08/10/02 23:09:00 pUhbGTLAO
さてと今回は俺のたくましい武勇伝でも語ろうか。
去る十余年程前の話だ。
当時中学生だった俺は彼女と二人で映画のタイタニックを見に行く事になった。
それぞれ自転車に乗ってたわいもない会話をしながなら映画館に向かっていた矢先の事だ。
「おい兄ちゃん」
という低音の効いた歪んだ声が聞こえてきた。
ヤンキーである。
「カール買いてえから五百円貸して」
彼女の前で情けない姿を見せる訳にはいかない…しかしながら俺は五百円どころか千円をかつあげされてしまう。
中学生の千円は非常に高価で、今の一万円並み価値はあろう。
ヤンキーに千円かつあげされた事によって映画が観れなくなってしまった事は御察しの通りだ。
その夜俺は枕を涙で濡らした。
淡い青春の思い出だ。
それでは唄っていただきましょう…井上陽水で【少年時代】