09/02/11 23:34:31 0
>>806 感情
少し言葉が足りなかったな。無いんだ……僕には"感情"自体が
メイヤと契約を交わした時、そのままじゃ“力の器”が少し小さかったみたいで
僕は現在・過去・未来の運命と一緒に記憶と感情を捧げてフレイムヘイズになった
だから以前の自分も思い出せないし、感情もほとんど残ってないんだ
《コクトの無愛想は契約前からでした……そちらの契約者は楽しげですね“遠見の賢者”。
彼の場合は「紳士を名乗る変態」の称号の方が実状に即している気がしないでもありません》
……メイヤ、例の外界宿に行くのはしばらくやめたらどうだ
《ご希望でしたら私を口説いていただいても構いませんよ“鉄壁の守り手”。
ふふ……その際にはユカリと貴方の二人で私を取り合うことになってしまいますね》
――罪深いな
《愛が罪だというのならば、生きとし生けるものはすべて罪人です》
…違う。僕は例えで言ってるんじゃない
君は人の道を踏み外してる……もう少し相手の気持ちも考えるべきじゃないのか
《この際、人道的諸要素は気にしません。紅世にあらずとも本来“王”とはそういうものです》
>>810 正体
《それは残念です“失恋の開発者”。間違いないと思ったのですが》
それ以上の詮索は止せ。いくら仮面を着けてたって
本人を知ってる周りの連中が気付かないなんて、あるわけないだろ
《ミスターブシドーといえば、私のお友達の戦術予報士さんがこう言っていました。
彼の正体が気になる。情報をくれる素敵な殿方いたら好きになってしまうかも。と》
>>811 意外
――こういうカタチで“力”を回復するのは、こっちも初めてだ
だけど平井さん……やっぱりこの方法はまずかったんじゃないのか?
僕たちを助けてくれる気持ちは嬉しいけど、君が無理をするのはダメだ
《意外だなんて。遠慮せずに褒めてくださいユカリ…私は見ての通りの善良な“王”です。
それに私達の純愛を応援してくれているのはコクトの方ですよ。身体も貸してくれますし》
それなんだけど……メイヤ、ひとつ聞きたいことがある
《却下です》
いや。平井さんは本当に―
《―却下です》