになりそう。
316:マロン名無しさん
07/07/28 16:02:54
蓮の花の絵が入ったレターセットがあったので、思わず買っちゃったよ。
317:マロン名無しさん
07/07/28 19:36:33
蓮の香りのオードトワレがボディ〇ョップで出てるよね。気になる。
318:マロン名無しさん
07/07/28 23:57:05
'07 FNS27時間テレビみんな”なまか”だっウッキー!ハッピー!西遊記
史上初泣けて笑って元気が出る27時間総合司会は”孫悟空”石橋光が
変幻自在にブリッジロックも次々と登場
▽ネプリーグ超常識Q”なまか”決定戦SP敦賀蓮率いる5人組
”月籠り”チームvs”西遊記”チーム激突石橋リーグ困惑
四字熟語に悪戦苦闘のキャプテン敦賀蓮に後輩の京子が健闘▽
319:マロン名無しさん
07/07/29 00:12:05
>>317
そんなのあるんだ、知らなかった。今度、みてみるね。
>>318
リーダーが悟空。似合いそう!
320:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 18:48:38
西遊記をスキビキャラでキャスティング
悟空…飛鷹くん
悟浄…貴島
八戒…思いつかなかった
三蔵…モー子さん
321:マロン名無しさん
07/07/29 21:43:20
>>320
豚はBJのときの制作サイドのオッサン。
ぴったりだ。(役者じゃないけど)
322:マロン名無しさん
07/07/29 22:49:02
>>321
特殊メイクいらずだな
323:マロン名無しさん
07/07/29 23:15:39 0
好きな食べ物は?という質問に蓮根と回答するキョーコ。
それを聞いた蓮は、蓮根が好き→蓮とコーンが好き→自分のことが好き
と連想して顔を赤くする。
好きな県は?という問いに京都と答える蓮。
それを聞いたキョーコは、京子と聞き間違えて頬を染める。
324:マロン名無しさん
07/07/29 23:40:30 0
>>323
隣り合って座って同じインタビュー場面だと面白いなw
PCorケータイ表示が出てるね。
325:マロン名無しさん
07/08/01 13:48:23
キョーコが夢に出てきたけど・・・
キョーコがマリ○ン・マソソソに抱き締められてたorz
しかも血まみれで
(寝る前にマンソンの曲聴いてたからかも)
326:マロン名無しさん
07/08/01 16:47:15
>>325
ちょwwwww
横須賀出身の某ギタリストの歌を激しく聴いてるときに
おまえのそんなレス見たから吹いただろww
327:マロン名無しさん
07/08/02 06:58:44
難民スレにバレ投下されてます。
328:マロン名無しさん
07/08/02 21:04:03
年齢制限のあるスレ、新スレ立てました。
ホシュよろしくお願いします。
329:マロン名無しさん
07/08/02 23:51:39
>>328
乙です~!!
330:マロン名無しさん
07/08/04 10:18:13
リーダーや貴島にスシ王子みたいなのやってほしい。
331:マロン名無しさん
07/08/04 19:46:14
初めてようやく、どうもスキビっぽい夢を見た。
自分はキョーコ的立場で、
松に犯罪の片棒を担がされて熱い中自転車で必死に疾走していた。
目が覚めて、本気で松を恨むキョーコの気持ちを初めてちゃんと理解できた気がした。
332:マロン名無しさん
07/08/04 22:18:26
>>331
今度は楽しい夢がみれるといいね。
私が初めて見たスキビの夢は、キョーコが蓮の部屋に初めてのお泊まり。
蓮の部屋のリビングでお泊まりセット(歯ブラシやシャンプーとか)を広げてた。
その後の展開は見なかったので残念。
333:マロン名無しさん
07/08/05 21:10:48
今日、鋼の錬金術師のDVD借りて見てました・・・・・・
それでチョッと想像・・・
鋼の錬金術師改め鋼の蓮金術師
エド=石橋光 アル=敦賀蓮 ブリキのバケツ被ればOK。
「兄さん。最上さんに手を出したらその身長もっと低くしてあげるからね!」
「はぁぃぃぃ~い!承知しております!アルフォンスさん!」
リアルに再現出来そう・・・
334:マロン名無しさん
07/08/05 21:19:16
ハガレン知らんから
何がどうリアルに再現なのか解んね。
335:マロン名無しさん
07/08/05 21:55:26
ハガレン知ってるけど
何がどうリアルに再現なのか解んね
336:マロン名無しさん
07/08/05 21:55:44
>>333
ハガレンをほとんど知らないのでアレだけど、
鋼の"蓮"金術師
にちょっとワロタw
337:マロン名無しさん
07/08/06 02:16:28
アルフォンスが蓮って、どこがリアルなのかと小一時間・・・
マスタング大佐ならまだしも…
338:マロン名無しさん
07/08/06 03:08:11
身長差?
339:マロン名無しさん
07/08/06 09:03:44
>>333の感覚がちょっと変なんじゃない?
340:マロン名無しさん
07/08/06 18:44:35
蓮が大佐でエドがキョーコで…っていうのなら
まだダブルパロとして萌えられるかもしれない
他の配役に悩むけど
341:マロン名無しさん
07/08/06 19:05:17
蓮母の名前が分かったので、蓮キョの兄妹説はなくなったと安心したが、
よく考えたらキョーコ父が誰なのかまだ分かってなかったんだよね。
蓮とキョーコが兄妹役で共演するとしたら、血の繋がらない兄妹がいいな。
342:マロン名無しさん
07/08/06 22:22:45
そもそも異母兄妹説なんて本スレテンプラ化してる割に、
出てくる度に「ないないw」意見であっさり流されていた印象しかない。
真面目に心配してる人いるの?
ただ純粋に、可能性が0かと言ったら、まだそこまで言える状況じゃないかな。
保津周平死亡をひっくり返した仲村さんなら何でも有りな気がしてきた
343:マロン名無しさん
07/08/06 23:42:23
そういえば最初『保津周平』と聞いて、えらいオサーンぽい名前だと思った。
あのルックスならもっと『それっぽい』芸名でもつけそうかな~と。
何か由来があるのかな?
344:マロン名無しさん
07/08/07 01:50:28
確かに保津周平って顔じゃないなw
金髪じゃなかったのかもしれないが
あの容姿だともうクーヒズリ以外浮かばない。
345:マロン名無しさん
07/08/07 03:54:52
そんな保津周平よりさらに外国の血が入った敦賀蓮は…
346:マロン名無しさん
07/08/07 13:19:50
ちょっと妄想。
「敦賀さんの好きな人ってどんな女性なんだろう?」とつぶやいたキョーコ。
そばにいた社さんはニヤリと笑って「鏡をみればわかるよ」と言った。
一人になった時、キョーコは社さんの言う通りに鏡を見る。
「なんで鏡を見れば分かると言ったんだろう?あ、そっか、白雪姫!」
キョーコは深呼吸した後にこう言った。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。敦賀さんの好きな人はだぁれ?」
なんか、キョーコが可哀想な子になっちゃった。
347:マロン名無しさん
07/08/07 16:15:08
>>346
> なんか、キョーコが可哀想な子になっちゃった。
ちょww
蓮がつきあってきた女性は外見的にキョーコとみんな真反対と予想。
で、蓮とキョーコが付き合い始めてふたりで歩いているところに過去の女とばったり遭遇、
なんてことになったらキョーコは激しく落ち込みそうだな。
手を振りほどいて走って逃げたいのに離してくれないお見通しの蓮とか萌えるんだが。
348:マロン名無しさん
07/08/07 16:20:47
普通は過去の女とかに嫉妬するんだろうけど
キョーコの場合は嫉妬する暇を与えてもらえないだろうな・・
蓮の嫉妬と縛りがきつくて。
349:マロン名無しさん
07/08/07 16:28:10
キョーコはMっぽいからいいんじゃない?
350:347
07/08/07 16:32:03
おおっレスが。
自分で書いておいてなんだが、
キョーコは妙に冷めてるところもあるから
えーえーどうせ私には色気はないですよー、くらいでたいして嫉妬しないかもしれないな。
ちょっと読めない変わった子キョーコ。
少しは妬いて欲しいと思うかもし蓮。
351:マロン名無しさん
07/08/07 16:48:39
キョーコなら連の女遍歴聞いたら
寧ろ説教しそうだ
「敦賀さん!いくらなんでも相手の女性に失礼ですよ!」
「いや、だけど断る理由もないし…」
「それが失礼だっていうんです!
敦賀さんは恋人というものを何だと思ってるんですか!?
いいですか、恋人同士というのは…」
以下キョーコ的あるべき恋人同士語りが続く
352:マロン名無しさん
07/08/07 17:05:58
しかし一通りキョーコが熱弁する『理想の恋人論』を聞き終えたのだが、
恋愛オンチなもんで最後にはやっぱり夜の帝王になっちゃうヘタ蓮w
んでキョーコに『ちっがーーう!!』と大音響でダメ出しされて凹むヘタ蓮。
…すまん蓮。
353:マロン名無しさん
07/08/07 17:28:00
蓮とキョーコが結婚したら、キョーコ・ヒズリか。
最上久遠になる可能性もあるね。
354:マロン名無しさん
07/08/07 18:20:51
現実的なキョーコ的恋人論で恋人としての思いやりを説いているうちに
気付けば理想の王子様論になっていて
呆れながらも、後日仕事の休憩中とかになんとか王子様に近づいてやる方法はないものかと考えをめぐらせる蓮。
しかし結論は「ない」だったりして。
しょうがないからプレゼント攻撃に走りまた説教され混乱する蓮w
両手いっぱいの花束くらいなら恥ずかしげもなく実行できそうだな。
355:マロン名無しさん
07/08/07 22:55:22
クーの知名度ってどのくらいなんだろう?
名前を聞けば誰でも知っているくらいなんだろうか。
356:マロン名無しさん
07/08/08 00:47:14
>>355
ケンワタナベくらい?
357:マロン名無しさん
07/08/08 01:25:45
フツーにハリウッドスター並じゃない?
トムとかブラピとか
358:マロン名無しさん
07/08/08 19:34:02
>>356
ワロタ
微妙な知名度だな
359:マロン名無しさん
07/08/08 21:53:04
投下します。
なかなかつっくかない2人が付き合うことになる状況を妄想してみました。
6レス予定。
蓮がややヘタれ気味ですのでご注意を。
360:嘘か実か(1/6)
07/08/08 21:54:13
「ああっ!敦賀さんダメです、怪我したらどうするんですか、貸してくださいっ」
「病人にこんなことさせたら見舞いの意味がないだろう、って、あっ」
「んもうっ。病人って言ってもちょっと夏バテして点滴受けてるだけで、もう元気なんです。社長さんの許可が下りないだけで…」
某大学病院の個室。
キョーコは3日ほど前から休養を言い渡され、ここに患者として寝泊りしている。
デビューしてから数年、仕事も増え、演じることへの楽しさからつい過度に依頼を受けてしまい、おまけに猛暑のもとでのロケが続きダウンしてしまった。
1日でも早く復帰しなければと心は焦るが、体調管理できなかった罰だ、と社長の許可が下りるまでの静養命令。
自分への不甲斐なさに唇を噛みしめるキョーコだったが―…
「はい、敦賀さんもどうぞ」
「ありがとう。…最上さん、これってもしかして…妖精?」
「ち、違います、ウサギです!敦賀さんまさかりんごのウサギ知らな…
…いえ、知ってて言ったんですね?またそうやって私のことバカにしてっ」
「あーウサギか…羽が2枚あるからてっきり、ね」
「どう見てもウサギじゃないですかっ」
入院してからの3日間、蓮はこうして欠かさず仕事帰りに見舞いに寄ってくれる。
多忙な先輩の好意がキョーコには申し訳なく、自分のために無理をしているのではないかと気が気ではない、が、
一方でこの他愛もない会話に心が癒され、気付けば今日は来るだろうかと心待ちにしている自分がいた。
「ん、美味しいよ、最上さんの切ったウサギ」
「…っ、つ、敦賀さんが買ってきてくださったリンゴ、です。誰が切ったって同じです」
「そんなことないよ、美味しい」
ベッドに背を預け上半身を起こしている自分の横に、同じ目の高さで座っている蓮と視線が絡む。
優しい笑顔で微笑まれて……
いけない、と思うのに、キョーコの心臓はトクンと音を立てて跳ね上がった。
361:嘘か実か(2/6)
07/08/08 21:55:56
―ダメ、敦賀さんは誰にでも優しいのよ。勘違いしちゃ……っ
蓮に対して覚える確かな恋慕。
すでに自分を騙すことを諦めていたキョーコは、せめてこの鼓動が彼に届きませんように、と願いながら慌てて視線を逸らす。
足元にかけているシーツをきゅっと掴み、キョーコはただ、蓮の視線が自分が逸らされるのをいつものように黙って待った。
しかし―この日に限っては、なぜか蓮の視線は自分に注がれたまま。
いつまで経っても逸らされる気配のない、頬に感じる熱い視線に耐え切れず、
キョーコはゆっくりと息を吐きながら再び蓮に向き直った。
「どうか…したんですか……?」
恐る恐る尋ねるが、蓮は食べかけのリンゴを手にしたまま、ただ無表情でキョーコを見つめている。
「あの、敦賀さん、どうしたんですか?あ…、お疲れなんじゃ…すみません、私のために貴重なオフの時間を使っていただいて」
「いや……」
いつもならここで、そんなことはないよ、君はそんな気遣いはせずにゆっくり休んだらいい、などという言葉が返ってくるはずなのだが、
蓮はただ一言そう呟いただけで、相変わらずキョーコをじっと見つめてくる。
注がれ続ける視線に居たたまれず、そして頬を赤らめてしまう自分をなんとかごまかそうと、キョーコは必死に喋り続けた。
「そうですよね、敦賀さんってば私なんかよりずっとお忙しいのに、こんな風にお仕事が終わってお疲れのところを毎日寄っていただいて、あのっ、私のほうは…嬉しいん…です、けど…でもこんなことで敦賀さんが、」
「最上さん」
「あ、はいっ」
「話が…あるんだけど……聞いてもらえるかな」
「もちろんです、けど…?」
真剣な蓮の様子に、キョーコは居直って背筋を伸ばす。
「明日…君と俺の熱愛報道が週刊誌に出るんだ」
362:嘘か実か(3/6)
07/08/08 21:58:12
言われた意味がわからず、キョーコはただ蓮を見つめ返した。
―熱愛?誰と誰が…??
「最上さんと、俺の」
「こ、心の中を読ま…っ!」
「だってそういう顔して…」
「ちょっと待ってください、どうしてそうなるんですか!?」
「あー、だから…」
蓮の説明によると、写真は3日間、この病院を出入りしている蓮を捉えたものらしい。
多忙な敦賀蓮が、貴重な時間を割いて連日、京子の見舞いに足しげく通っている。
しかも時間は仕事が終わってから夜遅く。
ローリィの口利きによって許されていたのだが、そんなことを許してもらえるとは相当親密な間柄に違いない、という内容らしい。
ゴシップ知らずの蓮の初の恋愛報道。
言われなくてもその騒動の大きさを考えると―キョーコは頭を抱えたくなった。
「それで、相談なんだけど」
「はい、すみません…あの、なんでしたら私が会見して、ちゃんと誤解をといて」
「…誤解じゃなきゃ、ダメ…かな…」
「え?」
363:嘘か実か(4/6)
07/08/08 21:59:15
次々に蓮の口から発せられる意味不明発言についていけないキョーコに、
蓮はコホン、と―なぜかわずかに頬を染め、
あー、とか、はぁ、とか、文字にならない呻きを発し、さらにはぼそぼそとなにか呟いている。
「あの、すみません、よく聞こえなくて」
「あー…だから、ね…そういうことにしちゃダメ、かな、って…」
「そういうことって?」
「付き合ってる、って、肯定したい、って意味…なんだけど」
「えっと」
「最上さんと、俺が」
「その」
「付き合ってます、ってマスコミに」
「でででで、でも、付き合ってませんっ!」
「………そう、だね…だからそうしたい、っていう意味…」
「だ、だって、敦賀さん、好きな人がいるんでしょうっ!?」
「…君がその……好きな人、なんだけど」
「だっ」
「俺の」
「かっ」
「からかってなんかないよ、ずっと…ずっと前から、君の事が、好きだ。君は知らないだろうけど、ずっと…この世界で出会う前から」
364:嘘か実か(5/6)
07/08/08 22:00:21
この世界、の意味がわからず、否、好きだと言われている現状が把握できず、ただ唖然と言葉を失うキョーコに、蓮はふっと微笑んでから静かに続けた。
「そんなのイヤだ、って君が言うなら、俺からちゃんと否定するよ。
君と過ごす時間は楽しくて、俺は『敦賀蓮』じゃなくて本当の自分でいられて幸せで……
だけど、もう限界、かな……気持ちを押し殺して会うのは」
―それは……
「だから、君の答えが、欲しいんだ。
君が許してくれるなら、俺は明日の報道を事実にする。アイツとは違うよ、大切にする。
だけどもし、君が望まないのなら……もうこんな風に、ふたりでは会わない。俺から電話もしないよ」
―もうこんな風に、会えない…?
「……そう…か……しょうがない、ね…とても残念だけど……」
蓮がそっとリンゴを置いて立ち上がるのを、呆然と眺める。
―初めてその胸で、素直に涙を流せた人…尊敬して止まない人……そして……
「敦賀さんっ!!」
―誰かを好きになる心を、取り戻してくれた人。
気持ちを押し殺すのが限界なのは、キョーコもまた同じだった。
背中にすがりつき泣きじゃくるキョーコを、蓮はゆっくりと向き直り、優しく抱き寄せた―…
365:嘘か実か(6/6)
07/08/08 22:01:34
「もしもし、俺だ、ローリィだ。ん?…ああ、椹くんか、ハハッ、そのことかっ!
ああ、いいんだ、まあ明日からしばらくは大変だろうがな、なんとか頑張って対応してやってくれ、頼んだぞ!」
チン、と古風な、しかしギラギラに光り輝く電話機に受話器を戻し、ローリィは満足そうにソファに身を落とした。
「フンっ、まったくいちいち手間のかかるヤツだな…
しかしまあ、何かきっかけを与えんと、アイツはいつまで経っても理性を保ったままだろうからな」
ったく愛ってものをわかっちゃいねえんだアイツは、などと呟きながらワインを取り出したローリィ宝田、自称愛の伝道者。
「おおっ、そうだこれはあいつにも知らせてやらんとな!しかし喜び勇んで飛行機で飛んでくるかもしれんなあの男は…」
再び電話口に駆け寄り国際電話をかける彼の表情は、新しいおもちゃを見つけた子供のように無邪気な、
そしてある意味恐ろしさをも含んだ非常に嫌なニヤつき顔だったのだが、それを知る者は幸いにもまだいなかった―…?
*同時刻某所*
「……っ!!」
「敦賀さん?どうしたんですか?」
「なんでもないよ、ただちょっと寒気が…」
「風邪ですか?!大変っ、お薬と氷嚢と、あと、ああっ、大根とハチミツと…!」
「いや…大丈夫だと思うよ…ただなんとなく嫌な予感が…」
366:マロン名無しさん
07/08/08 22:02:46
以上です。
367:マロン名無しさん
07/08/08 22:31:36
GJ!
(*´Д`)
本誌でこんな話があったら萌えじぬ。
368:マロン名無しさん
07/08/08 22:32:26
>>359
かわいい二人をありがとう!
369:マロン名無しさん
07/08/08 22:35:07
あー可愛い2人~(´∀`)
病室ってのがイイ!!
GJです~
370:マロン名無しさん
07/08/08 22:39:35
GJ!!
蓮もキョーコも初初しくていい。
371:マロン名無しさん
07/08/09 01:24:36
>「だっ」
>「俺の」
>「かっ」
>「からかってなんかないよ、
ここの会話、リアルに絵で浮かんだw
372:マロン名無しさん
07/08/09 01:40:57
GJです!
なんか微妙に切羽詰ってるくせに駆け引き持ちかけちゃう蓮がいい~(´∀` )
373:マロン名無しさん
07/08/09 13:54:28
GJ!!!
かわいい話をありがとう
嫌なことあってへこんでたけど少し忘れられたありがと
374:マロン名無しさん
07/08/09 21:46:35
GJ!!GJ!!
かなり萌えた!
素敵な話ありがとー♪
375:マロン名無しさん
07/08/10 19:38:53
>371
自分もここのやりとり好きっす。
GJ>465
376:マロン名無しさん
07/08/10 22:53:31
>>465に期待
377:マロン名無しさん
07/08/11 12:13:25
ペルセウス座流星群が8/13にピークだとか。で、思いついたネタ。
LMEで流星群鑑賞会をすることに。流れ星にそれぞれ願い事。
キョーコ…早くショータローに復讐出来ますように。
モー子さん…仕事がたくさん来ますように。
リーダー…キョーコちゃんと少しでも話せますように。
社さん…蓮とキョーコちゃんの仲が進みますように。
蓮…最上さんの笑顔が見れますように。
ローリィ…誠一の攻略方法がわかりますように。
378:マロン名無しさん
07/08/11 16:26:54
ローリィって勘をたよりに生きてきたらしいから、
ゲームも勘をたよりにやってたのかな?
379:マロン名無しさん
07/08/12 10:16:40
いいえ。>>378のお嬢さん。
勘と愛をたよりに生きてきました。
でもゲームは勘だけでやっております。
byローリィ
380:マロン名無しさん
07/08/12 12:57:58
誠一最強説浮上
381:マロン名無しさん
07/08/12 21:24:51
夢の中で本棚整理してたら、スキビ40巻になってた…
驚愕と嬉しさで目覚ましました…どんだけorz
382:マロン名無しさん
07/08/12 21:32:37
恋人同士になった蓮とキョーコ。
お互いに名前で呼びたいけど、タイミング逃して名字を呼ぶことになる。
心の中ではいつも名前で呼んでいる二人だった。
なんて想像した。
383:382
07/08/12 21:43:03
リロってなかった。
>>381
スキビ40巻、すごいね。正夢にならないといいなぁ。
384:マロン名無しさん
07/08/12 22:00:18
>>331だが今度はちょっとよさげな夢だった。
なんとなくしか覚えていないが、
蓮とキョーコの仲にじれたモー子さんが、キョーコをどこかに閉じ込め、そこに蓮をおびき出すという内容だった気がする。
キョーコは混乱していたがなんかいい雰囲気になったような気がする。
>>332サンありがと。
>>382
不器用なふたりってのもいいな。
プロポーズのタイミングを延々つかめないヘタ蓮とかでもいい。
385:マロン名無しさん
07/08/13 15:52:48
ナガサワマサミとニノミヤの交際発覚記事に、蓮キョを想像して萌えた。
386:マロン名無しさん
07/08/13 20:04:15
>>385
私も蓮キョで想像したよ。
新聞ちらっと読んだけど、人目を避けて家で過ごしてたとか。
387:マロン名無しさん
07/08/13 20:16:20
あの2人も四歳差だね。>ニノミヤナガサワ
2年間もばれなかったってすごいね。って、すごいのか?よくわからん。
同じ四歳差だけど、蓮キョの方が蓮が大人っぽくて、年齢差ありそうなカップル。
蓮キョは結婚するまで隠し通したりして。
388:マロン名無しさん
07/08/13 22:31:10
蓮のしているネックレスってなんか紋章みたい。
ジュリがどこかの国の王族でまじに蓮は王子だったりして。
謎はいつ分かるんだろうか。
389:マロン名無しさん
07/08/13 22:45:07
本当に王子だったら (n‘∀‘)ηステキー!
キョーコ、王女になれるぞっ。
豚切りですいません。こっそりSS投下していきます。
結婚どころか交際する以前の話になってしまい、大将視点なので萌えもあるかどうかが怪しい……
一応蓮キョものです。大将ファンに向けて。多分4レスぐらいで。
390:1
07/08/13 22:46:11
三日前、おかみさんに「キョーコちゃんが大変にお世話になっている方をお招きするから、よろしくね、あんた」と
告げられて、だるまや大将は、愛用の刺し身包丁を研いでいた。ネタも築地で仕入れてきたとびっきりの新鮮な魚だ。
脂ののったトロや、夏には刺し身が一番美味しい秋刀魚、他には吸い物をつくろうと香りふくよかなマツタケも用意した。
キョーコの仕事が終わって、だるまやのお客も引けてくる、夜の十時頃に会食をする予定だった。
開店まで時間はまだある。テレビを見ておこうとリモコンを押した。
大将は、肝心の客人の素性を全く知らなかった。
テレビといえば、ニュースや野球中継、大相撲、ノド自慢、大河ドラマ、たまに新婚さんいらっさいを見るぐらいだ。
芸能人にはとんと弱い。辛うじて、キョーコ出演のドラマを見るが、それもおかみさんに編集してもらって、
キョーコが出てくるシーンだけを見ている。はっきり言ってドラマの筋書きはわからない。
「確か、敦賀蓮さん、だったな」
新聞のテレビ欄をじっと見つめる。ワイドショーの見出しから敦賀蓮の名前を見つけた。
さっそくチャンネルを切り替える。
騒々しい効果音と共に、女性リポーターが登場した。
『はい、こちらは今人気絶好調のDMの撮影現場におりまーす。すごい。逸美ちゃん、顔小さい可愛い。あ、貴島さん。
手を振ってくださっていますー。あ、今話題になっている新人京子さんもいますね、迫力ありすぎです』
キョーコが映った場面で、大将は姿勢を正した。まじめに台本に向き合っている姿にうんうんと頷く。
『そしてそして今日のズームアップ。敦賀蓮さんでーす。きゃー、こんな間近でお会いできるなんてぇ』
リポーターの黄色い声にも、大将はぴくりと片眉を動かしたが、それ以上に画面いっぱいに映った敦賀蓮に
表情を曇らせた。優しい笑顔、深く響く声。てんぱっている女性リポーターをフォローする気遣い。
(こいつは女を泣かせる……絶対だ)
大将の中では、キョーコを世話するというからには、南島三郎や、太川きよし、里目幸太郎ぐらいの大御所の
人間だと思っていたのだ。まさか若い男とは。女性リポーターのうっとりとした顔に拳を握りしめ、テレビを消した。
391:2
07/08/13 22:48:58
弄ばれるに決まっている。
大将は、開店してからも悶々として板場に立っていた。
「大将、どうしたんだい。腹でも下しちまったかい? えれー怖い顔しとるぞ」
近所の常連に指摘されて、ぶるぶると首を振った。
お客さんをおざなりにして何をしていると自身を叱咤して、料理に集中する。
「大将、最近キョーコちゃん、テレビで大活躍だね。しっかりしたいい子だ。きっと大女優になるぞ」
キョーコが褒められて、大将の表情がやわらぐ。
「いえ。まだまだ半人前ですから」
「なーに、言ってるの。おれんとこの娘なんてさ、お父さんあっち行って、話しかけるな、だぞ。
男なんかできちゃってさ、本当、男親って虚しいよ。キョーコちゃんも芸能人だから、イケメンっていうのかい、
色男に引っかかっちまわないよう気をつけるんだぜ」
大将の顔が再び青ざめた。
(女房の奴は、あの若造がお世話になっている人だと説明してたが、まさか……)
「おい、大将?」
「ただいま帰りました、大将、おかみさん」
裏口から、キョーコの声が聞こえ、そしてテレビでも聞いた男の声も聞こえた。
「すみません、お邪魔します」
「あらあら、敦賀さん表から入ってくだされば良かったのに」
「私もそうおすすめしたんですが、他のお客様にご迷惑をかけるもしれないって」
「まぁ、気を遣って頂いてすみませんね」
「いいえ、俺こそ、今日はお招き頂きありがとうございます」
蓮のお辞儀に、おかみさんが頬を染めて笑い、キョーコがにこにこと嬉しそうにしている。
大将はマツタケを握りつぶしそうになった。
392:3
07/08/13 22:50:47
「本当においしかったです。ごちそうさまでした」
カウンターの大将に蓮が会釈する。大将は無言で軽く頭を下げた。
「最上さんは大将に料理を習ったりしたの?」
「そんな、滅相もないです」
「そう。この間作ってくれたごはんも美味しかったから、習っているのかなと思って」
(な、なんだと……この野郎っ、飯を作ってもらっただ?)
大半の客が二次会へとスナックやカラオケ屋に移動し、気心のしれた常連客がカウンターで熱燗をちびりちびりと
やっていた。蓮が席についた時には若い客はとうに他の店へ流れていたし、一時はサイン攻めで騒がしくなったが、
蓮がやんわりとプライベートだからと上手に断ってから、いつものだるまやの雰囲気に戻った。
静かになったおかげで、キョーコと蓮のやり取りがはっきりと聞こえてくる。
「敦賀さんが食べなさ過ぎだから、おなかが空いてて何でも美味しく感じるんですよ」
キョーコが食事について説教じみたことを始めると、ほらほらとおかみさんが緑茶を蓮に差し出した。
「敦賀さん、お酒もお召し上がっていってくださいな。車でいらっしゃったっていいますけど、
キョーコちゃんの隣の部屋空いてますから、泊まっていってくださっていいんですよ。狭いですけど」
「いや、そこまでご厄介になるわけには」
「ほら、キョーコちゃんもお誘いしたらどうだい? 好きな先輩なんだろう?」
393:4
07/08/13 22:51:47
「お、おかみさんっ。す、好きとかではなくて、敦賀さんは尊敬している先輩です」
キョーコがきっぱりと言い放ったのを見て、大将は知らず知らずのうちに大きく頷いていた。
「なんだい、好きじゃないけど尊敬している先輩なのかい、嫌いで尊敬なのかい」
「き、嫌いなわけ、ありません。す、好きですけど」
「ちょっぴり好きだとでも言うのかい。けちだね」
「け、けちって……おかみさん。そ、そりゃ、だ、だ、大好きですよ?」
蓮を上目遣いに見るキョーコ。
「ほ、ほら、おかみさんが変なことをいうから、敦賀さんが無表情に! お、怒ってます?」
「……いや」
一部始終を端から見ていた大将は、ふと思った。
(弄ばれているのは、こいつの方じゃないか……?)
無表情を装っているが、キョーコの言動にわずかだが、青くなったり赤くなったりを繰り返している。
(本気で惚れているのか?)
大将は、熱燗が沸いているのにも気がつかず呆然と立ち尽くしていた。
394:5
07/08/13 22:52:50
結局、蓮はお酒を飲まずに帰ることになった。
キョーコは借りていた台本を返さなければと、二階にある自室に上っていった。
おかみさんは、空いたテーブルの上を片付け始めている。
「おい、あんた」
大将は蓮を手招きして、ぼそりと告げた。
「あんたは自制心が強いようだが、言っておく。指一本触れるんじゃないぞ」
蓮は目を丸くした。
「傷つくのは結局、女の方だ」
蓮は微笑んだ。
「ええ。ですから今日はアルコールを控えました。酔って、彼女の部屋になだれ込んでは洒落にならない」
「……おいっ」
大将は思わず包丁を持ち上げていた。
「大丈夫。俺は……、彼女をどうこうするとか考えてませんから、考えても、できません」
寂しそうな若者の瞳に、大将は一瞬声を失った。
「……ぐらいは許してやる」
「え」
「時々飯を食うぐらいは許してやる。ただし」
「指一本触れるな? ですね」
「いや、そういうしけた面をするな。飯は楽しく食うもんだ」
大将はキョーコの足音を聞いて、口を閉ざした。
「敦賀さん、お待たせしました。大将、おかみさん。車の前までお見送りしてきます」
「本当に、ご馳走になってありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ何のお構いもできなくて」
「おい、あんた。まあ、……また、食いにこい」
「はい、是非」
二人が外へと出て、おかみさんが大将に向かって微笑んだ。
「何を話したんですか?」
「まあ、男同士の話だ」
「あら、そう」
おかみさんはそっけなく返したが、楽しそうに後片付けを始めていた。大将は、急にキョーコの花嫁姿を想像して
ちょっぴり寂しくなったが、まあ、そう悪くもないだろうと、愛用の包丁の手入れを始めた。
395:マロン名無しさん
07/08/13 22:53:53
ラブラブな話でなくてごめんなさい。
蓮キョ交際発覚したら、さみしんぼな大将を妄想してしまいました。
カップル誕生で、社さんやローリィの反応は想像できるけど、他のキャラがどうなんだろう?
逸美ちゃんは蓮のこと好きそうだし、ショックだろうか? モー子さんは?などと考えてしまう。
松には悔しがって欲しいですが。
396:マロン名無しさん
07/08/13 23:27:02
GJ~(^O^)/!!
夜中に声出してウケてしまいました!!
いいなあ大将目線。
マツタケ握りつぶしと『弄ばれてるのはこいつの方じゃないか?』吹きましたw
GJ~
397:マロン名無しさん
07/08/13 23:54:39
GJ!
キョーコを思う親心、いいなぁ(´∀`)
心配したり、動揺したりする大将大好きだ。
そして、キョーコに(内心)振り回されてる蓮も。
男2人の会話もすごくよかった。
>酔って、彼女の部屋になだれ込んでは洒落にならない
萌えた。
398:マロン名無しさん
07/08/13 23:56:38
GJ!!
おかみさん、もっとつっこんでキョーコに聞いてと思った。
399:マロン名無しさん
07/08/14 00:17:08
GJー!
ちょwwマツタケw
400:マロン名無しさん
07/08/14 21:41:53
長○まさみは役のために丸坊主にしたことがあるとか。
キョーコが丸坊主にしたら以外と可愛いかもしれない。
401:マロン名無しさん
07/08/15 01:07:21
あのキラキラおめめで丸坊主はキツイww
402:マロン名無しさん
07/08/15 01:15:57
しんえもんさん役はもちろん蓮だよね。
顎が。
403:マロン名無しさん
07/08/15 09:12:41
れ、蓮は割れてはないぞ、割れては。
404:マロン名無しさん
07/08/15 13:01:39
たしか、格闘家の武蔵は新右衛門さんの子孫だったはず。
以前、トリビアの泉(だったかな?)で紹介してた。
405:マロン名無しさん
07/08/16 00:09:22
へぇ~~新右衛門さんって実在したんだ。
顎割れしてたのかな?
>>403 ですよね~。長いだけですよね
406:マロン名無しさん
07/08/16 19:09:23
芸能人の熱愛報道を見て思ったこと。
ほとんどの芸能事務所はFAXでコメントするけど、
LMEの場合はローリィ自ら記者会見開いてコメントしそう。
1巻のローリィ初登場シーンみたいな感じで…。
407:マロン名無しさん
07/08/16 19:13:03
>>406
会見を開くというよりプロデュース?
登場時のバックダンサー、衣装、BGMなどすべて大喜びで。
蓮とキョーコの熱愛報道に至っては
「ようやくスクープしてくれたか!」といつもの5割り増しで張り切り派手になりそうだ。
社長のコメントの後で会見予定の本人たちは恥ずかしくて居たたまれなくなったり。
408:マロン名無しさん
07/08/16 20:16:05
>>407
ローリィなら絶対やりそうだね。
蓮とキョーコ本人達は穴があったら入りたい心境だろうな。
409:マロン名無しさん
07/08/17 00:16:04
>>400
あれって、特殊メイクなのかと思ってた。
本当に丸めたのだとしたら、すごいなぁ。女優魂って感じだ。
確か、セカチュ○だよね。
セカチ○ウで共演するのもいいかも。
蓮が数年後の主人公役で、キョーコが美人薄命な彼女役。
キョーコだったら、本当に丸めそうだ。
キョーコより、蓮の方がキョーコの髪を惜しんだりして。
「こんなに短くなって…君って子は…」
410:400
07/08/17 11:01:19
>>409
うん、セ○チュウ。
長○まさみがト○オの番組「メ○トレG」に出た時に言ってた。
もし、キョーコが誕生日がダークムーン撮影中だったら、
みんなに祝ってもらえそう。キョーコ感激して泣きまくりだろうな。
411:マロン名無しさん
07/08/17 23:13:38
流れを読まずに改編ニュース投下。
今や若手映画俳優として実力、人気ナンバーワンと言い切ってもいい敦賀蓮と
独特のキャラクターで映画女優としても活躍の場をどんどん広げている京子が
恋人同士になってデートをしている映像が公開される。
といっても、映画やテレビドラマではない。
2人が恋人同士というシチュエーションのムニクロのCMだ。
どこかへ出かけようとする恋人同士の2人。
「公園でボートなんかいいかな」と思いつき、自分たちのペースで過ごす秋の休日が始まる。
テーマは「微笑ましい恋人同士の日常」だ。
「朝編」「昼編」「夕編」「夜編」と4つのストーリーが展開される。
また、CMとは違った映像と結末を加えた特別篇もムニクロのWebサイトで公開されることになっている。
京子が、敦賀にいきなりキスをするシーンもほほえましい。
映像作品としても質の高いショートムービーに仕上がっていて、2人が主演の長編映画も観たくなる。
CMのオンエアは全国で一部を除き8月17日から。「特別編」のWeb上映は8月17日から
URLリンク(www.muniqlo.com)
関連情報: 敦賀蓮 / 京子
元記事:
URLリンク(cinematoday.jp)
412:マロン名無しさん
07/08/17 23:36:08
あか
413:マロン名無しさん
07/08/18 02:44:40
興醒めするレスでホントゴメン(´・ω・`)
セカチューで実際に坊主頭にしたのは綾瀬○るかだったと思う…
414:マロン名無しさん
07/08/18 02:52:21
>>411
> 京子が、敦賀にいきなりキスをするシーンもほほえましい。
素で驚く蓮が浮かんだ(*´д`*)ムハァ
415:マロン名無しさん
07/08/18 12:29:06
>>411
GJ!!
いろいろ想像してニヤニヤしちゃったよ。
416:マロン名無しさん
07/08/18 12:46:21
>>413
長○まさみは映画版。
綾瀬○るかはドラマ版。
417:マロン名無しさん
07/08/19 22:51:05
心霊番組に参加することになった蓮キョの話です。初めに謝っておきます。リーダーごめんなさいorz
全13レス予定です。こっそり投下。
418:1
07/08/19 22:52:15
心霊特集の特番の台本を椹に渡されて、キョーコはそのおどろおどろしい赤い本をまじまじと見た。
「……なぜ、私に?」
「ああ。君の未緒役にほれ込んで、番組プロデューサーが是非ゲスト出演をして欲しいと依頼してきたんだがな」
「ま、まさか、未緒の姿で出るんですか?」
未緒の役柄は愛しているが、それはあくまでダークムーン劇中でのことで、いつでもどこでも観衆に
未緒を求められてはとキョーコも困惑していた。
「いや、プロデューサーは素でいいと言っていたぞ……まぁ、君らしくていいじゃないか。きっと視聴率が上がると
期待されているんだろう。気合を入れるんだぞ、はっはっはっ、君の売りになる勝負どころだ」
「……さ、椹さん。……そ、それはまた、どういう意味ですかぁあああっ」
椹に向かって、怨キョが『であえであえ』『出動だー!』とひょこひょこと頭から飛び出そうとする寸前、
彼の次の言葉がキョーコを我に戻した。
「あ。蓮も出ることになったから。同じ事務所とはいえ、まーた代マネの時みたいに迷惑なんか掛けるんじゃないぞっ」
椹の説教も半ば聞き流してしまい、キョーコは『親ビンあいつこえーよ』『前に同士が何匹浄化されたと思ってるっ』
『やめてぇ』とがくがく震える怨キョを頭に乗せたまま戦慄していた。
(何故、何故、敦賀さんとあろう方が心霊番組に?!)
419:2
07/08/19 22:53:35
「え、あー。まぁ、面白そうだなと思って、かな」
心霊番組の打ち合わせに向かう途中、蓮は天井を斜め上に見上げながら、キョーコの質問に答えた。
「でも社さんのお話ですと、あのバカ男……ビーグルのレイノが渡米しなければ、あいつが本来出演してた番組に、
その、敦賀さんが穴埋め的に出演することになったって……。だってだって敦賀さんだったら、もっともっと沢山の
お芝居やモデルやCMや……すごいオファーがあるのに……どうしてそんな」
(私だったら、舞台やドラマに、もっと役者として身になるようなお仕事を選ぶのに)
蓮に微かな嫉妬を抱いて、キョーコは一人落ち込んだ。
(バカキョーコ。なんて生意気なことを考えてるのっ。きっと敦賀さんはこうした一見他愛もないお仕事から
何か役者のためになるようなヒントを日々得ているのよ! そうに決まっているわ! 私も見習わないと!)
奮起したキョーコは、蓮と共にミーティングルームに入り、見知った顔と出会って驚いた。
「や。京子ちゃん。元気ぃ? って一週間前にも会ったけどさぁ」
笑顔全開、ブリッジロックのリーダー・光だ。
(え。えぇええええ?!)
キョーコは慌てながら、がさごそと後じさりし、蓮の胸に当たって立ち止まった。
頭上の蓮を見上げ、頭の隅で冷静に考える。
自分は、光の番組の気まぐれロックでニワトリの坊役として出演している。
光からすれば話のはずみで、坊のことに触れるかもしれない。しかし、感の鋭い蓮の前で、
そんな話題を出すわけにはいかない。さんざん蓮に偉そうにしてきた坊の正体がキョーコだと知れたら……。
(大魔王が降臨するわ、確実に)
「隣に座ろう、京子ちゃん」
「え、あ、はい」
(ど、どうしよう~)
ぶるぶると頭を振り、蓮と光に挟まれて、キョーコは半ば意識を失いながら椅子に座った。
420:3
07/08/19 22:54:47
「同じ事務所らしいけど、……最上さん、彼と知り合いなの? 一週間前にも会ったって」
プロデューサーを待っている間、キョーコは生きた心地がしなかった。
「あ。え。その。石橋、光先輩は……」
光は突然立ち上がり、頭を下げた。
「初めまして。ご挨拶が遅れてすいません。まだまだ若輩者ではありますが、同じLMEで
バンドをしていますブリッジロックの石橋光といいます。京子ちゃ、京子さんは、実は俺たちの番組で」
「あーあー、あの、はい。あの、あの、私、番組の盛り上げ役をしてたりするんですけど……実は」
『観客役で笑ったり怒ったり野次入れたりするんです』
とキョーコは光に聞こえないようにして、コショコショと蓮の耳元で囁いた。
「な」
いきなり息を吹きかけられるように近づかれた蓮は、キョーコを弾みで抱き締めないように
習慣になった腕組みで素早く構えた。頬に可愛らしい唇が触れそうになったが、すぐに無表情になる。
「あー、うん。最上さん。ラブミー部員とはいえ、本当にいろんな仕事をこなしているね」
光が、蓮の虚ろな言葉に頷いた。
「本当そうなんですよ。京子ちゃんは可愛い女の子なのに、なんでニワトリ」
「きゃぁああ、庭には二羽ニワトリがいる庭には二羽ニワトリがいる庭には二羽ニワトリがいるーっ!」
無礼になることも何も考えず、キョーコは蓮の耳を両手で塞いでいた。
キョーコの顔や胸までもがますます近づいたようになり、蓮は辛うじて残った理性で仰け反った。
「も、最上さん。今日は一体どうしたの……? 演技でキスの練習でもするつもり?」
「あ」
蓮の頭を抱えるように引き寄せていた自分に気づいて、血の気が失せていく。
(私ったら、なんてマネを敦賀さんに!)
蓮の両耳から手を離し、キョーコはすとんと椅子に座り込んだ。
(自分の保身のために、先輩を愚弄する態度をとって。その前には嫉妬したりして、バカだわ)
涙目になったキョーコに、蓮はぎくりとした。
「も、最上、さん?」
(そ、そうよ。もうすべて白状してしまおう!)
「敦賀さん、実は……」
421:4
07/08/19 22:56:25
「やー、待たせてすまんね」
ミーティングルームのドアを髭面のプロデューサーが大きな音を立てて入ってきた。
キョーコの開きかけた唇を咄嗟に、蓮が指で押さえていた。
「こ、この話はまた後で」
光の目には、日本一いい男の格好良い(??)動作に見えたろうが、無表情を装っている蓮にとっては内心、
プロデューサーナイスタイミング!と感謝し、また自分の自制心を自分で褒めてやりたい気分だった。
(危なかった……本当にやばかった……)
蓮は自分から罠に掛かるような真似をして、今回の心霊特集の仕事を引き受けたことを半ば後悔し始めていた。
実のところ、初めは全くやる気はなかったのだが、キョーコが出演すると聞き、さらに―。
「で、石橋君と京子ちゃんの二人で心霊スポットに行ってきてもらいたいわけだ」
「え。本当に京子ちゃんと二人でですか?」
きらきらと目を輝かす青年に、蓮の眉間に皺が寄っていた。
「途中まではスタッフも同行するけど、肝心の場所へはハンディカメラで映してきてもらいたい」
「実際事故が絶たないトンネルの中へでしょう? 幽霊うんぬんよりも単純に考えて交通の面で危険ではないですか」
蓮がもっともらしいことをしれっと提言した。
「ああ、そうだねぇ。真夜中だから通行する車もないかと思うんだけど。でも敦賀君には、スタジオでVTR見て
コメントしてもらえればいいんだ。だから現場の心配は無用だよ」
「スタジオでコメントだけ、ですか……」
蓮は思案するように、プロデューサーの顔を正面に見た。
それから、にやりと笑った。
「面白くないですね。どうせなら俺もその心霊スポットに行っても構いませんか?」
「え。敦賀君が? 事務所的にNGなんじゃないの?」
「構いませんよ、俺は」
プロデューサーは髭を撫でて数秒考え込んだが、手を打ってGOサインを出した。
422:5
07/08/19 22:59:34
「でも、トンネルの中に入るのはやっぱり石橋君と京子ちゃんだからね」
LME的に万が一、敦賀蓮が恐怖で醜態をさらしては一大事になるなどという以上に、抱かれたい男№1が
新人の女タレントとべったりくっついた映像を放送しても、視聴率はとれないと踏んでいるからだ。
「敦賀さん、大丈夫です。私が必ずや使命を果たして参ります」
鉢巻をして、ロケバスから飛び降りたキョーコの顔に怯えなど一切なかった。かえって生き生きとしている。
怨キョが活発な動きを見せていた。
『邪悪な気配がする~あのトンネルよっ。いざトンネルへ』
『いいえ、あの男からもよっ! いい気出してる~。今日は浄化もされずにすみそうねっ』
きゃっきゃっきゃっきゃっとキョーコの頭上で戯れている。
「石橋さん……だ、大丈夫、ですか?」
車酔いの上、リーダー・光は恐怖で青ざめていた。
「京子ちゃん、ここって本当、やばそうだよね……いや、道中すでにやばい気がしてたんだけど」
ハンディカメラを持つ光の手が震えている。
「カメラ、私が持ちましょうか? それとも今回は私一人で行ってきましょうか?」
「何言ってるの、大丈夫。何があっても、俺が、俺が京子ちゃんを守ってみせる」
そのセリフに周囲の温度が一気に下がった。光は、やたらに背後が寒いと振り返り、蓮の紳士スマイルと出会った。
「石橋君。どうかしたかい。具合でも……?」
「い、いえ。それほどでも……」
と言いながらも光の顔からはどんどんと血の気が失せていく。
「じゃあ。私が先頭に立って、手をとって行きましょうか? しっかりガードします」
キョーコが気遣いのつもりで言った言葉が、さらに気温低下を招く。
「おい、何だか寒くねぇかー」
「やばくねぇ」
スタッフたちもTシャツから出た腕をさすり出している。
怨キョたちも小躍りしている。
『絶好調ぉおおお!』
『親ビン早く早く~』
スタッフたちはきょろきょろと見回して、ふと視線を止めた。
「な、何気に、京子ちゃんと敦賀君の周囲から冷気が漂ってないか……?」
「き、気のせいだろう?」
スタッフたちは引きつり笑い、本能的に見ない振りをした。
423:6
07/08/19 23:01:00
そして、とうとう光がその場にどっと倒れた。
「ちょっ、おい、石橋君っ」
スタッフが慌てて彼を囲むが、すでに白目を剥いて気絶している。
「おい、どうするよ。とりあえず息はあるけど。この状態じゃ、無理じゃないか?」
「京子ちゃん一人、トンネルの中に入ってもらうか?」
「えー、女の子一人でか? きつくねぇ?」
スタッフが揉め始めた時、蓮が挙手した。
「俺が代わりに行きましょうか? もし、最上……京子さんと二人の絵が使えない映像だったら、
俺が一人で入っていきますけど」
「え。敦賀君が……」
顔を見合わせる三人のスタッフは、プロデューサーの指示を得ようとケータイを取り出したが、圏外だった。
都内から離れていて、そうそうロケ現場にはこれるものではない。ましてや敦賀蓮のスケジュールは多忙だ。
仕方がない。
「と、とりあえず、敦賀君と京子ちゃんで入ってもらって……、悪いんだけど、敦賀君一人の映像も
もう一回撮らせてくれる?」
「ええ、構いませんよ」
蓮はさわやかに笑った。
424:7
07/08/19 23:02:07
キョーコは蓮と並んで緊張していた。
(うっわー、どうしよう、まさか敦賀さんが一緒にトンネルの中に入るなんて~)
「最上さん、大丈夫? 怖くない?」
「いいえ、これしきの事で!」
「……なんだ、つまらないな」
「え」
思わず出た本音に、蓮は咳払いをした。
「いや、もっと怖いところかと考えていたけど、結構あっさり入れたなと思って」
水が染み出た天井を見上げて、キョーコは頷いた。
「私……、霊感というか霊感に似た感覚はあるんですけど、あんまり大したことないですよ?」
怨キョたちをたぐって、キョーコは首を傾げる。
『おっかしーな、さっきまで美味しそうな気配まんまんだったのにぃ』
『この隣の男からもなんか、さっきまでの勢いが感じられないぞっ』
「うーん。さっきの石橋君に霊がとりついてしまって、ここにはいないのか?」
「あー、でも、その霊っていうのは、石橋さんには憑かない気がします。
このトンネルって男に二股かけられていた女性が自殺した場所で、カップルでくると必ず女の子の
方へ霊障が出るって。だから石橋さんは……あの、敦賀さん?」
蓮が持っていたハンディカメラを下げ、キョーコの手を引いていた。
「スタッフは何を考えている。女の子って、君が危ないじゃないか」
「あ、私でしたら大丈夫です。ほら。ぴんぴんしてますっ」
「今は平気でも後から大変なことになるかもしれないんだぞ」
蓮は見えない敵から守るかのようにして、キョーコの肩を自分のほうへ引き寄せた。
(ち、近すぎますっ、やだ、敦賀さんの甘い香りが……や)
胸板に顔を埋めるようになって、キョーコは恥ずかしいと赤面した。
425:8
07/08/19 23:03:29
その時、トンネルの奥から冷たい声が聞こえてきた。
『……うら、めしい……、お前が、に、く、らしい……、人の気も、知らない…で……』
この世のものではない声。キョーコはとっさに蓮の持ったカメラを奪った。
「最上さんっ!」
怨キョたちがもぞもぞと活動し始める。
『来たわ来たわ来たわ~』
『我らの出番がようやく巡ってきた!』
『今こそ』
『今こそ』
『今こそ大決戦を』
長い髪の女の霊に向かって、怨キョたちが群がる。
『二股ぐらいで何をちょこざいな』
『親ビンなんか恋人とでさえ見てもらってなかったんだっ』
『親ビン不憫っ』
己の分身の勝手な暴走に、キョーコは頭を抱えた。
「えーいっ! 私はね、恋人に裏切られたからってとっとと自殺するあなたに負けるわけにはいかないのよっ!
悪いけど、この世の未練ばっさり切ってカメラにおさまってちょうだい!!」
『親ビン格好いい!』
『さぁああ、ものども集え集え~』
『ぐるぐる巻きだ~ぐるぐる巻き~』
嬉々として女幽霊に攻撃を仕掛ける怨キョたちの後ろから、キョーコはカメラを構える。
女幽霊も観念するかと思いきや、蓮に注目して哄笑した。
426:9
07/08/19 23:04:46
『女が無理なら、男を道連れにしてやる!』
怨キョを振り切りながら浮かび上がった幽霊の前に、キョーコが立ち塞がる。
「……あなたねぇ、敦賀さんに何を無礼千万な真似を!!」
(最上さん、一体何が見えているんだ……)
キョーコの視線の先をとらえるが、蓮には霞みも見えやしなかった。
『いい男。今回は、本気で行くわよ!』
女幽霊は、蓮をうっとりと見つめて怨キョたちの壁を壊して、キョーコを突き飛ばした。
「最上さん!?」
「平気です、それより敦賀さんにお怪我は」
「俺のことはいいから。女の子に怪我をさせるわけにはいかない。後ろに下がって。
でも、まさか本当に、幽霊が……?」
呻きながら立ち上がろうとするキョーコを支え、蓮は空中を睨みつけた。
フェミニストである蓮だが、女性とはいえ殺気に満ちた霊に大切なキョーコを傷つけられるわけにはいかなかった。
「空気みたいな存在を殴るわけにもいかないし」
蓮はひとまず、今回の心霊特集に参加すると知ってマリアに大量に貰ったお守りの一部をポケットから
取り出した。黒魔術白魔術仏教神教キリスト教ヒンズー教などなどと無国籍に集められた品々を
地面に並べて、キョーコに問うた。
「どれが彼女を成仏させることができるかな?」
「え。だめ、敦賀さん全然効き目がありません。それより後ろに!」
キョーコが飛び出して蓮の肩にしがみ付いた。
「……最上、さん?」
ぴくんと背中が動いて、キョーコが蓮を振り仰いだ。
「……あら、大丈夫よ、敦賀さん。それより早くここを出ましょう?」
キョーコの胸が、腕を組んだ蓮に押し付けられる。
やわらかくて気持ちいいなと片隅で思ったが、感動が沸いてこなかった。
「君、誰? 最上さんじゃないね?」
蓮の顔が曇った。
427:マロン名無しさん
07/08/19 23:07:10
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 私怨 !!! |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚ )||
/ づ Φ
428:10
07/08/19 23:07:26
「何言っているのよ。私よ、敦賀さん」
蓮の目が細められる。
「へぇぇ? そう?」
声が低くトンネル内に響き渡る。
「ふざけるな。俺を本気で怒らせたいのか」
キョーコ、というよりもキョーコの中にいるらしき女幽霊が顔を引きつらせた。
「な、なに、よ。そんなんで、びびると思っているの、怨霊の私がっ!」
「やっぱり、とり憑いたのか……とっとと彼女に身体を返してほしいんだが?」
蓮の顔はすでに凶悪犯そのもの、大魔王絶賛降臨中だった。
女幽霊は恐怖にキョーコの身体を震わせたが、辛うじてキョーコの肉体の中に踏みとどまった。
「せ、せっかく身体を手に入れたのに、みすみす逃すものですか!」
それでも大魔王・蓮が近づくと、魂が抜け出るようで必死で自身を抱きしめて頭を振っている。
「最上さんは、どこにいる?」
「ふっ、私の代わりにトンネルの天井に張り付いているわよ」
蓮の気がぴりぴりと放たれる。
「どうして彼女なんだ。俺の方にとり憑けばよかっただろう?」
「ち、近づかないで! 近づくならこの子を殺す!」
蓮は歩を進め、にっこりと笑った。
「別にとって食おうというわけじゃないよ。―最上さん。聞こえているんだろう? 早く身体に
戻ってこないとどうなるか?」
『ひぇぇえええっ』
紳士スマイルを天井から見下ろしていた幽体キョーコはがくがくと震えた。
(なんてこと、あの幽霊のせいで私が大魔王の餌食になるじゃないの!! どうしてくれるの?!)
それでもどう肉体に戻っていいのか、初幽体離脱体験のキョーコはうろたえるばかりであった。
429:11
07/08/19 23:08:38
しばらくキョーコを見ていた蓮だが、一向に変化は起こらなかった。
いつも見ているキョーコと同じ身体なのに、雰囲気が全く違った。彼女の愛らしさが感じられない。
恐怖しながらも蓮を艶っぽく見る視線がまず、彼女のものではない。誘うような唇。
(……そうか)
女幽霊の視線を受けて、蓮は笑った。
「最上さん、早く戻ってこないと大変なことになるよ」
蓮は殺気を抑えて、キョーコの肉体に近づいた。彼女の肩に手を回し、顎を上向けさせる。
そして唇を人差し指でゆっくりとなぞる。
女幽霊は微笑んだ。
「ようやく私を受け入れる気になったのね。一緒に楽しみましょう?」
蓮の薄い背中に腕を回し、目を閉じる。蓮が、顔を傾けて、キョーコの顔をした女幽霊に唇を重ねようとしていた。
(やっ……いくら私の意識がないとはいえ、そんなの!)
キョーコは自分の唇の危機に焦りながら、胸の奥がちくりと痛んだことに気がついていなかった。
『そんなのいやぁああああ!』
「んっ」
キョーコは、自分の腕が誰かの大きな背中に回されていると、自分の背中にも誰かの大きな手が添えられていると
感じ取った。それから、唇にやわらかい感触があるということを。
薄目を開けて、キョーコは涙目で仰け反った。
蓮が、いた。何故か微笑んでいる。
「……早く戻ってこないから、大変なことになったよ」
蓮の甘い香りと唇の感触に、キョーコは腰が抜けた。
(き、キスしちゃった、敦賀さんと! 敦賀さんと!)
「……や、も、もう戻ってますから、放してくださーい!」
キョーコの叫びに、トンネルの外から声がかけられた。
「京子、ちゃん?」
トンネルの入り口で、光の顔は固まっていた。
ぴったりと密着、抱き合う二人。赤面するキョーコ。
蓮の唇には、キョーコと同じ淡いピンクのルージュがうっすらついている。そして―。
「え。……え?」
430:マロン名無しさん
07/08/19 23:08:40
つ④wktk
431:12
07/08/19 23:10:14
突然の閃光。
外で待っていたスタッフは「なんだなんだ」と慌て始めた。急いでトンネルへ駆けつけようとしたが、
キョーコと蓮、光が無事出てきたので、ほっと胸を撫で下ろした。
「な、何があったんだ」
うつろな光が無言でハンディカメラを手渡した。
「え。ど、どうしたんだ、石橋君、石橋君?!」
「京子ちゃん? 敦賀君? 一体」
目を回したキョーコを蓮がお姫様だっこをして、困ったように笑っている。
「……幽霊が浄化されてしまったようです」
「「「えぇええええ?!」」」
「もう、心霊スポットではなくなりました。ロケ続行不可能です。戻りましょう」
腑に落ちぬままスタッフたちは、ロケバスでハンディカメラを見て驚愕した。
出だしから半ばまでの映像では、心霊番組らしい会話をしているのに関わらず、だんだんと趣旨が
変わってきていた。霊感のあるスタッフが映像をじっと見て一言。
「妖怪戦争?」
「何、言ってんの」
スタッフAは映像の途中で、女幽霊が京子や蓮より放たれている「何か」に苦しんでいると微かに見たらしいが、
「何か」の正体まではわからなかったようだ。
スタッフBの関心は、最後の映像というよりも音声の方で、地面に転がったカメラが拾った会話から、
京子と蓮がただならぬ関係ではないかと勘ぐっていた。
「いや、幽霊にのっとられたとはいえ、こんな色っぽい会話するか?」
スタッフCは冷静に、突っ込んだ。
「どうして幽霊が浄化されたんだ? 京子ちゃんや敦賀君が何かしたのか?」
432:13
07/08/19 23:11:26
「この石橋さんという方の力ですね」
後日、スタッフが○○教の上よし子師の元を訪れてカメラの映像を見てもらったところ、事の真相が明らかになった。
リーダー・光がトンネルの中で見た光景は、再び蓮が混乱するキョーコに口付けをした瞬間だった。
キョーコがぎゅっと目をつむったまま、蓮のキスを受け入れている場面に、光の意識がはじけた。
光が失恋という滂沱の涙を流した時、女幽霊が今までのわだかまりを解き放ったという。
「女性の幽霊の元恋人だった方が、石橋さんに似ていたんでしょう。彼が失恋の苦しみを味わったと思って
心安らかにあの世へ向かわれたのだと思います」
スタッフたちは光の心中を思い、そっと涙を流した。
一方の蓮とキョーコは―。
「……私の元に、○○教の上よし子さんという方から入信のお誘いがあったんですが、敦賀さんにも?」
「うん、修行を積めば、凄腕の霊媒師になれると力説された」
同じテレビ局での仕事を終え、時間帯が重なったことでキョーコは帰り道、蓮の車で送ってもらうことになった。
社を先に自宅に送り、だるまやまでの道中、沈黙を恐れたキョーコは他愛もない話題を振るのに懸命だった。
「最上さん、警戒してる?」
「あ、はい、いえ。その……」
「二度目のキスは本気だったんだけど、軽蔑した?」
「軽蔑はしてないんですが…………え、本気?」
キョーコはぐるぐる考えながら話していて、蓮が路肩に車を止めているのに気がつかなかった。
「本気……本気って、敦賀さんには好きな女子高生がいて」
「……どうして知っているの?」
「え、いや、風の噂で」
「そう、ならその高校生はね、君のことなんだけど。俺も石橋君みたいに失恋なのかな」
「いえ、あの……」
蓮は、恐れながらも頬を染めるキョーコに艶やかに笑って、三度目のキスをした。