08/12/22 01:38:54 0
>>106
夕暮れが迫る中、気が付くとびんちょうタンは元通りの自分の体に戻っていて、
お姉さんの背中に負われていました…。
ヨッコラショ…
ゆりえ 『 ……! あっ気が付いた…?
ゴメンね…。私が余計な力を使わせちゃったから…。
あのね…、実は私…神さまなんだ……。
何の神さまなのか未だ判らないんだけど…。
びんちょうタンには、私の神通力は強すぎたんだね…。 ハハ …
でも乱れた気が起きた御蔭で、元に戻れたんだから良かったよね。 』
( 『 ゆりえ~! 遅いじゃな~い! 何やってたのよ~~! 』 上から祀の声が掛かる )
ゆりえ 『 はーい! いま行くよー!
…祀ちゃんもこのお鍋セットを見れば、きっと帰るのが遅くなった
事も許してくれるよね。 フフッ
みんなで温かいお鍋を食べて元気をつけて、今晩もお正月準備の
支度をお手伝いしてね、びんちょうタン…! 』
色々な神さまに巡り合う旅になったびんちょうタンは、きっと故郷のお山にも
自分には見えないけれど、優しい神さま達がいつも側にいて、色々と助けて
くれているんだなぁと思うと、とても嬉しくなったのでした……。
『 神さまと出会ったびん 』 の巻き
─ おわり ─