08/09/14 19:05:50 O
重役1「政府は我が社に月面の調査をしてくるよう命じてきた…」
重役2「月に眠る超古代の遺産とやら…にわかに信じがたいが…
我が社の利益となりうる物を他国や他の国の企業に奪われてはいかん…」
重役3「左様…我が社は月面における大幅な特権を有しているが
政府は今まで以上の権限を委譲してきた…」
重役4「そして、それらは本日
正式に女王陛下より我が社に与えられたのだ…」
【老人達が口々に割り当てられた台詞のように淡々と発した後
椅子に腰掛けていた小柄な男が口を開いた】
「では私は何をすれば?」
重役1「君にその陣頭指揮を取ってもらいたいのだ…」
重役2「つまり君は我が社の人間であると同時に女王陛下の名代として派遣される…」
重役3「月面に駐屯していた我が社の軍事部隊も今より自由に展開できる…
君には期待しているよ、ドレイク君…」
【深々と頭を下げ 決意を口にした】
「我が社の発展の為…
そして大英帝国と女王陛下の為に任務を遂行して参ります」
重役4「では早速だが月に向かってもらおう…」
重役1「アルラウネ号を使いたまえ…
女王陛下の期待を裏切らぬよう頼むぞ……」
重役2「月面軍には警戒を怠るな…
敵に回すと厄介な相手だ…」
【仰々しく一礼をした後
重役達が集う部屋を後にした】
「全てを牛耳れるのか…
この私がエア・シュリンセン社の名と大英帝国の威信を月面にまで轟かせてやろう……」