10/02/02 01:11:08 0
~>>36の続き~
ヤミ「所で、だ。貴様の耳に付けてるピアスはフィルオルだろ?…何故、貴様が。」
・・俺の付けてるピアスは元々姉貴が付けてた物だったが、そういう名称だったのか。
ヤミ「フィルオルは神魔のリングと同効果を持つピアス。
貴様の姉が私相手に健闘した事を称えて、あの女にくれてやった物なのだがね。」
な、なんだと!?そう言えば、姉貴もピアスに関しては「身に覚えが無い」って感じだったな。
こいつの仕業か。結果的には、ビシャスを倒す鍵になったわけなので、何とも言えんが。
ザイム「俺の姉貴は俺とは違い「純血」の魔族なのでな。・・義理の姉だ。」
ヤミ「…へぇ。ハーフでは無いんだ、あの女。道理で貴様とは出来が違う訳だ。
無駄話はこれで終わりだよ、ザイム。次は確実に仕留めてやるよ。」
何だこの天使は。実は姉貴に気があるのか?そんな事、弟の俺が断じて許さん!
・・姉貴で思い出したが、姉貴から戦闘前に貰ったオレンジ色に光る玉。
予感が正しければ、この玉に詰まってる呪文はインフェルノ(最上級爆炎系呪文)。
これを最高のタイミングであの首飾りの様な物に当てる事が出来れば!
ヤミ「何をブツブツと独り言を。気持ち悪いんだよ!」
そう言って、手に持っている首飾りの様な物を投げようとする。・・今だ!
ザイム「首飾りに似た変テコな物と一緒に吹き飛べ、ヤミリーダ!」
俺は懐から出した呪文の篭った玉を、奴が投げるタイミングに合わせ、投げる。
そして、奴の武器が玉にヒビを入れた瞬間・・予想的中の大爆発が起きる。
ヤミリーダ「な、何!?」
ドゴォォォォォォォォォォォン!!!!
~続く~