10/01/08 22:51:33 0
>439
アリシエル「人外の視点…って言われたって、わたし……。
言っちゃなんだけど…死ななくなって首が繋がらなくなったってだけで、元々人間そのもの、なんだけど……。」
エルミーシャ「……。」
アリシエル「まあ、こんな有様になっちゃってからは、ちょっと…怖くなったかな。
最初は化け物だって言っては大騒ぎして逃げるけど…こっちが何もしてこないってわかったら、いきなり襲ってくるんだもん……。
しかも、同じじゃないからって…仲間外れにするどころか、本気で殺そうとするし……。
どうして、わたしの気持ちとかわかってくれないのかって…そう思うと、悲しいのか腹立たしいのか……。」
エルミーシャ「……う。あぅ…。」(俯きながら、何やらぼそぼそと呟く)
アリシエル「……どうしたのよ、ルミィ? ふんふん、それで……?」
エルミーシャ「……!!」(不意に傍に居た狐の首根っこを捕まえて人造不死者に擦り付け、直後に狐を怒り任せに叩く)
魔狐「ぎゃん!?」
アリシエル「ちょ…! こら、ルミィ!! そんな事をしたらこの子がかわいそ……!」
エルミーシャ「……えぅ。」
アリシエル「……はぁ、なるほどね。この子がわたしに大火傷負わせた張本人なのに、
こんな風に平気で、何事もなかったかの様にじゃれてるのが許せなかったんだ? もう、しょうがないなぁ……。
この子だって…悪気があってやった事じゃないんだから、もう許してあげなさいよ。」
エルミーシャ「……む~。」(不機嫌そうに頷く)
>440
エルミーシャ「……?」
アリシエル「なんか、いい匂い…。それじゃ、ちょっともらっちゃおっかな?
なんか…熱々のお粥の中に、緑の野菜がいっぱい……。」
エルミーシャ「……ふぎゃっ!? えぅぅ……。」
アリシエル「あははは…もう、ルミィったら。いきなりほおばっちゃダメじゃない。
こうやって、スプーンですくったのを少しずつ冷ましてからじゃなきゃ。」
エルミーシャ「……えぅ。ふぅふぅ……。」
アリシエル「菜っ葉の歯応えがいい感じね、これ…。味があんまりないのが、ちょっと寂しいけど。」