【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch196:名無しになりきれ
08/09/19 23:52:36 0
コテの人たちにはケジメを付けてもらいたいね
ゲイザムとレイが同一人物掛け持ち野郎だったってこと理解してるのか?
別人になりすましての掛け持ちが違反だってことぐらい、なな板の住人になら分かるだろ?
つまりゲイザムは荒らしだってこった
荒らし行為を行ったゲイザムの存在を認める?
イレギュラーは後々のことを考えて排除するのが常識だろう?

現状に影響が無いからって放置してんじゃねえよ
ここは掛け持ち自演推奨のスレなのか?
そうなったら最悪ここは無法地帯になっちまうぞ

197:名無しになりきれ
08/09/20 00:08:11 0
>>196
解ったから避難所へ行こう、な?(AAry

198:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/20 00:25:19 0
>182 >192
>ケイくんとモエちゃんが突破口を開いてくれてる後に続いて一気に突破しよう!」
「ちょっと無理っぽいかも!」
……と言ったときには遅かった。
レイの機体は巨大なだけに移動速度はそんなに速くない。
取り囲まれる事は目に見えていた。守護ロボットの知能が高くないのが救いだ。
敵の移動速度と行動パターンに照らし合わせて瞬時に演算し
取り囲まれる位置を割り出して精神統一する。
―レーザーリフレクション!
敵機のレーザーが作動する直前
取り囲まれたレイの機体の周囲にレーザーを正反射する層が出来る。
これで砂糖に群がっているアリのような敵機達は自爆するはずだ。
そうしている間に僕も敵の群れの中に突入しつつあった。
モップを一閃、モップの毛の部分が針のようになって発射され敵機を撃ち落す。
これがMOEの通常攻撃にあたる。ちなみにモップの毛はすぐに再生される。
一方ユーリは前でガンガンやっている。
性格までてっちゃんとそっくりだよ……。メデューサに捕まらなきゃいいんだけど。
もしかして僕たちってチームワーク皆無!? まあ初心者の集団だし仕方ないか。
>>190
なんて思っている場合ではない。新手の機体が現れた。
なぜか古代技術の解析に貢献した企業ばかり狙う謎の強襲型可変機インソムニア!
名前は知っているけど詳しいデータは知らない。
当然狙っているのはアウラウネ。ここは一発大きいやつで撃ち落そう……
と思って思いっきり能力発動体勢の時にいきなりこっちにミサイルを撃ってきた。
しかも3発。……聞いてないよ!
とっさに華麗な棒術でモップの柄のほうで叩き落そうとする。
当然、ミサイルにそんな事をすると爆発する。
なんともマヌケだけどこの機体のデータがまだ
メモリーに入っていないので対応できなかったのだ。
直撃とはいかないまでも至近距離で爆発が起きた衝撃で吹き飛ばされるのだった。

199:名無しになりきれ
08/09/20 07:56:01 0
>>196
掛け持ち自演なんてどこでもやってる

200:名無しになりきれ
08/09/20 14:45:06 O
>>199
嘘ついて自演擁護するなよ
鳥変えての自演を許してるスレがなな板のどこにあるんだ
おまえの頭の中以外ないだろ

201:名無しになりきれ
08/09/20 15:07:06 O
>>200
わかったから議論スレ行け
行けないならお前は荒らしでしかない

202:名無しになりきれ
08/09/20 15:07:54 0
鳥変えようが変えまいが掛け持ちと自演は荒らし行為だけどな
現状維持を優先したい気持ちは分からんでもないが、荒らしは追い出すべきだ

203:名無しになりきれ
08/09/20 15:19:27 0
掛け持ちが荒らしってどこに書いてあるの?
ソースよろ

204:名無しになりきれ
08/09/20 15:27:30 O
>>201
ゲイザム乙
鳥つけてまた参加する根性あるならいってやんよw

205:名無しになりきれ
08/09/20 16:34:08 0
他の奴が許しても俺が許さんよ
ゲイザムかレイがまた書き込んだりしたら荒らす
別キャラでも同一人物と思しかったりしたら荒らす
このスレはゲイザムのせいで荒れる
分かったら失せろよ、おk?

206:エル ◆GtzExfc62I
08/09/20 19:37:36 O
とんでもないGに全身がギシギシと軋む。それはハリネズミも同じ。
「こんちくしょおおおおおおおッ!!!」
ハリネズミの特徴と呼べるセパレートウェポンラックは今、武器を一切積んでない。
代わりに積んであるのは…超特大のスラスターバインダー!!


OPB-VS12“ワイバーン”。ウェポンラックの全スロットを使う怪物級のブースターだ。
加速推進用メインバーニア1基と、姿勢制御用スラスター11基で構成されている。
このセットが機体左右に装備された事によって重量級の機体も高速で移動が可能になる。
だが、あくまでも直進する場合のみであって、機動性自体が向上する訳ではない。


アタシは咄嗟に左側のメインバーニアを点火させる。無理矢理にでも停める為だ。
と同時に、右側の機体固定用アンカーを射出。3本の長い爪痕を残してようやく停止。
アンカーは荷電粒子砲を撃つ時に機体のブレを無くす為の装備だったけど…
無茶な使い方をしたせいで、完全に使い物にならなくなってしまったみたい。
「まいったね…これじゃあ撃てないじゃん。」
撃とうと思えば無理して撃てる。但しその場合は“標的”に当たる確率はガタ落ち。
荷電粒子砲発射の反動は、シミュレーションでしか試してないけどハンパない。
今みたいな感じにバランスが崩れるのは避けられないはず。
だから底部に左右6ヵ所、機体を地面にがっちり固定するアンカーが在った。
でも右側の3ヵ所が壊れてしまった以上、荷電粒子砲を撃つのは大博打ってワケ。

>「エレクトラ、姿勢制御ができしだい俺の後についてこい。コウキ、お前もだ、今のうちにマーカーまで行くぞ」
アンジールからの通信で初めてアタシは助けてもらっていた事に気付いた。
ハリネズミを停止させるまでの約5秒間、迂闊にも全くの無防備だった事を恥じた。
それをフォローしたのがアンジール。いつもムスッとした感じだけど、イイ奴じゃん。
「いやあ、久し振りに死ぬかと思ったわ。アハハ…ってちょっと待ってよ!」
アタシがお礼を言い終わる前に、さっさと向こうに行ってるし!!
レーダーを見ればマーカーに重なってラティフとハゲの機体が表示されている。
やっぱりあの2人は無事に抜けてたんだ。
「コラ!助けてくれたんでしょ!?だったら礼ぐらいちゃんと言わせろってば!!」
置いてかれちゃ困る。両方のメインバーニアを稼働させてアンジールの後を追いかけた。

>『おねえさん、遠くの敵は任せますね。
>その代わり懐近くは僕が何とかしますから安心してください。』
ん?なんかこの子…性格変わった?さっきまでオドオドしてたと思ったけど。
もしかしたら操縦桿を握ったら別人みたいになるタイプ?あ、でもそりゃ無理か。
基地からここまで機体を操縦して来たんだもんね。性格変わるなら基地からでないと。
まぁいいや、この先は今の大群なんかよりキツい敵がゴロゴロしてるんだ。
戦力として頼りになるなら、別に気にしなくても平気平気。
「ボウヤ、せっかくのエスコートを悪いんだけど、置いてっちゃうよ?」
サラマンダーのメインバーニア2基が、本格的に火を噴き出してハリネズミは急加速した。

敵が次々に寄って来るけど、全身の機関砲が吐き出す20mm徹甲榴弾が片っ端から叩き落とす。
「遅れてゴメン、普通にアタシのミスだわ。」
細い通路(…と言っても充分広いけど)の先で待ちくたびれてるであろう2人に通信で詫びた。


207: ◆GtzExfc62I
08/09/20 20:01:26 O
今回登場したハリネズミの装備、サラマンダーについて補足です。
この装備はACFAというゲームに出てくるVOB(ヴァンガードオーバードブースト)が元ネタです。

この作中では短時間だけど機体を急加速させる事が出来る装備です。
もちろんカーブを曲がるのは不可能で、急停止も不可能。
月は地球と重力の強さが異なるので、バーニア起動は3~4秒程度で充分な推進力を得られます。
長時間の連続使用には適しません。それはエネルギーが本体からの供給ではない為。
バインダー内部に燃料タンクが内蔵されています。早い話が“使い捨て”品なのです。

ハリネズミが常識外れの重装備なのも、月面での運用を前提に設計されているからです。

208:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/20 20:33:14 O
袈裟掛けの一撃は、紙一重で阿修羅の刀に食い止められる。
続けざまに重い前蹴りを受けたインソムニアは
回廊壁面を擦りながら吹き飛び、ハチドリとぶつかってようやく停止する。

高機動型の為か、インソムニアの機体重量は極端に軽く
質量攻撃の衝撃が効果的なダメージとなるようだった。

スタイルこそ違えど、互いに近距離戦闘を得意とする機体同士。
微妙な距離を置いたまま、文字通り真剣勝負の張りつめた空気が流れる。

一瞬の膠着を破ったのは、阿修羅だった。
阿修羅は一挙に高度を上げ、インソムニアの視界内から消える。
上方、視界外からの一撃。決まればインソムニアをたやすく両断するだろう。

しかし、これはインソムニアも予測済みの事。
かざされた右手のブレードが阿修羅の太刀と衝突し、光の粒子を散らす。
--だが、阿修羅の太刀は一の太刀に留まらない。

上方に集中していたインソムニアは返す刀の
斬り上げに対処仕切れず、胸部から顔にかけて大きな亀裂が刻まれる。

しかし、感情の無いインソムニアが怯む事は無い。
刀を振り切り、腕の伸びきった阿修羅に視界を覆う程の火炎を吹き付け、距離をとる。
……逃走ではない。次の一撃の為の助走距離をとったのだ。

紅い4つの眼が光の尾を引く。爆発的な加速度を乗せた突き。
損傷を負った状態での長期戦は不利と判断したのだろう。
突きは外せば隙が大きい。だが、当たれば致命傷は免れないだろう。
阿修羅のコクピット部めがけ、光が伸びる。

次第に、周囲の敵のカーテンも厚くなっている。
目標地点となる侵入地点に近付きつつあるのだ。

それを拒むかのように、横穴から現れた巨大な影が第4基地部隊全体を覆う。
通常より遙かに巨大なパンプシャーストーンだ。
それと同時に飛び出したハチドリの一群が、吹き飛ばされたケイとモエを
巣に引きずり込もうと群をなして掴みかかる。

巨大パンプシャーストーンの全身がぼんやりと光り始める。
他の古代兵器もろとも、全身発光を浴びせるつもりなのだろう。

【第4部隊が大方突入に入ったので、個人的にこちらもそろそろかと思う。
初戦闘なので巨大敵機は各人、自分の見せ場にしていただきたく思う】

209:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/20 21:22:51 O
>>190
【華美ながらも実用的な造りの艦橋には数十人のエア・シュリンセン社の兵士が
それぞれ操縦やオペレートなどの業務に辺っており
その一段高い奥の座席にはドレイクが紅茶を飲みながらガラス越しに外を見つめていた
その時、レーダー担当の兵士が大声で敵機の襲来を叫ぶ】

兵士A「レーダーに識別不能な影を確認!
恐らく遺跡の防衛兵器と思われます!」
「やはりな…もう出てきたか…
し…しかし…何と……」

【襲来はある程度予測していたようであったが
改めて ガラス越しに見えた赤い四つの目に言葉を失った】

「何としても…あの技術は手に入れねばな…
私は他の奴らとは違う…

至急砲座を展開し 応戦しろ!!」

【すぐに冷静さを取り戻し的確に指示を下す
だが その瞬間 艦橋に振動が走った
そして兵士が慌てて状況を報告する】

兵士B「第7区画付近に被弾!!
損傷は軽微と思われます!」

兵士C「敵機より被弾!各部門は大至急現状を報告せよ!繰り返す…」

【損傷は軽微と言えど攻撃を受けた事に変わりは無く
兵士達は緊張した面持ちで処理にあたる】

「ふむ…アルラウネを後退させろ!
それと我々の部隊は出撃させなくていい…艦内で待機させておけ…
さて古代兵器の力とやらをじっくりと拝見させてもらうとしよう…」

【ドレイクは艦を後退させるよう淡々と命じた後
手元にあった紅茶を口に含んだ
アルラウネは機関砲や機銃を展開しつつ ゆっくりと後退していった】


210:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/20 21:47:19 0
>206
>「ボウヤ、せっかくのエスコートを悪いんだけど、置いてっちゃうよ?」
>サラマンダーのメインバーニア2基が、本格的に火を噴き出してハリネズミは急加速した。
>敵が次々に寄って来るけど、全身の機関砲が吐き出す20mm徹甲榴弾が片っ端から叩き落とす。
せっかく背伸びしてキメてみたのにあっさり流され、
ヘッジホッグはその重量に見合わぬ速度であっという間に前進していった。
途中の迎撃にはそれこそハリネズミよろしく各部に取り付けた機関砲で対処し、
敵機を穴だらけにしながら進む様は暴走戦車と言った様相を呈していた。
『やれやれ、今の年じゃエスコートは様にならないかな?
 ……っとと、置いてけぼりはご勘弁。ともあれ、殿は願ったり叶ったりなんだな。』

“それ”はヘッジホッグが横穴に入った頃にようやく加速を始めさせた。
それを見た残った敵機が踵を返して追撃しようとするが、直したばかりの
ウィングバインダーから機雷を射出、先頭のハチドリの進路上に配置すると、
ブレーキを掛ける素振りもなくハチドリは機雷に接触、爆発した。
『案の定、下っ端にはこれは見えないみたいだねぇ。
 もしかしたら感知すらしてないかも……ありがたい話だよ。』
爆発の衝撃で速度が上昇し、横穴が近づいてくる。
その間に追撃を防ぐため機雷を機体後方にばら撒き、最後にスパイダーネットを
設置してそこを通行止めも同然の状態にしてしまった。だがそちらに気を取られている内に
加速しすぎて危うく通り過ぎてしまうところだった。とっさに直したばかりの
左腕部で壁の出っ張りを掴んで通り過ぎるのを防ぎ、向きを変えて
推進力を相殺して横穴へと入る。しかし今の無理な使い方でまたしても
左腕部の調子が悪くなってしまう。操作してもほとんど動かない。
『はぁ、まただよ。直りかけは無理させるなってほんとだね。
 ……ここまで来ればしばらくは大丈夫だろう。じゃあ後よろしく。』
「は……?……あ、あれ…動く。」
“それ”は美味しいところだけ持っていってさっさと引っ込んでしまったらしい。
ぼーっと眺めていたのが急にそんな事を言われて視界が切り替わったせいで
軽いめまいがする……だが不思議と震えは止まっていた。まだ“それ”だった
影響でも残っているのだろうか。
「えーっと……とりあえず、遅刻してすみません……。」
その通信も向こうから聞こえる爆音にかき消されがちで届いたかどうか……

211: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/20 22:15:58 0

#####################################

スレが騒がしいですが、見解と裁定をかいておきました。
ゲイザムさん、レイさんをはじめ参加者の方、興味のある方は見てください。

TRPGまとめサイト「千夜万夜」
PC:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
携帯:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
こちらの議論スレです。
ご意見などある方は上記スレまでおいでください。
以上で騒ぎは終了。

これ以降、質問・議論は上記スレにお願いします。

#################################

212:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/20 23:33:29 0
>208
衝撃で数秒間フリーズ。
MOE(バーカバーカ! 真面目にやらないと相棒クビにするですよ)
……それだけは勘弁。
気がついたときには……大勢のハチドリに掴まれて運ばれていた。
ぬわーーーーーーーっ!と叫びたい気分だ。
向かう先には……無数のハチドリが蠢く穴がある。
まさに鳥の巣。そして僕らはトリのエサ!?
いやいや、この人達(?)も僕も古代兵器、共食いなど断じてイケナイノダ!
思念で話しかけたりも出来るはずだけど説得は無駄である。
この守護ロボット達はどう見ても侵入者を排除するための
プログラムしかされていないからだ。無駄だと分かっているけどあえて聞く。
(ねえ、君達は何を護っているの?)
案の定、そっけない答えが返ってきた。もちろん実際には漠然とした思念のようなものだ。
(は? 何言ってんのコイツ)
(俺らが何護ってるかお前知ってる?)
(知らね)
(どうでもいいじゃん、侵入者はボコるだけだし?)
(てか護るってどういう意味?)
実はこれが狙い。処理できない情報によって起こったエラーによって
ハチドリ達の力が緩んだ今がチャンス!
(そうか、知らないんだ……僕と一緒だ……ね!)
ハチドリ達を一気に振り払う。
(意味わからんし! この場でコロス!)
一匹のハチドリが混乱しながらビーム砲を撃とうとする。
それを捕まえて体の前に掲げた。放たれたビームが他のハチドリ達を撃ち落す。
最後にそのハチドリをモップ針で突き刺して粉砕する。
(こ……の…外道があああああああ!!)
(ごめんなさい……)
なんとか切り抜けたけどこの手はもうこれっきりにしよう。
こんなのを聞いてたら感情プログラムが崩壊しそうだ。

一難去ってまた一難。
ハチドリに囲まれていた間に現れていた
特大のバンプシャーストーンが怪しげな光を発しつつあった。
多分全方位ビームだ。まともにあたったらとてもマズイことになる。
そこで広範囲ビーム防御用能力を使用。これならすぐに発動できる。
―ダイヤモンドダスト!
辺り一帯に輝く粒が舞う。見た目は大層だけど空間に氷の結晶を生成しただけ。
一つ一つは極小だけど無数にあるため、ビームをかなりの割合で遮断する。

213:名無しになりきれ
08/09/20 23:40:08 0
携帯って碌なのがいないね

214:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:14:02 0
名前:レオナ・オハラ(小原玲於奈)
性別:女
年齢:16歳(3年前からこの年齢で止まっている)
身長:162cm
体重:54kg
体格:ややグラマー
性格:狂気
経歴:古代兵器「ガンオー」のパイロット。公式では既に死亡扱い。
備考:古代兵器を駆って遺跡内を徘徊し、破壊行動を繰り返す狂気の少女。
   公式記録の上では既に死亡したことになっており、敵として認識されている。
   3年前にオバリス社の支援を受けて遺跡に降り立った調査部隊に所属していた。
   また、同部隊を壊滅させた張本人でもある。
   元々は心優しい控えめな少女だったが、破壊と殺戮を楽しむ狂気の性格に豹変している。
   一説には、「パラサイト」に乗っ取られた影響とも言われる。

名前:ガンオー
サイズ:33m
運動:B
装甲:B
移動:B
地形適応:空A陸A海C空A
【武装】
ガンオーバルカン(頭部に2門搭載されたバルカン砲)
ガンオーライフル(照準装置付きの高出力ビームライフル)
ガンオーブレード(背部に2本搭載された非実体式のビームブレード)
ガンオーシールドビーム(ガンオーシールドから照射される拡散ビーム)
ジャッジメント・ストライク(全身から無数の誘導ビームを発射して全てぶつける)
【機体解説】
レオナ・オハラが搭乗機としていた古代兵器。
現代兵器に似通ったコンセプトを持ち、突出した性能を持たない珍しいタイプ。
シンプルかつスマートな人型で、黄色と白の機体色と大きな可変翼が特徴的。
非常にバランスが取れており、オバリス社製の主力AM「ARV-07」の基にもなった。
3年前の調査部隊に属したが、「パラサイト」にパイロットごと乗っ取られる。

名前:エネミー・ガンオー
サイズ:44m
運動:C
装甲:A
移動:B
地形適応:空A陸A海A宇A
【武装】
スターク・ガンオーバルカン(砲門を2連装に増やし、弾頭をビームに変更した強化型)
ハイパワー・ガンオーライフル(大型化し、有機的なフォルムになった)
パワード・ガンオーブレード(大型化し、有機的なフォルムの一振りの実体剣となった)
メガ・ガンオーシールドビーム(ガンオーシールド中央部の「目」から赤いビームを照射)
スパイラルスレイヴ(後光のような背部ユニットから展開されるオールレンジ兵器)
ジャッジメント・ストライク・インフェルノ(ビームが赤くなって威力が増した)
【機体解説】
パラサイトに乗っ取られたガンオーが変異した姿。
一説に、変異ではなく封印されていた機能が全て解放された姿とも言われる。
一回り大型化したうえ、機体色は赤と黒の禍々しいものに変化している。
それに合わせて各武装も出力強化や大型化が為され、より強力になっている。
装甲は堅牢になったが、機動性はかなり低下しており、バランスの良い性能とは言い難い。
他の古代守護ロボを従えたりもするが、多くは味方ごと攻撃している。

215:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:40:00 0
「ひっ・・・・、い、イヤ・・・・。」

何時ごろからだったろうか。
私がこんな風になってしまったのは。

隊長「レオナ、離脱しろ!
   直ぐにその場を離れるんだ!」
隊員「駄目だ、新種を前に完全に腰が抜けていやがる!
   ああなっては助からん、見捨てて逃げよう!」
隊長「馬鹿を言うな!
   あの機体は我が社の貴重なデータサンプルなんだぞ!」
隊員「冗談じゃない!
   命を捨ててまで拘るもんじゃないでしょう!」

隊の人たちが必死になって話している。
話してる暇があるなら直ぐに助けるべきでしょう、ねえ?
どうして機体が大事なの?
隊長さん・・・・、ねえ、お父さん・・・・。

「お父さん・・・・、助けて・・・・。
 機体だけじゃなくて・・・・、私も・・・・助けてよ・・・・。」

そうよ・・・・、助けてよ・・・・。
こんな機体に私を無理やり乗せたくせに・・・・。
私も見捨てるの?
利用するだけ利用して、最後は見捨てるっていうの?
酷い、酷い・・・・、許せない・・・・。

隊員「た、隊長、よ、様子が変ですよ・・・・。」
隊長「チャンスだ、直ぐに回収作業に入るぞ!
   各員はあの新種の再来に注意しろ!」

動きが止まったガンオーに近付いてくる父さんたち。
早く助けてくれてたら・・・・、みんなと笑って帰れたのに・・・・。
酷い・・・・、許さない・・・・。

隊員「れ、レオナ嬢ちゃん、何するんだ・・・・?
   や、やめ、ぐわああぁぁぁぁっ!」

近くに居たサバトさんの機体のコクピットをブレードで串刺しにしてあげた。
凄い悲鳴、ゾクゾクしちゃう。
私に優しくしてくれて、お父さんより大好きだったのに。
ごめんね。

隊長「全員離れろ、離れるんだ!
   あの新種、ガンオーを乗っ取ったのか!?」
隊員「く、来るな、来るなよ!
   い、命だけは助け・・・・。」

一人だけ1テンポ遅れたリチャードさんは、シールドカノンで一瞬蒸発。
私のこと妙に避けてた人だったし、嫌いだったんだ。

隊長「メイア、逃げるんだ!
   次は君が狙われているぞ!」
隊員「だ、駄目、逃げ切れない!
   きゃあぁぁっ!」

メイアさん、お父さんの愛人。
ライフルで撃ち抜いたら動かなくなっちゃった。
機体の残骸から大量の血が流れ出てる。

216:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:46:06 0
隊長「玲於奈、おまえは何ということを!
   許されると思っているのか!」
「・・・・。」

お父さんが怒ってる。
見捨てようとしたくせに?
やっぱりお父さんも殺してあげる。

隊長「よせ、やめろ!
   親を殺す気か、おい!
   よせ、よせえぇぇ、よしてくれえええ!」
「アハハハハ!」

私は笑いながらお父さんの機体にジャッジメント・ストライクを撃ち込んだ。
全身のジョイント部から発せられた無数の誘導ビーム。
ぜ~んぶお父さんを追い掛け回している。
必死で逃げ回ってたけど、無駄だよ。
お父さんの腕で全部避けきれるわけないじゃない。
でも凄い、半分ぐらいかわされてる。
死に瀕した人間の底力って、凄いんだね。

「でも、許さない・・・・。」

これからもね、見せてよ。
私に命の輝きを。

217:名無しになりきれ
08/09/21 09:37:12 0
何この設定?
敵のつもりか?
ゲイザム乙とだけ言っておこう
ふざけてる暇があるならさっさと消えうせて働けやカス

218:名無しになりきれ
08/09/21 09:44:09 0
>>217
ねえ何で指定されたスレに行かないの?
バカなの?死ぬの?荒らしなの?

219:名無しになりきれ
08/09/21 10:56:57 0
>>218
バカで死ぬべき荒らしはてめえだよカス
この設定見てなんとも思わないてめえの神経が理解できんわ

220:のとまみこ
08/09/21 11:00:47 0
バカなの?死ぬの?
うっかりやさん♪

221:名無しになりきれ
08/09/21 11:02:15 0
>>219
鏡に向かってぶつぶつ喋ってる暇はないぞ!
要点を纏めて避難所で提案だ!

222:名無しになりきれ
08/09/21 11:24:43 0
ゲイザムの自演が酷いな
あいつのせいで何もかも滅茶苦茶だ

223:名無しになりきれ
08/09/21 11:44:36 0
>>217-222

つ【>>103 >>154 >>175 >>211


224:名無しになりきれ
08/09/21 13:17:07 0
ゲイザムの自演か

225:名無しになりきれ
08/09/21 16:41:27 0
GMが避難所で掛け持ちの問題点を述べてたな
そして、以降の参加者の掛け持ちを非推奨にした
これは掛け持ちが問題行為であると認められた証拠だ

ゲイザム及びレイの中の人の責任は重大ってわけよ
これから三人ものキャラクターを操っていくことは容易じゃない
キャラ判別をミスるような奴にはどだい無理な話だ

226:名無しになりきれ
08/09/21 17:33:10 0
>>225
だから何?
引退しろってこと?

227:名無しになりきれ
08/09/21 17:34:50 0
>226
相手するな

228:名無しになりきれ
08/09/21 19:47:26 0
掛け持ちぐらいで引退とかふざけてない?
お前らニートには会社に何で福利厚生があるのかも分からんだろうな

229:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/21 22:29:13 0
横穴の入り口でゴリラと共に銃を構え後続の三機を迎えるディープシーカー。
カーテンは一定場所に留まり、追撃の様子はないようだった。
まるで更に来る敵を待ち構えるように。
後続があるかは聞いていないが、こちらにとっては好都合な事だ。
あれだけ集合していればこれから先の遭遇確率は低くなる。

「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
遅れた詫びを入れる二人に特に返事をしなかったのは、それが問題ないからだ。
それより今のうちに進んでしまったほうがいいというものだ。
横穴は大回廊に比べて狭いが、それでも1キロ近い広さがある。
ただ、ここから先構造が複雑になってくるので遭遇戦にだけは注意したい。
土偶ならまだしも、ハチドリタイプを相手にしては十分な間合いとはいえない。

進みながら通信回線を開く。
「さっきの戦闘でお前らが規格外な事はよくわかった。
ここから先は大回廊ほど広くないからな、味方を巻き込むほど広範囲な攻撃する時は必ずデータリンクしてくれよ。」
あえて言わないがコウキに向けての言葉だ。
あんなモンをここから先バカスカ撃たれてはたまったもんじゃない。
が・・・ここから先のレベルに行けばスフィンクスやミカエルだってでてくるだろう。
そうなればあの攻撃も必ずしも十分とは言い切れなくなるのだからな。

そうは思いつつ、コウキへの専用回線を開く。
「コボウズ、悪くない攻撃だったが、周りにも気を使ってくれや。
名前で呼ばれたいのならそのくらいは出来ねえとな。」
そうだな、確かに腹は立ったが、予告もしない不可視のエネルギー機雷だけで腹が立ったわけじゃない。
先行し、周囲との連携を考えない戦い方がミノタウロスのあいつと重なっちまったからだ。
いい歳してあれだが、どうにもならねえな、我ながら。

センサーの類を最大出力で張りながら、階層を下っていく。
「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
一瞬の油断が命取りになる遺跡探索だが、神経を張り詰め続けるわけにも行かない。
神経を張り詰め続けると消耗も激しく、肝心なところで大きなミスをすることになるからな。
ここで少し話題を振ってみた。

【亡霊ども】というのは、遺跡探索に来たが、逆に遺跡に取り付かれてしまった探索者のことだ。
有名どころとしては【不眠者】こと、インソムニアだ。
それに、恐らくはミノタウロスも・・・

ここから先どんな敵が待ち受けるのか・・・
そしてその最深部には何があるのか・・・

俺達は用心深く潜っていく。

#######################################

時間軸的には第四基地組みの少しまえ。
先行しているのは問題ないですが、ストーリー展開的にも少し先行気味。
という事で、第四基地の洗礼カーテンシーンが終わるまで、ちょっと幕間人間ドラマパートを入れてみました。
酒場や基地で駆け足しちゃいましたのでねい。
それと、インソムニアさんには感謝です。

>レオナさん
熱烈歓迎、いらっしゃいませ。よろしくね。

>ALL
荒らしに構うのも荒らし。
どんどん削除依頼出すので巻き込まれないように自重してくださいね。

230:名無しになりきれ
08/09/21 23:24:24 0
【提案】
名無しの発言は基本スルーで
俺みたいに【】で件名をして書く


それか名無しをオールスルー
NGにしちゃう

もし参加したい場合は避難所に書くというルールを提案する

231:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/22 00:23:36 0
「ユーリ! 全方位ビームの直後がチャンスだ!」
侵入地点は巨大バンプシャーストーンの後ろ。粉砕しないことには始まらない。
全方位ビームの直後は、氷の粒で妨害しているとはいえ
バンプシャーストーンの至近距離の敵は焼け落ちていなくなる。
阿修羅の全力攻撃をもってすれば一撃で粉砕できるはずだ。
そして、全方位ビームは放たれた。

【>ユーリくん 少しだけ進めますた】

232:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/22 00:49:08 0
>229
>「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
そう言うが、今回だけはナグルのことが分かる。
左腕部稼動効率、5%。ウィングバインダーは88%と言ったところ。
ミサイル発射口2箇所損傷、雑魚でこのザマでは先が思いやられる。
しかもこれで修復後だと言うのだ、修復前などほとんどガラクタだ。

>「コボウズ、悪くない攻撃だったが、周りにも気を使ってくれや。
> 名前で呼ばれたいのならそのくらいは出来ねえとな。」
損傷アラートが鬱陶しくて消そうとしたら代わりに専用通信が入る。
内容は……さっきの戦い方への注意だ。
「は、はい、できる限りは……。」
戦闘中と違ってまたしても最初の頃の蚊の鳴くような返答だった。
内心では、そうしたくても“自分”は基本操作ひとつ満足にできない身だ。
加えてさっきの蛮行は“それ”の仕業であって自分のミスじゃない。
……珍しく口に出す前に問題に気づいたので結局それを口走る事はなかった。
(「言ったら余計な不信感を与えちゃう……
  これからさらに過酷になるのにそれはまずいよ。
  ……何とかしなくちゃ。今のままじゃ、あの時と何も……。」)
思い立ったが吉日、先ほどの戦闘中の“それ”の動きを思い出す。
何をするときにどう動かしていたか。どのセンサーをどんな時に見ていたか。
この二つだけでも分かれば、“自分”でも何とかできるかも知れない。
……“それ”に意識を持ってかれると言う根本的な問題に
触れないのは、どうすればいいかすでに解法を導き出しているからだ。

>「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
> 亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
しかし生まれつき間が悪いのか、大事なときに限って邪魔が入る。
とは言え悪意がある事は稀なため滅多矢鱈と文句を付けるわけにもいかない。
「……ジェリドさんが言ってたんですが……数日間遺跡探索に
 制限を掛けてたから、次に入る時は……相応の質と量を両立させないと、
 あっという間に押し潰される、って……制限掛けた理由って……
 やっぱり、今回のことの為、でしょうか……?でも質はともかく……
 量はどう見ても……ケチってます、よね……。」
しみったれた勇気を振り絞って、連行される間に聞いた事を言ってみる。
(「それにしても、亡霊、か……古代ロボばかりがそういう目に遭ってるって言ってたけど、
  ナグルもそうなるのかな……って言うか、今の僕がまさにそれなんじゃないか?
  ……見た目も亡霊って言うか悪霊っぽいし……。」)
最後の一言、冗談めかして言おうかと思ったけど止めた……
その悪霊を動かすために必要な“自分”という存在、それはすなわち――。
そんな事を考えて背筋が凍るような感覚に襲われていつも以上に口が回らなかったからだ。


233:エル ◆GtzExfc62I
08/09/22 11:34:38 O
>「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
「了解。」
あれ?結構ハデにやらかしたから、それなりに怒ってるかと思ったけど普通だね。
まぁ次は気をつけて撃とう。次があれば、の話だけどさ。フェアリーは撃ち切ったし。
残ってる武装はレールキャノンと機関砲と……荷電粒子砲だけ。
そう言うとハリネズミを見た奴は大抵、『それで足りなきゃ軍艦に乗れ』って言う。
でもね、今の大群を見た後じゃあ正直不安になると思うよ?アタシだけ?
>「さっきの戦闘でお前らが規格外な事はよくわかった。
>ここから先は大回廊ほど広くないからな、味方を巻き込むほど広範囲な攻撃する時は必ずデータリンクしてくれよ。」
あーあ、やっぱり地味に怒ってるんじゃん。ラティフの口調に微かなトゲを感じた。
そりゃ普通は怒るわな。一応これも謝っておこう。
「悪かったね、もうフェアリーは残弾無いから安心していいよ。」

とりあえず機体の損傷をチェックしたが、特に大きい被弾は無かった。
ハリネズミは装甲が脆いけど、それを補って余る弾幕の厚さが機体を守ってくれる。
>「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
ラティフの言葉が、苦い記憶を甦らせる。出来れば二度と思い出したくない記憶を…


―4年半前、月面軍第六基地
「姐御、機体の整備が終わりました。弾薬も装填済みです。」
ハンガー内で散歩してたアタシを見付けた整備士が、嬉しそうな顔で駆け寄って来た。
「いつもありがとう、でも『姐御』はやめて。殴るよ?」
「もう殴ってるじゃないですか…嬉しくないんですか?新型ですよ新型!」
殴られて涙ぐむ顔も、後ろに佇む鋼の巨人へと振り返る頃にはニヤけてた。
「いやぁ素晴らしい機体ですよ!見て下さい、あの重厚な存在感!!」
「………そう…だね。」
アタシも機体を見る。確かに今までに見たどの機体よりもゴツい。
一目惚れだった。アタシが求めてた全てが、ギッシリと詰まっている…そう感じた程に。
「テストパイロットのレポートは?」
「ありますよ、これです。評価はA+ですね、スペックはこちらになります。」
手渡された電子ボードを熱心に読んでる途中で、携帯電話が鳴った。

電話の主は月面軍第六基地の同僚、ランディ。同じ遺跡災害救助部隊に所属してる。
内容を聞いたアタシは、すぐに駆け出した。とうとう遺跡から兄の機体が回収されたんだ。


アタシの両親は、20年前に戦争で死んだ。当時2歳だったアタシに両親の記憶は無い。
両親はアタシが生まれる1年前に月に移住した“第八期移民”。
だから月には身寄りが無く、残された肉親は歳が12も離れた兄1人きりだった。
その頃は月の領土関係を巡って、地球の大国が月のあちこちで戦争をしてたそうだ。
もちろんそんな戦争の記憶も無い。覚えてるのは…まだ少年だった兄の、哀しげな横顔だけ。

歳が12も離れると『兄』よりも『父親』みたいな感じだったと思う。
アタシがジュニアスクールを卒業した頃には、既に兄は傭兵として戦場にいた。
月面戦争終結後も、各地で反政府運動が起きてて、月は戦場だらけの地獄だった。
企業連合体を主軸とした『月面独立政府』の発足以来、地球の列強は疲弊したが、
 同じ月に住む人間同士の確執は、戦争が終わった後も消えずに更なる戦火を拡げてたんだ。

アタシには、自分の自由と将来を犠牲にしてきた兄が憐れで仕方なかった。
親代りである責任を背負い込み過ぎた兄に、早く自分の人生を取り戻して欲しかった。
兄が戦場で右腕を失った時は、傭兵稼業を引退してくれると密かに喜んだのに…
結局兄は傭兵から遺跡探索者になった。いくら反対しても、兄は首を縦に振らなかった。
兄にはロボットに乗る以外の生き方が見付けられなかったんだ。
アタシはハイスクールを卒業した後、トライアンフに入社。それ以来、兄とは疎遠。
最初から互いに生きる道が違ってた。何もかも違いすぎた。望んだ未来も、過去への想いも…



234:エル ◆GtzExfc62I
08/09/22 11:51:47 O

―4年半前、旧ランペイア郊外
第六基地から北に2km、軍の遺跡災害救助部隊が駐屯する施設が存在する。
都市をまるごと飲み込んで現われた“穴”…そこから遺跡内に向かう者が必ず通る検問所だ。
遺跡の入口が開いてから、中に入って行く者が後を絶たなかった。
一攫千金を夢見る者、俺より強いヤツに逢いに行く者、企業の調査団…
そんな連中が遺跡内で問題を起こした場合、この施設の出番というワケだ。
当然撃墜された者や負傷した者を救助するのも、この遺跡災害救助部隊が行なっている。

だがそんな活動は表向きのもの。本当は別の目的によって設立された部隊だ。
《眠らない者(インソムニア)》の発生阻止。
遺跡内で命を落とした者は稀に遺跡へと“取り込まれて”しまう。
そしてその機体と共に新たな守護者として“甦る”んだ。侵入する敵を排除する為に。
だから遺跡内で撃墜された機体は、速やかに回収する必要が生じる。
亡霊が遺跡の外に出て来た事例もあった。今でも軍はこの現象を最も危険視している。

乗って来たAM-TS02“スティンガー”のハッチを、乱暴に撥ね開けて外に飛び出す。
施設の周囲にはガラクタに成り果てたロボットが、無造作に積み上げられていた。
「エル!こっちだ!急げ!!」
遠くでランディがアタシを呼んだ。士官学校時代からの友人で、よく飲みに行く仲だ。
「ランディ!兄さんは見つかったの!?」
僅かな期待、あの遺跡の中で1年半も生きていられる筈がないと分かってる。
それでも希望は捨て切れなかった。捨てられるワケないじゃない。
「それが…その……とにかく見てくれ。」
よっぽどアタシの顔は期待感に溢れてたんだろうね。歯切れの悪い返事が返ってきた。

機体を見た瞬間、希望は打ち砕かれたよ。
残骸なんてレベルじゃなかった、『部品の一部』としか言い表せない程に破壊された機体。
まともに残ってるのは肩と上腕部のみ、後は細か過ぎて判別不能。
「……なに、これ。」
兄が死んだと聞かされてから1年半、初めてアタシは兄の死を実感した。
限り無くゼロに近い可能性を信じて軍に入り、遺跡災害救助部隊に配属されて辿り着いた結末。

それが…この腕1本の残骸だった。


―再び現在、遺跡内
それ以来アタシは遺跡に入る回数が少なくなっていった。もう目的が無くなったからね。
兄貴は死んだ。その事実が、アタシを遺跡から遠ざけたのかもね。
軍を辞めて傭兵になったのも、兄貴が生きてきた“時間”を少しでも知りたかったからだ。
「亡霊か…この先現われないとは思えないね。」
遺跡災害救助部隊にいた頃、3回亡霊と闘った事がある。どれも強敵だった。
その時仲間も大勢死んだ。ランディも、アタシを庇って死んでしまった。
今でもハッキリ覚えてる。あの亡霊の蒼い目の光…

気が付くと鳥肌が立っていた。少し震えてたかもしれない。
でもこのメンバーなら苦戦はしても、負けることは絶対ないと思う。そう信じている
「ま、現われたら現われた時だよ。」

精一杯。悟られぬよう必死で平静を装いながら、アタシは通信を切った。

235:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/22 12:43:38 0
>>229>>232>>233>>234
通路を進む途中、一向は不自然な空間へと行き着く
発掘現場の跡らしく、やや古い機材が無造作に放置されている
また、戦闘の痕跡も見受けられる
その中に、古代守護ロボのものではない機体の残骸を発見した
数は四機ほどと思われる

一機は、コクピットブロックが空洞になっており、焼け焦げたような痕がある
一機は、脚部と思われる部分を残して跡形もなく消え去っている
一機は、低出力のビームで何度も撃ち抜かれたのか原型を留めていない
一機は、完全に大破して一部の焼け焦げたパーツが残るのみである

そして、残骸には何れも「ARV-07 Tengalon」の表記があった
ARV-07テンガロンは、オバリス社製の傑作AMである
シンプルさとバランスを追求した無駄の無いデザインで、次期主力機に選ばれかけた
しかし、古代兵器を基にしたために警戒され、夢破れた不運の機体でもある

それらが、まるでつい最近の出来事であるかのように立ち並んでいるのだ
不気味な空気が辺りに漂う

236:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/22 23:37:52 0
>232>234
洗礼のカーテンを突破し、間道に入ってどれだけたっただろうか?
いくつもの分岐を曲がり、潜行していく。

潜行しながら通信を交わしていく。
一つの目的の為集められた俺達はそれぞれが初対面に等しい。
馴れ合う必要はないが最低限のコミニュケーションは取って置かないとな。

それにしても気になるのはコウキだ。
戦闘開始前のあの声色が嘘だったかのように元に戻っている。
そしてもたらされる軍の動き。
どうやら遺跡探索に制限をかけていたとは。
カーテンの規模の大きさの謎が解けたが、思わず舌打ちせずにいられなかった。

こうして話しながら潜行する間に三回襲撃にあったが、何とか撃退し、更に進んでいく。

>235
そして俺達は不自然な空間へと辿り着いた。
放置された古い機材は発掘していた名残だろう。
そして四機の戦闘ロボの残骸。
不気味な空気漂う空間だが、ここが目的地の一つなのだ。
「よう、着いたぜ。
10年以上もゴルディアスが探索されているが、レベル4以下の階層は確認されていなかった。
他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
通信回線を開き、三人に伝える。
そう、この不気味な部屋だが、何か特別なものがあるわけではない。
が、ここの壁はあらゆるセンサーを通さぬ特殊合金で出来ている。
俺達はここを入念に調べ、この壁が【扉】である事を発見したのだ。

「ここから先が未到達域、レベル5だ。
今から全センサーを鍵開けに傾ける。
10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ?」
そう伝えるとディープシーカーは扉の済みに張り付く。
胴体部分から出てくるのは戦闘用のそれではないハッキング・解析用のマニピュレーターだ。
ただ見ているだけでは判別のつかないが、この部分が操作用のパネルになっているのだ。
扉の鍵は毎回変っており、入るたびにハッキング操作する必要がある。
その間ディープシーカーの全能力を傾ける必要がある。
戦闘行動だけでなく、各種センサー類も全て閉鎖。
全く無防備というわけだ。

三人に背中を任せ、不気味な空気の漂う中、俺は解析を開始する。

237:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/22 23:44:13 O
書くのがちょっと遅れそうです
2時までには書きます

238:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/23 00:19:05 0
>234
>「ま、現われたら現われた時だよ。」
そう言ってエルさんは通信を切った。
なんだろ、心なしかさっきよりも雰囲気が重たかったような……。
うぅん、気にはなるけどたぶん詮索しちゃいけない事なんだろう。
「でも……現れてほしくありません。
 誰だってそうでしょ、こんなモグラの穴で化け物になんか……。」
コウキは知らない、ガーディアンの中には『眠らぬ者(インソムニア)』と
呼ばれる、何かに憑かれてパイロットも無しに動き回る、文字通り
亡霊と成り果てたロボットが存在する事を……。
遺跡探索のイロハやそこで何が起こっているのか等々、つい数日前までは
ただの民間人でしかなかったコウキが知るはずがないのだ。
そして、後にコウキはその自分の無知を呪うことになるのだが――。

>235、>236
>こうして話しながら潜行する間に三回襲撃にあったが、何とか撃退し、更に進んでいく。
しかし、この時点のコウキはその事を知らないし何よりも生き残る事、
そしてチームに付いて行くので手一杯でそんな事にまで気を回す余裕などなかった。
幸か不幸か、三度の襲撃にはインソムニアは含まれておらず事前に
持たされた情報通りのガーディアンだけだった為、余計な事を考えずに済んだ。
この襲撃の間、コウキは“それ”に意識を持っていかれる事無く、何とかかんとか
自分で操縦し戦闘に参加したが……その度にダメージを受け、ミサイル発射口は
一つを残して使用不可、左腕部はただのお飾り、ウィングバインダーも
4基の内辛うじて使えるのは1基だけ、とひどいザマである。
どういう訳か、“それ”が行っていた【捕食】は一度も使えずじまいだったため
損傷が拡大する一方だったと言うわけだ。その度に力不足な自分を呪い、
“それ”のように振舞う事もできない情けなさに打ちのめされるのだった……。

239:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/23 00:20:01 0
>「よう、着いたぜ。
(中略)
>他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
「ここが……なんだか、薄気味悪いですね……。」
ようやく目的地、への入り口まで到達したらしい。
これからさらに奥へと進んでいくわけだが……前人未到と言う事は、
当然この先に何があるのか分からないわけで。ただでさえ辛い戦いの連続だったのに
それを超える何かが待ち受けている……そう考えるとまたも意識が遠のく。
「……!ダメだダメだ、ここで踏ん張らないと……僕は、また……。」
なけなしの意地と意思を振り絞ってコウキは必死に意識をつなぎ止める。
“それ”は自分が精神的に打ちのめされて意識を失いかけたところを乗っ取るのだ。
初めて乗ったときも、最初の戦闘のときもそうだった。だから、意識をはっきりと
持てば“それ”は表には出てこない……自信はないが、襲撃のときは
それで“自分”のままでいられたので間違ってない……はずだ。

>「ここから先が未到達域、レベル5だ。
(中略)
> 10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ?」
「……わ、分かりました……。」
正直に言うと、何やかやで(一方的に)頼りにしていたラティフが
10分とは言えこちらのことに意識を向けられなくなるのは不安だった。
(「エルさんはまだいいけど、ゲイザムさんは……手綱を握ってるのがラティフさんだから
  今の状態だと野放しになってる飢えた野性の猛獣みたいなものだよ……。
  アンジールさんは我関せずを貫くし……って、僕一人で悩んでても仕方ないんだよね……。」)
だからと言って弱音を吐いてる場合じゃない。頭数に入ってるか分からないけど、
任された以上はちゃんとやらないと……稼働率の低下が危ぶまれるウィングバインダーの
最後の1基を使って、後方にエネルギーワイヤーを多数仕掛ける。
これはレーザーメスの様な物で、接触した物を容赦なくすっぱりと熱断してしまう
かなり危ない代物だ。ただ持続性はなく、設置してから3分で消滅してしまう。
今回の場合、最低でも3回は張り直さなくてはならない。
ディープシーカー以外の3機にこのワイヤーのデータを送信して、
その後は周囲の警戒だ……気の休まる暇などない世界があると言う事を、
コウキはゴルディアスに潜って初めて知ったのだった。

240:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/23 00:58:17 0
>>208
確かな手応えがユーリにはあった。
しかし、相手は怯むことなく阿修羅に炎を吹きかけてきた
「くぅ・・・」
おもわず怯んでしまう。そこに十分助走距離を取った必殺の突きが阿修羅に迫る
そのとき、もはやユーリに意識はなかった。五感ではなく第六感とも言うべき反応でインソムニアの胴を真一文字に払った

>>231
「ああ、すぐに向かう!こいつが動かなければな・・・」
先ほどの攻撃により相手の出方を伺う


241:暇
08/09/23 13:44:03 0
age

242:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/23 14:05:05 0
>240
バンプシャーストーンのビームに容赦なくさらされ、撃沈するその周囲の土偶やハチドリ達。
完璧かと思われた僕の作戦であったが、一つだけ誤算があった。
>「ああ、すぐに向かう!こいつが動かなければな・・・」
ユーリ君は意外と慎重だったのである。
いや、そこは相手が動こうが動くまいが
ガシャーンと大きいのを一撃必殺してステージクリアーでしょー!
と突っ込んでいるヒマはない。早くしなければまたアリに群がられる砂糖状態になる。
こうなったら自ら行くっきゃない! といってもMOEの力では物理攻撃では無理だ。
そこで、例の高速飛行体制で巨大バンプシャーストーンに突撃。
ハタから見たらどう見てもヤケクソです。本当にありがとうございました。
巨大といえどもバンプシャーストーン。超能力抵抗値はあまり高くない……はず。
実のところ超能力なんてごく一部の古代兵器しか使わないから正確なデータは分からない。
でも大丈夫、地球にはこんな諺がある。
成せばなる、なんとかなる、明日は明日の風が吹く!
一気に距離を詰めてバンプシャーストーンの無機的な表面装甲に触れる。
―ディスティングレーション!
これはいわゆるザコ敵を一撃で粉砕する超能力。
というと強そうだが、相手に接触しなければいけないので
相手が超能力抵抗に成功すると即反撃をくらうというとても危険な技だ。
もし効かなかったら一瞬の気まずい雰囲気の後丸焼きになることだろう。
頼む、効いてください。神様仏様その他信仰対象の皆様お願いします!
と、意識が変なところに行きかけて帰ってきてみると
巨大なバンプシャーストーンは音もなく風化して消え去りつつあった。
神様仏様その他信仰対象の皆様ありがとう!
「こっちだよ!」
道中にいた阿修羅の腕を引っつかんで一目散に侵入口に飛びこんだ。

【>ユーリくん
向こうチームとのペース合わせもあるのでサクッと進めてしまいました。ごめんね。
次からたくさん暴れてください】

243:運金
08/09/23 15:02:22 O
潰すわ

244:運金
08/09/23 15:08:32 O
いいやろ?

245:名無しになりきれ
08/09/23 15:53:27 0
>>244
よそでやれ
帰ってこなくていいから

246:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/23 16:11:06 0
>>236
全員が大回廊を無事に突破し階層を下へと進んでいく。
「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
ラティフから通信が入る、言葉少なくなっていくメンバーの緊張をほぐそうとしてのことだろう。
だがアンジールはラティフに対して何の応答も見せない、アンジールにとって
こういう会話は集中を途切れさせるものであって任務に当たるに対しての弊害でしかない。
それになによりも面倒だ……よって戦闘中や任務以外でアンジールが返答をすることは滅多にないのだ。


>>236
>「よう、着いたぜ。
>10年以上もゴルディアスが探索されているが、レベル4以下の階層は確認されていなかった。
>他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
三回の戦闘の末弾薬が切れたアサルトライフルを右手からパージしているとラティフから通信が入る。
どうやら目の前の扉の先が今回のミッションの目的地のようだ。
通信を聞いているのか聞いていないのか、何も応答せずにただ黙って格納ラックからハンドガンを取り出すアンジール。
>「ここから先が未到達域、レベル5だ。
(中略)
> 10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ」
「了解した、後方の索敵をしよう」
ここで久しぶりに通信に対し応答し機を旋回させて肩に取りつけていたレーダーユニットを稼働させる。
モニターに右上のMAP上に四つの光源が現れる。これがアンジール達だ。
他には特にそれらしいものは発見できない、最も軽量化され簡易化されているこのレーダーは
更新速度も遅くEMCCもついていない言わば気休め程度にしか過ぎない代物だが……


247:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:19:55 0
やっほーEROです

248:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:21:05 0
今、ロスト・フォン・ドライブでヴァン倒した

249:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:22:31 0
81 :ユーリ ◆5Kq11GJKws :2008/09/23(火) 14:38:31 O
何かしたらお前ら全員○す



なんだねコレは?謝罪を要求する


250:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:23:10 0
ウンコ玉ひとつおっこちたm追いかけてもひとつおっこちた
少し広い廊下ににおいだけ残ってる
心臓が始まった時
誰でも人は糞をする
便所ーでするように心がけている
汚さずに保ってきた
パンツが汚れてみえた
我が眼を疑う前に
ケツが暖かくなる


初めて僕らは漏らすだろう
同じ腹の音を目印にして
ここで出るよ我慢ができないよ
くたびれた肛門が 緩まって広がる時
うんこは生まれくる

存在が続く限り 誰でも人は糞をする
一人用のトイレに二人はちょっと入れない

うんこ玉ひとつおっこちた
追いかけても一つ落っこちた
奪い取った場所(便所)で
ウンコを出した

もらした悪臭など気づけば刺激でしかない
知らなきゃいけない事は明日と今日の噂

いじめで僕らは傷つくよ
同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないで うんこは生理現象
いじめの傷を二人で埋めるとき
スカルマは果たされる

ウンコなんだ 僕ら互いに
それぞれのスカルマを映すための
汚れたパンツを洗いあって
形がわかる
ここにあるよ
確かに触れるよ
一人用の便所に僕らはいる

忘れないで
うんこは生理現象
和式の便所をうんこで埋める時
スカルマは果たされる
僕らはひとつになる


251:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:24:10 0
245
僕には出来ない!!

252:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:25:39 0
そろそろバイバイサルさんされるな

253:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:26:14 0
だがここに誓おう!!
私は戻ってくる!!
アイルティーバック!!

254:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:26:59 0
ここが終わるまで私は永遠に粘着を続ける

255:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:27:55 0
うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
魔理アン!!

256:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 16:28:18 0
謝罪を要求する

257:運金
08/09/23 16:35:39 O
ま、ばいさるなんか糞やな

258:運金
08/09/23 16:38:35 O
アラララララララ!

259:運金
08/09/23 16:39:30 O
おぉ・・・・これがオケアノス・・・・
これこそが・・・・これこそが求めていたモノか!

260:運金
08/09/23 16:43:40 O
セイバァァァァ!

261:運金
08/09/23 16:43:58 O
レプリカ消えろや

262:運金
08/09/23 16:49:22 O
ならば決めるぞ・・・・どちらが本当の運金なのかを・・・・

263:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/23 17:20:04 O
光の切っ先が、後少しで阿修羅の胸に届くという刹那。
インソムニアのブレード光とは逆の、冷たく輝く光の尾が走る。

常人では有り得ない反応で払われたコウキの剣は、
過たずインソムニアの胴を上下に分断していた。
墜ちていく下半身。そして、残心。

一瞬の膠着を置き、インソムニアのブレード光が消え、
断面から血ともオイルともつかない液体が吹き出す。
残された上半身も崩れるように、大回廊の奈落へと転がり落ちていく。

それと同時に、ケイの超能力によって一部を分解させられた
巨大パンプシャーストーンが、自重で崩壊を始めていた。

体内に蓄えていた破壊の光が、自らを焼きながら周囲に漏れ出して行く。
その燃え盛る破片が、大回廊の反響で断末魔のような
轟音を発しながら、流星雨のように降り注ぐ。

先行してケイ、ユーリ、レイが予定ポイントに到着し
彼らに続く形となったアルラウネに、出し抜けに接近する熱源。
--およそ9発ものミサイル群。

放たれた方角には半壊し、地に伏せたインソムニアの上半身があった。
4つの瞳は、まだ深紅の輝きを保っている。
その頭上に、崩壊した巨大パンプシャーストーンが墜ちて行く--。

大回廊が一つの溶鉱炉と化したような爆発の後、静寂が帰ってきた。
第4基地部隊、第一予定地点へ到達。大回廊からの追撃の様子は……無い。

264:名無しになりきれ
08/09/23 17:26:49 0
87 名前:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk [] 投稿日:2008/09/23(火) 17:24:31 0
ユーリ、○していいぞ

ここのコテって最低だな
やっぱ潰されるべきだわ
同情の余地も無い

265:運金
08/09/23 17:29:34 O
○ってなあに?キス?

266:名無しになりきれ
08/09/23 18:16:03 0
スレリンク(charaneta2板)

次スレ

267:暇 ◆XURQ.vO8Zk
08/09/23 18:23:58 0
  _________________ィ‐' ̄`ヽ
     |                            |::::::::::::ヽ
     |                            |:::::::::::::::::\
     | __l ̄l__  __l ̄l__  __   __  __l ̄l__|::::::::::::::::::::::\
     |'‐┐┌┘└┐┌┘└─ 、`, | |└┐┌ !:::::::::::f \::::::::}
     |'‐┐┌┘  └─、ヽ     i l ! !   | l |:::::::::::|  ゝ::::|
     |  l ヽ-'7 ┌一' ノ ┌‐' ノ  ヽ!  /ノ  |:::::::::::ヽ   ∨
     |    ̄ ̄     ̄ ´    ̄           |ー:、:::::::ヘ
     |                            |::::::::::::::::::ヘ_
     | _______________ _ |:::::::::::::::::::::::::::::`丶、
              \::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
                ` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----―― ' " ´
                | |    ヾN ゞソ    ゞソ//
                | |    >:´|、  -  ,|`:<
                | |     |::::::::| >  イ |::::::::|
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                | |  /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
                | |   l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
                | |  /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
               , ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
               | ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
               ヽニj }  \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
               〈:| |V     }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
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                  !:::::::::::/  /    |:::::|::::::::::::::::|::::::::!


268:名無しになりきれ
08/09/23 18:43:17 0
>>267
頼むから消えてくれ
この世から永遠に

269:ERO ◆Yea504LehI
08/09/23 18:56:14 0
268
消えろ!永遠なる空に!

270:エル ◆GtzExfc62I
08/09/23 22:04:50 O
>>235-236>>239
>「よう、着いたぜ。
(中略)
>他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
屋内演習場くらいの広さがある、無機質な空間。そこに放置された発掘機材…
今までの遺跡内とは雰囲気がガラリと変わった気がする。
遺跡の壁面を無数に走っていた幾何学模様も、この部屋には一切無かった。
破壊された機体が並んで4機、埋葬を待っているかのように倒れている。
アタシは一応機体を照合してみた。
ハリネズミには出発前に、第六基地から未帰還機のリストを入れていたからだ。

まあ昔に罹った職業病ってヤツだね。
アタシが除隊してから3年ちょっとの間に未帰還登録された機体は637機。
暫くして残骸と一致した機体が数機、スクリーンに表示された。
オバリス社の遺跡調査部隊か…隊長はマサル=オハラ…ん?機体の数が足りない?
部隊には1機、古代ロボが混っていたらしいけど、残骸は全部AMだ。
>「ここから先が未到達域、レベル5だ。
(中略)
>10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ?」

ラティフの通信も耳に入らなかった。猛烈に嫌な予感がする。
部隊に所属してた古代ロボ、ガンオーも…やっぱり未帰還機だったからだ。
つまり今でもこの遺跡の何処かに“いる”ってコトじゃないの!!

この事をみんなに知らせようとした時、ボウヤからデータが送信されて来た。
どうやら入口に罠を仕掛けたみたい。とりあえずは一安心かな?
でも気を緩め過ぎるのはマズいね。もしかしたら罠なんて余裕でごり押してくるかもしれないし。

「やるじゃん、ボウヤ。ちょっとカッコいい……ょ!?」
上空から撃たれたビームが、ハリネズミのウェポンラックを吹き飛ばした。
「ぐ…ぅ…何処からッ!?」
衝撃に歯を食いしばり、全速で機体を後ろに下げる。ワイバーンは速攻でパージ。
燃料タンクから誘爆したら、位置的に機関砲の弾倉が直撃する。
MC-wz4“ウィザード”は22門が左右並んだ2ヵ所の弾倉からリニアベルトで弾薬供給を行う。
早い話が弾倉を叩かれたら、その時点でハリネズミはガラクタになるってコト。
弾は薬莢が無い形成炸薬型。残り27233発が誘爆したら…間違いなく弾倉ごと機体がブッ飛ぶ。

「嘘でしょ…レーダーに映ってないじゃん!!」
かろうじて誘爆は回避出来たけど、マジでヤバイ。ヤバ過ぎる!!
重量的にはかなり軽くなった。でもまだまだ重い。ワイバーンを切り離した分を差っ引いても、だ。
既に弾薬重量は半分を切ってる。ここに来るまでの襲撃で、結構減ったし。
それでも充分過ぎるくらいに重いのよ…このクソ荷電粒子砲がね!!
今やハリネズミはドン亀としか言い表せない程、機動性能が腐っちまった。


正直な話、まだ入口に着いたばっかり。尻尾巻いて逃げる?『答えはNo』
弾が残り半分しか無いんだけど、ホントに戦うつもり?『答えはYes』
レーダーにもFCSにも映らない相手なんだよ?『親から貰った目ン玉使うよ!!』


「みんな!もう敵は中にいるわよ!!ってか“最初から中にいた”のかも!!」
相変わらずレーダーはアタシ達5人しか映していない。でも……確実に敵は“この部屋の中にいる”ッ!!!


271:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/23 22:52:42 0
>>242
ユーリがインソムニアの様子を伺っていると、いきなり腕を引っ張られ侵入口に連れ去られる
「いきなりなにするんだ!」
ユーリがそう怒鳴った瞬間、大回廊で大爆発が起こる
「・・・まあ、なんだ、助かった」
ばつが悪そうにケイに礼を言う

後ろからの追撃がないのを確認すると遺跡の奥に進むことにした
この先になにが待ち受けているかユーリには予想もできなかった

【私も守るようなレスをしてすみませんでした。いまいちどこまで勝手をしていいのか分からずなんとも中途半端でした
 とりあえず場面の切り替えぐらいは進めさせてもらいました】

272:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/23 22:58:25 0
>270
じりじりと、息が詰まって窒息死しそうな時間が過ぎていく。
だがその実感がまるでわかない、1秒が恐ろしく長い……
もちろん、そんなのはただの錯覚なのは分かってる。
でもそうだと分かってても、心身にかかる重圧が錯覚を打ち消させないのだ。

>「やるじゃん、ボウヤ。ちょっとカッコいい……ょ!?」
データを送信した直後、エルさんから通信が入った。
出だしを聞いた時点ではちょっと気持ちが楽になったはずなんだけど……
「あ、ありがとうござい……!?エルさん!?」
いきなりヘッジホッグが撃たれた!ワイヤートラップを抜けられた!?
……いや、入り口付近には“なにもいない”、それどころかレーダーにも
反応がない!ビームの射出方向にカメラを向けても、そこには何も――

[悪いけど、ちょっと体を貸してもらうよ?]
唐突に“それ”の声が頭に響いた。なんで!?今までは
戦闘になっても何も感じなかったのに、それもこのタイミングで!
「じょ、冗談じゃな」
[冗談を言ってる場合じゃないんだよね。さっきの襲撃とは危険度が違う!]
初めて“それ”が声を荒げたのを見た……そのまま、今度ははっきりと
意識を保ったまま体が勝手に動き始める。
『……まったく、よくもここまでボロボロにしてくれたよ。
 この状況でこれはまずい……ワイヤーを回収してエネルギーを回復……!』
ここまで切羽詰った“それ”も初めて見る……機体状況が芳しくないのもあるけど、
それ以上に今回の襲撃者が今までのは前座と言わんばかりの大物だって事を表していた。

『左右腕部へのエネルギーバイパス一時カット、エネルギーを
 機体制御とウィングバインダーに……よし、なんとか2基使える。
 コウキ、この状況で言うのもなんだけど僕のやる事をよく覚えておくんだ。
 バインダー起動、放射ネット展開!』
“それ”は僕に対してメッセージを送った後、エネルギーをクモの巣状にして
全機体に当たらない様に全方位へと撃ち出した。これは……何かに当たると消滅する、
ただそれだけの物でしかないから気にも留めてなかった。でも、考えてみれば
今はこれが必要だ。敵が見えなくても、本物の亡霊じゃなければ実体はあるはず。
エネルギーネットに接触すれば位置を特定できるはずだ!
『エルさん、今のうちに武装使用可能レンジまでなんとか距離を取ってください!
 それまでは近づけさせませんよ……最悪、こいつを盾にしてでも。
 ……どっかのおバカさんのおかげで、こいつもスクラップ寸前ですしね。』
どっかのおバカさんは余計だけど、人を食ったような態度を取り続けてきた
“それ”がここまで感情をむき出しにするなんて……。でもヘッジホッグは
ワイバーンと言う足をもがれた状態、確かに盾にでもならなきゃ真っ先に潰されるだろう。

【そろそろ第四基地組が来るみたいなので、ワイヤートラップを外しました。
 まさか気づかない事はないと思うんですけど、敵が初めから中にいる時点で
 入り口に仕掛けたのは無意味ですしね。】

273:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/23 23:30:31 0
名前:ARV-07 テンガロン
サイズ:25m
運動:A
装甲:C
移動:B
地形適応:空B陸A海C宇A
【武装】
OVW-03 ビームブレード
OVW-04 ビームショットライフル
OVW-17 シールドカノン
【機体解説】
かつて一大規模を誇ったオバリス社製のAM
ガンオーのコンセプトを基にし、徹底した性能の安定化を図った
その結果、シンプルで無駄の無いデザインにバランスに優れた性能を誇る機体に仕上がる
某国の次期主力AM決定トライアルにて、トライアンフのライバル機と渡り合った
当初は優勢だったものの、後にガンオーを基にしていたことが発覚し敗れてしまう
コンセプトを基にしただけで、技術まで転用したわけではなかった
が、古代兵器の技術を危険視する傾向が強かった時代の風潮の煽りを食らってしまった

名前:パラサイト
サイズ:10~20m
運動:C
装甲:B
移動:C
地形適応:空A陸A海A宇A
【武装】
ビーム砲
飛び掛り
【機体解説】
遺跡内に出没する謎の機械生命体
クリスタルのようなコアを中心に、不定形の黒いゼリー状物質が覆っている
アメーバのように動き回り、クリスタル部分からビームを照射する
壊れた機体などに乗り移り、操ることが可能
パラサイトに乗っ取られた機体は「ゾンビロボ」として復活する
稀に赤い固体が存在し、これに乗っ取られたロボは知能を残したまま変異してしまう
また、更にそれはパイロットすら侵食することが可能

274:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/23 23:44:49 0
>246>270>272
ハッキング作業にかかると、アンジール、エル、コウキがそれぞれ周辺警戒に当たる。
その様子を見ながら大きく息を吐く。
それぞれ損害や弾薬消耗が少なくない。
【本当の意味での入り口】に辿り着くまででこれなのだ。
これから先、どれほどのものが待ち受けているかはわからないが、かなり不安な状態であるといわざる得ない。

だが、それでも俺はそれ程不安を感じていなかった。
ここまで来るのに各自連携も出来てきており、なお集中力もかけていない。
安心して背中を任せられる、という信頼感も生まれていたのだ。

ハッキングをはじめて数分後、メインモニターに閃光が走った。
「っち!ヘッジホッグが!くそっ!」
モニターにワイバーンをパージするヘッジホッグの姿が映っている。
敵がどこからどれだけ来ているのか。
全エネルギーをハッキングに向けている今、俺は知る術はない。
ここの辺りだと、スフィンクスやミカエルが出てきてもおかしくないのだ。

だが・・・いや、だからこそ、俺は動かなかった。
背中を預けた以上、仲間を信じる。
たとえその先にあっけない死が待ち受けていたとしても!
俺の役目を果たす・・・!
「あと3分で終わらせる!それまで持たせてくれ!!」
全員に叫ぶと、俺は猛烈な勢いでハッキングを続けるのだった。

275: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/23 23:45:39 0
>242>263>271
アルラウネに示された進路通り、大回廊から間道に入ると、そこは静寂な通路だった。
古代守護ロボの気配が全くしないのは洗礼のカーテンに全ての古代守護ロボが集結していたからだろうか?
レーダーにも各種センサーにも全くの反応はない。
そしてその通りに全く遭遇する事無く進めるのであった。

どれだけの時間を静かなる潜行に費やしたのであろうか?
示されたルートは今まで発見されていなかった場所ばかりを通っていく。
そして通路は唐突に終わりを告げた。
長い長い一本道の末、行き止まりだったのだ。

壁を調べても何の反応もなく、パネルの類も見当たらない。
しかし、アルラウネのナビにはここが目的地として示されていた。
そう、この行き止まりが・・・

##################################

すいません、ここで第四基地組は少々お待ちを。
時間軸調整です。

276:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/23 23:53:23 0
>>270>>272
>上空から撃たれたビームが、ハリネズミのウェポンラックを吹き飛ばした。
いきなりの襲撃、視覚できない敵の襲撃に驚くアンジール。
>「みんな!もう敵は中にいるわよ!!ってか“最初から中にいた”のかも!!」
レーダーを確認するが敵らしき者はいない、いや、それどころか
FCSにも確認できずカメラを向けても何もいない。
「ステルス……いや、それにしては……一体なんだこいつは」
なんとか対応できる武装を探すがAM24のような機体には特殊兵装などは積まれていない。
ましてや面攻撃を行える武装も確認する手段すらもない……このままでは一方的に虐殺の可能性もある。
>『左右腕部へのエネルギーバイパス一時カット、エネルギーを
>機体制御とウィングバインダーに……よし、なんとか2基使える。
>コウキ、この状況で言うのもなんだけど僕のやる事をよく覚えておくんだ。
>バインダー起動、放射ネット展開!』
コウキが対象の動きを少しでも分かるようにネットを展開する。
とりあえずアンジールも後ろに下がろうと機を後ろに動かした時だった、
一つの閃光がAM24の胴体……コックピットの上の部分を貫く。
何かを焦がしたような臭いがあたりに広がりAM24が姿勢を崩す。
コックピットハッチの上とはいえ、ビームの熱はコックピットハッチの上部を溶かし。
そこからは血だるまになったアンジールの姿が見える。

「じょ…状況は……どうなった。ダメージコントロール……なに?
 システムが作動しない……出血?この俺が?……これは……」
頭からとめどなく血が出ているアンジール。目の焦点すら合ってないまま
アンジールの血を浴びて深紅に染まっている機体のモニタを眺めている。
「そうか……俺は……フッ…」
悟ったような表情をしてから鼻で笑う。まるでこういう事になることを予見していたように。

「…俺は……死ぬのか……これは……面倒な……ことに…………なった……」
その言葉がアンジールの最後の言葉となった……


277:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/23 23:56:21 0
>>236>>239>>270>>272
「アハハハハハ!
 墜ちないなんて良い人たちかしら!
 今まで来た人たちよりずっと頑丈だわ!
 楽しめそう・・・ウフフフ・・・。」

久々の獲物に胸が高鳴り、ほくそえむような声を漏らしてしまう。
ここ数年、ロクな奴が来なかったんですもの。
脆い、脆すぎたのよ!
けれど、今回の連中は私を少しは楽しませてくれそう。
さあて、いつ気付くのかしら?
私がハリネズミさんの真上に陣取るようにして浮遊していることに・・・。

「そこお・・・、見いつけた!」

解析をしているらしいラティフの機体に向けて、シールドビームを構えて撃つ。
ライフルのものより出力は高く、太いビームである。
これだけ強い人たちなら、お父さんたちも寂しくないでしょ?
今一人、送ってあげるからね。

278:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/24 00:07:42 0
すみません、ミスしましたので>>277は訂正します・・・。

279:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/24 00:27:00 0
>>236>>239>>270>>272>>274>>276
「面白い、この人たち面白いわ。
 すごくいいの。
 なかなかしぶとく抵抗してくれるもの。」

久々に手応えのある獲物を前に、思わず胸の高鳴りを覚え喜んでしまう。
撃っても避ける、当たっても効率的に破損箇所を排除する。
こんな場慣れした連中は見たことがない。
おそらくは戦闘などに関してのプロフェッショナルなのだろう。
明らかに今までの調査部隊の連中とはワケが違う。
けれど、この人たちが私に気付くのはいつかしら?
ハリネズミさんの真上に陣取るように浮遊している私の位置に。

「でも、終わり・・・。
 バイバイ。
 アハハハハ!
 …あれ、これは何かしら?」

最初の標的に選んだのは、ちょこまかと逃げ回ろうとする高機動機体。
ガンオーライフルを構え、動きの止まった瞬間を狙って的確に撃ち抜くの。
白色のビームが胴体を貫き、アンジールの機体は羽を撃たれた鳥のように地面に落下する。
メイアさんに止めを刺した時のことを思い出す。
今のシーンはあそこまでスプラッターではないけれど、十分見応えのある死に様よ。
まずは一人、お父さんたちへの手向けね。
けれど、このネットみたいなものは何かしら?

「ああもう、待ちきれない!
 次はあなたに、決ぃめた♪」

アンジールを仕留め、次の獲物を仕留めたくてたまらない。
私は機体に纏わり付いた放射ネットのことなど気にせず、次の標的にライフルを向けた。
次は、下でかさこそとしているラティフの機体である。
ライフルを撃ち放ち、白いビームで再び貫こうとする。
面白かったけど、そろそろ終わりにしたいわ。

280:ケイ ◆TnakibaQxg
08/09/24 01:01:59 0
>263 >271
通り抜け様にインソムニアが真っ二つになっているのが目に入った。
>「いきなりなにするんだ!」
そりゃ怒るのも無理はない。メイドロボに引っ張られている図はあまり格好よくはない。
横道に飛び込んですぐ、少し後方にいるアウラウネに向かってミサイルが突っ込んでくる。
アウラウネは装甲がすごいから多少の事は大丈夫だろうけど……
まさかあのインソムニアがまだ!?
次の瞬間、爆音が鳴り響き、横道まで入ってきた激風が吹きぬけていった。
あの巨大バンプシャーストーン、これ程の熱源を蓄えていたとは考えただけでも恐ろしい。
そして、さっきまでが嘘のように静かになる。
想像を絶する規模の爆発で敵機達が一掃されたみたいだ。
>「・・・まあ、なんだ、助かった」
「礼なんていいって、さあ行こう!」
初っ端からかなーり危なかったけど……その割に目立った損傷はない。
お互いさすが古代兵器といったところか。

>275
アウラウネに示されたルートに従って進む。不気味なほど何も出てこなかった。
通路の壁面には、古代文字がぎっしりと書いてあった。
何か思い出せないかと解読を試みるが、案の定徒労に終わるのだった。
知恵熱かスピードまで落ちてきたし……じゃなくて。
MOEがサボタージュしている!? 密かに内輪の会話を繰り広げる。

(あのなーまだ燃料たくさんあるでしょー!) 
M:(あのね、ミーちゃんから聞いたんだけど……“剣”を探しに月に行くっていってたの)
あいつはいきなり去っていっただけでそんな事聞いてないぞ。
さては僕を差し置いて機体同士で愚痴りあっていたのか。
それより問題はMOEがこのタイミングでそれを打ち明けたことだ。
(なんですぐ教えてくれなかったんだよ!)
M:(ケイ君には言わないでって言われてたんだ。言ったら絶対行かせてくれないからって)
その通りだよそれ知ってたら必死で止めてたよ!
あいつは強いけど、いや強いからこそ、あの性格でこんな所に来たら死亡フラグだ。
(大丈夫。あいつがくたばるわけないじゃん! 向かうところ敵なしなんだから)
M:(そうだよね~)
MOEは必要最小限の知能しか搭載していないのが幸いしてあっさり納得し
納得して元通り動いてくれるようになった。

やがて行き止まりにたどり着く。
「最深部に何があるのか楽しみだね!
前に僕の古代兵器乗りの友達は“剣”を探すって言ってたよ」
こんな事を話しながら色んな場所を調べてみるが反応がない。

281:エル ◆GtzExfc62I
08/09/24 21:48:39 O
>>272>>274>>276>>279
>『エルさん、今のうちに武装使用可能レンジまでなんとか距離を取ってください!
(中略)
>……どっかのおバカさんのおかげで、こいつもスクラップ寸前ですしね。』
ボウヤの通信を聞き終えるよりも早く、アタシはハリネズミを旋回させた。
見れば淡く光るネットのようなものが頭上を覆っていた。
おそらくナグルの武器だ。この場合は武器としてじゃなく、センサーとして使ったらしい。
「なるほどね、虫捕り網ってワケだ。ボウヤ、やっぱりキミってばカッコいいよ!」

またビームが発射された。ハリネズミのすぐ真上だ。高さからしてネットの外か!
>「あと3分で終わらせる!それまで持たせてくれ!!」
分かってる。もうすぐ終わらせてやるよ!!
照準をマニュアルに切り替え、レールキャノンを4門、真上に向ける。
捉えた!そう思った瞬間、視界の片隅で信じられない光景が映し出された。

「う…嘘だよ…ね?」
アンジールの機体が、糸の切れた人形みたいに崩れ落ちる。
あんまりにも突然過ぎて、アタシの思考が停止する。ほんの1秒足らずの瞬く間。
だけど、戦場で死ぬには充分過ぎる時間。気を取り直した時には、既に被弾してた。
乱射したゴリラのグレネードが射線を遮ったおかげで、ハリネズミは直撃を免れる。
代わりに失ったのはレールキャノンの砲身2門と、さっきまで目安を付けてた敵の位置。
「助かったよハゲ、後でバナナ奢ってやるから!!」
見えない敵を相手に、攻撃を当てるには何をすれば良い?よく考えろ!!
当たればいい、1発でも当たればヤツを引きずり出せる。ほんの1発でも当たれば…


RC-ATSA“サラマンダー”、ハリネズミの主力武装と呼べる計10門のレールキャノンだ。
専用の140mmAT砲弾を使用する為、同口径のキャノンに比べて物理的な破壊力は格段に低い。
しかし弾頭内部に詰められたテルミット剤により、着弾点は瞬時に3000℃程まで上昇する。
装甲を破壊するのではなく、内部機関に熱を送り込みオーバーヒートさせる特殊兵装なのだ。。


そう…1発でも当たれば、後は熱源探知に切り替えりゃロックオンできるかもしれない。
「クソッタレ!!見失った!!ヤツは何処にいんのよ!!!」
焦り、恐怖、苛立ちがアタシの頭の中で仲良く大暴れしてる。
もう一度ネットをぐるりと見回す。確かにヤツはネットの外側から撃ってきた。
いくら広い部屋とは言っても、壁と天井がある以上は行動範囲が限られる。
もちろんそれはアタシ達にも言えることだけど。

不意にネットの一部が動いた。引っ掛かったんだ。
それでもヤツはお構いなしにビームを撃つ。その先にいるのは…ラティフだ!!
ビームがディープシーカーを貫いた…誰もがそう思った瞬間だった。
ゴツい鋼の剛腕が、ビームを掴んで受け止めた。マジでタチの悪い冗談に見える。
「おいラティフ、3分とか言いやがったがな、そんなに急ぐ必要はねぇぞ?」
ゆらりとビームが放たれた方向に向き直るギカンティックゴリラ。
「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」

各部の武装をフル展開した、機械仕掛けの猛獣が吠えた。

282:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/25 00:52:29 0
>>275
アルラウネに導かれ遺跡の奥へ、奥へと進んでいくその道のりは不自然なほど静かであった
敵も罠もない、危険もないが退屈な道程だった
そしてその道はデータにない未知の道だったのである。いままで人が足を踏み入れていないだけあって
その道は綺麗で幻想的ですらあった
(綺麗な所だな・・・)
つい、そんなことをもらしてしまう。そして、考え事をしている間に行き止まりに到着した

>>280
その場所を調べながらなんの変哲もない話に花が咲いた。
話の中でケイがある話題を振ってきた。その話はユーリがここにいる理由、古代文明の技術の粋を集めた剣の話である
「俺以外にも探しているやつがいるのか・・・」
少しは驚いたがある程度、考えていたことでもだった。
「じゃあ、そいつと戦うことになりそうだな。阿修羅は他のやつには絶対に渡さないっていってるぜ
俺も戦ってみたいけどな」
すこし楽しそうな顔をしながら話を続けた
「俺がここに来たのってさ、阿修羅に頼まれたのもあるけど自分の力がこの世界でどれくらい通用するか知りたかったんだ。
・・・まあ、俺がどれくらい強いか知りたかった言い換えてもいいな。
おかしいだろこんなガキみたいなこと、ま、まだガキだけどな」
自分のことを話すとユーリは笑い出した
「はっはは、どうしたんだ俺は、なんでこんなこと話してんだろうな。」



283:コウキ(代理) ◇xK7dfy5P/g
08/09/25 08:39:08 0
>274
>「あと3分で終わらせる!それまで持たせてくれ!!」
ネットを放った直後、ラティフから通信が入った……
冗談じゃない、見えない敵相手に不意討ちうけまくってる中3分持たせろだって?
『はっ……了解、その代わり必ず錠前破ってくださいよ?
 だからって、急ぐあまりドアまでひん曲げて通れなかったってのは無しで。
 そんなしょっぱい思い出なんかいりませんから!』
字面だけ見れば憎ったらしいほどの軽口だが……内容ほど
“それ”に余裕なんかない。わざと大口たたく事で自分自身を鼓舞するような……
そんなニュアンスを確かに感じる。それだけ本気だってことだ。

>276
>一つの閃光がAM24の胴体……コックピットの上の部分を貫く。
>そこからは血だるまになったアンジールの姿が見える。
>「…俺は……死ぬのか……これは……面倒な……ことに…………なった……」
不意に、また閃光が走った。直後レーダーにアラート、これは……友軍の被弾!?
態勢を立て直すために後退しようとしたAM24が敵の攻撃の直撃を受けた!
性能的にもっとも被弾率の低かった機体が……まさか直撃なんて――。
カメラをAM24に向け、センサーからモニターに視線を移したとき……
そこには、むき出しのコックピットの中で致命傷を受け血まみれになったアンジールの姿が……!
[アンジールさん!? ……そ、そんな……。]
『……残念だけど、死んだよ…………クソッ!
 やりたい放題やってくれるじゃないか……!』
“それ”の感情が流れ込んでくる……これは、怒りと悲しみ?
……非常事態の中で、僕はまたひとつ“それ”の認識を改めた――。
[……かならず、仇を討とう……!]
『言われなくてもそのつもりさ……
 ここまでコケにされて、尻尾巻いて逃げ出してたまるものか……!』

>279、>281
>「なるほどね、虫捕り網ってワケだ。ボウヤ、やっぱりキミってばカッコいいよ!」
『本当にそう思ってるなら名前で呼んでください。
 せっかく褒めてもらってもボウヤじゃ全然かっこつきませんよ。』
とりあえず無事らしい……ヘッジホッグを立て直してるんだから当たり前と言えば
当たり前なんだけど。これで呆けた事言ってたら喝を入れなくちゃならなかった。
でもそれって僕の役目じゃないよね。正直、そんな余裕とっくにゴミ箱行きだ。

>けれど、このネットみたいなものは何かしら?
>「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」
決意も新たにセンサーを凝視するが、ネットにはまだ引っ掛からない……
まさか、設置位置よりも上にいるのか? 確かビームの発射ポイントもその辺だった。
だとすると……ロックオン警告、ターゲットはディープシーカー!
『今度はそっちか! これ以上好き勝手させて、たまるかぁっ!』
思わず叫びながら機体を斜線上に移動させようとするが、間に合わず
敵の攻撃が……! だがしかし、ディープシーカーのすぐ近くに陣取っていた
ギガンティックゴリラがビームを受け止めた。いくら装甲の厚さに自信があると言っても、
さすがに規格外すぎる……影響は小さいようで、あちらも叫びながら全砲門を発射地点に
向けて一斉射撃を始めた。
『ははっ……やっぱ無茶苦茶すぎ。
 つくづく敵じゃなくて……っ、いた!ふん、回避行動を取って引っ掛かったな。
 誰が逃がすものかよ、大人しく蜂の巣になれ!』
ウィングバインダーから、最初にハチドリを捕まえた時のと同一の電磁ネットを
接触部に向かって射出した。だが今回のはかなりのエネルギーを注ぎ込んだ特注品。
どんな機体だか知らないけど、長時間接触すれば中身はジューシーに焼ける代物だ……
でも次はない、今ので残存エネルギーは20%、戦闘行動を取れるぎりぎりのライン。
かわされてロックオンされたら回避行動を取れるかどうかも怪しい。


284: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:34:44 0
>276>279>281>283
向かい合うは超古代文明の扉。
背には激しい戦闘。
あと数分あれば確実に解除できるが、この状況の中、一秒か限りなく長く感じる。

その最中、アンジールの識別信号が不意に消える。
それは【死】
ああ、そうさ。死だ。
死なんぞいつでもどこにでも転がっている。
他人の死も自分の死も大した違いはない。
そう、俺の首にもいつだって死神の鎌がかかっているんだ。

だがそれでも、俺は死ねない!!

わかっているさ。
俺がどれだけ思おうが、そんな都合を考えてくれるほど死はお人よしじゃない。
ただ俺は死神の鎌が引かれるのを「その時」まで全力で無視し続けるしかないのだから。

そして今、死神の鎌は亡霊の極太ビームとなって俺の喉首を掻っ切る・・・筈だった。
いくら鏡面装甲でも、ビーム撹乱チャフ無であれほどの太さを喰らえばひとたまりもない。
上手く角度を合わせたとしても背負ったミサイルポッドに誘爆必死だ。
が、死神の鎌は野太い腕によって止められた。

ゲイザムから通信が入る。
「なんせ俺様が盾になってやってんだからよぉ!!!」
「当たりめえだ!頭脳労働の邪魔させんじゃねえぞ!筋肉達磨!」
冷や汗を拭いながら礼をいい、俺は最後の防壁を突破した。

***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
いや、正確に言えば、遺跡が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全な独立エリアといっていい。
扉へのハッキングにより、遺跡は動き、組み変り、そして新しい通路が繋がった。

新しく目の前に出現した通路から大量の破片が流れ込んでくる。
それは古代守護ロボたちだったもの。
乱暴に叩き切られたようで、まだ稼動しているものもあるが、四肢もなく戦闘する必要もないような断片たちだ。
前回来た時はこんなものなかったが・・・?
だが、今はそれを考えている余裕はない。
「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
昨日をハッキングモードから通常モードへと戻し、ディープシーカーは新たなる通路へと滑り込んでいく。
センサーを最大にし、進路であり、退路を確保する為に。

285: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/25 21:35:51 0
>280>282
ケイが壁を調べているが、何の反応も得られる事はなかった。
一番の反応は【何の反応もない】という事だろう。
あらゆるセンサー類に何の反応も示さないのだ。

が、何の前触れもなく振動センサーに感知があり、それは直ぐにセンサーに頼らずとも察知できるようになる。
***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
まるで遺跡全体が鳴動するかのような振動と共に、目の前の壁が動き出す。
ケイやユーリの知らぬところではあるが、ラティフが【扉】を開いた事により、遺跡全体が組み変っているのだ。
レベル4から先は完全に独立エリアとなっていたのが、組み変ることにより新たなる通路が開かれる。
それがこの場所であったのだ。

開かれた通路から赤い光が漏れでてくる。
その光の先にいたものは・・・小型の超古代文明ロボ【メデューサ】だった。

ケイ、ユーリ、そしてアルラウネのドレイクの脳裏に直接声が響く。
『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
その声は紛れもなくクリスタルスカルの声だった。
『別働隊が想定以上に良くやってくれた。
敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
その言葉と共に、それぞれの脳裏に第六基地から突入した部隊のこれまでの戦闘の様子が映し出される。

『最深部は近い。
君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
メデューサに乗るクリスタルスカルは全てを見透かしな様な口調で言葉を区切り、先導し奥へと進み始めた。

##############################

>284
すいません、名前ミス。
284はラティフです。

286:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 22:16:35 O
【戦艦の中とは思えぬ程 豪奢な内装に彩られ一流の調度品が飾られている執務室
女神の彫刻が見事な壁掛け時計の音のみが響く部屋の中でドレイクはただ一人本国への報告書の作成に勤しんでいた
その最中 ウェルナーがある報告をしに部屋を訪れる】


ウェルナー「失礼します、先程 目的の位置に艦が到着致しました」

「意外と早かったな…
あの骸骨め…まさか出鱈目を教えたわけではあるまい…
で、我々の損害はいかほどだ?」

【ドレイクはペンを止めずに淡々と言葉を発し、副官に尋ねた】

ウェルナー「我々の損害はほぼ皆無
彼らのおかげです…」

「ふむ…あのでかい図体が役に立ったというわけだな…
それで 一応準備の方を整えておいたのか?」

ウェルナー「はい…
歩兵部隊は第2種装備にて待機
機動部隊も閣下の御命令が有り次第いつでも出撃可能です…」

「そうか…だが事を急いでは仕損じる…
焦らずじっくりタイミングを見計らうとしよう…
まあ機体とパイロットの確保はともかく 形だけでも調査をせねばな…」

ウェルナー「御命令さえ頂ければ…」

ドレイク「出来れば穏便に済ませたいものだな…
ウェルナー君…」

【そう言うと傍らのカップに口をつけ お茶を啜る
その瞬間、壁掛け時計の音が響き 時を知らせた
まるで行動に移せと教えるかのように…】


287:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/25 23:04:33 O
【遺跡への入り口が開くと その奥には謎の古代兵器が宙に浮いていた
そして、その瞬間 ドレイクの脳に聞き覚えのある声が響く
そして脳裏には見知らぬ部隊の戦闘シーンが鮮明に映し出されていた】

「もうすぐ最深部か…
まさか我々の他にも狙っている者がいたとはな…
それよりあの骸骨め…一体何者だ…」

【小声でボソボソと呟くと どさりと艦橋の座席に座りこんだ
傍らに控えていた副官がドレイクを気遣い、声をかけた】

ウォルナー「閣下どうなされました?」

「何でもない…
所でウォルナー君、我々の他にも遺跡に来ている連中がいるぞ…」

ウォルナー「なぜお分かりに?
レーダーには我々の他には反応はありませんでしたが?」

「見えたんだ…この目でな…
あの骸骨め…ただの月面軍の将軍などでは無い…」

【わけの分からぬドレイクの言葉に副官は首を傾げる
またドレイク自身も今まで体験した事の無い出来事に動揺を隠しきれなかったのだ】

「ウォルナー君…私は部屋で本国への報告書を書くとしよう…
艦橋の指揮は君がとりたまえ…
それと準備をするよう兵達に命じておけ…」

【副官に口頭でいくつかの事項を伝えると
ゆっくりと座席から立ち上がり艦橋を後にした
そしてアルラウネは
速度をわずかに速めながらメデューサの後ろを追っていった】】


288:ケイ ◆TnakibaQxg
08/09/25 23:35:53 0
>>282
>「俺以外にも探しているやつがいるのか・・・」
「え!? ユーリ君も探してたんだ!」
M(奇遇だね~。ミーちゃんはその剣を古代技術の結晶と言ってますた)
>「じゃあ、そいつと戦うことになりそうだな。
阿修羅は他のやつには絶対に渡さないっていってるぜ 俺も戦ってみたいけどな」
ユーリはとても楽しそう。
「あいつは強いよ? でもどうだろう。
今回は遺跡に入る人に制限がかかってるっぽいしいないんじゃないかな?
というかとっくに諦めてどっかほかの町に行ってるかも!」
脳裏に浮かぶ最悪の事態を打ち消すように明るく言う。
>「俺がここに来たのってさ、阿修羅に頼まれたのもあるけど
自分の力がこの世界でどれくらい通用するか知りたかったんだ。
・・・まあ、俺がどれくらい強いか知りたかった言い換えてもいいな。
おかしいだろこんなガキみたいなこと、ま、まだガキだけどな」
「ふふっ、そうだね。でも……なんかいいな!」
普通に考えるとそんな事のために危険を冒すなんて非合理的だ。
だけど……理屈では説明がつかないワケわかんない事をやっちゃうのが人間なのだ。
どうしてかは分からないけど人間のそんな所が嫌いじゃないしむしろ惹かれてしまうのだ。
そしておせっかいを焼かずにはいられなくなるのだ。
M(やっぱり似てるよね~)
(ユーリとテセウスが? 何をいまさら)
M(それもだけど……それ以上に阿修羅くんってミーちゃんと凄く似てる気がする……)
確かに最初にデータを見たときから同じ系統だとは思った。
でももしかしたらそれ以上の何かがあるのかもしれない。
同じ物を探してるって事は……同じ使命のために作られた兄弟機とか!?
……なんてマンガみたいな展開あるわけナーイ☆
>「はっはは、どうしたんだ俺は、なんでこんなこと話してんだろうな。」
(君は大丈夫だよ、僕がついてるからさ)
M(僕じゃなくて僕“達”! 戦ってるのはこっちなんだから~!)

>>285
突如として通路は現れた。その奥から現れた者は……
「気をつけて……メデューサだ!」
開かれた通路から現れたメデューサに身構える。
>『良く来たね。安心し給え、私だよ。』
安心できねーーーーー! ……けど普通のメデューサじゃないだけ良かったというべきか。
>『別働隊が想定以上に良くやってくれた。 敵をひきつけ、扉を開いてくれたのだ。
彼らに感謝しながら進もうではないか。』
脳裏に映ったのは、別働隊なる者たちの戦いの様子。それは犠牲者も出た壮絶な物だった。
>『最深部は近い。 君達のそれぞれの目的もそこで達せられるだろう。』
怪しいなー、あからさまに怪しいなー。
でもこうなったら罠だろうが何だろうが行くっきゃない!
メデューサの後に続いて進む。

289:エル ◆GtzExfc62I
08/09/26 02:29:18 O
―月面都市バエトゥサ、トライアンフ本社ビル
従業員数29万人の大企業に相応しく、その建物は摩天楼の中でも一際巨大であった。
都市全てを睥睨するかのように聳える城の主が、王座を思わせる椅子に腰掛けている。
「さてタカハシ君。君は私に隠し事をしているようだが、是非教えて欲しいね。」
猛禽類に似た鋭い眼光が、主君の前に立つパトリックを容赦無く射抜いた。

時刻は午後2時47分、遺跡内でエレクトラがワイバーンを切り離した時刻だった。
「あの機体…ヘッジホッグだったか、いくら解析しても不明なシステムが在ったのだ。
 ガレキオンの積載が終わった時、FCSの接続兵装に存在しない武装が見付かってね。」
主君の問いにも口を閉ざしたまま、パトリックは窓の外を見た。
「だが、妙な事にあの機体には内蔵されている類の武装が存在しない。全て外装兵器だ。
 ならばFCSの接続先に登録されていた“H.S.T.H”とは何か、私は気になって眠れないのだよ。」
見つめる遥か先には、あの遺跡がある筈だ。

「会長、それはお互い様でしょう?」
ようやくパトリックが答える。その顔には、“ある種”の覚悟が見えた。
「貴方が“アレ”を破壊しようとしていたのも、全て承知の上で僕はハリネズミを作ったんですから…」


>>283-284
―遺跡内、深淵に至る門
>『本当にそう思ってるなら名前で呼んでください。
>せっかく褒めてもらってもボウヤじゃ全然かっこつきませんよ。』
ありゃま、なかなか言うじゃないの。
「ゴメンよ。お姉さんたらボウヤの名前ド忘れしちゃっててさ、コウタ君だっけ?」
あくまでもサラッと冗談めかして返すのがポイント。マジで忘れてたなんて言えないもん。

ナグルの張り巡らせたネットに引っ掛かった敵…一瞬だったけど、その姿が見えた。
間違いない。データとは少し見た目とカラーリングが違うけど、ガンオーだ。
一体どういう原理でカメラやセンサー類を擦り抜けたのかは分からない。
だけどもう分からないままでも別に困らないよ…そこにいるのが分かったから!!
アタシがトリガーを引くより早く、ボウヤが先に仕掛けた。
さっき張り巡らされたのとは違うタイプのネットがガンオーに巻き付く。
おかげでガンオーの位置が、更に正確に見える。これで当たらなかったら恥かしい。
「装甲の厚さだけじゃあ生き残れないよ!!」
気合いを入れ直して、今度こそトリガーを引こうとした矢先…

>***ゴゴゴゴゴゴゴゴ***
>まるで遺跡全体が鳴動するかのように扉が開いていく。
>「よし、開いたぞ!ここは直ぐに閉じるからな!急げ!」
ハァ!?ちょっとアンタ頑張り過ぎじゃないの!?3分て言ってたじゃん!!
でもラティフの言葉通り、開いた扉はすぐに別の壁がスライドしてて塞がり始めてる。
「えーと、えーと……あぁもうッ!!わかったわよッ!!!」

急いで機体を扉に向ける。移動速度程に比べたら、旋回速度はあまり低下してない。
フロートタンクのブースターを全開で噴かすけど、やっぱりスピードが出なかった。


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