08/10/09 19:01:20 0
>>102続き
ふぅー……酷い目に遭ったぜ。ったく、あの店主め。
実は騎士団を止めた人間を秘密裏に抹殺する特殊工作兵かっつーの。
【間一髪で爆発を免れ、騒ぎになる前に速やかに脱出していた】
【その後「本来の用事」を済ませ、路地裏から表通りへと出てきた】
【危うく爆死させられそうになった事へ悪態を付きながら露店を覗く】
【ふと小奇麗なアクセサリ屋の前で足を止めて】
これ、幾らだ?
【赤い魔石が填め込まれた指輪を手に取り、店主に尋ねた】
「ああ、それは掘り出し物なんだ。3000でどうだい?」
高い、1500なら買うぞ。
「ははは、無茶を言うね。2700で勘弁してくれないかな」
わかった、なら1000でどうだ。現金一括で支払おう。
「下がってるし! って、分割で払うつもりだったのか!?」
駆け出し冒険者なんで貧乏なんだよ。出来る所から節約しないとな。
そっちだって売れ残っても仕方ないだろ?将来への投資も兼ねて、2000で。
「参った……2500。これ以上は無理だ、頼むよ」
頼んでるのはこっちなんだがな。
ふぅむ……よし解った。こっちの物も付けて2000で。
「無茶言うな! それ一つで2000だぁぁ!」
【その後、ここからが本当の地獄だと言わんばかりに値切り交渉が続く】
【最終的に1250まで値切った戦果に周りの客はスタンディングオベーション。店主は泣いた】