【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch277:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/23 23:56:21 0
>>236>>239>>270>>272
「アハハハハハ!
 墜ちないなんて良い人たちかしら!
 今まで来た人たちよりずっと頑丈だわ!
 楽しめそう・・・ウフフフ・・・。」

久々の獲物に胸が高鳴り、ほくそえむような声を漏らしてしまう。
ここ数年、ロクな奴が来なかったんですもの。
脆い、脆すぎたのよ!
けれど、今回の連中は私を少しは楽しませてくれそう。
さあて、いつ気付くのかしら?
私がハリネズミさんの真上に陣取るようにして浮遊していることに・・・。

「そこお・・・、見いつけた!」

解析をしているらしいラティフの機体に向けて、シールドビームを構えて撃つ。
ライフルのものより出力は高く、太いビームである。
これだけ強い人たちなら、お父さんたちも寂しくないでしょ?
今一人、送ってあげるからね。

278:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/24 00:07:42 0
すみません、ミスしましたので>>277は訂正します・・・。

279:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/24 00:27:00 0
>>236>>239>>270>>272>>274>>276
「面白い、この人たち面白いわ。
 すごくいいの。
 なかなかしぶとく抵抗してくれるもの。」

久々に手応えのある獲物を前に、思わず胸の高鳴りを覚え喜んでしまう。
撃っても避ける、当たっても効率的に破損箇所を排除する。
こんな場慣れした連中は見たことがない。
おそらくは戦闘などに関してのプロフェッショナルなのだろう。
明らかに今までの調査部隊の連中とはワケが違う。
けれど、この人たちが私に気付くのはいつかしら?
ハリネズミさんの真上に陣取るように浮遊している私の位置に。

「でも、終わり・・・。
 バイバイ。
 アハハハハ!
 …あれ、これは何かしら?」

最初の標的に選んだのは、ちょこまかと逃げ回ろうとする高機動機体。
ガンオーライフルを構え、動きの止まった瞬間を狙って的確に撃ち抜くの。
白色のビームが胴体を貫き、アンジールの機体は羽を撃たれた鳥のように地面に落下する。
メイアさんに止めを刺した時のことを思い出す。
今のシーンはあそこまでスプラッターではないけれど、十分見応えのある死に様よ。
まずは一人、お父さんたちへの手向けね。
けれど、このネットみたいなものは何かしら?

「ああもう、待ちきれない!
 次はあなたに、決ぃめた♪」

アンジールを仕留め、次の獲物を仕留めたくてたまらない。
私は機体に纏わり付いた放射ネットのことなど気にせず、次の標的にライフルを向けた。
次は、下でかさこそとしているラティフの機体である。
ライフルを撃ち放ち、白いビームで再び貫こうとする。
面白かったけど、そろそろ終わりにしたいわ。

280:ケイ ◆TnakibaQxg
08/09/24 01:01:59 0
>263 >271
通り抜け様にインソムニアが真っ二つになっているのが目に入った。
>「いきなりなにするんだ!」
そりゃ怒るのも無理はない。メイドロボに引っ張られている図はあまり格好よくはない。
横道に飛び込んですぐ、少し後方にいるアウラウネに向かってミサイルが突っ込んでくる。
アウラウネは装甲がすごいから多少の事は大丈夫だろうけど……
まさかあのインソムニアがまだ!?
次の瞬間、爆音が鳴り響き、横道まで入ってきた激風が吹きぬけていった。
あの巨大バンプシャーストーン、これ程の熱源を蓄えていたとは考えただけでも恐ろしい。
そして、さっきまでが嘘のように静かになる。
想像を絶する規模の爆発で敵機達が一掃されたみたいだ。
>「・・・まあ、なんだ、助かった」
「礼なんていいって、さあ行こう!」
初っ端からかなーり危なかったけど……その割に目立った損傷はない。
お互いさすが古代兵器といったところか。

>275
アウラウネに示されたルートに従って進む。不気味なほど何も出てこなかった。
通路の壁面には、古代文字がぎっしりと書いてあった。
何か思い出せないかと解読を試みるが、案の定徒労に終わるのだった。
知恵熱かスピードまで落ちてきたし……じゃなくて。
MOEがサボタージュしている!? 密かに内輪の会話を繰り広げる。

(あのなーまだ燃料たくさんあるでしょー!) 
M:(あのね、ミーちゃんから聞いたんだけど……“剣”を探しに月に行くっていってたの)
あいつはいきなり去っていっただけでそんな事聞いてないぞ。
さては僕を差し置いて機体同士で愚痴りあっていたのか。
それより問題はMOEがこのタイミングでそれを打ち明けたことだ。
(なんですぐ教えてくれなかったんだよ!)
M:(ケイ君には言わないでって言われてたんだ。言ったら絶対行かせてくれないからって)
その通りだよそれ知ってたら必死で止めてたよ!
あいつは強いけど、いや強いからこそ、あの性格でこんな所に来たら死亡フラグだ。
(大丈夫。あいつがくたばるわけないじゃん! 向かうところ敵なしなんだから)
M:(そうだよね~)
MOEは必要最小限の知能しか搭載していないのが幸いしてあっさり納得し
納得して元通り動いてくれるようになった。

やがて行き止まりにたどり着く。
「最深部に何があるのか楽しみだね!
前に僕の古代兵器乗りの友達は“剣”を探すって言ってたよ」
こんな事を話しながら色んな場所を調べてみるが反応がない。

281:エル ◆GtzExfc62I
08/09/24 21:48:39 O
>>272>>274>>276>>279
>『エルさん、今のうちに武装使用可能レンジまでなんとか距離を取ってください!
(中略)
>……どっかのおバカさんのおかげで、こいつもスクラップ寸前ですしね。』
ボウヤの通信を聞き終えるよりも早く、アタシはハリネズミを旋回させた。
見れば淡く光るネットのようなものが頭上を覆っていた。
おそらくナグルの武器だ。この場合は武器としてじゃなく、センサーとして使ったらしい。
「なるほどね、虫捕り網ってワケだ。ボウヤ、やっぱりキミってばカッコいいよ!」

またビームが発射された。ハリネズミのすぐ真上だ。高さからしてネットの外か!
>「あと3分で終わらせる!それまで持たせてくれ!!」
分かってる。もうすぐ終わらせてやるよ!!
照準をマニュアルに切り替え、レールキャノンを4門、真上に向ける。
捉えた!そう思った瞬間、視界の片隅で信じられない光景が映し出された。

「う…嘘だよ…ね?」
アンジールの機体が、糸の切れた人形みたいに崩れ落ちる。
あんまりにも突然過ぎて、アタシの思考が停止する。ほんの1秒足らずの瞬く間。
だけど、戦場で死ぬには充分過ぎる時間。気を取り直した時には、既に被弾してた。
乱射したゴリラのグレネードが射線を遮ったおかげで、ハリネズミは直撃を免れる。
代わりに失ったのはレールキャノンの砲身2門と、さっきまで目安を付けてた敵の位置。
「助かったよハゲ、後でバナナ奢ってやるから!!」
見えない敵を相手に、攻撃を当てるには何をすれば良い?よく考えろ!!
当たればいい、1発でも当たればヤツを引きずり出せる。ほんの1発でも当たれば…


RC-ATSA“サラマンダー”、ハリネズミの主力武装と呼べる計10門のレールキャノンだ。
専用の140mmAT砲弾を使用する為、同口径のキャノンに比べて物理的な破壊力は格段に低い。
しかし弾頭内部に詰められたテルミット剤により、着弾点は瞬時に3000℃程まで上昇する。
装甲を破壊するのではなく、内部機関に熱を送り込みオーバーヒートさせる特殊兵装なのだ。。


そう…1発でも当たれば、後は熱源探知に切り替えりゃロックオンできるかもしれない。
「クソッタレ!!見失った!!ヤツは何処にいんのよ!!!」
焦り、恐怖、苛立ちがアタシの頭の中で仲良く大暴れしてる。
もう一度ネットをぐるりと見回す。確かにヤツはネットの外側から撃ってきた。
いくら広い部屋とは言っても、壁と天井がある以上は行動範囲が限られる。
もちろんそれはアタシ達にも言えることだけど。

不意にネットの一部が動いた。引っ掛かったんだ。
それでもヤツはお構いなしにビームを撃つ。その先にいるのは…ラティフだ!!
ビームがディープシーカーを貫いた…誰もがそう思った瞬間だった。
ゴツい鋼の剛腕が、ビームを掴んで受け止めた。マジでタチの悪い冗談に見える。
「おいラティフ、3分とか言いやがったがな、そんなに急ぐ必要はねぇぞ?」
ゆらりとビームが放たれた方向に向き直るギカンティックゴリラ。
「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」

各部の武装をフル展開した、機械仕掛けの猛獣が吠えた。

282:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/25 00:52:29 0
>>275
アルラウネに導かれ遺跡の奥へ、奥へと進んでいくその道のりは不自然なほど静かであった
敵も罠もない、危険もないが退屈な道程だった
そしてその道はデータにない未知の道だったのである。いままで人が足を踏み入れていないだけあって
その道は綺麗で幻想的ですらあった
(綺麗な所だな・・・)
つい、そんなことをもらしてしまう。そして、考え事をしている間に行き止まりに到着した

>>280
その場所を調べながらなんの変哲もない話に花が咲いた。
話の中でケイがある話題を振ってきた。その話はユーリがここにいる理由、古代文明の技術の粋を集めた剣の話である
「俺以外にも探しているやつがいるのか・・・」
少しは驚いたがある程度、考えていたことでもだった。
「じゃあ、そいつと戦うことになりそうだな。阿修羅は他のやつには絶対に渡さないっていってるぜ
俺も戦ってみたいけどな」
すこし楽しそうな顔をしながら話を続けた
「俺がここに来たのってさ、阿修羅に頼まれたのもあるけど自分の力がこの世界でどれくらい通用するか知りたかったんだ。
・・・まあ、俺がどれくらい強いか知りたかった言い換えてもいいな。
おかしいだろこんなガキみたいなこと、ま、まだガキだけどな」
自分のことを話すとユーリは笑い出した
「はっはは、どうしたんだ俺は、なんでこんなこと話してんだろうな。」



283:コウキ(代理) ◇xK7dfy5P/g
08/09/25 08:39:08 0
>274
>「あと3分で終わらせる!それまで持たせてくれ!!」
ネットを放った直後、ラティフから通信が入った……
冗談じゃない、見えない敵相手に不意討ちうけまくってる中3分持たせろだって?
『はっ……了解、その代わり必ず錠前破ってくださいよ?
 だからって、急ぐあまりドアまでひん曲げて通れなかったってのは無しで。
 そんなしょっぱい思い出なんかいりませんから!』
字面だけ見れば憎ったらしいほどの軽口だが……内容ほど
“それ”に余裕なんかない。わざと大口たたく事で自分自身を鼓舞するような……
そんなニュアンスを確かに感じる。それだけ本気だってことだ。

>276
>一つの閃光がAM24の胴体……コックピットの上の部分を貫く。
>そこからは血だるまになったアンジールの姿が見える。
>「…俺は……死ぬのか……これは……面倒な……ことに…………なった……」
不意に、また閃光が走った。直後レーダーにアラート、これは……友軍の被弾!?
態勢を立て直すために後退しようとしたAM24が敵の攻撃の直撃を受けた!
性能的にもっとも被弾率の低かった機体が……まさか直撃なんて――。
カメラをAM24に向け、センサーからモニターに視線を移したとき……
そこには、むき出しのコックピットの中で致命傷を受け血まみれになったアンジールの姿が……!
[アンジールさん!? ……そ、そんな……。]
『……残念だけど、死んだよ…………クソッ!
 やりたい放題やってくれるじゃないか……!』
“それ”の感情が流れ込んでくる……これは、怒りと悲しみ?
……非常事態の中で、僕はまたひとつ“それ”の認識を改めた――。
[……かならず、仇を討とう……!]
『言われなくてもそのつもりさ……
 ここまでコケにされて、尻尾巻いて逃げ出してたまるものか……!』

>279、>281
>「なるほどね、虫捕り網ってワケだ。ボウヤ、やっぱりキミってばカッコいいよ!」
『本当にそう思ってるなら名前で呼んでください。
 せっかく褒めてもらってもボウヤじゃ全然かっこつきませんよ。』
とりあえず無事らしい……ヘッジホッグを立て直してるんだから当たり前と言えば
当たり前なんだけど。これで呆けた事言ってたら喝を入れなくちゃならなかった。
でもそれって僕の役目じゃないよね。正直、そんな余裕とっくにゴミ箱行きだ。

>けれど、このネットみたいなものは何かしら?
>「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」
決意も新たにセンサーを凝視するが、ネットにはまだ引っ掛からない……
まさか、設置位置よりも上にいるのか? 確かビームの発射ポイントもその辺だった。
だとすると……ロックオン警告、ターゲットはディープシーカー!
『今度はそっちか! これ以上好き勝手させて、たまるかぁっ!』
思わず叫びながら機体を斜線上に移動させようとするが、間に合わず
敵の攻撃が……! だがしかし、ディープシーカーのすぐ近くに陣取っていた
ギガンティックゴリラがビームを受け止めた。いくら装甲の厚さに自信があると言っても、
さすがに規格外すぎる……影響は小さいようで、あちらも叫びながら全砲門を発射地点に
向けて一斉射撃を始めた。
『ははっ……やっぱ無茶苦茶すぎ。
 つくづく敵じゃなくて……っ、いた!ふん、回避行動を取って引っ掛かったな。
 誰が逃がすものかよ、大人しく蜂の巣になれ!』
ウィングバインダーから、最初にハチドリを捕まえた時のと同一の電磁ネットを
接触部に向かって射出した。だが今回のはかなりのエネルギーを注ぎ込んだ特注品。
どんな機体だか知らないけど、長時間接触すれば中身はジューシーに焼ける代物だ……
でも次はない、今ので残存エネルギーは20%、戦闘行動を取れるぎりぎりのライン。
かわされてロックオンされたら回避行動を取れるかどうかも怪しい。


284: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:34:44 0
>276>279>281>283
向かい合うは超古代文明の扉。
背には激しい戦闘。
あと数分あれば確実に解除できるが、この状況の中、一秒か限りなく長く感じる。

その最中、アンジールの識別信号が不意に消える。
それは【死】
ああ、そうさ。死だ。
死なんぞいつでもどこにでも転がっている。
他人の死も自分の死も大した違いはない。
そう、俺の首にもいつだって死神の鎌がかかっているんだ。

だがそれでも、俺は死ねない!!

わかっているさ。
俺がどれだけ思おうが、そんな都合を考えてくれるほど死はお人よしじゃない。
ただ俺は死神の鎌が引かれるのを「その時」まで全力で無視し続けるしかないのだから。

そして今、死神の鎌は亡霊の極太ビームとなって俺の喉首を掻っ切る・・・筈だった。
いくら鏡面装甲でも、ビーム撹乱チャフ無であれほどの太さを喰らえばひとたまりもない。
上手く角度を合わせたとしても背負ったミサイルポッドに誘爆必死だ。
が、死神の鎌は野太い腕によって止められた。

ゲイザムから通信が入る。
「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」
「当たりめえだ!頭脳労働の邪魔させんじゃねえぞ!筋肉達磨!」
冷や汗を拭いながら礼をいい、俺は最後の防壁を突破した。

***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
いや、正確に言えば、遺跡が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全な独立エリアといっていい。
扉へのハッキングにより、遺跡は動き、組み変り、そして新しい通路が繋がった。

新しく目の前に出現した通路から大量の破片が流れ込んでくる。
それは古代守護ロボたちだったもの。
乱暴に叩き切られたようで、まだ稼動しているものもあるが、四肢もなく戦闘する必要もないような断片たちだ。
前回来た時はこんなものなかったが・・・?
だが、今はそれを考えている余裕はない。
「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
昨日をハッキングモードから通常モードへと戻し、ディープシーカーは新たなる通路へと滑り込んでいく。
センサーを最大にし、進路であり、退路を確保する為に。

285: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:35:51 0
>280>282
ケイが壁を調べているが、何の反応も得られる事はなかった。
一番の反応は【何の反応もない】という事だろう。
あらゆるセンサー類に何の反応も示さないのだ。

が、何の前触れもなく振動センサーに感知があり、それは直ぐにセンサーに頼らずとも察知できるようになる。
***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのような振動と共に、目の前の壁が動き出す。
ケイやユーリの知らぬところではあるが、ラティフが【扉】を開いた事により、遺跡全体が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全に独立エリアとなっていたのが、組み変ることにより新たなる通路が開かれる。
それがこの場所であったのだ。

開かれた通路から赤い光が漏れでてくる。
その光の先にいたものは・・・小型の超古代文明ロボ【メデューサ】だった。

ケイ、ユーリ、そしてアルラウネのドレイクの脳裏に直接声が響く。
『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
その声は紛れもなくクリスタルスカルの声だった。
『別働隊が想定以上に良くやってくれた。
敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
その言葉と共に、それぞれの脳裏に第六基地から突入した部隊のこれまでの戦闘の様子が映し出される。

『最深部は近い。
君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
メデューサに乗るクリスタルスカルは全てを見透かしな様な口調で言葉を区切り、先導し奥へと進み始めた。

##############################

>284
すいません、名前ミス。
284はラティフです。

286:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 22:16:35 O
【戦艦の中とは思えぬ程 豪奢な内装に彩られ一流の調度品が飾られている執務室
女神の彫刻が見事な壁掛け時計の音のみが響く部屋の中でドレイクはただ一人本国への報告書の作成に勤しんでいた
その最中 ウェルナーがある報告をしに部屋を訪れる】


ウェルナー「失礼します、先程 目的の位置に艦が到着致しました」

「意外と早かったな…
あの骸骨め…まさか出鱈目を教えたわけではあるまい…
で、我々の損害はいかほどだ?」

【ドレイクはペンを止めずに淡々と言葉を発し、副官に尋ねた】

ウェルナー「我々の損害はほぼ皆無
彼らのおかげです…」

「ふむ…あのでかい図体が役に立ったというわけだな…
それで 一応準備の方を整えておいたのか?」

ウェルナー「はい…
歩兵部隊は第2種装備にて待機
機動部隊も閣下の御命令が有り次第いつでも出撃可能です…」

「そうか…だが事を急いでは仕損じる…
焦らずじっくりタイミングを見計らうとしよう…
まあ機体とパイロットの確保はともかく 形だけでも調査をせねばな…」

ウェルナー「御命令さえ頂ければ…」

ドレイク「出来れば穏便に済ませたいものだな…
ウェルナー君…」

【そう言うと傍らのカップに口をつけ お茶を啜る
その瞬間、壁掛け時計の音が響き 時を知らせた
まるで行動に移せと教えるかのように…】


287:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 23:04:33 O
【遺跡への入り口が開くと その奥には謎の古代兵器が宙に浮いていた
そして、その瞬間 ドレイクの脳に聞き覚えのある声が響く
そして脳裏には見知らぬ部隊の戦闘シーンが鮮明に映し出されていた】

「もうすぐ最深部か…
まさか我々の他にも狙っている者がいたとはな…
それよりあの骸骨め…一体何者だ…」

【小声でボソボソと呟くと どさりと艦橋の座席に座りこんだ
傍らに控えていた副官がドレイクを気遣い、声をかけた】

ウォルナー「閣下どうなされました?」

「何でもない…
所でウォルナー君、我々の他にも遺跡に来ている連中がいるぞ…」

ウォルナー「なぜお分かりに?
レーダーには我々の他には反応はありませんでしたが?」

「見えたんだ…この目でな…
あの骸骨め…ただの月面軍の将軍などでは無い…」

【わけの分からぬドレイクの言葉に副官は首を傾げる
またドレイク自身も今まで体験した事の無い出来事に動揺を隠しきれなかったのだ】

「ウォルナー君…私は部屋で本国への報告書を書くとしよう…
艦橋の指揮は君がとりたまえ…
それと準備をするよう兵達に命じておけ…」

【副官に口頭でいくつかの事項を伝えると
ゆっくりと座席から立ち上がり艦橋を後にした
そしてアルラウネは
速度をわずかに速めながらメデューサの後ろを追っていった】】


288:ケイ ◆TnakibaQxg
08/09/25 23:35:53 0
>>282
>「俺以外にも探しているやつがいるのか・・・」
「え!? ユーリ君も探してたんだ!」
M(奇遇だね~。ミーちゃんはその剣を古代技術の結晶と言ってますた)
>「じゃあ、そいつと戦うことになりそうだな。
阿修羅は他のやつには絶対に渡さないっていってるぜ 俺も戦ってみたいけどな」
ユーリはとても楽しそう。
「あいつは強いよ? でもどうだろう。
今回は遺跡に入る人に制限がかかってるっぽいしいないんじゃないかな?
というかとっくに諦めてどっかほかの町に行ってるかも!」
脳裏に浮かぶ最悪の事態を打ち消すように明るく言う。
>「俺がここに来たのってさ、阿修羅に頼まれたのもあるけど
自分の力がこの世界でどれくらい通用するか知りたかったんだ。
・・・まあ、俺がどれくらい強いか知りたかった言い換えてもいいな。
おかしいだろこんなガキみたいなこと、ま、まだガキだけどな」
「ふふっ、そうだね。でも……なんかいいな!」
普通に考えるとそんな事のために危険を冒すなんて非合理的だ。
だけど……理屈では説明がつかないワケわかんない事をやっちゃうのが人間なのだ。
どうしてかは分からないけど人間のそんな所が嫌いじゃないしむしろ惹かれてしまうのだ。
そしておせっかいを焼かずにはいられなくなるのだ。
M(やっぱり似てるよね~)
(ユーリとテセウスが? 何をいまさら)
M(それもだけど……それ以上に阿修羅くんってミーちゃんと凄く似てる気がする……)
確かに最初にデータを見たときから同じ系統だとは思った。
でももしかしたらそれ以上の何かがあるのかもしれない。
同じ物を探してるって事は……同じ使命のために作られた兄弟機とか!?
……なんてマンガみたいな展開あるわけナーイ☆
>「はっはは、どうしたんだ俺は、なんでこんなこと話してんだろうな。」
(君は大丈夫だよ、僕がついてるからさ)
M(僕じゃなくて僕“達”! 戦ってるのはこっちなんだから~!)

>>285
突如として通路は現れた。その奥から現れた者は……
「気をつけて……メデューサだ!」
開かれた通路から現れたメデューサに身構える。
>『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
安心できねーーーーー! ……けど普通のメデューサじゃないだけ良かったというべきか。
>『別働隊が想定以上に良くやってくれた。 敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
脳裏に映ったのは、別働隊なる者たちの戦いの様子。それは犠牲者も出た壮絶な物だった。
>『最深部は近い。 君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
怪しいなー、あからさまに怪しいなー。
でもこうなったら罠だろうが何だろうが行くっきゃない!
メデューサの後に続いて進む。

289:エル ◆GtzExfc62I
08/09/26 02:29:18 O
―月面都市バエトゥサ、トライアンフ本社ビル
従業員数29万人の大企業に相応しく、その建物は摩天楼の中でも一際巨大であった。
都市全てを睥睨するかのように聳える城の主が、王座を思わせる椅子に腰掛けている。
「さてタカハシ君。君は私に隠し事をしているようだが、是非教えて欲しいね。」
猛禽類に似た鋭い眼光が、主君の前に立つパトリックを容赦無く射抜いた。

時刻は午後2時47分、遺跡内でエレクトラがワイバーンを切り離した時刻だった。
「あの機体…ヘッジホッグだったか、いくら解析しても不明なシステムが在ったのだ。
 ガレキオンの積載が終わった時、FCSの接続兵装に存在しない武装が見付かってね。」
主君の問いにも口を閉ざしたまま、パトリックは窓の外を見た。
「だが、妙な事にあの機体には内蔵されている類の武装が存在しない。全て外装兵器だ。
 ならばFCSの接続先に登録されていた“H.S.T.H”とは何か、私は気になって眠れないのだよ。」
見つめる遥か先には、あの遺跡がある筈だ。

「会長、それはお互い様でしょう?」
ようやくパトリックが答える。その顔には、“ある種”の覚悟が見えた。
「貴方が“アレ”を破壊しようとしていたのも、全て承知の上で僕はハリネズミを作ったんですから…」


>>283-284
―遺跡内、深淵に至る門
>『本当にそう思ってるなら名前で呼んでください。
>せっかく褒めてもらってもボウヤじゃ全然かっこつきませんよ。』
ありゃま、なかなか言うじゃないの。
「ゴメンよ。お姉さんたらボウヤの名前ド忘れしちゃっててさ、コウタ君だっけ?」
あくまでもサラッと冗談めかして返すのがポイント。マジで忘れてたなんて言えないもん。

ナグルの張り巡らせたネットに引っ掛かった敵…一瞬だったけど、その姿が見えた。
間違いない。データとは少し見た目とカラーリングが違うけど、ガンオーだ。
一体どういう原理でカメラやセンサー類を擦り抜けたのかは分からない。
だけどもう分からないままでも別に困らないよ…そこにいるのが分かったから!!
アタシがトリガーを引くより早く、ボウヤが先に仕掛けた。
さっき張り巡らされたのとは違うタイプのネットがガンオーに巻き付く。
おかげでガンオーの位置が、更に正確に見える。これで当たらなかったら恥かしい。
「装甲の厚さだけじゃあ生き残れないよ!!」
気合いを入れ直して、今度こそトリガーを引こうとした矢先…

>***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
>まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
>「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
ハァ!?ちょっとアンタ頑張り過ぎじゃないの!?3分て言ってたじゃん!!
でもラティフの言葉通り、開いた扉はすぐに別の壁がスライドしてて塞がり始めてる。
「えーと、えーと……あぁもうッ!!わかったわよッ!!!」

急いで機体を扉に向ける。移動速度程に比べたら、旋回速度はあまり低下してない。
フロートタンクのブースターを全開で噴かすけど、やっぱりスピードが出なかった。


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