10/07/20 23:11:56 0
>>110
「ありがとう。あ、これ良かったら食べて…。まだ新鮮だから…」
手に持っていた魚を差し出す。まだ釣ってからそんなに経っていない。
「好き嫌いはない…。何でも食べられる…。あ、あと玄関先、最悪庭でもいいから横になれる場所、
貸してくれるとうれしい…。」
最悪家に置いてもらうのが無理でも、御月は野宿に慣れていたのでそれでも良かった。
「…雇ってもらうにあたって、確認事項…。基本的に護衛だから一緒に行動するけど、
何か頼みたいことがあれば別行動も可能。例えば、情報収集とか…。
あと、これから話す2つは必ず守ってほしい」
少し声のトーンを落として―元々あまり抑揚はないが―少年達に言う。
「1つ目…。依頼人の言葉がない限り、たとえ目の前で人が襲われてても、助けない。
つまり、依頼人の言葉以外では動かないということ…。逆に、依頼人である君達が予め言ってくれれば、
人助けなんかもする…。
2つ目…。こっちのほうが重要かも…。満月の夜には、絶対に自分に近づかないで欲しい」
2つ目を若干強めに言い、説明を終える。
「仕事について、何か質問があればどうぞ…。あと、名前、教えてくれるかな…?」
【鳴神御月:虹色兄弟と契約完了】