09/09/12 19:27:07 O
>>427
唾を飛ばしながら喋られるでないわ。
忠次どのがそうやって毎度騒ぐゆえ、話すものも話せん道理じゃ。
それに忠次どの何も話さなくとも、お主のその怒気に満ちた顔を
見てのう、何かあったなと気づかれるというものじゃ。
今わが岡崎城とその城下には、今川軍一万がたむろしておる。
彼らには気づかれてはいかん事も少なくはないのじゃ。
それゆえ忠次どのも、頭に血が上りやすいのを直すのじゃ。とは
申せ、一本気なのがお主の佳きところ。
それらを踏まえて言うが、いかにも二人は竹千代ぎみを奪い
返しに行きおった。
鉄砲玉のようじゃった。
先ほど忠次どのが見咎めた忍びに関して言えば、奪還は成功、
そろそろ三河に入るという報告じゃった。
しかし忍びを見咎めるとは佳き目じゃのう。
そういう訳じゃ、くれぐれもこの事は竹千代ぎみが無事に帰る
まで内密に頼みますぞ!!
(竹千代ぎみがおん為、銭を貯めておる事も知られてはならん・・・)