09/01/13 20:35:26 GmkAgiJB0
>>496
この隅田川の大普請の功績により幕府より二千石を与えられ
小大名、日溜藩主ヒロとなった。
しかしながらわずか二千石ではすぐ食うに事欠いた藩主ヒロは
すぐに国中のコメというコメを買占め、天下では白米が一粒も目に入らぬまでになった。
これが世に言う「日溜コメ騒動」の発端であった。
次々に餓死する農民、だが藩主ヒロは気にもとめず
毎日どんぶり飯を平らげ、餅を甘味に、と贅を尽くしていた。
この事態に心を痛めた「蒼樹梅天帝」は下々の民を救おうと私財を投げ打つ事を決め、
正倉院から放出した巻き物や骨董品と、自らが描いた水墨画を売りに出すことで費用を捻出した。
この時の競り市が江戸湾の晴海で開かれ盛況を博したという。
ある参加者によれば、
「場内は人、人、人…一面に頭髪しか見えなかった」と書き記している。
これが転じて「混み毛」となり、現在のコミックマーケットの原型となった。
また餓死する乳児が多く出たことを嘆いた尼僧「吉野屋」和尚は
少しでも乳母たちの乳の出が良くなるように、と祈願し地蔵を建立した。
これは「やまぶき地蔵」と呼ばれ現在でもやまぶき高校の敷地内に健在である。
その由来から豊胸のご利益がある、と今でもお参りにくる少女たちの姿が絶えない。