【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 at CHARANETA2
【月面遺跡】クロス・エイジ【ロボバトル】 - 暇つぶし2ch50:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/14 09:58:15 0
整備「デカいなあ…
    これが噂のテクノ・ジャイアントとかいう古代兵器か…」
「見とれるのは構いませんが、こちらの指示通りの整備をしてくださいよ
 おたくが古代兵器の整備もするっていうから頼んだんですから」
整備「分かってるって
    任せとけって
    …まあ、史上最年少のパイロットと史上最大の古代ロボを同時に見てるんだ
    さすがの俺も少しばかし感激しちまってな」
【太った少年が、無駄に意気込んでいる整備員を心配そうに見つめている】
【不遜な態度に口の聞き方は気に入らないが、古代兵器の整備をしてくれるだけでも貴重だ】
【最初はどこを当たっても断られたからだ】

「ま、いっか
 正直言うとロボを置く場所が欲しかっただけだし…
 普通の整備員さんじゃロクに手出しはできないだろうし…」
【テクノ・ジャイアントは規格外の古代兵器の中でも更に規格外】
【まともな整備なんて最初から期待しちゃいない】
【内部メンテナンスに到っては、コクピットに入れる僕だけにしかできない】
【あの整備員ができることは、せいぜい外装を磨くぐらいだ】

「さてと、まずは情報集めからだね
 酒場に向かうべきだろう」
【そう言うと、手近な酒場へと適当に入っていく】
【未成年者なのに酒場に入るのは、ロボット乗りには大人が多いからだ】
【この街じゃ、未成年者が酒場に居てもおかしくはない】
【情報集めのためには、バーテンや大人のロボット乗りから聞くのが一番】

>>44
「………」
【店に入った途端に展開している光景に度肝を抜かれた】
【なんなんだ、この人たちは?】
【酒場での喧嘩は日常茶飯事でも、これはいささか常軌を逸している】
【殴られた人が壁にめり込み、さらにそれが元通りになったのだ】
【こんな非常識な真似ができるのは、古代兵器ぐらいにしか考えられない】
【でも、そんなロボなんかどこにも居ない】

「こ、これはどうなってるんですか!?」
【関わるまい、そう思っていた】
【が、持ち前の好奇心を抑えられず、思わず口が開いてしまう】

51:名無しになりきれ
08/09/14 10:40:16 0
ラティフの機体はバリアシステムが厨臭い
どこのヤタ○カガ○だと問いたい

ユーリとケイの機体は趣味性が入りすぎて引く
古代兵器だと誤魔化してもいささか世界観が違いすぎる

エルの機体は幾らなんでも火力が高すぎ
現実離れするにもほどがある搭載量は考えもの
あと、そんな大火力を遺跡内という地下の限られた空間内でぶっ放すつもりか?
生き埋めで終了ですごめんなさい

アンジールの機体は設定が主な舞台となる遺跡内とは噛み合わない可能性あり
エル機同様、遺跡内の限られた空間で高速で動き回るには無理がある
どちらも広い屋外向きの戦闘兵器

ゲイザムの機体はバランスを重視し過ぎ
欠点らしい欠点も無く、現代兵器と古代兵器の利点を余すところなく詰め込んでいる
「最強厨」の典型例と言っても過言ではない

レイの機体はデカ過ぎ
いくら古代兵器最大50mあると言っても、そのまま出すのはKYそのもの
30mが標準であるという設定をストレートに無視している

52:名無しになりきれ
08/09/14 10:43:36 0
こんなことは言いたくないが、おまえら素人だよな?
リアルさを抜きにしてもここまで問題を残しているというのは酷すぎる
明らかにTRPGには向かない人間だと思う
今のうちにやめておいた方が賢明だぞ?
ボロが出れば大恥掻くのは目に見えている

53:名無しになりきれ
08/09/14 10:57:06 0
さっそく湧いてきたか

54:名無しになりきれ
08/09/14 12:23:37 O
>52がお手本を見せてくれるそうです

55:名無しになりきれ
08/09/14 12:25:15 O
ロボだけにボロがでました

56:代理投稿
08/09/14 14:48:06 0
◆xK7dfy5P/g :08/09/14 01:31:16 ID:yrW4riHh
<キャラ作成用テンプレ>
名前:コウキ・ナグモ
性別:男
年齢:15歳
身長:155cm
体重:44㎏
体格:痩せ型
性格:迂闊、後ろ向き
経歴:機体発見から半年程度
備考:半年前までは普通の中学生でしかなかったが、
各地で古代文明のロボットが次々に起動する中避難中に
引き寄せられる様にロボットを発見してしまいそのまま搭乗、
戦闘を行い無差別破壊を引き起こしてしまった。この事件でナグルを
危険視した日本政府に拘束され元の生活に戻る事と引き換えに
無理矢理遺跡探索に駆り出された。本人いわく、自分の意思で
乗り込んだのではなく機体に操られた、だがその発言が
より一層危険度を引き上げた事にいまだに気づいていない。
また、交渉等の進行と監視を兼ねて日本政府からの依頼で
月面軍少佐『ジェリド・ミラ・カクーラー』が同行している。
   
<機体作成用テンプレ>
名前:ナグル
サイズ:約34m
運動:A
装甲:B
移動:B
地形適応:空A陸B海B宙A
【武装】
エネルギーブレード
ミサイル(中に詰まっているのは火薬ではないらしい)
胸部エネルギーキャノン
背部特殊兵装各種
【機体解説】
構成物質、動力源、内部構造など全てが不明な謎のロボット。
意思があるらしいが普段はそれが前面に出る事はなく戦闘中にのみ
パイロットであるコウキを半ば洗脳する形で操縦させているとのこと。
非常に禍々しい外観は見る者に恐怖を与える効果があるとされている。
コウキいわく、ナグルは本来の性能を全く発揮できておらず
またそれを発揮させる為に必要な物も分からないらしい。
最大の特徴は背中に付いている翼の様な形状の装備で、
センサー類でしか判別できない不可視のエネルギーを様々な形状に
変化させて放出、設置できる。一種の対ロボット用トラップであり
目視戦闘ではいやらしい戦い方ができる……が、近接戦闘は
機体的にもパイロット的にも不向きでありもっぱら後方支援用と言える。
またこの機体は人型ではあるものの下半身がなく、常時浮遊している。

【突然失礼致します、この様な物でよろしければ参加したいと思いますがよろしいでしょうか……?】

57:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/14 15:20:43 0
ネイアラの南端……ゴルディアス遺跡に最も近い場所である第六基地。
ゴルディアス遺跡に最短でいける、そのためか港とも呼ばれる場所である。
そして様々な機体と人間がすれ違う第六基地のドッグの一画にとある機体を見上げている男が一人…
男が見上げているのは昨日搬入された軍の新型高速戦闘用機体……
テストパイロットとして自分が乗ることになる機体を見に来たのだった。
「お、旦那じゃあありませんか。旦那がこいつに乗ることになるんですか?いいですね毎回新型機体を回されて…」
整備班の一人が親しげに話しかけてくる。旦那と呼ばれた男はフッと笑う。
「新型機など面倒なだけだ。毎回与えられる度に苦労して馴らさなければならない俺の面倒も考えろ」
そして差し出された認証カードを受け取り懐から出した軍用の携帯端末を使ってカードを読み取る。
機体情報が端末の画面に表示されていく。それを真剣な目で見ていく。親しんだ機体のように流し読みというわけにもいかないからだ。

「機体は高速戦闘を意識しています。武装も固定兵装をなるべく排除、
 簡易的なフレームを使用することにより強度を確保し生産コストを抑えめにしてあります。」
整備班の男の説明を聞いているうちにだんだんと疑問が浮かんでくるアンジール。
情報や整備班の男の話を聞く限り、この機体は明らかに量産向けだ。性能も平均……さらには高速戦闘……
不明勢力が数多く存在しまた狭い空間のゴルディアスに使うために開発したとは考えにくい。
「……気づきましたか。そうなんですよ。ちょっとおかしいんですこれは。」
アンジールの考えを見透かしたかのように説明をやめ耳元によってくる男。

「そう、今量産機なんて配備したって意味ない。だいたいこんなお世辞にも高性能って言えない機体…しかも高速戦闘用!?
 こんなんゴルディアスに送ったってボロボロになって戻ってくるのが関の山ですぜ。
 なのに再来月にはこいつは6機もロールアウトする予定になってる。おかげでうちのシフトまで大荒れだ!」
「文句を言うな。面倒なのは分かるが命令な以上何を言っても仕方がない」
男をたしなめるアンジール、しかし言っていることが分からないわけではなかった。
だいたいテストも終わって無いのにもう量産に入っている時点で不自然と考えないわけない。
軍は何かをしようとしている……アンジールも確信のようなものを持っていた。
しかし、それを口に出そうとは思わない、言ったところで証拠もあるわけではないし上の連中の耳に届かないとも言えない。
面倒事は何よりも嫌いだ。しかしそんなことは構わずに男は続ける。
「ままあ聞いてくださいよ旦那、こりゃあ俺の予想なんですがね。軍の連中はゴルディアスで何かを発見したんですよ!
 多分、凄い……そう……何かは分かりゃあしませんがそれこそ革新的な何かを……」



58:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/14 15:21:58 0
そしてだんだんと男の口調に熱がこもってくる。

「軍はそれを独占するつもりなんですよ。いや、ゴルディアス事態を独占して新しい体制を作る気なのかも……
 だとしたら時機外れの屋外戦用の量産機の生産も新しい体制へ向けた軍備としてッ!!」
男の語りがクライマックスに達しようとしたとき、「そこまでだ」というアンジールの大声がドックに木霊する……
周りにいた幾人かはアンジール達を不思議そうに見つめている。だがそれらを視線を無視して静かにアンジールは続ける。
「それ以上は胸の中にしまっておけ…感が良すぎる奴は面倒事に巻き込まれる。知りすぎた奴もだ。
 いいか、俺は面倒が嫌いなんだ……お前は俺の機体をただ整備し俺は命令通りにこいつを駆るだけ、ただそれだけだ。」
その時、アンジールの認証カードが光る……メールでも来たのだろうか。アンジールはスペックカードを引き抜き男に返すと
自分のカードを差し込む。軍から一通のメール、要するにデジタルな命令書のようなものだ。
しかし、いつもと違ったのはそれが暗号コードを使ったメールだということ。
ただならぬ予感を感じアンジールはメールを読んでいく……内容は単純。
ゴルディアスの中心部、そこに派遣される部隊の編成を明日の正午に行う。
その場にアンジールも来るようにというもの……

「旦那?どうしたんですかい?顔色がよくないですぜ」
「……ゴルディアスの中心部に向かうことになるかもしれん」

その言葉に驚きを隠せない様子の男。

「どうやら俺もこいつを任された時から面倒事に巻き込まれていたようだな……
 早速だが命令だ。明日までに整備を終わらせておくこと、それとトライアンフから武器を調達しておくんだ
 そうだな、選べるなら選べるほどいい、できるだけ様々なものを多く取り揃えろ。
 くれぐれもあとで不足が分かって面倒なことにならないように……な、俺は面倒が嫌いなんだ。」
「分かりました旦那!他の奴らにも急遽シフト変更するように言ってきます!」
敬礼のポーズを取る整備兵に笑いかけてからアンジールはドッグを後にした。

【>ALL よろしくおねがいしますね☆】

>>51-52
君の遺跡内には向かないという言葉と屋外向きという言葉が実に助かったよ。
確かにうすうす向かないとは気づいていたんだ……
そこをはっきり言ってくれたから最初から遺跡探索用に作られていないという設定を思いつくことができたんだ。
おかげでGMさんの軍の陰謀と俺の機体の遺跡との噛み合わなさをうまくかみ合わせる事ができた。ありがとう。

59:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/14 19:05:50 O
重役1「政府は我が社に月面の調査をしてくるよう命じてきた…」

重役2「月に眠る超古代の遺産とやら…にわかに信じがたいが…
我が社の利益となりうる物を他国や他の国の企業に奪われてはいかん…」

重役3「左様…我が社は月面における大幅な特権を有しているが
政府は今まで以上の権限を委譲してきた…」
重役4「そして、それらは本日
正式に女王陛下より我が社に与えられたのだ…」

【老人達が口々に割り当てられた台詞のように淡々と発した後
椅子に腰掛けていた小柄な男が口を開いた】

「では私は何をすれば?」

重役1「君にその陣頭指揮を取ってもらいたいのだ…」

重役2「つまり君は我が社の人間であると同時に女王陛下の名代として派遣される…」

重役3「月面に駐屯していた我が社の軍事部隊も今より自由に展開できる…
君には期待しているよ、ドレイク君…」

【深々と頭を下げ 決意を口にした】

「我が社の発展の為…
そして大英帝国と女王陛下の為に任務を遂行して参ります」

重役4「では早速だが月に向かってもらおう…」

重役1「アルラウネ号を使いたまえ…
女王陛下の期待を裏切らぬよう頼むぞ……」

重役2「月面軍には警戒を怠るな…
敵に回すと厄介な相手だ…」

【仰々しく一礼をした後
重役達が集う部屋を後にした】

「全てを牛耳れるのか…
この私がエア・シュリンセン社の名と大英帝国の威信を月面にまで轟かせてやろう……」


60:名無しになりきれ
08/09/14 20:00:09 0
>>59
おい、空気嫁よ

61:エル ◆GtzExfc62I
08/09/14 20:22:26 O
―トライアンフ月面工場、兵器開発2課
業界最大手の企業にしては古臭い雰囲気が漂うドック内にアタシの相棒が眠っている。
AM-TH6X……だった機体、今では昔の面影はカケラも見当らない武器弾薬の化身。
月面軍で正式採用されている火砲支援用の大型機は、更なる重装備によって1回り大きくなった。
軍にいた頃から乗っていたからこそ、変わり果てた今でもギリギリで乗りこなせる。
だけどもう流石に今回は無理かもしれない。
見た事もない巨大な砲身を背負うこの機体をまともに走らせる自信は無かった。

アタシはハリネズミを見上げる。ドックにはアタシ以外に人は居ない。
時計は夜の12時を少し周った辺り。従業員は皆とっくに帰ってる時間だから当たり前。
「人を呼び出しといて待たせるとかナメてんのかアイツは!」
イライラするあまり、近くに置いてあったモップを蹴り飛ばしてやった。
ポケットから認証カードを取り出すと、さっきも読んだ内容をもう一度読み返す。
「…どうしちまったのさ…パトリック…」
拭い切れない不安に、心臓を鷲掴みにされたような気分だった…


―2時間前、キャットストリート
『突然電話してごめんなさい!大事な話があるんです。今からドックに急いで来て下さい!』
発信者はアタシの機体を改造しまくってハリネズミにした張本人、パトリック=タカハシ。
「どうしたのさパティ、言っとくけど愛の告白なら間に合ってるよ。」
いつも温厚でのんびりした性格のパティが、妙に慌ただしい様子。
そんな彼を落ち着かせようと気ィ利かせてやったってのに…
『冗談言ってる場合じゃないんですよ!それと!いい加減その呼び方止めて下さいッ!』
とか怒る始末、こりゃ只事じゃあないとアタシも悟った。
「分かった分かった、すぐに行くよ。2時間ちょいでそっちに着くから。」
『うぅ…2時間ですか…なるべく急いで来て下さいね?!』
そう言うとパティは電話を切った。
最後の妙な“間”は何だったんだろう?胸騒ぎがする。アタシは車に乗り込むと、急いでキーを回した。


62:エル ◆GtzExfc62I
08/09/14 20:25:08 O
―再び現在
「驚いたかね?これが明日君の乗る機体だよ。素晴らしい仕上がりだろう、エレクトラ=キング。」
いきなり背後から声を掛けられて、アタシは飛び上がりそうになった。
「…アンタ誰だい?」
バッと振り返ると同時に身構える。声の主はパティじゃあなかったからだ。
生憎と武器は持っていない。だけど暗がりから歩いて出て来た男には必要なさそうだ。
この鉄臭いドックには不釣り合いな、いかにも高そうなスーツ。
「雇用主に対してアンタはないだろう。まぁ私は別に気にしていないがね。」
スーツの男がハリネズミが背負う巨大な砲を見上げた。
「“ガレキオン”だ。気に入って貰えただろうか、それが気になってな。君を呼んだ。」

嘘だ。すぐに分かった。コイツは嘘をついてる。
「……信じてないようだな。確かに君を呼んだのは我が社の優秀な社員であるタカハシ君だ。」
「パティをどうしたのさ、電話で話すアイツの様子がおかしかったよ。」
アタシは一歩踏み出す。後一歩でスーツ男に蹴りを叩き込める間合いだ。
「彼なら暫くの間休暇を取ったよ。そうだね…君がゴルディアスから帰還する迄、だな。」
「ハァ!?アンタさ、人質とかアタシに通用すると思ってんの?」
やっぱりパティは何か厄介な事に巻き込まれてる。っていうかアタシも同じくね。
本当は動転してたけど、逆に動転し過ぎて1周したっぽい。
自分でも信じられないくらい、アタシのセリフは冷静だった。

「…?妙だな。婚約者が人質になったというのに、随分と平気なようだ。」
『あれ?おかしいな』って顔になったが、気を取り直してスーツ男は携帯電話を取り出した。
「あぁ私だ。どうやら人質は意味が無いらしい。“始末”して構わないよ。『ご苦労だった』と彼につた…」
「ちょ!?待てコラ!!!」
しまった!と思った時にはもう遅い。スーツ男が意地悪そうにほくそ笑む。
クソッ!まんまと一杯食わされた!!コイツは電話なんて“かけてない”んだ!!
「少し安心したよ、君が正直者で良かった。さて、明日の“任務”について話をしようか。」


スーツ男は携帯をしまうと、アタシの肩を軽くポンと叩いた。アタシは…どうすることも出来なかった。

63: ◆GtzExfc62I
08/09/14 20:36:40 O
>>51
いい勘してるね。“生き埋め”だなんて。
ちょいとビックリしたww

64:ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/14 22:54:43 0
>>50
>「こ、これはどうなってるんですか?」
話しかけてきたのは、立派な体格の少年。年齢的に多分古代ロボ乗りだ。
「彼女は人間そっくりな古代ロボなんだ。俗に言うところのメイドロボ。
それで人間サイズにもなるから場所をとらずに連れ歩けて便利ってわけ」
……といっても普通信じられないよなあ。
そこで、酒場のマスターが親切にも声をかけてくれた。
「ボーヤ達、遺跡初心者かい? あの遺跡は一人で行けるほど甘くないぜ!
……とはいえ2階に行ってもベテランさんには相手にされないだろうし
そこのテーブルで初心者同士自己紹介でもする事だな!」
マスターが指差した角のテーブルには、認証カード用の端末がついていた。
「あ、どーもです」
>>45
階段の横でこっちを見ている少年にモエが声をかけた。
「キミも仲間探し!? そんな所にいないでこっちに来なよ!」
角のテーブルの端末に認証カードを差し込み、機体データを表示する。
【ケイアキバ・機体AKB-MOE】
「こういうわけで本当に古代兵器なんだ」

65: ◆5Kq11GJKws
08/09/14 23:20:35 0
>>64
「・・・俺?」
得体の知れない連中に突如声をかけられびっくりしなんとも間の抜けた表情で流されるままにテーブルに座り
データをざっと見る
>>【ケイアキバ・機体AKB-MOE】
(こんな物まであるのか古代文明は!!)
心の中で驚嘆しながらMOEをまじまじと見つめる
「あ、そうだ!俺のも見てくれよ」
古代兵器乗りということは自分と年齢が近いということもあり先ほどの二人とは違ったくだけた口調になる
(ま、こいつらで妥協するか・・・)
自分のカードを端末に差し込む

66: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/14 23:38:59 0
>42
「それは何よりだ。では、明日。存分に暴れてくれたまえ。」
上機嫌になったゲイザムを満足気に眺め、男は席を立つ。
役目を終えたといわんばかりに早々にこの場を去るつもりなのだ。
が、それとは裏腹に男が進んでいくのは人ごみの方向。
男は一つの確信を持ってその中へと進んでいく。

>44>50
人垣を掻き分け最前列に辿り着くと、倒れたチンピラと介抱するメイド。
そしてそれを見守る少年。
>「僕の搭乗機、AKB-MOEです!」
実にシュールな絵だ。
目の当たりにしたメイドの怪力もヒーリング能力も驚きに値するものではある。
が、如何に超古代兵器ロボとしても、一般には等身大の姿では説得力がない。
>「こ、これはどうなってるんですか!?」
男の隣で巨漢の少年が誰に聞くともなく呟く。
それに応えるケイ。そしてそれに便乗するユーリ。

人込みが消え、日常に戻っていく中、男は確信が事実に変ったと笑みを浮かべていた。
男には真実の姿が見えていたのだから。
「運命、という奴だよ。レイ・アーノルド君・・・。」
相変わらず人のごった返す中、既に目当ての四人はテーブルへと移動している。
誰に言うわけでもなく、その姿を見ながらボソリと呟くのであった。

>45
「なかなか面白いものを見せてもらったよ。」
四人の座るテーブルに男が歩み寄った途端、違和感を覚えるだろう。
まるで酒場であって別の場所に来たような。
周囲の喧騒が酷く遠く感じられる。
「戸惑うだろうが気にしないでくれたまえ。なに、知覚障害の障壁を張っただけだから。」
そう告げる男の顔が人のそれから水晶の髑髏へと変った。
言葉とその姿が告げる通り、男は人間ではなかったのだ。
水晶の髑髏の力で光の屈折を操り、姿も自由に変えていると説明を付け加えた。

「私は見ての通り人間ではない。ホムンクルスという奴でね、超古代文明の遺産だよ。
もっとも、今は軍のエージェントもしているわけだが・・・。
君達に声をかけたのは私と同じホムンクルスであり、君は阿修羅に選ばれた者だからだよ。」
この酒場には他にも超古代文明ロボ乗りははいる。
なのになぜユーリとレイ、そしてケイとモエのテーブルを選んだのか。その理由は語らない。
もっとも、敢えて「阿修羅」の名前を出すことが理由となるのだが、それ以上の事は語りはしなかった。

そして四人にゴルディアス最深部へ行くチームが編成される旨を伝え、それに参加するように勧めた。
強制ではないが、断れないことを男は知っている。
それぞれの目的を達成する為にこの話を断れないことを知っているのだから。

明日の正午、月面軍第4基地へ来るように、と。
そして去り際にこう加える。
「レイ君、コックピットにお菓子を持ち込みすぎるのは感心しないな。」
レイは三歳で超古代文明ロボに選ばれたアル意味有名人である。
が、それも地元での事。
この月で、しかもレイ以外は入れえぬコックピットの内情すらも言い当てて男は雑踏の中へ消えていった。

67:エル ◆GtzExfc62I
08/09/14 23:52:57 O
―午前10時、月面第六基地
予定時刻より2時間も早く着いてしまった自分に少しウンザリした。
1秒でも早く、あのクソ野郎とオサラバしたかったのも確かだけど、それはまだ我慢できる。
アタシは何がなんでもこのミッションに失敗する事が出来ないからだ。
遅刻して『置いてきぼりでした』じゃ話にならない、絶対に成功させなきゃダメ。
「まだ他の連中は来てない…か。」
あぁもう!!もどかしいったらありゃしない!!
イライラするけど、ぼーっとしてると余計に思考はマイナス方向に爆走するだけ。
ミッション完遂の為にもう一度“任務”の内容と機体を確認する事にした。


―午前2時、兵器開発2課格納庫
「……なるほどね、それでアンタは大儲けってワケかい?反吐が出そうだわ。」
“任務”の全容を聞いたアタシは開口一番にそう言い切ってやった。
「それは違うな。君は少し勘違いをしている。私にとって重要なのは、人を殺す兵器は
 人の手によって創られなければならないという事なのだよ、エレクトラ君。」
スーツ男は哀しげに首を振る。
「我々が創る兵器こそが人を殺し、報復は更なる兵器を求める。戦争の環だ。我々が
 拡げてきた環は、月面戦争の終結から縮小を続け…そしてあの“穴”が現われた。
 今や月面軍は我々の環から外れて、あの穴から新たな力を手に入れようとしている。
 そうなればやがて我々の生み出した兵器が人を殺す時代は終りを迎えるだろう。
 それが私には赦せないのだよ、人を殺す兵器は人が創らねばならない。
得体の知れぬ文明が人を殺すことを認める訳にはいかないのだ。それは正しき戦争ではないのだからな。」

………狂ってる。コイツはマジで頭イカレてんだろうね…もう言葉も出ない。
最低最悪の演説垂れ流して満足したのか、スーツ男は一息ついた。
「アンタさ、マジ狂ってんよ。」
これが精一杯。てゆーかこの言葉以外に出せるモノがアタシの語彙には無いから。
「ありがとう、私にとって最高の賛辞だ。しかし先程は気にしないと言っておいてなんだが…」
スーツ男は咳払いして
「やはり一介のテストパイロットが創業者をアンタ呼ばわりは世間体が悪いな。」

少し困ったような顔でスーツ男…いや、
トライアンフコーポレーション会長、リーベル=クラインが苦笑した。
そういえばコイツの顔どっかで見た事あるなって思ったんだよね。確かに本人だわ。
TVで見た時は普通のオッサンだったけど、まさかこんな“キ印”だとは知らなかった…



68: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/14 23:54:10 0
コウキさん、レイさん参加ありがとうございます。
よろしくお願いします。

【月面遺跡ゴルディアスについて】
月は直径3500キロ程あります。
それが丸ごと遺跡だと思ってください。

遺跡は旧ランペイアを丸ごと飲み込んで現われました。
ゴルディアスの入り口は直径30キロに及ぶ大穴が開いています。
入り口は縦穴となって約300キロほど続きます。これは【大回廊】と呼ばれています。
その間無数の横穴があり、その内部は複雑に入り組みながら、徐々に内部へと進んでいきます。
通路の平均的な広さはキロ単位ですので、基本的に広さに困る事はありません。
勿論場所によって100メートルを切る場所もあり、下手すると数メートルの場所もあります。
逆に、【広間】や【倉庫】などと呼ばれる大きな空間もあります。
踏破された場所はほんの僅かであり、どこから超古代文明ロボが出てくるのか、中心には何があるのかなど謎に包まれています。

場所の広さはそのときの描写で決めちゃってOKですので、思いっきり暴れるのも良し、不自由さをトッピングするのも良しです。

●ここらで今の状況を整理。
敢えて二手に分けてみました。
計らずも現代ロボと古代ロボ組に分かれましたねい。

【軍からの召集・第六基地】
ラティフ・強襲偵察機
エル・砲台
ゲイザム・アタッカー
アンジール・高速移動

【謎の男からの誘い・第四基地】
ユーリ・アタッカー
ケイ・回復
レイ・巨体

【未定】
ドレイク・独自戦力
コウキ・少佐預かり

次のレス辺りから時間軸を進めて召集場所パート→遺跡へGOといった感じで考えています。
ドレイクさん・どちらと行動を共にしても、第三勢力として部隊展開してもOKですが、機体データを投下していただけるとありがたいです。
ユーリさん・名前欄にユーリを加えていただけると見やすくて個人的にはありがたいです。
コウキさん・少佐の立ち位置次第でどこから入ってもOKです。第六基地組みは厄介払いな意味合いも含まれてしまっている愚連隊色が強いです。

我ながら少々強引な話運びですが、不慣れな為これが一杯一杯です。ご理解頂けると感謝の極みです。

69:エル ◆GtzExfc62I
08/09/14 23:54:20 O

―再び現在、月面第六基地
「よし、ジェネレータ出力も異常無し…っと。」
モニタをチェックし終わって、シートに凭れ掛かる。ちょっとだけ緊張がほぐれた。
そのせいで眠気が襲ってくる。結局一睡もしてないんだから当然だ。
新武装はアタシの予想より遥かにブッ飛んだ代物だった。主に重量的な意味で。
実弾兵装ばかりのハリネズミは、機体重量の2割を弾薬が占めている。
そこにバカみたいなデカブツ載っけたら動くワケねーよ、ってアタシはブー垂れた。

その辺は向こうも考えてたようで、セパレートウェポンラックは外付けのスラスターになってる。
でもこれでようやくトントンだ。動くようにはなったけど操縦がサッパリ安定しない。
旋回なんて死ぬほど神経磨り減らしながらじゃないと、ウェポンラックが根本からポキリだよ?
人をバカにしやがって!おかげで迫撃砲は全マガジン空っぽだよ!!
以前から付けてくれって頼んでたバリアフィールドも、重量過多でハネられたし!!
朝までトライアンフの演習場で実際にハリネズミを動かして、出た結論は最ッ悪だった。
癖の無い機体は乗っててつまらない、かといってエッジが利き過ぎてるのも困る。
ただでさえ失敗は許されないミッションに、今のハリネズミは未完成品レベルの出来。
AMに乗ってもうすぐ10年になるアタシも、流石に頭が痛むよ。
こんな状態のハリネズミを見たら、パティはきっとキレる。『なんぞこれ!!』みたいな。


「お、来たね。」
アタシは今日組む事になってる攻略チームの詳細をまだ知らされていない。
遠くからこっちに向かって来るあの機体は…


70: ◆GtzExfc62I
08/09/14 23:59:08 O
>>68
ヒィッ!!先走ってすみません!!


71:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/15 00:28:52 0
昨夜のきな臭い通信。
普段ならなかなか眠れるものじゃないが、疲れていたせいで泥のように眠れたよ。
お陰で目覚めも快適。
早速ハンガーへ行き、新たなる鎧を纏ったディープーシーカーに乗り込む。

きな臭い話ではあるが、今の俺には大歓迎だった。
もう人生の半分以上を鉄火場で過ごしているんだ。
平穏な休暇より、危険な戦場にいるほうが落ち着く。
それに、仲間探しの手間も省けたというものだからな。

ディープシーカーを駆り、第六基地へ。
鏡面装甲だからこれでもかと言わんばかりに陽光に輝く光の球に見えるだろう。
我ながらドエライ機体になったと思っていたが、上には上がいることを直ぐに思い知る事になる。
軍滑走路に鎮座するハリネズミを目の当たりにしてしまったのだから。

>69
まずはデカイ!
機体自体、重AMなのだろう。
だがそれ以上に大きく見せるのはもはや機体本体が見えなくなるほどの武装の数々。
そして圧巻なのは巨大な砲身。
こっちが有り金全部はたいて鏡面装甲に仕立てたってのに、これを見てしまうと腹が立つのを通り越して笑いがこみ上げてくる。
どんな奴が乗っているのか見たくなって、通信器にスイッチを入れる。
画面に映し出されたのは・・・なんと昨夜の瞬間湯沸かし器だった。

「あひゃひゃひゃひゃひゃ!どんなトチ狂った奴が乗っているかと思えば、お前か!
いくらトライアンフのテストパイロットったってそりゃやりすぎだろ!
どこに被弾しても誘爆必至じゃねえか。」
もうこれは仕方がない。
通信始めて俺の第一声は大爆笑だった。
一通り笑うと、ヘッジホッグの隣にデープシーカーをつける。
並べるとヘッジホッグの大きさが改めて際立つものだ。

コックピットから出て、上を見上げて呼びかけた。
「よう、妙な縁だな。まあ軍人ども引き連れて最深部行くよりゃ気が楽だ。」
まあ、なんだ。
瞬間湯沸かし器の俺への微妙な感情や、置かれている立場なんてさっぱり知らないわけだしな。
随分と間抜けに見えたかもしれないが、仕方がないことというものだ。


>70 無問題ですよー。

72:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/15 00:34:38 0
>>64
「はあ…、そ、そうなんだ…
 まあ、古代兵器なら仕方ないよなあ…」
【何だかよく分からない連中だが、どうやら古代ロボとその乗り手のペアらしい】
【現在、古代ロボは人間形態になっているため、外見は人間そのもののようだ】
【普通じゃない古代兵器の中でも変り種かもしれない】
【とりあえず、自分自身を納得させる】

「ああ、ありがとうございます、バーテンさん
 では、遠慮なく…」
【とりあえず道が開けると確信し、迷わずテーブルへと向かう】
【認証を開始すると、向こうの二人組のパーソナルデータが表示される】
【ケイアキバ・機体AKB-MOE】
【男の方がパイロットで、メイドの方がロボットらしい】

「僕の名はレイ・アーノルド!
 これでも、史上最年少で古代兵器のパイロットに選ばれたんだよ
 君たち古代兵器乗りの間じゃ有名人、知らなきゃ恥ずかしいよ?」
【誇らしげに自己紹介を行う】
【パーソナルデータが表示される】
【レイアーノルド・機体テクノジャイアント】

>>65
「やあ、君
 君は確かユーリくんだったよね?
 僕はレイ・アーノルド、史上最年少で古代兵器乗りになった身さ」
【丁度居合わせたユーリのパーソナルデータにも目を通し、自己紹介をする】
【一緒に旅をする相手は、抜け目無く把握しておかないと恥を掻くからね】

「お互い、頑張って遺跡の謎を究明していこうよ
 よろしく!」



73:名無しになりきれ
08/09/15 08:11:50 0
ばきゅーむ

74:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/15 11:41:29 O
名前:アルラウネ
全長:370m
運動:F
装甲:S
移動:E
地形適応:空A:陸ー:海ー:宇宙:S

【武装】
主砲
副砲
対物ミサイル
機銃

【備考】
エア・シュリンセン社が保有する大型重装甲艦
 表向きには地球ー月面間の物資輸送という名目で建造された為
機動兵器や作戦に必要な軍需物資を大量に搭載でき、
艦内では本格的な機体の整備や補給を行う事が可能
しかし、拠点として使用できる反面
機動性は無いに等しく
それを補う意味で従来より装甲を厚くし 敵の猛攻を防げるよう改良した。
また 輸送艦という名目上、政府要人や社の重役が利用する機会も多く
内装は他の艦に比べ非常に豪華に仕上がっており 居住性も快適さを追求された造りになっている。


75:名無しになりきれ
08/09/15 18:45:10 0
>>74
整合性のない機体だね

76:名無しになりきれ
08/09/15 19:54:10 0
自分が乗る機体をまず考えろよ
戦艦なんてせいぜい二の次だろうがよ
あと、戦艦作るにしてもGMと相談するぐらいしろよ
そこまで言わなきゃわかんねえのか?

77:名無しになりきれ
08/09/15 20:02:06 0
なに?戦艦ひとつでいちいちGMに相談しなきゃいけないの?
それとも>>76が偏った考えの持ち主なの?

78:名無しになりきれ
08/09/15 20:03:22 O
>>76
スパロボスレの二の舞を演じさせる気かよW


79:名無しになりきれ
08/09/15 20:31:05 O
戦艦とかどうでもいい、スパロボ組のグダグダをなんとかしろ

80:名無しになりきれ
08/09/15 20:32:56 0
よくねぇよ!

81:名無しになりきれ
08/09/15 20:36:15 0
>>75-80
スレ主の判定を待て、で 糸冬 了。
荒らしじゃないんなら続きはこっちでやれ

なな板TRPG系スレ雑談所
スレリンク(charaneta2板)l50

82:名無しになりきれ
08/09/15 21:23:13 0
>>77
良く見てみろ
設定が明らかに他のと違う

83:名無しになりきれ
08/09/15 21:25:01 O
>>82
で お前はGMなのか?

84:エル ◆GtzExfc62I
08/09/15 21:30:29 O
>>71
モニタを見て最初はパーツの一部が反射してるだけだと思ってたんだけど…違った。
近付いて来るにつれて、その機体そのものが鏡で覆われてる事が分かった。
「うおっ!まぶしっ!!何あれ!?悪趣味にも限度ってモンがあるだろ!!」
照り付ける陽射しに煌めくずんぐりむっくりなフォルムは、まるでミラーボールだ。
「クソ!まだ目がチカチカする!」
アタシが文句を言おうと通信回路を開く前に、向こうから通信が来た。
>「あひゃひゃひゃひゃひゃ!どんなトチ狂った奴が乗っているかと思えば、お前か!
いくらトライアンフのテストパイロットったってそりゃやりすぎだろ!
どこに被弾しても誘爆必至じゃねえか。」

ぶっちーん!!

よりによってコイツかよ!!モニタ越しにゲラゲラ笑うクソ野郎に怒りは臨界突破。
モニタに映るアホ面に全力で拳を叩き込む!憐れな画面はヒビが走り、ザーザー砂嵐。
「ああぁ!!!しまったあぁ!!!!」
なんてこったい!通信用のモニタがオシャカじゃん!!
速攻でハッチを開けて外に出ると、ハリネズミの隣りにラティフの機体が停まった。
あの野郎ッ!!兄貴とモニタの無念、今晴らしてやる!!

>「よう、妙な縁だな。まあ軍人ども引き連れて最深部行くよりゃ気が楽だ。」
「やかましいわボケッ!!!“必殺”と書いて必ず殺すと読むッ!!!!」
ノコノコ出て来たラティフに向かって、タラップの上から飛び降りた。

落差3m、アタシの全体重を乗せた怒りの飛び蹴りが、ラティフに牙を剥く!!

85: ◆GtzExfc62I
08/09/15 21:34:41 O
>>75-83
まあまあ皆さん落ち着いて。ここはドレイクさんに任せましょうよ。
彼だって何も考えずにキャラクターを作ったわけではないでしょうし。

86:名無しになりきれ
08/09/15 21:45:35 0
>>85
何も考えてないからあんなキャラなんじゃね?

87:名無しになりきれ
08/09/15 21:45:41 0
>>85
そういう安易な妥協が荒れを招くのよ、分かる?
スパロボスレがどうなったかをよく思い出せや

88:名無しになりきれ
08/09/15 21:48:14 O
リュコスを思い出してしまった

89:名無しになりきれ
08/09/15 21:49:06 0
>>87
無関係な名無しが喚き散らす方がよっぽど荒れを招くな
スパロボスレがどうなったかよく思い出せよ

90:名無しになりきれ
08/09/15 21:52:29 0
>>85
お前がドレイクを快く思ってないのは分かった
だが雑談所に誘導してるのに何でコテのお前が台無しにするんだよ
頼むから後ろから撃つような真似をしないでくれ

91:名無しになりきれ
08/09/15 21:58:50 0
>>90
おまえの誘導した雑談所ってなな板のTRPGスレ全体について論じる場じゃん
勝手にここ専用にすんなよ
普通、雑談所ってのは別個でまたスレ立てするか外部に立てるもんなんだよ
おまえこそ人を後ろから撃ってんじゃねえよ

92:名無しになりきれ
08/09/15 21:59:19 0
うわぁ・・・エスパーとか初めて見たw
マジきめぇww 

93:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/15 22:01:09 O
GMさんに一任します



94:名無しになりきれ
08/09/15 22:03:23 0
こういう流れを見ると>>89は真理だなと思う
別にLは何も間違ったことは言ってないのにな

95:名無しになりきれ
08/09/15 22:05:26 0
>>91
あそこは気に入らないキャラの吐き出しスレも兼ねている
つーか本スレこれ以上汚すなって言う話だろう常考
荒らし乙

96:名無しになりきれ
08/09/15 22:06:37 0
GMの返答なんか待つ必要は無い
KYなドレイクの行為でここが荒れたのは紛れも無い事実
ドレイクはさっさと責任とって消えろ
まともな人間ならこの場に居られないはずだ

97:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/15 22:08:02 0
アンジールが自室に戻ってからは朝が来るのは早かった。
少しばかし仮眠を取り思想にふけっている間に瞬く間に時間が過ぎた。
「こんな時間か、そろそろ行くとしよう。」
時計は午前10時を示している。朝といって間違いはない。
アンジールの言葉を整備班が守っているのならばそろそろ整備も終わり装備を調達できているころだ。
「それにしても……チームの編成か。面倒な奴がいなければいいんだがな」
アンジールは軍服を来て携帯用端末と護身用の銃を胸にしまい溜息混じりに自室を後にする。
と言うのもアンジールはすでにこの任務に回されるのが体の良い当て馬だということを理解しているからだ。

第六基地のドックに着くとそこには駆け回る整備兵の数々と
コンテナや並べられ様々な兵装がラックに掛けられている。いずれも昨日の時点ではなかったものだ。
アンジールはそれらを眺めながら自分の新しい機体の元へと歩いて行く。
途中で昨日の整備班の男がアンジールの方に気づき走ってくる。
「どうですかい旦那!できる限りのことはしましたぜ!」
その言葉に今一度並べられた武器を見ていく、まさに揃えられるだけ揃えたといった感じで数々の武器が並んでいる。
最新型のレーザーガンまで置いてあるのだから相当苦労したのだろう。心なしか整備兵の顔は疲れきったように見える。
「……そうだな、完璧だ。機体の様子もいいようだし…早速乗らせてもらおうか」
どうぞどうぞっ、と整備兵はアンジールを誘導しコクピットまでいくための階段を上っていく。
コックピットハッチが機械音とともに開いていく。中の座席は様々な計器と機械に囲まれ狭そうに思える。
「さ、どうぞ」という整備班の男の言葉に従いアンジールはAM24の座席に座りこみ計器やスイッチをいじっていく。
するとアンジールの目の前のモニタが光りシステムが移動しはじめた事を伝えると同時にハッチが閉まっていく。
モニタからは一般人にはとても分からないようなさまざまな情報が表示されていきメインカメラからの映像がつながる。
どうやらシステムは動作不備などはないようだ。整備班が昨日一日かけて頑張ったのを思い浮かべながらアンジールはヘルメットをかぶる。

「どうですかい旦那ぁ!ちゃんと動いたでしょ?」
ヘルメットから先ほどの整備兵の声が聞こえてくる。
聞こえた方にメインカメラを合わせるとそこには通信機を片手に喋っている整備兵の姿が鮮明に見える。
ノイズも少なく視界も十分に良い、メインカメラの状態もオールグリーンのようだ。

「ああ、問題はない。今機体の状態を確認しているが歪みもなく駆動系の調子も完璧だ。
 他の整備班の奴らにも言っておいてくれ。いい仕事をしたな……と」
「へへっ、了解しました。それで旦那、武器類はどうするんですかい!?」
アンジールは武器類の方に眼を持っていく、これだけあるのならばよりどりみどりというものだ。
「そうだな、じゃあそこのARNA051とR-200をもらおうか、それと格納用ラックにAN041を二丁ほど積んでおいてくれ。
 ……そんなところだろう。用意してくれたお前たちには悪いが……この機体に大量に積むのは自殺行為だ。」
選んだのはアサルトライフルに先ほど見えた最新型のレーザーガンそして格納用のハンドガンを二丁。
この機体の機動性を確保するために若干軽装備だがそれも仕方がない。
「わかってますよ。おいお前ら!通信聞いてたな!?作業に取り掛かるぞ!!」
そして整備班達がクレーンなどを使って装備をアンジールが掴める場所へと運んで行く。
アンジールは操縦桿を握り慣らしを兼ねて装備を受け取っていく……時刻を見ると11時……あと一時間余っている。
余った時間で操縦練習でもしようとアンジールが思っていると思いだしたかのようにいつもの整備兵が叫ぶ。
「あ、そうだ忘れてた、お前ら!AM24にアレをつけろ!!早くしろ!!」
そしてすぐに運ばれてきたアレ……どうやら外見上は腕の側面に取りつけるもののようだが……
アンジールが何なのか理解に苦しんでいると整備兵が説明の通信をしはじめる。
「旦那、これは俺達からの選別ですぜ、まだどこにも出回って無い最新鋭のレーザーサーベルです。
 最深部まで行くんでしょう?弾薬が尽きたら話になりませんからねぇ!」
そして腕部にレーザーサーベルが取り付けられAM24は真の完成を迎えた。
機体を固定していたロックが解除され整備兵達は一回敬礼をするとドックから走り去っていく。
「やれやれ……お前たちは面倒が好きだな。それじゃあ行ってくる。」
そして鉄の巨人は地響きを立てながらドックを後にする。



98:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/15 22:09:53 0
>69>71>84
ドッグを出て通達された場所へと機体を歩かせると向こうではすでに二機が集まっていた。
一機は曲線が目立つまるで玉のような機体。鋭く尖ったナイフのようなイメージのAM24とはまるで真逆。
もっとも曲線は弾をはじくのに最も適している形だからこちらが正解なのかもしれない。
そしてもう一機は禍々しさすら感じるほどの兵器の塊…まるで戦争でも起こそうと言わんばかりだ。
どちらも軍では見かけたことがないことから傭兵かテストパイロットと言ったところだろう。
「やはり……体の良い当て馬だな俺達は……」
コックピット内で誰に言うわけでもなく呟くアンジール……できればこのまま作戦など無視したそうだ。
しかし逃げ出すわけにもいかない。更に二人に近づいていくアンジール。
すると何やら早速仲間割れでも始めたのかパイロットの一人が叫びタラップの上から飛び降りるのを目撃する。
「全く、これだから急造メンバーは面倒なんだ……」

99:名無しになりきれ
08/09/15 22:15:14 0
>>90
そこは全体の相談所であって避難所ではないから
あなたが荒らしになりますよ?

100:名無しになりきれ
08/09/15 22:20:29 0
>>99どう見ても貴様が荒らし

>>100get

101:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/15 22:39:18 0
ゲイザム「おせえんだよ、おい!
       いつまでも待たせるからこうなるんだぜ!」

元マネージャーの男が手配してくれた輸送トラックのハッチを抉じ開けてやった
もちろん、ゴリラのパワーでだ
トラックの運転手が真っ青な顔をしている
このノロマ、ハッチが開くのがアホみたいに遅くてイライラしやがる
闘技場の入場ハッチみたいにもっとこうパーッと開かないもんか

整備員「ゲイザムさんですね?
     連絡は受けております
     そちらの機体は我々の方で整備を…おげっ!」
ゲイザム「ゴリラの整備がてめえらモヤシに出来ると思ってんのか?
       俺様がやるから設備だけ使わせやがれ」

鬱陶しい整備員を殴り飛ばしてやる
愛機をメンテナンスタワーに付け、自身の手で整備を始める
こいつは外見に見合わずデリケートな機体だ
構造を知り尽くした俺様でなけりゃまともな整備なんて出来やしねえ
特に、プラズマジェネレーターは下手すると暴走の危険性だってあるからな

ゲイザム「さてと、整備も一段落着いたし、同じ任務に就く仲間とやらに会いにいくとすっか」

俺様は上機嫌で兵器搭載デッキへとゴリラを進ませる
既に、3機の機動兵器が配備されていた
一つは見覚えがある
ラティフのディープシーカーだ
もう一機は、やけにゴテゴテしたデカブツだ
機動兵器としてはデカい俺様のゴリラよりも更にデカい
気に入らねえが、不思議なことに嫌いだとは感じない
最後の一機は、俺様の嫌いな如何にも高速戦闘用という風体のモヤシマシンだ
戦いを勝利に導くのは圧倒的なパワーとタフネス、スピードなんかじゃねえ

102:名無しになりきれ
08/09/15 22:41:28 O
アンジールはAC好きなのかな?

103: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/15 22:42:24 0
お待たせしましたー。
んでは、鶴の一声です。

【戦艦について】
今回は何の問題も無し。
>68で大酸勢力として部隊展開してもOKと書いてありますのでね。
というわけで、ドレイクさんよろしくお願いします。
以上、終了。

【これからの参加する方について】
現在、軍召集組、妖しげなクリスタルスカルスカウト組、エア・シュリンセン社、遺跡ガーディアンの四勢力となっています。
ここまでは想定範囲内、つまり、私が何とか整理できる範囲という事で。
さすがに第五勢力となるとちょっと厳しいので、勢力として参加したい方はご相談ください。

では、以降、感想等の雑談は>81の雑談所で。
私への質問や判断が必要な議題であれば以下のスレでお願いします。
基本的に日参できるような体制をとっておりますので、24時間以内には回答できると思います。
議論討論スレッド@千夜万夜
URLリンク(yy44.kakiko.com)

ドレイクさんは一度覗いてみてくださいな。
ちょっと相談があります。

追伸:ALL>書き込む前に一度まとめサイトの代理投稿スレをチェックしていただけるとありがたいです。
  規制で書き込めない参加者いますし、いつ誰がそうなるかわかりませんのでね。助け合っていきましょ。

まとめサイト【千夜万夜】 URLリンク(verger.sakura.ne.jp)

では、皆さん、引き続き楽しみましょう。

104:名無しになりきれ
08/09/15 22:45:33 0
「鶴の一声」って自分で言っていいの?
日本語おかしくない?

105:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/15 22:51:56 0
>>71 ラティフ
ゲイザム「よ~お、ラティフ、久しぶりじゃねえか
       数年ぶりってところか?
       まさかてめえまでこの作戦に参加してるとは思いもしなかったぜ」

女と言い合っているラティフに声を掛ける
ゴリラの頭部が開き、そこから顔を覗かせて下に居るラティフに手を振っている
こいつが味方だというのなら心強い
何せ、一緒に仕事してた仲だし俺様くらいに腕の立つ奴だ
普通の奴とは信頼度が違う

ゲイザム「また昔みたいに暴れてやるか?
       がははははは」

>>84 エル
ゲイザム「おい、そこのメス
       俺様はラティフと話してんだ
       横槍入れてんじゃねえよ」

飛び蹴りを放っている女に言い放ってやる
デカブツから降りてきたところを見ると、そのパイロットらしい
あんな男らしいメカのパイロットがメスだとは思わなかったぜ
世の中不思議なもんだ
とにかく、鬱陶しいからトラブルなら後回しにしてほしいもんだぜ

>>98 アンジール
ゲイザム「おい、てめえがあのモヤシのパイロットか?
       俺様はゲイザム、そしてこいつは愛機の皆殺しゴリラだ
       そんな打たれ弱そうなメカで生き延びれると思ってんのか?
       くれぐれも俺様の足を引っ張るよう真似するんじゃねえぜ?」

モヤシマシンのパイロットには、相応の態度を向けておく
生意気そうな小僧で助かったぜ
罵り甲斐もあるってもんだからな

106:◇xK7dfy5P/g
08/09/15 22:52:47 0
>39
腕利きを集めるために酒場に向かっていたジェリドの認証カードに
軍上層部からの通信、つまり命令が送信された。内容は細部こそ違うものの
ラティフに伝えられたものとほぼ同じものだった。
「ちっ……どういう事だ?
 さっきまであれだけ自前で民間協力者を募れとかほざいておきながら……!」
ジェリドは月面軍のエリート部隊『ディアナーン』に所属するパイロット。
軍学校を主席で卒業し、模擬戦でも2000回負けなしのレコードを持つスペシャルだ。
戦場の空気も経験しているし、生死の境をさまよった事も両手で数えられない。
ただのペーパーエリートでなく現場を知る、本物のエリートを自負しているのだ。
それが、何の悪い冗談かうじうじしたクソガキのお守りを押し付けられて……
しかもそいつの代わりに交渉やらまでしなくてはいけないのだ。軍人の仕事じゃない、と
苛立つのも無理はない。それに加えてこの朝令暮改、口調も気分もお肌も大荒れ極まりない。
だがそんな荒れた気分も内容にきちんと目を通していく内に幾分かは収まった。
ラティフと言う男が到達深度を更新した、と言う事が添えられており
その為急きょ命令を変更せざるを得なかったと言うわけだ。
「はぁ……仕方ねぇ。一杯やりながら交渉したかったがお偉いさんの命令を
 無視ったら干されるからな……クソガキにこの事も伝えにゃならんし、帰るか。」
上の命令には不承不承ながらも従うあたりジェリドは世渡り上手かもしれない……

月面軍第五基地……ネイアラの南西に位置するこの基地ではもっぱら
新技術の開発や古代技術の解析が行われている。コウキと共に運び込まれた
ナグルも基地のハンガーに無理やり固定されて(当然ながら規格が合わないため)
解析中である。もっとも解析班の懸命の努力も空しく何一つ満足な結果が出ていないのだが……
分かった事と言えば、コックピット周りの計器類や仕様、規格が他の古代文明ロボと比較して
現代ロボにかなり近い事、だがメーターは何を指しているのか分からないし
操縦システムもちんぷんかんぷん、これでは報告書など上げられようはずもない。

「おい、コウキ。喜べ、明日探索チームを第六基地で編成する事になった。
 うまく行けば、一回潜っただけで自由の身になれるぞ?」
ジェリドは嫌味ったらしさと苛立ちが半分ずつの笑顔で、与えられた部屋の隅で
自分の殻に閉じこもっているコウキに声をかけた。だが返ってきた言葉は
『そんな、うまく行くわけないじゃないですか……
 ジェリドさんはいいですよね、後ろで見てるだけですから……』
と言う代物。それを聞いたジェリドの顔は自然と怒りに染まっていった。
ただでさえいらついてるところにこのヒネタ台詞、
比較的短気なジェリドでなくてもカチンと来るだろう。
「なんだとこのクソガキが!もっぺんぶん殴られたいか!?」
『やや、や、やめて下さいよ……』
ここに来るまでに都合三回コウキは殴られている。
いつまでもウジウジしてるその態度がジェリドの神経をいちいち逆撫でするのだ。
上層部からの命令でなければとっくに宇宙に放り出している。
「自分の身は自分で守るのが戦場なんだ、当然俺も戦うんだよ。
 言っとくがな、お前のお守りなんかしねぇぞ。死んでも誰も損しねぇんだからな、
 疫病神のお前が死んでもな!」
『……』
奇跡的に死人こそ出なかったが、結果的に町一つ瓦礫の山にしてしまった
コウキにはそれ以上言い返すことはできなかった。その上コウキのストレスに反応したらしく、
抑留中にナグルが突然起動して抑留所とその近辺も吹っ飛ばしているから余計に、だ。
「いいか、集合は明日の正午だ。今の内に準備を終わらせとけよ。
 寝坊なんかしやがったら、修正一発じゃ済まさねぇからな!
 後は一応規則で遺書を書く事になってるんだが……お前にはいらねぇな。
 読む奴なんかいやしねぇもんなぁ。まぁそこは好きにしろ。あばよ。」
言いたい放題言ってジェリドは部屋を後にした。
残されたコウキはと言うと……
『……なんで、僕がこんな目に……僕は、僕はただ……』
ウジウジと不毛な不平不満を虚空に吐き出すばかりだった。

107:名無しになりきれ
08/09/15 22:54:16 0
>>106
トリップ!トリップ!

108:◇xK7dfy5P/g
08/09/15 22:56:29 0
>69、>71


翌日午前10時、コウキはナグルに乗り込み第六基地へと向かう。
ジェリドはコウキの先導役としていかにも軍御用達と言った風情の
いかついジープで前を走っている。ナグルに乗ると自分が自分でなくなっていくと、
乗るのを嫌がっていたが今回はただの移動なのでナグルの干渉はないようだ。
もっとも、いつまでも今の境遇に後ろ向きな愚痴を垂れ流していたせいで
コウキは寝不足であり、時々機体がよれその度にジェリドの怒号が響く。
多少の遅れを見込んでも30分もあれば着くはずが1時間もかかったのには
ジェリドも怒りを通り越して呆れるほかなかったと言う……

だが基地に着いた途端ジェリドは別の意味で呆れてしまった。
なにせ大昔の特撮映画にでも出てきそうな隕石怪獣にも見える、
ゴテゴテとした明らかに過積載な移動砲台的な機体と、どう見ても
どっかのいかがわしい酒場に付けられてそうなミラーボールな機体が
並んでいたからだ。
「んだ、こりゃ……民間協力者もピンキリなのは分かってるが、
 こんなイロモノに乗ってるのは一体どこのどいつだ……?」
『えっと……もしかして、あれと一緒に行くんですか、ね……?』
「……たぶんな。ちょっと待ってろ。」
確認のためジェリドは双方の機体に通信を入れる事にした。
「そこの二機、お前たちは遺跡探索チームの者か?」

【長くてすいません……皆さん、よろしくお願いします。】
【>68さん、コウキも厄介者なのに加えて荒っぽいのばかりの
 第六基地メンバーにあえてウジウジ君を放り込んだ方がアクセントに
 なるかなぁ、と言う気がしたので六基地に行きますね。】

109:名無しになりきれ
08/09/15 22:57:18 0
>◇xK7dfy5P/gさん

トリップ忘れてますよ!

110:名無しになりきれ
08/09/15 23:20:33 0
>>107 >>109
ヒント:メル欄

111:名無しになりきれ
08/09/15 23:21:31 0
>>110
いちいち荒らしに構うな

112:ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/15 23:25:47 0
>>65
【ユーリミヤモト・機体阿修羅】
機体データを見ると、最前列で敵をなぎ倒す攻撃力抜群のアタッカータイプ。
少し前まで一緒だったテセウスを彷彿とさせた。
>>72
>「僕の名はレイ・アーノルド!
 これでも、史上最年少で古代兵器のパイロットに選ばれたんだよ
 君たち古代兵器乗りの間じゃ有名人、知らなきゃ恥ずかしいよ?」
【レイアーノルド・機体テクノジャイアント】
3歳で古代兵器に選ばれた少年の噂は聞いた事があるけど
それにしても……パイロットの体格に負けず迫力ある機体だ。
>「お互い、頑張って遺跡の謎を究明していこうよ
 よろしく!」
いつの間にかチームを組む話がとんとん拍子で進んでいた。
そんな時だ、謎の男が現れたのは。
>>66
張られた知覚障壁、水晶の骸骨という姿。
そして、自分はホムンクルスだと言った。そう、僕達と同じ古代文明の遺産……。
何か言おうと思ったけど、言葉が出なかった。
そして男は、ゴルディアス最深部行きのチームに参加するように勧めて去っていく。
「ちょっと待ってください、あなたは……!」
ようやく知覚障壁が解かれ、我に返って立ち上がった時、男はもう姿を消していた。

「今の人は一体……」
男が来る前の和気藹々とした雰囲気から一転、場が不安な空気に支配される。
が、ここには空気を読まないメイドロボが約一名いた。
「悩む事ないよ。
どっちにしても行こうとしてたんだからむしろ呼んでもらえてラッキーじゃん!」
なんとも楽観的な意見だが彼女の言う通りだ。
考えても分からないなら悩んでも仕方がない。
「聞いた? 二人とも。明日の正午、月面軍第4基地だ!」
僕は二人に出来るだけ元気よく告げた。

113:(代理)◇xK7dfy5P/g
08/09/15 23:36:49 0
>97、>105
いきなりパイロット同士で揉め事を起こし始めた二人に
気を取られて気づかなかったが、その近くに更に二人ほどいるようだ。
片方は明らかに悪党面のいかつい男で、もう片方は普通の男だった。
服装から察するに普通のほうは月面軍人らしい。
民間協力者だけでなく自分以外の軍人まで参加するあたり、
上もようやく重い腰を上げたようだ。
(「遅すぎるってんだよ……ったく。」)

「コウキ、お前は誘導に従って機体を所定の位置につけろ。
 そのまま引きこもってないで出て来いよ、顔合わせはやっとかないとな。」
『で、でも……あんな荒っぽい人ばかりなんて……』
「ごちゃごちゃ言ってねぇでとっととやれ!
 遺跡の中じゃあいつ等についてくしかないんだからな。
 好き嫌いしてる余裕なんかないんだ、いい加減理解しろ!」
一方的に通信を切った後、渋々と言った具合でナグルが誘導されて待機位置に
到達、固定される。規格が合わないためとは言え、資材運搬用の大型アームで
無理やり固定される様は鳥葬かはたまた磔か……とにかく奇妙な痛々しさを感じさせる。
その間にジェリドは一足先に召集されたらしいパイロットの所に向かい連中に声をかけた。
「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
大男二人に男女に神経質そうな軍人……平時ですら馬の合わなさそうな
取り合わせを見てジェリドは不安を感じずにはいられなかった。
(「ったく……ここはいつサファリパークになったんだ?
  しかし奇妙な面子だな。明らかに厄介者ばかり……コウキも、だな。
  ってことは……ちっ、貧乏くじを引いたもんだぜ。」)

そうこうする内にナグルから降りたコウキが文字通り恐る恐る
ジェリドの後ろに隠れるようにやってきた。
「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
 残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
 おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
背中でもじもじしていたコウキを鬱陶しそうに前に突き出すジェリド。
全員の白くて厳しい視線に晒され、窒息しそうな顔でぼそぼそと喋り始めた。
『あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……』

【辻褄合わせが上手く行ってない気がしますがご容赦を……】

114:名無しになりきれ
08/09/15 23:46:08 0
ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
どっちがどっちなのか分かりにくいな

115:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/16 00:03:07 0
瞬間湯沸かし器との通信が突然途切れる。
画面はノイズの嵐になったが、気にはしなかった。
ヘッジホッグの隣に着陸し、一息入れた途端、新たな通信が入ったからだ。
>「そこの二機、お前たちは遺跡探索チームの者か?」
画面に映し出されるのは将校、肩の階級章を見ると少佐だ。
つまりは佐官、管理職といっていいだろう。
が、ただの管理職でない事は直ぐにわかった。
その男がつけているエンブレム、そして近づいてきている超古代文明ロボに付けられたエンブレム。
それが月面軍のエリート部隊『ディアナーン』の物だったからだ。
とすると、この佐官はエリートも名高いジェリドとなる。
「ディアナーンが出張ってくるとは軍も本腰だな。
遺跡探索チームに召集されたラティフだ。よろしくな。」
ジェリドの問いに応えると、通信を切り、ディープシーカーから降りた。

>84
そのあとヘッジホッグの瞬間湯沸かし器に声をかけたんだが、返事はこれまた瞬間湯沸かし器にたがわぬものだった。
タラップから飛び降りた瞬間湯沸し器の脚がぐんぐん近づいてくる。
「え、お・・・ちょ?・・・ぶべらっ!?」
ギリギリのところで身体を捻り、致命傷を避けたものの、落差3mの全体重をかけた飛び蹴りが俺の頬にめり込んだ。
衝撃で吹き飛び、滑走路に奇妙なダイニングメッセージを書き込むことになる。
インクは勿論俺の鼻血だ。

「な、何しやがるこのアマ!」
ガバッと立ち上がり、怒鳴りつける。
派手に飛んではいたが、そのお陰でダメージ自体はそれ程ない。
勿論痛いし、いきなりの飛び蹴りに頭が来るのは当然だ。

>98
詰め寄ろうとすると、それを引き裂くように続々とAMが降下してくる。
一機は軍用機だろう。
しかも新型。
見たこともない細身の機体だった。

>105
そしてもう一機、見覚えのある機体が降って来た。
ゴリラを模した重AM、その名もギガンティック・ゴリラTYPE-37564 だ。
ああ、見間違えるはずないさ。
そして想像した通りの声が鳴り響く。
>「よ~お、ラティフ、久しぶりじゃねえか
>数年ぶりってところか?
>まさかてめえまでこの作戦に参加してるとは思いもしなかったぜ」
「おいおい、やっぱりゲイザムか!お前いつの間に娑婆に戻ってきたんだ!」
鼻血をたらしながら大声で答え、笑い声を上げる。
するとゴリラの頭部が開き、その巨体が姿を現す。
相変わらずよくもまあコックピットに収まっていたといわんばかりの巨躯だ。
笑って応えるゲイザムに、俺は更に大声で呼びかける。
「早く降りて来いよ。お前の頭は新しい服着た俺のディープシーカーより眩しいんだからよ!かっかっか!」
傍目から見ると罵っているようだが、これが俺達の流儀だ。
ゲイザムは粗暴で品性下劣、そして危険な男だ。
だが、それでも俺と組んで生き残っている数少ない男だから親しみもわいている。

116:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/16 00:03:14 0
>113
ゲイザムは瞬間湯沸かし器や細身の機体から出てきた軍人に怒鳴り散らしている。
そこへ現われたジェリドと少年。
先ほどの超古代文明ロボのパイロットだろう。
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
> 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
佐官らしい一括にニヤリと口が歪む。
そのあとジェリドに蹴飛ばされるような勢いで自己紹介を促される少年。
>『あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……』
ぶっちゃけこの集団からは浮きすぎな子供だ。
が、勿論超古代文明ロボ乗りなのだから、コウキ本人はともかくその力は侮れない。
そう、侮れないのだが、ミノタウロスからの最後の通信が俺の頭に蘇ってくる。
「ラティフだ。肉食えよ、肉。」
短く言葉を投げつけ、ゲイザム達の方へと向きかえる。

「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ龍の挨拶なんだ。」
鼻血を拭いながら建物の中へと歩き出す。

仲良しなんて期待していないが、これから命のやり取りをしにいくんだ。
あそこへと、そしてその先へと行くのだから。
遊びは遊びで締めるところは締めていかないとな。

時計の針は11時45分をさしていた。

117:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/16 00:18:31 0
>>72
(このデブが古代兵器乗り?大丈夫かよ・・・)
「ああ、よろしく頼む」
挨拶をすますとレイのデータを確認する

>>66
「あいつは誰だ?」
当然の疑問を持ちつが遺跡に行けることに気持ちは向けられている

>>112
「ああ、わかった。明日だな、お前達遅れるなよ。遅刻していけませんでしたじゃ笑えないからな」
ははっと軽く笑う。その後、自分のカードを端末から取り出す
「じゃあな」
別れの挨拶をし席を立ち店の外に出ようとする

118:名無しになりきれ
08/09/16 00:43:46 0
びゅっ

119:ケイ&モエ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/16 13:14:57 0
>>117
モエ「遅刻なんてしないもん!」

――次の日
モエ「ち・こ・く~~!!」
僕「誰のせいだ!? 大飯ぐらいがーー!」
モエに燃料補給をさせていたらすっかり遅くなってしまった。
平たく言えば食事である。ただ人間と違うのは食べた物は全て燃料に変わることだ。

周囲に何も無い広い場所でモエと手を重ね合わせる。
――Ride in!
眩い光が視界を包み、意識が溶け合っていく。
こうしてモエは、メイドの姿を残しつつも随所に機械的な特徴が現れ、
30メートルの機体MOEとなるわけである。
一方、僕は不思議な空間に浮かんでいる。操縦機もモニターも何も無い空間。
MOEは僕に、視覚や聴覚、他の機体からの交信など、必要な知覚情報を全て与える。
そして僕はMOEを自分の体のように動かすわけだ。言わば一心同体。
MOEによると、僕は頭部に入っているそうで、どんな姿になっているか自分でも知らない。
でも他の機体と交信するときは人間の姿で画面に映っているそうだ。

(大丈夫、僕の完璧なる計算によると……こうすれば間に合う!)
どうするかというとモップにまたがって高速飛行。通常の3倍の速度だ!
そして11:59分、月面軍第4基地到着。
遅刻していなければ他の二人はもう来ているはずだ。

【>114
ごめんねー。口調が被って紛らわしくなってた。
でも乗ってしまえばモエは喋らなくなるから大丈夫。】

120:名無しになりきれ
08/09/16 13:30:38 0
一人だけ浮いてる厨設定だね

121:レイ ◆LCcrcOjRjc
08/09/16 14:29:59 0
>>66
「こ、こんなの有り得ない…
 ナンセンスだよ…」
【水晶の骸骨、そんな在り来たりなSFネタを目の前で見せられて呆気に取られる】
【持っていたムーンチップスのバナナ味を思わず落としてしまう】
【そして、夢ではないかとしきりに目を擦る】

「こ、これも古代文明の遺産が為せる業なの?
 ホムンクルスだとかなんてそんな…もう何が何だか…
 僕たちに理解できる範囲で話してよ!」
【「有り得ないこと」には慣れているつもりだったが、これにはまいった】
【ホムンクルスが阿修羅とかいう古代兵器に選ばれたのがどうのこうのって…】
【そんなこと言われたって普通理解できるわけがない】
【ゴルディアスの最深部に行くのはよしてして、こいつは一体何者なんだろう?】
【不信感が湧き上がってくる】

>「レイ君、コックピットにお菓子を持ち込みすぎるのは感心しないな。」
「え、ど、どうしてそのことを!?
 僕と母さん以外には誰も知らないはずなのに…
 待ってよ、ちょっと…!」
【呆気に取られ、それ以上何も言えなかった】
【なんでそこまで知っているのか?】
【もう、ホントにわけが分からない】

>>112
「う、うん、そうだね
 例えどんな困難があっても、僕らは行かなくちゃ
 遺跡の最深部、全ての謎へさ!」
【モエの楽観発言に釣られるように、無理やり立ち直ってみせる】
【正直、嫌な予感がしないでもないがじっとしているよりマシだ】
【これ以上、蹲っている時間は僕には無い】
【あと半年で18歳を迎える】
【これがロボとの最後の付き合いになるかもしれないのだ】

>>117
「今、僕の実力を疑った?
 ふふん、大丈夫
 古代兵器乗りの年数は君たちよりは長いよ
 何せ、史上最年少だから!
 頼りにしてくれていいよ」
【こちらの姿を見て、一瞬顔をしかめたユーリの反応が気に入らなかった】
【デブは能力が無い、と甘く見る人がたまに居るから困る】
【とりあえず、史上最年少で古代兵器乗りになったってことを印象付けておかないと】

>>119
「ギリギリセーフだね
 遅刻しないって宣言は守ったけど、せめて30分前くらいには来ておかないと
 まあ、何はともあれいらっしゃい」
【ハンガー内に滑り込みセーフで到着したMOEを拍手で迎える】
【もっとも、僕もさっきギリギリで到着したばっかりなんだけどね…;】

「もしかして、そのロボットがメイドロボのモエちゃん?
 本当に変形したんだ、すごい…
 …けど、僕のテクノ・ジャイアントだって負けてないよ
 大きさとパワーなら誰にも負けないつもりさ」
【箒に跨って登場した巨大メイドロボに驚きながらも、負けじとこちらも見せ付ける】
【50mはあろうかという一際巨大な機体が目立っている】

122:エル ◆GtzExfc62I
08/09/16 18:36:59 O

>「え、お・・・ちょ?・・・ぶべらっ!?」
足の裏は見事に直撃、ラティフが吹っ飛んでいくのを見てアタシは胸がスーッとした。
そのまま華麗に着地し……ぅえ!?
つるり。鏡面装甲はピッカピカ、滑らかな曲線のフォルム。アタシの視界がひっくり返る。
>「な、何しやがるこのアマ!」
「うっさい!何よあの無駄にツルツルな機体は!!!」
思いっきり尻餅ついて激痛に顔が歪む。見ると向こうも派手に鼻血を流してた。

「だいたいね、アタシのハリネズミをわら…」
>「おい、そこのメス!俺様はラティフと話してんだ。横槍入れてんじゃねえよ!」
あぁ!?何よあのハゲ、いきなり出て来て何言ってんの!?
「うっせえよ!横槍はテメェだろうが!そのハゲ散らかったアタマ掃除して出直して来な!!」
完全にターゲットは目の前のラティフから、突然現われたハゲ頭へとシフト。
無駄にデカい図体しやがって、暑苦しいにも限度ってモンがあんだよ!!

>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
 蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
「あぁ!?今度は誰だ………よ!?」
アタシの怒鳴り声は途切れた。そこに立つ軍人に見覚えがあったからだ。
ジェリド=ミラ=カクーラー。アタシが軍にいた頃に1度だけ模擬戦をした事がある。
その時は文字通り手も足も出なかった。天才ってヤツは実在する、そう思い知らされた。
相変わらずの仏頂面でアタシ達を眺めてる。この男にはいろんな意味で逆らえない。
襟章は少佐になってた。あれからまた昇進したらしいね、オマケにあのディアナーンの記章。
「チッ、分かったよ。お利口さんにしてりゃいいんだろ?さーいえっさー。」

チームが民間だけで編成されるとは思ってなかったけど、まさかディアナーンが出てくるとはね…
いつの間に基地のドックから出て来たのか、細身の軍用機も近くに停まってるし。
どうやらあのイカレ社長が言ってた事はマジってワケか。
このミッション…アタシの人生で最高にキツい仕事になりそうだわ。

>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
 残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
 おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
>「あ、あ、あの……こ、コウキ・ナグモって、言い、ます……」
少佐の後ろから恐る恐る出て来たボウヤが、蚊の鳴くような声で自己紹介する。
乗って来た機体を見る限り、この子は古代ロボ乗りか。

 『今や月面軍は我々の環から外れて、あの穴から新たな力を手に入れようとしている。』

イカレ会長の言葉が脳裏を過ぎる。
月面軍上層部が出張るミッションに古代兵器、嫌な組み合わせだ。
正直ラティフやハゲを見て、“任務”の遂行は必要無くなるかもと期待してた。
でも世の中そんなに甘くはないんだよね。
ラティフとハゲゴリラとボウヤは大丈夫だろう。多分気付かれはしない…と思う。
でも少佐とあの難しそうな顔した軍人には、絶対に勘付かれちゃダメだ。特に少佐には…


「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
親指で背後に聳えるヘッジホッグをクイッと指して、自己紹介した。

123:エル ◆GtzExfc62I
08/09/16 18:41:02 O
>コウキさん
お手数掛けました。次からは代理投稿スレをチェックしますね。
エルはジェリド少佐を知ってる事にしました。でも少佐はエルの事を覚えてないかも。

124:名無しになりきれ
08/09/16 19:57:47 O
ジェリドはNPC?PC?

125:名無しになりきれ
08/09/16 20:46:12 0
PCじゃね?
しかしLはさりげなく名字を出さなかったな

126:名無しになりきれ
08/09/16 20:47:37 0
キャラが薄っぺらいな

127:ユーリ ◆5Kq11GJKws
08/09/16 22:05:15 0
>>119
遅刻してきたケイとモエを半ばあきれながら見つめる
「冗談だったんだけどな、あれ」
一人30分前にきていたユーリはギリギリに来た3人に冷たい視線を向ける
「それにしてもその機体一緒にいて恥ずかしいな・・・」
そしてMOEの姿を見てさらにあきれる

>>121
「あんまり自分の力を見せつけるもんじゃないぜ、馬鹿にされるぞ」
レイに向かってすこし冷たい言葉を浴びせかける

「でも、そのご自慢のパワーはあてにさせてもらうぜ」
その後しっかりレイを持ち上げるユーリ
正直、ユーリは自分以外信用していないし馬鹿にしているのだ


128:名無しになりきれ
08/09/16 22:22:29 0
>>126
今に始まったことじゃない

129: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 22:47:40 0
月面軍がラティフたちを最深部に送り込む事を決定した会議が終了と同時に、参加していた上級将校たちは各部署へと散っていく。
その中で、一人の男は急ぐわけでもなくゆっくりと自分の部屋へと戻った。

電気もつけぬくらい室内で、男は専用回線を開く。
「ああ、私だ。」
『このタイミングで連絡があるという事は・・・』
「そうだ、最終段階に入った。」
『それは喜ばしい。』
電話の向こうの声は落ち着いた老人の声だった。
既に何度も連絡を取り合っているようで、短い言葉で通じるものがあるようだ。

「トライアンフは古代テクノロジーの流用に消極的でね。」
『はっはっは、そうでしょうな。』
「軍としてはどこの兵器かなどは大した問題ではないのだよ。
それに、トライアンフは大きくなりすぎた。」
『我々はあらゆるテクノロジーを取り入れ提供しますぞ。』
「そうでなくては困る。」
『既に我々のアルラウネを月面に向かわしております。根回しの方は?』
「英国紳士というのは用心深いものだな。
私の肩につく少将の徽章は伊達ではないよ。正午、第四基地へ回るようにしてくれたまえ。
それより、例の口座に入金を頼みますよ?」
『勿論ですとも。我々の栄華の為に・・・』
「うむ、では・・・。」

やり取りのあと、男は電話を切り、大きく息をつく。
「くくくく、我々の、か。せいぜい役立ってもらうさ。」
男は思いをめぐらせる。
電話の相手は、今頃自分の事を『扱いやすい小物め』と笑いながら計画の駒を一手進めているだろう。
先ほどの会話にどれだけの真実が埋もれていたというのだろうか?
お互いの本心を隠しあい、騙しあい、利用しあう。
そして行き着く先は・・・・

最深部へ向かう軍民混成チーム。
トライアンフとエア・シュリンセン。
そして月面遺跡ゴルディアス。

男はタバコを咥え、ライターに火をつける。
火の光が赤々と浮かび上がらせたその男の顔は水晶の髑髏であった。


数分後、男の姿は部屋から忽然と姿を消していた。
姿を変え、場所を変え、運命の歯車を掻き乱すのだった。

130: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 23:22:12 0
>119>121>127
「こうして並んでいると壮観なものだね。
流石はゴルディアスに呼ばれるだけの事はある。」
格納庫で放すケイ、レイ、ユーリに背後から声がかかる。
いつの間にかいたのか、昨日の男が立っていた。
最も今は人間の顔をしているが、その正体は間違いなく水晶の髑髏の男だった。

「質問は色々あるだろうが、私についての質問ならば遠慮してくれ。
大して重要な事ではない。
君達を導くものだという事だけで十分だろう?」
そのあと、ついてきたまえ、と短く告げると三人を会議室へと連れて行く。

ただ広い会議室にいるのは四人だけ。
室内は暗くなり、モニターには現在わかっているゴルディアスの内部構造図が映し出される。
「さて、昨夜告げたが、いよいよ最深部へのアタックが試みられる事になった。
君達にはそれぞれ目的があるだろう。
そして勿論我々にも目的がある。
共に共通する事は、その目的地がゴルディアスの最深部にあるという事だ。」
説明する中、画面は構造から確認されている守護古代ロボ一覧へと映っている。

「我々は君達を最深部に辿り着くようバックアップする。
君達は超古代文明ロボに選ばれた者として力を振るってくれればいい。
だが、気をつけたまえ。敵は超古代文明ロボだけとは限らない。
ゴルディアス探索の競争で探索者同士が戦闘になる事も多いからね。」
そこで一呼吸置くと、部屋の隅に合図を送る。

「君達だけで行けなどとは言わないから安心したまえ。
彼はドレイク君。アルラウネ号の指揮官だ。
最深部までのルートは彼に知らせてある。」
こうして説明を終え、ここに第四基地からゴルディアス最深部へと向かうメンバーが決まった。
大型重装甲艦アルラウネを基点にケイ、レイ、ユーリの超古代文明ロボが障害を粉砕しつつ最深部へと向かうだろう。

男はニヤリとドレイクに笑みを送り、壇上から退いた。
お互い初対面に近いが、それでも十分だ。
最深部まで障害は最小でいけるルートをドレイクに知らせてある。
あとは最深部で彼らの戦闘力を存分に振るってもらうだけなのだから。

131:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/16 23:24:27 O
【月面 第四基地 正午】

【上等なスーツに身を包んだ一人の男が副官と思わしき男を伴って基地の廊下を
コツコツと足音を立てて進んでいく】

「意外と早くついたな…
で、例の件はもう済んだのか?」

副官「はい 先ほど各口座に入金が完了したと本社より連絡がありました
また月面都市の行政官とも接触したと部下から既に報告が上がっています」

【計画が滞りなく進んでいるという副官の報告に満足したのか
口もとが多少緩み にやりと微笑んだ】

「分かるかな?全てを制するのは根回しを欠かさずと情報を制した者だよ…
足下を固めず勝てるわけが無い…そうだろう?」

【いくつか言葉を交わしている内に目的の会議室の前に到着すると
ドレイクはもう一度ネクタイを締め直した
そして、顔を副官の方を向け言葉を発した】

「どれ、ひとつ芝居を打たねばならぬか…
必要な書類は持ってきたか?
一応我々の立場をはっきりと示してやらねばならんからな…」

副官「はっ…揃っております」

【小さく頷いた後 ブリーフケースの持つ手を軽く持ち上げ
全てが揃っている事をドレイクに示す
そして 副官が会議室の扉を開いた。】


132:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/16 23:30:16 0
>116
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
 少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ流の挨拶なんだ。」
大男の片方は多少なりとも話の分かる奴らしい。
ジェリドは肩の荷が少し軽くなった、気がした。あくまで気がしただけ。
「そこは気にしちゃいないが、どこもお偉いさんは時間に厳しいんでな。
 余計なお叱りなんざ受けたくねぇだろ?俺はそうだ。
 あと、鼻血が止まらないならティッシュでも詰めとけ。」
言いながら手元の時計を確認すると集合時間まで後15分しかなかった。
ずいぶんと長ったらしくややこしい顔合わせをしたもんだと、内心つぶやく。
『ジェ、ジェリドさん……』
「なんだ。」
『肉を食えって、どういうことでしょ』
「そのまんまの意味に決まってんだろ!
 んな死人みてぇな顔して今にも死にそうな声出してりゃ
 今みたいに肉も食ってねぇみてぇに取られんだ、
 ちったぁその首に乗っかってるもん使えってんだ!」
(「んな暗喩ひとつわかんねぇのか今時のガキはよ……ったく!」)

133:コウキ◇xK7dfy5P/gの代理投稿
08/09/16 23:30:57 0
>122-123
>「チッ、分かったよ。お利口さんにしてりゃいいんだろ?さーいえっさー。」
女のほうはジェリドの顔を見た瞬間大人しくなった。
そんな簡単に黙るような奴じゃないと、騒ぎを見て見切ったつもりの
ジェリドにしてみればあまりにも不自然だったが、とにかくも――。
「そういう事だ。見た目よりは物分りがいい奴ばかりで
 少しは俺の苦労も減ればいいがね。」
さすがに初対面ではエレクトラの抱えてるものにまで感づく訳もなければ、
その前の突然の手の平返しの不自然さにも助けられてジェリドには気づかれなかった。
だがその直後の名乗り上げで、ジェリドは忘れかけてた記憶を掘り起こしてしまう。

>「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
「なに?」
エレクトラ、確かに女はそう名乗った。
よくよく見てみれば見覚えがある、そう、あれは確か模擬戦だったな……

ジェリドには模擬戦実戦を問わず撃墜した相手の『名前』或いは『機体型式番号』を
メモすると言うちょっと奇妙な癖があった。同僚に理由を聞かれてもはぐらかしていたが……


「お前、まさか358番目の模擬戦の相手だったエレクトラか?
 ……上官を半殺しにして除隊させられたのも覚えてたが、こんな所で会うとはな。
 一応報告しておくが、お前の元上官な。ゴルディアスの肥やしになったよ。
 大した腕もないのに粋がった結果だが、どうもお前にボコボコにされたのが
 原因らしい。まぁ、俺の元上官でもあったわけだが部下の受けの悪い奴だったからな。
 記念すべき500番目の模擬戦の相手に指名して凹ませてやろうと思ってたんだが……
 お前が顔面変形させてくれたその日の夜に、こっそり祝杯を上げたもんだよ。
 まさか、んな事で除隊させられるとは思ってもなかったが。ケツの穴のちいせぇ野郎だぜ。」
かつての同僚や気の置けない友人達は揃って遠くへ出向という名の左遷をさせられて、
今では周りを固めるのは完全な赤の他人ばかり。多少なりとも見知った顔を見つけて
ついつい口を滑らしてしまうジェリドだった。

【いえ、お気になさらず……こんな形でジェリドは覚えてましたが、よろしかったですか?】

>124-125
NPCです。
コウキを押し付けるためだけのキャラですし
戦闘パートでも二人分を動かせるだけの器量はありません。
それで失敗した事例を千夜万夜さんの過去ログでいくつか見てますから。

本当はゲイザムさんを待ちたかったのですが、自分のペースが崩れると
まずいので先に書かせてもらいます。

134: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/16 23:40:44 0
【確認済み守護古代ロボ】

名前:土偶
サイズ: 30m
運動: 中
装甲: 弱
【武装】 ビーム砲2門
【機体解説】 遺跡でもっともポピュラーな守護ロボ

名前:ハチドリ
サイズ: 25m
運動: 高
装甲: 弱
【武装】 ビーム砲一門
【機体解説】 鳥型。高速移動でのヒットアンドウエイを繰り返す。数が多い。

名前:パンプシャーストーン
サイズ: 50m
運動: 低
装甲: 強
【武装】 どこコラでもビーム方が発射できる。
【機体解説】 球体状の大型守護ロボ

名前:スフィンクス
サイズ: 30m
運動: 中
装甲: 中
【武装】 ビーム、ミサイルなど
【機体解説】 獣人型。多彩な攻撃能力を持つ。

名前:ミカエル
サイズ: 35m
運動: 高
装甲: 中
【武装】 剣、盾、光
【機体解説】 接近戦では無類の強さを誇る。探索者たちは遭遇したら逃走する選択肢が最上位にあげるだろう。

名前: メデューサ
サイズ: 20m
運動: ?
装甲: ?
【武装】 対古代兵器用ジャミング、ハッキング能力
【機体解説】 新種のロボ

135:名無しになりきれ
08/09/16 23:44:59 0
代理投稿とか醜くないか?
しばらく待てないの?

136:名無しになりきれ
08/09/17 00:01:59 0
一々煽るとか醜くないか?
黙って見てられないの?

137:ドレイク ◆F0y9OSh.EU
08/09/17 00:03:21 O
>>130

【謎の男が話し終えた後
ドレイクはすかさず手を挙げ
その場に立ち上がった】

「私が先程 ご紹介に預かりしました
テオドール・ドレイクでございます
さて、我々の目的を明かしますと遺跡の深部に存在する鉱物資源などの回収でありますが
場所に関しては皆様方と一致…
よって我々の艦で皆様方を深部までお送り致します…」

【軽く身振り手振りを交え、話を続ける】

「また 機体の整備や必要な物資は我が社が全て御用意致します…
ですが…ウェルナー君!………」

【しばし場に沈黙を与えたのち
副官の名を呼び 例の書類を出すよう命じる
副官は迅速にブリーフケースから例の書類こと委任状を取り出しドレイクに手渡した】
【委任状を手にしたドレイクは両手で持ち 皆に見えるよう手を動かす】

「我々は大英帝国女王陛下より全権を委ねられています
我々と行動する以上 皆様が陛下の権威を傷つける事などが無いよう切に願います… 」

【口上を言い終えると即座に委任状を副官に返し、すぐケースに仕舞うよう命じた】



138:名無しになりきれ
08/09/17 00:14:49 0
ちょっと待てwその設定って・・・

139:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/17 00:48:24 0
>105
新しい機体と人間が来たようだが特にさしたる反応も見せないアンジール。
そもそも任務でいくのだ、言葉を交わすといっても何を話せというのか……
しかも傭兵上がりに軍人、そしてテストパイロットだ。馬が合うはずもない。
だがどうやら向こうが放っておいてはくれないらしい。
>「おい、てめえがあのモヤシのパイロットか?
>俺様はゲイザム、そしてこいつは愛機の皆殺しゴリラだ
>そんな打たれ弱そうなメカで生き延びれると思ってんのか?
>くれぐれも俺様の足を引っ張るよう真似するんじゃねえぜ?」
まるでお前は敵だとでも言いたいかのようにアンジールに対して高圧的な態度を取ってくる男。
しかし、アンジールとて今自分の乗っている機体に不満がないわけがない。
いやむしろこの男のように自分の機体を愛機などとも呼べない。今さっき乗ったばかりでまともに戦闘で動かしたこともないのだ。
愛着なんて感じるはずもない……そのためか男の言葉に対して憤慨という感情など全く湧かなかった。ただ一言で表すなら……
「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
面倒……この一言につきた。

>113
すると何やらアンジール達の方に軍人が近づいてくる。
階級章は少佐……少尉であるアンジールとは凄まじい差がある。
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
>蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
「ハッ、申し訳ありませんでした。」
頭を下げるアンジール……軍というのは階級が絶対だ。上官に逆らうなど普通の軍人にはできない。
いや、逆らう人間は端から軍などには向いてない。軍にいることが間違いなのだ。
>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
>残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
>おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
そして後ろから出てきたのは子供……子供、その時点で乗っている機体はすでに決まった。
そう、古代兵器だ。それ以外に子供の利点など無いに等しい。
とりあえず面倒がないようにアンジールは目の前の子供の挨拶に軽い会釈で返す。
>「ラティフだ。肉食えよ、肉。」
ラティフ、その名前には憶えがあった、いや、ゴルディオスにもぐったことがある人間なら大抵は聞いたことがあるはずだ。
最初期から潜り続けている伝説的な男……生還者と呼ばれ同業者からは死神と呼ばれる人間。
最初はこの任務に対し上がまともに考えての采配をしていないと思っていたアンジールだったが
その伝説的な男の名前を聞いたことによって少なくとも殺させるためだけに行かせるわけではないということを確認する。
(やはりゴルディオスで何かを発見したのか……)



140:アンジール ◆gyalxMCbGw
08/09/17 00:49:41 0
>122 >132
その後、ラティフが建物へと歩き出すのを見て静かに後に続くアンジール。
まだ名前すら他の人間に明かしていないアンジールだが特に問題ないと判断した。
歩き続けながらラティフとジェリド、そしてコウキの会話を黙って聞いている。
肉を食えだとか言っている特にさしたる意味もない入るだけ面倒な会話だとアンジールは思っているだろう。
>「アタシはエレクトラ、あのハリネズミみたいなデカブツが相棒だよ。ヨロシク。」
声の方をむくと先ほどとび蹴りを放っていた女が自己紹介をしていた。
ジェリドと会話している最中、今一度アンジールはエレクトラの機体を眺める……
あの全身武器庫のような巨大な機体、しかし採用している武器にあの新型と思われる巨大な砲……
いずれもトライアンフを象徴するようなデザインだ。そしてあの機体に僅かながらでも採用されているハーディタイプが見える。
ジェリドの話が終わるのを見計らいアンジールはエレクトラに対して口を開く。

「除隊した…と言っていたが、今はトライアンフのテストパイロットをやっているのか?」

アンジールの言葉に驚いているように見えるエレクトラ。しかしアンジールは自慢気な様子でもなくさも当たり前のように続ける。
「…あそこからは所々ハーディⅥが見え隠れしている、それに兵器の形で何となしにトライアンフ製品であることが分かる。
 そしてあの砲は見たことがない、だとすればテストパイロットだと想像するのが当たり前だ。違うか?」
最もそんなことは毎日のようにドックに入り浸り整備兵達から旦那と呼ばれ親しまれるアンジールぐらいしにか分からないだろうが。
「俺も軍のテストパイロットのようなものだ、新しい機体が来るたびに回されて色々と実際の戦闘でしか測れないデータを録る。
 かくいうハーディⅥも軍に入ってきたときは真っ先に俺のところにきた。テストパイロットというものは面倒極まりない。
 自己紹介が遅れたな……アンジールだ、階級は少尉。よろしく頼む」
初めて自己紹介をするアンジール、厄介な機体ばっかり回されテストパイロットの真似ごとをさせられているアンジールだ。
トライアンフのテストパイロットであるエレクトラに親近感のようなものを抱いたのかもしれない。

141:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/17 08:14:45 0
>>115
ゲイザム「ここ最近だぜ
       地球はどこも無駄に平和で面白みがねえからな
       作戦の話を聞き付けて月くんだりまで来たってわけよ」

数年前とちっとも変わらぬ相棒の姿に、懐かしさを覚える
まあ、柄でもねえからこれ以上は辞めとくが

ゲイザム「へっ、ほざきやがれ
       てめえこそメスなんぞに易々と蹴り入れられるたあよ
       勘でも鈍ったか?
       情けねえぞ~、がはははは!」

これも変わらぬやり取りだ
こいつは俺みてえに純粋に戦いを楽しむような男じゃない
公私を割り切り任務に徹する、言わばプロフェッショナルだ
そんな俺たちが意気投合し、一緒に仕事をしていたのも今思えば不思議な縁だ

>>122
>「うっせえよ!横槍はテメェだろうが!そのハゲ散らかったアタマ掃除して出直して来な!!」
ゲイザム「てめえ、メスの分際で生意気な…!
       今すぐここでぶっ殺してやってもいいんだぜ、おお!?」

このメスはてめえの立場を分かってねえ
メスだって時点で戦場に居るのはおかしいってのに、その上俺様に楯突く気かよ
こいつは半殺しにしてやらなきゃ気が済まねえところだが…
喧嘩の最中に最後のメンバーが来やがった

>>113
>「おい、お前たち。基地内での揉め事はご法度だぜ。
  蜂の巣にされて宇宙葬にされたくなかったら大人しくするんだな。」
ゲイザム「うるせえ、軍服に指図される言われはねえよ
       特命で探索任務に従事する俺たちに偉そうな口が利ける立場かよ、ああ?」

この軍服と言い、どうしてこうも制服を着た連中は偉そうにしやがるんだろうな
ラティフの話では、こいつはそれなりの階級でエリート野郎だそうだ
エリートの坊ちゃん出にしちゃ叩き上げみてえな風格がありやがる
まあ、役に立つならそれに越したことは無し、せめて俺様の邪魔はしてほしくねえな

>「その様子だと、お前たちは遺跡探索に招集されたようだな。
  残念な事に、俺の後ろにいるションベンたれのクソガキもそうだ。ご愁傷様。
  おら、金魚のフンみてぇに隠れてねぇで自己紹介ぐらいしやがれ!」
「あんだあ、てめえじゃなくてこのウジガキが新メンバーだってのか!?
 軍服さんよ、人を舐めるのも大概にしやがれよ!
 メスとモヤシ小僧はまだ正規パイロットの肩書きがあるからいい
 だが、この吹けば飛ぶようなガキは何だってんだ!?
 そもそも役に立つのかよ!?
 俺はガキは嫌いだが、ウジウジした奴はもっと嫌いだ!」

一瞬、我が目を疑った
新しいメンバーってのは、目の前の軍服じゃなくてガキだってほざきやがる
ラティフの部隊が全滅した理由をこいつらは理解してんのか?
古代兵器のパイロットだろうが、これは酷い冗談みたいなもんだ
ガキのお守りをしなくてもいいと思ったから、ここに呼ばれてやったってのに
とんだサプライズだ

142:ゲイザム ◆G4B07rF5yE
08/09/17 08:26:40 0
>>115
>「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
ゲイザム「へへ、それが正解だぜ
       モヤシ小僧は後ろの方で大人しく蹲って震えてるのがお似合いだ
       せいぜいその逃げ足の速さでザコどもを引き付けてくれよ
       がははははは!」

ふん、乗りの悪い奴だ
さっきのメスと違い、随分とまたクールに決めてくれる野郎だぜ
景気付けに喧嘩でも売って、殴りかかってきたところをぶっ飛ばしてやろうと思ったんだがな
ま、任務前から仲間を壊しちゃ上の連中に悪い

>>115
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
   少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ龍の挨拶なんだ。」
ゲイザム「ちぇっ、これからって時に止めてくれやがって
       まあいい、仕事は仕事だからな
       メスもモヤシ小僧もウジガキも気に入らねえが、一応仲間だからな
       きっちりやってやるかい
       へへ…、きっちり…とな」

俺様は様々なことを思い浮かべながら、遺跡の奥で戦えることを楽しみにしている
どんな相手だろうが、完全粉砕してやる

ゲイザム「そういやあ、ラティフ以外は俺様のことを知らねえんだったな?
       聞いて驚け
       俺様は『放たれた悪魔』の二つ名で恐れられたゲイザム・オーグウェルだ
       くれぐれも俺様の足を引っ張るんじゃねえぞ」

143:名無しになりきれ
08/09/17 15:10:14 0
お聞きしたいのですが
なぜ18歳未満なのでしょうか?
搭乗者に選ばれても18を過ぎたら乗れなくなるということでしょうか?

144:名無しになりきれ
08/09/17 19:04:29 0
そうだな
スレ主にはその辺はっきりしてもらわないと困るな
設定には何事も根拠が付き物だ

145:名無しになりきれ
08/09/17 19:24:44 O
議論スレに行け

146:名無しになりきれ
08/09/17 20:19:15 O
>>143
予想ではあるが、おそらく精神的に未成熟な人間が選ばれるのではなかろうか。
多感な思春期は感情の振れ幅が成熟した大人より大きく、GENKAITOPPAしやすい。
古い例えなら「イヤボーン」だ。
つまり、ガキが優先的に選ばれてるだけで、大人でも中身がガキなら選ばれるかもしれない。


こんな感じだとしたらガッカリだよね。

147:名無しになりきれ
08/09/17 20:29:30 0
>>145
それはどこにあるのでしょうか?

148:名無しになりきれ
08/09/17 20:40:11 O
>>147
ログ読めよ
と言いたいが、まとめサイト行け

149:エル ◆GtzExfc62I
08/09/17 23:10:32 O
>「お前、まさか358番目の模擬戦の相手だったエレクトラか?
>……上官を半殺しにして除隊させられたのも覚えてたが、こんな所で会うとはな。
(中略)
>まさか、んな事で除隊させられるとは思ってもなかったが。ケツの穴のちいせぇ野郎だぜ。」

あちゃあ…やっぱり3年ちょっとじゃ忘れてなかったかぁ。
てか除隊の話は恥かしいから止めて!!アタシにとって人生最大の汚点なんだから!!
「はは、アンタは相変わらず苦労にまみれてんね、今日はその子の保護者かい?」
そう…この人は昔から貧乏クジばっかり引き当ててたね。
ラティフに「肉喰え」とか言われてポカンとしてるボウヤに向かって、
「怖いおっちゃんだけどさ、たぶん世界中で一番キミのことを解ってくれてると思うよ?」
その後ニヤリと笑って少佐を見る。
「ねぇ?“少佐殿”?」

アタシの恥かしい過去をプチ暴露した仕返しだ。さあ!鬼になれ!ツンの鬼になれ!!
>「ゲイザム、ナンパも挨拶もあとだ。もう時間だぞ。
>少尉殿も気を悪くしないでくれよ。あいつ流の挨拶なんだ。」
ラティフがハゲゴリラに声を掛けて、難しそうな顔の軍人に軽く謝った。
時計を見ると11時45分、確かにそろそろ行かないとね。ミーティングは大事だもんな。

しかしなんだろう、ラティフも結構気苦労が多そうだね。
アタシの中で少しだけ、コイツに対する感情が変わったような気がする。
昨晩初めて会って話した時もそう。6年の間、ずっと結論が出なかった想い。
兄貴の死を受け入れられない自分が、コイツへの怨みを静かに燻らせてた。
でも本当はどうなんだろう?ラティフにだって出来る事には限度があるだろうに。
兄貴を死なせた事を、本当は悔やんでるかもしれないってのに…

聞きたい。ラティフから6年前の真相を聞いてみたい。でも聞けない、何故?
……………………そっか…それが怖いんだ。
奴が兄貴を覚えてなかった場合、自分がどうなるのか想像もつかない、だから聞けないんだ。

アタシは他の連中と歩いて基地に向かうラティフの背中を、黙ったまま見つめ続けた。


>「除隊した…と言っていたが、今はトライアンフのテストパイロットをやっているのか?」
ラティフを見つめてて、完全に気付かなかった。いきなり話し掛けられたアタシは驚いてしまう。
慌てて横を向くと難しそうな顔の軍人が立っている。ふぅ…マジ焦った…
「あぁそうだよ、半年前からやってる。クソタレ面倒な仕事だよ、何で分かったの?」
>「…あそこからは所々ハーディⅥが見え隠れしている、それに兵器の形で何となしにトライアンフ製品であることが分かる。
>そしてあの砲は見たことがない、だとすればテストパイロットだと想像するのが当たり前だ。違うか?」
へぇ~、アレを一目見てハーディⅥのカスタム機と見抜いたのはコイツが初めてかも。
ひょっとしてメカオタクかな?それとも軍人と見せかけて実はメカニックとかかな?
「いやいやそれでも充分スゴイってば。普通は判んないよ?」

まともに残ってる元の面影なんて頭部くらいだけど、外装は軍用機と全然違う。
胸部装甲も取っ払ってるし、両腕だって別のパーツに替わってる。
何よりも足が無い。ハーディⅥには足があるけど、ハリネズミはフロートタンク。
こんなんで機体識別できる奴はメカオタクか専門家のどちらかだろう。
>「俺も軍のテストパイロットのようなものだ、新しい機体が来るたびに回されて色々と実際の戦闘でしか測れないデータを録る。
>かくいうハーディⅥも軍に入ってきたときは真っ先に俺のところにきた。テストパイロットというものは面倒極まりない。
>自己紹介が遅れたな……アンジールだ、階級は少尉。よろしく頼む」

なるほど納得。ハーディにとって育ての親みたいなもんか、なら判って当然ってワケだ。
「ヨロシク。それと、礼を言うよ。最高の“相棒”を育ててくれてありがと。」
ハーディⅥが正式採用されてから4年半、ずっと乗り続けた愛騎の代わりにアタシは頭を下げた。

150:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:02 0
俺は今、ディープシーカーに乗りゴルディアスへと向かっている。
はやりここはいい。
自動操縦に切り替え、シートに身を沈めながら先ほどまでいた第六基地での事を思い出していた。

軍のお偉いさんの演説程退屈なものはない。
遺跡解明の意義だの、人類への貢献だの。
あまりのつまらなさにゲイザムの奴が暴れださないかの方が気になったものだ。

そのあと特務将校らしい奴が出てきて、遺跡の構造や守護ロボの種類のおさらい。
そして報酬についての話。
傭兵の身としてはこちらの方が重要なんだけどな。
今の俺にとってはこっちもさして重要じゃなかった。

月面都市ランペイアの全住人を皮切りに無数の探索者たちを飲み込んできたゴルディアス。
勿論俺の知った顔もどれだけ飲み込まれたかもわからねえ。
そいつの中心に何があるのか。
それが何であれ、一発かましてやらなきゃ気がすまねえ。

・・・我ながら笑えるもんだ。
プロと自称しながらこんな私情全開で遺跡に潜るんだからな・・・

そのあと各員の紹介や期待の説明などを経て、出発となったわけだ。
あの瞬間湯沸かし器エレクトラといったか・・・どこかで聞いた名前だがな。
まあある意味有名人だから当然といえば当然か。

出掛けにアンジールが特務将校に呼び止められていたが、まあ少尉殿だしな。
軍人なら色々しがらみもあるんだろ。
『ゴルディアス内部は特殊電波状況の為、外部との通信が出来ないのは知っているな。
少尉、君の役目は最深部まで行き、何があるかを確認しそれを私に報告する事にある。
以下に最深部まで到達しようと、全滅しては意味がないからな。
AM24はその為の機体でもあるのだ。
いいか、他の者がどうなっても構わん。
君だけは必ず帰ってくるように。
この任務が達成されれば君は生きて二階級特進の栄誉を得るだろう。』
なんてなんとも生臭い言葉をかけられていたなんては俺の知る事じゃなかった。

エル、アンジール、ゲイザム、コウキ。
こいつらと一緒に地獄の釜の蓋を開けに行くわけだ。

151:ラティフ ◆8ASIij4r/U
08/09/17 23:17:12 0
そうしている内につきにポッカリ開いた大穴が見えてきた。
「各員、これよりゴルディアスに入る。
先頭は俺が行く。チームの目としての役割はキッチリ果たすよ。
距離を置いてゲイザム。
敵が出てきたら俺は牽制程度で直ぐ避けるから、存分に暴れてくれ。
その後ろにエル。
火線がゲイザムと重ならないように連絡を蜜にな。
坊やと少尉はヘッジホッグの両脇を固めてくれ。
最大火力を沈められないように頼むぜ?
少尉は機動を生かして臨機に各員のフォローで。
んじゃ、よろしく!」

ま、正式なリーダーはアンジールなわけだけどな。
案内役の特権でフォーメーションを指示させてもらっていよいよ鉄火場に突入だ!

###############################

いきなりですいません。
ゴルディアスに突入しました。
会議内容は回想などで差し込んでいただけるとありがたいです。
では、いよいよ本題の戦闘。楽しみましょ!

152: ◆GtzExfc62I
08/09/17 23:17:14 O
>アンジールさん
入りの部分、驚いた理由を少し変更しました。
シーン内の時間の流れを整理した副作用みたいな感じです。すみません。

>コウキさん
全然OKですよ~、あくまでも少佐はコウキさんとの中継役として書いてますからね。
初対面の少年に接点を作るより、少佐を介してコウキの内面へ切り込むつもりです。

153:ケイ ◆1CUc5Z2Dzk
08/09/17 23:21:55 0
>130
また水晶骸骨の謎の男だ。
モエは真面目な話をする時にいたら場が混乱するから外に待たせておいた。
多分いや絶対ハメられているような気がするけど大人しく説明を聞くしかないのであった。
果たしたい目的があるから。

>134
モニターに守護古代ロボ一覧が映し出される。
太古の昔に与えられた使命に呪縛された哀しい同胞たちだ。
最も、向こうから見れば使命をきれいさっぱり忘れてしまった
僕達の方が哀しいのかもしれないけど……。
彼らが護ろうとしている物が何なのかは分からないけど
最深部までたどり着けば彼らの使命は終わるのは確かだ。
それにしても注意すべきは……
「二人ともくれぐれもメデューサに捕まらないでね!
君たちの機体で攻撃されたらシャレにならないからさ」
冗談めかしているけど大マジである。
そして自分が捕まったらミイラ取りがミイラでもっとシャレにならない。

>137
>「我々は大英帝国女王陛下より全権を委ねられています
我々と行動する以上 皆様が陛下の権威を傷つける事などが無いよう切に願います… 」
送っていってくれるのは嬉しいけどえらく大英帝国女王の使いとは……。
えらく大層な話になってきた。
「は、はい……承知いたしました」
なんか変だなーと思いつつも一礼するのであった。

154: ◆AGE0/R6Aiw
08/09/17 23:21:56 0
こんばんは、質問ありがとうございます。
とはいえ、昨日質問などはこちらへと言った手前早々に破るのもあれですのでネ。

議論討論スレッド@千夜万夜
URLリンク(yy44.kakiko.com)

こちらのスレを見てくださいな。

155:名無しになりきれ
08/09/17 23:35:03 0
>>154
解答ありがとうございました
以後そちらのほうに質問させていただきます
ありがとうございました

156: ◆xK7dfy5P/g
08/09/18 01:35:29 0
>139
>「ハッ、申し訳ありませんでした。」
残った軍人は教本通りの対応で済ませた。
……軍隊としてはごくごく普通の事であるはずなのに今のジェリドには
ひどく不快に感じられた。だがすぐに、杓子定規な対応のせいではなく
アンジール自身に問題がある事に気づいた……彼から覇気の類が感じられないのだ。
重要な任務を任されているにも拘らず、むしろ面倒臭いと言う空気が漂ってくる。

>「面倒な奴だな……悪いが俺に任務に関すること以外で話しかけるんじゃない。俺は面倒が嫌いなんだ」
ゲイザムと呼ばれた禿頭の大男への返答でその直感が正しい事を知った。
だからなんだと言う話だが、ジェリド的にはもっとギラギラしてる方がまだマシなのだ。
そう、それこそ今のラティフやゲイザムの様に感情を剥き出しにする方が……
(「まるで人形だな……軍人としちゃあ間違っちゃいないのかもしれんが。」)
「おいお前。今回のチームの中じゃ唯一の軍人だから先に言っとく。
 ……まぁこの面子じゃあ無理だとは思うが、暴走しそうになったら止めろよ。
 本来なら俺が行くはずだったんだが……上の許可が下りなくてな。」
事実である。どうも上層部はジェリドには別の任務を押し付けるつもりらしいのだ。

>141
>「うるせえ、軍服に指図される言われはねえよ
  特命で探索任務に従事する俺たちに偉そうな口が利ける立場かよ、ああ?」
「その特命を出してる大元ってのはどこだと思ってるんだ?
 自分の立場が分かっちゃいないようだからその頭と同じようにツルツルテカテカの
 脳みそにしっかりと書き込んでおけ。ここは俺のテリトリーだ……
 命令ひとつで本当に蜂の巣にできるんだぜ?おとなしくしてろ、基地の中ではな。」
さっきのやり取りで分かりきってた事だが案の定噛み付いてきやがった。
牙を抜かれた獣は飢え死に、相手も見ないで噛み付く獣は犬死にだ。
噛み付くなとは言わんが相手を選ぶぐらいの事はしてほしいもんだな……

>俺はガキは嫌いだが、ウジウジした奴はもっと嫌いだ!」
一番激しい反応が返ってきた。正直なところ、ジェリドの気持ちを代弁している。
「ああそうか、変なところで気が合うな。俺もガキは嫌いだし
 ウジウジしてるへなちょこは今すぐ撲殺してやりたいぐらい嫌いだ。
 でもこれも上からのお達しなんでな、下っ端に拒否権なんぞねぇよ。
 嫌なら降りてもいいんだぜ?」
数日前までは軍の調査隊の指揮官としてジェリドが下りるはずだったのだ。
それが日本政府からの要請だかなんだか知らんがガキのお守り+調査隊派遣無期限延期と
朝令暮改のオンパレード。いい加減ジェリドの比較的キレやすい堪忍袋の緒も限界間近だ。
ゲイザムに向けた言葉の端々に剣呑極まりない気配が見え隠れしている事に
果たしてどれだけの人間が気づけた事だろうか?

>149
>「はは、アンタは相変わらず苦労にまみれてんね、今日はその子の保護者かい?」
>「怖いおっちゃんだけどさ、たぶん世界中で一番キミのことを解ってくれてると思うよ?」
>「ねぇ?“少佐殿”?」
向こうも向こうで俺の事を覚えてたらしい……まぁ他人の振りもしたくならぁな。
あんな事しちまった奴が何の因果かこんな形でまた基地に入る事になるなんて、
運命の女神ってやつは相当意地が悪いらしい。
「……上からの命令でな。もうちっと可愛げとかありゃあ少しは気分も違うんだが。
 おい……悪い冗談も大概にしろよ。」
底意地の悪さならこいつも負けちゃいなかったな……過去を暴露した腹いせのつもりか。
だがそれを聞いた当の本人はと言うと……
『エレクトラさん……そんなの、太陽が西から昇る事よりもありえませんよ……。』
と来たもんだ!一瞬任務とか忘れてぶち殺してやろうかと本気で思ったね。
しかしもったいない事をしたよエレクトラは。あのまま残ってりゃディアナーンに入れたろうに。
それだけの腕と頭と度胸を持ってたんだから。トライアンフのテストパイロットなんぞ役不足だろ?


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