08/12/16 23:40:22 0
>>230>>234>>250-252
>「……先輩、無理に明るく振舞わなくても良いんだぞ?」
開口一番、それが飛び出るか。
予想以上に廻間は鋭かったようだ。それも恐ろしいほど。
>「……まあ先輩なら自分の事は自分でなんとかするよな、大人なんだし」
「先輩にそういう口の聞き方は無いんだろ?『モテ男』君め」
苦笑交じりに混ぜ返す。
それから女性の話が始まり、数十分かけてじっくりと情報を話していった。
驚愕に驚愕が続く話の内容…。
「…………機関がそこまででかい組織だったとは…」
そして、女性は手を貸さないと殺すと言った。
廻間はそれに快く了承している。
(だけど、それだけでかい組織となると構成員もかなりの数の筈……異能者も沢山。
幹部を一人一人闇討ちでもしないとリスクがでかすぎる。さて…)
そう考えていると、後ろから会話に乱入する無礼者が来ていた。
>「─店長は戻らず、店内では殺人か……。いよいよこの店の未来は暗くなってきたな」
「……その声は、またあの礼儀知らずかよ」
後ろをちらりと見れば、あの灰色の髪の男。
何を言うかと思えば、力を貸すなどという。
だが、俺は信用できない。一方的に情報を寄越せと言う奴だ、そのうち裏切るかもしれないしな。
と、ふと廻間が入り口に突進し、扉を開く。
>「アニキ!?」
…今度は廻間のお兄さんか。
この数日、色んな人と出会うな。
【梓川:幻十の話を聞くつもり。屡霞達の協力の要請に対してはまだ返答せず】