09/02/01 21:45:46 0
>>725 戦力差
相手によっては「当たらなければ」ってわけにもいかない
武器だけじゃなく防具の性能も大事になるってコトか
《『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルも、このような言葉を残しています。
―曰く「仮面がなければ即死だった」と》
メイヤ……後できちんと、そのカルメルさんとやらに謝っておけ
>>726 マッハパンチ！
《コクト、損傷状況を》
―ッ！！肋骨が二、三本やられてる。ヤツも“徒”なのか？
《そうではありません。ですが、先日外界宿から取り寄せた資料に彼の名が》
……ここを何とか切り抜けたら、後で目を通しておく
《貴方の逃げ足に期待します。ちなみに、その資料は民明書房の―》
―オーケー。事情は大体それで把握した
>>727 怒ってみろ
「僕を……これ以上怒らせるな！！」
少年はレンズの片側がひび割れて用を成さなくなった眼鏡を片手で放り捨てた。
代わりに両手に握り込まれた筒状の神器が、咆哮と共に夜空へと突き上げられる。
その先端に炎が渦巻き、月光色の火花を迸らせながら背丈ほどの長さにまで伸びた。
やがて、棒状に収束した光が刀身の形状に安定する……宝具『グラジオラス』の顕現。
どこまでも静かで冷たい宝具の佇まいとは裏腹に、担い手は激情のままに夜空を駆ける。
駆け引きなど存在しない一直線の突進。振り下ろされた刃の残光が三日月の軌跡を描いた。
…
……で、次回へ続くのか？その妄想芝居は
《―このような熱い展開が私の希望でした。それなのに実際の貴方ときたら》
駆け出しの僕にそんな痛快娯楽アクションを要求されても困る