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そしたら、男は言ったんだな。
「いや、本当に助かったよ。ありがとう。」
「ば、ばか!死ねばよかったのに、って言ってるのよ!なに感謝してんのよ!」
「でも、君がいてくれなくちゃ僕は死んでいた。ごめんね、君だって辛かっただろうに、僕を助けてくれて。」
「だ、だからあ、お礼言ってんじゃないわよ!まったく、なんなのよ、あんたは・・・・・・・・。」
数日後、その男はまたそのカーブを通ったんだな。
そしたら、いつのまにかバックミラーに女性が座ってたんだな。
「あれ?もしかして君は・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・お弁当?」
「へ?」
「ご飯作りすぎちゃったから、お弁当にして持ってきたのよ!べ、別にあんたのために作ったんじゃないんだからね!」
「わあ、ありがとう♪じゃあ、その先のサービスエリアで一緒に食べようか?」
「あ、あんたね、分かってるの?あたしはね・・・・・・・・。」
「うん、僕を助けてくれて、お弁当を作ってくれた人。」
「・・・・・・・・・・・は、早く、サービスエリア行きなさいよ!」