びんちょうタン総合スレ その2びん。at CHARANETA2
びんちょうタン総合スレ その2びん。 - 暇つぶし2ch200:しょうが神社では…
09/01/13 10:02:43 0
>>198

お正月の賑やかさも過ぎて、町中ではいつもと同じ風景が
戻って来ました。
もみ寺の大道具市も今日で終わりなので、毎日の様に
通っていたちくタンは、ちょっと残念そうにしています…。

それでも今日は何故だか、ほわほわの襟巻きをした振袖姿の
お姉さん達が、金の付いた草履をカラカラと石畳に響かせて、
しょうが神社にお参りに来ていました……。

そんなお姉さん達を、社務所のお掃除しながら見ていた
びんちょうタンは、ふと北海道のお姉さん達の事を思い出し、
今日のお仕事が終わったら、大道具市で買ったプレゼントに
手紙を添えて、送ろうと思いました……。

201:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/13 21:09:43 0
>>200
シャッ    シャッ

ほわぁ………
おねえさんたち……みんな、すごくきれい………

……ふぁ!
すっかり、おそくなっちゃった…
ぷれぜんと、おくらなくちゃ…!

…そうだ。
まえに、クヌギたんにもらった、えんぴつ……みじかくて、かけなくなっちゃったから…
きょう、おきゅうきんもらったら、
あたらしいえんぴつと、おてがみかく、かみ…かってかえろう。

202:名無しになりきれ
09/01/14 07:07:50 0


203:名無しになりきれ
09/01/14 18:57:20 0
>>201

今日のお仕事を終えたびんちょうタンは、おばさん達が夕飯の
買出しで賑わう、商店街に向かいました……。

204:名無しになりきれ
09/01/14 18:57:52 0
   / /                               / /
  | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | | | |  トンボ鉛筆   サクラクレパス   製図用品  .| | | |    鈴 屋 金 物 店
  | | | |            竹 町 文 具              | | | |________
 ̄..| | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
  | | | | .|| ̄ ̄ ̄||. | | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| | || ̄ ̄ ̄||  | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
  | | | | .||___||. | |        |        | | ||___||  | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
  | | | |::::::::::::::::::::::::::::: | |        |        | | ::::::::::::::::::::::::::: | | | |┬┴┬┴┬┴
  | | | |::::::___________: | |       [|]       | | ::::::::::::::::::::::::::: | | | |┴┬┴┴┬┴
  | | | |:::::|_|_|_|_|_|::| |        |        | |  ____ | | | |┬┴┬┴┬┴
  | | | |:::/_____/| | |        |        | |// / / //| :| | | |┴┬┴┴┬┴
 ̄ ̄ ̄ ̄|______|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二二二 |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

205:名無しになりきれ
09/01/14 18:58:44 0

びんちょうタンはお店に入ると先ず、便箋を探す事にしました…。

辺りを見回しながらお店の奥に行くとそこには、色々な柄の便箋が
置いてありました。どれにしようか少し迷ったびんちょうタンでしたが、
いくつか気に入った中から、一番安い便箋にを手に取りました…。

その隣には万年筆や鉛筆が置いてあり、鉛筆は箱に入っているものと、
バラ売りしているものがありました。
びんちょうタンは、小豆色と緑色のバラ売りの鉛筆を見比べると、
可愛らしい小さなトンボの絵が書いてある緑色の鉛筆を買う事にしました。


店主 『 …はい、いらっしゃいませ。 』

店のおじさんは書き物の手を止めて、びんちょうタンに返事をしました…。

ふと視線をおじさんの手元に落としたびんちょうタンは、ピカピカ光る
鉛筆に目を奪われました…。

店主 『 うん…? あぁ、コレは短くなって使いにくくなった鉛筆にはめる軸だよ。
     こんな古いので良ければあげるから使ってみるかい?           』

っ 【 URLリンク(aryarya.net) 】

びんちょうタンは、鉛筆と便箋と景品の消しゴム。そして頂いた鉛筆の補助軸を
入れた袋を大事に抱えて、暗くなり始めた道をちょっとだけ急いでお家に帰るのでした…。

206:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/15 01:25:36 0
>>204-205
……うん。
これにしよう。

あの…おねがいします。

ふぁ……
《かっこいい、えんぴつ……》

ふぇ…で、でも…いいんですか?
あ、ありがとうございます!

《これなら…クヌギたんのえんぴつ…
 さいごまで、だいじに、つかえる……》

―ありがとうございました。

………ふみゅ!   ポテッ (凍りかけた道に足を滑らせ転んでしまう)
……ふぁ……!

よかった…「びんせん」、ぬれてない…… 
(袋の雪を払いつつバス停にたどり着き、山の中ゆきの最終バスを待つ)

207:名無しになりきれ
09/01/15 16:02:00 0


208:びんちょうタンの家
09/01/15 21:36:37 0
>>206

晩御飯を済ませた後びんちょうタンは、囲炉裏の側に寝そべりながら
ちくタンお手製のランプを手元に寄せると、、お姉さん達へのお手紙を
書き始めました…。

時々急に木枯らしが強く吹いて壁を震わせますが、今年は隙間風が
吹き込まない様に、畑のおばあさんのお家で知り合った農家のおじさんが
修理をしてくれたので、囲炉裏の辺りはそれほど寒くない様ですね……。

209:名無しになりきれ
09/01/16 18:32:37 0


210:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/16 20:10:46 0
>>208
――ごちそうさまでした。

 カサ…

ふぁ……やもりさん! …こんばんは。

まいとし、さむくなると、でてきてくれなくなっちゃうのに…
ことしは……おうちのなか、あったかい……やもりさんも、げんき……

キュッ (おじさんからもらった補助軸をクヌギたんの鉛筆にはめる)
………ひゅふ♪ (囲炉裏の炎にあたって光る鉛筆を見つめる)

211:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/16 20:12:15 0
>>208
【  あかりおねえさんへ
   くりすますけーき、ありがとうございました。
   おともだちといっしょに、いただきました。
   とっても、とってもおいしかったです。
   わたしも、おおきくなったら、
   おねえさんみたいに、おいしいおかし、つくれるようになりたいです。
   また、おてがみかきます。
                              びんちょうタン    】


【  めぐみおねえさんへ
   うしさんのぬいぐるみ、ありがとうございました。
   おふとんのなかで、いっしょにねています。
   とってもあったかくて、おねえさんと、いっしょにいるような、きもちになります。
   いつか、またおねえさんに、あいにいけるように、おしごと、がんばります。
   うしさんたちに、よろしく。
   また、おてがみかきます。               びんちょうタン    】
 


【  たーにゃおねえさんへ
   とってもすてきな、こえのおてがみ、ありがとうございました。
   おねえさんのこえが、いつでもきけて、
   とおくにいても、おねえさんが、いつも、
   わたしのこと、みまもってくれるって…げんきが、わいてきます。
   いつかまた、おねえさんのさくひん、みにいけるように、おしごと、がんばります。
   また、おてがみかきます。        
                              びんちょうタン    】



  ―――   ―――  ―――  ――― 


ポフッ  (お姉さん達へのお手紙を封筒に入れ、さじに足形を押してもらう)

…………できた!
ありがとう、さじ。
こんやは、かぜがつよくて、さむいから、
うちに、とまっていってね。 

212:かみちゅ!
09/01/16 21:08:08 0
URLリンク(www.sonymusic.co.jp)

213:名無しになりきれ
09/01/17 13:18:05 0
>>211

次の日びんちょうタンは、お姉さん達に送るお手紙とプレゼントを持って、
町の郵便局に行きました──。


ちょっと重たい手提げカゴを手に郵便局に着いたびんちょうタンは、
鳥便の受付窓口に行ってジャガイモと木の実を支払い、お手紙と
プレゼントを北海道に送ってもらうように頼みました……。

214:ノシバ電気
09/01/17 13:18:37 0

     _____________     ____________________________
   /|:: ┌───┐ ::|   / …続いて天気予報です。 大陸からの強い寒気が流れ込むため、
  /.  |:: |   ∧_∧   │ ::|  <   東北・北海道方面は、風をともなった雪に注意して下さい。
  |.... |:: |  .(´・ω・`)   │ ::|   \ また、関東・東海地方の太平洋側は……
  |.... |:: |__(_<ヽi/>_)__| ::|      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |.... |:: └───┘ ::|         
  \_|    ┌──┐   .| 
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

215:名無しになりきれ
09/01/17 15:59:07 0


216:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/17 19:49:50 0
>>213
あの……おねがい、します。
(お手紙の封筒とプレゼントを丁寧に包んだ3つの小包みを窓口に)

>>214
…ふぁ…
ほっかいどう…これから、ふぶきになるのかな……?
とりびんさんも、おしごと、たいへんなんだなぁ……

ぶじに…ぷれぜんと、とどきますように……… (道端のお地蔵様に木の実をお供えし、手を合わせる)

217:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/17 19:57:13 0

キーン   コーン   カーン   コーン

ふぁ…… (チャイムを聞き、学校のほうに目をやる)

   カサッ  (懐の「大先輩の炭」に軽く触れる)

らいしゅうから、がっこうのおしごと、はじまるから…
にちようび…おてんき、よくなったら、
あのきのねもとに、この「すみ」さん…うめてあげたいな……

218:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/18 01:55:34 0
>>212
ふわぁ……!
ゆりえおねえさんたちも…あにめに、でてるんだ…!
みてみたいなぁ………

219:名無しになりきれ
09/01/18 16:08:46 0


220:冬晴れの日に…
09/01/18 17:57:40 0
>>217

今朝、温かい日差しで目覚めたびんちょうタンは、
お家の中から外の様子を覗うと、昨日の夜の様な
風も無く、穏やかな日和だったので、お山の奥に在る
ばあちゃんの木の所へ出掛ける事にしました…。

びんちょうタンは、囲炉裏の中に埋めて置いた石を
幾つか注意深く取り出すと、布で巻いてカイロ(温石)
を作り、腹巻の背中とお腹にしまいました。
もちろん一緒にお出かけする、さじのふわふわの
お腹にも巻きつけてあげました。

そして、昨日たらやで買ったおだんごを持って、
お家を出発しました──。

221:ばあちゃんの木
09/01/18 17:58:28 0
      _ 丶ヽ _,.`ヽ` `、 ....._ :  `´ .  .: ゙..:  .:.:` `ヽ...:.:ヽ:.`.:''´ ;.ニ
       ヽ;゙ ''  ヽ`´` ー='´,. '´ 、ヽ .::  :. .::  ‐   ;; : . :.:. ゙:.;.:.:.:;.:'.:.: ;:'... _,:`
     ...._ ト.. ゙ ...ゞ´ゝ,. ''´ :'⌒ヽ ヾ..:;:゙゙ヽ:.  ..  ..ゞ、:..:.:.::: :゙:.:´.:::.:; '..;'´;;..::'_,,.. -
    `ヽ.: .':、 丶..i  ,' ,:' i,. =、..ゝ、ヾ,,;:゙ゞ::;';゙  ;'゙ゝ::''゙; ;;.:.:::;ニ.:_;;..-''.:=':;.:'::ニ´__
     ゞ,.: .:.. ゙:.:.:...';. ::{ i''、ノ:::;;:'""ヾ;:`ヾヾ:;;::ゞ=''::i::;;'':::ソ;゙:.:.:;゙:'´ノ.:.;.:':;.:'´_::`;,´_;,,..ニ::‐
   丶.._,:'': :.ゝ、ゞ;;ゝ、_i.ゝ;;(゙ヾヾ;;::=、::;;;,,_`ヾ::゙ゝ:゙::/;':::ノ;i:シ:;:'":::;'´::.<:.:_::.`ニ::ー..::´...,, __..
  、ヽ,''::ー ;;ー-.:.゙:;;ゝゝ:::''::;;.:.:ヽ;::\_ー‐-::、}:、{:{;;'//イ::シ;;:ゾi::ソ::ノ:: .:、ヽ`ニ、:.´ ̄ヽ:<´
  ;:゙ヾ..二フ.:¬;;='':ゞ;;.゙:;;:゙.:`ゞ、_ヾ;`ヾニヽ、\;>';∠=-‐…'∠;;ヾヾ丶,:: :゙:、`::,,ヽ:. :. ::..:゙、`:..
  `;;.:.: .:,,:''ヽ.:.::、`=-::ニ:::ゞ::(_::゙:、:`¨¨¨);r=、ヾ::::::{':::/ア´ヾ゙:;ヾヾ:、::゙.:.ヽ::.;;.ヽ:.ヽ::´`゙ ゙ `ヽ
  ;''=''"::,, .:.:、、::ゞ,,.:.::=;;..''´..'';;_ヾ::''=、゙..::` }::}:.:.::!:/:;ノ:;':ソ:;'.:.;.';;_';:゙;;`丶;;:`ヾ;.:.、:.`::、._
  _;,:.''"´:.:.:.::_;;.. ::'';; .:.'': ...:.:`:、:;;''´ ''";;::_;;'.::|::|::.i.::{゙;;_;.''_::..:゙;;/´.:.:'';; .: .:..::´ヾ._ヾ:i゙:;, .:',.._
    ゙丶;;.:''´,:´:.:.;;゙、:.:.';;'' "⌒''      ,:゙::|::i:.:i.::|  '´ `''´   ,:'' ヽ:;:'⌒丶; `゙  `ヾ
         ;: ''´   '´             '゙´ |::i : .:.|            _,.:'
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           ... .... ..... .......,.,.,,,,,./ノ ノ..:ヽ、::ヽ\.,,,.,.,.,. ....... ..... .. .
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  ゜.゜・。゜゜. . .☆ 。゚.,  ,+ 。 ゚. + ゚.,  ,+ 。 ゚. +  .☆ 。゚., . 。゚., ゜.゜・。゜゜
  ,  ,+ 。 ゚.,  ,+ 。 ゚.  +  .☆ ゜.゜・。゜゜  ゜.゜・。゜゜ ,+ 。 ゚. +  ,+ 。 ゚. +
  +  .☆ 。゚., . ゚.,  ,+ 。 ゚.+ 。 ゚. +  ,+ ,+ 。 ゚. +  .☆ 。 ,+ 。 ゚. 

222:2
09/01/18 20:24:08 0
>22 2

223:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/18 20:28:10 0
>>220
……んっ……… (朝陽に向かって大きく伸び)

ひはぁ……

さじ…おはよう!
ちょっと、じっとしててね。

シュルッ
………あったかい?
 (さじ『ワン!』)
よかった………
じゃあ、いこうか。

       キュッ    キュッ

>>221
   キラ   キラ

ふわぁ……   (木の枝越しに差し込む木漏れ日に目を細める)

ばあちゃん………

ことしは……「おのみち」で、あった、「せんぱいのすみ」さんと、いっしょに…きたよ。

(木の根元に歩み寄り、手で雪と土を掘り、懐から大先輩の炭を取り出してそっと穴の中に置く)
………おつかれさまでした。
わたしも…すこしでも、ながいあいだ、みなさんの、おやくにたてるように……がんばります。
ばあちゃんといっしょに…みまもっていてくださいね。  (土をかぶせる)


…………………!

(木の幹を見上げ、かつて鉄の棒が刺さっていた穴が少しずつ塞がってきていることに気づく)

―――このきも……「いきてる」………

ばあちゃんの、「おもい」も……きっと…………

わたしも……「いきてる」………

みんなの「おもい」が、ちからを、くれるから………!


(落ちていた枝を拾い、雪の上に、大きな字でお手紙を書く)

  【   ばあちゃん
      これからも いろんなところへいって
      たくさんのひとと おともだちになれるように
      がんばります                       びんちょ  】

224:名無しになりきれ
09/01/18 21:08:10 0
11秒待ってやる

225:名無しになりきれ
09/01/18 21:09:18 0
すいません誤爆しました…

226:数日が過ぎて…
09/01/19 18:38:34 0
>>223

今日は、今週最後の学校のお仕事の日です。

びんちょうタンはいつもの様に身支度を整え、出かけようと
扉に手を掛けると、その隙間にお手紙が挟まっているのに
気が付きました…。

表には、≪ びんちょうタン 様へ ≫と書いてあり、裏には
お手紙を出した人の名前が漢字で書いてありました。

ちょっと困ったびんちょうタンでしたが直ぐにひらめいて、
お昼休みになったらチシャノキ先生にお願いして、読んで
もらおうと思い付き、懐にお手紙をしまうとお家を出ました……。

227:用務室 (お昼休み)
09/01/19 18:39:55 0

お弁当を食べ終えた先生に、お代わりのお茶を入れながら
びんちょうタンは、お手紙の事を先生に頼みました…。

チシャノキ先生 『 …はい、いいですよ。
           封を開けても良いのですか? では……  』


≪ こんにちは。                             ≫

  私は函館に住んでいる、茜木温子(あかねぎ あつこ)と
  言います。

  この前の大雪の時、ウチの店先に郵便カバンを提げた鳥が
  落ちてうずくまっていたので助けてあげたのですが、カバンが
  びしょびしょに濡れていて、中に入っていた、あなたの出した
  お手紙と荷物のあて先が滲んで読めなくなってしまっています。

  送り先が解れば、お手伝いをしてあげられるのですが…。
  どうすれば良いのか、ご連絡をお願いします。

≪                      茜木鮮魚店 茜木温子  ≫


チシャノキ先生 『 せっかくの贈り物の行き先が解らなくなるなんて、
           残念ですね……。
        ピン!
           ……前に商店街で、北海道周遊券を当てたと
           お話を聞かせて頂きましたけど、それを使って
           直接行ってみてはどうですか?

           …あっ、お仕事は…… そうですね……
           赤い髪をした、元気なお友達に頼んでみては…?

           そう、暫くの間でしたら、その子にあなたの代わり
           として、お仕事をして頂いても構いませんよ…?  』

228:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/19 19:30:14 0
>>226-227
トポトポ

あの…せんせい…おねがいが、あるんですけど……
この、おてがみ……
わかし、かんじが、あんまり、よめないので……よんでもらえませんか?

はい…ありがとうございます。


 ……………………!

《 とりびんさん…やっぱり、ゆきで……
  おねえさんたちへの、こづつみ……やさしいひとが、ひろってくれたんだ……… 》

あ……は、はい……
《 そういえば…このまえ、ゆりえおねえさんと、いっしょのとき… 》

ふぁ……あの、い、いいんですか?
でも…らいしゅうの、おしごとに、まにあわないかも……

………!
《 せんせい……ちくタンのこと、おぼえててくれたんだ……!》

は、はい!
きょう、おしごとおわったら、おねがいしてみます。
せんせい……ほんとに、ありがとうございます!  (深々とお辞儀)

   ――  ――  ――

  テテテテテテ

はっ… はっ… (放課後、白い息を吐きながらちくタンの家へと走る)

…………ひはっ!?
              クルン    ポテッ 
 
(後ろから走ってきたさじが、帯をくわえて放り上げ、一回転して背中の上に着地)

ふぁ……さじ……!
のせていってくれるの?  あ…ありがとう!

タタタタタタタタ (風を切って駆けるさじの首にしっかりとつかまる)

229:ちくタンの家
09/01/20 16:29:25 0
>>228

ちくタン 『 ……あっ、びんちょうタン…。
       どうしたの? そんなに息切らしてー。

       ……うん、うん、いいよ。
       この前の大道具市でお小遣い使い過ぎちゃったから、
       お仕事させてもらえると、ワタシも助かるよ~♪    』

マダケじいちゃん 『 そう言う事なら、暗くならんうちに周遊券
             とやらを取りに帰って、今晩はこっちに
             泊まりなさい。お前さんが戻ったら、ワシが
             駅前の旅行代理店に行って、空港行きの切符と
             函館行きの飛行機の手続きをしとくよ…。

             あっ、家に帰ったら、火の始末と戸締りを
             きちんとして、出て来るんじゃぞ…。       』


びんちょうタンはマダケじいちゃんの言う事に従って、またさじの背中に
乗せてもらうと、一度お家に帰る事にしました…。

230:びんちょうタンの家
09/01/20 16:29:57 0

家に着いたびんちょうタンは、先ずはお皿にお水入れると、白い息を
ハアハアとさせているさじに飲ませてあげました。

そして、てきぱきとお出かけの準備を済ませると、少し休んで元気が
戻ったさじに乗って、またちくタンのお家に向かいました……。

231:ちくタンの家
09/01/20 16:30:29 0

          ――  ――  ――

びんちょうタンは、マダケじいちゃんが取って来てくれた切符を、枕元に
置いた手提げカゴの中にしまうと、お布団に入りながらちくタンに、
学校でのお仕事の仕方について教えてあげました…。

ちくタン 『 エト… ていねいに… 静かに…。うん、ガンバッテみるよ! 』

そして部屋の灯を消した後も三人は、冬の北海道ってどんな町なんだろう?
どんな面白い事があるんだろう? 美味しい食べ物はあるかな? などと
お話しながら、段々と眠りについていきました……。

232:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/21 02:45:36 0
>>229
ちくタン! …こんにちは。
あのね…ちょっと、おねがいしたいことが、あるんだけど……

……ほんと? あ…ありがとう!

ふぁ…ちくタンのおじいちゃん、こんにちは。

え…い、いいんですか?
このまえも、とめてもらったばっかりなのに…

は…はい。 ありがとうございます!
はい。
できるだけ、はやくもどります!

>>230
はい…さじ。 のど、かわいたでしょ?
                            ピチャピチャ

(周遊券を懐に入れ、囲炉裏の火をしっかりと灰の中に埋める)
やもりさん…
ちょっとのあいだ、さむくなるけど…かぜひかないでくださいね。

――いってきます。

>>231
おじいちゃん……さむいのに、ごめいわくかけて、ごめんなさい。
(マダケじいちゃん『ええんじゃよ。 さ、早めに風呂に入っといで』)
は…はい!

……うん。………うん。
クヌギたんにあったら、よろしくね。
アベマキちゃんと、コルクくんにも……

《 「あかねぎ あつこ」さん……
  どんなひとなんだろう………? 》

……おやすみなさい。




233:お出かけします…
09/01/21 18:18:11 0
>>232

朝、マダケじいちゃんとちくリンに切り火をしてもらって家を出た二人は、
チシャノキ先生にお出掛けのご挨拶と、ちくタンを先生と引き合わせる為に、
サクサクと雪を踏みながら学校へと向かいました…。

暫くして通学路に入ると、学校に向かう生徒達を見かける様になりました。
すると、少し前を歩いている生徒達の中にあろえを見つけた二人は、小走りに
寄って行くと、まだ少し寝ぼけまなこのあろえに声を掛けました…。

あろえ 『 …ほゎ ちくタン、びんちょうタン、おはよぅ~~  フワァ……

      ……… 北海道にお出掛けするんだ~ いいなぁ~  アハハ…
      あっ… でも今は寒いから、夏だったら行きたいかな~    』

そんなお話をしている内に三人が学校に近づくと、校門の前に停まっていた
馬車から、丁度クヌギたんが降りて来ました…。

クヌギたん 『 ……あっ、みんな、おはよう~
         今日は、朝から日が差して暖かいね。 ♪

        (クヌギたんにもお出掛けの話をする)

         びんちょうタン……。(被っていた帽子を取り、たたんで渡す)
         向こうはもっと寒いから、風邪に気を付けてね……。     』


234:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/21 22:06:08 0
>>233
カチ カチ  
(マダケじいちゃん『気ぃつけて行っといで』)
(ちくリン『トイデー!』)

…はい。 いってきます!

あろえちゃん、おはよう!
あ…クヌギたん、おはよう!

…………うん。
それで…ほっかいどうにいってるあいだ、ちくタンに、おしごと、かわってもらうことになったんだ。

………ふぁ……
クヌギたんの、ぼうし……
これ…かりても、いいの?

(炭をはずし、帽子をかぶってみる)

ふわぁ……あったかい……
ありがとう…クヌギたん!

235:少しお待ち下さい…
09/01/22 19:45:34 O
ヾ(^_^;

236:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/22 20:16:30 0
>>235
はい。 …まってます!

237:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/23 21:03:19 0
ふぁ…
(近くの電器屋さんの店先のテレビから、聞き覚えのある音楽が聞こえて振り向く)


 【   今度はどんなすてきな旅が待っているのかな?
 
      『 プカシューの大冒険 2 』

        いよいよ2月からスタート!   お楽しみに!   】


ふわぁぁぁ………!
また、ぷかしゅー、てれびで、みれるんだ……!

238:用務室では…
09/01/23 21:32:12 0
>>234

チシャノキ先生 『 (ちくタンに)……と言うお仕事ですので、
           よろしくお願いしますね…。

           (びんちょうタンに)それからコレを…

        っ 【お守り袋】 チャリ チャリ…

           中に此処の電話番号が書いてあるメモ書きと
           小銭を入れて置きました…。
           何か困った事や、お友達に伝えたい事があったら
           遠慮しないで、お電話なさい…。           』

ちくタン 『 あっそうだ… ゴソゴソ
       はい、今度はワタシが手袋を貸すね。  』
                             エヘヘ

びんちょうタンは二人に見送られつつ学校を後にして、駅に向かいました…。

        ――  ――  ――
>>237


239:南部駅
09/01/23 21:32:48 0

れんタン 『 ……やっぱり来た。…はい。(紫色の風呂敷包みを渡す)

        昨日、占いをしてたら遠くへお出掛けするって出たから
        来て見たの…。おにぎりと… たらやのお団子と…
        お茶が入っているから、あとで食べてね……。      』

ピンポン パンポーン

       ( まもなく、新大阪行き「特急くろしお10号」が参ります
        お乗りの方はホームへ移動下さいませ…。      )

二人がホームに移動すると間も無く電車がやって来ました…。

びんちょうタンは電車に乗ると入り口で立ち止まりました…。
そして、閉まるドア越しにれんタンへ手を振りながら、駅を出発しました…。

          ――  ――  ――

びんちょうタンの現在の装備品(外装)


クヌギたんの帽子
チシャノキ先生のお守り袋
緑のまふらー
畑のおばあさんが作ってくれた腹巻
ちくタンの手袋(片方)
れんタンのお弁当(風呂敷付き)
手提げカゴ
アンクレット
雪ぐつ

240:6
09/01/23 23:53:08 0
240

241:名無しになりきれ
09/01/24 16:26:41 0
URLリンク(ja.wikipedia.org)

「なんぶ」ではなく「みなべ」と読むんだね。

242:名無しになりきれ
09/01/24 19:50:11 0
>>175
いまさら気づいた
ちゅる(鶴)や と ゼニガメ(亀)で鶴亀か。
縁起がいいな。

243:1
09/01/24 23:29:33 0
243

244:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/25 00:22:12 0
>>238
ふぁ…「おまもり」……

は、はい!
せんせい…ありがとうございます!

あ…クヌギたんの、てぶくろ……
…うん。ちくタン…ありがとう! (借りた手袋を左手にはめる)

じゃあ……ちくタン、よろしくね。
―――いってきます。

>>239
ふぇ……れんタン?
れんタンも…おでかけ……?

え……じゃあ、
わたしのこと、みおくりに、きてくれたの?
……ふわぁ…おべんとうまで……
あ…ありがとう、れんタン!

……うん。
おじいちゃんたちに…よろしくね。

     プシューッ

―いってきまぁぁーーーーーす!

245:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/25 00:25:47 0
>>241
…はい。
えきのなまえは、かんじだけど、
まちのなまえは、ひらがななんですよ。

>>242
えっと……
つるは、せんねん…かめは、まんねん……ですよね?
ちゅるやさんと、かめさん…また、あそびにきてほしいな……

246:8
09/01/25 06:21:39 0
246

247:関西国際空港 ロビー
09/01/25 20:01:33 0
>>244

空港に着いたびんちょうタンは、夏に来た時の事を思い出しながら
ロビーを見渡し、ようやく受付のお姉さんを見つけるとチケットを
渡して、搭乗手続きを済ませました…。

248:函館行き 機内
09/01/25 20:02:12 0

飛行機が飛び立ち、しばらくすると案内のお姉さん達が、飲み物を
配り始めました……。

         /     _ , 、-、_ _     \
       /    , ‐´ "   γ'´ `ヽ,    \
       /    /       Λ _,、    ゙~ヽ    ヽ.
        /   , '    ; ,i! i;;;;_v';_| l     `ヽ.   i
       /  / / ; / ! :i'| |    i |  !i     ゙j  |
     ヽ_,,ノ;  !: l/| |, Li !     i i! l,|  .:|   :|   |
      ´フ:: |: |: i'"|_i_,! |_!   |_i' /、!  ::!  .:;|   !
        /;: |::. l;__! __,,,,_      ` | .::/  ::|;レ'"
        !:: {:_j. ''"   `    ‐'''‐、,`"''! .:ノ.;ゝ
       レ'"l|  |         ,     ` ./__/´.::l
       /  l.|  |     ,,,, __       /  !ヾ;ノヽ,   お飲み物は、何にしましょうか?
       /  /i´ ̄|、    l   ;゙     /|_|  i   ;  ……はい、どうぞ。
      ,!.へi |:.   |'゙ヽ、  ゛- '   ._,イ/|  i   |.へi                      ニコニコ
      !.へ.! l::  │_l゙丶、 __ ,, ‐'l  " |  :|   i,へ.!  …もうすぐテレビが始まりますよ。
           !::   l´l'丿       lヾヽi  ::|       お好きな番組が有ると良いですね
    _,, -‐ '´|::   | l´         ソ |  ::|'' ‐- 、_
   /ヽ.     |::: │ヽ         ./  ! .:::!   /\

249:どっちを先に…
09/01/25 20:03:00 0

飲み物を頂いたびんちょうタンは、ふと視線の先を見ると、お菓子や
お弁当を食べている人達が見えたので、自分もれんタンの風呂敷を
広げて、おにぎりを頂く事にしました……。


            ─ 機内放送 ─

      【【 URLリンク(aryarya.net) 】】

250:25
09/01/25 21:42:22 0
250

251:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/25 22:53:44 0
>>247
えっ、と…… (旅行者たちの車輪つきスーツケースをよけながら歩く)

ふぁ…
あの…おねがい…します! (せいいっぱい背伸びしてカウンターの向こうのお姉さんにチケットを渡す)

>>248
――ひぅ! (離陸のとき、体がシートに押しつけられる感覚に驚く)

ふぁ…あの…こ、こんにちは。
あ…は、はい。 
えっと……つめたい、おみずを、ください。

…ありがとうございます。

ふぁ…てれび……は、はい!
(お姉さんに教わった通り、ヘッドホンを取り出してつける)

>>249
いただきま………
ふわぁ……ぷかしゅー……!

なみにゆられてぷかぷかとぉ~ きょうもぷかしゅーどこ…………ふぁ!

(台詞にあわせて無意識に声を出してしまい、他の乗客たちの視線に気づいて真っ赤に)

ご……ごめんなさい…。

………… (お弁当の風呂敷をいったん結び直し、スクリーンに見入る)

252:函館空港
09/01/26 20:01:16 0
>>251

    【 URLリンク(aryarya.net) 】

函館に着いたびんちょうタンは、先ず観光案内所に行って
温子お姉さんの店が在る、《朝市》 の場所を聞きました…。

案内係 『 朝市は駅の隣に有りますから、函館駅行きの
       そのバスに乗ると良いですよ…。        』

    【 URLリンク(aryarya.net) 】

253:おもちゃのような…
09/01/26 20:02:59 0

びんちょうタンを乗せたバスが湯の川温泉街を通り過ぎると、
チンチン電車が走っているのが見えて来ました…。

    【 URLリンク(aryarya.net) 】
    【 URLリンク(aryarya.net) 】
    【 URLリンク(aryarya.net) 】

色々なデザインの電車は、九官堂のショーウインドウに
飾られているおもちゃの様で、びんちょうタンはあの電車に
乗ると楽しいだろうなぁ、と思いました…。

254:やっと着いた…
09/01/26 20:03:39 0

    【 URLリンク(aryarya.net) 】

駅に着いたびんちょうタンは、駅舎の隣の方に賑やかな
お店がたくさん有るのを見つけ、行ってみる事にしました…。


          ─ 朝市入口 ─

    【 URLリンク(aryarya.net) 】

255:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/26 21:09:33 0
>>252
はい。 …あの、ばすですね?
ありがとうございます。

………ふ………! (建物を出たとたん、肌を刺す冷たい風に身をすくませる)

ここが……あつこおねえさんの、まち………
(クヌギたんの帽子を目深にかぶり直し、バスに乗り込む)

>>253
………ふわぁ~~~!
かわいい、でんしゃ……どこに、いくんだろう……

>>254
(いつもの癖でどんぐりを料金箱に入れようとしてしまい、あわててがま口を出して料金を確認)
――ありがとうございました。

ひはぁ……おみせ、いっぱい……
「あさいち」って……ここかな…?

えっと……「あかねぎ…せんぎょ、てん」………
(手紙の字と看板の文字とを見比べつつ、お姉さんのお店を探して歩き出す)

256:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/26 21:56:49 0
>>254
あ……

ブロロロォォォ ……

(車体に『茜木鮮魚店』と書かれた軽トラックが、目の前を走りすぎる)

      ボテッ    
             コロ コロ コロ
                          …… ブキュー!

(トラックの荷台から、白い物体が転がり落ちる)

ひはっ!?

URLリンク(ca.c.yimg.jp)

―――ふわぁ…… かわいい……!                 キュー  キュー
あれ? でも…
さじに、にてるけど……いぬじゃ、ないみたい…… 

あの、とらっく…もしかして…… 
ん、しょっと……… (謎の生物を優しく抱き上げると、雪の上に残るトラックの轍をたどって歩いていく)

257:名無しになりきれ
09/01/26 22:03:10 0
∧_∧
( ´・ω・) 寒いですなぁ、一緒に熱いお茶でも飲んで温まりませんか?
( つ旦O  ∬
と_)_) 旦

258:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/26 22:11:51 0
>>257
ふわぁ…ありがとうございます!

ズーッ

ほゎぁ~…… あったかい……

259:寒くて 温かい町で… びん
09/01/27 16:49:47 0
>>256

びんちょうタンが轍の後を追って、立ち並ぶ店先の角を曲がると、
少し先にさっきの軽トラックが停まっているのが見えました…。


(´Д`)ノ    『 よぉ!お疲れ~ 温子ちゃん。 』

(* ̄▽ ̄)  『 配達ご苦労さんだね~♪ 』


    【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 こんにちは~! いつもありがとうございます~! 』


お店のおじさん達と話しているのが、温子お姉さんだと解った
びんちょうタンは、側に寄って声を掛けようとしました…。

すると急に、抱いていた生き物が鳴き声をあげました。

キュウ~ン キュウ~ン!

    【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 わっ、わっ! ルルちゃん?! 』

 (スチロール箱で死角になった足元からの、不意の鳴き声に驚く)

    【 URLリンク(aryarya.net) 】
    【 URLリンク(aryarya.net) 】
    【 URLリンク(aryarya.net) 】

260:北へ。?Diamond Dust Drops?
09/01/27 18:32:52 0
URLリンク(ja.wikipedia.org)

261:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/27 21:43:11 0
>>259-260
……あ…
《 あのひとが…あつこおねえさん……! 》

あの………ふぇ???

ふぁ……あ、あぶない!
(降ってくるスチロール箱とイカの雨から身を挺して『ルルちゃん』をかばう)

ドサッ        ひは~~~~~ ………      ドサドサドサドサ

(箱が体の上にかぶさったおかげで、幸いにもイカまみれにならずに済む)

ふぁ……
だ、だいじょうぶ?

URLリンク(www.city.kushiro.hokkaido.jp)   ……キュ?

ひはぁ……よかったぁ。

あ、あの……はじめまして。
わたし……このまえ、おてがみ、いただいた、びんちょうタンっていいます。
あの…このこが、おみせの、とらっくから、おちちゃったので……その……えっと……

262:イカ最高~?
09/01/28 01:47:03 0
>>261

温子 『 …!! あなたがびんちょうタン?
     わざわざ来てくれたんだ。函館は遠かったでしょ…?
     あっ、ゴメンね! お話は後回しにして、イカを
     拾うのを手伝ってもらえる~?             』 

アツコチャン マタカイ…   ソラヨッ!     ゴメンネ オジサン …

       マッタク オッチョコチョイ ダネ~    アハハ …

263:茜木鮮魚店
09/01/28 01:47:45 0

   【 URLリンク(aryarya.net) 】


雪の上に落ちたイカは、殆ど傷みが無く拾えたものの、
結局着物を汚してしまったびんちょうタンは、お姉さんの
家に着くとお風呂を借りて、みんなで一緒に入りました……。


      ――  ――  ――

         カポーン
   ⌒           ⌒      ザー 
 (     )           (     ⌒            │     || |
    )                )           │     || |\
                 (    ノ             │     || |\\
  )___________  )_           │     || | : :\
──────‐ ヽ\        │     || | : : : : .
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ij ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄し' ̄ ̄]          │     || | : : : : :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ.     || | : : : : :
  o                。     | ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ.    || | : : : : :
    ゚                |  ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ.  || | : : : : :
 ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ|| | : : : : :
ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ\ : : :
 ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ.\ :
ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ


『 この子は、まめゴマのルル。北海道に昔から住んでいるアイヌの
  人の言葉で、「海の汐(しお)の流れ」って意味なんだよ。
  港に流れ着いて来たこの子にピッタリな名前でしょ?   アハハ  』

264:一息ついて…
09/01/28 01:48:58 0

温子 『 ふわぁ~ よく温まったね~~。
      ルルも元通りの真っ白になったわ~♪

      そうだ、のど渇いたでしょ? 一緒にプリン食べよ? 』

 っ 【 URLリンク(aryarya.net) 】


プリンを頂きながらびんちょうタンは、お姉さんが鳥便を見つけた
時の事を聞いたり、預かって頂いていた荷物を見せてもらいました…。

温子お姉さんの手紙にあった様に、ターニャお姉さん達あての
封筒と小包は宛先が読めなくなっていました。

そして、少しドキドキしながら封を開けて確かめると、中のお手紙や
贈り物は無事だったので、びんちょうタンは明日にでも新しい包みを
揃え直して、またお姉さん達に送ろうと思いました…。


        ――  ――  ――

リリリーン リリリーン  ガチャ

温子 『 …はい、茜木鮮魚店です。 …あっ、お母さん、そっちはどう?
     ……うん、うん、解った…。 じゃあ、おばあちゃんによろしくね…  』
                                               プツッ ツーー
    『 …あ~ん、困ったな~。 源さん(店員)は腰を痛めて動けないし、
      お母さんはおばあちゃんと一緒に札幌のお得意様回りが長引いて、
      3~4日帰れないって言うし…。明日のお店どうしよう……      』

265:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/29 01:53:24 0
>>262
ふぁ……は、はいっ!

(つるつる滑るイカを懸命に拾い集める)

 ピューッ

ふみゅ! (特に活きのいい1匹をつかんだとたん、顔に墨をかけられてしまう)
……はひぃ………

>>263
……しつれい、します。
おねえさん…さっきは、おしごとの、じゃましちゃって、ごめんなさい。

   チャポッ  (体を洗ってから湯船に)

ひはぁ~~~………

……………       キュー…
(『ルル』のキラキラする大きな瞳と見つめ合い、お姉さんの優しい笑顔を見上げる)
ふぇぇ……
「かわ」も、ながれてるけど……「うみ」も、「ながれてる」んですね………

『るる』ちゃん………よろしくね。 
                     キュ! キュ♪

>>264
ひはぁ……
あ、は、はい!
――いただきます。 (ー人ー)
ふぁ……とっても、おいしいです!

………じゃあ、とりびんさんは……
(お姉さんの心のこもった看病で、元気になって帰っていったことを聞く)
……よかったぁ……!

ふわぁ……おてがみと、ぷれぜんと…だいじょうぶ……

…はい。
まえに、おしごとで、ほっかいどうにきたときに、
しりあった、おねえさんたちが…くりすますぷれぜんと、おくってくれたので……
なにか、おれいがしたいとおもって……
あつこおねえさん……ありがとうございます!

        ――  ――  ――

………あ、あの…おねえさん……
もし、よかったら…
おせわになった、おれいに……おみせの、おてつだい、させて…もらえませんか?

266:ちゅる亀コンビ
09/01/29 09:49:07 0
あれ?びんちょうタンじゃないかっ!奇遇だな~
わたしはこのカメさんを鍛えるために函館よりずっと北の
網走というところへ行く途中だったんだよ!じゃ、ま~たね~!

ゼニゼニ~(かぜ引くなよ~)

267:寒い朝だけど…
09/01/29 19:10:36 0
>>265

次の日、お店をお手伝いする事になったびんちょうタンは、
暗いうちから市場に仕入れに出掛けるお姉さんを見送ると、
お部屋を掃除して朝ごはんを作り、お姉さんの帰りを待つ
事にしました……。


お部屋の掃除が終わり、今度は店先の掃除にかかりました。

びんちょうタンが外に出ると、辺りはまだ暗くてとても寒く、
近所のお店の人達がそれぞれにお店の灯を点け、白い息を
あげて朝の挨拶をしながら、忙しそうに、でもどこか楽しそうに
働いているのが見えました…。
                   オハヨー  オーッ
                              キョウモ サムイワネー

268:美味しく出来た…?
09/01/29 19:11:24 0

お掃除が済んで、次は朝ごはんの仕度です。

びんちょうタンは、寒い中帰ってくるお姉さんに温まってもらえる様に、
先ずはお味噌汁を作ろうと思いました…。

お姉さんから入っている物は自由に使って良いと言われた冷蔵庫を
開けて見回したびんちょうタンは、【味噌】【アサリ】【ネギ】を取り出し、
おかずに【タマゴ】【ウインナー】【アジの開き】【シラス干し】を選びました…。


       ――  ――  ――

…… サクッ サクッ 
ガラガラー    フゥ …

温子 『 ただいまー。 わぁ……、部屋がピカピカ~!
     あっ、ごはんも出来てる~♪ お腹へってたんだよー  』
                                    アハハ
 
      【【 URLリンク(aryarya.net) 】】

               ズズッ 
温子 『
いただきまーす。   …うん、温かくて美味しいー☆
     お味噌もアサリも家のだよね…? なんでいつもより
     美味しいのかな……。
     御飯もふっくら炊けてる…。 パクパク
     アジもパリッと焼けてるし、びんちょうタンって
     家事がとっても上手なんだねー。             』
                          ニコニコ 

269:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/29 21:42:25 0
>>266
ひはぁ…ちゅるやさんと、かめさん…こんにちは!
「あばしり」…きっと、ここより、さむいところなんですね…

は、はい!
かめさんも…からだに、きをつけて…がんばってくださいね!

>>267
いってらっしゃい…おねえさん!

ひふぅ…
おさかなやさんって…まいあさ、こんなにはやく、おきなきゃいけない…
たいへんなんだなぁ……

ん、しょ…
 ザッ    ザッ  (夜の寒さで固く凍った店先の雪をシャベルでかき取り、他のお店の邪魔にならないように通りの隅に集めていく)

……おはようございます!  (通りかかる近所のお店の人たちに元気よく挨拶)

>>268
トントントントン
          コトコト  コトコト  (アサリが煮えたのを見計らって味噌とネギを入れる)

  シャッ シャッ   (研いだお米を、頭の炭とともに炊飯器に入れる)

         ジュウウウウ
                     パキッ   ジィィィィィ

(小皿でお味噌汁の味を見て) …………うん!

あ……おかえりなさい!
ごはん、できてます。

ひはぁ………… (頬をほんのり染める)
あ、ありがとうございます。 …うれしいです!

270:名無しになりきれ
09/01/30 04:09:37 0
ジャンケンしようか、ジャンケン

いっくよー、じゃんけんポン!(グーを出す)

271:名無しになりきれ
09/01/30 18:34:56 0
URLリンク(net-vvw.com)

272:ちょっと恥ずかしい…
09/01/30 20:30:53 0
>>269

手早く御飯を済ませた二人は、早速開店準備にかかりました…。

お姉さんのキビキビした指図に負けずにびんちょうタンは、
テキパキと動き、あっと言う間に品揃えを終える事が出来ました…。

      フゥ…               フフッ…
温子 『 びんちょうタン、やるわね……。      ゴソゴソ…
     でも今朝はこんなもんじゃないのよっ!!
                               ジャーン! 
      【 URLリンク(aryarya.net) 】

     今日、明日って連休だから、道外から観光に来た
     お客さんが多いのよ。
     それで一緒にこのイカ帽子を被って、焼きイカを
     売ってお客さんを集めて欲しいんだー。  ネッ?

     人が集まれば、カニやウニなんかの高い商品も
     売れるからねー。
     それじゃー、張り切っていこうー!!     』

 ”                                     ”
  焼き立てのイカはいかがですかー? ホタテもありますよー!
  お土産にカニはどうかにー? ホッケも美味しいよー! 
 
 ”                                     ”


273:名無しになりきれ
09/01/30 20:49:04 0
    ワイワイ                  チョット ミテコウヨ…
        ガヤガヤ   アーッ カワイイ~♪

『 …へえ、炭焼きなんだー。じゃあ、イカを一つもらおうかな…。』

                  コッチモ ヒトツネー
 ワタシハ ホタテガ イイナ…
              コノコハ オモチカエリ デキマセンヨネ? AHAHAー!

『 ホタテ美味しいね~♪ スイマセン、このイカとホタテの
  詰めあわせを… えぇ、2ケース送ってもらえます?       』
                                 コッチモネー!
カニヲ オクッテ モラオウカネ…      ウニニ シヨウヨー?

274:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/30 22:06:57 0
>>270
あ…は、はい。
じゃんけん、ぽん! (チョキを出す)

ふぁ…まけちゃった……
は、はい。 「やきいか」、おまけします! (値引きした分を自分のがま口から補填)

>>271
ふわぁぁ…! かわいいおようふく……
こんな、おようふくきて、おしごとしてみたいなぁ……

275:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/01/30 22:07:46 0
>>272
――ひは~~ぁ!
おねえさんと、わたし…「いかさん」になっちゃった……
ふわぁ……でも、このぼうし…クヌギたんのぼうしみたいに、あったかい……

は、はい! がんばりますっ!
                      キュー! (ルルちゃんがイカ帽子の端をくわえて引っぱる)
ふゎ…ひはっ、と、と、と……
    キュ~? (食べられないとわかって放す)   ……わぁ!   コテンッ

  ――   ――   ――

ジュゥウウウウ    パタ  パタ  パタ   
(こげ目がつきすぎないようイカを丁寧にひっくり返しつつ、匂いが遠くまで届くようにうちわで扇ぐ)

「やきいか」…いかがですかぁ~?
「すみ」でやいた、あつあつの、やきいかでぇ~す!

>>273
いらっしゃいませ!
はい。 ありがとうございます!
はい…ほたてですね? ありがとうございます!
あ……ごめんなさい。 るるちゃんは、うりものじゃないので…      キュー!

あ…は、はい!
では、こちらの、でんぴょうに、おおくりさきを、かいていただけますか?
はい! …はい!
ありがとうございまぁす!    パタパタ

276:完売しました~
09/01/31 20:30:44 0
>>275

びんちょうタンとルルの活躍もあって、お店を訪れるお客さんは後を絶たず、
夕方前には今朝用意した品物を、全部売り切る事が出来ました…。

     フゥ…
温子 『 びんちょうタン、お疲れ様~♪
      後片付けも終わったし、温泉でゆっくりしようよ~。 』


お姉さんとびんちょうタンはお風呂の仕度をすると、お留守番のルルに
手を振って、温泉に向かう電車の停留所に向かいました……。

277:チンチン電車に乗って…
09/01/31 20:31:19 0

     【 URLリンク(aryarya.net) 】
                            …ゴトンゴトン プシュー

温子 『 あっ、来た来た~♪ この茶色の電車で行くんだよ。 』

☆ チン  ☆ チン  
          プシュー …ゴトンゴトン    ツギハ~ シヤクショマエ~

温子 『 あのね、今から行く温泉は、朝早くから働いている
      漁師さんや私達の様なお店の人には人気なんだ~。
      特に冬の時期は、朝から人が沢山来るんだよ。    』

278:お風呂に星が…
09/01/31 20:31:57 0

谷地頭温泉に着いた二人は、早速お姉さんオススメの露天風呂に向かいました…。


            【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 …ふぅ ねぇ、気が付いた? ここの湯船は星の形をしているんだよ。
      昔、建てられたお城の形をイメージして造ったんだって…。
      …私だったら、雪の結晶をデザインして造ってみたいかも~。      』

         ヨク アッタマッテ イコウネ ~♪

279:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/01 01:32:40 0
>>276
ひ…ひはぁ…
は…はい!
おつかれさまです…おねえさん。
るるちゃんも…おつかれさま。

ふわぁ…おんせん…!  …は、はいっ!
(支度を手伝い、ルルちゃんに晩ご飯のイカをあげる)
じゃあ…るるちゃん、いってくるね。

>>277
ふわぁぁ…!
この、でんしゃ…ひこうじょうから、くるとちゅう、ばすのなかから、みました。
のってみたいな…って、おもってたんです。
よかったぁ…!

ふぇぇ…
おんせんって、やまのなかだけじゃなく、まちのなかにも、たくさん、あるんですね。
ほっかいどうって、すごいなぁ…

>>278
………ひふぅ~……… (海の香りのするお湯の熱さが全身に染み渡る感覚にうっとり)

ふぇ…おほしさまの、かたち……?

チャポッ
………ん…… (湯船の縁に上がり、爪先立ちで全体を見渡そうとする)

ツルッ
ふゎ、わ…わぁ!   ザパァッ! 
(足を滑らせお湯に落下、お姉さんに抱きとめてもらう)

ぷはっ…ひはぁ…お、おねえさん、ありがとう……
あ、あの…すみませんでした……
(お湯と恥ずかしさで顔を真っ赤にほてらせ、周りのお客たちに謝る)

280:お腹が空きました…
09/02/01 19:38:34 0
>>279

ゆったり温泉につかった二人は、まだホカホカと湯気を立てながら
電車に乗って、夕ごはんを食べにベイエリアへと向かいました……。

         ――  ――  ――
 
       【 URLリンク(aryarya.net) 】
                                ジャ~ン!
温子 『 函館に来たら、このお店は外せないわよ。  ウフフッ
      じゃあ、先ずは 【やきとり弁当】 ねっ!  』

  イラッシャイマセ~   オベントウヲ オネガイシマス~♪
                             ……ハイ、オマチドウサマ~

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 今日は本当に、お疲れ様。ガラナジュースで乾杯しよっ☆ 』 

       【 URLリンク(aryarya.net) 】  ☆
                                チン

281:まだまだ行きます…
09/02/01 19:39:13 0

温子 『 …どうだった? 美味しかった? …うん、よかった~♪
     豚肉を使っているけど、やきとりなんて面白かったでしょ?
                                        ウフフ…
     さて、次は隣のハンバーガー屋さんよっ! ヨシッ    』

          ――  ――  ――

        【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 夏だったら、【いか踊りバーガー】 がオススメなんだけど…
     びんちょうタン、好きなの選んで…?              』

282:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/01 20:38:15 0
>>280
ふわぁ…おいしそう…!
やきとりが、ごはんのうえに、のっかってる…

…はい。
おねえさん……おつかれさまでした!

―いただきます。 (ー人ー)

  コクッ
      シュワシュワシュワ

……ふ…ふぁ…… (舌に広がる炭酸の刺激に戸惑う)
ひはぁ…おいしいです!

>>281
は、はい!
ふぇ…「やきとり」なのに…ぶたさんなんですね……なんだか、ふしぎ……

          ――  ――  ――

ふわぁ………! (サーカスのようなお店の看板にわくわく)

ふぁ…
はじめてみる、「はんばーがー」、たくさん…
どれにしようかな……えっと……
この、「ちゃいにーず…ちきんばーがー」が、「いちばんにんき」…
あ、でも…
こっちは、「えび」も、はいってるんですね……

ん、と……
この…えっと……「さみっと、ばーがー」に、します。

283:あつあつでした…
09/02/02 17:48:18 0
>>282

温子 『 じゃ、私もそれー。 それから……
      びんちょうタン、エビが好きならこれも頼もうっか?
      えーっと… 揚げたポテトと海老にとろけるチーズ…
      ホワイトソースとドミグラスソースのダブルソースを
      かけました… だって。 美味しそうだね~☆    』

コンバンハ イラッシャイマセ~             ……ハイ、オマタセ シマシタ~
           サミットニ エビエビラキポテヲ クダサ~イ
                     
       【 URLリンク(aryarya.net) 】

                  ゴソゴソ  
温子 『 …あっ、来た来た。                 パクッ
      ポテトは熱いから気をつけてね。いただきまーす。 』

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

284:楽しい所へ…
09/02/02 17:48:50 0

    パクパク
 
温子 『 ……明日のお仕事が終わったら、明後日は店をお休みに
      するから、どこかびんちょうタンの好きな所に遊びに
      連れて行ってあげるよー。 はい、ガイドブック。

  っ 【 URLリンク(www.hakodate-kankou.com) 】

      漢字が読めなかったら訊いてね。でも写真が沢山
      載ってるから、だいたい解ると思うけど…。     』 

285:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/02 20:35:01 0
>>283
ふわぁ……おいしそう……!

いただきます。 (ー人ー)
んっ…あ…… んぐ! (口といっしょに目も大きく開けてバーガーにかぶりつく)
はふっ、はふっ…ほぐ… (熱々のポテトをふうふうしつつ頬張る)

ふわぁ…おいしいです!

>>284
ふぁ…ほんとですか?
あ、ありがとうございます!

えっ、と……… (ガイドブックの写真を食い入るように見ていく)

この、きれいなたてものって…「きょうかい」って、いうんですよね。
わたしのまちでは、みたことないです…

ふぁ…
さっきのおふろと、おんなじ、おほしさまの、こうえん……

ひはぁ…
これって、「よるのまち」の、けしき…なんですか?
…きれい……!

えっと……
ここと、ここと、ここに…いってみたいです。
(『トラピスチヌ修道院』、『五稜郭公園』、『函館山』の3ヶ所を指さす)

あ…そ、それから…
もし、できたら…とちゅうで、ゆうびんやさんに、よってもらえたら、うれしいです。
おねえさんが、ひろってくれた、おてがみと、ぷれぜんと…もういっかい、おくりたいので……
あの…わがままいって、ごめんなさい。

286:名無しになりきれ
09/02/03 00:07:22 0
そこのちっこくて可愛いお嬢ちゃん、やくそうを持って無いかな?
持っていたらこの「ちからのたね」と交換して欲しいんだ
長いこと旅をしてるんだがゴールドが底をついてね・・・やくそうを買うお金が無いんだよ

287:クラゲさん
09/02/03 10:34:06 0
ぼく、サメさんに食べられるところをプカシューに
助けてもらったクラゲだよ。
びんちょうタン、おぼえててくれてる・・?

288:もう一度お手紙を…
09/02/03 19:14:49 0
>>285

温子 『 夜の景色を見るなら、今がちょうど良いわね…。
      函館山なら近いし、これから行こうか~☆

      …うん、郵便局ね。鳥便の取り扱いがある局は
      直ぐ近くの 【はこだて明治館】 の中にあるよ。
      今日はもう閉まっているから、明日のお仕事が
      終わったら出しに行くといいわ。

      あっ、そうそう、鳥便からお詫びのハガキと
      こんなものが家に届いていたわよ。

 っ 【 鳥笛 】 

      ハガキ読んであげるね…。   ゴソゴソ…   』


 《                                     》
     びんちょうタン様

   いつも鳥便をご利用頂き、ありがとうございます。

   この度は悪天候とは言え、弊社の配送の不手際により
   ご迷惑をおかけしました。

   つきましては、再度郵便物を送られる際に、この書面を
   差出窓口に御提示下されば、送料は無料とさせて頂きます。

   またお詫びとして、鳥笛を同封させて頂きました。
   これはびんちょうタン様が道内に居られる際に、無料で
   鳥便の特別サービスをご利用出来るものです。

   使い方といたしましては、以下の通りです。

   1. 郵便物を送りたい  ⇒ 長く二回吹いて下さい。
   2. 何処かに移動したい ⇒ 短く三回吹いて下さい。

   どちらもお近くを巡回中の弊社担当者が、速やかに
   お伺い致します。

   今後も鳥便を御贔屓下さる様、お願い致します。

                          (*・e・*) 北海道
  《                                    》

289:函館山
09/02/03 19:15:22 0

温子 『 この時期は登山道が使えないから、ロープウェイで
      山頂まで行くのよ。さっ、乗ろう?          』
                            ピンポ~ン

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

        ――  ――  ――

温子 『 …よいしょっと。 はい、ココが展望台よ…。
                                わぁ~♪
       【 URLリンク(aryarya.net) 】

      あの左の大きな船の近くが、私ん家の方だよ…
      久しぶりに来たけど、いつ見ても綺麗だなぁ…。  』

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

290:名無しになりきれ
09/02/03 19:16:36 0

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

291:名無しになりきれ
09/02/03 19:17:54 0

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

292:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/03 21:09:42 0
>>286
やくそう、ですか?
あ…はい!

…どうぞ。  っ【ちくタンにもらったマダケじいちゃん秘伝の薬草】

すりきず、きりきず…やけどにも、とっても、よくききます。
ふぁ……「ちからの…たね」……
うえると…「ちから」が、はえてくるのかな?
あ…ありがとうございます!

>>287
ふわぁ……あのときの、くらげさん! …こんにちは!
さいほうそうで、みました。
あのあと、おとうさんやおかあさんに、あえたんですよね。
よかった……
わたしも、ぷかしゅーといっしょに、ぼうけんしてみたいなぁ……

293:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/03 21:26:57 0
>>288
えっ…いまから、ですか?
は…はいっ!

ふわぁ……
このふえ、ふいたら…
ほっかいどうの、いろんなところに、いけたり、
みんなのおみやげ、かったら、すぐに、おくってもらったり、できるんだ…!

>>289-291
ふわ…っ!?
すごぉい…おそらをとぶ、でんしゃみたい……

        ――  ――  ――

―――ひはぁ …………………  (言葉を失い、街の灯りをしばし見つめる)

あっちが、おねえさんの、おうち……
あの、きれいなひかり、ひとつひとつ……
このまちで、ひとが、「いきてる」っていう、「しるし」なんですね………

キュッ
(お姉さんの手を握り、ぬくもりを噛みしめる)

おねえさん……ありがとうございます。
あしたも…いっしょうけんめい、がんばります。

294:名無しになりきれ
09/02/04 02:29:46 0
     ⌒  ヽ ほ  (⌒,
   、⌒ (  ほ  く    ⌒)
 (     く    ( )   )
   (    _,,.._,.-ー、,、_  '
     /_,-ヘ '^ッ '、^ ゙ヽ、
    / '" _,'" ,ノ ,ヽ, ` 、 ヽ
   ,i  '"  / ,'  ',   ::い7
    |    i  ;     ...::i/
   ,ヽ、        _::::;;イ
    ゙̄`ー-......,,,,,::-''''",/

寒く無い?巨大な肉まんドゾー
大きいから皆で食べてね、びんちょうタン

295:きょうもがんばります!
09/02/04 19:35:16 0
>>293

温子 『 いらっしゃい!いらっしゃい! 今日はイカが安いよ~! 』

        【 URLリンク(aryarya.net) 】

次の日、店には今日も朝から沢山のお客さんが訪れ、びんちょうタンは
いつもの様に丁寧で、そして素早くお仕事をこなしていました…。

          ――  ――  ――

    『 …きょうは、ナニにしましょうか……。 』

        【 URLリンク(aryarya.net) 】

296:…こ …こんにちは!
09/02/04 19:35:48 0

ターニャ 『 …スミマセン、この貝を……!
        びんちょうタン?!                     ☆
        こんな所で会えるとは思ってませんでした…。  ニッコリ

 (プレゼントを送ってから、今までの経緯を話す、びんちょうタン)

        ……そんな事があったんデスか…。
チョット~コレ クレル?                  コッチニ ホタテヲ 2マイネ~!

        …あっ、お仕事のおじゃまになりますね…。 では……

  っ 【 URLリンク(www.geocities.jp) 】

        ワタシはいま、このパフレットのお店に研修に来ています…。
        ここから歩いてすぐのところですから、お仕事が終わったら
        ゆっくりお話しませんか…?  …はい、ではあとで……。  』

297:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/05 00:19:40 0
>>294
ひはぁ! …おっきいにくまん……
あ、ありがとうございます!

わたしひとりじゃ、たべきれない…
あつこおねえさん…みなさんも、どうぞ!

>>295-296
  ジュシュウウウウウ
            パタパタパタ

(焼き網の上で殻が開いたホタテに素早くお醤油をたらす)

いらっしゃいませ~!
あつあつの、ほたてと、やきいか、いかがですかぁ~?

はい。いらっしゃいま―――

――たーにゃ…おねえさん………!
ふぁ………お、おひさしぶりです!   (あわてて深くお辞儀)
わたしも……びっくりしちゃいました……

………はい。
それで、このおみせの、あつこおねえさんが、
おてがみ、ひろって、しらせてくれたので…おれいを、いいたくて……

ふわぁ…!
このまちにも、「がらす」のおみせがあるんだ……
あ……はい!
おしごと、おわったら…おてがみと、ぷれぜんと、もって、おうかがいします。
はい…それじゃあ、また…!

    ―ごめんなさい……おまたせしましたぁ!
          はい。ほたて、ふたつですね?   ………

298:疲れたけどワクワクしてきた…
09/02/05 20:02:36 0
>>297

昨日よりもお店は活気にあふれ、夕方までにはだいぶ時間があったのですが、
店先に並べられた商品を全部売り切る事が出来ました……。

びんちょうタンはお店の掃除を全て終わると、配達の注文を電話で受けて
仕分け作業をしていた温子お姉さんに、これから郵便局に行って、それから
ターニャお姉さんに会いに行くと言いました…。

温子 『  …うん、わかった。 私もこれからあちこちの旅館を回って
      配達しなきゃならないから、ゆっくり遊んで来るといいよ~。 』

びんちょうタンは、ルルを助手席に乗せて出かけるお姉さんを見送ると、
先ずは郵便局へ行く事にしました……。

299:楽しい郵便局?
09/02/05 20:03:11 0

           【 URLリンク(aryarya.net) 】

鳥便の窓口のある二階へ進むと、びんちょうタン目を引くお店が有りました。
おもちゃの九官堂では一つだけしか飾られていなかったクマのぬいぐるみが
たくさん並べられていたからです……。
                                           ニコニコ
店員 『  …こんにちは。 優しくなら、さわったりだっこしてもいいからね。  』

300:キラキラしてる…
09/02/05 20:03:42 0

めぐみお姉さんと、明理お姉さんへのお手紙を出し終えたびんちょうタンは、
ぬいぐるみ屋さんに寄り道をして少し遅くなってしまったと思ったのでしょうか、
辺りに気を付けながらチョットだけ小走りで、ターニャお姉さんの居るお店に
向かいました……。

           ――  ――  ――

          【 URLリンク(aryarya.net) 】

ターニャ 『  …あっ、びんちょうタン、こっちですよ~~
                                           ウフフ
        歩いて来て寒かったですか?ほっぺが赤くなってますよ…。
        さあ、お店の中に入って温まって下さい…。          』
                                  ニコニコ

           ――  ――  ――

          【URLリンク(aryarya.net)


ターニャ 『  ここでは特に、宙吹きと言う技術を勉強しています。
        …この作品の様な仕事がたくさん出来るように、
        毎日がんばっています……。              』

301:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/05 22:11:14 0
>>298
――おつかれさまでした!

るるちゃん…ありがとう。 (自腹で買ったホタテをルルちゃんにあげる)

…はい。
それじゃあ…おさきに、しつれいします…おねえさん。

いってらっしゃぁーい……! (トラックに手を振り、お手紙とプレゼントを持って郵便局へ)

>>299
ふわぁ…!
ふゆなのに、みどりのはっぱ、たくさん…
「びる」が、「もり」で、できてるみたい……

えっと…ゆうびんきょくは……
――ひはぁ! くまさん、いっぱい……!
ふぁ…このこ、おやまの、こぐまさんに、にてる……

あ…こ、こんにちは。
ふぁ……は、はい!

………… (そっとほっぺでぬいぐるみに触れてみる)
はるになったら…また、あいたいな……

>>300
はっ…はっ…

ふぁ…たーにゃおねえさん! こんにちは!
また、おあいできて…ほんとに、うれしいです。
……は、はい!

           ――  ――  ――

ひはぁ……ここにも、きれいながらす…いっぱい……!

《 「ちゅうぶき」って…どんなふうに、するんだろう……? 》

あの…おねえさん……
このまえは…すてきなぷれぜんと、ほんとに、ありがとうございました。
あの…これ、おれいです。
おそくなっちゃって……ごめんなさい。

(喜んでもらえるかドキドキしながら、お手紙と雪の結晶の形のルーペを差し出す)

302:姉弟
09/02/06 13:11:20 0
コルク「おねえちゃん、びんちょおねえちゃんが最近いなくてさびしいんでしょ?」
アベマキ「フ、フン!別にどうってことないわよ!」
コルク「でも本当はさびしいんでしょ?」
アベマキ「おだまり!」

303:笑顔が見られて…
09/02/06 19:47:46 0
>>301

ターニャ 『  びんちょうタン…。 (そっと抱きしめる) ありがとう……。
        (ルーペを見ながら)とてもステキなプレゼントですネ…。

        造った作品の、細かい部分の出来具合を見る時に
        使わせてもらいますネ…。               ニコニコ  』

           ――  ――  ――

そしてお姉さんは、お店の中を一通り案内してくれた後、びんちょうタンを
近くにある、お気に入りの喫茶店に連れて行ってくれました……。

304:わたしが焼きます…
09/02/06 19:48:19 0

         【 URLリンク(aryarya.net) 】


ターニャ 『  グラススタジオの方に教えて頂いてから、よく来るように
         なったお店です。さあ、入りましょう……。こんにちは~ 』

           ――  ――  ――

         【 URLリンク(aryarya.net) 】
         【 URLリンク(aryarya.net) 】

ターニャ 『  ナホトカ… ワタシの生まれた町では、"ペチカ " と言う暖炉で
         冬を過ごします…。でも、ほのおが見える暖房は、その灯が
         小さくても暖かく感じるのは、どうしてなのでしょうネ……。


店員さん 『  いらっしゃいませ~。いつものおしるこでよろしいですね…? 』

        ( 焼けている炭の上に網を用意して、お餅を焼き始める )
        ( その様子を、うずうずしながら見つめるびんちょうタン )

店員さん 『  ……うん、うん、お嬢ちゃんは、お餅を焼くのが上手なのね。
         じゃあ、ここはお任せしようかしら…?              』

305:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/06 22:12:13 0
>>302
…くひゅん!

アベマキちゃんと、コルクくん…げんきかな…。
コルクくん…きょうも、きっと、きゅうしょく、のこさないで、たべたよね……

>>303
――ふゎ!? (急に抱きしめられてびっくり)

………おねえさん………!
おねえさんの、おしごとに、つかってもらえるなんて……
すごく…うれしいです。

           ――  ――  ――

ふわぁ……
おねえさんの「さくひん」…これから、きっとここに、たくさん、かざられるんですね。
なんだか…わくわくします。

……あ…はい!

>>304
ひはぁ…
このおみせ…「きっさてん」なんですね。
なんだか…わたしのまちの、さかやさんみたい……

ふわぁ~! おみせのなかに、いろりがある……!

「だんろ」……あ、それ…きいたこと、あります。
「れんが」でできてて…まきとか、せきたんを、もやすんですよね。
………ほゎあ…… (熾き火の柔らかな炎に、自分の家にいるかのように心が安らぐ)

ふぁ……! (網とお餅を見て、瞳の中に新たな炎がともる)
は、はい! よろしくおねがいします!

   パチ  パチ  (囲炉裏の中で、ゆっくりと、静かな情熱とともに燃えはじめる)

306:ウメばあちゃん
09/02/07 19:39:49 0
びんちょはいろんな人に親切にしてもらえてよかったねえ・・
ご恩をわすれちゃだめだよ。

307:ぽっ…
09/02/07 21:15:38 0
>>305

網の上で香ばしい匂いをさせてふくらむお餅は、ちょっとだけ焼け過ぎてしまった
プカシューのようだなぁ…と、びんちょうタンは思いながらも、美味しく出来上がる
ように、心を込めて焼くのでした……。


店員さん 『  はいはい、ちょうど食べ頃になりましたね… では…。

そう言うと店員さんは、お椀にお餅を並べてあずきを注ぎました。

         お待ちどうさまでした。熱いので気をつけて下さいね。 』


         【 URLリンク(aryarya.net) 】


ターニャ 『  お餅は色々な食べ方がありますが、ワタシは焼いたお餅が
        一番好きです…。そして…このお餅は、びんちょうタンの
        優しさも伝わって来ます……。 最高に美味しいですネ…。    』
                                           ニコニコ


308:おもしろい鐘の音
09/02/07 21:18:14 0

美味しいおしるこを頂いたお店を後にした二人は、少し辺りの夜景を見ながら
散歩をして、夕食を食べに行く事にしました……。


         【 URLリンク(aryarya.net) 】

ターニャ 『  この町はとても坂が多くて、小樽とよく似ていますネ。
        歩くのが少しだけ大変ですが、でもワタシはスキです…。


         【 URLリンク(aryarya.net) 】
         【 URLリンク(aryarya.net) 】

        ……あっ、ハリストス教会の鐘の音ですね。
        こんな時間に鳴るなんて、何か行事があるのでしょうか…。

        町のみなさんは、ガンガン寺と呼んでいるそうです。
        ちょっとおもしろい名前ですよネ。               』
                             ウフフ

309:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/07 22:16:05 0
>>306
―――ばあちゃん……

………うん。
みなさんの、あったかいこころに、ささえてもらえるから、
わたし、ここにいられる……
ぜったい、ぜったい……わすれないよ。

>>307
パチ    パチ
        ――ポフッ!

ひはぁ…おしるこ、おいしそう……!

いただきます。

………ふわぁ……おいしい……!
わたしも…やいたおもち、だいすきです。

ふぁ……おねえさんに、そんなふうに、おもってもらえるなんて………
あの、あの……とっても、うれしいです!  (ほんのり頬を染める)

>>308
ふわぁ…きのえだに、きれいなでんきが、いっぱい…

《 そういえば…
  ゆりえおねえさんのいる「おのみち」も、さかみちのおおい、まちだったっけ…… 》

――ひは!  か、かじ……!? (消防車の音と勘違いしてあわてて見回す)

ふぁ……これって…「きょうかい」の、かねの、おとなんですか?
ふわぁ…れんタンのおてらの、かねのおとと、ぜんぜんちがう…なんだか、たのしいおと……

310:お皿いっぱいの料理
09/02/08 20:22:39 0
>>309

雪の積もる坂道を下ってターニャお姉さんが案内してくれたお店は、
昨日びんちょうタンが夕食を食べた、おもしろいピエロの看板がある
ハンバーガー屋さんの直ぐ近くに有りました……

       【 URLリンク(aryarya.net) 】

ターニャ 『  ここのお店にはとても美味しいメニューがあるんですよ…。
        でもワタシには量が多いので、いつもは減らしてもらって
        いるのですが、今日はガンバって食べますよ~☆      』
                                      ウフフ

          ――  ――  ――


席についておしゃべりをしながら少し待っていると、二人の席に湯気を
立ち昇らせた料理が運ばれて来ました…。

       【 URLリンク(aryarya.net) 】


ターニャ 『  炒めた御飯の上に大きなフランクフルトソーセージを乗せて、
        ミートソースをかけた "シスコライス " と言う料理です…。
        さあ、いただきましょう…。                     』

311:行ってみたい…
09/02/08 20:23:26 0

料理を食べ終わり、お茶を頂きながらお姉さんは、びんちょうタンに冬の小樽の
話をしてくれました……。


ターニャ 『  …と、ワタシ達も忙しくなって来るのですが、色々な町から
        やって来る方々とお話するのが、今では楽しく思える様に
        なりました。これもびんちょうタンと出会ったおかげです…。

        ワタシは明日の研修を終えると、あさって小樽に戻ります…。

        それで… もしびんちょうタンの都合が良ければ……
        また小樽に来ませんか?

        狭い部屋ですし、仕事が忙しい時はゆっくりお相手出来ませんが、
        家に泊まりに来ませんか…?                      』

312:フェリーの不明少年は無事、「乗ったのに下りない」真相は…
09/02/08 20:25:24 0
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

313:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/08 20:55:33 0
>>310
ひはぁ! おっきなおさら……
すぱげってぃじゃなくて、ごはんに、「みーとそーす」が、かかってるんですね。

いただきます。 (お姉さんと同じように、指を組んで手を合わせる)

ふわぁ…ごはんが、ばたーのかおり……
そーせーじも、かりかりしてて……とってもおいしいです!

>>311
ふぇ…そ、そんな…
わたし…おせわになってばっかりで、なんにも……

えっ? ……で、でも……いいんですか…?

…………は…はい!
たーにゃおねえさん…ありがとうございます!

《 あしたは…あつこおねえさんに、まちを、あんないしてもらえるから…
  たーにゃおねえさんのこと、おはなしして…
  おねえさんと、るるちゃんに、きちんと、おれいいわなくちゃ…… 》

314:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/08 20:59:52 0
>>312
わたしも、このまえ、れんタンといっしょに、おふねにのったけど、
「ふぇりー」って、ひとだけじゃなく、「くるま」ものれる、おふねなんですね。
でも…ひとりで、きっぷをかって、おふねにのるなんて、すごいなぁ……

315:7
09/02/09 12:25:59 0
315

316:ごきげんよう…
09/02/09 21:02:34 0
>>313

あくる日、今日は温子お姉さんの案内で市内観光です…。

先ずみんなを乗せたトラックは空港の北、市民の森近くの
トラピスチヌ修道院へと向かいました…

     【 URLリンク(aryarya.net) 】

       ――  ――  ――

     【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『  ここは女の人に人気の場所ね。人は結構いるのに
      静かなのが、私はちょっと苦手。       アハハ
      いつも賑やかな所で生活しているからかもね…。

     【 URLリンク(aryarya.net) 】

      今日は修学旅行の生徒達も来ているねー。
      あのセーラー服… ちょっとカッコイイ~☆ 』

     【 URLリンク(aryarya.net) 】

( 深い色の制服の少女の一団が、スカートのプリーツは乱さぬように、
  白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくり歩いている…… )

317:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/09 22:11:11 0
>>316
ふわぁ……
きのう、たーにゃおねえさんとみた、きょうかいも、きれいだったけど…
このきょうかいも…あかいれんがで、とってもきれい……

……ふぁ!
…この、おんなのひと…「まりあさま」って、いうんですね。
………… (純白のマリア像の優しい微笑みに、ほのかな安らぎを覚えつつ見上げる)

ひはぁ……
おねえさんたち…なんだか、かっこいい…… 
(少女達の優雅な仕草に、クヌギたんの上品な立居振る舞いを思い起こす)

318:6
09/02/09 23:31:01 0
318

319:まだれな…?
09/02/10 19:39:05 0
>>317

修道院の見学を終えた二人は、最後に売店に行きました…。

       ――  ――  ――

温子 『  ここに来たら、これは買って帰らなくちゃ~☆
      友だちが遊びに行くって聞いた時は、必ずおみやげに
      買って来てねって頼むんだ。

     【 URLリンク(aryarya.net) 】
     【 URLリンク(aryarya.net) 】

      この "マダレナケーキ" はココでしか買えないのよ。』

       ――  ――  ――

           (駐車場の車中にて)

温子 『  ……も、もうダメ~ 箱の中から良い匂いが漏れてくるわぁ…

      …うん、ガマンしないで食べちゃお~っと。 ガサゴソ…
      はい、びんちょうタンもどうぞ。                   』

   っ 【 URLリンク(aryarya.net) 】

320:↑
09/02/10 19:42:36 0

× =  【 URLリンク(aryarya.net) 】
○ =  【 URLリンク(aryarya.net) 】

321:ゆれます… とってもゆれます…
09/02/10 19:43:12 0

ケーキを頂いているうちに、車は次の目的地である五稜郭に着きました…。

          ――  ――  ――

         【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『  タワーからの眺めを見る前に、ここに入りましょ?
      ちょっと面白いものがあるんだよ。      
                            ウフフ…

         【 URLリンク(aryarya.net) 】

      ここは "北方資料館" って言う、北海道よりも北の海で魚を
      たくさん取っていた頃の資料なんかを展示しているんだよ。

         【 URLリンク(aryarya.net) 】

      すごく大きな船だよね… 一度漁に出かけると何ヶ月も
      漁をしながら海を回るって、ホント大変だよね…。

      …で、その様子を体験できるコーナーが、左の階段を
      上った先にあるんだ。 行ってみよ?


         【 URLリンク(aryarya.net) 】

      …それじゃあ、手すりにつかまってね。
      北洋航海体験スタート!                     』
                      ポチッ!

《                                           》
   操舵前のスクリーンに、流氷の海を進む景色が映し出される。

   進むに連れて次第に風の音が高くなり、次第に波が荒れ始める。
   そして、それに合わせて船体が上下に動き出す…。

   さらに海は荒れ、波しぶきがバシャバシャと窓ガラスに打ち付け、
   船体が踊りだす…。   
《                                           》


温子 『  …! びんちょうタン、しっかり手すりをつかんでいてね~! 』


        ( 徐々に揺れが収まり、航海体験が終了…。)

322:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/10 20:56:05 0
>>319-320
ふわぁぁ……いいにおい……!
きょうかいの、おねえさんたちの、てづくりの、けーきなんですね……

はい…いただきます。
ほぐ……

ふぁぁ……おいひいでふ!

>>321
ふえぇ…おふねのうえで、なんかげつも…
りょうしさんって、すごいんですね……

わぁ…おふねじゃないのに、おふねのなか…なんだか、ふしぎ……
…ふぇ? …は、はい!

  …わ…  ひ、ひはっ……  
     ほぇ?  わぁぁ!   ふゃわぁ!?
 ひは~~…    はわぁあぁ…   ひゃわっ…  

―――は、はひぃ……
りょうし、さんって…ほんとに…すごいん、です、ね……うっ、ぷ……

323:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/10 23:57:17 0
れんタン…おたんじょうび、おめでとう!

…そうだ。
この「まだれなけーき」…れんタンに、ぷれぜんとしよう。
(鳥笛を長く二回吹く)

324:5
09/02/11 06:21:01 0
324

325:おねがいします…
09/02/11 19:58:58 0
>>323

資料館の前の広場で、びんちょうタンは空に向かって鳥笛を2回吹くと、
そのまま耳を澄ませながら鳥便さんが来るのを待ちました……。

ほどなくするとグァグァと言う鳴き声と共に、大きな鴨が飛んで来て、
びんちょうタンの前におぼつかない足取りで着地しました…。

大きな鴨は、くちばしで自分のカバンから鳥便のマークの入った包みを
取り出すと、びんちょうタンに渡しました…。
びんちょうタンは、ケーキの箱をその白い包みでくるんで鴨の首に掛けました。

荷物を預かった鴨は、びんちょうタンに一礼をすると、バタバタと助走をして
空へ舞い上がって行きました……。

326:お花の名前と同じです
09/02/11 19:59:34 0

    グゥ…

温子 『  …あははっ、船酔いが収まったら急にお腹が空いて来ちゃった…。
      五稜郭タワーの近くに、ラーメン屋さんがあるから行ってみよ?   』

            ――  ――  ――

           【 URLリンク(aryarya.net) 】


二人が席に着くと直ぐに店員さんがやって来て、温子お姉さんが注文を済ませると、
ほどなく湯気を立ち上らせたラーメンが運ばれて来ました…。

           【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『 普通の塩ラーメンだけど、そのシンプルさが良いのよね~☆
      じゃあ、いただきま~す。                      』

327:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/11 21:18:55 0
>>325
ふぁ! きた……
こ、こんにちは! おしごと、おつかれさまです。

おねえさん…けーき、ありがとうございます。

(空いたケーキの箱に、れんタンに贈る分のケーキを改めて詰め直し、
 宛名と自分の名前を書いて包みに入れる)

よろしく、おねがいします。 (一礼を返す)

――おきをつけてー!

れんタン…よろこんでくれるといいな……

>>326
「あじさい」…
あめのおおい、きせつにさく、おはなですよね。
《 あめふらしさん…げんきにしてるかな…… 》

ふわぁ…
わたし、おしょうゆあじのらーめんは、たべたことあるけど、
おしおのらーめんって…はじめてです。

いただきます。 (ー人ー)

328:きらきらしてる…
09/02/12 20:28:01 0
>>327

ラーメンを食べ終わって外に出てみると、もう日が暮れていました…。


温子 『  …ちょうど良い時間になったわね…。
      タワーに昇って夜景を見てみようよ? 』

        ――  ――  ――

二人が展望台に着くと、辺りは夜景を楽しむ人で賑わっていました…。


温子 『  すみませ~ん、後ろを通りま~す。 』

        【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『  ……あっ、あそこが空いてる…

        【 URLリンク(aryarya.net) 】

      びんちょうタン、あの人の隣で見せてもらおうよ? 』


        【 URLリンク(aryarya.net) 】

温子 『  わぁ… 綺麗だね……。』

329:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/12 21:09:12 0
>>328
――ごちそうさまでした。 (体が温まり、頬をほんのり上気させつつ店を出る)
すごく…おいしかったです。

ひはぁ! あの、いちばんうえまで、のぼるんですか?
…は、はい!

…しつれいします。 (体を小さくして人の間をくぐる)

あ……はい。

ふわぁぁぁ……!
おっきな「ほし」が…おそらじゃなくて、じめんに……
ふしぎだけど…とっても、きれい……!

  コツッ  (見とれるうちに、ガラスに近づきすぎておでこをぶつける)

…いたっ!
…………ひはぁ…(照れ笑いしつつ振り向いた拍子に、温子お姉さんの隣に立つ人と目が合う)

330:優しい手
09/02/13 03:09:49 0
>>329

   『  …! だいじょうぶ? 』

( くもりガラスで濡れてしまったおでこを、赤いコートのポケットから
  ハンカチを取り出したお姉さんに、優しく拭いてもらうびんちょうタン。

  その拍子にこぼれたメモ書が、びんちょうタンの胸元にすべり落ちるが、
  二人とも気が付かない…。                            )


   『  ……ねー、琴梨ー。もうそろそろ、次の所に行こーよー。 』

   『  うん、そうだね鮎ちゃん…。 じゃあね、バイバイ~ 』


温子 『  良い人だったね~☆ …じゃあ私達もそろそろ出よ? 』

331:楽しい一日でした
09/02/13 03:10:23 0

五稜郭を後にした二人は、少し喫茶店に寄ってから家に帰る事にしました…。


温子 『  この "元町壱番館" には、面白いメニューがあるんだよ。
      一緒に食べてみよ? すみませーん、ババロアをふたつ…… 』

            ――  ――  ――
                                             ウフフ…
温子 『  来た来たほらね、ここのババロアって北海道の形をしているのよ。

           【 URLリンク(aryarya.net) 】

      あとは… たとえば小樽はこの直ぐ上の海沿いの町だよ。
      ずーっと行って、右上のとんがった所が世界遺産で有名な知床ね…… 』


お姉さんはお皿の上のあちこちを指差しては、びんちょうタンに北海道の各地を
説明してくれました。そしてお話が落ち着いた所で二人はようやくババロアを
口にしました…。

半分ほど頂いた所でびんちょうタンは、言いあぐねていた小樽行きの事を
お姉さんに話し始めました…。


温子 『  ……そっか。 明日のお昼の汽車で行っちゃうんだ…。
      もうちょっと一緒に居たかったけどなぁ……。 

      小樽かぁ… 今年はダメだけど、来年は一緒に行ってみたいな…。

     (薬指のリングをさすりながら、すこし遠い目をする温子)

      あのね…、実は…、春になったら私、結婚するんだ…。
      …うん、一昨年の夏に出逢った人とね……。      ポッ…

      …あっ、あっ、恥ずかしい話はこれで終わりー!    アハハ!  』

332:びんちょうタン ◆GfPleUYn2s
09/02/13 21:21:01 0
>>330
ふぁ………
あ…ありがとうございます。

あ……さ、さようなら! (頭を下げた後あわてて手を振る)

――あ…はい。

>>331
ふわぁ……
「ほっかいどう」って、おそらからみると、こんなかたちなんですね。

ここが、あつこおねえさんのまち…
ここが、たーにゃおねえさんのまち…
えっと…「おびひろ」っていうのは、どのへんですか? (矢継ぎ早に質問)
ふわぁ……ここが、あかりおねえさんの、おみせで、
ここが、めぐみおねえさんの、ぼくじょうのある、「びえい」…… (食べるのも忘れ、一心不乱に街の名前と位置を覚える)

     ――   ――  ――

…………はい。
でんしゃは、おかねがかかるので…とりびんさんの、「いどうさーびす」で、いこうと、おもってます。

ふぁ………
「けっこん」……… (お姉さんの指輪をじっと見つめる)

《 あつこおねえさんの…「たいせつなひと」……
  きっと…とっても、すてきなひとなんだ……… 》

えっと……お、おめでとうございます!

《 ふぁ…
  おねえさん、どうして、あかくなってるのかな…??? 》


あの…おねえさん……
わたし…おしごと、いっぱいがんばって…おかねためて…
らいねん…また、ほっかいどうに、きたいです。
そのとき……また…おねえさんに、あいにきても…いいですか?

333:名無しになりきれ
09/02/14 00:21:37 0
いかがでしたか、13日の金曜日は?

334:夏も来たいですっ!
09/02/14 08:43:26 0
>>332

温子 『  鳥便…? あっ、でも、前にびんちょうタンの周遊券を見せてもらったら、
      道内の汽車も使える切符だったよ? それに利用開始から10日間は
      乗り降り自由って書いてあったわ。10日もあれば色んな所に行けるね☆

      明日、駅で手続きしてあげるから、ターニャさんと一緒に乗って行きなよ?

                 ――   ――  ――

      ……うん、モチロン! 来年とは言わずに、いつでも遊びに来てね…。

     (ぎゅっ、ぎゅっとびんちょうタンの両手を握り締める…)

      寒いこの季節も良いけど、夏の函館も楽しいんだから~☆       』

335:なんだろう…?
09/02/14 08:43:58 0

楽しかった一日の余韻を味わいながら、お店に戻ったびんちょうタンは、
明日の出発までの午前中は、またお手伝いをしますとお姉さんに言いながら
おやすみのご挨拶をすると、着替えてお布団に入ろうとしました…。

着物を脱いで枕元にたたんで置こうとした時です、二つに折りたたまれた
メモ書きがぽとりと着物から落ちて来ました…。

拾って読もうとしたびんちょうタンでしたが、そこには漢字や外国語の様な文字が
たくさん書いてあったので、明日になったらお姉さんに読んでもらおうと思いました……。

336:電話してみたら…
09/02/14 08:45:13 0

次の日、今朝も早くからびんちょうタンはお手伝いを始めました…。

市場に仕入れに出掛けるお姉さんを見送り、部屋のお掃除を始めていると、
腰を痛めて休んでいた源さんが、元気な挨拶をしながらお店から入って来て、
慌しく開店の準備を始めました…。

ご挨拶を交わした源さんは威勢が良くて、どこかあろえのお父さんに似た感じの
人だったので、びんちょうタンはあまり緊張しないで、お話する事が出来ました…。

            ――   ――  ――

朝の賑わいが落ち着き、お客さんが少なくなった頃、びんちょうタンは昨日の
メモ書きの事をお姉さんに訊きました…。

温子  『  うん、どれどれ……
       これは料理のレシピね… 料理の材料と作り方が書いてあるわ。

       札幌 平岸 『 キッチン ☆琴梨☆ 』 って…  お店の伝票ね…
       お店の人の買出しメモだと思うわ。無くして困っているかもね…。

       あっ、電話番号が書いてある… 携帯の番号もあるわ…。
       でも通じるかなぁ…… ちょっとかけてみるね?         』
                                    pi pi pi …

 ( 温子が電話をかけると同時に、店の前で品定めをしていた赤いコートの
   お客さんの着メロが鳴り出す…。《 URLリンク(aryarya.net) 》 )

    『  …はい、もしもし…。 』

温子 『  もしもし、こちらは函館の茜木鮮魚店の者ですが…… 』

 ( 電話を介して向かい合わせの二人が会話を始める。ちょっと奇妙な状況に
   源さんとびんちょうタンが気付く。声をかけようとするびんちょうタンに、
   イタズラ顔をして笑いをこらえている源さんが押し止める……        )

    『 ……あっ、はい。えーっと、いま目の前がお店ですが…  』

温子 『 えっ? あっ、あー いらっしゃいますね……  』

 ( 爆笑する源さん )

温子 『 こ、このぉ~ 源さん! き、気が付いてたんでしょ~ まてーー! 』

 ( 慌てて逃げる源さん。温子は手にしていたメモと、電話の子機を押し付ける様に
   びんちょうタンに渡すと、人ごみの中を追いかけて行く………            )

337:優しい手の人でした…
09/02/14 08:46:16 0

            【 URLリンク(aryarya.net) 】

琴梨 『  アナタは昨日の… そうか、ハンカチを出した時に落としちゃったんだね。
      おでこはもう痛くない? そう、よかった…。
                                      ウフフ…
      アナタは… びんちょうタン… 可愛らしいお名前ね。

      私は春野琴梨と言います。昨日からお友だちのコンサートを見に函館に
      来たんだけど、ついでに… あっ、私、札幌で洋食屋さんをやってます…。

      そのお店で使う食材探しに、ここの市場に寄ろうとメモに準備してたの。
      でも、今朝ホテルを出る時に見当たら無かったから、あきらめてたんだ。

      メモを取って置いてくれて、本当にありがとう~☆ もし札幌に来る
      機会があったら、お店に寄ってくれると嬉しいなぁ。 はい、これを…   』
                                              ニコニコ
 ( お店の場所と電話番号が書かれた真新しい伝票をシートから一枚切り取り、
   ボールペンで漢字によみ仮名をふって、びんちょうタンに渡す琴梨       )


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