09/11/18 07:57:06 p7yvOD8Z0
誰も指摘してないみたいだけど、
最終回って第一話の反対派が押し掛けた嵐の出港の対比でしょ?
人々が暖かく「みらい」出港を送る日本になった、
その日本を角松と草加が作った、
というエンディングだよね。
この結末だけは最初から予定されていたんだと思うし
なかなか凄い結末だと俺は思うけどな。
左翼と新左翼の圧力の中で失われた日本の「誇り」的なものが
ジパングの最終回の日本には復活していて、しかも平和主義との両輪が、
アメリカという国の圧力とは言え成立している。
これはかわぐちかいじが描きたかったことなんだろう。
一般的な二元論から離脱したところに結論もってきてるところが
判りにくいって言ってる人がいる原因でもあるだろうし、
最初から二元論を否定してる角松の一貫性からしても、
非常に納得がいく終わり方だと思うよ