08/09/22 23:35:48
サザエさん、巨人の星、ドラえもん…。人気漫画やアニメの主人公が暮らす家が登場する「名作マンガの間取り」を
盛岡市の不動産業影山明仁さん(44)が出版した。売り上げはわずか2カ月で既に1万3000部に達した。さて、
受ける理由は?
―主人公の家の間取りとは何ともユニークですね。
「歌謡曲や花巻市出身の作家宮沢賢治の童話作品も取り上げました。物件は50ほどあります」
「漫画を読み込み各部屋を描いて、今度は部屋をパズルのように組み立てる。コンピューター利用
設計システム(CAD)を使うので1時間で簡単にできるものや、半年かかる場合もあります」
―制作を始めたきっかけは何ですか。
「仙台の建設会社に勤めていた20年前、お客さんの家の建て替えプランがなかなか進まなかった。
実はそのお客さん、『サザエさん』の家族にそっくり。わたしが漫画好きということもあり、軽い気持ちで
間取り図を描いて提案してみました。それが好反応で、話もまとまってしまって」
「設計士の資格はありません。でも、図面を描かないと感覚が鈍るし、漫画の間取りを描いています。
ちなみにプライベートでは、マスオさんなんです」
―本は増版が決まりました。ブログのアクセスは1日平均300件とか。好評ですね。
「ネットで『あの漫画をお願い』とか『これを頼む』とか多くの要望をいただきます。主人公の家の場面に
付せんをした漫画を大量に持ち込む友人もいます。ただ、自分が面白いと思った漫画の間取りを描きたい
というのがモットー。もちろん、リクエストをきっかけに新たな作品に出合えるのは楽しい」