【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch100:名無しになりきれ
08/09/15 22:20:29 0
>>99どう見ても貴様が荒らし

>>100get

101:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/15 22:39:18 0
ゲイザム「おせえんだよ、おい!
       いつまでも待たせるからこうなるんだぜ!」

元マネージャーの男が手配してくれた輸送トラックのハッチを抉じ開けてやった
もちろん、ゴリラのパワーでだ
トラックの運転手が真っ青な顔をしている
このノロマ、ハッチが開くのがアホみたいに遅くてイライラしやがる
闘技場の入場ハッチみたいにもっとこうパーッと開かないもんか

整備員「ゲイザムさんですね?
     連絡は受けております
     そちらの機体は我々の方で整備を…おげっ!」
ゲイザム「ゴリラの整備がてめえらモヤシに出来ると思ってんのか?
       俺様がやるから設備だけ使わせやがれ」

鬱陶しい整備員を殴り飛ばしてやる
愛機をメンテナンスタワーに付け、自身の手で整備を始める
こいつは外見に見合わずデリケートな機体だ
構造を知り尽くした俺様でなけりゃまともな整備なんて出来やしねえ
特に、プラズマジェネレーターは下手すると暴走の危険性だってあるからな

ゲイザム「さてと、整備も一段落着いたし、同じ任務に就く仲間とやらに会いにいくとすっか」

俺様は上機嫌で兵器搭載デッキへとゴリラを進ませる
既に、3機の機動兵器が配備されていた
一つは見覚えがある
ラティフのディープシーカーだ
もう一機は、やけにゴテゴテしたデカブツだ
機動兵器としてはデカい俺様のゴリラよりも更にデカい
気に入らねえが、不思議なことに嫌いだとは感じない
最後の一機は、俺様の嫌いな如何にも高速戦闘用という風体のモヤシマシンだ
戦いを勝利に導くのは圧倒的なパワーとタフネス、スピードなんかじゃねえ

102:名無しになりきれ
08/09/15 22:41:28 O
アンジールはAC好きなのかな?

103: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/15 22:42:24 0
お待たせしましたー。
んでは、鶴の一声です。

【戦艦について】
今回は何の問題も無し。
>68で大酸勢力として部隊展開してもOKと書いてありますのでね。
というわけで、ドレイクさんよろしくお願いします。
以上、終了。

【これからの参加する方について】
現在、軍召集組、妖しげなクリスタルスカルスカウト組、エア・シュリンセン社、遺跡ガーディアンの四勢力となっています。
ここまでは想定範囲内、つまり、私が何とか整理できる範囲という事で。
さすがに第五勢力となるとちょっと厳しいので、勢力として参加したい方はご相談ください。

では、以降、感想等の雑談は>81の雑談所で。
私への質問や判断が必要な議題であれば以下のスレでお願いします。
基本的に日参できるような体制をとっておりますので、24時間以内には回答できると思います。
議論討論スレッド@千夜万夜
URLリンク(yy44.kakiko.com)

ドレイクさんは一度覗いてみてくださいな。
ちょっと相談があります。

追伸:ALL>書き込む前に一度まとめサイトの代理投稿スレをチェックしていただけるとありがたいです。
  規制で書き込めない参加者いますし、いつ誰がそうなるかわかりませんのでね。助け合っていきましょ。

まとめサイト【千夜万夜】 URLリンク(verger.sakura.ne.jp)

では、皆さん、引き続き楽しみましょう。

104:名無しになりきれ
08/09/15 22:45:33 0
「鶴の一声」って自分で言っていいの?
日本語おかしくない?

105:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/15 22:51:56 0
>>71 ラティフ
ゲイザム「よ~お、ラティフ、久しぶりじゃねえか
       数年ぶりってところか?
       まさかてめえまでこの作戦に参加してるとは思いもしなかったぜ」

女と言い合っているラティフに声を掛ける
ゴリラの頭部が開き、そこから顔を覗かせて下に居るラティフに手を振っている
こいつが味方だというのなら心強い
何せ、一緒に仕事してた仲だし俺様くらいに腕の立つ奴だ
普通の奴とは信頼度が違う

ゲイザム「また昔みたいに暴れてやるか?
       がははははは」

>>84 エル
ゲイザム「おい、そこのメス
       俺様はラティフと話してんだ
       横槍入れてんじゃねえよ」

飛び蹴りを放っている女に言い放ってやる
デカブツから降りてきたところを見ると、そのパイロットらしい
あんな男らしいメカのパイロットがメスだとは思わなかったぜ
世の中不思議なもんだ
とにかく、鬱陶しいからトラブルなら後回しにしてほしいもんだぜ

>>98 アンジール
ゲイザム「おい、てめえがあのモヤシのパイロットか?
       俺様はゲイザム、そしてこいつは愛機の皆殺しゴリラだ
       そんな打たれ弱そうなメカで生き延びれると思ってんのか?
       くれぐれも俺様の足を引っ張るよう真似するんじゃねえぜ?」

モヤシマシンのパイロットには、相応の態度を向けておく
生意気そうな小僧で助かったぜ
罵り甲斐もあるってもんだからな

106:◇xK7dfy5P/g
08/09/15 22:52:47 0
>39
腕利きを集めるために酒場に向かっていたジェリドの認証カードに
軍上層部からの通信、つまり命令が送信された。内容は細部こそ違うものの
ラティフに伝えられたものとほぼ同じものだった。
「ちっ……どういう事だ?
 さっきまであれだけ自前で民間協力者を募れとかほざいておきながら……!」
ジェリドは月面軍のエリート部隊『ディアナーン』に所属するパイロット。
軍学校を主席で卒業し、模擬戦でも2000回負けなしのレコードを持つスペシャルだ。
戦場の空気も経験しているし、生死の境をさまよった事も両手で数えられない。
ただのペーパーエリートでなく現場を知る、本物のエリートを自負しているのだ。
それが、何の悪い冗談かうじうじしたクソガキのお守りを押し付けられて……
しかもそいつの代わりに交渉やらまでしなくてはいけないのだ。軍人の仕事じゃない、と
苛立つのも無理はない。それに加えてこの朝令暮改、口調も気分もお肌も大荒れ極まりない。
だがそんな荒れた気分も内容にきちんと目を通していく内に幾分かは収まった。
ラティフと言う男が到達深度を更新した、と言う事が添えられており
その為急きょ命令を変更せざるを得なかったと言うわけだ。
「はぁ……仕方ねぇ。一杯やりながら交渉したかったがお偉いさんの命令を
 無視ったら干されるからな……クソガキにこの事も伝えにゃならんし、帰るか。」
上の命令には不承不承ながらも従うあたりジェリドは世渡り上手かもしれない……

月面軍第五基地……ネイアラの南西に位置するこの基地ではもっぱら
新技術の開発や古代技術の解析が行われている。コウキと共に運び込まれた
ナグルも基地のハンガーに無理やり固定されて(当然ながら規格が合わないため)
解析中である。もっとも解析班の懸命の努力も空しく何一つ満足な結果が出ていないのだが……
分かった事と言えば、コックピット周りの計器類や仕様、規格が他の古代文明ロボと比較して
現代ロボにかなり近い事、だがメーターは何を指しているのか分からないし
操縦システムもちんぷんかんぷん、これでは報告書など上げられようはずもない。

「おい、コウキ。喜べ、明日探索チームを第六基地で編成する事になった。
 うまく行けば、一回潜っただけで自由の身になれるぞ?」
ジェリドは嫌味ったらしさと苛立ちが半分ずつの笑顔で、与えられた部屋の隅で
自分の殻に閉じこもっているコウキに声をかけた。だが返ってきた言葉は
『そんな、うまく行くわけないじゃないですか……
 ジェリドさんはいいですよね、後ろで見てるだけですから……』
と言う代物。それを聞いたジェリドの顔は自然と怒りに染まっていった。
ただでさえいらついてるところにこのヒネタ台詞、
比較的短気なジェリドでなくてもカチンと来るだろう。
「なんだとこのクソガキが!もっぺんぶん殴られたいか!?」
『やや、や、やめて下さいよ……』
ここに来るまでに都合三回コウキは殴られている。
いつまでもウジウジしてるその態度がジェリドの神経をいちいち逆撫でするのだ。
上層部からの命令でなければとっくに宇宙に放り出している。
「自分の身は自分で守るのが戦場なんだ、当然俺も戦うんだよ。
 言っとくがな、お前のお守りなんかしねぇぞ。死んでも誰も損しねぇんだからな、
 疫病神のお前が死んでもな!」
『……』
奇跡的に死人こそ出なかったが、結果的に町一つ瓦礫の山にしてしまった
コウキにはそれ以上言い返すことはできなかった。その上コウキのストレスに反応したらしく、
抑留中にナグルが突然起動して抑留所とその近辺も吹っ飛ばしているから余計に、だ。
「いいか、集合は明日の正午だ。今の内に準備を終わらせとけよ。
 寝坊なんかしやがったら、修正一発じゃ済まさねぇからな!
 後は一応規則で遺書を書く事になってるんだが……お前にはいらねぇな。
 読む奴なんかいやしねぇもんなぁ。まぁそこは好きにしろ。あばよ。」
言いたい放題言ってジェリドは部屋を後にした。
残されたコウキはと言うと……
『……なんで、僕がこんな目に……僕は、僕はただ……』
ウジウジと不毛な不平不満を虚空に吐き出すばかりだった。

107:名無しになりきれ
08/09/15 22:54:16 0
>>106
トリップ!トリップ!

108:◇xK7dfy5P/g
08/09/15 22:56:29 0
>69、>71


翌日午前10時、コウキはナグルに乗り込み第六基地へと向かう。
ジェリドはコウキの先導役としていかにも軍御用達と言った風情の
いかついジープで前を走っている。ナグルに乗ると自分が自分でなくなっていくと、
乗るのを嫌がっていたが今回はただの移動なのでナグルの干渉はないようだ。
もっとも、いつまでも今の境遇に後ろ向きな愚痴を垂れ流していたせいで
コウキは寝不足であり、時々機体がよれその度にジェリドの怒号が響く。
多少の遅れを見込んでも30分もあれば着くはずが1時間もかかったのには
ジェリドも怒りを通り越して呆れるほかなかったと言う……

だが基地に着いた途端ジェリドは別の意味で呆れてしまった。
なにせ大昔の特撮映画にでも出てきそうな隕石怪獣にも見える、
ゴテゴテとした明らかに過積載な移動砲台的な機体と、どう見ても
どっかのいかがわしい酒場に付けられてそうなミラーボールな機体が
並んでいたからだ。
「んだ、こりゃ……民間協力者もピンキリなのは分かってるが、
 こんなイロモノに乗ってるのは一体どこのどいつだ……?」
『えっと……もしかして、あれと一緒に行くんですか、ね……?』
「……たぶんな。ちょっと待ってろ。」
確認のためジェリドは双方の機体に通信を入れる事にした。
「そこの二機、お前たちは遺跡探索チームの者か?」

【長くてすいません……皆さん、よろしくお願いします。】
【>68さん、コウキも厄介者なのに加えて荒っぽいのばかりの
 第六基地メンバーにあえてウジウジ君を放り込んだ方がアクセントに
 なるかなぁ、と言う気がしたので六基地に行きますね。】

109:名無しになりきれ
08/09/15 22:57:18 0
>◇xK7dfy5P/gさん

トリップ忘れてますよ!

110:名無しになりきれ
08/09/15 23:20:33 0
>>107 >>109
ヒント:メル欄

111:名無しになりきれ
08/09/15 23:21:31 0
>>110
いちいち荒らしに構うな

112:ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/15 23:25:47 0
>>65
【ユーリミヤモト・機体阿修羅】
機体データを見ると、最前列で敵をなぎ倒す攻撃力抜群のアタッカータイプ。
少し前まで一緒だったテセウスを彷彿とさせた。
>>72
>「僕の名はレイ・アーノルド!
 これでも、史上最年少で古代兵器のパイロットに選ばれたんだよ
 君たち古代兵器乗りの間じゃ有名人、知らなきゃ恥ずかしいよ?」
【レイアーノルド・機体テクノジャイアント】
3歳で古代兵器に選ばれた少年の噂は聞いた事があるけど
それにしても……パイロットの体格に負けず迫力ある機体だ。
>「お互い、頑張って遺跡の謎を究明していこうよ
 よろしく!」
いつの間にかチームを組む話がとんとん拍子で進んでいた。
そんな時だ、謎の男が現れたのは。
>>66
張られた知覚障壁、水晶の骸骨という姿。
そして、自分はホムンクルスだと言った。そう、僕達と同じ古代文明の遺産……。
何か言おうと思ったけど、言葉が出なかった。
そして男は、ゴルディアス最深部行きのチームに参加するように勧めて去っていく。
「ちょっと待ってください、あなたは……!」
ようやく知覚障壁が解かれ、我に返って立ち上がった時、男はもう姿を消していた。

「今の人は一体……」
男が来る前の和気藹々とした雰囲気から一転、場が不安な空気に支配される。
が、ここには空気を読まないメイドロボが約一名いた。
「悩む事ないよ。
どっちにしても行こうとしてたんだからむしろ呼んでもらえてラッキーじゃん!」
なんとも楽観的な意見だが彼女の言う通りだ。
考えても分からないなら悩んでも仕方がない。
「聞いた? 二人とも。明日の正午、月面軍第4基地だ!」
僕は二人に出来るだけ元気よく告げた。

113:(代理)◇xK7dfy5P/g
08/09/15 23:36:49 0
>97、>105
いきなりパイロット同士で揉め事を起こし始めた二人に
気を取られて気づかなかったが、その近くに更に二人ほどいるようだ。
片方は明らかに悪党面のいかつい男で、もう片方は普通の男だった。
服装から察するに普通のほうは月面軍人らしい。
民間協力者だけでなく自分以外の軍人まで参加するあたり、
上もようやく重い腰を上げたようだ。
(「遅すぎるってんだよ……ったく。」)

「コウキ、お前は誘導に従って機体を所定の位置につけろ。
 そのまま引きこもってないで出て来いよ、顔合わせはやっとかないとな。」
『で、でも……あんな荒っぽい人ばかりなんて……』
「ごちゃごちゃ言ってねぇでとっととやれ!
 遺跡の中じゃあいつ等についてくしかないんだからな。
 好き嫌いしてる余裕なんかないんだ、いい加減理解しろ!」
一方的に通信を切った後、渋々と言った具合でナグルが誘導されて待機位置に
到達、固定される。規格が合わないためとは言え、資材運搬用の大型アームで
無理やり固定される様は鳥葬かはたまた磔か……とにかく奇妙な痛々しさを感じさせる。
その間にジェリドは一足先に召集されたらしいパイロットの所に向かい連中に声をかけた。
「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
大男二人に男女に神経質そうな軍人……平時ですら馬の合わなさそうな
取り合わせを見てジェリドは不安を感じずにはいられなかった。
(「ったく……ここはいつサファリパークになったんだ?
  しかし奇妙な面子だな。明らかに厄介者ばかり……コウキも、だな。
  ってことは……ちっ、貧乏くじを引いたもんだぜ。」)

そうこうする内にナグルから降りたコウキが文字通り恐る恐る
ジェリドの後ろに隠れるようにやってきた。
「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
 残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
 おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
背中でもじもじしていたコウキを鬱陶しそうに前に突き出すジェリド。
全員の白くて厳しい視線に晒され、窒息しそうな顔でぼそぼそと喋り始めた。
『あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……』

【辻褄合わせが上手く行ってない気がしますがご容赦を……】

114:名無しになりきれ
08/09/15 23:46:08 0
ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
どっちがどっちなのか分かりにくいな

115:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/16 00:03:07 0
瞬間湯沸かし器との通信が突然途切れる。
画面はノイズの嵐になったが、気にはしなかった。
ヘッジホッグの隣に着陸し、一息入れた途端、新たな通信が入ったからだ。
>「そこの二機、お前たちは遺跡探索チームの者か?」
画面に映し出されるのは将校、肩の階級章を見ると少佐だ。
つまりは佐官、管理職といっていいだろう。
が、ただの管理職でない事は直ぐにわかった。
その男がつけているエンブレム、そして近づいてきている超古代文明ロボに付けられたエンブレム。
それが月面軍のエリート部隊『ディアナーン』の物だったからだ。
とすると、この佐官はエリートも名高いジェリドとなる。
「ディアナーンが出張ってくるとは軍も本腰だな。
遺跡探索チームに召集されたラティフだ。よろしくな。」
ジェリドの問いに応えると、通信を切り、ディープシーカーから降りた。

>84
そのあとヘッジホッグの瞬間湯沸かし器に声をかけたんだが、返事はこれまた瞬間湯沸かし器にたがわぬものだった。
タラップから飛び降りた瞬間湯沸し器の脚がぐんぐん近づいてくる。
「え、お・・・ちょ?・・・ぶべらっ!?」
ギリギリのところで身体を捻り、致命傷を避けたものの、落差3mの全体重をかけた飛び蹴りが俺の頬にめり込んだ。
衝撃で吹き飛び、滑走路に奇妙なダイニングメッセージを書き込むことになる。
インクは勿論俺の鼻血だ。

「な、何しやがるこのアマ!」
ガバッと立ち上がり、怒鳴りつける。
派手に飛んではいたが、そのお陰でダメージ自体はそれ程ない。
勿論痛いし、いきなりの飛び蹴りに頭が来るのは当然だ。

>98
詰め寄ろうとすると、それを引き裂くように続々とAMが降下してくる。
一機は軍用機だろう。
しかも新型。
見たこともない細身の機体だった。

>105
そしてもう一機、見覚えのある機体が降って来た。
ゴリラを模した重AM、その名もギガンティック・ゴリラTYPE-37564 だ。
ああ、見間違えるはずないさ。
そして想像した通りの声が鳴り響く。
>「よ~お、ラティフ、久しぶりじゃねえか
>数年ぶりってところか?
>まさかてめえまでこの作戦に参加してるとは思いもしなかったぜ」
「おいおい、やっぱりゲイザムか!お前いつの間に娑婆に戻ってきたんだ!」
鼻血をたらしながら大声で答え、笑い声を上げる。
するとゴリラの頭部が開き、その巨体が姿を現す。
相変わらずよくもまあコックピットに収まっていたといわんばかりの巨躯だ。
笑って応えるゲイザムに、俺は更に大声で呼びかける。
「早く降りて来いよ。お前の頭は新しい服着た俺のディープシーカーより眩しいんだからよ!かっかっか!」
傍目から見ると罵っているようだが、これが俺達の流儀だ。
ゲイザムは粗暴で品性下劣、そして危険な男だ。
だが、それでも俺と組んで生き残っている数少ない男だから親しみもわいている。

116:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/16 00:03:14 0
>113
ゲイザムは瞬間湯沸かし器や細身の機体から出てきた軍人に怒鳴り散らしている。
そこへ現われたジェリドと少年。
先ほどの超古代文明ロボのパイロットだろう。
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
> 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
佐官らしい一括にニヤリと口が歪む。
そのあとジェリドに蹴飛ばされるような勢いで自己紹介を促される少年。
>『あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……』
ぶっちゃけこの集団からは浮きすぎな子供だ。
が、勿論超古代文明ロボ乗りなのだから、コウキ本人はともかくその力は侮れない。
そう、侮れないのだが、ミノタウロスからの最後の通信が俺の頭に蘇ってくる。
「ラティフだ。肉食えよ、肉。」
短く言葉を投げつけ、ゲイザム達の方へと向きかえる。

「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ龍の挨拶なんだ。」
鼻血を拭いながら建物の中へと歩き出す。

仲良しなんて期待していないが、これから命のやり取りをしにいくんだ。
あそこへと、そしてその先へと行くのだから。
遊びは遊びで締めるところは締めていかないとな。

時計の針は11時45分をさしていた。

117:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/16 00:18:31 0
>>72
(このデブが古代兵器乗り?大丈夫かよ・・・)
「ああ、よろしく頼む」
挨拶をすますとレイのデータを確認する

>>66
「あいつは誰だ?」
当然の疑問を持ちつが遺跡に行けることに気持ちは向けられている

>>112
「ああ、わかった。明日だな、お前達遅れるなよ。遅刻していけませんでしたじゃ笑えないからな」
ははっと軽く笑う。その後、自分のカードを端末から取り出す
「じゃあな」
別れの挨拶をし席を立ち店の外に出ようとする

118:名無しになりきれ
08/09/16 00:43:46 0
びゅっ

119:ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/16 13:14:57 0
>>117
モエ「遅刻なんてしないもん!」

――次の日
モエ「ち・こ・く~~!!」
僕「誰のせいだ!? 大飯ぐらいがーー!」
モエに燃料補給をさせていたらすっかり遅くなってしまった。
平たく言えば食事である。ただ人間と違うのは食べた物は全て燃料に変わることだ。

周囲に何も無い広い場所でモエと手を重ね合わせる。
――Ride in!
眩い光が視界を包み、意識が溶け合っていく。
こうしてモエは、メイドの姿を残しつつも随所に機械的な特徴が現れ、
30メートルの機体MOEとなるわけである。
一方、僕は不思議な空間に浮かんでいる。操縦機もモニターも何も無い空間。
MOEは僕に、視覚や聴覚、他の機体からの交信など、必要な知覚情報を全て与える。
そして僕はMOEを自分の体のように動かすわけだ。言わば一心同体。
MOEによると、僕は頭部に入っているそうで、どんな姿になっているか自分でも知らない。
でも他の機体と交信するときは人間の姿で画面に映っているそうだ。

(大丈夫、僕の完璧なる計算によると……こうすれば間に合う!)
どうするかというとモップにまたがって高速飛行。通常の3倍の速度だ!
そして11:59分、月面軍第4基地到着。
遅刻していなければ他の二人はもう来ているはずだ。

【>114
ごめんねー。口調が被って紛らわしくなってた。
でも乗ってしまえばモエは喋らなくなるから大丈夫。】

120:名無しになりきれ
08/09/16 13:30:38 0
一人だけ浮いてる厨設定だね

121:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/16 14:29:59 0
>>66
「こ、こんなの有り得ない…
 ナンセンスだよ…」
【水晶の骸骨、そんな在り来たりなSFネタを目の前で見せられて呆気に取られる】
【持っていたムーンチップスのバナナ味を思わず落としてしまう】
【そして、夢ではないかとしきりに目を擦る】

「こ、これも古代文明の遺産が為せる業なの?
 ホムンクルスだとかなんてそんな…もう何が何だか…
 僕たちに理解できる範囲で話してよ!」
【「有り得ないこと」には慣れているつもりだったが、これにはまいった】
【ホムンクルスが阿修羅とかいう古代兵器に選ばれたのがどうのこうのって…】
【そんなこと言われたって普通理解できるわけがない】
【ゴルディアスの最深部に行くのはよしてして、こいつは一体何者なんだろう?】
【不信感が湧き上がってくる】

>「レイ君、コックピットにお菓子を持ち込みすぎるのは感心しないな。」
「え、ど、どうしてそのことを!?
 僕と母さん以外には誰も知らないはずなのに…
 待ってよ、ちょっと…!」
【呆気に取られ、それ以上何も言えなかった】
【なんでそこまで知っているのか?】
【もう、ホントにわけが分からない】

>>112
「う、うん、そうだね
 例えどんな困難があっても、僕らは行かなくちゃ
 遺跡の最深部、全ての謎へさ!」
【モエの楽観発言に釣られるように、無理やり立ち直ってみせる】
【正直、嫌な予感がしないでもないがじっとしているよりマシだ】
【これ以上、蹲っている時間は僕には無い】
【あと半年で18歳を迎える】
【これがロボとの最後の付き合いになるかもしれないのだ】

>>117
「今、僕の実力を疑った?
 ふふん、大丈夫
 古代兵器乗りの年数は君たちよりは長いよ
 何せ、史上最年少だから!
 頼りにしてくれていいよ」
【こちらの姿を見て、一瞬顔をしかめたユーリの反応が気に入らなかった】
【デブは能力が無い、と甘く見る人がたまに居るから困る】
【とりあえず、史上最年少で古代兵器乗りになったってことを印象付けておかないと】

>>119
「ギリギリセーフだね
 遅刻しないって宣言は守ったけど、せめて30分前くらいには来ておかないと
 まあ、何はともあれいらっしゃい」
【ハンガー内に滑り込みセーフで到着したMOEを拍手で迎える】
【もっとも、僕もさっきギリギリで到着したばっかりなんだけどね…;】

「もしかして、そのロボットがメイドロボのモエちゃん?
 本当に変形したんだ、すごい…
 …けど、僕のテクノ・ジャイアントだって負けてないよ
 大きさとパワーなら誰にも負けないつもりさ」
【箒に跨って登場した巨大メイドロボに驚きながらも、負けじとこちらも見せ付ける】
【50mはあろうかという一際巨大な機体が目立っている】

122:エル ◆GtzExfc62I
08/09/16 18:36:59 O

>「え、お・・・ちょ?・・・ぶべらっ!?」
足の裏は見事に直撃、ラティフが吹っ飛んでいくのを見てアタシは胸がスーッとした。
そのまま華麗に着地し……ぅえ!?
つるり。鏡面装甲はピッカピカ、滑らかな曲線のフォルム。アタシの視界がひっくり返る。
>「な、何しやがるこのアマ!」
「うっさい!何よあの無駄にツルツルな機体は!!!」
思いっきり尻餅ついて激痛に顔が歪む。見ると向こうも派手に鼻血を流してた。

「だいたいね、アタシのハリネズミをわら…」
>「おい、そこのメス!俺様はラティフと話してんだ。横槍入れてんじゃねえよ!」
あぁ!?何よあのハゲ、いきなり出て来て何言ってんの!?
「うっせえよ!横槍はテメェだろうが!そのハゲ散らかったアタマ掃除して出直して来な!!」
完全にターゲットは目の前のラティフから、突然現われたハゲ頭へとシフト。
無駄にデカい図体しやがって、暑苦しいにも限度ってモンがあんだよ!!

>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
「あぁ!?今度は誰だ………よ!?」
アタシの怒鳴り声は途切れた。そこに立つ軍人に見覚えがあったからだ。
ジェリド=ミラ=カクーラー。アタシが軍にいた頃に1度だけ模擬戦をした事がある。
その時は文字通り手も足も出なかった。天才ってヤツは実在する、そう思い知らされた。
相変わらずの仏頂面でアタシ達を眺めてる。この男にはいろんな意味で逆らえない。
襟章は少佐になってた。あれからまた昇進したらしいね、オマケにあのディアナーンの記章。
「チッ、分かったよ。お利口さんにしてりゃいいんだろ?さーいえっさー。」

チームが民間だけで編成されるとは思ってなかったけど、まさかディアナーンが出てくるとはね…
いつの間に基地のドックから出て来たのか、細身の軍用機も近くに停まってるし。
どうやらあのイカレ社長が言ってた事はマジってワケか。
このミッション…アタシの人生で最高にキツい仕事になりそうだわ。

>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
 残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
 おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
>「あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……」
少佐の後ろから恐る恐る出て来たボウヤが、蚊の鳴くような声で自己紹介する。
乗って来た機体を見る限り、この子は古代ロボ乗りか。

 『今や月面軍は我々の環から外れて、あの穴から新たな力を手に入れようとしている。』

イカレ会長の言葉が脳裏を過ぎる。
月面軍上層部が出張るミッションに古代兵器、嫌な組み合わせだ。
正直ラティフやハゲを見て、“任務”の遂行は必要無くなるかもと期待してた。
でも世の中そんなに甘くはないんだよね。
ラティフとハゲゴリラとボウヤは大丈夫だろう。多分気付かれはしない…と思う。
でも少佐とあの難しそうな顔した軍人には、絶対に勘付かれちゃダメだ。特に少佐には…


「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
親指で背後に聳えるヘッジホッグをクイッと指して、自己紹介した。

123:エル ◆GtzExfc62I
08/09/16 18:41:02 O
>コウキさん
お手数掛けました。次からは代理投稿スレをチェックしますね。
エルはジェリド少佐を知ってる事にしました。でも少佐はエルの事を覚えてないかも。

124:名無しになりきれ
08/09/16 19:57:47 O
ジェリドはNPC?PC?

125:名無しになりきれ
08/09/16 20:46:12 0
PCじゃね?
しかしLはさりげなく名字を出さなかったな

126:名無しになりきれ
08/09/16 20:47:37 0
キャラが薄っぺらいな

127:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/16 22:05:15 0
>>119
遅刻してきたケイとモエを半ばあきれながら見つめる
「冗談だったんだけどな、あれ」
一人30分前にきていたユーリはギリギリに来た3人に冷たい視線を向ける
「それにしてもその機体一緒にいて恥ずかしいな・・・」
そしてMOEの姿を見てさらにあきれる

>>121
「あんまり自分の力を見せつけるもんじゃないぜ、馬鹿にされるぞ」
レイに向かってすこし冷たい言葉を浴びせかける

「でも、そのご自慢のパワーはあてにさせてもらうぜ」
その後しっかりレイを持ち上げるユーリ
正直、ユーリは自分以外信用していないし馬鹿にしているのだ


128:名無しになりきれ
08/09/16 22:22:29 0
>>126
今に始まったことじゃない

129: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 22:47:40 0
月面軍がラティフたちを最深部に送り込む事を決定した会議が終了と同時に、参加していた上級将校たちは各部署へと散っていく。
その中で、一人の男は急ぐわけでもなくゆっくりと自分の部屋へと戻った。

電気もつけぬくらい室内で、男は専用回線を開く。
「ああ、私だ。」
『このタイミングで連絡があるという事は・・・』
「そうだ、最終段階に入った。」
『それは喜ばしい。』
電話の向こうの声は落ち着いた老人の声だった。
既に何度も連絡を取り合っているようで、短い言葉で通じるものがあるようだ。

「トライアンフは古代テクノロジーの流用に消極的でね。」
『はっはっは、そうでしょうな。』
「軍としてはどこの兵器かなどは大した問題ではないのだよ。
それに、トライアンフは大きくなりすぎた。」
『我々はあらゆるテクノロジーを取り入れ提供しますぞ。』
「そうでなくては困る。」
『既に我々のアルラウネを月面に向かわしております。根回しの方は?』
「英国紳士というのは用心深いものだな。
私の肩につく少将の徽章は伊達ではないよ。正午、第四基地へ回るようにしてくれたまえ。
それより、例の口座に入金を頼みますよ?」
『勿論ですとも。我々の栄華の為に・・・』
「うむ、では・・・。」

やり取りのあと、男は電話を切り、大きく息をつく。
「くくくく、我々の、か。せいぜい役立ってもらうさ。」
男は思いをめぐらせる。
電話の相手は、今頃自分の事を『扱いやすい小物め』と笑いながら計画の駒を一手進めているだろう。
先ほどの会話にどれだけの真実が埋もれていたというのだろうか?
お互いの本心を隠しあい、騙しあい、利用しあう。
そして行き着く先は・・・・

最深部へ向かう軍民混成チーム。
トライアンフとエア・シュリンセン。
そして月面遺跡ゴルディアス。

男はタバコを咥え、ライターに火をつける。
火の光が赤々と浮かび上がらせたその男の顔は水晶の髑髏であった。


数分後、男の姿は部屋から忽然と姿を消していた。
姿を変え、場所を変え、運命の歯車を掻き乱すのだった。

130: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 23:22:12 0
>119>121>127
「こうして並んでいると壮観なものだね。
流石はゴルディアスに呼ばれるだけの事はある。」
格納庫で放すケイ、レイ、ユーリに背後から声がかかる。
いつの間にかいたのか、昨日の男が立っていた。
最も今は人間の顔をしているが、その正体は間違いなく水晶の髑髏の男だった。

「質問は色々あるだろうが、私についての質問ならば遠慮してくれ。
大して重要な事ではない。
君達を導くものだという事だけで十分だろう?」
そのあと、ついてきたまえ、と短く告げると三人を会議室へと連れて行く。

ただ広い会議室にいるのは四人だけ。
室内は暗くなり、モニターには現在わかっているゴルディアスの内部構造図が映し出される。
「さて、昨夜告げたが、いよいよ最深部へのアタックが試みられる事になった。
君達にはそれぞれ目的があるだろう。
そして勿論我々にも目的がある。
共に共通する事は、その目的地がゴルディアスの最深部にあるという事だ。」
説明する中、画面は構造から確認されている守護古代ロボ一覧へと映っている。

「我々は君達を最深部に辿り着くようバックアップする。
君達は超古代文明ロボに選ばれた者として力を振るってくれればいい。
だが、気をつけたまえ。敵は超古代文明ロボだけとは限らない。
ゴルディアス探索の競争で探索者同士が戦闘になる事も多いからね。」
そこで一呼吸置くと、部屋の隅に合図を送る。

「君達だけで行けなどとは言わないから安心したまえ。
彼はドレイク君。アルラウネ号の指揮官だ。
最深部までのルートは彼に知らせてある。」
こうして説明を終え、ここに第四基地からゴルディアス最深部へと向かうメンバーが決まった。
大型重装甲艦アルラウネを基点にケイ、レイ、ユーリの超古代文明ロボが障害を粉砕しつつ最深部へと向かうだろう。

男はニヤリとドレイクに笑みを送り、壇上から退いた。
お互い初対面に近いが、それでも十分だ。
最深部まで障害は最小でいけるルートをドレイクに知らせてある。
あとは最深部で彼らの戦闘力を存分に振るってもらうだけなのだから。

131:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/16 23:24:27 O
【月面 第四基地 正午】

【上等なスーツに身を包んだ一人の男が副官と思わしき男を伴って基地の廊下を
コツコツと足音を立てて進んでいく】

「意外と早くついたな…
で、例の件はもう済んだのか?」

副官「はい 先ほど各口座に入金が完了したと本社より連絡がありました
また月面都市の行政官とも接触したと部下から既に報告が上がっています」

【計画が滞りなく進んでいるという副官の報告に満足したのか
口もとが多少緩み にやりと微笑んだ】

「分かるかな?全てを制するのは根回しを欠かさずと情報を制した者だよ…
足下を固めず勝てるわけが無い…そうだろう?」

【いくつか言葉を交わしている内に目的の会議室の前に到着すると
ドレイクはもう一度ネクタイを締め直した
そして、顔を副官の方を向け言葉を発した】

「どれ、ひとつ芝居を打たねばならぬか…
必要な書類は持ってきたか?
一応我々の立場をはっきりと示してやらねばならんからな…」

副官「はっ…揃っております」

【小さく頷いた後 ブリーフケースの持つ手を軽く持ち上げ
全てが揃っている事をドレイクに示す
そして 副官が会議室の扉を開いた。】


132:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/16 23:30:16 0
>116
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
 少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ流の挨拶なんだ。」
大男の片方は多少なりとも話の分かる奴らしい。
ジェリドは肩の荷が少し軽くなった、気がした。あくまで気がしただけ。
「そこは気にしちゃいないが、どこもお偉いさんは時間に厳しいんでな。
 余計なお叱りなんざ受けたくねぇだろ?俺はそうだ。
 あと、鼻血が止まらないならティッシュでも詰めとけ。」
言いながら手元の時計を確認すると集合時間まで後15分しかなかった。
ずいぶんと長ったらしくややこしい顔合わせをしたもんだと、内心つぶやく。
『ジェ、ジェリドさん……』
「なんだ。」
『肉を食えって、どういうことでしょ』
「そのまんまの意味に決まってんだろ!
 んな死人みてぇな顔して今にも死にそうな声出してりゃ
 今みたいに肉も食ってねぇみてぇに取られんだ、
 ちったぁその首に乗っかってるもん使えってんだ!」
(「んな暗喩ひとつわかんねぇのか今時のガキはよ……ったく!」)

133:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/16 23:30:57 0
>122-123
>「チッ、分かったよ。お利口さんにしてりゃいいんだろ?さーいえっさー。」
女のほうはジェリドの顔を見た瞬間大人しくなった。
そんな簡単に黙るような奴じゃないと、騒ぎを見て見切ったつもりの
ジェリドにしてみればあまりにも不自然だったが、とにかくも――。
「そういう事だ。見た目よりは物分りがいい奴ばかりで
 少しは俺の苦労も減ればいいがね。」
さすがに初対面ではエレクトラの抱えてるものにまで感づく訳もなければ、
その前の突然の手の平返しの不自然さにも助けられてジェリドには気づかれなかった。
だがその直後の名乗り上げで、ジェリドは忘れかけてた記憶を掘り起こしてしまう。

>「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
「なに?」
エレクトラ、確かに女はそう名乗った。
よくよく見てみれば見覚えがある、そう、あれは確か模擬戦だったな……

ジェリドには模擬戦実戦を問わず撃墜した相手の『名前』或いは『機体型式番号』を
メモすると言うちょっと奇妙な癖があった。同僚に理由を聞かれてもはぐらかしていたが……


「お前、まさか358番目の模擬戦の相手だったエレクトラか?
 ……上官を半殺しにして除隊させられたのも覚えてたが、こんな所で会うとはな。
 一応報告しておくが、お前の元上官な。ゴルディアスの肥やしになったよ。
 大した腕もないのに粋がった結果だが、どうもお前にボコボコにされたのが
 原因らしい。まぁ、俺の元上官でもあったわけだが部下の受けの悪い奴だったからな。
 記念すべき500番目の模擬戦の相手に指名して凹ませてやろうと思ってたんだが……
 お前が顔面変形させてくれたその日の夜に、こっそり祝杯を上げたもんだよ。
 まさか、んな事で除隊させられるとは思ってもなかったが。ケツの穴のちいせぇ野郎だぜ。」
かつての同僚や気の置けない友人達は揃って遠くへ出向という名の左遷をさせられて、
今では周りを固めるのは完全な赤の他人ばかり。多少なりとも見知った顔を見つけて
ついつい口を滑らしてしまうジェリドだった。

【いえ、お気になさらず……こんな形でジェリドは覚えてましたが、よろしかったですか?】

>124-125
NPCです。
コウキを押し付けるためだけのキャラですし
戦闘パートでも二人分を動かせるだけの器量はありません。
それで失敗した事例を千夜万夜さんの過去ログでいくつか見てますから。

本当はゲイザムさんを待ちたかったのですが、自分のペースが崩れると
まずいので先に書かせてもらいます。

134: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 23:40:44 0
【確認済み守護古代ロボ】

名前:土偶
サイズ: 30m
運動: 中
装甲: 弱
【武装】 ビーム砲2門
【機体解説】 遺跡でもっともポピュラーな守護ロボ

名前:ハチドリ
サイズ: 25m
運動: 高
装甲: 弱
【武装】 ビーム砲一門
【機体解説】 鳥型。高速移動でのヒットアンドウエイを繰り返す。数が多い。

名前:パンプシャーストーン
サイズ: 50m
運動: 低
装甲: 強
【武装】 どこコラでもビーム方が発射できる。
【機体解説】 球体状の大型守護ロボ

名前:スフィンクス
サイズ: 30m
運動: 中
装甲: 中
【武装】 ビーム、ミサイルなど
【機体解説】 獣人型。多彩な攻撃能力を持つ。

名前:ミカエル
サイズ: 35m
運動: 高
装甲: 中
【武装】 剣、盾、光
【機体解説】 接近戦では無類の強さを誇る。探索者たちは遭遇したら逃走する選択肢が最上位にあげるだろう。

名前: メデューサ
サイズ: 20m
運動: ?
装甲: ?
【武装】 対古代兵器用ジャミング、ハッキング能力
【機体解説】 新種のロボ

135:名無しになりきれ
08/09/16 23:44:59 0
代理投稿とか醜くないか?
しばらく待てないの?

136:名無しになりきれ
08/09/17 00:01:59 0
一々煽るとか醜くないか?
黙って見てられないの?

137:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/17 00:03:21 O
>>130

【謎の男が話し終えた後
ドレイクはすかさず手を挙げ
その場に立ち上がった】

「私が先程 ご紹介に預かりしました
テオドール・ドレイクでございます
さて、我々の目的を明かしますと遺跡の深部に存在する鉱物資源などの回収でありますが
場所に関しては皆様方と一致…
よって我々の艦で皆様方を深部までお送り致します…」

【軽く身振り手振りを交え、話を続ける】

「また 機体の整備や必要な物資は我が社が全て御用意致します…
ですが…ウェルナー君!………」

【しばし場に沈黙を与えたのち
副官の名を呼び 例の書類を出すよう命じる
副官は迅速にブリーフケースから例の書類こと委任状を取り出しドレイクに手渡した】
【委任状を手にしたドレイクは両手で持ち 皆に見えるよう手を動かす】

「我々は大英帝国女王陛下より全権を委ねられています
我々と行動する以上 皆様が陛下の権威を傷つける事などが無いよう切に願います… 」

【口上を言い終えると即座に委任状を副官に返し、すぐケースに仕舞うよう命じた】



138:名無しになりきれ
08/09/17 00:14:49 0
ちょっと待てwその設定って・・・

139:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/17 00:48:24 0
>105
新しい機体と人間が来たようだが特にさしたる反応も見せないアンジール。
そもそも任務でいくのだ、言葉を交わすといっても何を話せというのか……
しかも傭兵上がりに軍人、そしてテストパイロットだ。馬が合うはずもない。
だがどうやら向こうが放っておいてはくれないらしい。
>「おい、てめえがあのモヤシのパイロットか?
>俺様はゲイザム、そしてこいつは愛機の皆殺しゴリラだ
>そんな打たれ弱そうなメカで生き延びれると思ってんのか?
>くれぐれも俺様の足を引っ張るよう真似するんじゃねえぜ?」
まるでお前は敵だとでも言いたいかのようにアンジールに対して高圧的な態度を取ってくる男。
しかし、アンジールとて今自分の乗っている機体に不満がないわけがない。
いやむしろこの男のように自分の機体を愛機などとも呼べない。今さっき乗ったばかりでまともに戦闘で動かしたこともないのだ。
愛着なんて感じるはずもない……そのためか男の言葉に対して憤慨という感情など全く湧かなかった。ただ一言で表すなら……
「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
面倒……この一言につきた。

>113
すると何やらアンジール達の方に軍人が近づいてくる。
階級章は少佐……少尉であるアンジールとは凄まじい差がある。
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
>蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
「ハッ、申し訳ありませんでした。」
頭を下げるアンジール……軍というのは階級が絶対だ。上官に逆らうなど普通の軍人にはできない。
いや、逆らう人間は端から軍などには向いてない。軍にいることが間違いなのだ。
>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
>残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
>おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
そして後ろから出てきたのは子供……子供、その時点で乗っている機体はすでに決まった。
そう、古代兵器だ。それ以外に子供の利点など無いに等しい。
とりあえず面倒がないようにアンジールは目の前の子供の挨拶に軽い会釈で返す。
>「ラティフだ。肉食えよ、肉。」
ラティフ、その名前には憶えがあった、いや、ゴルディオスにもぐったことがある人間なら大抵は聞いたことがあるはずだ。
最初期から潜り続けている伝説的な男……生還者と呼ばれ同業者からは死神と呼ばれる人間。
最初はこの任務に対し上がまともに考えての采配をしていないと思っていたアンジールだったが
その伝説的な男の名前を聞いたことによって少なくとも殺させるためだけに行かせるわけではないということを確認する。
(やはりゴルディオスで何かを発見したのか……)



140:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/17 00:49:41 0
>122 >132
その後、ラティフが建物へと歩き出すのを見て静かに後に続くアンジール。
まだ名前すら他の人間に明かしていないアンジールだが特に問題ないと判断した。
歩き続けながらラティフとジェリド、そしてコウキの会話を黙って聞いている。
肉を食えだとか言っている特にさしたる意味もない入るだけ面倒な会話だとアンジールは思っているだろう。
>「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
声の方をむくと先ほどとび蹴りを放っていた女が自己紹介をしていた。
ジェリドと会話している最中、今一度アンジールはエレクトラの機体を眺める……
あの全身武器庫のような巨大な機体、しかし採用している武器にあの新型と思われる巨大な砲……
いずれもトライアンフを象徴するようなデザインだ。そしてあの機体に僅かながらでも採用されているハーディタイプが見える。
ジェリドの話が終わるのを見計らいアンジールはエレクトラに対して口を開く。

「除隊した…と言っていたが、今はトライアンフのテストパイロットをやっているのか?」

アンジールの言葉に驚いているように見えるエレクトラ。しかしアンジールは自慢気な様子でもなくさも当たり前のように続ける。
「…あそこからは所々ハーディⅥが見え隠れしている、それに兵器の形で何となしにトライアンフ製品であることが分かる。
 そしてあの砲は見たことがない、だとすればテストパイロットだと想像するのが当たり前だ。違うか?」
最もそんなことは毎日のようにドックに入り浸り整備兵達から旦那と呼ばれ親しまれるアンジールぐらいしにか分からないだろうが。
「俺も軍のテストパイロットのようなものだ、新しい機体が来るたびに回されて色々と実際の戦闘でしか測れないデータを録る。
 かくいうハーディⅥも軍に入ってきたときは真っ先に俺のところにきた。テストパイロットというものは面倒極まりない。
 自己紹介が遅れたな……アンジールだ、階級は少尉。よろしく頼む」
初めて自己紹介をするアンジール、厄介な機体ばっかり回されテストパイロットの真似ごとをさせられているアンジールだ。
トライアンフのテストパイロットであるエレクトラに親近感のようなものを抱いたのかもしれない。

141:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/17 08:14:45 0
>>115
ゲイザム「ここ最近だぜ
       地球はどこも無駄に平和で面白みがねえからな
       作戦の話を聞き付けて月くんだりまで来たってわけよ」

数年前とちっとも変わらぬ相棒の姿に、懐かしさを覚える
まあ、柄でもねえからこれ以上は辞めとくが

ゲイザム「へっ、ほざきやがれ
       てめえこそメスなんぞに易々と蹴り入れられるたあよ
       勘でも鈍ったか?
       情けねえぞ~、がはははは!」

これも変わらぬやり取りだ
こいつは俺みてえに純粋に戦いを楽しむような男じゃない
公私を割り切り任務に徹する、言わばプロフェッショナルだ
そんな俺たちが意気投合し、一緒に仕事をしていたのも今思えば不思議な縁だ

>>122
>「うっせえよ!横槍はテメェだろうが!そのハゲ散らかったアタマ掃除して出直して来な!!」
ゲイザム「てめえ、メスの分際で生意気な…!
       今すぐここでぶっ殺してやってもいいんだぜ、おお!?」

このメスはてめえの立場を分かってねえ
メスだって時点で戦場に居るのはおかしいってのに、その上俺様に楯突く気かよ
こいつは半殺しにしてやらなきゃ気が済まねえところだが…
喧嘩の最中に最後のメンバーが来やがった

>>113
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
  蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
ゲイザム「うるせえ、軍服に指図される言われはねえよ
       特命で探索任務に従事する俺たちに偉そうな口が利ける立場かよ、ああ?」

この軍服と言い、どうしてこうも制服を着た連中は偉そうにしやがるんだろうな
ラティフの話では、こいつはそれなりの階級でエリート野郎だそうだ
エリートの坊ちゃん出にしちゃ叩き上げみてえな風格がありやがる
まあ、役に立つならそれに越したことは無し、せめて俺様の邪魔はしてほしくねえな

>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
  残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
  おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
「あんだあ、てめえじゃなくてこのウジガキが新メンバーだってのか!?
 軍服さんよ、人を舐めるのも大概にしやがれよ!
 メスとモヤシ小僧はまだ正規パイロットの肩書きがあるからいい
 だが、この吹けば飛ぶようなガキは何だってんだ!?
 そもそも役に立つのかよ!?
 俺はガキは嫌いだが、ウジウジした奴はもっと嫌いだ!」

一瞬、我が目を疑った
新しいメンバーってのは、目の前の軍服じゃなくてガキだってほざきやがる
ラティフの部隊が全滅した理由をこいつらは理解してんのか?
古代兵器のパイロットだろうが、これは酷い冗談みたいなもんだ
ガキのお守りをしなくてもいいと思ったから、ここに呼ばれてやったってのに
とんだサプライズだ

142:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/17 08:26:40 0
>>115
>「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
ゲイザム「へへ、それが正解だぜ
       モヤシ小僧は後ろの方で大人しく蹲って震えてるのがお似合いだ
       せいぜいその逃げ足の速さでザコどもを引き付けてくれよ
       がははははは!」

ふん、乗りの悪い奴だ
さっきのメスと違い、随分とまたクールに決めてくれる野郎だぜ
景気付けに喧嘩でも売って、殴りかかってきたところをぶっ飛ばしてやろうと思ったんだがな
ま、任務前から仲間を壊しちゃ上の連中に悪い

>>115
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
   少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ龍の挨拶なんだ。」
ゲイザム「ちぇっ、これからって時に止めてくれやがって
       まあいい、仕事は仕事だからな
       メスもモヤシ小僧もウジガキも気に入らねえが、一応仲間だからな
       きっちりやってやるかい
       へへ…、きっちり…とな」

俺様は様々なことを思い浮かべながら、遺跡の奥で戦えることを楽しみにしている
どんな相手だろうが、完全粉砕してやる

ゲイザム「そういやあ、ラティフ以外は俺様のことを知らねえんだったな?
       聞いて驚け
       俺様は『放たれた悪魔』の二つ名で恐れられたゲイザム・オーグウェルだ
       くれぐれも俺様の足を引っ張るんじゃねえぞ」

143:名無しになりきれ
08/09/17 15:10:14 0
お聞きしたいのですが
なぜ18歳未満なのでしょうか?
搭乗者に選ばれても18を過ぎたら乗れなくなるということでしょうか?

144:名無しになりきれ
08/09/17 19:04:29 0
そうだな
スレ主にはその辺はっきりしてもらわないと困るな
設定には何事も根拠が付き物だ

145:名無しになりきれ
08/09/17 19:24:44 O
議論スレに行け

146:名無しになりきれ
08/09/17 20:19:15 O
>>143
予想ではあるが、おそらく精神的に未成熟な人間が選ばれるのではなかろうか。
多感な思春期は感情の振れ幅が成熟した大人より大きく、GENKAITOPPAしやすい。
古い例えなら「イヤボーン」だ。
つまり、ガキが優先的に選ばれてるだけで、大人でも中身がガキなら選ばれるかもしれない。


こんな感じだとしたらガッカリだよね。

147:名無しになりきれ
08/09/17 20:29:30 0
>>145
それはどこにあるのでしょうか?

148:名無しになりきれ
08/09/17 20:40:11 O
>>147
ログ読めよ
と言いたいが、まとめサイト行け

149:エル ◆GtzExfc62I
08/09/17 23:10:32 O
>「お前、まさか358番目の模擬戦の相手だったエレクトラか?
>……上官を半殺しにして除隊させられたのも覚えてたが、こんな所で会うとはな。
(中略)
>まさか、んな事で除隊させられるとは思ってもなかったが。ケツの穴のちいせぇ野郎だぜ。」

あちゃあ…やっぱり3年ちょっとじゃ忘れてなかったかぁ。
てか除隊の話は恥かしいから止めて!!アタシにとって人生最大の汚点なんだから!!
「はは、アンタは相変わらず苦労にまみれてんね、今日はその子の保護者かい?」
そう…この人は昔から貧乏クジばっかり引き当ててたね。
ラティフに「肉喰え」とか言われてポカンとしてるボウヤに向かって、
「怖いおっちゃんだけどさ、たぶん世界中で一番キミのことを解ってくれてると思うよ?」
その後ニヤリと笑って少佐を見る。
「ねぇ?“少佐殿”?」

アタシの恥かしい過去をプチ暴露した仕返しだ。さあ!鬼になれ!ツンの鬼になれ!!
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
>少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ流の挨拶なんだ。」
ラティフがハゲゴリラに声を掛けて、難しそうな顔の軍人に軽く謝った。
時計を見ると11時45分、確かにそろそろ行かないとね。ミーティングは大事だもんな。

しかしなんだろう、ラティフも結構気苦労が多そうだね。
アタシの中で少しだけ、コイツに対する感情が変わったような気がする。
昨晩初めて会って話した時もそう。6年の間、ずっと結論が出なかった想い。
兄貴の死を受け入れられない自分が、コイツへの怨みを静かに燻らせてた。
でも本当はどうなんだろう?ラティフにだって出来る事には限度があるだろうに。
兄貴を死なせた事を、本当は悔やんでるかもしれないってのに…

聞きたい。ラティフから6年前の真相を聞いてみたい。でも聞けない、何故?
……………………そっか…それが怖いんだ。
奴が兄貴を覚えてなかった場合、自分がどうなるのか想像もつかない、だから聞けないんだ。

アタシは他の連中と歩いて基地に向かうラティフの背中を、黙ったまま見つめ続けた。


>「除隊した…と言っていたが、今はトライアンフのテストパイロットをやっているのか?」
ラティフを見つめてて、完全に気付かなかった。いきなり話し掛けられたアタシは驚いてしまう。
慌てて横を向くと難しそうな顔の軍人が立っている。ふぅ…マジ焦った…
「あぁそうだよ、半年前からやってる。クソタレ面倒な仕事だよ、何で分かったの?」
>「…あそこからは所々ハーディⅥが見え隠れしている、それに兵器の形で何となしにトライアンフ製品であることが分かる。
>そしてあの砲は見たことがない、だとすればテストパイロットだと想像するのが当たり前だ。違うか?」
へぇ~、アレを一目見てハーディⅥのカスタム機と見抜いたのはコイツが初めてかも。
ひょっとしてメカオタクかな?それとも軍人と見せかけて実はメカニックとかかな?
「いやいやそれでも充分スゴイってば。普通は判んないよ?」

まともに残ってる元の面影なんて頭部くらいだけど、外装は軍用機と全然違う。
胸部装甲も取っ払ってるし、両腕だって別のパーツに替わってる。
何よりも足が無い。ハーディⅥには足があるけど、ハリネズミはフロートタンク。
こんなんで機体識別できる奴はメカオタクか専門家のどちらかだろう。
>「俺も軍のテストパイロットのようなものだ、新しい機体が来るたびに回されて色々と実際の戦闘でしか測れないデータを録る。
>かくいうハーディⅥも軍に入ってきたときは真っ先に俺のところにきた。テストパイロットというものは面倒極まりない。
>自己紹介が遅れたな……アンジールだ、階級は少尉。よろしく頼む」

なるほど納得。ハーディにとって育ての親みたいなもんか、なら判って当然ってワケだ。
「ヨロシク。それと、礼を言うよ。最高の“相棒”を育ててくれてありがと。」
ハーディⅥが正式採用されてから4年半、ずっと乗り続けた愛騎の代わりにアタシは頭を下げた。

150:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:02 0
俺は今、ディープシーカーに乗りゴルディアスへと向かっている。
はやりここはいい。
自動操縦に切り替え、シートに身を沈めながら先ほどまでいた第六基地での事を思い出していた。

軍のお偉いさんの演説程退屈なものはない。
遺跡解明の意義だの、人類への貢献だの。
あまりのつまらなさにゲイザムの奴が暴れださないかの方が気になったものだ。

そのあと特務将校らしい奴が出てきて、遺跡の構造や守護ロボの種類のおさらい。
そして報酬についての話。
傭兵の身としてはこちらの方が重要なんだけどな。
今の俺にとってはこっちもさして重要じゃなかった。

月面都市ランペイアの全住人を皮切りに無数の探索者たちを飲み込んできたゴルディアス。
勿論俺の知った顔もどれだけ飲み込まれたかもわからねえ。
そいつの中心に何があるのか。
それが何であれ、一発かましてやらなきゃ気がすまねえ。

・・・我ながら笑えるもんだ。
プロと自称しながらこんな私情全開で遺跡に潜るんだからな・・・

そのあと各員の紹介や期待の説明などを経て、出発となったわけだ。
あの瞬間湯沸かし器エレクトラといったか・・・どこかで聞いた名前だがな。
まあある意味有名人だから当然といえば当然か。

出掛けにアンジールが特務将校に呼び止められていたが、まあ少尉殿だしな。
軍人なら色々しがらみもあるんだろ。
『ゴルディアス内部は特殊電波状況の為、外部との通信が出来ないのは知っているな。
少尉、君の役目は最深部まで行き、何があるかを確認しそれを私に報告する事にある。
以下に最深部まで到達しようと、全滅しては意味がないからな。
AM24はその為の機体でもあるのだ。
いいか、他の者がどうなっても構わん。
君だけは必ず帰ってくるように。
この任務が達成されれば君は生きて二階級特進の栄誉を得るだろう。』
なんてなんとも生臭い言葉をかけられていたなんては俺の知る事じゃなかった。

エル、アンジール、ゲイザム、コウキ。
こいつらと一緒に地獄の釜の蓋を開けに行くわけだ。

151:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:12 0
そうしている内につきにポッカリ開いた大穴が見えてきた。
「各員、これよりゴルディアスに入る。
先頭は俺が行く。チームの目としての役割はキッチリ果たすよ。
距離を置いてゲイザム。
敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
その後ろにエル。
火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。
坊やと少尉はヘッジホッグの両脇を固めてくれ。
最大火力を沈められないように頼むぜ?
少尉は機動を生かして臨機に各員のフォローで。
んじゃ、よろしく!」

ま、正式なリーダーはアンジールなわけだけどな。
案内役の特権でフォーメーションを指示させてもらっていよいよ鉄火場に突入だ!

###############################

いきなりですいません。
ゴルディアスに突入しました。
会議内容は回想などで差し込んでいただけるとありがたいです。
では、いよいよ本題の戦闘。楽しみましょ!

152: ◆GtzExfc62I
08/09/17 23:17:14 O
>アンジールさん
入りの部分、驚いた理由を少し変更しました。
シーン内の時間の流れを整理した副作用みたいな感じです。すみません。

>コウキさん
全然OKですよ~、あくまでも少佐はコウキさんとの中継役として書いてますからね。
初対面の少年に接点を作るより、少佐を介してコウキの内面へ切り込むつもりです。

153:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/17 23:21:55 0
>130
また水晶骸骨の謎の男だ。
モエは真面目な話をする時にいたら場が混乱するから外に待たせておいた。
多分いや絶対ハメられているような気がするけど大人しく説明を聞くしかないのであった。
果たしたい目的があるから。

>134
モニターに守護古代ロボ一覧が映し出される。
太古の昔に与えられた使命に呪縛された哀しい同胞たちだ。
最も、向こうから見れば使命をきれいさっぱり忘れてしまった
僕達の方が哀しいのかもしれないけど……。
彼らが護ろうとしている物が何なのかは分からないけど
最深部までたどり着けば彼らの使命は終わるのは確かだ。
それにしても注意すべきは……
「二人ともくれぐれもメデューサに捕まらないでね!
君たちの機体で攻撃されたらシャレにならないからさ」
冗談めかしているけど大マジである。
そして自分が捕まったらミイラ取りがミイラでもっとシャレにならない。

>137
>「我々は大英帝国女王陛下より全権を委ねられています
我々と行動する以上 皆様が陛下の権威を傷つける事などが無いよう切に願います… 」
送っていってくれるのは嬉しいけどえらく大英帝国女王の使いとは……。
えらく大層な話になってきた。
「は、はい……承知いたしました」
なんか変だなーと思いつつも一礼するのであった。

154: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/17 23:21:56 0
こんばんは、質問ありがとうございます。
とはいえ、昨日質問などはこちらへと言った手前早々に破るのもあれですのでネ。

議論討論スレッド@千夜万夜
URLリンク(yy44.kakiko.com)

こちらのスレを見てくださいな。

155:名無しになりきれ
08/09/17 23:35:03 0
>>154
解答ありがとうございました
以後そちらのほうに質問させていただきます
ありがとうございました

156: ◆xK7dfy5P/g
08/09/18 01:35:29 0
>139
>「ハッ、申し訳ありませんでした。」
残った軍人は教本通りの対応で済ませた。
……軍隊としてはごくごく普通の事であるはずなのに今のジェリドには
ひどく不快に感じられた。だがすぐに、杓子定規な対応のせいではなく
アンジール自身に問題がある事に気づいた……彼から覇気の類が感じられないのだ。
重要な任務を任されているにも拘らず、むしろ面倒臭いと言う空気が漂ってくる。

>「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
ゲイザムと呼ばれた禿頭の大男への返答でその直感が正しい事を知った。
だからなんだと言う話だが、ジェリド的にはもっとギラギラしてる方がまだマシなのだ。
そう、それこそ今のラティフやゲイザムの様に感情を剥き出しにする方が……
(「まるで人形だな……軍人としちゃあ間違っちゃいないのかもしれんが。」)
「おいお前。今回のチームの中じゃ唯一の軍人だから先に言っとく。
 ……まぁこの面子じゃあ無理だとは思うが、暴走しそうになったら止めろよ。
 本来なら俺が行くはずだったんだが……上の許可が下りなくてな。」
事実である。どうも上層部はジェリドには別の任務を押し付けるつもりらしいのだ。

>141
>「うるせえ、軍服に指図される言われはねえよ
  特命で探索任務に従事する俺たちに偉そうな口が利ける立場かよ、ああ?」
「その特命を出してる大元ってのはどこだと思ってるんだ?
 自分の立場が分かっちゃいないようだからその頭と同じようにツルツルテカテカの
 脳みそにしっかりと書き込んでおけ。ここは俺のテリトリーだ……
 命令ひとつで本当に蜂の巣にできるんだぜ?おとなしくしてろ、基地の中ではな。」
さっきのやり取りで分かりきってた事だが案の定噛み付いてきやがった。
牙を抜かれた獣は飢え死に、相手も見ないで噛み付く獣は犬死にだ。
噛み付くなとは言わんが相手を選ぶぐらいの事はしてほしいもんだな……

>俺はガキは嫌いだが、ウジウジした奴はもっと嫌いだ!」
一番激しい反応が返ってきた。正直なところ、ジェリドの気持ちを代弁している。
「ああそうか、変なところで気が合うな。俺もガキは嫌いだし
 ウジウジしてるへなちょこは今すぐ撲殺してやりたいぐらい嫌いだ。
 でもこれも上からのお達しなんでな、下っ端に拒否権なんぞねぇよ。
 嫌なら降りてもいいんだぜ?」
数日前までは軍の調査隊の指揮官としてジェリドが下りるはずだったのだ。
それが日本政府からの要請だかなんだか知らんがガキのお守り+調査隊派遣無期限延期と
朝令暮改のオンパレード。いい加減ジェリドの比較的キレやすい堪忍袋の緒も限界間近だ。
ゲイザムに向けた言葉の端々に剣呑極まりない気配が見え隠れしている事に
果たしてどれだけの人間が気づけた事だろうか?

>149
>「はは、アンタは相変わらず苦労にまみれてんね、今日はその子の保護者かい?」
>「怖いおっちゃんだけどさ、たぶん世界中で一番キミのことを解ってくれてると思うよ?」
>「ねぇ?“少佐殿”?」
向こうも向こうで俺の事を覚えてたらしい……まぁ他人の振りもしたくならぁな。
あんな事しちまった奴が何の因果かこんな形でまた基地に入る事になるなんて、
運命の女神ってやつは相当意地が悪いらしい。
「……上からの命令でな。もうちっと可愛げとかありゃあ少しは気分も違うんだが。
 おい……悪い冗談も大概にしろよ。」
底意地の悪さならこいつも負けちゃいなかったな……過去を暴露した腹いせのつもりか。
だがそれを聞いた当の本人はと言うと……
『エレクトラさん……そんなの、太陽が西から昇る事よりもありえませんよ……。』
と来たもんだ!一瞬任務とか忘れてぶち殺してやろうかと本気で思ったね。
しかしもったいない事をしたよエレクトラは。あのまま残ってりゃディアナーンに入れたろうに。
それだけの腕と頭と度胸を持ってたんだから。トライアンフのテストパイロットなんぞ役不足だろ?

157: ◆xK7dfy5P/g
08/09/18 01:39:37 0
>151
>「各員、これよりゴルディアスに入る。
(中略)
>んじゃ、よろしく!」
『は、はい……なんとか、がんばります……。』
いよいよだ……僕は自由になるために、ゴルディアスなんて言う恐ろしい場所に潜るんだ……
先頭にいるラティフって言う人、最初期から潜り続けて今も生きてるって言う
すごい人らしい……他の人も軍に呼ばれるぐらいだからすごい人たちなんだろう。
正直言ってこのメンバーの中で一番役に立たないのって僕だよね……
……いてもいなくても同じなら、なんでこんな所に潜らせるんだよ。
それでも、頭数には数えられてるしもう引き返せないんだ……やるしか、ないんだ。


一方――。


探索チームは出撃した。直前にアンジールが特務将校に呼び止められて
なんか命令されてたがその内容を詮索する余裕は俺にはなかった。
何せ俺にはアンジールが最深部まで到達し帰還した事を前提とした、
ゴルディアス制圧作戦の総指揮なんて言うとんでもない極秘任務を押し付けられたからだ。
……ここ数日でネイアラの各基地への増員に次ぐ増員、機体の整備状況チェックが一段と厳しくなり、
さらには新品のロボットが基地のハンガーを埋め尽くさんばかりに搬入されているのには
裏があるとは思っていたが……どうやら情報が漏洩する前に一気に管轄下に置いて
そこに眠るテクノロジーを独占するつもりって事らしい。

上官『と言うわけでジェリド少佐、君にその制圧作戦の総指揮を取ってもらいたい。』
ジェリド「補佐が足りませんが。」
上官『なに、その件も既に手を打っておいたよ。第一基地で手続きを済ませて、
   ついさっき到着したこの二名を君の補佐に付ける。』
(「ちっ、この狸め。何もかも根回し済みってわけか。」)
しかし、入ってきたその二名を見た瞬間、迂闊にも懐かしさが込み上げてきてしまった。
ライラ「久しぶりだね、ジェリド。」
カクリコン「またお前と組める日が来るとはな。人生何があるか分からん。」
ジェリド「……!ふっ、了解しました。この二人を付けてくださるなら
     この任務、失敗する要素はどこにもありません。謹んでお受けいたします。」
上官『うむ、期待しておるよ。では三名とも、さがってよいぞ。』

ライラ「しっかし、ほんと急な話だよ。散々上から睨まれてたあたしや
    カクリコンまで呼び戻すなんてさ。しかも臨時昇級とは言え二階級特進で少佐になった上
    ディアナーン入隊……いったい何が起こったんだい?」
カクリコン「ああ、制圧作戦だとか言ってたが、ゴルディアスの事だな?
      上層部がそこまで性急に事を進める……最深部までのルートの目処が立ったのか?」
ジェリド「ああ……完全じゃないがな。とりあえず、俺の部屋に行くぞ。
     任務の中身を詰めなけりゃならん……積もる話もあるしな。そうだろ?」

158:名無しになりきれ
08/09/18 13:07:45 0
説明が

159:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/18 14:37:43 0
>>127
「ちぇっ、いろいろと言ってくれるなあ…もう…
 分かったよ、気を付けるよ」
【何だか受けが悪かったようで、ますます好ましくない反応をされて戸惑う】
【僕はただ自分が事実だと思うことを言っただけなのに…】
【これ以上言って嫌われでもすると不味いから、言うことを聞いておこう】

「うん、任せてよ
 君のロボのことだって当てにしてるよ」
【笑顔のまま、親指でグッドサインを向ける】
【何だかよく分からないけど、打ち溶け合えたのかな?】

>>130
「………」
【改めて何者か質問したいという衝動に駆られたが、抑え込む】
【また現れて、一体このおじさんの意図は何なんだろう?】
【黙って無言のまま男に着いて行く】

「………」
【黙って話を聞いている】
【ここに来る前のミーティングで既に聞き及んでいることばかりだ】
【現段階で確認されている守護古代ロボは、最新のメデューサも含め知っている】
【ただ、詳しい能力までは知らなかった】
【意外にやっかいな相手が多いのが気になる】

「探索者同士の戦闘かあ…
 できれば対人戦は避けたいな」
【別に探索を行う者たちとの戦闘は覚悟している】
【競争相手がいる以上、それは避けられないからだ】
【しかし、やはり人殺しのような真似はしたくない】
【遭遇しないようにと心の底から願っている】

>>137
「よ、よろしくお願いします…」
【緊張したようにたどたどしく挨拶を返す】
【こういうタイプの人間は、はっきり言って苦手である】
【一定の使命感や自負なんかに凝り固まった人ほど融通の利かないものはない】
【あんまり無茶な命令を出してきたりしなきゃいいんだけど…】
【また、大英帝国の女王陛下が関わっているとなると事は単純ではないだろう】

「………」
【黙って考え込んでいる】
【最も心配なのは、厄介事などに発展したりしないのかと言うことだ】
【亡父の率いたテクノ隊の派遣ですら、当時の合衆国政府の独断である】
【自国の最新鋭AMを揃え、特製の物資運搬用のオートロボまで運び込んだのだ】
【この一件で合衆国政府は各国から非難を受け、現在遺跡調査からはほぼ撤退している】
【その批判の急先鋒だったのが大英帝国だったのは、今回の件と無関係とは言えない】
【エア・シュリンセン社、一体何を考えているのだろうか…】

160:名無しになりきれ
08/09/18 17:19:40 0
なんでティターンズの人がいるの

161:名無しになりきれ
08/09/18 18:22:32 0
いくらなんでもこれは酷い
ジェリドって名前の時点から怪しいとは思ったけど
まさかそのまま出すとはな…
ネタにしてもこれはやり過ぎ
自重汁

162:名無しになりきれ
08/09/18 20:06:07 O
遥か過去から飛ばされてきたという設定で、
あっちのスレで活動させてたキャラを使うというのはダメ?

163:名無しになりきれ
08/09/18 20:17:50 O
>2には越境無しと書いているが、俺はGMでないので断言はできないな。
あとは、>103,154での誘導に従って欲しい。
キツい言い方をするようだが、参加するなら
全レスとは言わないが8レス前位は見ていただきたい。

164:名無しになりきれ
08/09/18 20:18:26 0
越境は常識からしてあり得ない
やったら荒らし行為だと思え

165:名無しになりきれ
08/09/18 20:40:51 O
>>162
諦めろ
どんだけ設定を用意したところで越境に変わりはないんだからな


166:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/18 21:33:31 0
>149-150
>「ヨロシク。それと、礼を言うよ。最高の“相棒”を育ててくれてありがと。」
エレクトラの思ってもみない反応に少しばかし歯痒さのようなものを覚えると同時に
自分の機体を最高の相棒と呼んだエレクトラに複雑な気持ちになった。
「……最高の相棒か、それは何よりだ」

その後は軍のブルーフィングルームで全員集まり
まずは上の人間の演説を聞き、その後は遺跡の構造にガーディアンの種類、
そしてラティフを案内役として作戦を行うなど様々な情報を特別将校から聞くことになる。
他の人間は退屈そうにしていてゲイザムなどは苛立ちを隠せないようだったが
アンジールは特に何を思うわけでもなくただ黙ってまじめに話を聞いている。
まあ、この中で唯一の軍人たるアンジールが寝ているわけにもいかないし、
どんな情報だろうと頭に入れておいたほうが後々面倒がなくなるかもしれない。そう考えてのことだった。
説明が終わりメンバー全員が席を立ちそれぞれスタンバイに向けて行動しはじめる。
アンジールもAM24を万全の状態にしておこうと席を立った時、さきほどまで説明をしていた特別将校がアンジールを呼びとめる。
「ハッ、私に何か?」
特別将校は一度咳をして話を続ける。

>『ゴルディアス内部は特殊電波状況の為、外部との通信が出来ないのは知っているな。
>少尉、君の役目は最深部まで行き、何があるかを確認しそれを私に報告する事にある。
>以下に最深部まで到達しようと、全滅しては意味がないからな。
>AM24はその為の機体でもあるのだ。
>いいか、他の者がどうなっても構わん。
>君だけは必ず帰ってくるように。
>この任務が達成されれば君は生きて二階級特進の栄誉を得るだろう。』
その言葉に思わず苦笑してしまったアンジール。その態度が気に入らなかったようで
特別将校はアンジールを殴り倒して怒声を浴びせる。
『なんだその態度は!貴様やる気はあるのか!?』
アンジールは立ち上がる、その顔はいつもの無表情と同じでさっきのような人間臭さは一切消えている。
「もちろん……それが面倒であろうとなかろうと命令には従います。
 それに自らの命もかかってくるとなれば尚更です、それでは失礼します」
そして一礼し部屋を出ていく……他の人間はすでに乗り込み出発のための準備を終えているかもしれない。
少しAM24を馴らそうと思っていたがそこまで時間はなさそうということを知ってアンジールの顔に静かな怒りが見える。
「チッ、全く……怒鳴りつけることしかできんのか。そんなことをしなくてもやる事はやるというのに、
 これだから安全な立ち位置にいるものは面倒が多くて仕方がない、俺は面倒が嫌いだと言っているだろうに……」
珍しく上官に対する愚痴を言うアンジール。足早に自分の機体に乗りこみモニタに駆動系……火器管制システムや計器を作動させる。
全てが正常に作動したことを確認するとヘルメットをかぶり自分の足元の左右のペダルを細かく押し込み機体を急速回転させ
他のメンバーと同じように機体をゴルディアスへと向かわせる。
自動操縦にしないのはこの機体のスピード、それによりどれほどの慣性が生まれるのか。
そしてどのような癖があるのかを知るためだ。何せ彼がまともにAM24を動かすのはコレが初めてだからだ。

そうしている間にゴルディアスが見えてくる。するとラティフから通信が入る。
>「各員、これよりゴルディアスに入る。
>先頭は俺が行く。チームの目としての役割はキッチリ果たすよ。
>距離を置いてゲイザム。
>敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
>その後ろにエル。
>火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。
>坊やと少尉はヘッジホッグの両脇を固めてくれ。
>最大火力を沈められないように頼むぜ?
>少尉は機動を生かして臨機に各員のフォローで。
>んじゃ、よろしく!」
「こちらアンジール……了解した」
そして速度を落としヘッジホッグと呼ばれるあのハーディカスタムタイプの右斜め前へと機体を持ってくる。
最大火力のヘッジホッグは違う意味で最も危ない機体だ。
もし弾の当たり所が悪いものならば爆発する可能性もあるのだ。
そうなればアンジールの言う面倒なことになりかねない。
そして次に自分と共にヘッジホッグを守るコウキに通信を入れる。
「こちらアンジール、コウキだったな?俺とお前に与えられた役割は重要だ。
 お前も面倒だとは思うが古代兵器のパイロットに選ばれたお前の力を見せてもらいたい。」

167:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/18 21:38:39 0
>>102
1から3まではやったことあります。あんまり向いてないですが。
あとどうでもいいですが好きなロボットアニメはザブングルです。
ブラッカリィとガバメントが大好きです。

   大好きです

>ラティフさん
ネタフリ感謝感激です。

>エルさん
いやいや、こちらこそちょっと変なタイミングで声かけてすいませんでした。

168:名無しになりきれ
08/09/18 21:47:16 0
ここってたまにポワっと荒らしが沸いてくるよねw

169:エル ◆GtzExfc62I
08/09/18 21:52:33 O
>「その後ろにエル。火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。」
いよいよ始まった。ラティフの指示に従ってアタシはゴリラの後方に下がる。
穴の入口付近は通路も広く、見通しも利くので気が楽だ。
「了解、ゴリラの丸焼きが出来上がらないように気をつけるよ。」
基地で借りた新品の通信モニタに映るラティフに向けて、ペロリと舌を出した。

結局、あの後アタシはラティフに話し掛ける事が出来なかった。
ミーティングの間も、終わってからも。話し掛ける機会は何度かあったんだけど…
その勇気が無かった。正直自分のヘタレっぷりに心底ウンザリしてる。
ホント嫌になるよ。今はまだ比較的安全な区域だけど、これから先は地獄の様な激戦区。
今のまま煮え切らない状態が続けば、間違いなく戦闘に影響が出てくるだろうな。
「…………ん?」
フロントスクリーンにターゲットマーカーが点灯する。最初は7つ、あっという間に数百。


ヘッジホッグに搭載されているFCSは、最新型のF-54PO“オウガバトル”。
同時ロック数246、並行操作火器数54、策敵可能距離6km。ダブルロックオン有効範囲2km。
トライアンフが次世代の戦艦用に開発した、火器管制技術の結晶と言える。


まさか戦艦用のFCSをAMに積むとはアタシも当初『バカなの?』って思ったもんさ。
だけど今のハリネズミにはこの“オウガバトル”以外のFCSは考えられない。
「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」

たぶんディープシーカーのセンサーにも反応が現われてるだろうね。
昨晩見た機体スペックが正しけりゃ、策敵距離ならハリネズミより広いはず。
レーダーは真っ白、既にロック数を振り切る程に敵の数は増えていた。
「さあ、どうする?」

アタシが全員へ通信を入れたと同時に、遥か前方から敵機の“群”が見え始める……


170: ◆GtzExfc62I
08/09/18 22:08:02 O
オウガバトルの策敵距離が「戦艦用にしては短くね?」と思われた方へ。
ヘッジホッグには搭載火器の射線干渉という問題があります。
これだけ火器が密集してりゃ砲身を旋回させた途端に自爆という可能性も大なのでw
故に自機構成パーツへの干渉範囲の都合上、大型のレドームが積めなかったんです。
だからレーダーの有効範囲は戦艦クラスではなく、AMクラスの範疇に収まってるんですね。

ちなみに現在は荷電粒子砲の為に、左後方の20mm機関砲6門とレールキャノン2門が撃てません。

171:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/18 22:18:25 0
>>151
ゲイザム「へへへ、腕が鳴るぜ
       どいつもこいつも叩き潰してやる」

ついに洞窟への突入が開始された
俺はアタッカー、先頭に立つ攻撃の要だ
一番敵をぶっ潰せるベストポジションってこったな
俺は楽しみで楽しみで溜まらない
このことを思えば、先の気に入らない出来事など全てどうでもよくなる

>距離を置いてゲイザム。
  敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
ゲイザム「おうよ、任せな!
       近付く奴はみんなスクラップにしてやるぜ!」

悪いが、後ろの連中には俺様のオコボレぐらいしか行かんだろうな
どんな相手だろうが、俺とゴリラのコンビネーションに敵うわけがねえ
久々の実戦撃墜マーク、稼がせてもらうぜ

>>169
>「了解、ゴリラの丸焼きが出来上がらないように気をつけるよ。」
ゲイザム「ほざくな、メスが!
       俺様の名前はゲイザムだって言ってんだろ!
       てめえの出番はねえからケツでシートでも磨いてやがれ!」

小癪なことをほざくメスを罵ってやった
大体このエルとかいうメス、女のクセに生意気すぎる
地球に居る俺の女房はもっとおしとやかで優しい「イイ女」だってのにこのメスは…
前に出てきたら古代兵器どもと一緒に撃ってやろうか?

「おっ、団体さんがお見えになりやがったぜ
 ラティフ、ミドルレンジへの誘導頼むぜ
 一網打尽にしてやる!」

しばらくすると、遠くの方から雑魚どもの影が見えてきやがった
かなり居やがる
へへへ、弾が足りるかな?

172:名無しになりきれ
08/09/18 22:25:18 0
つまり出てきた敵の数は246以上か?いくらなんでも出すぎだろww
まあ1匹の強敵に群がるよりは雑魚たくさんのほうが各自演出が自由にできるが・・・

173:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/18 23:25:39 0
>169
ゴルディアスに入り、大回廊、中ほどまで潜行しただろうか。
エルからの通信が入る。
>「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」
その言葉が示す事は、俺のセンサーにもしっかり表示されている。
ディープシーカーはチームの目。
索敵で先を越されたとあっては立つ瀬がないってもんだ。
だから、立場を保つ為にもしっかりと仕事をしていたさ。

「大回廊名物の洗礼カーテンってやつだ。
土偶タイプ、ハチドリタイプは数えるのが馬鹿らしい。ぽつぽつパンプシャーストーンもいるな。」
エルからの通信が届いたときには俺は既にタイプ識別までしてた。
それにしても、時折大量発生する洗礼カーテンの存在は知っていたが、これほどの規模は初めてだ。
まあ、思い当たる節はあるがな。
軍が最深部アタックの秘匿性を保つ為に探索制限を行ったんだろう。
つまりは程よく分散するはずのカーテンが全部向かってきているってこった。

>171
> ラティフ、ミドルレンジへの誘導頼むぜ
> 一網打尽にしてやる!」
ゲイザムからも通信が入る。
頼もしい限りだが、ちょいと入れ込みすぎか?
なんて一瞬よぎった考えを直ぐに打ち消す。
いや、あれがゲイザムの普通なんだからな。何の問題もない。

「さあ、お出迎えだが、俺達が目指す場所は更に深い。
カーテンは大群だがそうは薄いんだ。
第一波は俺が散らすから一点集中で突破する。」
まあ判りやすくいえば、こんな雑魚の山を相手にしていられるほど道のりは短くないし、弾数だって多くない。

「ゲイザム、攻城槌だ。壁は全部潰して突き進んでくれ。
だが欲張るなよ。メインディッシュが遠のくだけだからな。
エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。
カーテンに穴が開いたらそのまま突き抜ける。
坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
そういいながら各自にデータを送る。
それぞれのナビモニターにはカーテンを突破し、数キロ潜行したところの横穴にマーカーが着いただろう。

そうしている内にディープシーカーのセンサーは直下からの熱源を感知。
奴らの武装は割れているんだ。
丁度いい、鏡面装甲の性能テストといこうか!

カーテンから無数の光点か現われると同時に俺はビーム拡散用のチャフをばら撒く。
大層な名前だが何の事もない、砕いた氷だ。
だが、ビームを確実に減退させ、その上蒸発して味方の邪魔にならない。
俺のお気に入りの一品だ。

無数のビームはチャフを蒸発させ、その勢いを減退させてディープシーカーに直撃。
が、ビームは尽く拡散し、弾かれていった。
「うは!こりゃ代金に見合う一品だな!
役目は果たした、後は頼むぜ!」
少々の衝撃だけでビーム弾幕を弾ききったその性能にわかっていながらも感嘆の声を上げてしまう。
だが関心ばかりしていられない。
ビーム類には強いがミサイルや体当たりに強いとは言えないからな。
カーテン自体までの距離はミドルレンジまで迫ってきている。
後退し、ゴリラと入れ替わりながら体制を整える。

174: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/18 23:27:56 0
>137>153>159
会議室の窓がビリビリと揺れている。
第四基地から三体の超古代文明ロボと一隻の重装甲艦が飛び立っているのだ。
距離はかなりあるはずなのだが、その威圧感は十分に伝わってくる。

月面遺跡ゴルディアスに向かう四人を見送りながら男は一人会議室で顔を歪ませていた。
「くっくっくっく・・・大英帝国の権威・・・か!愚かな!
せいぜい薄っぺらい権威にしがみついて足掻くがいい・・・!」
ドレイクを嘲笑い、男は姿を消した。

「因果乱流の子らよ、運命を打ち倒せ・・・!」

その呟きを残しながら・・・

#################################

ゴルディアス大回廊を進む一行に最初の洗礼が訪れる。
雲霞のように現われる超古代文明ロボ群。
大半が土偶とハチドリだが、中に大型のパンプシャーストーンも含まれているようだ。

#################################

第四基地組もゴルディアス潜入です。
時間軸は第六基地組と合わせてもずれていてもOK
ドレイクさんのアルラウネは第六基地組とは別ルートをナビゲーションしているようです。

カーテンはワンターンキルのNPC扱いでOKです。

175: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/18 23:28:32 0
>162
ご質問ありがとうございます。

TRPGまとめサイト「千夜万夜」
PC:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)
携帯:URLリンク(verger.sakura.ne.jp)

こちらの議論スレで応えておきましたので、そちらでお願いします。
お手数かけます。

176:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/18 23:56:04 0
>166
ナグルに乗り込むのはこれで三度目……本格的な戦闘ともなると初めて。
一度目は訳の分からぬまま機体に振り回されて無差別破壊、
二度目はただ基地に移動させるだけでしかなく。つまりコウキはナグルの性能を
把握できていない。ともすればアンジールよりも機体に不慣れかも知れない。
(当然、コウキはアンジールがAM24に乗るのが初めてとも知らない。)
コックピット内の機械類を恐る恐る弄って何とか機体性能と武装の情報だけでも
呼び出そうとするのだが、文字が出ても見た事のないもので内容を読み取れない。
そんな悪戦苦闘中に突然通信が入って、比喩でなく飛び上がってしまい頭をぶつけてしまう。
顔をしかめて痛みをこらえていると、向こうから話しかけてきた。

>「こちらアンジール、コウキだったな?俺とお前に与えられた役割は重要だ。
> お前も面倒だとは思うが古代兵器のパイロットに選ばれたお前の力を見せてもらいたい。」
『あ、はい……重要、ですか?なんか、見た感じ護衛とか必要なさそうですけど……
 え、選ばれたって……そんないいものじゃないですよ。疫病神を背負い込んだだけです……。』
実際、ナグルを見つけてからと言うものコウキの身に降りかかるのは不幸ばかり。
自分の意思でやったわけじゃないのに政府に危険人物として捕まえられ、
免罪して欲しければ遺跡に潜れと脅されて……力を見せろと言われても
ナグルの事は乗ってるコウキ自身すらほとんど分かってないのだ。もし自分が
正真正銘、紛う事なき役立たずと知ったら、比較的温厚そうなこの人も怒るだろうな……

>169
>フロントスクリーンにターゲットマーカーが点灯する。最初は7つ、あっという間に数百。
そんな事をぼんやり考えていたら、不意にアラートが鳴り響いてまたしても
頭をぶつけてしまった……同じところを。倍加する痛みに涙を流している暇もなく
レーダーらしい計器に反応がありあっという間に真っ白になって役に立たなくなる。
敵が来たらしい、それも団体様で。さぁっと血の気が引き、全身に震えが走り始めた。

>「さあ、どうする?」
どうするって、決まってるじゃないか。逃げ……たらダメなんだっけ……
でもナグルの識別可能限界なんか知らなくても分かる。敵は大群過ぎる。
たった五機に対して百単位で押しかけるなんて正気の沙汰じゃない。
押し寄せる敵の波に理性をあっさり吹っ飛ばされ、意識を失ってしまいそうになる。
だが最初の時もそうだったように、それこそがナグルの狙いらしく……
辛うじて意識はあるのに体が思うとおりに動かない。自分の意思が
体から切り離されて、まるで人形芝居を見る観客のようになってしまう。
遠くから見る自分はまさしく別人で、全部分かってるかのようにナグルを動かし始めた。

177:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/18 23:56:12 0
>172
>「坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
「了解。でも次からはきちんと名前で呼んでくださいね?」
“それ”は初対面からの印象とは程遠い、しっかりとした口調で言い返すと
エネルギーブレードを展開して白兵戦の準備を始める。同時に背部のウィングバインダーを
こそこそと動かしてエネルギートラップの生成と設置を行っていた。

結局、“それ”は手始めに敵の群れの中に目に見えないエネルギーの機雷をいくつか仕掛けた。
触れれば爆発するし、爆風や通常弾が接触すると誘爆して威力や範囲を増す。それだけならいい。
……だが、最悪な事にそれを『味方に伝えようとしない』。このまま突っ切ろうとすれば
サイズ的にまず間違いなくヘッジホッグかギガンティック・ゴリラが引っかかる。
何とか伝えようとするも体のコントロールを失っていて呻き声ひとつ出せない。
“それ”は通信しようとしてない……自分さえ無事なら他はどうでもいいらしく、
さらに不可解な事に無事に通り抜けられる自信もあるようだった……



【エネルギー機雷等々はこちらから送信した情報(どこに何をどれだけ仕掛けたか)
 を各自モニターとリンクさせると擬似的に見えるようになるものなんですが、
 それをしないと、『そこに何かあるみたいなんだけど何もないよ?』な状態になっちゃいます。
 よくわかんないエネルギーをセンサーが感知してるのにカメラは映してくれないわけですね。
 ガーディアンの方はお構い無しに突っ込んで来るかもしれませんし、
 危ないから避けちゃうかも知れません。下手したら『見えてる』奴もいるかも……】

178:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/19 00:27:41 0
>174
荘厳なゴルディアス大回廊を進む。
先頭を行くのはユーリの阿修羅、横にはレイのテクノジャイアント。
眼下には巨大戦艦アウラウネ。
こんなのが平気で通れる遺跡なんて誰が何のために作ったのだろう。
と、前方に蠢くゴマ粒の集団が見えてきた。
同時にMOEから、上からGPSで見たような情報が伝えられる。
土偶にハチドリ、それにバンプシャーストーンも所々。
全てさっき見たデータにあった守護古代ロボだ。
今までもたくさんの探索者たちが倒してきただろうに一体どこから沸いてくるのだろうか。
可哀想だけどいちいちためらっていたら最深部までたどりつけない。
先頭のユーリに通信する。
「数減らすから突っ込むのちょっと待ってね!」
相手の感知範囲内に入る直前、モップ型ロッドを掲げる。
わずか数秒で雷雲が生成され、古代ロボ軍を上空を覆っていく。
逆を言うとこの手の広範囲攻撃系超能力は発動まで
数秒のタイムラグがあるから乱戦になったら使えないのだ。
―サンダーストーム!
閃光が弾け、数百の雷が一斉に古代ロボ達を撃つ。

179:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/19 00:42:46 0
>177
>「了解。でも次からはきちんと名前で呼んでくださいね?」
コウキからの通信の返事は意外なものだった。
最初の蚊の鳴くような声の挨拶に比べるとまるで別物だ。
が・・・
「ああ、わかったよ、坊や。」
俺は素っ気無く応えて通信を切る。
コウキを馬鹿にしているわけでもないんだがな、どうにも子供は・・・
似ても似つかないんだがミノタウロスのあの糞餓鬼と重なって見えちまう。
そんな自分に舌打ちしていると、センサーがけたたましく警告音を鳴らす。

後方のナグルから【何か】がいくつも射出された。
超古代文明ロボの兵装は不明なものが多いが、これもその類だろう。
が・・・センサーの解析を見て俺の背中が凍りつく。
「あのクソガキ!!!これだから超古代文明ロボはっ!」
コックピットで毒づいて通信回線を開く。

「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
今更回避なんてしてられない。
このタイミングで俺の警告が間に合うかも妖しいが、いうしかない。

あのエネルギーフィールドとゲイザムとエルの攻撃でカーテンには大穴が開いてくれるだろうが・・・大きすぎだ!
だがこのくらいでうろたえていちゃゴルディアス探索はつとまらねえ。
敢えてコウキが射出したものだとは言わず、俺の脳ミソはフル回転だ。
想定外の味方の兵装を想定内に組み込む為にな。

ゲイザムはゴリラの装甲を信じてこのまま突っ切ってもらう。
エルはでかいの撃てば多少の減速があるだろうからそれに賭けるか。

俺もディープシーカーの突入速度を調整しながらバリアを強めに張って突入する。


>173
×坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
●坊や、少尉、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
失礼しました。

180:名無しになりきれ
08/09/19 01:51:36 0
携帯以外はまともだね

181:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/19 05:55:28 0
>>173
>「ゲイザム、攻城槌だ。壁は全部潰して突き進んでくれ。
  だが欲張るなよ。メインディッシュが遠のくだけだからな。
  エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。
  カーテンに穴が開いたらそのまま突き抜ける。
  坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
ゲイザム「がははははは!
       こいつは入れ食い状態だぜ!
       突破力ならコングの右に出る者は居ねえ!
       任せとけ!
       あと、ちょいとした礼砲を撃つから全員閃光に注意しとけよ!」

俺は礼砲代わりに正面のハチドリどもに範囲系のロケット弾をぶち込んでやった
爆風と共に5、6機近いハチドリや土偶どもが一瞬で吹き飛ぶ瓦礫に姿を変える
俺はギガントナックルを構えると、突破地点を見極めて一気に突撃しようとする
この雑魚どもは図体だけで、見た目ほどパワーは無い
背丈のある草むらを掻き分けながら突き進むようなもんだ

>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
  エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
ゲイザム「あんだとぉ!?
       畜生、誰がエネルギー機雷なんぞ勝手に展開しやがった!?
       もしかして、これも古代遺跡の罠だってのかあ!?」

俺はギガントナックルを構えてガードしながら、爆風の中を突き進む
周辺で不用意に近付いた雑魚どもも吹き飛ばされている
この程度の爆風ならゴリラの装甲は平気だが、閃光と衝撃がウザい
ロケットランチャーの弾頭に誘爆しては不味いので、砲口を閉じて封印する

ゲイザム「これはこれでなかなか楽しいものがありやがるな!
       おいエル、正面のデカブツをさっさと撃ちやがれ!
       機雷の爆破処理を俺がやってやってる間にな!」

俺はいきなりのスリルにゾクゾクしながら、力の限りゴリラを突き進ませる
機雷は次々と誘爆するが、戦術核運用型のAMが基になった重装甲は伊達じゃねえ
目の前に立ちはだかるように、ゴリラの倍近い図体の雑魚がそびえ立っている
ハンプシャーストーン、ビームをばら撒くしか能のねえデカブツボールだ
普段なら飛び掛って潰してやるところだが、生憎ガードと突撃に徹してそれどころじゃねえ
俺の今の仕事はこいつらをカーテンに包囲させずに突破することだからな
こういう時の後方支援、頼らせてもらうぜ

182:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/19 06:18:56 0
>>174
「………」
【ついに念願の遺跡探索へ出発と相成ったわけだが、素直に手放しでは喜べない】
【エア・シュリンセンシャの社の陰に見え隠れする大英帝国の陰謀】
【目的は遺跡内のオーバーテクノロジーだろうが、事はそう単純ではないだろう】
【そして、それ以上に気になるのが骸骨の水晶だ】
【こいつは本当に何者なのかさっぱり分からない】
【引っかかる物を多く抱えながら、僕は父さんの名を冠したロボと共に遺跡内を突き進む】

「他のみんなは僕の後ろに回って、僕のロボを盾代わりにして!
 こんな連中、いちいちまともに相手にしてられないからね
 ケイくんとモエちゃんが突破口を開いてくれてる後に続いて一気に突破しよう!」
【サンダーボルトが古代ロボたちを蹂躙した後、MOEに続いて進んでいく】
【かなりの数が蒸発したが、また別の場所からゾロゾロと出てくる】
【こんなの相手にしてたら、父さんたちだって持つはずなかったろうな…】
【邪魔なロボだけを押しのけたり殴り飛ばしたりする】

「あわわわ、押し迫ってきたあ…!」
【多数のロボを吹き飛ばして間もないのに、早くも再び囲まれる】
【思った以上の数の多さに戸惑ってしまう】

183:名無しになりきれ
08/09/19 06:26:03 0
ゲイザムとレイって同一人物だったのかよ
レスのつけ方が似てるからおかしいとは思ってたが…
掛け持ちは違反だってのみミスったみたいだな
さっさと失せろ

184:名無しになりきれ
08/09/19 06:31:34 0
話が佳境に入った瞬間にFOでもしてスレを瓦解させるつもりだったんだろう
スパロボスレで昔いろんなキャラで参加して荒らしてた奴と同様の手口だ
おそらく同一人物だろうな

185:名無しになりきれ
08/09/19 07:29:24 0
それはいつものこと

186:名無しになりきれ
08/09/19 11:41:08 0
>>183
バイトしたら?

187:名無しになりきれ
08/09/19 12:30:53 O
>>96もだけど、消えろ失せろが口癖なんだな

188:エル ◆GtzExfc62I
08/09/19 15:14:24 O
>「さあ、お出迎えだが、俺達が目指す場所は更に深い。
>カーテンは大群だが層は薄いんだ。第一波は俺が散らすから一点集中で突破する。」
薄い、ねぇ…この数を見て薄いだとかマジで言ってんの?呆れたわ、ホント。
流石に遺跡に潜って長いだけはある。指示も素早いし的確だ。
切り抜けてきた修羅場の数ってヤツだろう。腕前は正真正銘のホンモノ。
実を言うとアタシはこの大群を見た瞬間、軽く目眩がした。
アタシとラティフの間には、越えられない経験の壁が在る。悔しいけど認めるよ。
>「エル、中央に集中、パンプシャータイプにデカイのかましてやってくれ。」
「任せな!ド真ん中にデカい風穴開けてやるよ!!」
とりあえず今は…ラティフに命を預ける!
兄貴の事は後からでいい、生きて帰って、それからだ。

スクリーン一杯に広がる赤いロックオンマーカーの絨毯が、みるみる内に小さくなる。
それと入れ替わりに中央付近のマーカーがロックオンを示す三角形から四角形に…
更に四角形の色が赤から紫に変わった。ダブルロックからトリプル、クアトロロック。
狙うは巨大な球体型の古代ロボ、パンプシャーストーン。
「きれいさっぱり吹っ飛びな!!」
レールキャノンのトリガーに指を掛けた時、ラティフから通信が来た。
>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
>エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
「ハァ!?そういうのは早く言いなよ!!」
急いでメインスラスターの出力を絞るが間に合わない!!このままじゃ突っ込む!!
こうなったらもう一か八か、やるしかないじゃん。
オウガバトルにリンクしたミサイル、MB8-QH“フェアリー”の火力を信じてトリガーを引く。
タンクスカートの両側面に設置された6連装ミサイルポッド8基が、一斉に白煙を吐いた。

計48発のミサイルはそれぞれに軌跡を描きながら、群の中心に向かって殺到する。
>「これはこれでなかなか楽しいものがありやがるな!おいエル、正面のデカブツを
>さっさと撃ちやがれ!機雷の爆破処理を俺がやってやってる間にな!」
「機雷処理?バカ言ってないでさっさと逃げな!“そいつら”はアタシよりタチ悪いよ!!」
空になったポッドをパージしたのと、48匹の妖精が“384匹”に増えたのはほぼ同時だった。
フェアリーは多弾頭ミサイル、1発が8発の小型TNT爆雷に分裂する拠点制圧用兵器。
破壊力がクソ高い反面、分裂後はFCSの誘導が利かなくなるので一斉発射は扱いが難しい。
どこに撃っても何かしらへ命中する今のようなシチュエーションだからこそ出来た荒技だ。

最初の妖精が爆散した。
それが合図であるかのように、残りの妖精が連鎖爆発を起こす。
轟音が衝撃波に変わり、光と熱の狂宴が古代ロボの群を次々に飲み込んでいく。
吹き荒れる爆風がヘッジホッグに強制停止を余儀無くさせた。
それどころか、逆に後ろへ押し返され始めてる。これはマジで想定外。
件のエネルギー機雷を巻き込んだのか、本来よりも爆発の規模がデカいんだ!!


こうなっちゃったらホバー推進が仇になる。地面に浮いてる分、踏ん張りが利かない。
遠くにチラッとゴリラの後ろ姿が見えた。装甲の厚さは奴が自慢するワケだ。
ほとんど無傷に思えた。たぶんラティフも要領良く後退してるでしょ。
となるとボウヤとアンジールは…今どうしてるんだろう?
ハリネズミは滑るようにキリキリ舞い。
とてもじゃないけど、体勢を立て直すのに精一杯で見付ける余裕は無かった。

189:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/19 16:05:24 O
<キャラ作成用テンプレ>
名前:UNKNOWN
性別:-
年齢:-
身長:-
体重:-
体格:-
性格:機械的
経歴:何故か、ある時期より軍のファイルから記録が抹消されている。
過去には撃墜記録も残されている。
備考:射撃精度等の技術力は高い反面、戦術・思考が単純。
「遺跡に取り込まれた人間の亡霊」とも噂される。

<機体作成用テンプレ>
名前:強襲型可変機「インソムニア」
サイズ:25m
運動:通常320km/h、飛行形態840km/h
装甲:C…歩兵の携行可能な対戦車火器でもある程度通用
移動:B…浮遊
地形適応:宇C/空B/陸B/海-
【武装】
発火ミサイル(着弾によって発火。低弾速、低追尾性)
火炎放射(肩部からの熱量攻撃。射程が短い)
レーザーブレード(両腕から展開される近距離兵器)※人型のみ
【機体解説】
遺跡から出現する自律兵器の一種。人型形態と飛行形態を持つ。
主に遺跡外に襲撃を行うが、遺跡外での活動時間は限られる模様。
襲撃の被害自体は局所的で、軍も対処に消極的。
装備など一部には、現代兵器的な部分が見られる。
飛行形態では、胸の動力と見られるコアが露出。武装の偏りから中距離に弱い。

190:UNKNOWN ◆tc7q3kPkZo
08/09/19 16:15:48 O
自分がいつから、何故、存在しているのか。
答えをくれる者は、ここには無い。

【ゴルディアス大回廊】
ケイのサンダーストームにより敵が大幅に数を減らしたのも束の間、
アルラウネの対空監視レーダーが、新たな敵機の出現を報せる。
その中に一機--アルラウネの重々しい排気音と不協和音を奏でるように、
蒼い影が独特の甲高い風切り音と共に、月の淡い人工大気を切り裂いてゆく。

インソムニア。ある時期から、遺跡外へ襲撃を繰り返す特殊ガーディアン。
いや、ガーディアン--守護者ではなく襲撃者と呼ぶべきか。
その矛先は、いずれも古代技術の解析に多大な貢献をした企業群であった。

「あれは人類に警告を与えているのだ」
そんな噂が囁かれるようになるのに、時間はかからなかった。

インソムニアは敵機に囲まれたレイの横を抜け、
アルラウネに並ぶように速度を合わせる。
25mの巨人の眼が、数瞬、艦橋のドレイクのそれと交差する。
その4つの赤い複眼は、どこか死者の眼を思わせた。

次の瞬間、飛行形態をとったインソムニアは急速にアルラウネを離れ、
アルラウネとケイ機、レイ機にミサイルを放つ。
それぞれに3発ずつ。いずれも正面からの接近。
ダメージよりも威嚇と牽制を狙った物だろう。
インソムニアは再び人型に戻り、慣性に乗ったままユーリ機に袈裟斬りをしかける。

191:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/19 18:52:53 0
>169>173>176
>『あ、はい……重要、ですか?なんか、見た感じ護衛とか必要なさそうですけど……
>え、選ばれたって……そんないいものじゃないですよ。疫病神を背負い込んだだけです……。』
緊張などでまともに動かないまま死んでしまったら面倒なので声をかけたが、
思った以上に卑屈なコウキに思わずため息をついてしまうアンジール。
しかし、どうあっても卑屈になっているんじゃなくしっかりと戦力になってもらわないと面倒なことになるのだ。
「まあ、とりあえず自分の役目は果たせ……」

大回廊の中ほどに差し掛かったあたりからレーダーに点が急激に増えていく。
モニターごしに映るのは凄まじい数の無人機……並列処理が追いつかないほどFCSが反応し続ける。
ロック距離とロック速度、そして並列処理機能を強化してあるこのFCSにはマルチロック機能というものがない。
そのためFCSはどれを優先的にロックしたらいいか分からずロックがぶれてしまっている。
>「どうやらアタシ達は大歓迎されてるみたいだよ。出迎えの数がハンパじゃないし。」
「……やれやれ、面倒なことになったな」
仕方ないのでFCSを停止させることにする、どうせこの数だ、FCSなどなくても撃てばあたると判断したのだろう。
>「坊や、少佐、突き抜けるまで乱戦になるから覚悟を決めてくれ。」
ラティフから送られてきたデータを受け取る、するとモニターにマーカーが映る。
「了解した、少々面倒そうだが特に問題はないだろう」
カーテンを抜けた先のようだ。アンジールは駆動系や油圧計に問題がないか見ながら冷静に応える。
ラティフがビームチャフを展開しカーテンから放たれるビームを減衰させていく。
しかし、このゴルディアスでは作戦通りに事が進まないのが常……
自分の間横にいるナグルから放たれたエネルギー反応……すぐにアンジールは異常に気づく。
>「正面に高エネルギー力場多数発生!ゲイザム、衝撃に備えてそのまま突っ切れ!
>エル、速度調整しないと巻き込まれるぞ!」
すかさずセンサーから導いたエネルギー反応がある場所の情報をモニターとリンクさせる。
するとうっすらだが視界情報としてどこにエネルギー反応がするのかが見える。
見てみるとかなりの広範囲に仕掛けられている。
「コウキか……面倒な奴を連れてきてしまったものだ」

>「機雷処理?バカ言ってないでさっさと逃げな!“そいつら”はアタシよりタチ悪いよ!!」
そしてヘッジホッグが放ったのはMB8-QH……しかしまさか一斉発射だとは思わなかった。
アンジールはミサイルの爆破に巻き込まれないために胸部全面のブースターを瞬間的に吹かし急停止する。
AM24は機動戦を意識した構造になっているので普通のスラスター類に加え左右と前後ろに急加速ようのブースターがついている。
そのため急激な加速と減速、それによるFCSのかく乱ができるようになっている。
フェアリーは次々にエネルギー地雷と共に連鎖爆破をおこし敵を飲み込んでいく。
巻き込まれかねないラティフとゲイザムを助けに行こうという考えも頭をよぎったが面倒が嫌いなアンジールが下したのはただ見ているだけだった。
「まあ、あの二人ならば大丈夫だろう。そう易々と死ぬような人間には見えないしな」
すると爆発を抜けてガーディアン達がこちらに向かってくる。現在後ろで姿勢制御できずに踊っているヘッジホッグは無防備だ。
アンジールは間髪いれずスラスターを吹かし右へ左へと移動する。操縦桿を握るアンジールに迷いというものはない。
無人機のFCSをかく乱させ相手の弾丸はあちこちを掠める程度で当たらない。
「所詮無人機だな……まあその方が面倒がなくていいが」
そして右腕にマウントされているアサルトライフルの引き金を引く、重々しい音と共に徹甲弾が発射されハチドリタイプを撃ち落とし、
ブースターを駆使しながら機を旋回させ土偶タイプの後ろへと回りこむ、
常人なら気絶するGが発生する中でアンジールの顔は平静そのものだ。
「餞別を使うか……」
AM24の左腕が強烈に発光し、レーザーを収縮した赤い刀身が現れる。
赤い刀身が土偶へと振られその動体を焼き切り真っ二つにする。
「エレクトラ、姿勢制御ができしだい俺の後についてこい。コウキ、お前もだ、今のうちにマーカーまで行くぞ」
通信を入れ振り返ることなくアンジールは機をさらにやってきた敵へと向かわせる。



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