08/09/24 11:25:17
瀬戸内海の景勝地、鞆の浦(広島県福山市)で、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上の
ポニョ」の舞台をめぐり、市と市民団体の間で“論争”が起きている。鞆の浦は宮崎監督が
映画の構想を練った地で、公開中の作品の中でも現地を連想させる風景や看板などが
描かれている。このため、地元のNPOなどは「映画の舞台」として積極的な観光PRを展開。
しかし、市は「(映画制作関係者が)鞆の浦が映画の舞台とは断言していない」と、映画を
利用しての誘客には二の足を踏んでいる。
宮崎監督は平成16年、制作会社スタジオジブリ(東京)の社員旅行で、知人に紹介された
鞆の浦を初めて訪問。その際、江戸時代の雰囲気が残る町並みを気に入り、翌17年2月から
約2カ月間にわたって一軒家を借りて滞在、町を歩きながら「崖の上のポニョ」の構想を練ったという。
現在公開中の映画の中では「TOMO」という看板のスーパーマーケットが登場したり、船に
掲げた幟に地元の神社の名前が記されるなど、鞆の浦をほうふつとさせる場面が多く登場する。
映画を制作したジブリは「映画のモデルとなった場所を特定すればファンが殺到して迷惑を
かける」として、「鞆の浦が舞台」とは断言していないが、現地の人々と宮崎監督との交流は続き、
インターネット上などでは鞆の浦が映画の舞台とされるようになった。
7月の映画の公開に合わせて、地元の飲食店などは、ポニョを連想させる赤い金魚をモチーフに
した独自のキャラクターを描いた旗を店先に掲げるなど、映画を通じたPR作戦を展開。
ゼリーでポニョの世界を表現した特製ドリンクを作る店も出ており、映画人気の高まりとともに、
多くの観光客が「ポニョの舞台」として訪れている。
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ソース:URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)