09/04/03 17:24:31 0
学園祭数日前、生徒達は全員同じ夢を見た。
それは異常でもなんでもなく、学園長からの全校連絡。
転入生と留学生、そして学園祭のためにフィジル島を訪れる来賓達の紹介だ。
一通りの説明の後、生徒たちには、彼らを歓迎するように伝えられる。
翌朝から早速実行委員会が組織され、エスコート役が選ばれる・・・
エスコート役は文化祭を巡りつつ、フィジル島を案内するのだが、当然そこには騒動が・・・。
喫茶店が爆発したり、博物館の展示物が消えたり、中庭に怪物が現れたり・・・。
だがそれはイレギュラーでもイベントでもなんでもない、騒動こそがフィジル島の日常なのだから
たから、学園祭の影で始まったそう遠くない厄災へのカウントダウンのことも、殆どの生徒が知る由もなかった。
そう、運の悪い、ごく一握りの学園関係者を除いては――。
―― 魔法少女達と冒険するスレ 17thシーズン ――
【スレのお約束】
・決定リール&変換受けありです。
(用語については、なな板TRPGまとめサイト「千夜万夜」参照)
・コテ付き参加大歓迎。途中参加も初心者も悪役さんももちろん大大大歓迎!
・名無しさんネタ投下ももちろん大歓迎。
・拾えるネタは極力拾います。ただし自治、荒らし、ストーリーの破壊を狙うような投下は華麗にスルーです。
・好きな時に好きなように投下してOKです。ただしチャット状態はついていけない場合があるので自重して下さい。
・魔法学園が舞台ですが、参加資格は生徒、学校関係者限定というわけではありません。
・版権キャラで登場する場合は、可能ならファンタジーテイストにアレンジして下さい。(原典があれば教えてね)
なお最強クラスのキャラで参加しても、必ずしも周りが最強認識してくれるとは限らないかも・・・です。
・大切なのはスレを楽しむ気持ち、コテならなりきりとしてなりたっていることです。
・もし何かわからない事があったら、避難所でお気軽にどうぞ。
2:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:28:15 0
【過去ログ】
魔法少女達と冒険するスレ 16thシーズン(前スレ)
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 15thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 14thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 13thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 12thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 11thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 10thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 9thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 8thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 7thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 6thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 5thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女と冒険するスレ 4thシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 3rdシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 2ndシーズン
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女と冒険するスレ
スレリンク(charaneta2板)
【みんなの憩いの場(質問、打ち合わせ等はこちらでどうぞ) 】
魔法少女達と冒険するスレ 第5避難所(現行)
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 第4避難所
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 第3避難所(前スレ)
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女達と冒険するスレ 第2避難所
スレリンク(charaneta2板)
魔法少女と冒険するスレ避難所
スレリンク(charaneta2板)
(旧避難所跡)
URLリンク(yy32.kakiko.com)
3:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:29:03 0
(参考資料)
魔法少女シリーズの台詞集です。不定期更新。
レスを書くときの時系列整理によろしければご活用ください。
URLリンク(www32.atwiki.jp)
各キャラクターのプロフィールやTRPに関する用語の確認はこちらでどうぞ
千夜万夜
PC:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
携帯:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
千夜万夜代理投稿スレ:URLリンク(yy44.60.kg)
※千夜万夜さんにはアクセス規制の巻き添え等、書き込めない時の代理投稿依頼スレもあります。
自分で書き込めない場合は、代理投稿スレで代行をお願いしてみましょう)
テンプレはこちらです。
名前・
性別・
年齢・
髪型・
瞳色・
容姿・
備考・
(以下は任意解答欄)
得意技・
好きな食べ物・
好きな偉人・
好きな生物・
嫌いな食べ物・
嫌いな金属・
今一番欲しい生物の毛・
保険に入りますか?・
【備考】
全部埋める必要はありません。
テンプレはあくまでキャラのイメージを掴みやすくしたりするものです。
また使える技や魔法も、物語をより楽しむためのエッセンスです。
余り悩まず、気楽に行きましょう。
ただ、今は学園が舞台なので、知り合いの度合いにあわせてある程度データを明かして下さると嬉しいです。
(たとえばクラスメートなのに、どんな人なのか全く知らないのでは変ですから)
それ以外の、たとえばキャラの過去などは、レスの中で徐々に明かして下さいね。
※パラメーター遊び(任意)ご希望の方は、避難所でお知らせください。
4:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:32:09 0
【学園についての説明】
・舞台はファンタジー世界。フィジル島にある魔法学園が主な舞台です.。
フィジル島は「魔海域」と呼ばれる、法則を無視した魔の海域の中にあります。
(魔海域は、「法則を無視した潮流、乱気流」「突然の魔法無効旋風」
「召喚生物強制送還地帯」などが特に有名です)
・一度学園に入学したら卒業(三等課程合格)まで島を出ることは叶いません。
・学園は全寮制、男女共学です。
・魔法学園の施設は西洋のお城のような外観をしています。
・女子寮、男子寮は校舎と同じ敷地内にあります。食堂(カフェテリア)など、一部の施設は男女共通です。
・女子寮内外には侵入者避けのトラップがあります。要注意。
・校舎には校庭があります。
・校舎の裏手には霧のかかった森があります。 森の奥深くには強力な魔物や貴重な生物が住んでいるという噂です。
・森の奥深くには庭園があり、近くにはかつて新魔法研究の為に使われていたらしい施設がいくつもあります。
施設の中には何に使うのか分からない装置が置いてあります。
・博物館は広大で、古今東西のさまざまなものが展示されています。
(今林の中で活動している金色の戦車も、本来は博物館の展示物でした)
※ 描写されていない施設等に関しては、整合性さえ保っていれば好きに設定投下してOKです ※
もし判断つかないときは、避難所でお問い合わせくださいね。
【薬物学課実験棟】
校舎に併設された4階建ての建物です。
薬物学科に限らず、実験棟を持つ教科は少なくありません。
【招き猫広場】
名前のとおり巨大招き猫が置かれた広場。
招き猫の像はある特定の音楽に反応して踊り出す、一種のゴーレムです。
現在は招き猫に首輪と鎖がつけられ、持ち去られないようになっています。
【図書館およびDレベル階層について】
・学園地下には広大な図書館があります。管理人はオルビア・ターナー先生です。
・薄暗く本を読む時は上に持っていく、またはランプを貸してもらうという珍しい図書館です。
・置いてある本は古今東西から集められたもので膨大です。
・なお、一般生徒立ち入り禁止区域であるDレベル以下の階層には危険な本が多く保管されています。
地下にどれだけ広がっているのか不明の階層で、そこに在るのは全て魔本です。
本から漏れ出たモンスター、怪異現象が巻き起こっている世界でもあります。
D階層入口には、人間には見慣れない魔性の霧が立ち込めています。
先に進もうとするとイタズラ好きのゴースト共がいて邪魔しにくるらしいです。
奥に進むにつれて霧はますます濃くなるので、自分の手も分からないほどの視界の悪い場所もあります。
地下図書館D階層には吸血鬼の家があるらしいです。
ただしターナーか吸血鬼自らの道案内でもない限りたどり着くのは困難です。
ちなみにD階層の王は死王と呼ばれています。塩ではなく死王です。
外見は黒猫の姿をしています。
【特異点について】
学園建物内は空間操作をしているため広いですが、空間操作をすれば当然歪みが出てきます。
建物内のいたるところに空間のゆがみがあれば危険でとても使用できる代物ではありません。
そのため、歪みを何箇所かに集中させ、【特異点】として封じ込めています。
開かずのトイレなどの正体がこれです。
特異点の中には、生徒達が勝手に改造しているものもあるようです。
別名ラヴスポット、知る人ぞしるデートスポットとしても有名ですが、当然ここでの戦闘行為は一切禁止です。
修羅場はよそでやりましょう。
5:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:33:37 0
【学園生徒関連】
・男子寮、女子寮は鏡像対象のつくりになっています。
・女子寮には、生徒で結成された白百合騎士団という自警団がいます。
・男子寮では、 隠密魔法戦隊というグループが人知れず暗躍しています。
・三等過程合格者には指輪が与えられ、学園内の立ち入り禁止区画に出入り可能となります。
また、「ゲート」を使用し街へ出られるなど、一般生徒より優遇されます。
・寮部屋に関しても一般生徒は大部屋ですが、三等課程卒業者以上になると個室が与えられます。
・ただしカップルなど、当事者同士の間で合意があれば、特例として相部屋も認められます。
・生徒での参加者は、基本的に三等過程卒業者以上とさせていただきます
【生徒会について】
・副会長はバン・クロードです。会長は現在行方不明です。
生徒会メンバーの殆どは男性ですが、女性も僅かながら加入なさったようです。
学園祭では殆どのメンバーがジャージ着用のようです。
【カリキュラムについて】
卒業までには幾つか試験があります。
最初の試験(卒業試験という名称)に合格すると、三等課程合格という事になります。(第一部参照)
・次に各分野を広く浅く学ぶ二等課程へ進学します。二等過程卒業すると、一等課程へ進学。
・一等課程は二等課程で選択した分野を使った応用編。より実践的な分野を深く学びます。
・なお、二等課程からは月一の割合で課題や指令が出されます。
【現在の状況】
時刻は夕方です。
・午前中、薬学科2階にあった猫耳メイド喫茶が爆発しましたが、生徒会のアトラクションだったと発表がありました。
その後中庭に同様の妖怪犬が出現しましたが、現在は対処済みで怪我人も治療済です。
博物館に展示されていた動かない筈の金色の戦車が、今日はなぜか何度も勝手に動いたようです。
・今日は一部の場所で魔法障壁が無効になる不具合が発生しておるようです。
原因が判明するまでは、魔法障壁を過信して無茶をされないように注意するよう、全校放送がありました。
・午後、女子寮はまるで洪水に合ったかのように水浸しになったそうです。
・午後3時過ぎ、校舎屋上からピンク色の煙が立ち昇りましたが、現在は消えています。
また、勘の鋭い人は、夕方頃に使用されていないはずの校舎から、膨大な魔力の放出を感じたかもしれません。
【学園祭用パンフレット(抜粋) 】
・新規留学生、転入生は胸にピンクのリボンをつけています。
・来賓、および学園祭に招待された方は、胸に黄色のリボンをつけています。
・留学生、転入生、来賓の皆様には案内用スタッフがご同行いたします。
・案内用スタッフは腕、あるいは服のどこかに青い腕章をつけています。
何か困ったことがあったら、お気軽にお声がけ下さい。
・学園祭と無関係な施設は関係者以外立ち入り禁止です。(寮、職員用施設及び実験室、森など)
・黄色いロープが張られた場所への立ち入りはご遠慮ください。
(後略)
------------------------------------
6:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:36:36 0
(参考資料)
※一般生徒、教師用に発表された説明を基にしているため、事実と異なる部分があります
真実を知りたい方は過去ログ参照。
【第一部】
念願の試験にみんなで合格しました!
これで卒業と喜んだのもつかの間・・・なんと私達、卒業までに受ける試験のうち一番最初の試験にパスしただけでした。
学ぶべき事も、覚えなくてはならないことも山積み。
卒業までの道のりは、まだまだ遠く険しいみたいです・・・。
【第二部】
闇の魔法使いマリアベルによる、学園襲撃事件の顛末です。
幾つもの人格を持つマリアベルは、ある生徒に成りすまし学園内に侵入しました。
マリアベルの人格のうちの一人は、学園内に大量の悪魔を召喚し、混乱に乗じて建物を破壊し塔へと再構築させました。
襲撃の際殆どの生徒たちは転移ゲートから島の外へ避難しましたが、学園に残った生徒や教師もゼロではありませんでした。
彼らは協力し、悪魔やマリアベルに戦いを挑みました。
激戦の末、マリアベルは退けられ学園に平和が戻りました。
事件直後にはさまざまな憶測が流れていました。
マリアベルは何らかの儀式を学園で行おうとしたとも、何かを探していたとも囁かれていましたが、
何れも噂の域を出ることはありませんでした。
そんな噂も最近では聞かれなくなりました。事件の記憶は徐々に薄れつつあるようです。
【第三部】
魔法学園の日常編。
夏休み明けの始業式の朝。なぜか猫化した女子生徒を人間に戻すべく奔走した友達&巻き添えを食らった方々のお話。
果たして猫化した生徒は元の姿に戻る事ができるのでしょうか?
【第四部】
始業式の翌日、ロック・ウィルは無断欠席をしました。
お見舞いや成り行きでロックの部屋を訪ねた一同が見たのは、ロックではなく記憶をなくした見知らぬ少女でした。
残された手がかりは、部屋に残されたメッセージと、少女が持っている一本の杖だけです・・・・。
はたして少女の記憶は戻るのでしょうか? そして私達は、行方不明のロックを無事に見つけ出す事ができるのでしょうか?
【第五部】
学園では生徒達の切磋琢磨のため、「リバース」という魔本の中で戦うイベントがあります。
ルールはいたって簡単。
参加者が所持しているペンダントを集め、配置された「ゴミ箱」に最も多く投下したものが優勝です。
なお今回のイベントでは、優勝者には特別に副賞としてとある女子生徒が贈呈されることになっていました。
はたして優勝の栄冠は誰の手に。
そして、不本意ながらも副賞にされてしまった女子生徒の運命は!
7:魔法少女 ◆jntvk4zYjI
09/04/03 17:39:15 0
テンプレは以上です。
では、引き続き学園祭をお楽しみください。
8:レベッカ ◆jWBUJ7IJ6Y
09/04/07 19:31:06 0
前スレ>234>237
> 「等身大腹話術の人形って言い張る。うん………ごめん」
「…え?」
> 「じゃあマネキンと言い張………ごめん」
「本当に大丈夫なのか、お前?」
> 「それだわ!マオマオったら冴えてる~!!・・・あ、ご、ごめん」
「あー、俺はこんな奴らに命運握られてるのかよ。嬉しくて涙が出そうだぜ。」
レベッカはあきれたように言った。
> 「フリージア、せっかく棺桶作ってもらったのに悪いんだけど・・・・・・・。
> フリージングドールを一体作るだけの魔力は戻ってるかな?」
> どうやらリリアーナは、フリージングドールの中にレベッカの身体を隠そうと考えているようだ。
前スレ>240
ほどなくして(紆余曲折はあったが)フリージアが作った人形にレベッカの死体が収まった。
「あー、わりといーんじゃねーか?」
とりあえずこれで死体が外から見えることは無いだろう。
レベッカはラブスポットを出る直前にリリアーナに話しかけた。
「俺はもうしゃべらねーぞ?槍が喋ったら怪しいからな。」
レベッカはついでに、リリアーナの疑問にも答えておいた。
「ブルースってのは、俺がタイペー島の学校にいたときの元彼氏だよ。
俺が知る限り、あいつは最高のストーカーだ。
もっとも、あいつに追いかけられる心配はねーよ。
だってあいつはタイペー島で、俺達はフィジル島にいるんだからな。」
レベッカはしばらく沈黙した後つぶやいた。
「もう一度、会えねぇかなぁ…」
前スレ>241
> 「気合を入れるのじゃ。
> 決死の覚悟で進めば必ず道は開かれるであろう」
「はは、そうだな。前向きに行こうか。
昔の男はしょせん昔の男だ。問題は今だよな。」
9:ミルク ◆9DoC6dU6XQ
09/04/08 11:05:33 O
前スレ>233-234 前スレ>236-241 >8
>「俺達はラブスポットにいたんだ。初めてヤったから血が出た、って言えばいいんじゃねーか?」
……。あたしの脳裏に、さっきリリアーナと交わした会話がよみがえる。
>『ミルク、頭が冷えるまでの間、私が槍を預かっておこうか~?』
『ん。お願い。このままだとマジで槍をへし折りそうだ…』
あんなこと言ってリリアーナに槍を渡したあたしがバカでしたよ。
あたしが槍を持ってたら、あんなお馬鹿な事言ったらすぐへし折ってやれたのに。
>「そ、その……僕は良く分からないが、そういう行為をするとこのぐらい血が出るものなのか?」
>「ちょ、マオマオったら何言い出すのよ~!!」
「レベッカ…長生きがしたかったら発言には気をつけろよ…
リリアーナが槍を持ってても、槍をぶっ壊す方法はいくらでもあるんだからな…」
>「あ…でも俺の体はどうするよ?こんなの持ち運んだら目立ちすぎるぜ?」
また変態発言をしやがったらどうしてくれようと思っていたが、レベッカの言葉は今回はまともなものだった。
>「等身大腹話術の人形って言い張る。うん………ごめん」
>「じゃあマネキンと言い張………ごめん」
「……マオ、あまり無理しない方がいいよ。
疲れてるならもうちょっと寝た方が…」
頭が回っていないのか、才媛とは思えない発言を繰り返すマオにそう言ったとき、リリアーナが叫んだ。
>「それだわ!マオマオったら冴えてる~!!・・・あ、ご、ごめん」
「いやそれは良いんだけど…冴えてるってどこが?」
今のマオの言葉に冴えてる要素なんてあったか?
下手したらユリクラスのおバカ認定されそうな内容だったぞ?
>「フリージア、せっかく棺桶作ってもらったのに悪いんだけど・・・・・・・。
> フリージングドールを一体作るだけの魔力は戻ってるかな?」
>「フリージング・ディストラクションは無理だけどそれぐらいなら余裕ですわ」
「あ、そっか、フリージングドールの中に隠す気なのね。
それは思いつかなかったな。おバカなのはあたしか」
>「クロウさんはどうしようか?相当無茶させたから起こすのもちょっと可哀想だし。
> 死体さえ無ければ、クロウさんがここに寝てても大丈夫だよね?」
>「…俺としてはこいつがどんな無茶をしたのか知りたいが、
> 起きないものはここに置いていくより仕方ない。」
「レベッカが危なかったんで、レオ先生を呼び出すために、保健室までの道を造ってくれたんだよ。
腕輪も使ってかなり無理してたみたいだったから、限界をこえちゃったかな…
でも寝かせておくとすると、死体が無くても誰か入ってきたらマズくない?」
>「何ならドアノブにこれ貼っておこうか?」
リリアーナが取り出したのは、「絶賛使用中。邪魔しないでください」と書かれた紙。
いつこんなもの準備したんだろう…
>「そんなもの貼るんだったら俺がドアに細工をしておくぞ。」
「その文面だと、アルナワーズやユリみたいな野次馬ホイホイになりかねないしね…」
クリスが細工していくのが確実かな…」
10:ミルク ◆9DoC6dU6XQ
09/04/08 11:09:18 O
>「外に出る前に、着替えのない奴はこれ使っとけ。」
「なにこれ?」
クリスは外に出る前に、なにやら変わった装置を渡してくれた。
残念ながら、あたしは見ただけではこれが何かわからない。
>「幻術科に協力してもらって作ったカモフラージュ装置だ。
> まだ試作段階で数も少ないが何もしないよりはマシだ。」
>「不思議装置だな」
「へえ、幻術科も役に立つことをするんだねえ」
なんかアルナワーズのせいで、正直幻術科に良いイメージなかったからなあ。
使ってみると、確かに黒い修道服に目立ってた赤い血痕が見えなくなって、納得の効果。
「こりゃすごいや、ありがとクリス。ありがたく使わせてもらうよ」
>「俺はもうしゃべらねーぞ?槍が喋ったら怪しいからな。」
部屋を出る前、レベッカがリリアーナにそう話しかけた。
「別にいいんじゃない?しゃべる剣や使い魔を持ってる生徒もいるんだし。
この学園じゃピンクのパンダが歩いてても、だれも不思議に思わないわよ。
それに、あんたの説明を聞かないと、メイレンさんの趣味とか妖怪の事とかわからないでしょ」
怪しくなくても珍しかったら、誘拐→実験台コースはあるかもしれないけどな。
最後の言葉は口には出さずに、あたしはフリージングドールの方に目をやった。
>「で・・・・・・こんなに大きいのに扉を潜る事なんか出来るの?」
>「おっきいメイレンさんが通れたんだから大丈夫でしょv」
>「気合を入れるのじゃ。
> 決死の覚悟で進めば必ず道は開かれるであろう」
>「はは、そうだな。前向きに行こうか。
> 昔の男はしょせん昔の男だ。問題は今だよな。」
最後のレベッカの言葉は何か違うような。
しかも、『もう一回会いたい』だなんて未練がましい事言ってたくせに。
「よし、そろそろ猫耳メイド喫茶にいこう。
フリージングドールは多分通るだろうし、通らなきゃ少し削れば大丈夫でしょ」
>>「お帰りなさいませ、ご主人様」
その後、フリージングドールがちょっと扉に引っかかった事以外問題なく、あたしたちは喫茶店に到着した。
…よく考えたら、返り血付きで飲食店は入店拒否されてもおかしくなかったな。
クリスがカモフラージュ装置を持ってて良かった。
「友達が先に来てるんだけど…」
>「おーい、ミルクー!こっちこっちー!!」
ユリが大声上げて両手を振り回してくれたので、猫耳メイドさんに説明する手間が省けましたよ。
「ごめん、人数多いから、机と椅子多めにもらってもいい?
フリージアが貴重なフリージングドール持ってるから、広めに場所取っちゃうけど」
ついでにあたしが席取りを頼んでいる間に、ユリはすばしっこくみんなの所にやってきた。
>「おおー!こんなに大勢でムウ大陸探しを手伝ってくれるなんて嬉しいね!
> でいりぃ・ふぃじる突撃報道班のユリ・オオヤマです!よろしく!
> ところでちょっと聞きたいんだけどさ、若返りの薬を見つけたら誰に売っちゃうの?
> 名前がダメならヒントだけでもいいから教えてくれないかなー」
11:リチャード・ロウ ◆jntvk4zYjI
09/04/08 18:31:22 0
>前235
ユリ達と招き猫の件で話していると、ミルクから連絡が入った。
>>「…ロウさん、どうかしまシタか?
>> 誰かお知り合いの人でもいまシタか?」
「ああ、いや。残念ながら。
喫茶店の改装前には居たはずなのですが・・・・・・はてさて、一体どこへ行ってしまったのか」
>「お待たせー!ミルク達もムウ大陸探しを手伝ってくれるらしいよ!
> 若返りの薬を欲しがってたけど、高く売りつけられる相手を見つけたのかな?」
>>「若返りの薬とは良い物に目を付けられマーシた。
>> 伝説によると、ムウ大陸には確かに若返りの薬が存在したようデース。
>> もし見つけることができれば、世紀の大発見となるデショう」
>「世紀の大発見!?スゴー!!これは特ダネ間違いなし!!」
ユリとマリオの話をにこにこと見守っていると、不意にミルクが話を振ってきた。
>「そういえばリチャードさんも来賓なのに、どうして招き猫の噂なんか知ってるの?」
ロウはティースプーンでカップの中をかき回した。
「ああその・・・・・・実はこの学園に知り合いがおりましてな、ほっほっほ。
おや、なにやら巨大な人形が歩いておりますぞ?あれも何かのアトラクションですかな?」
>10
巨大なSD人形を操って登場した大人数の客は、ユリの友人達だったようだ。
「ほっほっほ、賑やかですな」
ロウはユリとミルクのやり取りを微笑ましく見守っている。
12:リリアーナ ◆jntvk4zYjI
09/04/08 21:00:12 0
ミルクは、クロウが何故魔力不足を起こしたか説明した。
そしてリリアーナがドアに貼ろうとしていた文面は、あまり評判がよろしくなかった。
>「そんなもの貼るんだったら俺がドアに細工をしておくぞ。」
>「その文面だと、アルナワーズやユリみたいな野次馬ホイホイになりかねないしね…」
> クリスが細工していくのが確実かな…」
「そうね、その方がきっと確実よね。起こされても可哀想だし」
正直ただの紙切れより、クリス施すの細工の方が余程心強い。
>「まあ私に掛かればこんなものですわ!」
「あっ、出来た?」
フリージアは、手の込んだギミックのフリージングドールを一体拵えてくれた。
>「でもちょっとリアル過ぎない?」
「すごーい。で、ここにレベッカさんが入るのね?
でもここまで精巧なつくりだったら、フリージングドールにレベッカさんの槍持たせてもいいくらいよね~。
・・・・・・って、フリージア?!」
>リテイクv
>「後は棺桶ごと詰めるだけですわね」
「ええっ、棺桶ごとなの?!」
さすがにその発想は無かったリリアーナはあんぐりした。
>「あー、わりといーんじゃねーか?」
だがレベッカはまんざらでもないようだ。それにしても・・・・・・。
「・・・・・・すごく・・・大きいです・・・」
ヴァンエレンの紹介をにこやかに終えたリリアーナに、クリスが小型装置を手渡してくれた。
>「幻術科に協力してもらって作ったカモフラージュ装置だ。
> まだ試作段階で数も少ないが何もしないよりはマシだ。」
「いいの?ありがと~!」
リリアーナは大喜びでカモフラージュ装置をつけた。
こびりついた血の臭いはどうしようもないが、とりあえず外見上問題は無くなった。
>「こりゃすごいや、ありがとクリス。ありがたく使わせてもらうよ」
「すごーい、何だか服だけじゃなくスタイルまで良くなった気がする~助かったわ、クリスさん」
リリアーナも嬉しそうにその場でくるりと回って見せた。
ラヴスポットから出る直前、レベッカはリリアーナに話しかけてきた。
>「俺はもうしゃべらねーぞ?槍が喋ったら怪しいからな。」
>「別にいいんじゃない?しゃべる剣や使い魔を持ってる生徒もいるんだし。
> この学園じゃピンクのパンダが歩いてても、だれも不思議に思わないわよ。
> それに、あんたの説明を聞かないと、メイレンさんの趣味とか妖怪の事とかわからないでしょ」
「ん~。でもこの槍自体が珍しいものなんでしょう?その上喋るとなるとかなり貴重な品じゃない?
誰かに目をつけられたり実験材料にされたりしても困るわ。
だからレベッカさん、何か伝えたい事があったら、私にこっそり囁いてくれないかな?
そしたら私の口から、皆に伝言するから」
>「ブルースってのは、俺がタイペー島の学校にいたときの元彼氏だよ。
> 俺が知る限り、あいつは最高のストーカーだ。(略)」
>「もう一度、会えねぇかなぁ…」
「ストーカーなのに?・・・・・・あ、ごめん」
独り言に思わず突っ込んでしまい、リリアーナは謝罪した。
『前世は闇の魔法使い』という肩書きの彼氏持ちのリリアーナが、他人のことをとやかく言える立場ではない。
そもそも男女の仲は他人からは窺い知れないものだ。
まして恋多きレベッカなら尚更である。
13:リリアーナ ◆jntvk4zYjI
09/04/08 21:00:35 0
リリアーナはラヴスポットがあったあたりの床に、メイレン達への伝言を残した。
表書きには『メイレン様かメイリンかメイファ以外は拾わないでください』とかかれている。
中には『レベッカさんは移動しました。私達は今から猫耳メイド喫茶に行きます。こんな感じの大きな人形が目印です』
とかかれている。
メモのすみにフリージングドールの絵が添えられているが、100%参考にはならないだろう。
一行は喫茶店に到着した。
「あ、私はちょっと失礼して」
リリアーナは槍を背負ったまま、いそいそとプラーベートと札の下がったスペースに入っていった。
>「おおー!こんなに大勢でムウ大陸探しを手伝ってくれるなんて嬉しいね! (中略)
> 名前がダメならヒントだけでもいいから教えてくれないかなー」
「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様」
メイド服姿のリリアーナは、銀のトレイに水をおしぼりを山ほどのせて登場した。
ちなみにリリアーナは今日出前ばかりだったので、実際にオーダーを取るのは初体験である。
かなり緊張した様子で、お辞儀をしたとき背中の槍(レベッカ)がどこかに当たった音がしたのにも気づかないほどだった。
「ご主人様、お食事になさいますか?お風呂になさいますか?それとも、わ、た、s」
ユリの隣で紅茶を飲んでいた紳士が盛大にむせた。
その後、紅茶を吹いた紳士におしぼりを渡したり
口上が間違っていると他のメイドにしかられたり
皆にオーダーを聞いたりと慌しかったが、とりあえず注文通りの品を運び一段落したようだ。
リリアーナはトレイを持ったまま、フリージングドールの傍らに立っている。
ユリ達は知っている情報を全部話してくれるだろう。
問題はこちらがメイレンに関する情報をどこまで話してもいいものか、だが、その辺は生徒会が判断してくれるだろう。
「そろそろメイリンも落ち着いた頃かな?」
リリアーナは懐から棒メイリンのメモを取り出した。
メイレン達にはレオが同行していると思っているので、リリアーナは今のところ余裕綽々である。
――だがそれも、ティーセットを下げてきたメイドのなにげない話を聞くまでのことだった。
>「白百合騎士団への差し入れ終わったよ~。レオ先生忙しそうだった~」
「え?・・・・・ねえ、レオ先生医務室に戻られてるの?」
>「へ?あ、うん」
「そこに中つ国の服を着た女の子とか長身のドレスの女性とかいなかった?!」
メイドはそんな人は医務室にいなかったと断言した。
リリアーナの顔からさーっと血の気が引いていった。
「・・・・・・あれ?ちょっと待って、じゃあ今もしかして、メイレン様達は・・・・・・・・?」
14:ケオス&マンダ ◆0K.vsut5nQ
09/04/09 00:27:27 O
ラブスポットでの話会いにより場所を移動する事になった一行
メイド喫茶にたどり着くと居たのはユリさんとリチャードさん、後一人見知らぬ人物
ケオスはリチャードさんの元に行くと深々と頭を下げる
「申し訳ありません。貴方の道案内を申し出ておきながら…
全くお役に立てませんでした。本当に申し訳ありませんでした。」
事後処理や救護の手伝いに周っていたとは言えリチャードさんをほっぽっりぱなしにしてしまったのは確かである
頭を下げっ放しのケオス。すると
「ケ、オス…わるく、ない…わた、し、わるい。」
「マンダ…!?」
廊下から走って駆け付けたマンダがケオスと同じように頭を下げる
肩にはルズを乗せている
「何処にいたの、マンダ。散々捜したんだよ。」
「ごめ、ん…バ、チ、おとした。」
マンダがリチャードさんに向かって頭をもう一度下げる。
「ケ、オス、おしごと、なのに…わた、し、ケオス、よんだ。
おこ、られるの、わたし……ごめんなさい。」
リチャードさんはどう反応するだろうか?