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~>>157の続き~
少し手間取ったが、無事に城門を砕く事に成功するルフェル。
砕け散った城門の様子は…まるで、実力者を待ち侘びていたかの様だった。
城の内部へと侵入したルフェルは上へと続く螺旋階段を発見する。
ルフェル「この階段を駆け上がれば、四魔神の元へ・・・!?」
螺旋階段の手前にドス黒い闇が発生する。
その得体の知れない闇を危険に感じたルフェルは、後方に後ずさる。
????「よう、長い旅路ご苦労様だなァ?」
闇より出でし男は、大槍を地面に突き刺しており、見るからに強そうな井出達。
服装は、この領域の入り口で出会ったリメンバルの少年の民族衣装と類似している。
ルフェル「誰です、貴方は?」
相手が最後の四魔神と確信しながらも、つい質問をしてしまうルフェル。
ヴォイド「私はヴォイド。新世界創造を掲げる、新たなる魔の神と言っておこうか。」
男はそう答える。黒く染まった目の中に光る赤き瞳でルフェルを一瞥しながら。
ルフェル「そうですか。で、オーブは何処に?」
ヴォイド「ククッ、下らない質問で時間稼ぎか。仲間の援助を期待してるのなァ?」
ルフェル「・・・っ!貴方は私が倒すのです!」
ヴォイドの不気味な威圧感に耐えかねたルフェルは、左手で作り出した炎の槍を投げる。
だが、それを難なく掴んだヴォイドは、炎の槍を一瞬で消滅させる。
~続く~