【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch284: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:34:44 0
>276>279>281>283
向かい合うは超古代文明の扉。
背には激しい戦闘。
あと数分あれば確実に解除できるが、この状況の中、一秒か限りなく長く感じる。

その最中、アンジールの識別信号が不意に消える。
それは【死】
ああ、そうさ。死だ。
死なんぞいつでもどこにでも転がっている。
他人の死も自分の死も大した違いはない。
そう、俺の首にもいつだって死神の鎌がかかっているんだ。

だがそれでも、俺は死ねない!!

わかっているさ。
俺がどれだけ思おうが、そんな都合を考えてくれるほど死はお人よしじゃない。
ただ俺は死神の鎌が引かれるのを「その時」まで全力で無視し続けるしかないのだから。

そして今、死神の鎌は亡霊の極太ビームとなって俺の喉首を掻っ切る・・・筈だった。
いくら鏡面装甲でも、ビーム撹乱チャフ無であれほどの太さを喰らえばひとたまりもない。
上手く角度を合わせたとしても背負ったミサイルポッドに誘爆必死だ。
が、死神の鎌は野太い腕によって止められた。

ゲイザムから通信が入る。
「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」
「当たりめえだ!頭脳労働の邪魔させんじゃねえぞ!筋肉達磨!」
冷や汗を拭いながら礼をいい、俺は最後の防壁を突破した。

***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
いや、正確に言えば、遺跡が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全な独立エリアといっていい。
扉へのハッキングにより、遺跡は動き、組み変り、そして新しい通路が繋がった。

新しく目の前に出現した通路から大量の破片が流れ込んでくる。
それは古代守護ロボたちだったもの。
乱暴に叩き切られたようで、まだ稼動しているものもあるが、四肢もなく戦闘する必要もないような断片たちだ。
前回来た時はこんなものなかったが・・・?
だが、今はそれを考えている余裕はない。
「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
昨日をハッキングモードから通常モードへと戻し、ディープシーカーは新たなる通路へと滑り込んでいく。
センサーを最大にし、進路であり、退路を確保する為に。

285: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:35:51 0
>280>282
ケイが壁を調べているが、何の反応も得られる事はなかった。
一番の反応は【何の反応もない】という事だろう。
あらゆるセンサー類に何の反応も示さないのだ。

が、何の前触れもなく振動センサーに感知があり、それは直ぐにセンサーに頼らずとも察知できるようになる。
***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのような振動と共に、目の前の壁が動き出す。
ケイやユーリの知らぬところではあるが、ラティフが【扉】を開いた事により、遺跡全体が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全に独立エリアとなっていたのが、組み変ることにより新たなる通路が開かれる。
それがこの場所であったのだ。

開かれた通路から赤い光が漏れでてくる。
その光の先にいたものは・・・小型の超古代文明ロボ【メデューサ】だった。

ケイ、ユーリ、そしてアルラウネのドレイクの脳裏に直接声が響く。
『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
その声は紛れもなくクリスタルスカルの声だった。
『別働隊が想定以上に良くやってくれた。
敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
その言葉と共に、それぞれの脳裏に第六基地から突入した部隊のこれまでの戦闘の様子が映し出される。

『最深部は近い。
君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
メデューサに乗るクリスタルスカルは全てを見透かしな様な口調で言葉を区切り、先導し奥へと進み始めた。

##############################

>284
すいません、名前ミス。
284はラティフです。

286:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 22:16:35 O
【戦艦の中とは思えぬ程 豪奢な内装に彩られ一流の調度品が飾られている執務室
女神の彫刻が見事な壁掛け時計の音のみが響く部屋の中でドレイクはただ一人本国への報告書の作成に勤しんでいた
その最中 ウェルナーがある報告をしに部屋を訪れる】


ウェルナー「失礼します、先程 目的の位置に艦が到着致しました」

「意外と早かったな…
あの骸骨め…まさか出鱈目を教えたわけではあるまい…
で、我々の損害はいかほどだ?」

【ドレイクはペンを止めずに淡々と言葉を発し、副官に尋ねた】

ウェルナー「我々の損害はほぼ皆無
彼らのおかげです…」

「ふむ…あのでかい図体が役に立ったというわけだな…
それで 一応準備の方を整えておいたのか?」

ウェルナー「はい…
歩兵部隊は第2種装備にて待機
機動部隊も閣下の御命令が有り次第いつでも出撃可能です…」

「そうか…だが事を急いでは仕損じる…
焦らずじっくりタイミングを見計らうとしよう…
まあ機体とパイロットの確保はともかく 形だけでも調査をせねばな…」

ウェルナー「御命令さえ頂ければ…」

ドレイク「出来れば穏便に済ませたいものだな…
ウェルナー君…」

【そう言うと傍らのカップに口をつけ お茶を啜る
その瞬間、壁掛け時計の音が響き 時を知らせた
まるで行動に移せと教えるかのように…】


287:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 23:04:33 O
【遺跡への入り口が開くと その奥には謎の古代兵器が宙に浮いていた
そして、その瞬間 ドレイクの脳に聞き覚えのある声が響く
そして脳裏には見知らぬ部隊の戦闘シーンが鮮明に映し出されていた】

「もうすぐ最深部か…
まさか我々の他にも狙っている者がいたとはな…
それよりあの骸骨め…一体何者だ…」

【小声でボソボソと呟くと どさりと艦橋の座席に座りこんだ
傍らに控えていた副官がドレイクを気遣い、声をかけた】

ウォルナー「閣下どうなされました?」

「何でもない…
所でウォルナー君、我々の他にも遺跡に来ている連中がいるぞ…」

ウォルナー「なぜお分かりに?
レーダーには我々の他には反応はありませんでしたが?」

「見えたんだ…この目でな…
あの骸骨め…ただの月面軍の将軍などでは無い…」

【わけの分からぬドレイクの言葉に副官は首を傾げる
またドレイク自身も今まで体験した事の無い出来事に動揺を隠しきれなかったのだ】

「ウォルナー君…私は部屋で本国への報告書を書くとしよう…
艦橋の指揮は君がとりたまえ…
それと準備をするよう兵達に命じておけ…」

【副官に口頭でいくつかの事項を伝えると
ゆっくりと座席から立ち上がり艦橋を後にした
そしてアルラウネは
速度をわずかに速めながらメデューサの後ろを追っていった】】


288:ケイ ◆TnakibaQxg
08/09/25 23:35:53 0
>>282
>「俺以外にも探しているやつがいるのか・・・」
「え!? ユーリ君も探してたんだ!」
M(奇遇だね~。ミーちゃんはその剣を古代技術の結晶と言ってますた)
>「じゃあ、そいつと戦うことになりそうだな。
阿修羅は他のやつには絶対に渡さないっていってるぜ 俺も戦ってみたいけどな」
ユーリはとても楽しそう。
「あいつは強いよ? でもどうだろう。
今回は遺跡に入る人に制限がかかってるっぽいしいないんじゃないかな?
というかとっくに諦めてどっかほかの町に行ってるかも!」
脳裏に浮かぶ最悪の事態を打ち消すように明るく言う。
>「俺がここに来たのってさ、阿修羅に頼まれたのもあるけど
自分の力がこの世界でどれくらい通用するか知りたかったんだ。
・・・まあ、俺がどれくらい強いか知りたかった言い換えてもいいな。
おかしいだろこんなガキみたいなこと、ま、まだガキだけどな」
「ふふっ、そうだね。でも……なんかいいな!」
普通に考えるとそんな事のために危険を冒すなんて非合理的だ。
だけど……理屈では説明がつかないワケわかんない事をやっちゃうのが人間なのだ。
どうしてかは分からないけど人間のそんな所が嫌いじゃないしむしろ惹かれてしまうのだ。
そしておせっかいを焼かずにはいられなくなるのだ。
M(やっぱり似てるよね~)
(ユーリとテセウスが? 何をいまさら)
M(それもだけど……それ以上に阿修羅くんってミーちゃんと凄く似てる気がする……)
確かに最初にデータを見たときから同じ系統だとは思った。
でももしかしたらそれ以上の何かがあるのかもしれない。
同じ物を探してるって事は……同じ使命のために作られた兄弟機とか!?
……なんてマンガみたいな展開あるわけナーイ☆
>「はっはは、どうしたんだ俺は、なんでこんなこと話してんだろうな。」
(君は大丈夫だよ、僕がついてるからさ)
M(僕じゃなくて僕“達”! 戦ってるのはこっちなんだから~!)

>>285
突如として通路は現れた。その奥から現れた者は……
「気をつけて……メデューサだ!」
開かれた通路から現れたメデューサに身構える。
>『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
安心できねーーーーー! ……けど普通のメデューサじゃないだけ良かったというべきか。
>『別働隊が想定以上に良くやってくれた。 敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
脳裏に映ったのは、別働隊なる者たちの戦いの様子。それは犠牲者も出た壮絶な物だった。
>『最深部は近い。 君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
怪しいなー、あからさまに怪しいなー。
でもこうなったら罠だろうが何だろうが行くっきゃない!
メデューサの後に続いて進む。

289:エル ◆GtzExfc62I
08/09/26 02:29:18 O
―月面都市バエトゥサ、トライアンフ本社ビル
従業員数29万人の大企業に相応しく、その建物は摩天楼の中でも一際巨大であった。
都市全てを睥睨するかのように聳える城の主が、王座を思わせる椅子に腰掛けている。
「さてタカハシ君。君は私に隠し事をしているようだが、是非教えて欲しいね。」
猛禽類に似た鋭い眼光が、主君の前に立つパトリックを容赦無く射抜いた。

時刻は午後2時47分、遺跡内でエレクトラがワイバーンを切り離した時刻だった。
「あの機体…ヘッジホッグだったか、いくら解析しても不明なシステムが在ったのだ。
 ガレキオンの積載が終わった時、FCSの接続兵装に存在しない武装が見付かってね。」
主君の問いにも口を閉ざしたまま、パトリックは窓の外を見た。
「だが、妙な事にあの機体には内蔵されている類の武装が存在しない。全て外装兵器だ。
 ならばFCSの接続先に登録されていた“H.S.T.H”とは何か、私は気になって眠れないのだよ。」
見つめる遥か先には、あの遺跡がある筈だ。

「会長、それはお互い様でしょう?」
ようやくパトリックが答える。その顔には、“ある種”の覚悟が見えた。
「貴方が“アレ”を破壊しようとしていたのも、全て承知の上で僕はハリネズミを作ったんですから…」


>>283-284
―遺跡内、深淵に至る門
>『本当にそう思ってるなら名前で呼んでください。
>せっかく褒めてもらってもボウヤじゃ全然かっこつきませんよ。』
ありゃま、なかなか言うじゃないの。
「ゴメンよ。お姉さんたらボウヤの名前ド忘れしちゃっててさ、コウタ君だっけ?」
あくまでもサラッと冗談めかして返すのがポイント。マジで忘れてたなんて言えないもん。

ナグルの張り巡らせたネットに引っ掛かった敵…一瞬だったけど、その姿が見えた。
間違いない。データとは少し見た目とカラーリングが違うけど、ガンオーだ。
一体どういう原理でカメラやセンサー類を擦り抜けたのかは分からない。
だけどもう分からないままでも別に困らないよ…そこにいるのが分かったから!!
アタシがトリガーを引くより早く、ボウヤが先に仕掛けた。
さっき張り巡らされたのとは違うタイプのネットがガンオーに巻き付く。
おかげでガンオーの位置が、更に正確に見える。これで当たらなかったら恥かしい。
「装甲の厚さだけじゃあ生き残れないよ!!」
気合いを入れ直して、今度こそトリガーを引こうとした矢先…

>***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
>まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
>「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
ハァ!?ちょっとアンタ頑張り過ぎじゃないの!?3分て言ってたじゃん!!
でもラティフの言葉通り、開いた扉はすぐに別の壁がスライドしてて塞がり始めてる。
「えーと、えーと……あぁもうッ!!わかったわよッ!!!」

急いで機体を扉に向ける。移動速度程に比べたら、旋回速度はあまり低下してない。
フロートタンクのブースターを全開で噴かすけど、やっぱりスピードが出なかった。


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