10/04/30 17:18:11 0
~>>79の続き~
フィーン「底の見えた小僧に良い事教えてやんよ。速さが売りの剣士の捌き方をな。」
パラライドはフィーンの狙いにすぐに気づく。足の腱を切りにかかる事に。
フィーン「行くぜっ!」
パラライド「!…動きが見えない!」
ドゴオオオオオォォォ!
フィーン「な、何!?何か落ちてきたぞ!?」
空から高速で降ってきたモノが、パラライドとフィーンの中間に大きな音を立て落ちてきた。
その「モノ」は人型であり、パラライドはそれが誰か…に気づくのに少し時間を要した。
ヤミリーダ「…アハハ、うっとおしい魔族達がまたいるよ。傷心の私を嘲笑う様に。」
パラライド「君はザイムの…」
ザイムによって空の彼方へと吹き飛ばされたかの様に見えた天使は生きていた。
翼は焼け焦げており、自信満々だった目も霞みかかっている。出血も相当である。
フィーン「天使か?フフン、死に損ないの天使が舞い降りて来るとは、小僧の運は最低だぜ。」
バシュン!
フィーン「!」
天使が出した光の矢で、フィーンの肩先が焼かれる。
ヤミ「私はまだ死ねなくてね。汚…、…魔族の少年、ここは共同戦線で行こうよ?」
パラライド「君ってザイムの親の仇なんだよね。」
ヤミ「そのザイムにやられたのでね。奴は四魔神も倒している。直に来るだろう。」
フィーン「倒した?―四魔神の誰を?」
男は少し取り乱す。仲間(?)の実力を認めていたが故にだろう。
~続く~