09/07/09 05:28:05
樽の中より失礼仕る。
鳴海より振舞われた樽酒は仲魔達に分杯とさせてもらった。
各々の飲みっぷり実に天晴れであった。
鳴海に感謝の念を抱きつつ空になった樽の底で感慨に浸っていたのだが…。
出られなくなった。
>268
ホウ…匂うな。
巷間によくある色恋沙汰と片付けてしまう訳にはいかぬようだ。
議員成田の一件にも似て、何か引っかかる。
裏側に大きな、ドス黒い陰謀が蠢いている予感がするのだ。
此れは調査してみる価値がありそうだ。
おい十四代目、雷堂…別件依頼として引き受けてみるか？
…その前に樽から救い出してくれ。
ニャウ。
>270 猿
此れは…また随分と大きな、キョウトの古根付だな。
大き過ぎて本来の用途に適さぬではないか。
彫りは悪くない…相応に腕のある職人の手による物と見受けはするが…。
変り種の珍品好きな金王屋に持っていくか。
>271 打ち水
…その手があったか！
築土町は猫に優しい町であるとは云えど、昨今は舗装路ばかりでな。
此れが天日に晒されると、この上なく熱気を帯びるのだ。
肉球では容易に足踏み入れる事もまかりならぬ程だぞ。
思わず二足歩行してしまいたくなる…とにかく熱いのだ舗装路は！
近代都市は酷だ、酷なのだ！