08/01/09 12:51:55 0
吉継「よう金吾、朝鮮じゃずいぶん痛めつけられたらしいな。天下無敵のはずの小早川軍を苦しめたのはどちらさんで?」
秀秋「その汚い顔をどけろ」
吉継「太閤殿下はお怒りだぜ。おまえのとった勝手な行動にな」
秀秋「あの世に逝ったんじゃ文句も言えまい」
吉継「殿下は成人後の秀頼様に関白職を譲られるらしいぜ」
秀秋「なんだと!?」
吉継「おまえも関白職を欲しがってたらしいが、あきらめるんだな」
秀秋「関白職は渡さん!あれは俺のモンだ!」
左近「三成様、たった今、金吾中納言に向かって大谷刑部少輔殿が迎撃態勢を備えました。 それから、毛利勢は沈黙したままです。
使者を向かわせましたのでまもなく様子がつかめるでしょう」
三成「まあ、問題は私に逆らった金吾の始末ですけどね」
左近「刑部殿は太閤殿下から百万の軍勢を指揮できる実力と評された武将ですから、金吾もただでは済まないでしょう」
吉継「へっへっへ、金吾・・・やっとライバル同士決着をつけるときがやってきたようだな」
秀秋「ライバル同士だと?くっくっく、じゃあいいものを見せてやろう」
吉継「けっ逃げ足の速さをか?」
秀秋「寄騎の寝返りをだ!!」
吉継「ね、寝返りだと?!」
秀秋「脇坂・朽木・小川・赤座の動きをよーくみてみやがれ!!!」
吉継「ば・・・ばかな!!もともと俺とおまえは互角の兵力のはず」
秀秋「まぬけめ!!小早川軍は絶えず実戦で戦っていたんだ!朝鮮じゃ死にかけたほどの戦いだった!!
太閤殿下の元でぬくぬくとしていた貴様とといつまでも互角だとおもうか!」
郷舎「どうした左近?」
左近「いや、遠眼鏡の故障だと思うが、小早川軍の兵力が2万を超えた辺りで・・・」
郷舎「そりゃ故障だぜ。おまえの遠眼鏡は堺製だからな。・・・そんな馬鹿な。俺の南蛮製でも2万4千に見えやがる」
吉継「ま、待て! 俺と手を組めば天下を取れるぜ。…あ、治部少輔!」
秀秋「なにぃ!?」
吉継「はーっはははっ、さすがのお前も不意にこれだけの銃撃を食らえばただでは済むまい」
秀秋「そんな銃撃で我が軍勢を倒せると思ったか。つまりおまえはこの俺を完全に怒らせたという事だ」
吉継「ぎゃー」
秀秋「けっ、汚ねぇ花火だ」