10/02/02 01:09:55 0
~>>29の続き~
ヤミ「馬鹿の一つ覚えの様に、氷術だけで戦闘天使長の私を完封出来るとでも?
光の雨よ、邪悪なる魔族を貫き給え…ホーリーレイン!」
・・!あの聖術は姉貴をズタボロにした呪文だ。しかも、上からでは無く横からか!
カレイド「醜き天使の醜き光など、余の氷の壁で反射可能なんだよねー。」
カレイドはそう言い、すぐに自身の前に氷の壁を張る。
すると、面白い様に光達はヤミリーダの方へと跳ね返り、ヤミリーダは貫かれる。
ヤミ「…ちぃっ!カス魔族の癖に引き出しの多い女だねぇ。これが四魔神かい。」
血を流す天使に容赦無く追撃をかけようとしてるカレイドに俺は言う。
ザイム「カレイド、この天使は俺の親の仇なのだ。俺にやらせてくれ。」
カレイド「…そうなの?美しき余を傷つけただけでなく、美しきザイムのご両親までも!」
だ、駄目だ。逆に火に油を注いだ結果になってるぞ(汗。俺は一生懸命カレイドを説得する。
~数分後~
カレイド「仕方無いねー。」
ザイム「あ、ありがとな!」
ヤミ「あ、アハハハハ。…どいつもこいつも私を侮辱しやがって!」
俺等のやり取りにブチキレた天使は頭に乗せていた首飾りの様な物を投げつける。
とっさに避けたが、その切れ味は俺の後方にあった頑丈そうな岩を簡単に切り裂いた。
ヤミ「アハハ、只の装飾品かと思ったかい?馬鹿ザイム。
これは武器でもあり、その威力はグランドウインド(上級風系呪文)に匹敵するのさ。」
天使は自信を取り戻したかの様に得意気に言う。確かに厄介だな。
カレイド「ザイム!」ザイム「・・!」
突然カレイドが、俺を氷の塊でぶっ飛ばす。その意味はすぐに理解出来た。
俺の後方へ飛んでいった首飾りの様な物が凄い速さでUターンしてきたからだ。
空を切った首飾りの様な物はヤミリーダの手元に優しく戻る。
ヤミ「その糞汚物のおかげで命拾いしたねぇ。最も、死ぬ時間が少し延びただけだがね。」
・・嫌味たらそうに言いやがるな。
~続く~