08/10/06 16:51:23
フジテレビが長編フルCGアニメ映画を製作することが3日、分かった。
タイトルは「ホッタラケの島遥と魔法の鏡」(仮題、佐藤信介監督、来夏公開予定)で、不思議な世界に迷い込んだ少女を描くファンタジー。
「ファインディング・ニモ」や「モンスターズ・インク」など、CG大作で次々とヒットを飛ばすハリウッドに宣戦布告し、カンヌを目指す。
フジテレビがハリウッドに挑戦状だ。
日本では費用や技術的な問題で、長編フルCGアニメを製作することが難しかった。
過去に数本、挑戦した作品はあるが、どれもヒットには結びつかず。
だが今回、同局は日本アニメ映画界の将来のため、あえてこの難関に挑戦。それが「ホッタラケの島」だ。
きっかけは、最新の3DフルCG技術を使い、家族で楽しめるアニメを作ろうと考えたこと。
だが、日本と米国のCG技術の大きな差が、いきなりの壁となった。
そこで同局は、「イノセンス」などの押井守監督作品や、「新世紀エヴァンゲリオン」などで高い映像技術を見せた、
プロダクションI・Gとタッグを結成。米国に対抗できるソフトウエアを開発することからスタートした。
およそ3年をかけ、若手スタッフ約200人で試行錯誤を繰り返した。
そして、手描きで書いた2Dの絵を、3Dで作った映像に張り付けるという独自の技術を開発。
日本らしい温かみのある絵を出すことに成功した。同局は「画期的な映像になったのでは」と自信たっぷりだ。
一昨年に公開された同局製作のアニメ映画「ブレイブ ストーリー」は、松たか子(31)をはじめとした豪華な声優陣が話題を呼んだ。
だが、今回はあえてアニメと物語の質で勝負。
これまでディズニー映画をはじめ、フルCGアニメ映画を専売特許としているハリウッドに、ひと泡吹かせるべく、じっくりと製作を進めている。
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