09/06/20 00:01:15 0
一人で旅するようになって二年。
兄上は今頃どうしている事だろうか…
>596
さて、店主お勧めの味とはどれほどのものか確かめ…
……騒がしい事だ。食事時くらいは静かにしろと親に教わらなかったのか?
まだ葡萄酒も出てきておらんのだ、邪魔をしないで貰いたい。
>597-598
ふむ、確かによい考えだな。情報を得るなら酒場が最上だという事だな。
私も丁度葡萄酒を一杯頼んだところだ、良かったら一緒に飲まないか?
私の名はヴェズティアナ…ヴェズティアナ・グレースだ。ティアナと呼んでくれればよい。
一介の旅人が彫刻屋に仕事を頼む事があるかは分からないが…宜しく頼む、ブラウ。
……ところで。どうもこれは、ゆったりと飲んでいられる状況では無くなっているようだな。
ブラウ、腕は立つほうか?腕に覚えがあるならば、私の背中を守ってはくれないだろうか。
>599
主人、あの者はどうするつもりで――
…何という素早さだ、つい先ほどまでそこに居たというのに。
その逃げ足の速さには感服するが、この状況において主人の行動には呆れる他ないな…
>600
我関せずを決め込むか、それも良かろう。
しかし店主が逃げた今、貴様らが巻き込まれずに済むように守ってくれる者はおらんのだぞ?
全く、仕方の無い連中だ…
>601
――三人、か。
やれない数ではないが、如何せん場所が悪い。
ツヴァイハンダーは使えぬな、外に出せたならよいのだが…
>602
ふ、私が貴族だったらきっと随分な田舎貴族なのだろうな。この規模の街で久しぶりなのだぞ?
態度については親の躾が良かったらしい、時折貴様のように私を貴族と言う者が出てくる。
アルベルティか、私の名はヴェズティアナ。ティアナで構わない。
さて、軽く飲みながら情報収集とは行かなくなったところだが…ほう、アル、貴様が引き受けるというのか。
――仮にも名を知った仲だ、付き合ってやるとしよう。
(立ち上がると、アルの横に立ち)
貴様ら、暴れたいのならば私が相手になってやろう。
こんな小娘一人叩き伏せられぬわけではあるまい?