08/12/16 18:12:25 0
>>86
≪ 昨日はお姉さんのお手伝いをしながら、そのまま来福神社に ≫
お泊りさせて頂いたびんちょうタン達は、今日も朝から忙しく
働くお姉さん達のお仕事を手伝っていました…。
お昼少し前になって、びんちょうタンは色々な願い事が楽しい
絵で書かれている絵馬を見ながら、その奉納場所から石段へと
掃き掃除をしていると、不意に強い風が吹き付けました。
ビュウッ! カラン カラン コロ コロ コロ…!
すると何処からか、置き忘れられていたジュースの空き缶が
勢い良く、びんちょうタンに向かって転がって来ました。
びんちょうタンは咄嗟に跳ねて、ひょいと避ける事が出来ましたが、
下りて足を着いた所が石段の縁だったので、ゆらゆらと体が
よろめいてしまいました。
ゆりえ 『 …あっ、あぶない! 』
ちょうど買い物に出掛けようとして、その様子を見ていたゆりえ
お姉さんは、石段から転がり落ちそうになっているびんちょうタンに
しがみ付いて止めようとしましたが、自分もつまずいてしまい、
一緒に抱き合って石段を転げ落ちてしまいました。
ズルッ! アーッ! ゴロン ゴロン カーン! カラン コロコロ……
キーン! ゴロゴロ… う~ん……
びんちょうタンはちょっとだけズキズキする腰をさすりながら
直ぐに、隣に倒れているお姉さんの様子を見ようとしました。
ですが覗き込んだそこには、お姉さんでは無くびんちょうタンが
≪ 目を回して倒れていたのでした……?? ≫