【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch150:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:02 0
俺は今、ディープシーカーに乗りゴルディアスへと向かっている。
はやりここはいい。
自動操縦に切り替え、シートに身を沈めながら先ほどまでいた第六基地での事を思い出していた。

軍のお偉いさんの演説程退屈なものはない。
遺跡解明の意義だの、人類への貢献だの。
あまりのつまらなさにゲイザムの奴が暴れださないかの方が気になったものだ。

そのあと特務将校らしい奴が出てきて、遺跡の構造や守護ロボの種類のおさらい。
そして報酬についての話。
傭兵の身としてはこちらの方が重要なんだけどな。
今の俺にとってはこっちもさして重要じゃなかった。

月面都市ランペイアの全住人を皮切りに無数の探索者たちを飲み込んできたゴルディアス。
勿論俺の知った顔もどれだけ飲み込まれたかもわからねえ。
そいつの中心に何があるのか。
それが何であれ、一発かましてやらなきゃ気がすまねえ。

・・・我ながら笑えるもんだ。
プロと自称しながらこんな私情全開で遺跡に潜るんだからな・・・

そのあと各員の紹介や期待の説明などを経て、出発となったわけだ。
あの瞬間湯沸かし器エレクトラといったか・・・どこかで聞いた名前だがな。
まあある意味有名人だから当然といえば当然か。

出掛けにアンジールが特務将校に呼び止められていたが、まあ少尉殿だしな。
軍人なら色々しがらみもあるんだろ。
『ゴルディアス内部は特殊電波状況の為、外部との通信が出来ないのは知っているな。
少尉、君の役目は最深部まで行き、何があるかを確認しそれを私に報告する事にある。
以下に最深部まで到達しようと、全滅しては意味がないからな。
AM24はその為の機体でもあるのだ。
いいか、他の者がどうなっても構わん。
君だけは必ず帰ってくるように。
この任務が達成されれば君は生きて二階級特進の栄誉を得るだろう。』
なんてなんとも生臭い言葉をかけられていたなんては俺の知る事じゃなかった。

エル、アンジール、ゲイザム、コウキ。
こいつらと一緒に地獄の釜の蓋を開けに行くわけだ。

151:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:12 0
そうしている内につきにポッカリ開いた大穴が見えてきた。
「各員、これよりゴルディアスに入る。
先頭は俺が行く。チームの目としての役割はキッチリ果たすよ。
距離を置いてゲイザム。
敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
その後ろにエル。
火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。
坊やと少尉はヘッジホッグの両脇を固めてくれ。
最大火力を沈められないように頼むぜ?
少尉は機動を生かして臨機に各員のフォローで。
んじゃ、よろしく!」

ま、正式なリーダーはアンジールなわけだけどな。
案内役の特権でフォーメーションを指示させてもらっていよいよ鉄火場に突入だ!

###############################

いきなりですいません。
ゴルディアスに突入しました。
会議内容は回想などで差し込んでいただけるとありがたいです。
では、いよいよ本題の戦闘。楽しみましょ!

152: ◆GtzExfc62I
08/09/17 23:17:14 O
>アンジールさん
入りの部分、驚いた理由を少し変更しました。
シーン内の時間の流れを整理した副作用みたいな感じです。すみません。

>コウキさん
全然OKですよ~、あくまでも少佐はコウキさんとの中継役として書いてますからね。
初対面の少年に接点を作るより、少佐を介してコウキの内面へ切り込むつもりです。

153:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/17 23:21:55 0
>130
また水晶骸骨の謎の男だ。
モエは真面目な話をする時にいたら場が混乱するから外に待たせておいた。
多分いや絶対ハメられているような気がするけど大人しく説明を聞くしかないのであった。
果たしたい目的があるから。

>134
モニターに守護古代ロボ一覧が映し出される。
太古の昔に与えられた使命に呪縛された哀しい同胞たちだ。
最も、向こうから見れば使命をきれいさっぱり忘れてしまった
僕達の方が哀しいのかもしれないけど……。
彼らが護ろうとしている物が何なのかは分からないけど
最深部までたどり着けば彼らの使命は終わるのは確かだ。
それにしても注意すべきは……
「二人ともくれぐれもメデューサに捕まらないでね!
君たちの機体で攻撃されたらシャレにならないからさ」
冗談めかしているけど大マジである。
そして自分が捕まったらミイラ取りがミイラでもっとシャレにならない。

>137
>「我々は大英帝国女王陛下より全権を委ねられています
我々と行動する以上 皆様が陛下の権威を傷つける事などが無いよう切に願います… 」
送っていってくれるのは嬉しいけどえらく大英帝国女王の使いとは……。
えらく大層な話になってきた。
「は、はい……承知いたしました」
なんか変だなーと思いつつも一礼するのであった。

154: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/17 23:21:56 0
こんばんは、質問ありがとうございます。
とはいえ、昨日質問などはこちらへと言った手前早々に破るのもあれですのでネ。

議論討論スレッド@千夜万夜
URLリンク(yy44.kakiko.com)

こちらのスレを見てくださいな。

155:名無しになりきれ
08/09/17 23:35:03 0
>>154
解答ありがとうございました
以後そちらのほうに質問させていただきます
ありがとうございました

156: ◆xK7dfy5P/g
08/09/18 01:35:29 0
>139
>「ハッ、申し訳ありませんでした。」
残った軍人は教本通りの対応で済ませた。
……軍隊としてはごくごく普通の事であるはずなのに今のジェリドには
ひどく不快に感じられた。だがすぐに、杓子定規な対応のせいではなく
アンジール自身に問題がある事に気づいた……彼から覇気の類が感じられないのだ。
重要な任務を任されているにも拘らず、むしろ面倒臭いと言う空気が漂ってくる。

>「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
ゲイザムと呼ばれた禿頭の大男への返答でその直感が正しい事を知った。
だからなんだと言う話だが、ジェリド的にはもっとギラギラしてる方がまだマシなのだ。
そう、それこそ今のラティフやゲイザムの様に感情を剥き出しにする方が……
(「まるで人形だな……軍人としちゃあ間違っちゃいないのかもしれんが。」)
「おいお前。今回のチームの中じゃ唯一の軍人だから先に言っとく。
 ……まぁこの面子じゃあ無理だとは思うが、暴走しそうになったら止めろよ。
 本来なら俺が行くはずだったんだが……上の許可が下りなくてな。」
事実である。どうも上層部はジェリドには別の任務を押し付けるつもりらしいのだ。

>141
>「うるせえ、軍服に指図される言われはねえよ
  特命で探索任務に従事する俺たちに偉そうな口が利ける立場かよ、ああ?」
「その特命を出してる大元ってのはどこだと思ってるんだ?
 自分の立場が分かっちゃいないようだからその頭と同じようにツルツルテカテカの
 脳みそにしっかりと書き込んでおけ。ここは俺のテリトリーだ……
 命令ひとつで本当に蜂の巣にできるんだぜ?おとなしくしてろ、基地の中ではな。」
さっきのやり取りで分かりきってた事だが案の定噛み付いてきやがった。
牙を抜かれた獣は飢え死に、相手も見ないで噛み付く獣は犬死にだ。
噛み付くなとは言わんが相手を選ぶぐらいの事はしてほしいもんだな……

>俺はガキは嫌いだが、ウジウジした奴はもっと嫌いだ!」
一番激しい反応が返ってきた。正直なところ、ジェリドの気持ちを代弁している。
「ああそうか、変なところで気が合うな。俺もガキは嫌いだし
 ウジウジしてるへなちょこは今すぐ撲殺してやりたいぐらい嫌いだ。
 でもこれも上からのお達しなんでな、下っ端に拒否権なんぞねぇよ。
 嫌なら降りてもいいんだぜ?」
数日前までは軍の調査隊の指揮官としてジェリドが下りるはずだったのだ。
それが日本政府からの要請だかなんだか知らんがガキのお守り+調査隊派遣無期限延期と
朝令暮改のオンパレード。いい加減ジェリドの比較的キレやすい堪忍袋の緒も限界間近だ。
ゲイザムに向けた言葉の端々に剣呑極まりない気配が見え隠れしている事に
果たしてどれだけの人間が気づけた事だろうか?

>149
>「はは、アンタは相変わらず苦労にまみれてんね、今日はその子の保護者かい?」
>「怖いおっちゃんだけどさ、たぶん世界中で一番キミのことを解ってくれてると思うよ?」
>「ねぇ?“少佐殿”?」
向こうも向こうで俺の事を覚えてたらしい……まぁ他人の振りもしたくならぁな。
あんな事しちまった奴が何の因果かこんな形でまた基地に入る事になるなんて、
運命の女神ってやつは相当意地が悪いらしい。
「……上からの命令でな。もうちっと可愛げとかありゃあ少しは気分も違うんだが。
 おい……悪い冗談も大概にしろよ。」
底意地の悪さならこいつも負けちゃいなかったな……過去を暴露した腹いせのつもりか。
だがそれを聞いた当の本人はと言うと……
『エレクトラさん……そんなの、太陽が西から昇る事よりもありえませんよ……。』
と来たもんだ!一瞬任務とか忘れてぶち殺してやろうかと本気で思ったね。
しかしもったいない事をしたよエレクトラは。あのまま残ってりゃディアナーンに入れたろうに。
それだけの腕と頭と度胸を持ってたんだから。トライアンフのテストパイロットなんぞ役不足だろ?

157: ◆xK7dfy5P/g
08/09/18 01:39:37 0
>151
>「各員、これよりゴルディアスに入る。
(中略)
>んじゃ、よろしく!」
『は、はい……なんとか、がんばります……。』
いよいよだ……僕は自由になるために、ゴルディアスなんて言う恐ろしい場所に潜るんだ……
先頭にいるラティフって言う人、最初期から潜り続けて今も生きてるって言う
すごい人らしい……他の人も軍に呼ばれるぐらいだからすごい人たちなんだろう。
正直言ってこのメンバーの中で一番役に立たないのって僕だよね……
……いてもいなくても同じなら、なんでこんな所に潜らせるんだよ。
それでも、頭数には数えられてるしもう引き返せないんだ……やるしか、ないんだ。


一方――。


探索チームは出撃した。直前にアンジールが特務将校に呼び止められて
なんか命令されてたがその内容を詮索する余裕は俺にはなかった。
何せ俺にはアンジールが最深部まで到達し帰還した事を前提とした、
ゴルディアス制圧作戦の総指揮なんて言うとんでもない極秘任務を押し付けられたからだ。
……ここ数日でネイアラの各基地への増員に次ぐ増員、機体の整備状況チェックが一段と厳しくなり、
さらには新品のロボットが基地のハンガーを埋め尽くさんばかりに搬入されているのには
裏があるとは思っていたが……どうやら情報が漏洩する前に一気に管轄下に置いて
そこに眠るテクノロジーを独占するつもりって事らしい。

上官『と言うわけでジェリド少佐、君にその制圧作戦の総指揮を取ってもらいたい。』
ジェリド「補佐が足りませんが。」
上官『なに、その件も既に手を打っておいたよ。第一基地で手続きを済ませて、
   ついさっき到着したこの二名を君の補佐に付ける。』
(「ちっ、この狸め。何もかも根回し済みってわけか。」)
しかし、入ってきたその二名を見た瞬間、迂闊にも懐かしさが込み上げてきてしまった。
ライラ「久しぶりだね、ジェリド。」
カクリコン「またお前と組める日が来るとはな。人生何があるか分からん。」
ジェリド「……!ふっ、了解しました。この二人を付けてくださるなら
     この任務、失敗する要素はどこにもありません。謹んでお受けいたします。」
上官『うむ、期待しておるよ。では三名とも、さがってよいぞ。』

ライラ「しっかし、ほんと急な話だよ。散々上から睨まれてたあたしや
    カクリコンまで呼び戻すなんてさ。しかも臨時昇級とは言え二階級特進で少佐になった上
    ディアナーン入隊……いったい何が起こったんだい?」
カクリコン「ああ、制圧作戦だとか言ってたが、ゴルディアスの事だな?
      上層部がそこまで性急に事を進める……最深部までのルートの目処が立ったのか?」
ジェリド「ああ……完全じゃないがな。とりあえず、俺の部屋に行くぞ。
     任務の中身を詰めなけりゃならん……積もる話もあるしな。そうだろ?」

158:名無しになりきれ
08/09/18 13:07:45 0
説明が

159:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/18 14:37:43 0
>>127
「ちぇっ、いろいろと言ってくれるなあ…もう…
 分かったよ、気を付けるよ」
【何だか受けが悪かったようで、ますます好ましくない反応をされて戸惑う】
【僕はただ自分が事実だと思うことを言っただけなのに…】
【これ以上言って嫌われでもすると不味いから、言うことを聞いておこう】

「うん、任せてよ
 君のロボのことだって当てにしてるよ」
【笑顔のまま、親指でグッドサインを向ける】
【何だかよく分からないけど、打ち溶け合えたのかな?】

>>130
「………」
【改めて何者か質問したいという衝動に駆られたが、抑え込む】
【また現れて、一体このおじさんの意図は何なんだろう?】
【黙って無言のまま男に着いて行く】

「………」
【黙って話を聞いている】
【ここに来る前のミーティングで既に聞き及んでいることばかりだ】
【現段階で確認されている守護古代ロボは、最新のメデューサも含め知っている】
【ただ、詳しい能力までは知らなかった】
【意外にやっかいな相手が多いのが気になる】

「探索者同士の戦闘かあ…
 できれば対人戦は避けたいな」
【別に探索を行う者たちとの戦闘は覚悟している】
【競争相手がいる以上、それは避けられないからだ】
【しかし、やはり人殺しのような真似はしたくない】
【遭遇しないようにと心の底から願っている】

>>137
「よ、よろしくお願いします…」
【緊張したようにたどたどしく挨拶を返す】
【こういうタイプの人間は、はっきり言って苦手である】
【一定の使命感や自負なんかに凝り固まった人ほど融通の利かないものはない】
【あんまり無茶な命令を出してきたりしなきゃいいんだけど…】
【また、大英帝国の女王陛下が関わっているとなると事は単純ではないだろう】

「………」
【黙って考え込んでいる】
【最も心配なのは、厄介事などに発展したりしないのかと言うことだ】
【亡父の率いたテクノ隊の派遣ですら、当時の合衆国政府の独断である】
【自国の最新鋭AMを揃え、特製の物資運搬用のオートロボまで運び込んだのだ】
【この一件で合衆国政府は各国から非難を受け、現在遺跡調査からはほぼ撤退している】
【その批判の急先鋒だったのが大英帝国だったのは、今回の件と無関係とは言えない】
【エア・シュリンセン社、一体何を考えているのだろうか…】

160:名無しになりきれ
08/09/18 17:19:40 0
なんでティターンズの人がいるの

161:名無しになりきれ
08/09/18 18:22:32 0
いくらなんでもこれは酷い
ジェリドって名前の時点から怪しいとは思ったけど
まさかそのまま出すとはな…
ネタにしてもこれはやり過ぎ
自重汁

162:名無しになりきれ
08/09/18 20:06:07 O
遥か過去から飛ばされてきたという設定で、
あっちのスレで活動させてたキャラを使うというのはダメ?

163:名無しになりきれ
08/09/18 20:17:50 O
>2には越境無しと書いているが、俺はGMでないので断言はできないな。
あとは、>103,154での誘導に従って欲しい。
キツい言い方をするようだが、参加するなら
全レスとは言わないが8レス前位は見ていただきたい。

164:名無しになりきれ
08/09/18 20:18:26 0
越境は常識からしてあり得ない
やったら荒らし行為だと思え

165:名無しになりきれ
08/09/18 20:40:51 O
>>162
諦めろ
どんだけ設定を用意したところで越境に変わりはないんだからな


166:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/18 21:33:31 0
>149-150
>「ヨロシク。それと、礼を言うよ。最高の“相棒”を育ててくれてありがと。」
エレクトラの思ってもみない反応に少しばかし歯痒さのようなものを覚えると同時に
自分の機体を最高の相棒と呼んだエレクトラに複雑な気持ちになった。
「……最高の相棒か、それは何よりだ」

その後は軍のブルーフィングルームで全員集まり
まずは上の人間の演説を聞き、その後は遺跡の構造にガーディアンの種類、
そしてラティフを案内役として作戦を行うなど様々な情報を特別将校から聞くことになる。
他の人間は退屈そうにしていてゲイザムなどは苛立ちを隠せないようだったが
アンジールは特に何を思うわけでもなくただ黙ってまじめに話を聞いている。
まあ、この中で唯一の軍人たるアンジールが寝ているわけにもいかないし、
どんな情報だろうと頭に入れておいたほうが後々面倒がなくなるかもしれない。そう考えてのことだった。
説明が終わりメンバー全員が席を立ちそれぞれスタンバイに向けて行動しはじめる。
アンジールもAM24を万全の状態にしておこうと席を立った時、さきほどまで説明をしていた特別将校がアンジールを呼びとめる。
「ハッ、私に何か?」
特別将校は一度咳をして話を続ける。

>『ゴルディアス内部は特殊電波状況の為、外部との通信が出来ないのは知っているな。
>少尉、君の役目は最深部まで行き、何があるかを確認しそれを私に報告する事にある。
>以下に最深部まで到達しようと、全滅しては意味がないからな。
>AM24はその為の機体でもあるのだ。
>いいか、他の者がどうなっても構わん。
>君だけは必ず帰ってくるように。
>この任務が達成されれば君は生きて二階級特進の栄誉を得るだろう。』
その言葉に思わず苦笑してしまったアンジール。その態度が気に入らなかったようで
特別将校はアンジールを殴り倒して怒声を浴びせる。
『なんだその態度は!貴様やる気はあるのか!?』
アンジールは立ち上がる、その顔はいつもの無表情と同じでさっきのような人間臭さは一切消えている。
「もちろん……それが面倒であろうとなかろうと命令には従います。
 それに自らの命もかかってくるとなれば尚更です、それでは失礼します」
そして一礼し部屋を出ていく……他の人間はすでに乗り込み出発のための準備を終えているかもしれない。
少しAM24を馴らそうと思っていたがそこまで時間はなさそうということを知ってアンジールの顔に静かな怒りが見える。
「チッ、全く……怒鳴りつけることしかできんのか。そんなことをしなくてもやる事はやるというのに、
 これだから安全な立ち位置にいるものは面倒が多くて仕方がない、俺は面倒が嫌いだと言っているだろうに……」
珍しく上官に対する愚痴を言うアンジール。足早に自分の機体に乗りこみモニタに駆動系……火器管制システムや計器を作動させる。
全てが正常に作動したことを確認するとヘルメットをかぶり自分の足元の左右のペダルを細かく押し込み機体を急速回転させ
他のメンバーと同じように機体をゴルディアスへと向かわせる。
自動操縦にしないのはこの機体のスピード、それによりどれほどの慣性が生まれるのか。
そしてどのような癖があるのかを知るためだ。何せ彼がまともにAM24を動かすのはコレが初めてだからだ。

そうしている間にゴルディアスが見えてくる。するとラティフから通信が入る。
>「各員、これよりゴルディアスに入る。
>先頭は俺が行く。チームの目としての役割はキッチリ果たすよ。
>距離を置いてゲイザム。
>敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
>その後ろにエル。
>火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。
>坊やと少尉はヘッジホッグの両脇を固めてくれ。
>最大火力を沈められないように頼むぜ?
>少尉は機動を生かして臨機に各員のフォローで。
>んじゃ、よろしく!」
「こちらアンジール……了解した」
そして速度を落としヘッジホッグと呼ばれるあのハーディカスタムタイプの右斜め前へと機体を持ってくる。
最大火力のヘッジホッグは違う意味で最も危ない機体だ。
もし弾の当たり所が悪いものならば爆発する可能性もあるのだ。
そうなればアンジールの言う面倒なことになりかねない。
そして次に自分と共にヘッジホッグを守るコウキに通信を入れる。
「こちらアンジール、コウキだったな?俺とお前に与えられた役割は重要だ。
 お前も面倒だとは思うが古代兵器のパイロットに選ばれたお前の力を見せてもらいたい。」

167:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/18 21:38:39 0
>>102
1から3まではやったことあります。あんまり向いてないですが。
あとどうでもいいですが好きなロボットアニメはザブングルです。
ブラッカリィとガバメントが大好きです。

   大好きです

>ラティフさん
ネタフリ感謝感激です。

>エルさん
いやいや、こちらこそちょっと変なタイミングで声かけてすいませんでした。

168:名無しになりきれ
08/09/18 21:47:16 0
ここってたまにポワっと荒らしが沸いてくるよねw

169:エル ◆GtzExfc62I
08/09/18 21:52:33 O
>「その後ろにエル。火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。」
いよいよ始まった。ラティフの指示に従ってアタシはゴリラの後方に下がる。
穴の入口付近は通路も広く、見通しも利くので気が楽だ。
「了解、ゴリラの丸焼きが出来上がらないように気をつけるよ。」
基地で借りた新品の通信モニタに映るラティフに向けて、ペロリと舌を出した。

結局、あの後アタシはラティフに話し掛ける事が出来なかった。
ミーティングの間も、終わってからも。話し掛ける機会は何度かあったんだけど…
その勇気が無かった。正直自分のヘタレっぷりに心底ウンザリしてる。
ホント嫌になるよ。今はまだ比較的安全な区域だけど、これから先は地獄の様な激戦区。
今のまま煮え切らない状態が続けば、間違いなく戦闘に影響が出てくるだろうな。
「…………ん?」
フロントスクリーンにターゲットマーカーが点灯する。最初は7つ、あっという間に数百。


ヘッジホッグに搭載されているFCSは、最新型のF-54PO“オウガバトル”。
同時ロック数246、並行操作火器数54、策敵可能距離6km。ダブルロックオン有効範囲2km。
トライアンフが次世代の戦艦用に開発した、火器管制技術の結晶と言える。


まさか戦艦用のFCSをAMに積むとはアタシも当初『バカなの?』って思ったもんさ。
だけど今のハリネズミにはこの“オウガバトル”以外のFCSは考えられない。
「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」

たぶんディープシーカーのセンサーにも反応が現われてるだろうね。
昨晩見た機体スペックが正しけりゃ、策敵距離ならハリネズミより広いはず。
レーダーは真っ白、既にロック数を振り切る程に敵の数は増えていた。
「さあ、どうする?」

アタシが全員へ通信を入れたと同時に、遥か前方から敵機の“群”が見え始める……


170: ◆GtzExfc62I
08/09/18 22:08:02 O
オウガバトルの策敵距離が「戦艦用にしては短くね?」と思われた方へ。
ヘッジホッグには搭載火器の射線干渉という問題があります。
これだけ火器が密集してりゃ砲身を旋回させた途端に自爆という可能性も大なのでw
故に自機構成パーツへの干渉範囲の都合上、大型のレドームが積めなかったんです。
だからレーダーの有効範囲は戦艦クラスではなく、AMクラスの範疇に収まってるんですね。

ちなみに現在は荷電粒子砲の為に、左後方の20mm機関砲6門とレールキャノン2門が撃てません。

171:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/18 22:18:25 0
>>151
ゲイザム「へへへ、腕が鳴るぜ
       どいつもこいつも叩き潰してやる」

ついに洞窟への突入が開始された
俺はアタッカー、先頭に立つ攻撃の要だ
一番敵をぶっ潰せるベストポジションってこったな
俺は楽しみで楽しみで溜まらない
このことを思えば、先の気に入らない出来事など全てどうでもよくなる

>距離を置いてゲイザム。
  敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
ゲイザム「おうよ、任せな!
       近付く奴はみんなスクラップにしてやるぜ!」

悪いが、後ろの連中には俺様のオコボレぐらいしか行かんだろうな
どんな相手だろうが、俺とゴリラのコンビネーションに敵うわけがねえ
久々の実戦撃墜マーク、稼がせてもらうぜ

>>169
>「了解、ゴリラの丸焼きが出来上がらないように気をつけるよ。」
ゲイザム「ほざくな、メスが!
       俺様の名前はゲイザムだって言ってんだろ!
       てめえの出番はねえからケツでシートでも磨いてやがれ!」

小癪なことをほざくメスを罵ってやった
大体このエルとかいうメス、女のクセに生意気すぎる
地球に居る俺の女房はもっとおしとやかで優しい「イイ女」だってのにこのメスは…
前に出てきたら古代兵器どもと一緒に撃ってやろうか?

「おっ、団体さんがお見えになりやがったぜ
 ラティフ、ミドルレンジへの誘導頼むぜ
 一網打尽にしてやる!」

しばらくすると、遠くの方から雑魚どもの影が見えてきやがった
かなり居やがる
へへへ、弾が足りるかな?

172:名無しになりきれ
08/09/18 22:25:18 0
つまり出てきた敵の数は246以上か?いくらなんでも出すぎだろww
まあ1匹の強敵に群がるよりは雑魚たくさんのほうが各自演出が自由にできるが・・・

173:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/18 23:25:39 0
>169
ゴルディアスに入り、大回廊、中ほどまで潜行しただろうか。
エルからの通信が入る。
>「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」
その言葉が示す事は、俺のセンサーにもしっかり表示されている。
ディープシーカーはチームの目。
索敵で先を越されたとあっては立つ瀬がないってもんだ。
だから、立場を保つ為にもしっかりと仕事をしていたさ。

「大回廊名物の洗礼カーテンってやつだ。
土偶タイプ、ハチドリタイプは数えるのが馬鹿らしい。ぽつぽつパンプシャーストーンもいるな。」
エルからの通信が届いたときには俺は既にタイプ識別までしてた。
それにしても、時折大量発生する洗礼カーテンの存在は知っていたが、これほどの規模は初めてだ。
まあ、思い当たる節はあるがな。
軍が最深部アタックの秘匿性を保つ為に探索制限を行ったんだろう。
つまりは程よく分散するはずのカーテンが全部向かってきているってこった。

>171
> ラティフ、ミドルレンジへの誘導頼むぜ
> 一網打尽にしてやる!」
ゲイザムからも通信が入る。
頼もしい限りだが、ちょいと入れ込みすぎか?
なんて一瞬よぎった考えを直ぐに打ち消す。
いや、あれがゲイザムの普通なんだからな。何の問題もない。

「さあ、お出迎えだが、俺達が目指す場所は更に深い。
カーテンは大群だがそうは薄いんだ。
第一波は俺が散らすから一点集中で突破する。」
まあ判りやすくいえば、こんな雑魚の山を相手にしていられるほど道のりは短くないし、弾数だって多くない。

「ゲイザム、攻城槌だ。壁は全部潰して突き進んでくれ。
だが欲張るなよ。メインディッシュが遠のくだけだからな。
エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。
カーテンに穴が開いたらそのまま突き抜ける。
坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
そういいながら各自にデータを送る。
それぞれのナビモニターにはカーテンを突破し、数キロ潜行したところの横穴にマーカーが着いただろう。

そうしている内にディープシーカーのセンサーは直下からの熱源を感知。
奴らの武装は割れているんだ。
丁度いい、鏡面装甲の性能テストといこうか!

カーテンから無数の光点か現われると同時に俺はビーム拡散用のチャフをばら撒く。
大層な名前だが何の事もない、砕いた氷だ。
だが、ビームを確実に減退させ、その上蒸発して味方の邪魔にならない。
俺のお気に入りの一品だ。

無数のビームはチャフを蒸発させ、その勢いを減退させてディープシーカーに直撃。
が、ビームは尽く拡散し、弾かれていった。
「うは!こりゃ代金に見合う一品だな!
役目は果たした、後は頼むぜ!」
少々の衝撃だけでビーム弾幕を弾ききったその性能にわかっていながらも感嘆の声を上げてしまう。
だが関心ばかりしていられない。
ビーム類には強いがミサイルや体当たりに強いとは言えないからな。
カーテン自体までの距離はミドルレンジまで迫ってきている。
後退し、ゴリラと入れ替わりながら体制を整える。

174: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/18 23:27:56 0
>137>153>159
会議室の窓がビリビリと揺れている。
第四基地から三体の超古代文明ロボと一隻の重装甲艦が飛び立っているのだ。
距離はかなりあるはずなのだが、その威圧感は十分に伝わってくる。

月面遺跡ゴルディアスに向かう四人を見送りながら男は一人会議室で顔を歪ませていた。
「くっくっくっく・・・大英帝国の権威・・・か!愚かな!
せいぜい薄っぺらい権威にしがみついて足掻くがいい・・・!」
ドレイクを嘲笑い、男は姿を消した。

「因果乱流の子らよ、運命を打ち倒せ・・・!」

その呟きを残しながら・・・

#################################

ゴルディアス大回廊を進む一行に最初の洗礼が訪れる。
雲霞のように現われる超古代文明ロボ群。
大半が土偶とハチドリだが、中に大型のパンプシャーストーンも含まれているようだ。

#################################

第四基地組もゴルディアス潜入です。
時間軸は第六基地組と合わせてもずれていてもOK
ドレイクさんのアルラウネは第六基地組とは別ルートをナビゲーションしているようです。

カーテンはワンターンキルのNPC扱いでOKです。

175: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/18 23:28:32 0
>162
ご質問ありがとうございます。

TRPGまとめサイト「千夜万夜」
PC:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
携帯:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)

こちらの議論スレで応えておきましたので、そちらでお願いします。
お手数かけます。

176:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/18 23:56:04 0
>166
ナグルに乗り込むのはこれで三度目……本格的な戦闘ともなると初めて。
一度目は訳の分からぬまま機体に振り回されて無差別破壊、
二度目はただ基地に移動させるだけでしかなく。つまりコウキはナグルの性能を
把握できていない。ともすればアンジールよりも機体に不慣れかも知れない。
(当然、コウキはアンジールがAM24に乗るのが初めてとも知らない。)
コックピット内の機械類を恐る恐る弄って何とか機体性能と武装の情報だけでも
呼び出そうとするのだが、文字が出ても見た事のないもので内容を読み取れない。
そんな悪戦苦闘中に突然通信が入って、比喩でなく飛び上がってしまい頭をぶつけてしまう。
顔をしかめて痛みをこらえていると、向こうから話しかけてきた。

>「こちらアンジール、コウキだったな?俺とお前に与えられた役割は重要だ。
> お前も面倒だとは思うが古代兵器のパイロットに選ばれたお前の力を見せてもらいたい。」
『あ、はい……重要、ですか?なんか、見た感じ護衛とか必要なさそうですけど……
 え、選ばれたって……そんないいものじゃないですよ。疫病神を背負い込んだだけです……。』
実際、ナグルを見つけてからと言うものコウキの身に降りかかるのは不幸ばかり。
自分の意思でやったわけじゃないのに政府に危険人物として捕まえられ、
免罪して欲しければ遺跡に潜れと脅されて……力を見せろと言われても
ナグルの事は乗ってるコウキ自身すらほとんど分かってないのだ。もし自分が
正真正銘、紛う事なき役立たずと知ったら、比較的温厚そうなこの人も怒るだろうな……

>169
>フロントスクリーンにターゲットマーカーが点灯する。最初は7つ、あっという間に数百。
そんな事をぼんやり考えていたら、不意にアラートが鳴り響いてまたしても
頭をぶつけてしまった……同じところを。倍加する痛みに涙を流している暇もなく
レーダーらしい計器に反応がありあっという間に真っ白になって役に立たなくなる。
敵が来たらしい、それも団体様で。さぁっと血の気が引き、全身に震えが走り始めた。

>「さあ、どうする?」
どうするって、決まってるじゃないか。逃げ……たらダメなんだっけ……
でもナグルの識別可能限界なんか知らなくても分かる。敵は大群過ぎる。
たった五機に対して百単位で押しかけるなんて正気の沙汰じゃない。
押し寄せる敵の波に理性をあっさり吹っ飛ばされ、意識を失ってしまいそうになる。
だが最初の時もそうだったように、それこそがナグルの狙いらしく……
辛うじて意識はあるのに体が思うとおりに動かない。自分の意思が
体から切り離されて、まるで人形芝居を見る観客のようになってしまう。
遠くから見る自分はまさしく別人で、全部分かってるかのようにナグルを動かし始めた。

177:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/18 23:56:12 0
>172
>「坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
「了解。でも次からはきちんと名前で呼んでくださいね?」
“それ”は初対面からの印象とは程遠い、しっかりとした口調で言い返すと
エネルギーブレードを展開して白兵戦の準備を始める。同時に背部のウィングバインダーを
こそこそと動かしてエネルギートラップの生成と設置を行っていた。

結局、“それ”は手始めに敵の群れの中に目に見えないエネルギーの機雷をいくつか仕掛けた。
触れれば爆発するし、爆風や通常弾が接触すると誘爆して威力や範囲を増す。それだけならいい。
……だが、最悪な事にそれを『味方に伝えようとしない』。このまま突っ切ろうとすれば
サイズ的にまず間違いなくヘッジホッグかギガンティック・ゴリラが引っかかる。
何とか伝えようとするも体のコントロールを失っていて呻き声ひとつ出せない。
“それ”は通信しようとしてない……自分さえ無事なら他はどうでもいいらしく、
さらに不可解な事に無事に通り抜けられる自信もあるようだった……



【エネルギー機雷等々はこちらから送信した情報(どこに何をどれだけ仕掛けたか)
 を各自モニターとリンクさせると擬似的に見えるようになるものなんですが、
 それをしないと、『そこに何かあるみたいなんだけど何もないよ?』な状態になっちゃいます。
 よくわかんないエネルギーをセンサーが感知してるのにカメラは映してくれないわけですね。
 ガーディアンの方はお構い無しに突っ込んで来るかもしれませんし、
 危ないから避けちゃうかも知れません。下手したら『見えてる』奴もいるかも……】

178:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/19 00:27:41 0
>174
荘厳なゴルディアス大回廊を進む。
先頭を行くのはユーリの阿修羅、横にはレイのテクノジャイアント。
眼下には巨大戦艦アウラウネ。
こんなのが平気で通れる遺跡なんて誰が何のために作ったのだろう。
と、前方に蠢くゴマ粒の集団が見えてきた。
同時にMOEから、上からGPSで見たような情報が伝えられる。
土偶にハチドリ、それにバンプシャーストーンも所々。
全てさっき見たデータにあった守護古代ロボだ。
今までもたくさんの探索者たちが倒してきただろうに一体どこから沸いてくるのだろうか。
可哀想だけどいちいちためらっていたら最深部までたどりつけない。
先頭のユーリに通信する。
「数減らすから突っ込むのちょっと待ってね!」
相手の感知範囲内に入る直前、モップ型ロッドを掲げる。
わずか数秒で雷雲が生成され、古代ロボ軍を上空を覆っていく。
逆を言うとこの手の広範囲攻撃系超能力は発動まで
数秒のタイムラグがあるから乱戦になったら使えないのだ。
―サンダーストーム!
閃光が弾け、数百の雷が一斉に古代ロボ達を撃つ。

179:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/19 00:42:46 0
>177
>「了解。でも次からはきちんと名前で呼んでくださいね?」
コウキからの通信の返事は意外なものだった。
最初の蚊の鳴くような声の挨拶に比べるとまるで別物だ。
が・・・
「ああ、わかったよ、坊や。」
俺は素っ気無く応えて通信を切る。
コウキを馬鹿にしているわけでもないんだがな、どうにも子供は・・・
似ても似つかないんだがミノタウロスのあの糞餓鬼と重なって見えちまう。
そんな自分に舌打ちしていると、センサーがけたたましく警告音を鳴らす。

後方のナグルから【何か】がいくつも射出された。
超古代文明ロボの兵装は不明なものが多いが、これもその類だろう。
が・・・センサーの解析を見て俺の背中が凍りつく。
「あのクソガキ!!!これだから超古代文明ロボはっ!」
コックピットで毒づいて通信回線を開く。

「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
今更回避なんてしてられない。
このタイミングで俺の警告が間に合うかも妖しいが、いうしかない。

あのエネルギーフィールドとゲイザムとエルの攻撃でカーテンには大穴が開いてくれるだろうが・・・大きすぎだ!
だがこのくらいでうろたえていちゃゴルディアス探索はつとまらねえ。
敢えてコウキが射出したものだとは言わず、俺の脳ミソはフル回転だ。
想定外の味方の兵装を想定内に組み込む為にな。

ゲイザムはゴリラの装甲を信じてこのまま突っ切ってもらう。
エルはでかいの撃てば多少の減速があるだろうからそれに賭けるか。

俺もディープシーカーの突入速度を調整しながらバリアを強めに張って突入する。


>173
×坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
●坊や、少尉、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
失礼しました。

180:名無しになりきれ
08/09/19 01:51:36 0
携帯以外はまともだね

181:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/19 05:55:28 0
>>173
>「ゲイザム、攻城槌だ。壁は全部潰して突き進んでくれ。
  だが欲張るなよ。メインディッシュが遠のくだけだからな。
  エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。
  カーテンに穴が開いたらそのまま突き抜ける。
  坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
ゲイザム「がははははは!
       こいつは入れ食い状態だぜ!
       突破力ならコングの右に出る者は居ねえ!
       任せとけ!
       あと、ちょいとした礼砲を撃つから全員閃光に注意しとけよ!」

俺は礼砲代わりに正面のハチドリどもに範囲系のロケット弾をぶち込んでやった
爆風と共に5、6機近いハチドリや土偶どもが一瞬で吹き飛ぶ瓦礫に姿を変える
俺はギガントナックルを構えると、突破地点を見極めて一気に突撃しようとする
この雑魚どもは図体だけで、見た目ほどパワーは無い
背丈のある草むらを掻き分けながら突き進むようなもんだ

>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
  エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
ゲイザム「あんだとぉ!?
       畜生、誰がエネルギー機雷なんぞ勝手に展開しやがった!?
       もしかして、これも古代遺跡の罠だってのかあ!?」

俺はギガントナックルを構えてガードしながら、爆風の中を突き進む
周辺で不用意に近付いた雑魚どもも吹き飛ばされている
この程度の爆風ならゴリラの装甲は平気だが、閃光と衝撃がウザい
ロケットランチャーの弾頭に誘爆しては不味いので、砲口を閉じて封印する

ゲイザム「これはこれでなかなか楽しいものがありやがるな!
       おいエル、正面のデカブツをさっさと撃ちやがれ!
       機雷の爆破処理を俺がやってやってる間にな!」

俺はいきなりのスリルにゾクゾクしながら、力の限りゴリラを突き進ませる
機雷は次々と誘爆するが、戦術核運用型のAMが基になった重装甲は伊達じゃねえ
目の前に立ちはだかるように、ゴリラの倍近い図体の雑魚がそびえ立っている
ハンプシャーストーン、ビームをばら撒くしか能のねえデカブツボールだ
普段なら飛び掛って潰してやるところだが、生憎ガードと突撃に徹してそれどころじゃねえ
俺の今の仕事はこいつらをカーテンに包囲させずに突破することだからな
こういう時の後方支援、頼らせてもらうぜ

182:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/19 06:18:56 0
>>174
「………」
【ついに念願の遺跡探索へ出発と相成ったわけだが、素直に手放しでは喜べない】
【エア・シュリンセンシャの社の陰に見え隠れする大英帝国の陰謀】
【目的は遺跡内のオーバーテクノロジーだろうが、事はそう単純ではないだろう】
【そして、それ以上に気になるのが骸骨の水晶だ】
【こいつは本当に何者なのかさっぱり分からない】
【引っかかる物を多く抱えながら、僕は父さんの名を冠したロボと共に遺跡内を突き進む】

「他のみんなは僕の後ろに回って、僕のロボを盾代わりにして!
 こんな連中、いちいちまともに相手にしてられないからね
 ケイくんとモエちゃんが突破口を開いてくれてる後に続いて一気に突破しよう!」
【サンダーボルトが古代ロボたちを蹂躙した後、MOEに続いて進んでいく】
【かなりの数が蒸発したが、また別の場所からゾロゾロと出てくる】
【こんなの相手にしてたら、父さんたちだって持つはずなかったろうな…】
【邪魔なロボだけを押しのけたり殴り飛ばしたりする】

「あわわわ、押し迫ってきたあ…!」
【多数のロボを吹き飛ばして間もないのに、早くも再び囲まれる】
【思った以上の数の多さに戸惑ってしまう】

183:名無しになりきれ
08/09/19 06:26:03 0
ゲイザムとレイって同一人物だったのかよ
レスのつけ方が似てるからおかしいとは思ってたが…
掛け持ちは違反だってのみミスったみたいだな
さっさと失せろ

184:名無しになりきれ
08/09/19 06:31:34 0
話が佳境に入った瞬間にFOでもしてスレを瓦解させるつもりだったんだろう
スパロボスレで昔いろんなキャラで参加して荒らしてた奴と同様の手口だ
おそらく同一人物だろうな

185:名無しになりきれ
08/09/19 07:29:24 0
それはいつものこと

186:名無しになりきれ
08/09/19 11:41:08 0
>>183
バイトしたら?

187:名無しになりきれ
08/09/19 12:30:53 O
>>96もだけど、消えろ失せろが口癖なんだな

188:エル ◆GtzExfc62I
08/09/19 15:14:24 O
>「さあ、お出迎えだが、俺達が目指す場所は更に深い。
>カーテンは大群だが層は薄いんだ。第一波は俺が散らすから一点集中で突破する。」
薄い、ねぇ…この数を見て薄いだとかマジで言ってんの?呆れたわ、ホント。
流石に遺跡に潜って長いだけはある。指示も素早いし的確だ。
切り抜けてきた修羅場の数ってヤツだろう。腕前は正真正銘のホンモノ。
実を言うとアタシはこの大群を見た瞬間、軽く目眩がした。
アタシとラティフの間には、越えられない経験の壁が在る。悔しいけど認めるよ。
>「エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。」
「任せな!ド真ん中にデカい風穴開けてやるよ!!」
とりあえず今は…ラティフに命を預ける!
兄貴の事は後からでいい、生きて帰って、それからだ。

スクリーン一杯に広がる赤いロックオンマーカーの絨毯が、みるみる内に小さくなる。
それと入れ替わりに中央付近のマーカーがロックオンを示す三角形から四角形に…
更に四角形の色が赤から紫に変わった。ダブルロックからトリプル、クアトロロック。
狙うは巨大な球体型の古代ロボ、パンプシャーストーン。
「きれいさっぱり吹っ飛びな!!」
レールキャノンのトリガーに指を掛けた時、ラティフから通信が来た。
>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
>エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
「ハァ!?そういうのは早く言いなよ!!」
急いでメインスラスターの出力を絞るが間に合わない!!このままじゃ突っ込む!!
こうなったらもう一か八か、やるしかないじゃん。
オウガバトルにリンクしたミサイル、MB8-QH“フェアリー”の火力を信じてトリガーを引く。
タンクスカートの両側面に設置された6連装ミサイルポッド8基が、一斉に白煙を吐いた。

計48発のミサイルはそれぞれに軌跡を描きながら、群の中心に向かって殺到する。
>「これはこれでなかなか楽しいものがありやがるな!おいエル、正面のデカブツを
>さっさと撃ちやがれ!機雷の爆破処理を俺がやってやってる間にな!」
「機雷処理?バカ言ってないでさっさと逃げな!“そいつら”はアタシよりタチ悪いよ!!」
空になったポッドをパージしたのと、48匹の妖精が“384匹”に増えたのはほぼ同時だった。
フェアリーは多弾頭ミサイル、1発が8発の小型TNT爆雷に分裂する拠点制圧用兵器。
破壊力がクソ高い反面、分裂後はFCSの誘導が利かなくなるので一斉発射は扱いが難しい。
どこに撃っても何かしらへ命中する今のようなシチュエーションだからこそ出来た荒技だ。

最初の妖精が爆散した。
それが合図であるかのように、残りの妖精が連鎖爆発を起こす。
轟音が衝撃波に変わり、光と熱の狂宴が古代ロボの群を次々に飲み込んでいく。
吹き荒れる爆風がヘッジホッグに強制停止を余儀無くさせた。
それどころか、逆に後ろへ押し返され始めてる。これはマジで想定外。
件のエネルギー機雷を巻き込んだのか、本来よりも爆発の規模がデカいんだ!!


こうなっちゃったらホバー推進が仇になる。地面に浮いてる分、踏ん張りが利かない。
遠くにチラッとゴリラの後ろ姿が見えた。装甲の厚さは奴が自慢するワケだ。
ほとんど無傷に思えた。たぶんラティフも要領良く後退してるでしょ。
となるとボウヤとアンジールは…今どうしてるんだろう?
ハリネズミは滑るようにキリキリ舞い。
とてもじゃないけど、体勢を立て直すのに精一杯で見付ける余裕は無かった。

189:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/19 16:05:24 O
<キャラ作成用テンプレ>
名前:UNKNOWN
性別:-
年齢:-
身長:-
体重:-
体格:-
性格:機械的
経歴:何故か、ある時期より軍のファイルから記録が抹消されている。
過去には撃墜記録も残されている。
備考:射撃精度等の技術力は高い反面、戦術・思考が単純。
「遺跡に取り込まれた人間の亡霊」とも噂される。

<機体作成用テンプレ>
名前:強襲型可変機「インソムニア」
サイズ:25m
運動:通常320km/h、飛行形態840km/h
装甲:C…歩兵の携行可能な対戦車火器でもある程度通用
移動:B…浮遊
地形適応:宇C/空B/陸B/海-
【武装】
発火ミサイル(着弾によって発火。低弾速、低追尾性)
火炎放射(肩部からの熱量攻撃。射程が短い)
レーザーブレード(両腕から展開される近距離兵器)※人型のみ
【機体解説】
遺跡から出現する自律兵器の一種。人型形態と飛行形態を持つ。
主に遺跡外に襲撃を行うが、遺跡外での活動時間は限られる模様。
襲撃の被害自体は局所的で、軍も対処に消極的。
装備など一部には、現代兵器的な部分が見られる。
飛行形態では、胸の動力と見られるコアが露出。武装の偏りから中距離に弱い。

190:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/19 16:15:48 O
自分がいつから、何故、存在しているのか。
答えをくれる者は、ここには無い。

【ゴルディアス大回廊】
ケイのサンダーストームにより敵が大幅に数を減らしたのも束の間、
アルラウネの対空監視レーダーが、新たな敵機の出現を報せる。
その中に一機--アルラウネの重々しい排気音と不協和音を奏でるように、
蒼い影が独特の甲高い風切り音と共に、月の淡い人工大気を切り裂いてゆく。

インソムニア。ある時期から、遺跡外へ襲撃を繰り返す特殊ガーディアン。
いや、ガーディアン--守護者ではなく襲撃者と呼ぶべきか。
その矛先は、いずれも古代技術の解析に多大な貢献をした企業群であった。

「あれは人類に警告を与えているのだ」
そんな噂が囁かれるようになるのに、時間はかからなかった。

インソムニアは敵機に囲まれたレイの横を抜け、
アルラウネに並ぶように速度を合わせる。
25mの巨人の眼が、数瞬、艦橋のドレイクのそれと交差する。
その4つの赤い複眼は、どこか死者の眼を思わせた。

次の瞬間、飛行形態をとったインソムニアは急速にアルラウネを離れ、
アルラウネとケイ機、レイ機にミサイルを放つ。
それぞれに3発ずつ。いずれも正面からの接近。
ダメージよりも威嚇と牽制を狙った物だろう。
インソムニアは再び人型に戻り、慣性に乗ったままユーリ機に袈裟斬りをしかける。

191:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/19 18:52:53 0
>169>173>176
>『あ、はい……重要、ですか?なんか、見た感じ護衛とか必要なさそうですけど……
>え、選ばれたって……そんないいものじゃないですよ。疫病神を背負い込んだだけです……。』
緊張などでまともに動かないまま死んでしまったら面倒なので声をかけたが、
思った以上に卑屈なコウキに思わずため息をついてしまうアンジール。
しかし、どうあっても卑屈になっているんじゃなくしっかりと戦力になってもらわないと面倒なことになるのだ。
「まあ、とりあえず自分の役目は果たせ……」

大回廊の中ほどに差し掛かったあたりからレーダーに点が急激に増えていく。
モニターごしに映るのは凄まじい数の無人機……並列処理が追いつかないほどFCSが反応し続ける。
ロック距離とロック速度、そして並列処理機能を強化してあるこのFCSにはマルチロック機能というものがない。
そのためFCSはどれを優先的にロックしたらいいか分からずロックがぶれてしまっている。
>「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」
「……やれやれ、面倒なことになったな」
仕方ないのでFCSを停止させることにする、どうせこの数だ、FCSなどなくても撃てばあたると判断したのだろう。
>「坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
ラティフから送られてきたデータを受け取る、するとモニターにマーカーが映る。
「了解した、少々面倒そうだが特に問題はないだろう」
カーテンを抜けた先のようだ。アンジールは駆動系や油圧計に問題がないか見ながら冷静に応える。
ラティフがビームチャフを展開しカーテンから放たれるビームを減衰させていく。
しかし、このゴルディアスでは作戦通りに事が進まないのが常……
自分の間横にいるナグルから放たれたエネルギー反応……すぐにアンジールは異常に気づく。
>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
>エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
すかさずセンサーから導いたエネルギー反応がある場所の情報をモニターとリンクさせる。
するとうっすらだが視界情報としてどこにエネルギー反応がするのかが見える。
見てみるとかなりの広範囲に仕掛けられている。
「コウキか……面倒な奴を連れてきてしまったものだ」

>「機雷処理?バカ言ってないでさっさと逃げな!“そいつら”はアタシよりタチ悪いよ!!」
そしてヘッジホッグが放ったのはMB8-QH……しかしまさか一斉発射だとは思わなかった。
アンジールはミサイルの爆破に巻き込まれないために胸部全面のブースターを瞬間的に吹かし急停止する。
AM24は機動戦を意識した構造になっているので普通のスラスター類に加え左右と前後ろに急加速ようのブースターがついている。
そのため急激な加速と減速、それによるFCSのかく乱ができるようになっている。
フェアリーは次々にエネルギー地雷と共に連鎖爆破をおこし敵を飲み込んでいく。
巻き込まれかねないラティフとゲイザムを助けに行こうという考えも頭をよぎったが面倒が嫌いなアンジールが下したのはただ見ているだけだった。
「まあ、あの二人ならば大丈夫だろう。そう易々と死ぬような人間には見えないしな」
すると爆発を抜けてガーディアン達がこちらに向かってくる。現在後ろで姿勢制御できずに踊っているヘッジホッグは無防備だ。
アンジールは間髪いれずスラスターを吹かし右へ左へと移動する。操縦桿を握るアンジールに迷いというものはない。
無人機のFCSをかく乱させ相手の弾丸はあちこちを掠める程度で当たらない。
「所詮無人機だな……まあその方が面倒がなくていいが」
そして右腕にマウントされているアサルトライフルの引き金を引く、重々しい音と共に徹甲弾が発射されハチドリタイプを撃ち落とし、
ブースターを駆使しながら機を旋回させ土偶タイプの後ろへと回りこむ、
常人なら気絶するGが発生する中でアンジールの顔は平静そのものだ。
「餞別を使うか……」
AM24の左腕が強烈に発光し、レーザーを収縮した赤い刀身が現れる。
赤い刀身が土偶へと振られその動体を焼き切り真っ二つにする。
「エレクトラ、姿勢制御ができしだい俺の後についてこい。コウキ、お前もだ、今のうちにマーカーまで行くぞ」
通信を入れ振り返ることなくアンジールは機をさらにやってきた敵へと向かわせる。


192:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/19 22:49:37 0
>>178
ゴルディアス大回廊を進む古代兵器チームの先頭を任せられているユーリは常に前方に意識を向けていた
(広いな、月にこんな広い場所があるんだな)
そんなことを考えていると前方に敵と思われる集団が見え戦闘態勢に入ろうとした矢先に
>>「数減らすから突っ込むのちょっと待ってね!」
でばなをくじかれるような通信が入る。いきなりのことだがとっさに機体を停止させる
その一瞬後、眼前の敵集団に雷が降り注ぐ
「なかなかの威力だ!そのまま援護を頼む!」
ケイにそう伝えるとレイから通信が入った

>>182
「他のみんなは僕の後ろに回って、僕のロボを盾代わりにして!
 こんな連中、いちいちまともに相手にしてられないからね
 ケイくんとモエちゃんが突破口を開いてくれてる後に続いて一気に突破しよう!」
ユーリはレイの後ろに回ろうとはせず逆に前に出て敵を切り倒していく
「俺とお前のツートップだ!いくらお前の機体が頑丈でも一人じゃ無理だ!」
(デブが!一人でかっこつけようとしやがって!)
そう言って突っ込もうとした刹那

>>190
仲間に攻撃を仕掛けたあと新たな敵がユーリに切り掛かった
いきなりの攻撃に反応が遅れるが刀を鞘から半分ほど抜刀した状態で受け止めた
「くそ!!」
敵を前蹴りで蹴り飛ばし距離を取り剣を刀から完全に抜く
「いざ勝負!」
気合いを入れるのと同時に跳躍し上から切り掛かり着地した瞬間に刃を変えし大地を蹴り上げ一気に剣を振り上げる

193:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/19 23:13:41 0
>181>188
バリア出力を張り、突入速度を調整しながら進んでいく。
その最中、エルとゲイザムの怒声がスピーカーから響きが、それを聞いて俺の頬は歪んでいた。
恐怖?歓喜?
多分両方ともでだ。

ワイヤーアンカーに予備アームを接続して射出。
オクトバの後継機クラーケンのテンタクロスシステムを参考に自前で作った簡易テンタクロスシステムだ。
予備アームは前を行くゴリラへと伸びていく。

目の前で起きる大爆発。
「ああ、エル。お前の警告は正しい。
どいつもこいつも規格外だ!が!ゴリラも規格外だって見てぶっ飛べ!」
俺がなぜゲイザムにそのまま突っ込めと言い、エルには回避しろと言ったか、その訳が直ぐにわかるだろう。
コックピットで笑ったのが効いたのか、ヘッジホッグが体制を崩して滑っていくのが見える。
流石に冗談ではすまないがどうする事も出来ない。
それよりも自分の身をどうするかで精一杯だからな。


洗礼のカーテン中央で大爆発が起きる。
爆炎から飛び出してくるのはゴリラの機体。
そして、その背後に俺がしっかりといるわけだ。
「わっはっはっは!数年ぶりだがタイミングってのは合うもんだな。」
洗礼のカーテンを抜け、ゲイザムへと通信を入れる。

大量の敵の中央突破の際、ゴリラの装甲とパワーを全面的に押し出して突貫するのは俺達の得意パターンだった。
だが、ゴリラ自体は突破できてもあとが続けなくちゃ意味がない。
特にディープシーカーのように突破力にそれ程特化してないお荷物をどうするかってのが課題になる。
そこで、ワイヤーアンカーに接続した予備アームでゴリラの腰を掴み、牽引してもらう、というのが今やったことだ。
早い話ゴリラを盾にしたわけだな。
お陰でほぼ無傷で突破できた。

そのまま俺達はルート設定された横穴に入る。
さっきの爆発で開いたカーテンの穴が再び覆い尽くされるまで暫く時間がかかるだろう。
ディープシーカーのレーダーにも三つの光点がしっかり表示されている。
ああ、そうさ。
奴らがこのくらいでくたばるなんて思っちゃいないさ。

センサーを張り巡らせながら横穴で後続の三機を待つことにした。

194:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/19 23:47:19 0
>179
>「ああ、わかったよ、坊や。」
言ったばかりなのにやっぱり坊や呼ばわり。
しかし“それ”は怒りもせずただ張り付いた笑顔のまま
『ふふふ、素直じゃないねぇあの人……
 ね、“キミ”もそう思うだろ?』
“それ”が自分のほうを見てそう言ったのに驚いた。
どうやら“それ”には自分がそこにいるように見えているらしい。
「……いったい君は誰なんだ……?」
思わず口に出してしまったが、すでに“それ”は
モニターに視線を戻していた。
『ふふ、見なよ。ゴリラが突撃しているよ?
 あれだけの数の機雷と敵機の爆発にびくともしていない。
 頑丈だねぇ、乗ってる人の性格がよく現れてて面白いよ。』
カーテンとの衝突をまるで見世物の様にでも思っているのだろうか?
ちっとも緊迫感とか危機感とか抱いてないようにしか見えない。
……機体の真ん前にいるヘッジホッグを壁代わりにしているからだろうが。

>188
>それどころか、逆に後ろへ押し返され始めてる。これはマジで想定外。
しかし、そうやって要領よく立ち回っていると、
ヘッジホッグとの距離が近づいてるのに“それ”は気づいた。
どうやら爆発の規模が大きすぎて押されているらしい。
しかもヘッジホッグの移動方法はホバー、こういう時の踏ん張りのなさは
攻撃力と共にピカイチ、そのせいでバランスを持ってかれて挙動不審だ。
『おっと、危ない危ない……いい加減前に出ないとね。
 こんな泥酔状態じゃ自慢の火力もデッドウェイトだろうし。』
危うく振り回されてたガレキオンの砲身に薙ぎ払われそうになって、
さっさと避けて今度はヘッジホッグを真後ろに位置する場所に陣取る。
味方に機雷のことを教えなかったくせに今度は普通に戦おうとする……
何を考えているのか、まったく理解できない。

195: ◆xK7dfy5P/g
08/09/19 23:50:48 0
>191
>無人機のFCSをかく乱させ相手の弾丸はあちこちを掠める程度で当たらない。
『へぇ、やるねぇ。ああ言う急制動もいいなぁ。
 さて、仕掛けた機雷は全部花火に変わったし射撃戦でもしようかな?』
アンジールの動きにかく乱され動きの鈍ったガーディアンにミサイルを撃ち込んで
破壊する。しかしミサイルの発射スピード、弾数共に大したことはないせいで
本来の動きを取り戻したハチドリ数機が高速で突っ込んでくる。右手の
ブレードで応戦するがことごとく避けられ、お返しのビームを全部食らってしまった。
『……やっぱり近距離戦はダメだね、ミサイル発射口ふたつにウィングバインダー一基、
 左腕部のコントロールまでやられるなんて……仕方ない。』
いくら装甲が厚い部類ではないとは言えここまでのダメージを負う事は想定外だったようで
“それ”の顔にいくらかおかしいなぁと言いたそうな表情が浮かぶ。だが次の瞬間、
こともあろうにブレードをしまってしまったではないか!いったいどういうつもりなのだろう。

『結局相手の土俵に乗っかるのはバカってことさ。
 【投網】で捕まえて【食事】をするよ。ちょっと早いけどね。』
言うなりウィングバインダーを作動させてエネルギーをクモの巣状に生成、
切り返して追撃しようとしたハチドリをまとめて絡め取ってしまった。
この投網は電磁ネットの役割を果たし、捕らえられたハチドリは行動不能に陥る。
『……まずそうだけど、いただきます。』
動きの止まったハチドリの内の一機に右手を突き刺すと、急速にハチドリの
エネルギー反応が消失していく。ハチドリのエネルギーを奪っていると言う事か……
捕まえたハチドリ全部のエネルギーを奪い終えると、いくつかのアラートが消える。
『左腕部とバインダーの機能はある程度回復したか。ミサイルはいいや、所詮サブだ。』
口調と表情から、思ったよりも回復しなかったらしいが……
エネルギーを奪って機体を修復できると言うのはあんまりにもあんまりだ。

>「エレクトラ、姿勢制御ができしだい俺の後についてこい。コウキ、お前もだ、今のうちにマーカーまで行くぞ」
アンジールから律儀にも通信を入れてきた。一時的に圧力の減った今のうちに前進するとのこと。
『僕はおねえさんの護衛を任されました。
 スカートの中に入ろうとする不埒者の相手をしますからお先にどうぞ。』
ナグルの性能ではAM24に追従するのは無理、なら足が遅くておっちょこちょいな
どじっこおねえさんのスカートの中を覗かれないようにする方がいい、と言いたいようだ。
『おねえさん、遠くの敵は任せますね。
 その代わり懐近くは僕が何とかしますから安心してください。』
先ほどハチドリごときに接近戦を挑んで不覚を取った奴のいう事ではない……
一刻も早い姿勢制御の完了と前進の再開を期待しているのは言うまでもなかった。

>193
>そのまま俺達はルート設定された横穴に入る。
そんなやり取りのうちに、ゴリラとシーカーは設定された横穴に飛び込んでいた。
ゴリラはいい、シーカーがどうやって突破したのか……見てないからはっきりしないが
たぶん自分もやろうとした事をやったんだろう。羨ましい限りである。

196:名無しになりきれ
08/09/19 23:52:36 0
コテの人たちにはケジメを付けてもらいたいね
ゲイザムとレイが同一人物掛け持ち野郎だったってこと理解してるのか?
別人になりすましての掛け持ちが違反だってことぐらい、なな板の住人になら分かるだろ?
つまりゲイザムは荒らしだってこった
荒らし行為を行ったゲイザムの存在を認める?
イレギュラーは後々のことを考えて排除するのが常識だろう?

現状に影響が無いからって放置してんじゃねえよ
ここは掛け持ち自演推奨のスレなのか?
そうなったら最悪ここは無法地帯になっちまうぞ

197:名無しになりきれ
08/09/20 00:08:11 0
>>196
解ったから避難所へ行こう、な?(AAry

198:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/20 00:25:19 0
>182 >192
>ケイくんとモエちゃんが突破口を開いてくれてる後に続いて一気に突破しよう!」
「ちょっと無理っぽいかも!」
……と言ったときには遅かった。
レイの機体は巨大なだけに移動速度はそんなに速くない。
取り囲まれる事は目に見えていた。守護ロボットの知能が高くないのが救いだ。
敵の移動速度と行動パターンに照らし合わせて瞬時に演算し
取り囲まれる位置を割り出して精神統一する。
―レーザーリフレクション!
敵機のレーザーが作動する直前
取り囲まれたレイの機体の周囲にレーザーを正反射する層が出来る。
これで砂糖に群がっているアリのような敵機達は自爆するはずだ。
そうしている間に僕も敵の群れの中に突入しつつあった。
モップを一閃、モップの毛の部分が針のようになって発射され敵機を撃ち落す。
これがMOEの通常攻撃にあたる。ちなみにモップの毛はすぐに再生される。
一方ユーリは前でガンガンやっている。
性格までてっちゃんとそっくりだよ……。メデューサに捕まらなきゃいいんだけど。
もしかして僕たちってチームワーク皆無!? まあ初心者の集団だし仕方ないか。
>>190
なんて思っている場合ではない。新手の機体が現れた。
なぜか古代技術の解析に貢献した企業ばかり狙う謎の強襲型可変機インソムニア!
名前は知っているけど詳しいデータは知らない。
当然狙っているのはアウラウネ。ここは一発大きいやつで撃ち落そう……
と思って思いっきり能力発動体勢の時にいきなりこっちにミサイルを撃ってきた。
しかも3発。……聞いてないよ!
とっさに華麗な棒術でモップの柄のほうで叩き落そうとする。
当然、ミサイルにそんな事をすると爆発する。
なんともマヌケだけどこの機体のデータがまだ
メモリーに入っていないので対応できなかったのだ。
直撃とはいかないまでも至近距離で爆発が起きた衝撃で吹き飛ばされるのだった。

199:名無しになりきれ
08/09/20 07:56:01 0
>>196
掛け持ち自演なんてどこでもやってる

200:名無しになりきれ
08/09/20 14:45:06 O
>>199
嘘ついて自演擁護するなよ
鳥変えての自演を許してるスレがなな板のどこにあるんだ
おまえの頭の中以外ないだろ

201:名無しになりきれ
08/09/20 15:07:06 O
>>200
わかったから議論スレ行け
行けないならお前は荒らしでしかない

202:名無しになりきれ
08/09/20 15:07:54 0
鳥変えようが変えまいが掛け持ちと自演は荒らし行為だけどな
現状維持を優先したい気持ちは分からんでもないが、荒らしは追い出すべきだ

203:名無しになりきれ
08/09/20 15:19:27 0
掛け持ちが荒らしってどこに書いてあるの?
ソースよろ

204:名無しになりきれ
08/09/20 15:27:30 O
>>201
ゲイザム乙
鳥つけてまた参加する根性あるならいってやんよw

205:名無しになりきれ
08/09/20 16:34:08 0
他の奴が許しても俺が許さんよ
ゲイザムかレイがまた書き込んだりしたら荒らす
別キャラでも同一人物と思しかったりしたら荒らす
このスレはゲイザムのせいで荒れる
分かったら失せろよ、おk?

206:エル ◆GtzExfc62I
08/09/20 19:37:36 O
とんでもないGに全身がギシギシと軋む。それはハリネズミも同じ。
「こんちくしょおおおおおおおッ!!!」
ハリネズミの特徴と呼べるセパレートウェポンラックは今、武器を一切積んでない。
代わりに積んであるのは…超特大のスラスターバインダー!!


OPB-VS12“ワイバーン”。ウェポンラックの全スロットを使う怪物級のブースターだ。
加速推進用メインバーニア1基と、姿勢制御用スラスター11基で構成されている。
このセットが機体左右に装備された事によって重量級の機体も高速で移動が可能になる。
だが、あくまでも直進する場合のみであって、機動性自体が向上する訳ではない。


アタシは咄嗟に左側のメインバーニアを点火させる。無理矢理にでも停める為だ。
と同時に、右側の機体固定用アンカーを射出。3本の長い爪痕を残してようやく停止。
アンカーは荷電粒子砲を撃つ時に機体のブレを無くす為の装備だったけど…
無茶な使い方をしたせいで、完全に使い物にならなくなってしまったみたい。
「まいったね…これじゃあ撃てないじゃん。」
撃とうと思えば無理して撃てる。但しその場合は“標的”に当たる確率はガタ落ち。
荷電粒子砲発射の反動は、シミュレーションでしか試してないけどハンパない。
今みたいな感じにバランスが崩れるのは避けられないはず。
だから底部に左右6ヵ所、機体を地面にがっちり固定するアンカーが在った。
でも右側の3ヵ所が壊れてしまった以上、荷電粒子砲を撃つのは大博打ってワケ。

>「エレクトラ、姿勢制御ができしだい俺の後についてこい。コウキ、お前もだ、今のうちにマーカーまで行くぞ」
アンジールからの通信で初めてアタシは助けてもらっていた事に気付いた。
ハリネズミを停止させるまでの約5秒間、迂闊にも全くの無防備だった事を恥じた。
それをフォローしたのがアンジール。いつもムスッとした感じだけど、イイ奴じゃん。
「いやあ、久し振りに死ぬかと思ったわ。アハハ…ってちょっと待ってよ!」
アタシがお礼を言い終わる前に、さっさと向こうに行ってるし!!
レーダーを見ればマーカーに重なってラティフとハゲの機体が表示されている。
やっぱりあの2人は無事に抜けてたんだ。
「コラ!助けてくれたんでしょ!?だったら礼ぐらいちゃんと言わせろってば!!」
置いてかれちゃ困る。両方のメインバーニアを稼働させてアンジールの後を追いかけた。

>『おねえさん、遠くの敵は任せますね。
>その代わり懐近くは僕が何とかしますから安心してください。』
ん?なんかこの子…性格変わった?さっきまでオドオドしてたと思ったけど。
もしかしたら操縦桿を握ったら別人みたいになるタイプ?あ、でもそりゃ無理か。
基地からここまで機体を操縦して来たんだもんね。性格変わるなら基地からでないと。
まぁいいや、この先は今の大群なんかよりキツい敵がゴロゴロしてるんだ。
戦力として頼りになるなら、別に気にしなくても平気平気。
「ボウヤ、せっかくのエスコートを悪いんだけど、置いてっちゃうよ?」
サラマンダーのメインバーニア2基が、本格的に火を噴き出してハリネズミは急加速した。

敵が次々に寄って来るけど、全身の機関砲が吐き出す20mm徹甲榴弾が片っ端から叩き落とす。
「遅れてゴメン、普通にアタシのミスだわ。」
細い通路(…と言っても充分広いけど)の先で待ちくたびれてるであろう2人に通信で詫びた。


207: ◆GtzExfc62I
08/09/20 20:01:26 O
今回登場したハリネズミの装備、サラマンダーについて補足です。
この装備はACFAというゲームに出てくるVOB(ヴァンガードオーバードブースト)が元ネタです。

この作中では短時間だけど機体を急加速させる事が出来る装備です。
もちろんカーブを曲がるのは不可能で、急停止も不可能。
月は地球と重力の強さが異なるので、バーニア起動は3~4秒程度で充分な推進力を得られます。
長時間の連続使用には適しません。それはエネルギーが本体からの供給ではない為。
バインダー内部に燃料タンクが内蔵されています。早い話が“使い捨て”品なのです。

ハリネズミが常識外れの重装備なのも、月面での運用を前提に設計されているからです。

208:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/20 20:33:14 O
袈裟掛けの一撃は、紙一重で阿修羅の刀に食い止められる。
続けざまに重い前蹴りを受けたインソムニアは
回廊壁面を擦りながら吹き飛び、ハチドリとぶつかってようやく停止する。

高機動型の為か、インソムニアの機体重量は極端に軽く
質量攻撃の衝撃が効果的なダメージとなるようだった。

スタイルこそ違えど、互いに近距離戦闘を得意とする機体同士。
微妙な距離を置いたまま、文字通り真剣勝負の張りつめた空気が流れる。

一瞬の膠着を破ったのは、阿修羅だった。
阿修羅は一挙に高度を上げ、インソムニアの視界内から消える。
上方、視界外からの一撃。決まればインソムニアをたやすく両断するだろう。

しかし、これはインソムニアも予測済みの事。
かざされた右手のブレードが阿修羅の太刀と衝突し、光の粒子を散らす。
--だが、阿修羅の太刀は一の太刀に留まらない。

上方に集中していたインソムニアは返す刀の
斬り上げに対処仕切れず、胸部から顔にかけて大きな亀裂が刻まれる。

しかし、感情の無いインソムニアが怯む事は無い。
刀を振り切り、腕の伸びきった阿修羅に視界を覆う程の火炎を吹き付け、距離をとる。
……逃走ではない。次の一撃の為の助走距離をとったのだ。

紅い4つの眼が光の尾を引く。爆発的な加速度を乗せた突き。
損傷を負った状態での長期戦は不利と判断したのだろう。
突きは外せば隙が大きい。だが、当たれば致命傷は免れないだろう。
阿修羅のコクピット部めがけ、光が伸びる。

次第に、周囲の敵のカーテンも厚くなっている。
目標地点となる侵入地点に近付きつつあるのだ。

それを拒むかのように、横穴から現れた巨大な影が第4基地部隊全体を覆う。
通常より遙かに巨大なパンプシャーストーンだ。
それと同時に飛び出したハチドリの一群が、吹き飛ばされたケイとモエを
巣に引きずり込もうと群をなして掴みかかる。

巨大パンプシャーストーンの全身がぼんやりと光り始める。
他の古代兵器もろとも、全身発光を浴びせるつもりなのだろう。

【第4部隊が大方突入に入ったので、個人的にこちらもそろそろかと思う。
初戦闘なので巨大敵機は各人、自分の見せ場にしていただきたく思う】

209:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/20 21:22:51 O
>>190
【華美ながらも実用的な造りの艦橋には数十人のエア・シュリンセン社の兵士が
それぞれ操縦やオペレートなどの業務に辺っており
その一段高い奥の座席にはドレイクが紅茶を飲みながらガラス越しに外を見つめていた
その時、レーダー担当の兵士が大声で敵機の襲来を叫ぶ】

兵士A「レーダーに識別不能な影を確認!
恐らく遺跡の防衛兵器と思われます!」
「やはりな…もう出てきたか…
し…しかし…何と……」

【襲来はある程度予測していたようであったが
改めて ガラス越しに見えた赤い四つの目に言葉を失った】

「何としても…あの技術は手に入れねばな…
私は他の奴らとは違う…

至急砲座を展開し 応戦しろ!!」

【すぐに冷静さを取り戻し的確に指示を下す
だが その瞬間 艦橋に振動が走った
そして兵士が慌てて状況を報告する】

兵士B「第7区画付近に被弾!!
損傷は軽微と思われます!」

兵士C「敵機より被弾!各部門は大至急現状を報告せよ!繰り返す…」

【損傷は軽微と言えど攻撃を受けた事に変わりは無く
兵士達は緊張した面持ちで処理にあたる】

「ふむ…アルラウネを後退させろ!
それと我々の部隊は出撃させなくていい…艦内で待機させておけ…
さて古代兵器の力とやらをじっくりと拝見させてもらうとしよう…」

【ドレイクは艦を後退させるよう淡々と命じた後
手元にあった紅茶を口に含んだ
アルラウネは機関砲や機銃を展開しつつ ゆっくりと後退していった】


210:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/20 21:47:19 0
>206
>「ボウヤ、せっかくのエスコートを悪いんだけど、置いてっちゃうよ?」
>サラマンダーのメインバーニア2基が、本格的に火を噴き出してハリネズミは急加速した。
>敵が次々に寄って来るけど、全身の機関砲が吐き出す20mm徹甲榴弾が片っ端から叩き落とす。
せっかく背伸びしてキメてみたのにあっさり流され、
ヘッジホッグはその重量に見合わぬ速度であっという間に前進していった。
途中の迎撃にはそれこそハリネズミよろしく各部に取り付けた機関砲で対処し、
敵機を穴だらけにしながら進む様は暴走戦車と言った様相を呈していた。
『やれやれ、今の年じゃエスコートは様にならないかな?
 ……っとと、置いてけぼりはご勘弁。ともあれ、殿は願ったり叶ったりなんだな。』

“それ”はヘッジホッグが横穴に入った頃にようやく加速を始めさせた。
それを見た残った敵機が踵を返して追撃しようとするが、直したばかりの
ウィングバインダーから機雷を射出、先頭のハチドリの進路上に配置すると、
ブレーキを掛ける素振りもなくハチドリは機雷に接触、爆発した。
『案の定、下っ端にはこれは見えないみたいだねぇ。
 もしかしたら感知すらしてないかも……ありがたい話だよ。』
爆発の衝撃で速度が上昇し、横穴が近づいてくる。
その間に追撃を防ぐため機雷を機体後方にばら撒き、最後にスパイダーネットを
設置してそこを通行止めも同然の状態にしてしまった。だがそちらに気を取られている内に
加速しすぎて危うく通り過ぎてしまうところだった。とっさに直したばかりの
左腕部で壁の出っ張りを掴んで通り過ぎるのを防ぎ、向きを変えて
推進力を相殺して横穴へと入る。しかし今の無理な使い方でまたしても
左腕部の調子が悪くなってしまう。操作してもほとんど動かない。
『はぁ、まただよ。直りかけは無理させるなってほんとだね。
 ……ここまで来ればしばらくは大丈夫だろう。じゃあ後よろしく。』
「は……?……あ、あれ…動く。」
“それ”は美味しいところだけ持っていってさっさと引っ込んでしまったらしい。
ぼーっと眺めていたのが急にそんな事を言われて視界が切り替わったせいで
軽いめまいがする……だが不思議と震えは止まっていた。まだ“それ”だった
影響でも残っているのだろうか。
「えーっと……とりあえず、遅刻してすみません……。」
その通信も向こうから聞こえる爆音にかき消されがちで届いたかどうか……

211: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/20 22:15:58 0

#####################################

スレが騒がしいですが、見解と裁定をかいておきました。
ゲイザムさん、レイさんをはじめ参加者の方、興味のある方は見てください。

TRPGまとめサイト「千夜万夜」
PC:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
携帯:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
こちらの議論スレです。
ご意見などある方は上記スレまでおいでください。
以上で騒ぎは終了。

これ以降、質問・議論は上記スレにお願いします。

#################################

212:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/20 23:33:29 0
>208
衝撃で数秒間フリーズ。
MOE(バーカバーカ! 真面目にやらないと相棒クビにするですよ)
……それだけは勘弁。
気がついたときには……大勢のハチドリに掴まれて運ばれていた。
ぬわーーーーーーーっ!と叫びたい気分だ。
向かう先には……無数のハチドリが蠢く穴がある。
まさに鳥の巣。そして僕らはトリのエサ!?
いやいや、この人達(?)も僕も古代兵器、共食いなど断じてイケナイノダ!
思念で話しかけたりも出来るはずだけど説得は無駄である。
この守護ロボット達はどう見ても侵入者を排除するための
プログラムしかされていないからだ。無駄だと分かっているけどあえて聞く。
(ねえ、君達は何を護っているの?)
案の定、そっけない答えが返ってきた。もちろん実際には漠然とした思念のようなものだ。
(は? 何言ってんのコイツ)
(俺らが何護ってるかお前知ってる?)
(知らね)
(どうでもいいじゃん、侵入者はボコるだけだし?)
(てか護るってどういう意味?)
実はこれが狙い。処理できない情報によって起こったエラーによって
ハチドリ達の力が緩んだ今がチャンス!
(そうか、知らないんだ……僕と一緒だ……ね!)
ハチドリ達を一気に振り払う。
(意味わからんし! この場でコロス!)
一匹のハチドリが混乱しながらビーム砲を撃とうとする。
それを捕まえて体の前に掲げた。放たれたビームが他のハチドリ達を撃ち落す。
最後にそのハチドリをモップ針で突き刺して粉砕する。
(こ……の…外道があああああああ!!)
(ごめんなさい……)
なんとか切り抜けたけどこの手はもうこれっきりにしよう。
こんなのを聞いてたら感情プログラムが崩壊しそうだ。

一難去ってまた一難。
ハチドリに囲まれていた間に現れていた
特大のバンプシャーストーンが怪しげな光を発しつつあった。
多分全方位ビームだ。まともにあたったらとてもマズイことになる。
そこで広範囲ビーム防御用能力を使用。これならすぐに発動できる。
―ダイヤモンドダスト!
辺り一帯に輝く粒が舞う。見た目は大層だけど空間に氷の結晶を生成しただけ。
一つ一つは極小だけど無数にあるため、ビームをかなりの割合で遮断する。

213:名無しになりきれ
08/09/20 23:40:08 0
携帯って碌なのがいないね

214:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:14:02 0
名前:レオナ・オハラ(小原玲於奈)
性別:女
年齢:16歳(3年前からこの年齢で止まっている)
身長:162cm
体重:54kg
体格:ややグラマー
性格:狂気
経歴:古代兵器「ガンオー」のパイロット。公式では既に死亡扱い。
備考:古代兵器を駆って遺跡内を徘徊し、破壊行動を繰り返す狂気の少女。
   公式記録の上では既に死亡したことになっており、敵として認識されている。
   3年前にオバリス社の支援を受けて遺跡に降り立った調査部隊に所属していた。
   また、同部隊を壊滅させた張本人でもある。
   元々は心優しい控えめな少女だったが、破壊と殺戮を楽しむ狂気の性格に豹変している。
   一説には、「パラサイト」に乗っ取られた影響とも言われる。

名前:ガンオー
サイズ:33m
運動:B
装甲:B
移動:B
地形適応:空A陸A海C空A
【武装】
ガンオーバルカン(頭部に2門搭載されたバルカン砲)
ガンオーライフル(照準装置付きの高出力ビームライフル)
ガンオーブレード(背部に2本搭載された非実体式のビームブレード)
ガンオーシールドビーム(ガンオーシールドから照射される拡散ビーム)
ジャッジメント・ストライク(全身から無数の誘導ビームを発射して全てぶつける)
【機体解説】
レオナ・オハラが搭乗機としていた古代兵器。
現代兵器に似通ったコンセプトを持ち、突出した性能を持たない珍しいタイプ。
シンプルかつスマートな人型で、黄色と白の機体色と大きな可変翼が特徴的。
非常にバランスが取れており、オバリス社製の主力AM「ARV-07」の基にもなった。
3年前の調査部隊に属したが、「パラサイト」にパイロットごと乗っ取られる。

名前:エネミー・ガンオー
サイズ:44m
運動:C
装甲:A
移動:B
地形適応:空A陸A海A宇A
【武装】
スターク・ガンオーバルカン(砲門を2連装に増やし、弾頭をビームに変更した強化型)
ハイパワー・ガンオーライフル(大型化し、有機的なフォルムになった)
パワード・ガンオーブレード(大型化し、有機的なフォルムの一振りの実体剣となった)
メガ・ガンオーシールドビーム(ガンオーシールド中央部の「目」から赤いビームを照射)
スパイラルスレイヴ(後光のような背部ユニットから展開されるオールレンジ兵器)
ジャッジメント・ストライク・インフェルノ(ビームが赤くなって威力が増した)
【機体解説】
パラサイトに乗っ取られたガンオーが変異した姿。
一説に、変異ではなく封印されていた機能が全て解放された姿とも言われる。
一回り大型化したうえ、機体色は赤と黒の禍々しいものに変化している。
それに合わせて各武装も出力強化や大型化が為され、より強力になっている。
装甲は堅牢になったが、機動性はかなり低下しており、バランスの良い性能とは言い難い。
他の古代守護ロボを従えたりもするが、多くは味方ごと攻撃している。

215:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:40:00 0
「ひっ・・・・、い、イヤ・・・・。」

何時ごろからだったろうか。
私がこんな風になってしまったのは。

隊長「レオナ、離脱しろ!
   直ぐにその場を離れるんだ!」
隊員「駄目だ、新種を前に完全に腰が抜けていやがる!
   ああなっては助からん、見捨てて逃げよう!」
隊長「馬鹿を言うな!
   あの機体は我が社の貴重なデータサンプルなんだぞ!」
隊員「冗談じゃない!
   命を捨ててまで拘るもんじゃないでしょう!」

隊の人たちが必死になって話している。
話してる暇があるなら直ぐに助けるべきでしょう、ねえ?
どうして機体が大事なの?
隊長さん・・・・、ねえ、お父さん・・・・。

「お父さん・・・・、助けて・・・・。
 機体だけじゃなくて・・・・、私も・・・・助けてよ・・・・。」

そうよ・・・・、助けてよ・・・・。
こんな機体に私を無理やり乗せたくせに・・・・。
私も見捨てるの?
利用するだけ利用して、最後は見捨てるっていうの?
酷い、酷い・・・・、許せない・・・・。

隊員「た、隊長、よ、様子が変ですよ・・・・。」
隊長「チャンスだ、直ぐに回収作業に入るぞ!
   各員はあの新種の再来に注意しろ!」

動きが止まったガンオーに近付いてくる父さんたち。
早く助けてくれてたら・・・・、みんなと笑って帰れたのに・・・・。
酷い・・・・、許さない・・・・。

隊員「れ、レオナ嬢ちゃん、何するんだ・・・・?
   や、やめ、ぐわああぁぁぁぁっ!」

近くに居たサバトさんの機体のコクピットをブレードで串刺しにしてあげた。
凄い悲鳴、ゾクゾクしちゃう。
私に優しくしてくれて、お父さんより大好きだったのに。
ごめんね。

隊長「全員離れろ、離れるんだ!
   あの新種、ガンオーを乗っ取ったのか!?」
隊員「く、来るな、来るなよ!
   い、命だけは助け・・・・。」

一人だけ1テンポ遅れたリチャードさんは、シールドカノンで一瞬蒸発。
私のこと妙に避けてた人だったし、嫌いだったんだ。

隊長「メイア、逃げるんだ!
   次は君が狙われているぞ!」
隊員「だ、駄目、逃げ切れない!
   きゃあぁぁっ!」

メイアさん、お父さんの愛人。
ライフルで撃ち抜いたら動かなくなっちゃった。
機体の残骸から大量の血が流れ出てる。

216:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/21 08:46:06 0
隊長「玲於奈、おまえは何ということを!
   許されると思っているのか!」
「・・・・。」

お父さんが怒ってる。
見捨てようとしたくせに?
やっぱりお父さんも殺してあげる。

隊長「よせ、やめろ!
   親を殺す気か、おい!
   よせ、よせえぇぇ、よしてくれえええ!」
「アハハハハ!」

私は笑いながらお父さんの機体にジャッジメント・ストライクを撃ち込んだ。
全身のジョイント部から発せられた無数の誘導ビーム。
ぜ~んぶお父さんを追い掛け回している。
必死で逃げ回ってたけど、無駄だよ。
お父さんの腕で全部避けきれるわけないじゃない。
でも凄い、半分ぐらいかわされてる。
死に瀕した人間の底力って、凄いんだね。

「でも、許さない・・・・。」

これからもね、見せてよ。
私に命の輝きを。

217:名無しになりきれ
08/09/21 09:37:12 0
何この設定?
敵のつもりか?
ゲイザム乙とだけ言っておこう
ふざけてる暇があるならさっさと消えうせて働けやカス

218:名無しになりきれ
08/09/21 09:44:09 0
>>217
ねえ何で指定されたスレに行かないの?
バカなの?死ぬの?荒らしなの?

219:名無しになりきれ
08/09/21 10:56:57 0
>>218
バカで死ぬべき荒らしはてめえだよカス
この設定見てなんとも思わないてめえの神経が理解できんわ

220:のとまみこ
08/09/21 11:00:47 0
バカなの?死ぬの?
うっかりやさん♪

221:名無しになりきれ
08/09/21 11:02:15 0
>>219
鏡に向かってぶつぶつ喋ってる暇はないぞ!
要点を纏めて避難所で提案だ!

222:名無しになりきれ
08/09/21 11:24:43 0
ゲイザムの自演が酷いな
あいつのせいで何もかも滅茶苦茶だ

223:名無しになりきれ
08/09/21 11:44:36 0
>>217-222

つ【>>103 >>154 >>175 >>211


224:名無しになりきれ
08/09/21 13:17:07 0
ゲイザムの自演か

225:名無しになりきれ
08/09/21 16:41:27 0
GMが避難所で掛け持ちの問題点を述べてたな
そして、以降の参加者の掛け持ちを非推奨にした
これは掛け持ちが問題行為であると認められた証拠だ

ゲイザム及びレイの中の人の責任は重大ってわけよ
これから三人ものキャラクターを操っていくことは容易じゃない
キャラ判別をミスるような奴にはどだい無理な話だ

226:名無しになりきれ
08/09/21 17:33:10 0
>>225
だから何?
引退しろってこと?

227:名無しになりきれ
08/09/21 17:34:50 0
>226
相手するな

228:名無しになりきれ
08/09/21 19:47:26 0
掛け持ちぐらいで引退とかふざけてない?
お前らニートには会社に何で福利厚生があるのかも分からんだろうな

229:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/21 22:29:13 0
横穴の入り口でゴリラと共に銃を構え後続の三機を迎えるディープシーカー。
カーテンは一定場所に留まり、追撃の様子はないようだった。
まるで更に来る敵を待ち構えるように。
後続があるかは聞いていないが、こちらにとっては好都合な事だ。
あれだけ集合していればこれから先の遭遇確率は低くなる。

「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
遅れた詫びを入れる二人に特に返事をしなかったのは、それが問題ないからだ。
それより今のうちに進んでしまったほうがいいというものだ。
横穴は大回廊に比べて狭いが、それでも1キロ近い広さがある。
ただ、ここから先構造が複雑になってくるので遭遇戦にだけは注意したい。
土偶ならまだしも、ハチドリタイプを相手にしては十分な間合いとはいえない。

進みながら通信回線を開く。
「さっきの戦闘でお前らが規格外な事はよくわかった。
ここから先は大回廊ほど広くないからな、味方を巻き込むほど広範囲な攻撃する時は必ずデータリンクしてくれよ。」
あえて言わないがコウキに向けての言葉だ。
あんなモンをここから先バカスカ撃たれてはたまったもんじゃない。
が・・・ここから先のレベルに行けばスフィンクスやミカエルだってでてくるだろう。
そうなればあの攻撃も必ずしも十分とは言い切れなくなるのだからな。

そうは思いつつ、コウキへの専用回線を開く。
「コボウズ、悪くない攻撃だったが、周りにも気を使ってくれや。
名前で呼ばれたいのならそのくらいは出来ねえとな。」
そうだな、確かに腹は立ったが、予告もしない不可視のエネルギー機雷だけで腹が立ったわけじゃない。
先行し、周囲との連携を考えない戦い方がミノタウロスのあいつと重なっちまったからだ。
いい歳してあれだが、どうにもならねえな、我ながら。

センサーの類を最大出力で張りながら、階層を下っていく。
「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
一瞬の油断が命取りになる遺跡探索だが、神経を張り詰め続けるわけにも行かない。
神経を張り詰め続けると消耗も激しく、肝心なところで大きなミスをすることになるからな。
ここで少し話題を振ってみた。

【亡霊ども】というのは、遺跡探索に来たが、逆に遺跡に取り付かれてしまった探索者のことだ。
有名どころとしては【不眠者】こと、インソムニアだ。
それに、恐らくはミノタウロスも・・・

ここから先どんな敵が待ち受けるのか・・・
そしてその最深部には何があるのか・・・

俺達は用心深く潜っていく。

#######################################

時間軸的には第四基地組みの少しまえ。
先行しているのは問題ないですが、ストーリー展開的にも少し先行気味。
という事で、第四基地の洗礼カーテンシーンが終わるまで、ちょっと幕間人間ドラマパートを入れてみました。
酒場や基地で駆け足しちゃいましたのでねい。
それと、インソムニアさんには感謝です。

>レオナさん
熱烈歓迎、いらっしゃいませ。よろしくね。

>ALL
荒らしに構うのも荒らし。
どんどん削除依頼出すので巻き込まれないように自重してくださいね。

230:名無しになりきれ
08/09/21 23:24:24 0
【提案】
名無しの発言は基本スルーで
俺みたいに【】で件名をして書く


それか名無しをオールスルー
NGにしちゃう

もし参加したい場合は避難所に書くというルールを提案する

231:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/22 00:23:36 0
「ユーリ! 全方位ビームの直後がチャンスだ!」
侵入地点は巨大バンプシャーストーンの後ろ。粉砕しないことには始まらない。
全方位ビームの直後は、氷の粒で妨害しているとはいえ
バンプシャーストーンの至近距離の敵は焼け落ちていなくなる。
阿修羅の全力攻撃をもってすれば一撃で粉砕できるはずだ。
そして、全方位ビームは放たれた。

【>ユーリくん 少しだけ進めますた】

232:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/22 00:49:08 0
>229
>「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
そう言うが、今回だけはナグルのことが分かる。
左腕部稼動効率、5%。ウィングバインダーは88%と言ったところ。
ミサイル発射口2箇所損傷、雑魚でこのザマでは先が思いやられる。
しかもこれで修復後だと言うのだ、修復前などほとんどガラクタだ。

>「コボウズ、悪くない攻撃だったが、周りにも気を使ってくれや。
> 名前で呼ばれたいのならそのくらいは出来ねえとな。」
損傷アラートが鬱陶しくて消そうとしたら代わりに専用通信が入る。
内容は……さっきの戦い方への注意だ。
「は、はい、できる限りは……。」
戦闘中と違ってまたしても最初の頃の蚊の鳴くような返答だった。
内心では、そうしたくても“自分”は基本操作ひとつ満足にできない身だ。
加えてさっきの蛮行は“それ”の仕業であって自分のミスじゃない。
……珍しく口に出す前に問題に気づいたので結局それを口走る事はなかった。
(「言ったら余計な不信感を与えちゃう……
  これからさらに過酷になるのにそれはまずいよ。
  ……何とかしなくちゃ。今のままじゃ、あの時と何も……。」)
思い立ったが吉日、先ほどの戦闘中の“それ”の動きを思い出す。
何をするときにどう動かしていたか。どのセンサーをどんな時に見ていたか。
この二つだけでも分かれば、“自分”でも何とかできるかも知れない。
……“それ”に意識を持ってかれると言う根本的な問題に
触れないのは、どうすればいいかすでに解法を導き出しているからだ。

>「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
> 亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
しかし生まれつき間が悪いのか、大事なときに限って邪魔が入る。
とは言え悪意がある事は稀なため滅多矢鱈と文句を付けるわけにもいかない。
「……ジェリドさんが言ってたんですが……数日間遺跡探索に
 制限を掛けてたから、次に入る時は……相応の質と量を両立させないと、
 あっという間に押し潰される、って……制限掛けた理由って……
 やっぱり、今回のことの為、でしょうか……?でも質はともかく……
 量はどう見ても……ケチってます、よね……。」
しみったれた勇気を振り絞って、連行される間に聞いた事を言ってみる。
(「それにしても、亡霊、か……古代ロボばかりがそういう目に遭ってるって言ってたけど、
  ナグルもそうなるのかな……って言うか、今の僕がまさにそれなんじゃないか?
  ……見た目も亡霊って言うか悪霊っぽいし……。」)
最後の一言、冗談めかして言おうかと思ったけど止めた……
その悪霊を動かすために必要な“自分”という存在、それはすなわち――。
そんな事を考えて背筋が凍るような感覚に襲われていつも以上に口が回らなかったからだ。


233:エル ◆GtzExfc62I
08/09/22 11:34:38 O
>「よし、各自損傷をチェックしながら進もう。」
「了解。」
あれ?結構ハデにやらかしたから、それなりに怒ってるかと思ったけど普通だね。
まぁ次は気をつけて撃とう。次があれば、の話だけどさ。フェアリーは撃ち切ったし。
残ってる武装はレールキャノンと機関砲と……荷電粒子砲だけ。
そう言うとハリネズミを見た奴は大抵、『それで足りなきゃ軍艦に乗れ』って言う。
でもね、今の大群を見た後じゃあ正直不安になると思うよ?アタシだけ?
>「さっきの戦闘でお前らが規格外な事はよくわかった。
>ここから先は大回廊ほど広くないからな、味方を巻き込むほど広範囲な攻撃する時は必ずデータリンクしてくれよ。」
あーあ、やっぱり地味に怒ってるんじゃん。ラティフの口調に微かなトゲを感じた。
そりゃ普通は怒るわな。一応これも謝っておこう。
「悪かったね、もうフェアリーは残弾無いから安心していいよ。」

とりあえず機体の損傷をチェックしたが、特に大きい被弾は無かった。
ハリネズミは装甲が脆いけど、それを補って余る弾幕の厚さが機体を守ってくれる。
>「それにしてもあの洗礼の規模は驚いたな。
亡霊どもが混じってなかったのは幸いだったが・・・。」
ラティフの言葉が、苦い記憶を甦らせる。出来れば二度と思い出したくない記憶を…


―4年半前、月面軍第六基地
「姐御、機体の整備が終わりました。弾薬も装填済みです。」
ハンガー内で散歩してたアタシを見付けた整備士が、嬉しそうな顔で駆け寄って来た。
「いつもありがとう、でも『姐御』はやめて。殴るよ?」
「もう殴ってるじゃないですか…嬉しくないんですか?新型ですよ新型!」
殴られて涙ぐむ顔も、後ろに佇む鋼の巨人へと振り返る頃にはニヤけてた。
「いやぁ素晴らしい機体ですよ!見て下さい、あの重厚な存在感!!」
「………そう…だね。」
アタシも機体を見る。確かに今までに見たどの機体よりもゴツい。
一目惚れだった。アタシが求めてた全てが、ギッシリと詰まっている…そう感じた程に。
「テストパイロットのレポートは?」
「ありますよ、これです。評価はA+ですね、スペックはこちらになります。」
手渡された電子ボードを熱心に読んでる途中で、携帯電話が鳴った。

電話の主は月面軍第六基地の同僚、ランディ。同じ遺跡災害救助部隊に所属してる。
内容を聞いたアタシは、すぐに駆け出した。とうとう遺跡から兄の機体が回収されたんだ。


アタシの両親は、20年前に戦争で死んだ。当時2歳だったアタシに両親の記憶は無い。
両親はアタシが生まれる1年前に月に移住した“第八期移民”。
だから月には身寄りが無く、残された肉親は歳が12も離れた兄1人きりだった。
その頃は月の領土関係を巡って、地球の大国が月のあちこちで戦争をしてたそうだ。
もちろんそんな戦争の記憶も無い。覚えてるのは…まだ少年だった兄の、哀しげな横顔だけ。

歳が12も離れると『兄』よりも『父親』みたいな感じだったと思う。
アタシがジュニアスクールを卒業した頃には、既に兄は傭兵として戦場にいた。
月面戦争終結後も、各地で反政府運動が起きてて、月は戦場だらけの地獄だった。
企業連合体を主軸とした『月面独立政府』の発足以来、地球の列強は疲弊したが、
 同じ月に住む人間同士の確執は、戦争が終わった後も消えずに更なる戦火を拡げてたんだ。

アタシには、自分の自由と将来を犠牲にしてきた兄が憐れで仕方なかった。
親代りである責任を背負い込み過ぎた兄に、早く自分の人生を取り戻して欲しかった。
兄が戦場で右腕を失った時は、傭兵稼業を引退してくれると密かに喜んだのに…
結局兄は傭兵から遺跡探索者になった。いくら反対しても、兄は首を縦に振らなかった。
兄にはロボットに乗る以外の生き方が見付けられなかったんだ。
アタシはハイスクールを卒業した後、トライアンフに入社。それ以来、兄とは疎遠。
最初から互いに生きる道が違ってた。何もかも違いすぎた。望んだ未来も、過去への想いも…



234:エル ◆GtzExfc62I
08/09/22 11:51:47 O

―4年半前、旧ランペイア郊外
第六基地から北に2km、軍の遺跡災害救助部隊が駐屯する施設が存在する。
都市をまるごと飲み込んで現われた“穴”…そこから遺跡内に向かう者が必ず通る検問所だ。
遺跡の入口が開いてから、中に入って行く者が後を絶たなかった。
一攫千金を夢見る者、俺より強いヤツに逢いに行く者、企業の調査団…
そんな連中が遺跡内で問題を起こした場合、この施設の出番というワケだ。
当然撃墜された者や負傷した者を救助するのも、この遺跡災害救助部隊が行なっている。

だがそんな活動は表向きのもの。本当は別の目的によって設立された部隊だ。
《眠らない者(インソムニア)》の発生阻止。
遺跡内で命を落とした者は稀に遺跡へと“取り込まれて”しまう。
そしてその機体と共に新たな守護者として“甦る”んだ。侵入する敵を排除する為に。
だから遺跡内で撃墜された機体は、速やかに回収する必要が生じる。
亡霊が遺跡の外に出て来た事例もあった。今でも軍はこの現象を最も危険視している。

乗って来たAM-TS02“スティンガー”のハッチを、乱暴に撥ね開けて外に飛び出す。
施設の周囲にはガラクタに成り果てたロボットが、無造作に積み上げられていた。
「エル!こっちだ!急げ!!」
遠くでランディがアタシを呼んだ。士官学校時代からの友人で、よく飲みに行く仲だ。
「ランディ!兄さんは見つかったの!?」
僅かな期待、あの遺跡の中で1年半も生きていられる筈がないと分かってる。
それでも希望は捨て切れなかった。捨てられるワケないじゃない。
「それが…その……とにかく見てくれ。」
よっぽどアタシの顔は期待感に溢れてたんだろうね。歯切れの悪い返事が返ってきた。

機体を見た瞬間、希望は打ち砕かれたよ。
残骸なんてレベルじゃなかった、『部品の一部』としか言い表せない程に破壊された機体。
まともに残ってるのは肩と上腕部のみ、後は細か過ぎて判別不能。
「……なに、これ。」
兄が死んだと聞かされてから1年半、初めてアタシは兄の死を実感した。
限り無くゼロに近い可能性を信じて軍に入り、遺跡災害救助部隊に配属されて辿り着いた結末。

それが…この腕1本の残骸だった。


―再び現在、遺跡内
それ以来アタシは遺跡に入る回数が少なくなっていった。もう目的が無くなったからね。
兄貴は死んだ。その事実が、アタシを遺跡から遠ざけたのかもね。
軍を辞めて傭兵になったのも、兄貴が生きてきた“時間”を少しでも知りたかったからだ。
「亡霊か…この先現われないとは思えないね。」
遺跡災害救助部隊にいた頃、3回亡霊と闘った事がある。どれも強敵だった。
その時仲間も大勢死んだ。ランディも、アタシを庇って死んでしまった。
今でもハッキリ覚えてる。あの亡霊の蒼い目の光…

気が付くと鳥肌が立っていた。少し震えてたかもしれない。
でもこのメンバーなら苦戦はしても、負けることは絶対ないと思う。そう信じている
「ま、現われたら現われた時だよ。」

精一杯。悟られぬよう必死で平静を装いながら、アタシは通信を切った。

235:レオナ ◆Vd8NnqcGQw
08/09/22 12:43:38 0
>>229>>232>>233>>234
通路を進む途中、一向は不自然な空間へと行き着く
発掘現場の跡らしく、やや古い機材が無造作に放置されている
また、戦闘の痕跡も見受けられる
その中に、古代守護ロボのものではない機体の残骸を発見した
数は四機ほどと思われる

一機は、コクピットブロックが空洞になっており、焼け焦げたような痕がある
一機は、脚部と思われる部分を残して跡形もなく消え去っている
一機は、低出力のビームで何度も撃ち抜かれたのか原型を留めていない
一機は、完全に大破して一部の焼け焦げたパーツが残るのみである

そして、残骸には何れも「ARV-07 Tengalon」の表記があった
ARV-07テンガロンは、オバリス社製の傑作AMである
シンプルさとバランスを追求した無駄の無いデザインで、次期主力機に選ばれかけた
しかし、古代兵器を基にしたために警戒され、夢破れた不運の機体でもある

それらが、まるでつい最近の出来事であるかのように立ち並んでいるのだ
不気味な空気が辺りに漂う

236:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/22 23:37:52 0
>232>234
洗礼のカーテンを突破し、間道に入ってどれだけたっただろうか?
いくつもの分岐を曲がり、潜行していく。

潜行しながら通信を交わしていく。
一つの目的の為集められた俺達はそれぞれが初対面に等しい。
馴れ合う必要はないが最低限のコミニュケーションは取って置かないとな。

それにしても気になるのはコウキだ。
戦闘開始前のあの声色が嘘だったかのように元に戻っている。
そしてもたらされる軍の動き。
どうやら遺跡探索に制限をかけていたとは。
カーテンの規模の大きさの謎が解けたが、思わず舌打ちせずにいられなかった。

こうして話しながら潜行する間に三回襲撃にあったが、何とか撃退し、更に進んでいく。

>235
そして俺達は不自然な空間へと辿り着いた。
放置された古い機材は発掘していた名残だろう。
そして四機の戦闘ロボの残骸。
不気味な空気漂う空間だが、ここが目的地の一つなのだ。
「よう、着いたぜ。
10年以上もゴルディアスが探索されているが、レベル4以下の階層は確認されていなかった。
他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
通信回線を開き、三人に伝える。
そう、この不気味な部屋だが、何か特別なものがあるわけではない。
が、ここの壁はあらゆるセンサーを通さぬ特殊合金で出来ている。
俺達はここを入念に調べ、この壁が【扉】である事を発見したのだ。

「ここから先が未到達域、レベル5だ。
今から全センサーを鍵開けに傾ける。
10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ?」
そう伝えるとディープシーカーは扉の済みに張り付く。
胴体部分から出てくるのは戦闘用のそれではないハッキング・解析用のマニピュレーターだ。
ただ見ているだけでは判別のつかないが、この部分が操作用のパネルになっているのだ。
扉の鍵は毎回変っており、入るたびにハッキング操作する必要がある。
その間ディープシーカーの全能力を傾ける必要がある。
戦闘行動だけでなく、各種センサー類も全て閉鎖。
全く無防備というわけだ。

三人に背中を任せ、不気味な空気の漂う中、俺は解析を開始する。

237:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/22 23:44:13 O
書くのがちょっと遅れそうです
2時までには書きます

238:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/23 00:19:05 0
>234
>「ま、現われたら現われた時だよ。」
そう言ってエルさんは通信を切った。
なんだろ、心なしかさっきよりも雰囲気が重たかったような……。
うぅん、気にはなるけどたぶん詮索しちゃいけない事なんだろう。
「でも……現れてほしくありません。
 誰だってそうでしょ、こんなモグラの穴で化け物になんか……。」
コウキは知らない、ガーディアンの中には『眠らぬ者(インソムニア)』と
呼ばれる、何かに憑かれてパイロットも無しに動き回る、文字通り
亡霊と成り果てたロボットが存在する事を……。
遺跡探索のイロハやそこで何が起こっているのか等々、つい数日前までは
ただの民間人でしかなかったコウキが知るはずがないのだ。
そして、後にコウキはその自分の無知を呪うことになるのだが――。

>235、>236
>こうして話しながら潜行する間に三回襲撃にあったが、何とか撃退し、更に進んでいく。
しかし、この時点のコウキはその事を知らないし何よりも生き残る事、
そしてチームに付いて行くので手一杯でそんな事にまで気を回す余裕などなかった。
幸か不幸か、三度の襲撃にはインソムニアは含まれておらず事前に
持たされた情報通りのガーディアンだけだった為、余計な事を考えずに済んだ。
この襲撃の間、コウキは“それ”に意識を持っていかれる事無く、何とかかんとか
自分で操縦し戦闘に参加したが……その度にダメージを受け、ミサイル発射口は
一つを残して使用不可、左腕部はただのお飾り、ウィングバインダーも
4基の内辛うじて使えるのは1基だけ、とひどいザマである。
どういう訳か、“それ”が行っていた【捕食】は一度も使えずじまいだったため
損傷が拡大する一方だったと言うわけだ。その度に力不足な自分を呪い、
“それ”のように振舞う事もできない情けなさに打ちのめされるのだった……。

239:コウキ ◆xK7dfy5P/g
08/09/23 00:20:01 0
>「よう、着いたぜ。
(中略)
>他にも入り口があるかもしれんが、俺が発見した入り口は・・・ここだ。」
「ここが……なんだか、薄気味悪いですね……。」
ようやく目的地、への入り口まで到達したらしい。
これからさらに奥へと進んでいくわけだが……前人未到と言う事は、
当然この先に何があるのか分からないわけで。ただでさえ辛い戦いの連続だったのに
それを超える何かが待ち受けている……そう考えるとまたも意識が遠のく。
「……!ダメだダメだ、ここで踏ん張らないと……僕は、また……。」
なけなしの意地と意思を振り絞ってコウキは必死に意識をつなぎ止める。
“それ”は自分が精神的に打ちのめされて意識を失いかけたところを乗っ取るのだ。
初めて乗ったときも、最初の戦闘のときもそうだった。だから、意識をはっきりと
持てば“それ”は表には出てこない……自信はないが、襲撃のときは
それで“自分”のままでいられたので間違ってない……はずだ。

>「ここから先が未到達域、レベル5だ。
(中略)
> 10分もあれば開けるから、その間周囲の警戒を頼むぜ?」
「……わ、分かりました……。」
正直に言うと、何やかやで(一方的に)頼りにしていたラティフが
10分とは言えこちらのことに意識を向けられなくなるのは不安だった。
(「エルさんはまだいいけど、ゲイザムさんは……手綱を握ってるのがラティフさんだから
  今の状態だと野放しになってる飢えた野性の猛獣みたいなものだよ……。
  アンジールさんは我関せずを貫くし……って、僕一人で悩んでても仕方ないんだよね……。」)
だからと言って弱音を吐いてる場合じゃない。頭数に入ってるか分からないけど、
任された以上はちゃんとやらないと……稼働率の低下が危ぶまれるウィングバインダーの
最後の1基を使って、後方にエネルギーワイヤーを多数仕掛ける。
これはレーザーメスの様な物で、接触した物を容赦なくすっぱりと熱断してしまう
かなり危ない代物だ。ただ持続性はなく、設置してから3分で消滅してしまう。
今回の場合、最低でも3回は張り直さなくてはならない。
ディープシーカー以外の3機にこのワイヤーのデータを送信して、
その後は周囲の警戒だ……気の休まる暇などない世界があると言う事を、
コウキはゴルディアスに潜って初めて知ったのだった。

240:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/23 00:58:17 0
>>208
確かな手応えがユーリにはあった。
しかし、相手は怯むことなく阿修羅に炎を吹きかけてきた
「くぅ・・・」
おもわず怯んでしまう。そこに十分助走距離を取った必殺の突きが阿修羅に迫る
そのとき、もはやユーリに意識はなかった。五感ではなく第六感とも言うべき反応でインソムニアの胴を真一文字に払った

>>231
「ああ、すぐに向かう!こいつが動かなければな・・・」
先ほどの攻撃により相手の出方を伺う



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