09/01/22 18:28:27 5v7LSrB9O
みゆきがまだ虹子さんのお腹にいる時に常務から、
山奥の素朴で猪鍋が美味しい温泉旅行に荒岩家が誘われたが、
月末で荒岩家には所持金が七千円ほどしかなく虹子も臨月で体調も悪いが常務の誘い、貸してもらえるだろうと思い
翌朝常務の運転する車にまことをはじめ荒岩家が乗車して荒岩が常務に旅費を借りようとしたら、
常務の奥さんから所持金をいくら持ってるか聞かれ、虹子さんは七千円くらいです。
と答えたら、常務奥さんからぐらいっていくらなの？ときかれ虹子さんが七千二百四十三円とひきつりながら答えたが、
常務からは我々も山のなか何があるかわからないから五十万ほど用意してるが断られ、
四十にもなろうかと一人前の男が家族三人旅行に行くのに七千円しか持ってないとは非常識とか人のフトコロあてにしてや説教され、
常務奥さんから旅行前にあなたたち家族見てたらしらけちゃうわなどなど嫌みを言われ
温泉旅館に着いたが旅館の旦那と常務がひそひそ話しながら荒岩家の内情を旦那に話し、常務も親子三人野宿は気の毒だから車をかし、
荒岩家は車の中で一晩過ごすが夜中虹子さんが熱を出し荒岩が旅館の旦那に毛布を借りようとお願いしたが、
旦那は夜中に荒岩から叩きおこされて怒鳴り付け毛布を貸したが荒岩家の所持金七千二百四十三円から貸し賃二千円とられ、その晩は凌げたが翌朝ひもじい思いをしてるまこと熱を出してる虹子の
ため山の麓の雑貨屋に薬とパンを買いに常務に車を借りようとしたが常務からは何をここまで便乗させてもらって車を貸せとは何事かとまた説教され、
常務から七、八キロ散歩がてらに行ったらどうだと言われ荒岩は山の麓まで買いにいき、また一晩車のなかで過ごし、最終日常務夫婦はご機嫌で常務奥さんは温泉に入り腰痛がよくなったとか、常務は猪鍋を食べ過ぎで一回り腹が出たとか旅の思出話をし、
最後に常務奥さんから荒岩さんたちもお金持ってくれば猪鍋も食べれたし温泉も入れたのにねぇ。
荒岩家はこの旅の所為か否か変な赤ん坊が生まれた。