09/05/21 10:18:35 vIsQXTnb0
基本というか、一時でも国盗りに成功した
マルクス・レーニン主義がまさにそういう方針だったから、
それが左のスタンダードみたく思われてるだけで。
本来マルクスの主張によれば、資本主義は自己矛盾を抱えているから
発展すればするほど行き詰まる。結果、搾取されていた労働者が
革命に立ちあがって社会体制をひっくり返す、だとか。
で、レーニンは「外部注入論」という発想をマルクスの主張に付け加えた。
これは身も蓋もない言い方をすれば「学のない労働者に革命を遂行する能力は
ないので外部の存在(例えば進歩的なインテリ)が労働者に革命精神を注入する
必要がある」というもの。
これが成功したので(ソ連系統の)共産党はインテリが率いて労働者が従う
スタイルが基本となった。
でもこれって、体制にあぶれた野良インテリの敗者復活の道具になりがち
というか、むしろそういう葛藤を抱いてるインテリに免罪符を与えることとなる。
結果、共産党(並びにそれを中心に同心円状に存在する左翼)はどこか一般人を
操作対象とみなす傾向が強い。
この辺がサヨク言論人によくある偽善性、啓蒙と称した大衆蔑視の淵源だったりする。
とは言え、北欧の社会民主主義国家群なども左派的発想で国造りを行った結果なので
一概に左翼は全て上記のようなモノ、と見なすのは乱暴じゃなかろうか。