10/06/02 22:47:12 0
~>>156の続き~
~ルフェルサイド~
ルフェル「御恥ずかしい話ですが、パラライドさんの助けが無いと死亡してましたね。
傷は深いのですか?レフィアルナさん。」
翼を撃たれ、只今「召喚石内」で療養中の彼女に問う。
レフィ「あー、こんなもんカスリ傷じゃ。竜族の自然治癒力を舐めるでない。
…御主の方が心配じゃ。次に待つ魔神はヴォイドじゃぞ。」
ルフェル「誰が相手だろうと退き下がれませんよ。自分で選んだ道ですから。」
走りながら、そう答える。ルフェルの目に恐怖は無く、どこか希望に満ちていた。
親友に裏切られ…世の中で信頼出来るモノは「力」だけ…と、長年そう信じてきた。
絶対的な権力が欲しいが為に魔王を目指していた。…ザイム達に会うまでは。
「旅の目的・生きる目的・理想の自分」全てがガラリと変わる。
ここで四魔神と戦う事は、銀髪の少年にとって一つの通過点。
ルフェル「だからこそ、立ち止まれないのです!」
~ゴッド・オブ・ダークの中心地に聳える「大魔城」~
ルフェルが行き着いた場所は、屍の山に囲まれた城であった。
不気味な程の静けさがより一層増し、嫌な冷気を全身に感じる程である。
ルフェル「骨の形状から察しますが、
肉が付いてた頃はさぞ美味だったのでしょうね。」
レフィ「たわけ(怒!」
ルフェル「すみません。・・・城門に鍵はかかってません。
が、素手では開けられそうにないので、手荒く行きますね。」
銀髪の少年は、固く閉ざされた門を「闘気弾」の集中砲火で破壊する。
~続く~