09/06/20 02:19:57 yNu+ZcaP0
金糸雀ほどオリジナリティ溢れるキャラがかつてあっただろうか?
水銀燈にしろ翠星石にしろ蒼星石にしろ、結局のところ、はっきり
言ってどこかで見たような設定のキャラだ。それに比して、金糸雀
は外見的にも性格的にも、既視感を感じさせない。そういう意味で
金糸雀こそローゼンがおのれの人形師の想像力を全開にして
生み出した、一世一代のマイスターヴェルクなのだ。
こうしたオリジナリティ溢れるキャラは概して想像力の欠ける俗人
の称賛に恵まれないものである。卑賤なにわかヲタは、記号化
された「仕組まれた萌え属性」に気付くことなく飼い馴らされ、
既存の萌えを打ち破らんとするオリジナリティに、歩み寄る努力
さえせずに排撃しようとするのである。
言うなれば、他のドールズの愛好者たちは、とどのつまり「ツンデレ
萌え」だの「ボーイッシュ萌え」だのといった、記号化された萌え属性
に属さしめ得るのに対し、金糸雀派はどの属性にもカテゴライズされ
ることのない、独立した「金糸雀萌え」なのである。