10/02/10 20:51:39 0
~>>41の続き~
俺の怒りを込めた剣による一閃が天使の剣を弾き飛ばす。
そして、神剣と距離が置かれた天使の眼前に・・剣先を突きつけて俺は言う。
ザイム「お前の罪は、お前の死で償ってもらうぞ。
・・お前を生かしておいても、さらなる犠牲者が増えるだけだからな。」
ヤミリーダ「私に「勝利」を確信したのかい?馬鹿ザイム。」
ピカァァァァァァン!
天使の体から聖術による眩しい光が放たれる。・・くっ、目晦ましか!?
俺は闇雲に剣を振り回すが近くには既にいない!声をかけたのが仇となったか!
バサッ、バサッ。
~背中の翼を現し、上空を舞うヤミリーダ~
ヤミ(…私とした事が何たる失態だねぇ。あの汚物相手に「闇」を使う事になるとはねぇ。
私が最も敬愛し、最も憎む「神」よ。貴方様が生み出した、私の忌むべき最強の姿。
汚物共殲滅の為に使わせて頂くよ。この姿を見せるからには誰一人生きて帰さない!)
ヤミ「ブラックエデンよ、私の体内を巡る聖なる光を封じ…深淵の闇を解き放て。」
・・俺の目が徐々に見える様になり、慌てて天使の姿を探す。
居るのは、爆炎呪文に難なく耐え抜いてる・・カレイドの姿だけだ。
彼女は上を見上げている。・・まさか、奴が居るのは空か!
・・ゴゴゴゴコゴ。空を見上げると、巨大な闇が渦巻いている。な、何だ?
闇が一際強まった瞬間、辺りに衝撃波による波動が起き、球体の中心から一人の男が現れる。
ヤミ「…私は天使と魔族のハーフでねぇ。神の好奇心により創られた「実験体」だ。
光と闇は同時に存在出来ない。今の私は「聖」では無く「魔」に身を捧げている。」
~続く~~