07/07/04 23:56:20 0
その頃、母屋の屋根裏部屋では喫茶店の監視モニターを覗き込み、
アルファとココネMarkⅡが盛り上がっていた。
アルファ「ほらな。マッキちゃん本番に弱いやろ!!普段ツンツンしてるだけに逆に可愛いわぁ!!」
ココネ 「ほ、ホンマですなぁ!!アルファさんとワテが死んだなんて嘘やのに、健気ですわぁ。(笑)」
アルファ「ああ、また声が裏返っとる!!手も震えてまっせ、マッキはん!!しっかりしてやぁ!!」
ココネ 「メイポロの原液も濃すぎや!!そんなドロドロ飲めますかいな!!」
アルファ「オロオロしたって、コーヒーは入りませんで!!お客さんお待ちや、オロオロマッキはん!!」
ココネ 「オロオロマッキ!!ええ響きですやん!!店の名前も「喫茶オロオロマッキ」に変えたらどないでしょ!!」
その後、3日間に渡り、二人は屋根裏部屋でマッキの「オロオロぶり」を堪能したあと、何事もなかったように階下に下りていった。
「蘇生がうまくいき、二人とも死なずに済んだ。」と嘘の説明を受け、まんまと信じ込んだマッキは、それからも嬉々として働き、
時々「買い出しに出かける。」と言って居なくなる二人が、自分のオロオロぶりを屋根裏部屋で鑑賞しているとは知るよしもなかった。
この二人の悪魔じみた行いがマッキの知るところとなるのは、それからかなり経ったある冬の寒い日のことである。
てろてろの歴史がまた1ページ。