09/01/01 17:15:19 0
>>149
鐘撞きが済んで、みなさんと振る舞いのお汁粉を頂いた二人は、
元日に備えて先に寝床に就かせてもらいました。
そして──
…ツンツン
まだ薄暗い部屋の中、れんタンは寝ているびんちょうタンを起こしました。
そして、眠そうに目をこすっているびんちょうタンに綿入れを着せると、
手を引いて廊下にびんちょうタンを連れ出しました…。
チュン チュン
廊下に出るとれんタンは、スッと山の方を指差しました。びんちょうタンは
ぼんやりとしながらその方向を見てみると、お日様がちょうど山の端から
顔を出そうとしているところでした……。
れんタン 『 初日の出… 見られたね…。』
そう言いながら手を合わすれんタンに習って手を合わせ、お日様にことし
初めての御挨拶をするびんちょうタンでした……。