10/05/14 16:04:19 0
~>>109の続き~
フィーン「胸に刀を突き刺されて気持ち良いだろうがよ?ええっ!」
右胸を刀で貫通されるパラライド、誰の目から見ても致命傷である。
勝負あったかと思われた…その刹那。フィーンの両足から血が流れ出す。
フィーン「―こいつッ!俺が刺したのと同時に俺の足を刺していたのか!?」
パラライド「こ、これで君の自慢の速度は半減したよね…ゴブッ。」
少年は深手を負った体でも、突き刺された刀から逃れ、フィーンから離れる。
パラライド(回復に専念しないとホントにしんじゃうね。
このまま殺されても良いんだ。…僕の役目は終えたからさ。)
フィーン「グランドヒールも使えるのかよ。回復する暇なんざ与えねぇぜ。」
ヤミ「私が時間を稼ぐから、回復するならさっさとしなよ。魔族の少年。」
フィーン「てめぇ如きが「時間を稼ぐ」?フフン、笑わせんな。弧空撃!」
ブシュウウウウ
弧空撃を放とうとした瞬間に、ガクンと体勢を崩す。そして、足から血が噴出す。
そう、技の威力にもう足が耐え切れなくなっているのだ。
~続く~