09/04/19 21:42:16 0
-昔々、あるところに武術の盛んな島国が存在してました。
その国は各々の流派の武術家達に守られ、と~っても平和だったそうです。
しかし。
繁栄の裏側にある争いは生き物のサガなのか…人間はどうしようもなく愚かでした。
”どの武術が最強か”などとどうでもいい事をのたまい、道場間で道場の潰しあいが始まりました。
そして。
長きに渡った道場間戦争の末、今や国に残る武術は12の流派のみ。
他国からの侵略があるかも知れないというのに、道場主達は悠長に鍛錬と道場経営と道場破りに
心血を注ぐばかり。戦う力を持つ者達に国を守ろうという姿勢が全く見られず、弱者たる国の民は
ただ恐怖に怯えながら今日の平穏と明日の安寧を祈る事しか出来ませんでした。
思い切って誰かがこの国の全ての道場を統一してくれれば良いのだが。-